JP2005093885A - 半導体レーザモジュール、ホログラムレーザユニット、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

半導体レーザモジュール、ホログラムレーザユニット、光ピックアップ装置及び光ディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 半導体レーザの光軸を移動させて複数の半導体レーザの光軸を近接させる半導体レーザモジュールにおいて、レーザ光に迷光が発生するのを防止する。
【解決手段】 複数の半導体レーザ2,3から出射されるレーザ光P1,P2の光軸を、レーザ光P1,P2の進行方向を変える光学素子5の反射面10a,10bによって互いに平行にする構成とし、レーザ光P1,P2を平行光束に変換するコリメート素子4を備える。これにより、レーザ光が平行光束に変換される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体レーザモジュール、ホログラムレーザユニット、光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関する。
光ディスク装置における情報読み書き部である光ピックアップ装置は、現在、小型化・低価格化・高性能化などの要求を受けており、一つの記録再生装置(光ディスク装置)で複数種類の光ディスクを記録/再生することによる小型化が期待されている。
図9にこのような光ディスク装置に用いられるホログラムレーザユニットの例を示す。このホログラムレーザユニット100は、偏光ホログラム101、半導体レーザ102、受光素子103、キャップ104、ステム105、リード106から構成されている。108は接着剤である。偏光ホログラム101には複屈折材料が用いられており、その複屈折材料の一方の屈折率と等しい屈折率を持つ材料が複屈折材料の回折格子を充填している。半導体レーザ102からの直線偏光は、光ディスク(図示せず)へ向かう往きと光ディスクから反射された後の帰りにλ/4板107を2度通過することにより、偏光方向が90度回転し、復路において、偏光ホログラム101で回折が生じ、回折光が受光素子103で検出される。
一つの光ディスク装置で複数種類の光ディスクを記録再生する方法として、一つのホログラムレーザユニットの中に異なる波長の複数個(2個)の半導体レーザを実装させる方法がある。例えば、CD−RとDVDとを一つの光ディスク装置で記録/再生できるようにするためには、CD系用の波長780nmとDVD系用の波長650nmの2つの半導体レーザ装置を用いなければならない。そこで、波長650nmの半導体レーザチップと波長780nmの半導体レーザチップとを一つのパッケージ上に並列させて取付けた半導体レーザ装置が提案されているが、これはレーザチップ自身の幅やサブマウント幅の影響を受け、2つの半導体レーザチップの発光点位置間隔が300〜400μmと大きくなってしまうため、光ピックアップの光学系を設計するのが困難である。
即ち、光学系の設計上は、これらの2つのレーザ光の間隔を150μm程度より小さくすることが必要であり、これを実現するために、例えば、波長選択性のある反射面を持つマイクロプリズムで光軸を重ねる方式(例えば、特許文献1参照)と、反射面を利用して擬似的に発光点を近接させる方式(例えば、特許文献2参照)とが提案されている。また、光ピックアップ装置に限らず、幅300μm程度の2つの半導体レーザ光を300μm以下の光軸間隔にすることは微小光学研究において大きく寄与する。
特開2001−184706公報 特開平11−39684号公報
しかしながら、特許文献1のようにマイクロプリズムを利用する方式の場合、マイクロプリズムの透過率が100%ではないことに起因して、半導体レーザの出力が減衰してしまう上に、波長選択性のある反射面を内部に持つため、マイクロプリズムの価格が高価になるという課題がある。
また、特許文献2のように反射面を利用して擬似的に発光点を近接させる方式の場合、具体的には、断面三角形の形状を有するサブマウントにより発光点を近接させるものであり、断面三角形の形状を有するサブマウントにより、半導体レーザからの出力は、近接した反射面で折り曲げられるので、発光点を擬似的に近接させることができるものの、45度の角度を持つ断面三角形の傾斜面(サブマウント)を作ることは容易ではなく、コストを考慮した開発には至っていない。
さらに、異なる2波長の半導体レーザ光を特殊な半導体レーザを用いて近接させる方法としては、半導体レーザの発光点が端部に寄った特殊なレーザを2つ近接させて配置させる方法や、2つのレーザ光源を単一の半導体レーザチップにモノリシックに作る方法も提案されているが、このように作製される半導体レーザでは異なる2つのレーザ光を共に高出力にすることは実現できておらず、光ピックアップ用などに適用できる段階には至っていない。
