JP2005096166A - 印刷装置 - Google Patents

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秀之 木谷
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Abstract

【課題】 紙サイズ検知機構のないローコストプリンタにおいては給紙トレイの用紙サイズをコントローラが定義し、それが要求用紙サイズと一致しているかを判定する必要がある。本発明の目的は紙サイズ検知機構のないローコストプリンタにおいて用紙選択動作を最適化することにある。
【解決手段】 不揮発性メモリに記憶する用紙サイズを拡張してANY、UNKNOWNを追加し、各種イベントに対してどのように変更されるかを定義できるようにすることで、ユーザの使用環境や運用形態に応じて動作仕様を最適化することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は用紙サイズの物理的検知機構がない給紙トレイを有する印刷装置、特にその給紙トレイから給紙する場合にその用紙サイズと要求されている用紙サイズとの同一性を判断するための手法に関する。
従来、この種の印刷装置においてはPDL(ページ記述言語)によって用紙サイズが指定され、その要求用紙サイズと給紙トレイの用紙サイズとが一致していればそのまま印刷を開始し、一致していない場合にはオペレータに対して必要な用紙サイズを要求するメッセージ等を表示する(例えば、特許文献1)。
しかしながら、一般的にマルチパーパストレイと呼ばれ印刷装置本体外部に位置する給紙トレイや、印刷装置本体に内蔵される給紙トレイであってもコスト削減やコンパクト化のためにセットされている用紙サイズを物理的には検知できない給紙トレイや印刷装置が存在する。
そのような場合には給紙トレイの用紙サイズを仮想的に決定し、それを不揮発性メモリなどに記憶しておき、それが要求用紙サイズに一致していればそのまま印刷を開始し、一致していない場合にはオペレータに対して必要な用紙サイズを要求するメッセージ等を表示するというのが一般的である。また、用紙サイズを要求するメッセージを表示後、オペレータが用紙を交換したとみなされる場合には不揮発性メモリに記憶されている用紙サイズを更新するというのが一般的である。
特開平11−291579号公報
先に述べたように従来の印刷装置においては給紙トレイの用紙サイズを仮想的に決定してそれを不揮発性メモリに記憶している。記憶されている用紙サイズと要求用紙サイズとが一致しない場合には必要な用紙サイズを要求するメッセージ等を表示し、オペレータが用紙を交換したら印刷を実行し、正常に印刷できたら不揮発性メモリに記憶している用紙サイズを変更するというのが一般的である。
しかしながら、不揮発性メモリに記憶している用紙サイズと給紙トレイに実際にセットされている用紙サイズとが一致しないケースが起こりうる。
例えば、オペレータが印刷の実行とは無関係に給紙トレイの用紙サイズを変更した場合や、要求されている用紙以外の近いサイズの用紙をセットして印刷の継続を指示した場合などである。
不揮発性メモリに記憶している用紙サイズが給紙トレイに実際にセットされている用紙サイズに一致していない状態で印刷を実行してしまうと、要求されている用紙サイズ以外の用紙に印刷してしまう。また逆に、要求されている用紙サイズが給紙トレイにセットされているにもかかわらず、不揮発性メモリに記憶している用紙サイズが一致していないために用紙の交換を要求するメッセージ等を表示してオペレータを混乱させてしまうことがある。
本発明はこのような問題点を解決することを目的としている。
前述の問題点を解決するために本発明では不揮発性メモリに記憶する用紙サイズを、A4、 Letterなどの通常用紙サイズ以外に、全ての種類の要求用紙サイズに適合するものとして処理される特殊サイズ1、及び全ての種類の要求用紙サイズに適合しないものとして処理される特殊サイズ2を設ける。以降、特殊サイズ1をANY 、特殊サイズ2をUNKNOWNと呼ぶ。
不揮発性メモリに記憶する用紙サイズがANYである場合には、給紙トレイにセットされている用紙のサイズは要求用紙サイズに一致するものとして処理を行ない、この場合には印刷実行時に用紙を交換する旨のメッセージは表示されない。
不揮発性メモリに記憶する用紙サイズがUNKNOWNである場合には、給紙トレイにセットされている用紙のサイズは要求用紙サイズに一致しないものとして処理を行ない、この場合には印刷実行時に用紙を交換する旨のメッセージが必ず表示される。
更に、電源投入から電源切断までのイベントに対して、それに伴う不揮発性メモリに記憶されている用紙サイズの変更を定義できるようにする。
