JP2005094211A - 情報通信装置及びその制御方法、制御プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

情報通信装置及びその制御方法、制御プログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】
ユーザーは受信した情報の形式を意識することなく、ただ一つのキー操作によって、受信したデータの内容を確認可能とする。
【解決手段】
通信回線を介して外部装置から複数のデータ形式において情報を受信する手段と、前記受信した情報を格納する格納手段と、前記格納された情報を前記複数のデータ形式に応じて出力する出力手段と、前記格納された情報の出力順位に関する情報を、前記情報の種別に応じて登録する出力順位登録手段と、前記登録された出力順位に基づいて前記情報を前記出力手段により出力する旨の指示を受付ける指示受付け手段と、前記指示受付け手段により前記出力の指示を受付けた場合に、前記登録された出力順位に基づいて前記情報を出力するように前記出力手段を制御する出力制御手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、音声、画像、電子メールなどに対応した情報通信装置とその制御方法及び制御プログラム並びに記憶媒体に関する。
ファクシミリ装置などの情報通信装置には、留守録の音声や、e-mail、FAX画像など、様々な形式の情報データを受信することが可能な機種がある。このファクシミリ装置が受信した複数種類の情報データは、表示したり、スピーカ再生したり、印字するなどの、異なる出力形式においてユーザーがその内容を確認することができる。このような出力形式の相違に基づいて、出力を行うための操作部が例えば留守録キーとFAXキー、e-mailキーなどに分けられ、異なるオペレーションによって受信情報データを別個に出力している。
例えば、FAX受信キーとe-mail受信キーを別々備えることにより、受信FAXまたは受信e-mailをそれぞれ印字する構成のファクシミリ提案もされている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2000−341432号公報
上記のような情報通信装置においては、ユーザーが受信情報データの種別を自分で判断した上で操作を行って出力させる必要があり、情報の取り扱いに、ある程度の熟練を要するものである。
そこで、本発明は、ユーザーは受信した情報の形式を意識することなく、ただ一つのキー操作によって、受信したデータの内容を確認可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係る情報通信装置は、通信回線を介して外部装置から複数のデータ形式において情報を受信する手段と、前記受信した情報を格納する格納手段と、前記格納された情報を前記複数のデータ形式に応じて出力する出力手段と、前記格納された情報の出力順位に関する情報を、前記情報の種別に応じて登録する出力順位登録手段と、前記登録された出力順位に基づいて前記情報を前記出力手段により出力する旨の指示を受付ける指示受付け手段と、前記指示受付け手段により前記出力の指示を受付けた場合に、前記登録された出力順位に基づいて前記情報を出力するように前記出力手段を制御する出力制御手段とを備える。
以上説明したように、本発明によれば、ユーザーは情報通信装置において受信した情報の形式を意識することなく、ただ一つのキー操作によって、受信データの内容を確認することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
第1の実施形態
[装置のシステム構成]
図1は、情報通信装置としてのファクシミリ装置100の構成を示したブロック図である。
同図において、101は第一の中央制御部(CPU)、102は通信や印刷の制御を行うプログラムが格納されたROM、103は受信した画像、音声、e-mail、着信メロディなど各種データの格納および汎用ワーク領域として使用されるRAMである。114はSRAMで装置電源OFF時に内容を保持可能な不揮発性メモリである。
104はプリンタ画像処理部、105はモノクロ出力又はカラー出力が可能なプリンタである。プリンタ画像処理部104においては、プリンタの解像度360dpiに変換する処理を行い、印刷データをプリンタ105に送信するものである。プリンタ105においては、受信したファクシミリ画像やe-mailの出力を行う機能を有するものである。
106はオペレーションパネルであり、ダイヤル操作を行ったり各種設定を行ったりするキー入力部と各種データを表示する液晶表示部から構成されている。107はスキャナインタフェースであり、ハンドスキャナ120を装着するコネクタとデータ送受信レジスタから構成されている。