このように、従来提案されている各種方式では、量産に適した簡便な方式ではなく、しかもそれを低コストに実現することができない。
このようなことから、簡易な構造であり、高出力レーザを利用できる半導体レーザモジュールを開発し、ホログラムレーザユニット、光ピックアップさらには光ディスク装置に利用できるようにすることが急を要する課題となっていた。
そこで、図10及び図11に示すように、サブマウント110に並列配置された2つの半導体レーザ111,112から出射した2つのレーザ光111a,112aを、それぞれ光学素子113に形成した互いに平行で対向する一対の反射面114,115により2回反射して、最終的に2つのレーザ光111a,112aの間隔を近接させる半導体レーザモジュール116が提案されている。このような光学素子113はSiの異方性エッチングにより作製できるため、量産できる見込みが高い。
しかしながら、この半導体レーザモジュール116では、図11(b)に示すように、レーザ光111a,112aが進行するにつれてそのビーム径が広がり、迷光117が生じてしまい、干渉光が生じてしまうことがある。
本発明の目的は、半導体レーザの光軸を移動させて複数の半導体レーザの光軸を近接させる半導体レーザモジュールにおいて、レーザ光に迷光が発生するのを防止することである。
本発明の目的は、さらに、レーザ光の進行方向を変える光学素子を量産に適した簡易な構造で提供することである。
本発明の目的は、半導体レーザモジュールの構造を簡易化し実装を容易にすることである。
本発明の目的は、光学素子の加工を容易にすることである。
本発明の目的は、光学素子での反射後のレーザ光のスポット形状を良好にすることである。
本発明の目的は、複数種類の光記録媒体用の光ディスク装置に適用できる半導体レーザモジュールを提供することである。
本発明の目的は、小型で低コストなホログラムレーザユニットを提供することである。
本発明の目的は、小型で低コストな光ピックアップ装置を提供することである。
本発明の目的は、小型で低コストな光ディスク装置を提供することである。
請求項1記載の発明の半導体レーザモジュールは、複数の半導体レーザと、複数の前記半導体レーザから出射されるレーザ光の光軸をレーザ光の進行方向を変える反射面によって互いに平行にする光学素子と、前記レーザ光を平行光束に変換するコリメート素子と、を備える。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記コリメート素子は、前記半導体レーザと前記光学素子との間に配置されている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記コリメート素子は、前記光学素子で進行方向が変えられた後の前記レーザ光を平行光束に変換する位置に配置されている。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記半導体レーザは、並列に2つ設けられており、前記光学素子は、互いに平行で対向する第1,第2の反射面から構成される反射面組を2つの前記半導体レーザに対応させて2組有し、各前記半導体レーザから出射されたレーザ光をそのレーザ光に対応する前記第1の反射面で反射し、この反射光を前記第2の反射面で反射する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の半導体レーザモジュールにおいて、2組の前記反射面組は、それらの中間点に対して面対称に配置されている。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、複数の前記半導体レーザは、第1,第2の2つの半導体レーザであり、前記第1の半導体レーザから出射された第1のレーザ光を前記光学素子の前記反射面により反射させ、前記第2の半導体レーザから出射された第2のレーザ光を前記反射面で反射される前記第1のレーザ光と同一方向でその光軸と平行に前記光学素子近傍を直進させる位置関係で、前記第1,第2の半導体レーザ及び前記光学素子を配設した。
請求項7記載の発明は、請求項1ないし3の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、複数の前記半導体レーザは、前記光学素子を介して対向配置された第1,第2の2つの半導体レーザであり、前記光学素子は、前記第1,第2の半導体レーザ毎に前記反射面を有し、前記第1及び第2の半導体レーザから出射された第1,第2のレーザ光を、それらのレーザ光に対応する前記反射面で反射させて前記第1,第2のレーザ光の光軸を平行にする位置関係で、前記第1,第2の半導体レーザ及び前記光学素子を配設した。