例えば、電源投入イベントに対する用紙サイズの変更は次の3つの中から選択できるものとする。
「変更しない」
「ANYに変更する」
「UNKNOWNに変更する」
「変更しない」は電源切断中に給紙トレイの用紙を変更するようなことは殆どないため、電源切断時の値をそのまま使用するという選択肢である。一般的な運用形態である。
「ANYに変更する」は電源投入時にはユーザが意図する用紙がセットされているかを確認し、必要なら適切な用紙をセットして、印刷時にはそのまま印刷を実行するという選択肢である。1台のプリンタに対し、1人又は2〜3人で使用するような運用形態に適している。
「UNKNOWNに変更する」は電源切断中に給紙トレイの用紙を変更する可能性があり、更に電源投入操作を行なうユーザが必ずしも最初に印刷を行なうとは限らないため、最初の印刷時にはそのユーザに用紙サイズを確認させるためにメッセージの表示などを行なうという選択肢である。1台のプリンタに対して多くのユーザ又は不特定多数のユーザが使用し、また電源切断もあまり行なわないような運用形態に適している。
また、他のイベントとしてはユーザによる用紙交換や実際の印刷処理等も対象となる。
用紙交換イベントとはユーザが給紙トレイを外し、用紙をセットして給紙トレイを再度装着することを意味し、用紙交換に対する用紙サイズの変更は次の3つの中から選択できるものとする。
「変更しない」
「ANYに変更する」
「UNKNOWNに変更する」
「変更しない」は特定の用紙(例えばA4)しか使用しないという選択肢であり、給紙トレイが外されて再度装着されてもそれは用紙の補給であるという運用形態である。
「ANYに変更する」は給紙トレイが外されて再度装着されたら、その用紙は次に使用されるべき用紙であると判断し、印刷時にはそのまま印刷を実行するという選択肢である。1台のプリンタに対し、1人又は2〜3人で使用するような運用形態に適している。
「UNKNOWNに変更する」はユーザが給紙トレイを外して再度装着しても、その直後の印刷ジョブが別のユーザのものである可能性があり、印刷時にはそのユーザに用紙サイズを確認させるためのメッセージの表示などを行なうという選択肢である。1台のプリンタに対して多くのユーザ又は不特定多数のユーザが使用し、また電源切断もあまり行なわないような運用形態に適している。
尚、用紙交換イベントは対象となる給紙トレイが空の状態から発生したか、それとも用紙が残っている状態から発生したかによって別のイベントとして管理し、それぞれに別の変更を選択できるようにしてもよい。
印刷処理イベントとは給紙トレイから用紙を給紙してそのページを正常に印刷完了することを意味し、印刷処理に対する用紙サイズの変更は次の2つの中から選択できるものとする。
「変更しない」
「要求用紙サイズに変更する」
「変更しない」は特定の用紙(例えばA4)しか使用しないという選択肢であり、その他の用紙サイズに対してもそのまま印刷するという選択肢である。
「要求用紙サイズに変更する」はその時点で給紙トレイに装着されている用紙は要求用紙サイズに一致すると判断するという選択肢である。一般的な運用形態である。
このように不揮発性メモリに記憶する用紙サイズを拡張してANY、UNKNOWNを追加し、各種イベントに対してどのように変更されるかを定義できるようにすることで、ユーザの使用環境や運用形態に応じて動作仕様を最適化することができる。
以上説明したように本発明によれば、用紙サイズを検知する物理機構を持たない給紙トレイに対して、その仮想用紙サイズを拡張し(ANY、UNKNOWN)、更にその変更方法を各イベントに関連付けて簡単かつ詳細に定義する手段を提供することで、様々な仕様環境に応じた動作仕様を提供することができる。
(実施例1)
以下、本発明をLBPに適用し、図面を用いて更に詳細に説明する。本実施例の構成を説明する前に、本実施例を適用するLBPの構成を図1を参照して説明する。
図1は実施例のLBPの内部構造を示す断面図である。
図において100はLBP本体であり、このLBPはLAN接続されているコンピュータ(図2の201)から供給される用紙サイズ指定命令、文字印字命令、各種図形描画命令、イメージ描画命令及び色指定命令等に従って対応する文字パターンや図形、イメージ等を作成し、記録媒体である記録用紙上に像を形成する。151は操作のためのスイッチ及びプリンタの状態を表示するLED表示器やLCD表示器等が配されている操作パネル、101はLBP100全体の制御及びコンピュータから供給される文字印字命令等を解析するプリンタ制御ユニットである。
尚、本実施例におけるLBPはRGBの色情報をM(マゼンタ)C(シアン)Y(イエロー)K(クロ)に変換し、それらを並列で像形成・現像するため、MCYKそれぞれが像形成・現像機構を持つ。プリンタ制御ユニット101はMCYKそれぞれの印字イメージを生成し、ビデオ信号に変換してMCYKそれぞれのレーザ・ドライバに出力する。