109はクロスポイントスイッチであり、CPU101の制御によってアナログ信号経路の接続切り替えを行う。110はFAXモデムであり、FAX信号受信やスキャナで読み取った画像をアナログ信号に変調する機能を有する。111はハンドセット、112はスピーカ、113はマイク、108は通信回線インタフェースであるNCUである。
[装置概観]
図2に本発明の実施形態に対応するファクシミリ装置100の概観図を示す。
図2において、201は用紙ガイドであり、記録紙の幅にあわせてセットするガイド機構を有する。202は用紙入り口であり、ここから記録紙が差し込まれる。203は原稿ガイドであり、原稿の幅にあわせてセットされる。ガイドには位置センサーが付加されておりセット位置によりCPU(101)は原稿サイズを検知する。204は原稿入り口であり、ここから原稿が差し込まれる。
205は上カバーであり、搬送されて装置内に滞留した原稿・記録紙を取り出す時や、プリンタ部124のカートリッジを交換する時に上方に開けることができる。上カバー部には操作パネルとハンドセット台が含まれる。206はハンドセットであり、通話時に使用される。207はコードレスハンドスキャナ部であり、上カバーを開けると本体部から取り出せる。208は操作パネルである。209は原稿排出口であり、本体でシート読みされた原稿の排出する。210は用紙排出口であり、プリンタ部105で印画された記録紙の排出する。
図3に図2の操作パネル208の詳細を示す。図3において、301から305はファンクションキーであり、表示部311の下部にそれぞれのファンクションキーが対応する動作が表示されることにより、表示画面によって各機能をフレキシブルにファンクションキーに割り当てることができる。これらのファンクションキーは、ファクシミリ装置100の各種設定や登録を始めるとき、音声メモを録音するときなどに用いられる。
306は電話帳/セットボタンであり、電話帳でダイヤルするとき、設定を確定するときに用いられる。307は左/右ボタンであり、機能項目を選択するとき、文字を入れるときに用いられる。308は上/下ボタンであり、電話帳を検索するとき、機能項目を表示するとき、音量を調整するとき等に用いる。309はマイクであり、受話器を取らずに話すときにここに向かって話すときや、音声メモの録音時になどに用いられる。
310はテンキーで、電話をかけるときになどに用いられる。311は表示部であり、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で構成され、機能メニューや受信したファクシミリ、e-mailを表示するときなどに用いられる。312は受信しているデータを一括で出力再生するときなどに用いられる一括出力キーである。また、このキーは留守番電話モードをON/OFFするときなどにも用いられる。
[装置に蓄積された情報の一括出力]
本発明の実施形態に対応したファクシミリ装置100に蓄積された各種データの一括出力について以下に詳細に説明する。
より具体的に以下においては、ファクシミリ装置100にあるFAX受信画像、e-mail、留守録、音声メモなどの受信データを、あらかじめ決められたルールに従って順次出力していく手順と、あらかじめ決めておくべきルールのデータ構成および、ユーザーのルールに対するカスタマイズを説明する。
まず、図4は本実施形態に対応する動作概念を説明するための図である。図4に示すように、ファクシミリ装置100は、所定の通信回線を介して外部装置からe-mailやFAX画像、留守録、音声メモのような様々なデータ形式のデータを受信したり、入力される。
これらのデータに対して、ファクシミリ装置100はユーザーへ情報の内容を通知するための出力を行うが、各種データのフォーマットに応じて、出力形式は大きく以下の3つに分類することができる。
1)スピーカ112による音声出力
2)表示部311による画面表示
3)プリンタ105による印刷出力
本実施形態においては、ユーザーがそれぞれの情報に対する出力のアクション(主にキー操作)を行うことなく、ただ一つのキー押下によってこれらの出力形式のいずれかが適応的に選択され、ファクシミリ装置に蓄積された受信情報が順次出力できる。
図5に、各種受信データに対する出力の順序や出力デバイスを指定するルールを定めた処理テーブルのデータ構造を示す。
図5に示す処理テーブル500はSRAM114に格納されており、この処理テーブル500の各項目値に従って、ファクシミリ装置100は各種データの出力を行う。以下に、各項目について説明する。
まず、受信データ種別501は、一般的なファクシミリ装置100が取り扱うことのできる受信データの種別を表す。本実施形態におけるファクシミリ装置100では、図5に示すように、留守録、音声メモ、e-mail文字、カラーFAX画像、モノクロFAX画像、e-mail添付カラー画像、e-mail添付モノクロ画像、の各種受信データを取り扱うことができる。
