JP2005097012A - 水素製造装置および該装置を用いた高純度水素製造方法 - Google Patents

水素製造装置および該装置を用いた高純度水素製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 水素分離膜の合金化や損傷発生を防ぐことによって、より効率的に高純度水素を得ることが可能な水素製造装置、および当該装置を用いた高純度水素製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の水素製造装置X1は、改質触媒10を有し、当該改質触媒を用いて原料ガスMを水蒸気改質反応させることにより、水蒸気改質ガスSを発生させるための改質手段と、水蒸気改質ガスSから選択的に水素ガスHを分離するための水素分離手段11とを備え、改質手段および水素分離手段11が1つの反応器内に収容されているものであって、改質手段の改質触媒10と水素分離手段11とを隔離するための隔離手段12をさらに備え、隔離手段12と水素分離手段11との間には、水蒸気改質ガスSが通過するための隙間15が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、メタノール、ジメチルエーテルなどのアルコール類、エーテル類を水蒸気改質して高純度水素ガスを工業的に製造するのに適した水素製造装置、および該装置を用いた高純度水素製造方法に関する。
メタノールなどのアルコール類などを水蒸気改質して得られる水蒸気改質ガスを精製装置によって精製することにより高純度水素を得る技術において、当該精製装置の多くには、圧力スイング吸着法によって水素以外の不純物を吸着除去する技術が採用されてきた。しかし、圧力スイング吸着法を利用した精製装置を用いて水蒸気改質ガスの精製を行う場合は、水蒸気改質ガスを常温まで冷却する必要があるため、当該水蒸気改質ガスの反応熱を有効利用することができなかった。加えて、水蒸気改質反応を行うための反応器と精製装置とが別々になるため、水素製造装置のコンパクト化を図ることも困難であった。
そこで、水蒸気改質ガスの反応熱を有効利用するとともに、装置をよりコンパクト化する技術として、水蒸気改質ガスをパラジウム合金膜に接触させることにより水素を選択的に透過させる技術が開発されている。具体的には、原料ガスを水蒸気改質するための改質触媒が充填された改質触媒部に水素分離膜であるパラジウム合金膜を一体化させたメンブレンリアクタが開発され、公知となっている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に開示されている技術は、メンブレンリアクタの基本原理を示したものに過ぎず、工業的規模に応用することが困難であったが、工業的規模で利用可能なメンブレンリアクタも既に開発され、公知となっている(例えば、特許文献2,3参照。)。
特許文献1〜3に開示されているメンブレンリアクタは、いずれも改質触媒が充填されている改質触媒部とパラジウム合金膜とが直接的に接触するように配されており、水蒸気改質反応と同時に水素の透過を行う構造となっている。しかし、パラジウム合金膜は、物理的な接触により傷つき易いため、改質反応部の改質触媒とパラジウム合金膜とが直接的に接触した状態であると、パラジウム合金膜の表面でパラジウム合金と改質触媒中の金属とが合金化することにより水素透過性能が低下してしまうという問題があった。加えて、パラジウム合金膜が損傷することにより欠陥(ピンホール)が発生すると、当該ピンホールから水素以外の不純物ガスが通過してしまい、精製により得られる水素ガスの純度が極端に低下してしまうという問題もあった。
特開平4−321502号公報 特表2000−510526号公報 特開2000−128505号公報
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、水素分離膜の合金化や損傷発生を防ぐことによって、より効率的に高純度水素を得ることが可能な水素製造装置、および当該装置を用いた高純度水素製造方法を提供することを課題とする。