M(マゼンタ)のレーザ・ドライバ110は半導体レーザ111を駆動するための回路であり、入力されたビデオ信号に応じて半導体レーザ111から発射されるレーザ光112をオン・オフ切替する。レーザ光112は回転多面鏡113で左右方向に振られて静電ドラム114上を走査する。これにより、静電ドラム114上には文字や図形のパターンの静電潜像が形成される。この潜像は静電ドラム114周囲の現像ユニット(トナーカートリッジ)115によって現像された後、記録用紙に転写される。
C(シアン)、Y(イエロー)、K(クロ)に関してもM(マゼンタ)と同様の像形成・現像機構を持ち、120、121、122、123、124、125はC(シアン)用の像形成・現像機構、130、131、132、133、134、135はY(イエロー)用の像形成・現像機構、140、141、142、143、144、145はK(クロ)用の像形成・現像機構である。個々の機能はM(マゼンタ)の像形成・現像機構と同じであるので説明は省略する。
記録用紙にはカット・シートを用い、カット・シート記録紙はLBPに装着した給紙トレイ102に収納されバネ103で一定の高さに保たれており、給紙ローラ104及び搬送ローラ105と106とにより装置内に取り込まれ、用紙搬送ベルト107に乗せられてMCYKの各像形成・現像機構を通過する。
記録用紙に転写されたMCYKの各トナー(粉末インク)は定着器108で熱と圧力により記録用紙に固定され、記録用紙は搬送ローラ109と150によってLBP本体上部に出力される。
図2は図1に示したLBPの制御ユニット101の概略構成を示すブロック図である。
このLBPの制御ユニットは、LAN214で接続されているコンピュータ201より送られてきた文字、図形、イメージの各描画命令及び色情報等からなるデータを入力し、ページ単位で文書情報等を印刷するようにしている。202はコンピュータ201と各種情報をやりとりする入出力インタフェース部、203は入出力インタフェース部202を介して入力された各種情報を一時記憶する入力バッファである。204は文字パターン発生器で、文字の幅や高さ等の属性や実際の文字パターンのアドレスが格納されているフォント情報部218、文字パターン自身が格納されている文字パターン部219、及びその読みだし制御プログラムから成る。読みだし制御プログラムはROM215に含まれ、文字コードを入力するとそのコードに対応する文字パターンのアドレスを算出するコード・コンバート機能をも有している。
205はRAMで、文字パターン発生器204より出力された文字パターンを記憶するフォント・キャッシュ領域207、コンピュータ201より送られてきた外字フォント及び現在の印字環境等を記憶する記憶領域206を含んでいる。このように、一旦文字パターンに展開したパターン情報をフォント・キャッシュとしてフォント・キャッシュ領域207に記憶しておくことにより、同じ文字を印刷する時に再度同じ文字を復号してパターン展開する必要がなくなるため、文字パターンへの展開が速くなる。
208はプリンタの制御ユニット全体を制御するためのCPUで、ROM215に記憶されたCPU208の制御プログラムにより装置全体の制御を行なっている。209は入力データを元に生成される内部的なデータ群である中間バッファである。1ページ分のデータの受信が完了し、それらがよりシンプルな中間データに変換されて中間バッファに蓄えられた後、レンダラ210によりバンド単位でレンダリングされ、印字イメージとしてバンドバッファ211に出力される。
また、バンドバッファ211には少なくとも8バンドぶんの印字イメージを記憶することができ、バンドバッファ211に出力された印字イメージは出力インターフェース部212でビデオ信号に変換されてプリンタ印字部213に出力される。213は出力インタフェース部212からのビデオ信号に基づいた画像情報を印刷するページ・プリンタの印刷機構部分である。
先に図1を用いて説明したように本実施例におけるLBPではMCYKの像形成・現像を並列で行うため、出力インターフェース部212はM出力インターフェース部、C出力インターフェース部、Y出力インターフェース部、K出力インターフェース部の4つのインタフェース部で構成され、それぞれが独立にバンドバッファ211からドットデータを読み出し、ビデオ信号に変換して各プレーンのレーザ・ドライバ110、120、130、140へ出力する。
216は一般のEEPROM等で構成する不揮発性メモリであり、以後NVRAM(Non Volatile RAM)と称す。NVRAM216には操作パネル151で指定されるパネル設定値などが記憶される。尚、給紙トレイ102はセットされている用紙のサイズを検知する機構を持たず、セットされている用紙のサイズはパネル設定値としてNVRAM216に記憶される。