データフォーマット502は、各受信データのデータ記憶形式を表す。本実施形態におけるファクシミリ装置100は、音声、文字コード、カラー画像、モノクロ画像のフォーマットで受信データが記憶される。カラー画像には例えばjpeg形式やビットマップ形式があり、モノクロ画像の場合は更にMH形式などの画像圧縮方式がある。
出力デバイス503とは、各受信データの出力をするハードデバイスであって、各データ形式に対応する。本実施形態におけるファクシミリ装置100では、出力デバイスとして、スピーカ112、表示部311、プリンタ105の3種類を備えることができる。
優先順位504は、各受信データを出力する順序を決める値を表し、前記受信データの種別に応じて登録される。なお、ここでの優先順位は、ただ一つのキー(一括出力キー312)によって出力されるものに対してのみ有効である。本実施形態においては、1から7までの優先順位を設定し、受信データ種別501毎に異なる優先順位を与えている。また、出力処理対象としない受信データについては、優先順位として0(ゼロ)を与えることにより、その受信データが出力の対象とならないように制御することができる。
NEXT処理505は、各受信データ種別501の出力が正常に終了しなかった場合に、次に行う処理を決める値を表すものである。本実施形態におけるファクシミリ装置100には、「SKIP」と「WAIT」の2通りのNEXT処理が存在する。
「SKIP」は、その出力がエラー終了したまま、優先順位に従って次の出力へ移行することを示す値である。「WAIT」は、その出力のエラーが解除されたのち正常に出力が終了するまで、優先順位に従った次の処理へ移行しないことを示す値である。
例えば、FAX受信画像を記録用紙に対して出力したとき、記録用紙がセットされていないなどの理由によりFAX受信画像が正常に出力できなかった場合を考える。この場合、NEXT処理505の値が「WAIT」に設定されていれば、記録用紙がセットされて正常に出力されるまでは、出力処理を中断して待機する。一方、NEXT処理505の値が「SKIP」に設定されている場合は、出力をあきらめ優先順位に従った次の出力処理を行う。
出力範囲506とは、受信データのうち、出力デバイスにより出力されるデータの範囲を決定する値である。より具体的には、各受信データ種別を出力するときに、その受信データが一度も出力されたことがないもののみを出力するのか、あるいは、その受信データ種別501に含まれるものはすべて一律に出力するのかを示す値である。
本実施形態におけるファクシミリ装置100は506のように「NEW」と「ALL」の出力範囲が存在する。「NEW」は受信したデータのうち一度も出力を行ったことがないもののみを出力するが、「ALL」は受信したデータの出力/未出力にかかわらず、指定されたデータ種別のうちすべてのデータを出力する。
以上を踏まえ、501の処理テーブルの内容に従うと、本実施形態におけるファクシミリ装置100は、一括出力キー312がユーザーに押下され出力要求が発生すると、最初に優先順位504が1である留守録のメッセージが音声データとしてスピーカから新着メッセージのみ再生される。
再生が終了するか、中断されるか、あるいは該当する留守録が存在しないと、次に優先順位504が2である音声メモのメッセージが音声データとしてスピーカからすべてのメッセージが再生される。
再生が終了するか、中断されるか、あるいは該当する音声メモが存在しないと、次に優先順位504が3であるe-mailが文字コードによるテキストデータとして表示部311に新着e-mailのみ表示される。
e-mailの表示が終了するか、あるいは該当するe-mailが存在しないと、次に優先順位504が4であるカラーFAX画像がカラー画像データとして記録用紙へ印字される。記録用紙やインクなどの準備ができていないなどの理由により印字が行えない場合は、準備が整うまで印字を開始せず待ちつづけるが、印字が終了するか、中断されるか、あるいはカラーFAX画像が存在しなければ、次に優先順位504が5であるモノクロFAX画像がモノクロ画像データとして記録紙へ印字される。
記録用紙やインクなどの準備ができていないなどの理由により印字が行えない場合は、準備が整うまで印字を開始せず待ちつづけるが、印字が終了するか、中断されるか、あるいはモノクロFAX画像が存在しなければ、次に優先順位504が6であるカラーe-mail添付画像がカラー画像データとして記録用紙に印字される。
記録用紙やインクなどの準備ができていないなどの理由により印字が行えない場合は、準備が整うまで印字を開始せず待ちつづけるが、印字が終了するか、中断されるか、あるいはカラーe-mail画像が存在しなければ、次に優先順位504が7であるモノクロe-mail添付画像がモノクロ画像データとして記録用紙に印字される。
記録用紙やインクなどの準備ができていないなどの理由により印字が行えない場合は、準備が整うまで印字を開始せず待ちつづけるが、印字が終了するか、中断されるか、あるいはモノクロe-mail添付画像が存在しなければ、一連の出力処理を終える。