請求項8記載の発明は、請求項1ないし7の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記半導体レーザモジュールから出射されたレーザ光のうちの前記コリメート素子によっても平行光束にならなかった発散光の進路を反射により変更して前記発散光を前記レーザ光のうちの平行光束から分離する分離反射面を備える。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記分離反射面は、前記反射面によって反射された後の前記レーザ光の前記発散光を分離する位置に配置されている。
請求項10記載の発明は、請求項1ないし9の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記光学素子と前記コリメート素子との少なくとも一方は、板状の部材であり、前記コリメート素子は、表裏面の少なくとも一方にコリメートレンズ部が形成されている。
請求項11記載の発明は、請求項1ないし10の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記光学素子の材料は、Siである。
請求項12記載の発明は、請求項11記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記光学素子の前記反射面は、Siの(111)面である。
請求項13記載の発明は、請求項11又は12記載の半導体レーザモジュールにおいて、前記光学素子は、Siの異方性エッチングにより形成されている。
請求項14記載の発明は、請求項1ないし13の何れか一記載の半導体レーザモジュールにおいて、複数の前記半導体レーザが出射する複数のレーザ光は、波長が異なる。
請求項15記載の発明のホログラムレーザユニットは、請求項1ないし14の何れか一記載の半導体レーザモジュールを光源として備える。
請求項16記載の発明の光ピックアップ装置は、請求項15記載のホログラムレーザユニットと、このホログラムレーザユニット中の前記半導体レーザから出射されたレーザ光を光記録媒体に向けて集光照射させる対物レンズと、を備える。
請求項17記載の発明の光ディスク装置は、光記録媒体を回転させる回転駆動機構と、前記光記録媒体に対してレーザ光を集光照射させる請求項16記載の光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置のホログラムレーザユニット中の複数の前記半導体レーザを前記光記録媒体の種類に応じて択一的に選択駆動させる光源駆動手段と、を備える。
請求項1ないし14記載の発明によれば、複数の半導体レーザの光軸が近接する半導体レーザモジュールにおいて、レーザ光の迷光の発生を防止することができる。これにより、性能に悪影響を及ぼす干渉光を生じさせることなく、目的のレーザ光の光軸を変えることができる。また、小型で量産に適した半導体レーザモジュールを提供することができる。
請求項4,5,6,7記載の発明によれば、光学素子の光軸シフトのための構造を簡易にすることができる。
請求項8,9記載の発明によれば、さらに確実にレーザ光の迷光の発生を防止することができる。
請求項10記載の発明によれば、半導体レーザモジュールの構造を簡易にし、実装を容易にすることができる。
請求項11,12,13記載の発明によれば、光学素子が高品質、低コストとなり、さらに、光学素子を容易に作製できる。
請求項12記載の発明によれば、光学素子での反射後のレーザ光のスポット形状を良好にすることができる。
請求項14記載の発明によれば、半導体レーザモジュールを複数種類の記録媒体の光ディスク装置の光源に好適に適用することができる。
請求項15記載の発明のホログラムレーザユニット、請求項16記載の光ピックアップ装置、請求項17記載の光ディスク装置によれば、請求項1ないし14の何れか一記載の半導体レーザモジュールと同様の効果を得ることができ、それぞれ、構造が簡易であり、小型となる。
[第一の実施の形態]
本発明の第一の実施の形態を図1及び図2に基づいて説明する。本実施の形態は、半導体レーザモジュールへの適用例である。ここで、図1はこの半導体レーザモジュール1の一例を模式的に示す概略平面図、図2はその概略平面図である。なお、説明には、必要に応じて互いに直交するX方向、Y方向、Z方向を用いる。
本実施の形態の半導体レーザモジュール1は、第1の半導体レーザ2、第2の半導体レーザ3、コリメート素子4、光学素子5などから構成され、概略的には、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2が、コリメート素子4、光学素子5を経由して進む構成である。