尚、ROM215にはコンピュータ201から入力されるデータの解析、中間データの生成、印刷機構本体部213の制御プログラム、及びRGB色空間からMCYK色空間への色変換テーブル等も含まれる。
220はハードディスクで任意の情報を記録することができ、電源が切断されても情報が失われることはない。
次に本発明の特徴である用紙サイズのパネル設定値について説明する。
LBP100がサポートする用紙はA4、 A5、 Letter、 Legalの4種類であり、給紙トレイ102はセットされる用紙もこの中のいずれかであるが、先に述べたようにどの用紙がセットされているかを検知する物理的な機構はない。その代わりに給紙トレイ102にセットされる用紙のサイズは操作パネル151から入力されてNVRAM216に記憶されるが、A4、 A5、 Letter、 Legalの通常サイズ以外に、ANY、UNKNOWN、と記憶させることも可能である。
以降、NVRAM216に記憶されている給紙トレイ102の用紙サイズを仮想用紙サイズ、実際の用紙サイズを物理用紙サイズと呼ぶ。また、コンピュータ201から送られる制御コマンドで指定される用紙サイズを要求用紙サイズと呼ぶ。
仮想用紙サイズは印刷実行時に参照され、その値に応じて印刷実行時の動作が異なる。
次に仮想用紙サイズに応じた印刷実行時の処理手順についてフローチャート図3を用いて説明する。
まずステップS301でコンピュータ201から送られる用紙サイズ指定命令、文字印字命令、各種図形描画命令、イメージ描画命令及び色指定命令等を処理して1ページ分の中間データを中間バッファ209に生成する。これをページ生成処理と呼び、この時点で要求用紙サイズが確定する。
次にステップS302で給紙トレイ102の仮想用紙サイズを読み出し、ステップS303で要求用紙サイズと比較する。
仮想用紙サイズと要求用紙サイズが一致している場合にはステップS304に進み、プリンタ印字部213に対して給紙開始の指示を出す。このとき、プリンタ印字部213には印刷すべき用紙サイズとして要求用紙サイズが通知される。
そしてステップS305に進んでレンダラ210を起動し、プリンタ印字部213と同期をとりながら出力インターフェース部212からビデオ信号を出力する。
ステップS303で仮想用紙サイズと要求用紙サイズが一致していないと判断された場合にはステップS306に進み、仮想用紙サイズがANYであるか否かを確認する。仮想用紙サイズがANYである場合は要求用紙サイズと一致しているとみなしてステップS304に進む。仮想用紙サイズと要求用紙サイズが一致せず(仮想用紙サイズがUNKNOWNである場合を含む)、更に仮想用紙サイズがANYでない場合にはステップS307に進んでオペレータに対して適切な用紙を要求するメッセージを操作パネル151上のLCD表示器に表示する。図4はA4サイズの用紙を要求する際の表示メッセージの一例である。
そしてメッセージを表示した状態のままステップS308に進んで、オペレータによる印刷継続指示があるか否かを判定する。オペレータによる印刷継続指示は操作パネル151上のスイッチにより行なわれる。この操作は何らかの理由で物理用紙サイズと仮想用紙サイズの不一致状態になり、物理用紙サイズは要求用紙サイズに一致している場合や、必要としている用紙サイズがオペレータの手元にない場合に強制的に給紙トレイ102の用紙に印刷する場合などに行なわれる。オペレータからの印刷継続指示がない場合はステップS309に進んでオペレータによる給紙トレイ102の物理用紙サイズの変更があったか否かを判定する。既に説明したように給紙トレイ102の物理用紙サイズの検知機構はないため、給紙トレイ102が一旦取り外され、それが再度装着されたことを認識したら給紙トレイ102に必要な用紙をセットされたものとみなす。
オペレータによる印刷継続指示又は給紙トレイ102の取り外しと再装着を検知したらステップS310に進み、ステップS307で表示したメッセージを解除し、ステップS304に進んで給紙を開始する。印刷継続指示、用紙交換のいずれもない場合にはステップS308に戻る。即ち、印刷継続指示又は用紙交換のいずれかを検知されるまで処理は停止状態になる。
次に、NVRAM216に記憶されている仮想用紙サイズの変更処理について説明する。
仮想用紙サイズの変更は電源投入から電源切断までの間に発生するイベントに付随して行なわれる。どのイベントに対して仮想用紙サイズをどう変更するかは操作パネル151より設定可能であり、その設定値はNVRAM216に記憶される。対象となるイベントは次の3つであり、本実施例においてはこれらのイベントに対して仮想用紙サイズの変更を定義することができる。