なお、ここでの中断処理とはストップキーが押下されるなど、ユーザーによって意図的に中止されたことを示す。例えば、FAX画像を印字中にユーザーがストップキーなどを押下した場合は、意図的な中断とみなされるので、次の処理へ移行する。
以上のように、本実施形態に対応する本発明では、図5で示された処理テーブルのルールに従って、一連の出力処理を行う。
次に、図5の処理テーブルを参照して実際に出力を行う制御部について説明する。
図6は、一括出力キー312が押下された後、図5に示した処理テーブルのルールに従って、受信データを出力してゆく場合の処理の一例を示すフローチャートである。
まず、一連の出力処理は、図3の一括出力キー312がユーザーに押下を受付けることで開始される(ステップS601)。一括出力キー312は、本実施形態では例えばユーザーが外出から帰宅した時に、不在中に受信したすべての情報を一括に知りたいという状況を想定して、留守録キーとしてもよい。ステップS601で一括出力の要求を受付けると、図5の処理テーブル500に従って、優先順位504が最も高い(最も小さい数値が与えられた)受信データから出力を開始する(ステップS602)。
但し、上述の通り優先順位が0(ゼロ)の受信データは選択されることがないため、結果的に出力の対象とはならない。ステップS602において、出力する受信データが決定されると、ステップS603でその受信データの出力処理が行われる。出力処理の詳細については図7を参照して後述する。
ここで出力された処理の結果が正常に終了したか否かをステップS604で判定し、正常に終了したと判定された場合にはステップS605において次に優先順位の高い受信データがあるかどうかを判定する。ステップS605において、当該受信データがあると判定された場合には、ステップS606において、当該受信データを選択し、ステップS603において再度受信データの出力処理を行う。
一方、もし、ステップS604で正常終了でないと判定された場合(後述する図7のステップS712においてエラー終了した場合)には、ステップS607に移行してそのまま処理を終了する。但し、ステップS604における正常終了でない場合とは、ステップS603の出力中に何らかのマシントラブル(記録用紙がないなど、より詳細には図7を参照して後述する。)が生じた場合を意味し、ステップS603の出力処理中、STOPキーなどがユーザーによって押下されたことにより、処理が中断された場合はユーザーの意思による中止とみなし、正常終了とする。
また、各種受信データがすべて出力された場合には、ステップS605で次の優先順位の受信データがないため、ステップS607で一連の出力処理は終了する。
以上の処理により、優先順位に従って、各種受信データの出力が順次行われる。次に、出力処理の詳細を図7に示すフローチャートを参照して説明する。
出力処理が開始されると、まず、ステップS701において出力する受信データが存在するか否かがチェックされる。もし、出力する受信データが存在しない判定された場合には、ステップS711に移行して出力処理を正常終了する。
一方、もし、ステップS701において受信データが存在すると判定されると、ステップS702において、処理テーブル500中の出力対象のデータの出力範囲506の値を参照して出力範囲を決定する。ここで、出力範囲506の値が「ALL」であった場合には、受信データ全てを出力する指定であるので、ステップS704に移行して出力処理を開始する。一方、出力範囲506が「NEW」であった場合には、新規受信データ(未出力のもの)が出力対象であるため、ステップS703において新規受信データ(未出力のもの)が存在するか否かを判定する。
ステップS703において新規の受信データがないと判定された場合には、出力すべきデータが存在しないためステップS711に移行して出力処理を正常に終了する。一方、ステップS703で新規の受信データがあると判定された場合は、ステップS704において出力が開始される。ステップS704における出力とは、図5の処理テーブルに従い、表示部311やスピーカ112、プリンタ105などから、受信データがユーザーに通知されることである。
ステップS705では、出力がすべて正常に終了したか否か(出力を正常に終了できないようなエラーが発生したか否か)を判定する。もし、出力がすべて正常に終了したか、又は、ユーザーによってSTOPキーなどで中止された場合には、ステップS708においてその受信データが未出力であることを示す未出力フラグがOFFされ(このフラグにより、ステップS703で新規受信データがあるのか否かが判断される)、ステップS711において出力処理が正常に終了する。
一方、ステップS705において、正常に出力されないと判断されると、ステップS706において出力を継続するか否かを判定するために、処理テーブル500のNEXT処理505の値が参照される。もし、NEXT処理505が「SKIP」に設定されている場合は、その出力処理は保留して次の受信データの出力を続けるので、ステップS711に移行して出力処理が正常に出力終了される。