第1,第2の半導体レーザ2,3は、サブマウント6上にX方向に並列に実装されており、それらの配置は、半導体レーザ2,3がそれらの光軸が互いに平行になるようにY方向に出射する位置であり、半導体レーザ2,3の各々の発光部付近がサブマウント6から上方へ突き出す位置である。第1,第2の半導体レーザ2,3が各々出射する第1,第2のレーザ光P1,P2の波長は、異なるように設定され、その一例として、例えば、第1のレーザ光P1の波長が650nm,第2のレーザ光P2の波長が780nmとされている(逆でもよい)。これらの第1,第2の半導体レーザ2,3から出射されるレーザ光P1,P2は、発散光である。ここで、第1,第2の半導体レーザ2,3が実装されたサブマウント6は、ステム7に実装されている。
コリメート素子4は、石英ガラス製であり板状に形成され、第1,第2の半導体レーザ2,3と光学素子5との間に配置されている。このコリメート素子4には、XZ平面であるレーザ光P1,P2の出射面(裏面)側にレーザ光P1,P2を平行光束に変換するコリメート機能を有する2つのコリメートレンズ部8a,8bが微細加工により形成されている。これらのコリメートレンズ部8a,8bに、第1,第2のレーザ光P1,P2が入射する。
光学素子5は、板状に形成され、材質がSiであり、XY方向の面方位は(110)である。光学素子5には、Z方向に深さ約160μmの2つの溝9a,9bが形成されている。この溝9a,9bを形成する面には、互いに平行で対向する第1,第2の反射面10a,10bから構成される反射面組11a,11bが第1,第2の半導体レーザ2,3に対応して2組設けられている。これらの反射面組11a,11bは、それらの中間点に対して面対称に配置されている。詳しくは、それぞれの第2の反射面10bの背面側を対峙させて配置されている。反射面10a,10bは、(111)面であって、Siの異方性エッチングを利用して作製されており、レーザビーム(レーザ光)径領域(長軸100μm、短軸50μmの楕円領域)にて要求仕様面精度λ/50を満たしている。また、反射面10a,10bには、Tiを介してAuが蒸着されている。この光学素子5では、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2は、第1,第2の反射面10a,10bによる2回の反射により、互いの光軸が平行であって近づく方向にシフトされる。このときの第1,第2のレーザ光P1,P2の間隔は約100μm程度に近接する。
このような構成において、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2は、コリメート素子4を通過する際に、コリメートレンズ部8a,8bで発散光から平行光束に変換されて、光学素子5へ進み、この第1,第2の反射面10a,10bによる2回の反射により、互いの光軸が平行であって近づく方向にシフトされる。
このように、光学素子5での2回反射を利用する構造とすることにより、光学素子5での反射後の第1の半導体レーザ2からの第1のレーザ光P1と、第2の半導体レーザ3からの第2のレーザ光P2との光軸間隔を平行状態で極力近接させることが可能になる。具体的には、約100μm程度に近接させることが可能となる。
このように本実施の形態の半導体レーザモジュール1は、簡易な構成であり、半導体レーザモジュール1を小型化することができる。
また、光路が長くなるほど大きくなるレーザ光の径を、コリメート素子4が有するコリメート機能によりレーザ光P1,P2を発散光から平行光束に変換することにより、レーザ光の径を一定の径にすることができる。これにより、迷光はほぼ生じなくなる。
このように、同一平面内でレーザ光P1,P2の進行方向を変える反射面10a,10bを有する光学素子5とコリメート機能を有するコリメート素子4とを組み合わせることにより、迷光を発生させずにレーザ光P1,P2の光軸をシフトさせることができ、これにより、性能に悪影響を及ぼす干渉光を生じさせることなく、目的のレーザ光P1,P2の光軸を移動させることができる。
また、第1,第2の反射面10a,10bは、一度の異方性エッチングにより作製することができるため、簡易に低コストで作製することができる。
また、光学素子5の反射面10a,10bがSiの(111)面であることにより、反射面10a,10bで反射後のレーザ光P1,P2のスポット形状を良好にすることができる。