本発明の第1の側面によると、改質触媒を有し、当該改質触媒を用いて原料ガスを水蒸気改質反応させることにより、水蒸気改質ガスを発生させるための改質手段と、上記水蒸気改質ガスから選択的に水素ガスを分離するための水素分離手段とを備え、上記改質手段および上記水素分離手段が1つの反応器内に収容されている水素製造装置であって、上記改質手段の上記改質触媒と上記水素分離手段とを隔離するための隔離手段をさらに備え、上記隔離手段と上記水素分離手段との間には、上記水蒸気改質ガスが通過するための隙間が設けられていることを特徴とする水素製造装置が提供される。
このような構成によると、改質手段の改質触媒と水素分離手段とが隔離手段により隔離されている。そのため、例えば水素分離手段としてパラジウム合金膜を使用しても、当該パラジウム合金膜を構成するパラジウム合金と改質触媒中の金属とは合金化しない。したがって、このような合金化による水素透過性能の低下を防ぐことができ、より効率的に水素の製造を行うことが可能となる。また、隔離手段と水素分離手段との間には隙間が設けられているので、改質触媒が直接的にパラジウム合金膜に接触して当該パラジウム合金膜が損傷することに起因する欠陥(ピンホール)の発生も防がれ、このような欠陥から水素以外の不純物ガスが通過することは殆どなく、高純度の水素を安定して得ることが可能となる。
好ましくは、上記隙間の幅は、1〜50mm、特に1〜20mmである。隙間の幅が1mm未満になると、隔離手段と水素分離手段とが接触するおそれがあり、この接触により水素分離手段が損傷してしまう可能性がある。例えば水素分離手段としてパラジウム合金膜を用いる場合は、パラジウム合金膜が損傷することに起因してピンホールが発生するため、水素の分離精製性能が低下してしまう。また、隙間の幅が50mmを超えると、隙間を通過する水蒸気改質ガスと水素分離手段との接触効率が低下するため、水素分離手段により分離精製される水素ガスの回収量が低下してしまう。
好ましくは、水素製造装置は、上記隙間を通過する水蒸気改質ガスのうち上記水素分離手段を透過しない未透過ガスを空気とともに触媒燃焼させることにより得られる燃焼熱を熱源として上記反応器を加熱するための加熱手段をさらに備える。このような構成によると、反応器を加熱するための燃焼用原料を別途用意する必要が無くなるため、製造される水素の製造コストをより低減することが可能となる。
好ましくは、上記加熱手段は、上記反応器の周囲に空間部を形成しつつ当該反応器を取り囲むジャケット部と、上記空間部に燃焼触媒を充填することにより形成される燃焼触媒層とを有し、上記未透過ガスおよび空気が上記燃焼触媒層を通過するように構成されている。このような構成によると、燃焼触媒層と反応器とが一体化されるため、水素製造装置全体としての構成をよりコンパクトにすることが可能となる。
好ましくは、水素製造装置は、上記加熱手段における触媒燃焼により得られる燃焼排ガスの熱エネルギを上記空気の加熱に用いるための排ガス熱交換手段をさらに備える。このような構成によると、燃焼排ガスが有する熱エネルギをより有効に利用することが可能となるため、水素製造装置全体としての熱効率が向上する。したがって、加熱に要するエネルギの使用量の低減を図ることが可能となり、ひいては製造される水素の製造コストの低減を図ることが可能となる。また、空気を予め加熱することにより、加熱手段における触媒燃焼の燃焼効率も向上させることが可能となる。
好ましくは、水素製造装置は、上記水素分離手段により上記水蒸気改質ガスから分離精製された水素ガスの熱エネルギを上記原料ガスおよび/または上記空気の加熱に用いるため水素ガス熱交換手段をさらに備える。このような構成によると、分離精製された水素ガスが有する熱エネルギをより有効に利用することが可能となるため、水素製造装置における熱効率が向上する。したがって、加熱に要するエネルギの使用量の低減を図ることが可能となり、ひいては製造される水素の製造コストの低減を図ることが可能となる。
本発明の第2の側面によると、本発明の第1の側面に係る水素製造装置を用いて、精製された水素を製造することを特徴とする高純度水素製造方法が提供される。このような方法によると、本発明の第1の側面について説明したのと同様の利点を享受することができる。