もし、NEXT処理505が「WAIT」に設定されている場合には、ステップS707でWAIT処理を行い出力の準備が整うまで処理を中断する。ステップS709では、継続準備が完了したかどうかを判定して、出力処理を継続するための準備が整ったと判定された場合には、ステップS704に戻って出力処理が行われる。一方、出力の準備が整わない場合には、ステップS710で中断待ち時間が経過したかどうかが判定され、中断待ち時間がタイムアウトしたと判定された場合にはステップS712でエラー終了する。なお、この中断待ち時間は、ステップS707におけるWAIT処理の開始時に計時が開始され、中断待ち時間のリミットとして所定時間(例えば、30秒等)として設定される。
よって、例えばFAX画像を印字出力中に記録用紙がない場合を考えると、NEXT処理505が「SKIP」に設定されていれば、そのFAX画像の印字出力をあきらめて、次の受信データの出力処理へ移行するが、NEXT処理505の設定が「WAIT」であれば、ユーザーによって記録用紙がセットされるまで、一連の出力処理を中断して待機する。
もし、規定の時間内に記録用紙の補給がなされなければ、エラー終了して、一連の出力処理が終了する。なお、タイムアウトとなるまでの待ち時間中は、出力処理中であって、処理が終了していないとみなされるため、ここでSTOPキー押下などによるユーザーの意図的な中止が発生した場合は、ステップS708における未出力フラグをOFFにする処理を行わずに出力終了する。
以上の処理に従って、一括出力キー312をユーザーが押下すると、登録されている処理テーブル500に従って、受信したデータを順次出力することができる。
本実施形態に対応する本発明では、図5の処理テーブル500の内容をユーザーが任意に設定可能としてもよい。図8は、処理テーブルに設定できる項目を示す。
801は図5の処理テーブル500と等価のテーブルで、802に示す部分はユーザーが設定可能な領域である。802に示す領域以外の設定は、本システムを搭載する機種に依存する。例えば、カラーFAXに対応していないファクシミリ装置100であれば、受信データ種別501のカラーFAX受信画像の項目は存在しない。
出力デバイス503には、「スピーカ」「表示部」「プリンタ」が存在する。ユーザーはそれぞれの受信データ種別501に、出力デバイス503を設定できるが、設定は機種の機能に依存する。例えば、モノクロFAX受信画像の出力形態に関して、その装置がディスプレイFAXの機能を有していれば、出力デバイスを「表示部」か「プリンタ」のどちらかを選ぶことができるが、その装置がディスプレイFAXの機能を有さなければ、出力デバイスは「プリンタ」しか選択できない。
優先順位504は、出力の順位で、0から受信データ種別の数までの数字を選択できるが、0以外で同じ数字を設定することはできない。0にすると図6で説明したように出力の対象からはずされる。
NEXT処理505は、上記の「SKIP」「WAIT」が存在する。ユーザーはそれぞれの受信データ種別に、NEXT処理505の内容を設定できる。例えば、モノクロFAX受信画像のNEXT処理を「SKIP」か「WAIT」のどちらかを選ぶことができる。
出力範囲506は、上記の「ALL」「NEW」が存在する。ユーザーはそれぞれの受信データ種別に、出力範囲506の内容を設定できる。例えば、モノクロFAX受信画像の出力範囲を「ALL」か「NEW」のどちらかを選ぶことができる。
以上の設定は、例えば機能メニューなどの項目から、ユーザーが設定するものである。このようにユーザーが項目内容を設定できるので、出力に必要な条件が整っていない情報に関しては、後回しにして次の優先順位へと移行するか、出力の条件が整うのを待ち続けるか、別の出力手段により一連の処理を継続するかなどをユーザーが指定することが可能となり、ただ一つのキーをユーザーは押下するだけで、ファクシミリ装置100が保有している情報を効率よく、ユーザーに提供することができる。
また、ユーザーが設定を行う以前は、装置が初期化されたときに任意に設定される。また、機種によっては、図8のユーザーによる設定項目を設けずに、あらかじめ決められたただ一つのルールを内部的に定めることもある。
以上説明したように、本実施形態に対応する本発明によれば、情報通信装置としてのファクシミリ装置が取り扱う各種受信データの出力処理ルールを定めたテーブルを持つことにより、ユーザーはただ一つのキー操作で順次その装置に蓄積された受信データを出力することができ、ユーザーが受信データを出力する手間を少なくする効果が期待される。また、出力に関する処理テーブルは、任意にユーザーが設定できることから、ユーザーの好みに合わせた出力処理を装置に行わせる効果が期待される。
第2の実施形態