電源投入
用紙交換
印刷実行
図5はNVRAM216を模式的に表したものであり、500が本発明に関連する領域である。図において501は仮想用紙サイズの記憶領域である。502は電源投入時の仮想用紙サイズの変更に関する設定値の記憶領域である。503は用紙交換時の仮想用紙サイズの変更に関する設定値の記憶領域である。504は印刷実行時の仮想用紙サイズの変更に関する設定値の記憶領域である。
「電源投入」に対して仮想用紙サイズは、
「ANYに設定」
「UNKNOWNに設定」
「変更しない」
の3つから選択することができる。
給紙トレイ102を取り外した状態からの再装着、即ち「用紙交換」に対して仮想用紙サイズは、
「ANYに設定」
「UNKNOWNに設定」
「変更しない」
の3つから選択することができる。尚、給紙トレイ102の用紙交換とは図3のステップS309のように一連の印刷処理中だけでなく、非印刷処理中の再装着を含む。
図3のステップS305の「印刷実行」に対して仮想用紙サイズは、
「要求用紙サイズに設定」
「変更しない」
の2つから選択することができる。
次に、電源投入時における仮想用紙サイズの変更処理手順についてフローチャート図6を用いて説明する。
電源投入時の自己診断や各種初期化処理が完了すると仮想用紙サイズの変更処理を行なう。まず最初にステップS601において「電源投入」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値をNVRAM216から読み出す。次にステップS602でそれが「ANYに設定」であるか否かを判断し、「ANYに設定」でない場合には更にステップS604でそれが「UNKNOWNに設定」であるか否かを判断する。
「電源投入」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値(502)が「ANYに設定」である場合はステップS603でNVRAM216に記憶されている仮想用紙サイズ(501)をANYに設定する。「電源投入」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値(502)が「UNKNOWNに設定」である場合はステップS605でNVRAM216に記憶されている仮想用紙サイズ(501)をUNKNOWNに設定する。
次に、用紙交換時における仮想用紙サイズの変更処理手順についてフローチャート図7を用いて説明する。
給紙トレイ102の用紙交換を検知するとまず最初にステップS701において「用紙交換」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値(503)をNVRAM216から読み出す。次にステップS702でそれが「ANYに設定」であるか否かを判断し、「ANYに設定」でない場合には更にステップS704でそれが「UNKNOWNに設定」であるか否かを判断する。
「用紙交換」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値(503)が「ANYに設定」である場合はステップS703でNVRAM216に記憶されている仮想用紙サイズ(501)をANYに設定する。「用紙交換」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値(503)が「UNKNOWNに設定」である場合はステップS705でNVRAM216に記憶されている仮想用紙サイズ(501)をUNKNOWNに設定する。
次に、印刷実行時における仮想用紙サイズの変更処理手順についてフローチャート図8を用いて説明する。
印刷の実行が正常に完了するとまず最初にステップS801において「印刷実行」に対する仮想用紙サイズの変更に関する設定値(504)をNVRAM216から読み出す。次にステップS802でそれが「要求用紙サイズに設定」であるか否かを判断し、それが「要求用紙サイズに設定」である場合はステップS803でNVRAM216に記憶されている仮想用紙サイズ(501)を要求用紙サイズに設定する。
以上説明したように本実施例においては仮想用紙サイズが変更されるタイミングと内容をユーザがその使用環境に応じてカスタマイズすることが可能となり、使用する用紙の種類やその印刷装置を使用するユーザの人数、電源を切断する頻度によって印刷装置の動作を規定することが可能となる。
(実施例2)
先の実施例1では電源投入、用紙交換、印刷実行の各イベントに対して仮想用紙サイズの変更を使用環境に応じて個々に設定することで、印刷装置の動作を規定することができた。
しかしながら、全てのイベントに対して個々に設定するのはユーザに対して負荷であると同時に、どのイベントに対してどのように設定しておけば使いやすいかをユーザが直感的に判断し、予め設定することは困難である。