好ましくは、上記改質手段の上記改質触媒中の反応温度は、200〜350℃である。改質触媒中の反応温度が200℃未満になると、改質手段における原料ガスの水蒸気改質反応が充分に起こらなくなる可能性がある。水蒸気改質反応が充分に起こらないと、水蒸気改質ガスが充分に得られなくなるため、水素分離手段によって分離精製することにより得られる高純度水素ガスの回収量が低下してしまう。また、改質触媒中の反応温度が350℃を超えると、改質触媒が失活してしまう可能性があり、水蒸気改質ガスが充分に得られなくなるため、水素分離手段によって分離精製することにより得られる高純度水素ガスの回収量が低下してしまうおそれがある。
好ましくは、上記改質手段の上記改質触媒中の反応圧力は、0.5〜4.0MPaである。改質触媒中の反応圧力が0.5MPa未満になると、水素分離手段により隔てられた一方の空間(隔離手段と水素分離手段との隙間部分)と、他方の空間(水素分離手段である水素分離管の内部)との間の圧力差を充分に得ることができない可能性がある。この圧力差が充分でないと、水素分離手段における水素ガスの透過率が低下してしまい、ひいては水素分離手段によって分離精製することにより得られる高純度水素ガスの回収量が低下してしまう。また、改質触媒中の反応圧力が4.0MPaを超えても、増圧に見合うだけの高純度水素ガス回収量の増加を得ることができないので、加圧に要する動力が無駄となり実用的でない。
本発明のその他の利点および特徴については、以下に行う発明の実施形態の説明から、より明らかとなるであろう。
本発明の第1の実施形態に係る水素製造装置X1について、図1〜3を参照しつつ具体的に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる水素製造装置X1の概略構成図である。図2は、図1に示す水素製造装置X1の要部拡大図である。図3は、図2の線III−IIIに沿った断面図である。
水素製造装置X1は、図1に示すように、本体部1と、燃焼部2と、第1熱交換器3と、第2熱交換器4と、第3熱交換器5とを備えており、原料ガスMを水蒸気改質させ、得られる水蒸気改質ガスSから選択的に水素ガスHを分離精製することにより高純度水素ガスHを製造するためのものである。本実施形態においては、原料ガスMとしてメタノールと水蒸気との混合ガスを用いて説明するが、その他のアルコール類あるいはエーテル類(例えば、ジメチルエーテル)をメタノールに代えて用いてもよい。水蒸気改質ガスSは、本実施形態においては水素および二酸化炭素を含む混合ガスである。
本体部1は、図2および図3に示すように、改質手段としての改質触媒10と、水素分離手段としての水素分離管11と、隔離手段としての内管12と、反応器外管13と、ジャケット管14とを備えている。各管11〜14は、同心円状の多重管構造となっており、水素分離管11と内管12との間には第1環状空間15(以下、適宜「隙間」と呼ぶこともある)が形成され、内管12と反応器外管13との間には第2環状空間16が形成され、反応器外管13とジャケット管14との間には第3環状空間17が形成されている。
改質触媒10は、原料ガスMを水蒸気改質させて水蒸気改質ガスSを得るために使用される触媒であり、第2環状空間16の下方に設けられている多孔板18上に積層するようにして、当該第2環状空間16に充填されている。改質触媒としては、銅系触媒、亜鉛系触媒あるいは遷移金属系触媒などが挙げられる。
水素分離管11は、基体としての多孔質管(図中では詳細に示さず)と、当該多孔質管の外表面を覆うように形成された水素選択透過性を有する水素分離膜(図中では多孔質管と一体のものとして描いている)とを有している。水蒸気改質ガスSが水素分離管11の外表面に接触すると、水素分離管11の内外圧力差と水素分離膜の作用により、水蒸気改質ガスS中の水素ガスHが選択的に水素分離管11の内部に取り込まれる。水素分離膜としては、例えばパラジウム合金膜が挙げられる。また、図示の実施形態では、水素分離管11は、閉端管状構造であり、上端部に水素分離膜により選択的に水素分離管11の内部に取り込まれた水素ガスHを本体部1外に導出するための水素ガス導出口110を有している。
内管12は、改質触媒10と水素分離管11とを離隔するとともに、改質触媒10と水素分離管11との間に水蒸気改質ガスSが通過するための隙間15(第1環状空間)を形成するためのものである。この隙間15の幅wは、1〜50mmとするのが好ましく、より好ましくは1〜20mmである。また、内管12は、上端部が開放され、下端部が閉じられた管状構造であり、下端部に第1環状空間15から未透過ガスUを導出するための未透過ガス導出口120を有している。ここで、未透過ガスUとは、水素分離管11により水蒸気改質ガスSから水素ガスHを分離除去した残りのガスである。