以上の第1の実施形態の説明においては、情報通信装置としてファクシミリ装置の場合を説明したが、本発明が適応可能な情報通信装置は、ファクシミリ装置に限定されるものではなく、例えば、メール受信、留守録、音声メモなどを取得、再生可能な携帯電話機や、固定電話機、個人向け携帯型情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)などにも適用することが可能である。
このような情報通信装置は、機器の性能上ファクシミリ受信機能を有しないが、それ以外の機能については、第1の実施形態で説明したファクシミリ装置と同様の機能を有する。従って、本実施形態に対応する情報通信装置としての携帯電話機や固定電話機、PDAなどは、図5において説明した処理テーブル500において、受信データ種別501においてFAX画像に関連する受信データ種別を除外したものとして捉えれば容易に実施することができる。よって、本実施形態においてこれ以上の説明は省略する。
以上説明したように、本実施形態に対応する本発明によれば、携帯電話機やPDAにおいても、装置が取り扱う各種受信データの出力処理ルールを定めたテーブルを持つことにより、ユーザーはただ一つのキー操作で順次その装置に蓄積された受信データを出力することができ、ユーザーが受信データを出力する手間を少なくする効果が期待される。また、出力に関する処理テーブルは、任意にユーザーが設定できることから、ユーザーの好みに合わせた出力処理を装置に行わせる効果が期待される。
[その他の実施形態]
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明の実施形態に対応する情報通信装置としてのファクシミリ装置100の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する情報通信装置としてのファクシミリ装置100の概観の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する情報通信装置としてのファクシミリ装置100の操作パネルの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する情報通信装置としてのファクシミリ装置100の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に対応する処理テーブルの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する受信データの出力処理の一例を示すフローチャートである。 図6に示すフローチャートにおけるステップS603の出力処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に対応する処理テーブルの登録内容の設定画面の一例を示す図である。

Claims (19)

  1. 通信回線を介して外部装置から複数のデータ形式において情報を受信する受信手段と、
    前記受信した情報を格納する格納手段と、
    前記格納された情報を前記複数のデータ形式に応じて出力する出力手段と、
    前記格納された情報の出力順位に関する情報を、前記情報の種別に応じて登録する出力順位登録手段と、
    前記登録された出力順位に基づいて前記情報を前記出力手段により出力する旨の指示を受付ける指示受付け手段と、
    前記指示受付け手段により前記出力の指示を受付けた場合に、前記登録された出力順位に基づいて前記情報を出力するように前記出力手段を制御する出力制御手段と
    を備えることを特徴とする情報通信装置。
  2. 前記複数のデータ形式には、少なくとも画像、音声及び文字のいずれかが含まれることを特徴とする請求項1に記載の情報通信装置。
  3. 前記出力手段には、少なくとも
    前記画像を出力するための第1の出力手段と、
    前記音声を出力するための第2の出力手段と、
    前記文字を出力するための第3の出力手段と
    のいずれかが含まれることを特徴とする請求項2に記載の情報通信装置。
  4. 前記出力順位登録手段は、少なくとも、
    前記情報の種別に関する情報と、
    前記情報のデータ形式に関する情報と、
    前記情報を出力するための出力手段に関する情報と
    のいずれかを更に登録することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の情報通信装置。
  5. 前記出力制御手段は、
    前記出力手段における前記情報の出力におけるエラーを検知するエラー検知手段と、
    前記エラー検知手段においてエラーが検知された場合に、前記出力を継続するか否かを判定する継続判定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報通信装置。