なお、半導体レーザモジュール1は、これまで説明したものに限るものではない。例えば、光学素子5におけるSiの反射面10a,10bの面方位として(111)を用いたが、他の面方位を用いてもよい。また、その光学素子5の形状は様々なものを適用することができる。また、反射面10a,10bの面精度を向上させる方法としては、異方性エッチングに限るものではなく、作製方法は様々である。また、実装の歩留りを上げるように、光学素子5の大きさをより大きくすることも可能である。また、コリメート素子4の形状、および形成されるコリメートレンズ部8a,8bの数や形状は制限されない。また、半導体レーザの数、設置する位置も限定されず、それらの波長は650nm、780nmに限定されない。この場合、反射面10a,10bなどの数は、半導体レーザの数に合わせればよい。また、シフト後の最終的なレーザ光P1,P2の光軸間隔は限定されない。レーザ光P1,P2の波長、光軸間隔等は光学において使用される領域全般で適応可能である。
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態を図3に基づいて説明する。本実施の形態も、半導体レーザモジュールへの適用例であり、図3は本実施の形態の半導体レーザモジュール21を模式的に示す概略平面図である。なお、前述した実施の形態と同じ部分は同一符号で示し説明も省略する(以下の実施の形態においても同様)。
本実施の形態の半導体レーザモジュール21は、第1の半導体レーザ2、第2の半導体レーザ3、反射面25aを有する平面的に見て三角形状の光学素子25、コリメート素子24などから構成されて、概略的には、第1の半導体レーザ2から出射された第1のレーザ光P1が、光学素子25、コリメート素子24を経由して進み、第2の半導体レーザから出射された第2のレーザ光P2が、コリメート素子24を経由して進む構成である。第1の半導体レーザ2、第2の半導体レーザ3、光学素子25は、同一の実装部材であるサブマウント26上に実装配設されている。
ここで、第1の半導体レーザ2、第2の半導体レーザ3、光学素子25の位置関係について説明すると、第1の半導体レーザ2から出射された第1のレーザ光P1を光学素子25の反射面25aにより反射させる一方、第2の半導体レーザ3から出射された第2のレーザ光P2を反射面25aで反射される第1のレーザ光P1と同一方向で、かつ、その光軸と平行となるように光学素子25近傍を直進させる位置関係とされている。より具体的には、第1,第2の半導体レーザ2,3の各々の第1,第2のレーザ光P1,P2の出射方向は直交する方向に設定され、光学素子25の反射面25aによって反射される前の第1の半導体レーザ2のレーザ光P1の光軸と第2の半導体レーザ3から出射される第2のレーザ光P2の光軸とが直交交差するように設定されている。この交差する位置関係は、同一平面上で交差しても、立体交差的に上下関係を持って交差してもよい。
また、光学素子25は第1,第2の半導体レーザ2,3と同一のサブマウント26上に実装配設されるが、第1,第2の半導体レーザ2,3が実装配設される平面26aに対して、サブマウント26の一角において段違い状態に一段低くされた平面26b上に実装配設されている。三角柱形状の光学素子25は、材質がSiであり、第1の半導体レーザ2に対向する反射面25aの面方位は(111)とされている。この反射面25aは高精度な研磨を利用して作製されたため、要求仕様面精度λ/50を満たしている。反射面25aは縦(三角柱の高さに相当)300μm、横200μmの大きさであり、また、反射面25aにはTiを介してAuが蒸着されている。また、第1,第2の半導体レーザ2,3は各々の発光部付近の箇所がサブマウント26上で高さが低くなっている部分(平面26b上)に少し突き出すように配置されている。
このように2本のレーザ光P1,P2の光軸を交差させる構造にすることにより、光学素子25での反射後の第1の半導体レーザ2からの第1のレーザ光P1と、第2の半導体レーザ3からの第2のレーザ光P2との間隔を平行状態で極力近接させることが可能になる。即ち、光学素子25によって反射された第1の半導体レーザ2の第1のレーザ光P1と第2の半導体レーザ3からの第2のレーザ光P2は間隔が約150μm程度に近接しており、互いに平行となる。
コリメート素子24は、板状に形成され、第1の半導体レーザ2から出射された第1のレーザ光P1及び第2の半導体レーザから出射された第2のレーザ光P2を平行光束に変換する位置に配置されている。このコリメート素子24には、第1,第2のレーザ光P1,P2が入射する入射面(表面)側にレーザ光P1,P2を平行光束に変換するコリメートレンズ機能を有する2つのコリメートレンズ部24a,24bが微細加工により形成されている。これらのコリメートレンズ部24a,24bに、第1,第2のレーザ光P1,P2が入射する。
このような構成において、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2は、光学素子25により互いの光軸が平行にされて、コリメート素子24へ入射し、コリメートレンズ部24a,24bで、平行光束に変換され、最終的にコリメート素子24から取り出される。