反応器外管13は、閉端管状構造であり、下端部に原料ガスMを第2環状空間16に導入するための原料ガス導入口130を有している。
ジャケット管14は、閉端管状構造であり、上端部に後述する燃焼部2から供給される燃焼排ガスEを第3環状空間17に導入するための排ガス導入口140を有し、下端部に第3環状空間17から燃焼排ガスEを導出するための排ガス導出口141を有している。
燃焼部2は、燃焼触媒20を備えており、未透過ガス導出口120を介して導出される未透過ガスUを別途供給される空気Aとともに触媒燃焼することにより得られる高温の燃焼排ガスEをジャケット管14の排ガス導入口140を介して第3環状空間17に供給するためのものである。燃焼触媒は、所定の担体に担持させた白金などの酸化触媒であり、担体としては、アルミナや熱的に安定なセラミックなどを用いることができる。
第1熱交換器3は、ジャケット管14の排ガス導出口141を介して導出される燃焼排ガスEの熱エネルギを利用して、燃焼部2に供給される空気Aを予備加熱するためのものである。
第2熱交換器4は、水素分離管11の水素ガス導出口110を介して導出される水素ガスHの熱エネルギを利用して、反応器外管13の原料ガス導入口130を介して第2環状空間16に供給される原料ガスMを予備加熱するためのものである。
第3熱交換器5は、水素分離管11の水素ガス導出口110を介して導出される水素ガスHの熱エネルギを利用して、燃焼部2に供給される空気Aを予備加熱するためのものである。したがって、本実施形態においては、空気Aは、上記第1熱交換器3とこの第3熱交換器5とよって二段階で予備加熱されることになる。
以上の構成を有する水素製造装置X1を用いた高純度水素製造方法について、具体的に説明する。なお、改質触媒10中の温度は200〜350℃、圧力は0.5〜4.0MPaに制御される。
原料ガスMは、原料ガス導入口130を介して反応器外管13内に供給される。反応器外管13内に供給された原料ガスMは、多孔板18を介して、第2環状空間16に充填されている改質触媒10中に移動し、その触媒10の作用を受けた水蒸気改質反応により水蒸気改質ガスS(水素と二酸化炭素を含む)となる。得られた水蒸気改質ガスSは、内管12の開放されている上端部から第1環状空間15に移動し、水蒸気改質ガスSに含まれる水素ガスHは、第1環状空間15を通過する間に、水素分離管11の内部に透過し、水素ガス導出口110を介して導出される。導出された高純度水素ガスHは、まず第2熱交換器4に供給されて原料ガスMと熱交換を行い、次に第3熱交換器5に供給されて空気Aと熱交換を行った後、回収される。一方、第1環状空間15(隙間)に移動した水蒸気改質ガスSのうち水素分離管11に透過されない未透過ガスUは、内管12の未透過ガス導出口120を介して燃焼部2に供給される。燃焼部2に供給された未透過ガスUは、別途供給される空気Aとともに当該燃焼部2の燃焼触媒20の作用によって燃焼され、燃焼排ガスEとなる。得られた高温の燃焼排ガスEは、燃焼部2から排ガス導入口140を介してジャケット管14内の第3環状空間17に供給される。第3環状空間17に供給された燃焼排ガスEは、反応器外管13を介して改質触媒10を加熱した後、排ガス導出口141を介して導出される。導出された燃焼排ガスEは、第1熱交換器3に供給され、空気Aと熱交換を行った後、排出される。
本実施形態にかかる水素製造装置X1は、改質触媒10と水素分離管11とが内管12により隔離されている。そのため、例えば水素分離管11としてパラジウム合金膜を使用しても、当該パラジウム合金膜を構成するパラジウム合金と改質触媒10中の金属とは合金化しないので、水素透過性能の低下を防ぐことができ、より効率的に高純度水素ガスHの製造を行うことが可能となる。また、改質触媒10が直接的にパラジウム合金膜に接触して当該パラジウム合金膜が損傷することに起因する欠陥(ピンホール)の発生も防がれるので、水素ガスH以外の不純物ガス(例えば、二酸化炭素ガス)が水素分離管11を通過することも殆どなく、高純度水素ガスHを安定して得ることが可能となる。