本実施例ではこの問題点を解決することを目的とする。
本実施例においてもLBPに対して本発明を適用する。
尚、本実施例におけるLBPの内部構造、及びその制御ユニットの構成は実施例1において図1及び図2を参照して説明したものと同じであるので説明は省略する。
また、仮想用紙サイズの設定値に応じた印刷実行時の動作も実施例1においてフローチャート図3を参照して説明したものと同じであるので説明は省略する。
本実施例では印刷装置が使用される使用環境を「小規模オフィス」と「大規模オフィス」に分類し、どちらで使用するかをユーザが操作パネル151より設定可能とし、その設定値はNVRAM216に記憶される。
図9は本実施例におけるNVRAM216を模式的に表したものである。901が本実施例の特徴となる領域であり、上記の使用環境に関するの設定値が記憶される。
次に電源投入、用紙交換、印刷実行の各イベントについて設定可能な選択肢について説明する。
「電源投入」に対して仮想用紙サイズは、
「自動」
「ANYに設定」
「UNKNOWNに設定」
「変更しない」
の4つから選択することができる。
「用紙交換」に対して仮想用紙サイズは、
「自動」
「ANYに設定」
「UNKNOWNに設定」
「変更しない」
の4つから選択することができる。
「印刷実行」に対して仮想用紙サイズは、
「自動」
「要求用紙サイズに設定」
「変更しない」
の3つから選択することができる。
本実施例の特徴はそれぞれに対して「自動」という選択肢が追加され、これが工場出荷時の初期値となることである。
「自動」以外に設定されている場合の動作は実施例1と同様であるので説明は省略し、「自動」に設定されている場合の動作について説明する。
「自動」に設定されている場合には、NVRAM216の使用環境設定901に記憶されている設定値に応じて「自動」以外の他の設定値と同一の動作をするものとする。
図10は電源投入、用紙交換、印刷実行の各イベントに対する設定が「自動」である場合、使用環境設定の設定値に応じてどの設定値に置き換わって動作するかを示した表である。
電源投入時に小規模オフィスでは変更しないのに対して、大規模オフィスではUNKNOWNに設定するのは、大規模オフィスでは不特定多数のユーザが使用するため、電源切断中に物理用紙サイズが変更されていることもありえるためである。電源投入後の最初のページでは必ず用紙を交換する旨のメッセージが表示されてしまうが、大規模オフィスでは終夜運転するケースが多いこともUNKNOWNに設定する理由の一つである。
用紙交換時に小規模オフィスではANYに設定するのに対して、大規模オフィスではUNKNOWNに設定するのは、小規模オフィスでは用紙を交換した直後にそのユーザの印刷データが処理される可能性が高いが、大規模オフィスでは他のユーザの印刷データが先に処理されるケースがあるためである。
印刷実行時は小規模オフィス、大規模オフィスを問わず、印刷時の要求用紙サイズに設定するのはごく一般的な動作であるといえる。
このようにユーザは使用環境のみを選択することで、ほぼ望みどおりの動作に設定することができる。多くのユーザにとってはこれで十分であるが、例えば仮に小規模オフィスであっても電源投入時点での物理用紙サイズと仮想用紙サイズとの不一致のリスクを排除したいのであれば、電源投入設定を「UNKNOWNに設定」にすればよい。
尚、使用環境設定領域901に記憶されている設定値は本発明とは直接は関係しない機能を定義するためにも参照されるが、説明は省略する。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログラムを供給することによって実施される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明に係るプログラムを格納した記憶媒体が、本発明を構成することになる。そして、該記憶媒体からそのプログラムをシステム或は装置に読み出すことによって、そのシステム或は装置が、予め定められたし方で動作する。
本実施例を適用する印刷装置の構成を説明する断面図である。 図1に示した本体の制御構成を説明するブロック図である。 実施例1及び実施例2における仮想用紙サイズに応じた印刷実行時の処理手順を説明するためのフローチャートである。 実施例1及び実施例2において用紙を要求する際の表示メッセージの一例である。 実施例1においてNVRAM216に記憶される内容を説明するための説明図である。 実施例1において電源投入時の仮想用紙サイズの変更処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 実施例1において用紙交換時の仮想用紙サイズの変更処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 実施例1において印刷実行時の仮想用紙サイズの変更処理の処理手順を説明するためのフローチャートである。 実施例2においてNVRAM216に記憶される内容を説明するための説明図である。 実施例2において各イベントに対する設定が「自動」になっている場合に、その意味を定義した表である。