  6. 前記継続判定手段が前記出力を継続すると判定した場合に、前記出力制御手段は、所定の時間内において前記エラーが解消されるまで前記出力手段における出力を抑制することを特徴とする請求項5に記載の情報通信装置。
  7. 前記継続判定手段が前記出力を継続しないと判定した場合に、前記出力制御手段は、前記継続しないと判定された出力に係る前記情報の次の出力順位が与えられた前記情報を出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の情報通信装置。
  8. 前記出力順位登録手段は更に、前記エラー検知手段においてエラーが検知された場合に、前記継続判定手段が前記出力を継続するか否かを判定するための基準となる継続情報を登録し、
    前記継続判定手段は、前記継続情報に基づいて、前記出力を継続するか否かを判定することを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれかに記載の情報通信装置。
  9. 前記出力順位登録手段は更に、前記格納手段に格納される前記情報のうち、前記出力手段により出力される情報の範囲を決定するための出力範囲情報を登録し、
    前記出力制御手段は、前記出力範囲情報に基づいて、前記範囲内の情報を出力するように前記出力手段を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項8のいずれかに記載の情報通信装置。
  10. 前記出力順位登録手段の登録内容を、前記情報通信装置のユーザーが設定するための設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の情報通信装置。
  11. 通信回線を介して外部装置から複数のデータ形式において情報を受信する受信部と、前記受信した情報を格納する格納部と、前記格納された情報を前記複数のデータ形式に応じて出力部により出力する出力部と、前記格納された情報の出力順位に関する情報を前記情報の種別に応じて登録する出力順位登録部と、を備える情報通信装置の制御方法であって、
    前記登録された出力順位に基づいて前記情報を前記出力部により出力する旨の指示を受付ける指示受付け工程と、
    前記指示受付け工程において前記出力の指示を受付けた場合に、前記登録された出力順位に基づいて前記情報を出力するように前記出力部を制御する出力制御工程と
    を備えることを特徴とする情報通信装置の制御方法。
  12. 前記出力制御工程では、
    前記出力部における前記情報の出力におけるエラーを検知するエラー検知工程と、
    前記エラー検知工程においてエラーが検知された場合に、前記出力を継続するか否かを判定する継続判定工程と
    を備えることを特徴とする請求項11に記載の情報通信装置の制御方法。
  13. 前記継続判定工程において前記出力を継続すると判定された場合に、前記出力制御工程では、所定の時間内において前記エラーが解消されるまで前記出力部における出力を抑制することを特徴とする請求項12に記載の情報通信装置の制御方法。
  14. 前記継続判定工程において前記出力を継続しないと判定された場合に、前記出力制御工程では、前記継続しないと判定された出力に係る前記情報の次の出力順位が与えられた前記情報を出力するように前記出力部を制御することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の情報通信装置の制御方法。
  15. 前記出力順位登録部は更に、前記エラー検知工程においてエラーが検知された場合に、前記継続判定工程において前記出力を継続するか否かを判定するための基準となる継続情報を登録し、
    前記継続判定工程では、前記継続情報に基づいて、前記出力を継続するか否かを判定することを特徴とする請求項11乃至請求項14のいずれかに記載の情報通信装置の制御方法。
  16. 前記出力順位登録部は更に、前記格納部に格納される前記情報のうち、前記出力部により出力される情報の範囲を決定するための出力範囲情報を登録し、
    前記出力制御工程では、前記出力範囲情報に基づいて、前記範囲内の情報を出力するように前記出力部を制御することを特徴とする請求項11乃至請求項15のいずれかに記載の情報通信装置の制御方法。
  17. 前記出力順位登録部の登録内容を、前記情報通信装置のユーザーが設定するための設定工程をさらに備えることを特徴とする請求項11乃至請求項16のいずれかに記載の情報通信装置の制御方法。
  18. 請求項11乃至請求項17のいずれかに記載の情報通信装置の制御方法をコンピュータに実行させるための情報通信装置の制御プログラム。
  19. 請求項18に記載の情報通信装置の制御プログラムを格納したコンピュータで読取り可能な記憶媒体。
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