また、水素製造装置X1は、未透過ガスUを空気Aとともに燃焼部2で触媒燃焼させることにより得られる燃焼排ガスEを用いて改質触媒10を加熱することが可能な構成を有している。したがって、燃焼部2の燃料を外部から別途供給する必要が無くなるため、製造される高純度水素ガスHの製造コストをより低減することが可能となる。
さらに、水素製造装置X1は、燃焼排ガスEが有する熱エネルギを空気Aの加熱に用いるための第1熱交換器3と、高純度水素ガスHが有する熱エネルギを原料ガスMおよび空気Aの加熱に用いるための第2および第3熱交換器4,5を備えている。これにより、燃焼排ガスEおよび高純度水素ガスHが有する熱エネルギをより有効に利用することが可能となるため、水素製造装置X1における熱効率が向上する。したがって、加熱に要するエネルギの使用量の低減を図ることが可能となり、ひいては製造される高純度水素ガスHの製造コストの低減を図ることが可能となる。また、空気Aを予め加熱することにより、燃焼部2における触媒燃焼の燃焼効率も向上させることが可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態にかかる水素製造装置X2について、図4〜6を参照しつつ具体的に説明する。図4は、本発明の第2の実施形態にかかる水素製造装置X2の概略構成図である。図5は、図4に示す水素製造装置X2の要部拡大図である。図6は、図5の線VI−VIに沿った断面図である。なお、第2の実施形態において、第1の実施形態と実質的に同一の部材および部分には、同一の符号を付している。
第1の実施形態に係る水素製造装置X1と同様に、第2の実施形態に係る水素製造装置X2も、図4に示すように、本体部1’を備えており、原料ガスMを水蒸気改質させ、得られる水蒸気改質ガスSから選択的に水素ガスHを分離精製することにより高純度水素ガスHを製造するためのものである。しかしながら、本体部1’の構成は第1の実施形態のものとは以下の点で異なる。
すなわち、図5および図6に示すように、本体部1’は、反応器外管13とジャケット管14’との間の第3環状空間17において、燃焼触媒20を収容している。燃焼触媒20は、第3環状空間17の下方に設けられている多孔板19上に積層するようにして、当該第3環状空間17に充填されている。
内管12’は、下端部に第1環状空間15から第3環状空間17に未透過ガスUを供給するための未透過ガス供給口121を有している。
ジャケット管14’は、上端部に第3環状空間17から燃焼排ガスEを導出するための排ガス導出口141’を有し、下端部に第3環状空間17に空気Aを導入するための空気導入口142を有している。
以上の構成を有する水素製造装置X2を用いた高純度水素製造方法について、具体的に説明する。なお、改質触媒10中の温度は200〜350℃、圧力は0.5〜4.0MPaに制御される。
原料ガスMから高純度水素ガスHを回収までの流れは本発明の第1の実施形態において説明したのと同様である。一方、第1環状空間15に移動した水蒸気改質ガスSのうち水素分離管11に透過されない未透過ガスUは、内管12’の未透過ガス供給口121を介して第3環状空間17に供給される。第3環状空間17に供給された未透過ガスUは、ジャケット管14’の空気導入口142を介して供給される空気Aとともに当該第3環状空間に充填された燃焼触媒20の作用によって燃焼され、燃焼熱を発生させつつ燃焼排ガスEとなる。発生した燃焼熱は、反応器外管13を介して改質触媒10を外周から加熱する。また、発生した燃焼排ガスEは、第3環状空間17から排ガス導出口141’を介して導出される。導出された燃焼排ガスEは、第1熱交換器3に供給され、空気Aと熱交換を行った後、排出される。
本実施形態にかかる水素製造装置X2では、燃焼触媒20は第3環状空間17に充填されるため、本体部1’の外部に別途燃焼部2などを設けなくてすむ。したがって、水素製造装置X2をよりコンパクトにすることが可能となる。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々の変更が可能である。
次に、本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1では、図1に示す水素製造装置X1を用いて、水蒸気を含んだメタノールを原料ガスMとして、高純度水素ガスHの製造を行った。