符号の説明
100 プリンタ本体
101 プリンタ制御ユニット
102 給紙カセット
103 用紙を持ち上げるためのバネ
104 給紙ローラ
105 用紙搬送ローラ
106 用紙搬送ローラ
107 用紙搬送ベルト
108 定着器
109 用紙搬送ローラ
110 レーザ・ドライバ(マゼンタ用)
111 半導体レーザ発射装置(マゼンタ用)
112 レーザ・ビーム(マゼンタ用)
113 回転多面鏡(マゼンタ用)
114 静電ドラム(マゼンタ用)
115 トナーカートリッジ(マゼンタ用)
120 レーザ・ドライバ(シアン用)
121 半導体レーザ発射装置(シアン用)
122 レーザ・ビーム(シアン用)
123 回転多面鏡(シアン用)
124 静電ドラム(シアン用)
125 トナーカートリッジ(シアン用)
130 レーザ・ドライバ(イエロー用)
131 半導体レーザ発射装置(イエロー用)
132 レーザ・ビーム(イエロー用)
133 回転多面鏡(イエロー用)
134 静電ドラム(イエロー用)
135 トナーカートリッジ(イエロー用)
140 レーザ・ドライバ(クロ用)
141 半導体レーザ発射装置(クロ用)
142 レーザ・ビーム(クロ用)
143 回転多面鏡(クロ用)
144 静電ドラム(クロ用)
145 トナーカートリッジ(クロ用)
150 用紙搬送ローラ
151 操作パネル
201 コンピュータ
202 入力インタフェース部
203 入力バッファ
204 文字パターン発生器
205 RAM
206 各種登録データ及び印刷環境等が記憶される記憶領域
207 フォントキャッシュ領域
208 CPU
209 印刷データが蓄積される記憶領域
210 レンダラ
211 最終的な出力イメージが生成されるバンドバッファ
212 印刷機構部への出力インターフェース部
213 印刷機構部
214 LAN
215 ROM
216 NVRAM
218 フォント情報部
219 文字パターン部
220 ハードディスク
500 仮想用紙サイズ及びそれを制御するための設定値を記憶する領域群
501 仮想用紙サイズの記憶領域
502 電源投入設定の記憶領域
503 用紙交換設定の記憶領域
504 印刷実行設定の記憶領域
901 使用環境設定の記憶領域

Claims (4)

  1. 用紙サイズを検知する物理機構を持たない給紙トレイを少なくとも1つ以上有する印刷装置であって、給紙トレイの用紙サイズを記憶する用紙サイズ記憶手段と、給紙トレイの用紙サイズと印刷データに付随する要求用紙とが一致する場合には印刷を開始し、一致しない場合にはオペレータに対して適切な用紙を求める印刷制御手段と、印刷装置の電源投入から電源切断までの間に発生するイベントに対して前記用紙サイズ記憶手段に記憶されている用紙サイズの変更を定義できる用紙サイズ変更手段を有することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記用紙サイズ記憶手段に記憶される給紙トレイの用紙サイズには、A4、 Letter などの通常用紙サイズ以外に、複数又は全ての種類の要求用紙サイズに適合するものとして処理される特殊サイズ1を含むことを特徴とする請求項1の印刷装置。
  3. 前記用紙サイズ記憶手段に記憶される給紙トレイの用紙サイズには、A4、 Letter などの通常用紙サイズ以外に、全ての種類の要求用紙サイズに適合しないものとして処理される特殊サイズ2を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2の印刷装置。
  4. 前記イベントとは、電源投入、オペレータによる用紙交換、印刷の実行のうちの少なくとも1つ以上を含み、それぞれのイベントに対して前記用紙サイズ記憶手段に記憶されている用紙サイズの変更を定義できることを特徴とする請求項1の印刷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012066537A (ja) * 2010-09-27 2012-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成システムおよび画像形成プログラム

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