(水素製造装置X1)
水素製造装置X1における本体部1のジャケット管14は、200Aのステンレス管(長さ:600mm、外径:216mm、内径:208mm)、反応器外管13は、150Aのステンレス管(長さ:500mm、外径:165mm、内径:158mm)、内管12は、50Aのステンレス管(長さ:400mm、外径:60mm、内径:55mm)である。また、水素分離管11は、水素分離膜がパラジウム合金膜で作られた管(長さ:300mm、径:50mm)である。このとき、水素分離管11と内管12との間の隙間(第1環状空間)15の幅wは、2.5mmとなる。反応器外管13と内管12との間の第2環状空間16には、銅、亜鉛系の酸化物である改質触媒10を6L充填した。
(原料ガスM)
原料ガスMは、メタノールおよび水蒸気が各々0.2kmol/hr(メタノール)、0.3kmol/hr(水蒸気)の流量で供給される混合ガスである。
上述の流量で供給される原料ガスMを予め加熱および気化して、当該原料ガスMの温度を250℃とした上で、原料ガス導入口130を介して上述の構成を有する水素製造装置X1に導入した。一方、水素製造装置X1の第3環状空間17へ燃焼部2から燃焼排ガスEを導入することによって、改質触媒10における反応温度が250℃を保持できるように加熱した。また、改質触媒10における反応圧力は、0.6MPaとした。
これにより得られた高純度水素ガスHと未透過ガスUのガス量とガス成分を各々分析すると、メタノールの反応率は99%であり、得られた高純度水素ガスHの純度は99.99%、水素回収率は80%であった。また、純度99.99%の高純度水素ガスHの取得量は10.65Nm3/hrであった。
実施例2では、図1に示す水素製造装置X1を用いて、水蒸気を含んだジメチルエーテルを原料ガスMとして、高純度水素ガスHの製造を行った。
(水素製造装置X1)
反応器外管13と内管12との間の第2環状空間16に、銅、亜鉛系の酸化物である触媒とγ−アルミナ触媒とを物理混合した改質触媒10を6L充填した以外は、実施例1と同様の構成である。
(原料ガスM)
原料ガスMは、ジメチルエーテルおよび水蒸気が各々0.05kmol/hr(ジメチルエーテル)、0.225kmol/hr(水蒸気)の流量で供給される混合ガスである。
上述の流量で供給される原料ガスMを予め、加熱および気化して、当該原料ガスMの温度を300℃とした上で、原料ガス導入口130を介して上述の構成を有する水素製造装置X1に導入した。一方、水素製造装置X1の第3環状空間17へ燃焼部2から燃焼排ガスEを導入することによって、改質触媒10における反応温度が300℃を保持できるように加熱した。また、改質触媒10における反応圧力は、0.6MPaとした。
これにより得られた高純度水素ガスHと未透過ガスUのガス量とガス成分を各々分析すると、ジメチルエーテルの反応率は95%であり、得られた高純度水素ガスHの純度は99.99%、水素回収率は80%であった。また、純度99.99%の高純度水素ガスHの取得量は5.11Nm3/hrであった。
実施例3では、図4に示す水素製造装置X2を用いて、水蒸気を含んだメタノールを原料ガスMとして、高純度水素ガスHの製造を行った。
(水素製造装置X2)
水素製造装置X2における本体部1’のジャケット管14’は、200Aのステンレス管(長さ:600mm、外形:216mm、内径:208mm)、反応器外管13は、150Aのステンレス管(長さ:500mm、外径:165mm、内径:158mm)、内管12’は、50Aのステンレス管(長さ:400mm、外径:60mm、内径:55mm)である。また、水素分離管11は、水素分離膜がパラジウム合金膜で作られた管(長さ:300mm、径:50mm)である。このとき、水素分離管11と内管12’との間の隙間(第1環状空間)15の幅wは、2.5mmとなる。反応器外管13と内管12’との間の第2環状空間16には、銅、亜鉛系の酸化物である改質触媒10を6L充填した。反応器外管13とジャケット管14’との間の第3環状空間17に、白金系の酸化触媒である燃焼触媒20を5L(充填高さ400mm)充填した。
(原料ガスM)
原料ガスMは、メタノールおよび水蒸気が各々0.2kmol/hr(メタノール)、0.3kmol/hr(水蒸気)の流量で供給される混合ガスである。
上述の流量で供給される原料ガスMを予め、加熱および気化して、当該原料ガスMの温度を250℃とした上で、原料ガス導入口130を介して上述の構成を有する水素製造装置X2に導入した。一方、水素製造装置X2の第3環状空間17に充填された燃焼触媒20で発生する燃焼熱によって、改質触媒10における反応温度が250℃を保持できるように加熱した。また、改質触媒10における反応圧力は、0.6MPaとした。
これにより得られた高純度水素ガスHと未透過ガスUのガス量とガス成分を各々分析すると、得られた高純度水素ガスHの純度は99.99%で、その取得量は10.65Nm3/hrであった。また、原料ガスMのメタノールからの水素生成率と水素回収率のオーバーオールの取得率は79.2%であった。
本発明の第1の実施形態にかかる水素製造装置の概略構成図である。 図1に示す水素製造装置の要部拡大図である。 図2の線III−IIIに沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態にかかる水素製造装置の概略構成図である。 図4に示す水素製造装置の要部拡大図である。 図5の線VI−VIに沿った断面図である。
符号の説明
X1,X2 水素製造装置
M 原料ガス
S 水蒸気改質ガス
H 水素ガス
U 未透過ガス
E 燃焼排ガス
1,1’ 本体部
2 燃焼部
3 第1熱交換器(排ガス熱交換手段)
4 第2熱交換器(水素ガス熱交換手段)
5 第3熱交換器(水素ガス熱交換手段)
10 改質触媒(改質手段)
11 水素分離管(水素分離手段)
12,12’ 内管(隔離手段)
13 反応器外管(反応器)
14,14’ ジャケット管(ジャケット部)
15 第1環状空間(隙間)
16 第2環状空間
17 第3環状空間(空間部)
18,19 多孔板
20 燃焼触媒(燃焼触媒層)

Claims (9)

  1. 改質触媒を有し、当該改質触媒を用いて原料ガスを水蒸気改質反応させることにより、水素ガスを含む水蒸気改質ガスを発生させるための改質手段と、上記水蒸気改質ガスから選択的に水素ガスを分離するための水素分離手段とを備え、上記改質手段および上記水素分離手段が1つの反応器内に収容されている水素製造装置であって、
    上記改質手段の上記改質触媒と上記水素分離手段とを隔離するための隔離手段をさらに備え、上記隔離手段と上記水素分離手段との間には、上記水蒸気改質ガスが通過するための隙間が設けられていることを特徴とする、水素製造装置。
  2. 上記隙間の幅は、1〜50mmである、請求項1に記載の水素製造装置。
  3. 上記隙間を通過する水蒸気改質ガスのうち上記水素分離手段を透過しない未透過ガスを空気とともに触媒燃焼させることにより得られる燃焼熱を熱源として上記反応器を加熱するための加熱手段をさらに備える、請求項1または2に記載の水素製造装置。
  4. 上記加熱手段は、上記反応器の周囲に空間部を形成しつつ当該反応器を取り囲むジャケット部と、上記空間部に燃焼触媒を充填することにより形成される燃焼触媒層とを有し、上記未透過ガスおよび空気が上記燃焼触媒層を通過するように構成されている、請求項3に記載の水素製造装置。
  5. 上記加熱手段における触媒燃焼により得られる燃焼排ガスの熱エネルギを上記空気の加熱に用いるための排ガス熱交換手段をさらに備える、請求項3または4に記載の水素製造装置。
  6. 上記水素分離手段により上記水蒸気改質ガスから分離精製された水素ガスの熱エネルギを上記原料ガスおよび/または上記空気の加熱に用いるため水素ガス熱交換手段をさらに備える、請求項3から5のいずれか1つに記載の水素製造装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の水素製造装置を用いて、精製された水素を製造することを特徴とする、高純度水素製造方法。
  8. 上記改質手段の上記改質触媒中の反応温度は、200〜350℃である、請求項7に記載の高純度水素製造方法。
  9. 上記改質手段の上記改質触媒中の反応圧力は、0.5〜4.0MPaである、請求項7または8に記載の高純度水素製造方法。
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