このように、本実施の形態の半導体レーザモジュール21は、構成が簡単であり、光学素子25の反射、コリメート素子24のコリメート機能を利用することによって、2つの半導体レーザ2,3から出射される第1,第2のレーザ光の光軸間隔を約150μmにすることが可能であり、さらに近接させることも可能である。このような半導体レーザモジュール21は、小型であり、量産に適している。
また、第1の実施の形態と同様に、コリメート素子24が有するコリメート機能によりレーザ光P1,P2を発散光から平行光束に変換することにより、レーザ光P1,P2の径を一定の径にすることができ、これにより、レーザ光P1,P2の迷光はほぼ生じなくなる。
[第三の実施の形態]
次に、本発明の第三の実施の形態を図4に基づいて説明する。本実施の形態も、半導体レーザモジュールへの適用例であり、図4は本実施の形態の半導体レーザモジュール61を模式的に示す概略平面図である。
本実施の形態の半導体レーザモジュール61は、第1の半導体レーザ2、第2の半導体レーザ3、光学素子65、コリメート素子64などから構成されて、概略的には、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2が、光学素子65、コリメート素子64を経由して進む構成である。第1の半導体レーザ2、第2の半導体レーザ3、光学素子65は、同一の実装部材であるサブマウント66上に実装配設されている。
サブマウント66はコの字型に形成されており、第1,第2の半導体レーザ2,3を実装する面66aは同一平面であるが、光学素子65が実装される面66bは面66aよりも高さが低くなっている。第1,第2の半導体レーザ2,3は、光学素子65を介して対向配置されており、各々の発光部付近の箇所はサブマウント66上で高さが低くなっている方、つまり、光学素子65側に突き出すように配置されている。そして、第1,第2の半導体レーザ2,3は、互いに向けてレーザ光P1,P2を出射する向きに配置され、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2は、第1,第2の半導体レーザ2,3の間に配置された光学素子65に到達する。
光学素子65は、材質がSiであり、直方体形状に形成されており、その大きさは300μm×250μm×200μmである。光学素子65には、第1,第2の半導体レーザ2,3に対向する2つの反射面65a,65bが形成され、これらの反射面65a,65bの面方位は(111)及び(110)である。面方位が(110)である反射面65aは高精度な研磨を利用して作製され、面方位が(111)である反射面65bは異方性エッチングを利用して作製したため、ともに要求仕様面精度λ/50を満たしている。また、反射面65a,65bにはTiを介してAuが蒸着されている。この光学素子65では、第1の半導体レーザ2から出射された第1のレーザ光P1を反射面65aで反射し、第2の半導体レーザ3から出射された第2のレーザ光P2を反射面65bで反射し、反射した第1,第2のレーザ光P1,P2の光軸を平行にする。このときの、第1,第2のレーザ光P1,P2の光軸間隔は、約120μmである。
コリメート素子64は、板状に形成され、光学素子65により反射した後の第1,第2のレーザ光P1,P2を平行光束に変換する位置に配置されている。このコリメート素子64には、第1,第2のレーザ光P1,P2の入射面(表面)側に、レーザ光P1,P2を平行光束に変換するコリメートレンズ機能を有する2つのコリメートレンズ部64a,64bが微細加工により形成され、さらに、第1,第2のレーザ光の出射面(裏面)側にも、2つのコリメートレンズ部64c,64dが微細加工により形成されている。第1のレーザ光P1は、コリメートレンズ部64a,64cにより平行光束への変換が2回なされ、第2のレーザ光P2は、コリメートレンズ部64b,64dにより平行光束への変換が2回なされる。
このような構成において、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射された第1,第2のレーザ光P1,P2は、光学素子65により互いの光軸が平行にされて、コリメート素子64へ入射し、コリメートレンズ部64a,64b,64c,64dで、平行光束に変換され、最終的にコリメート素子64から取り出される。このように、本実施の形態では、光学素子65の反射面65a,65bで反射して径が大きくなる2つのレーザ光P1,P2をコリメート素子64により平行光束に変換しているので、レーザ光P1,P2の径の広がりを止めることができる。
このように、本実施の形態の半導体レーザモジュール61は、構成が簡単であり、光学素子65の反射、コリメート素子64のコリメート機能を利用することによって、2つのレーザ光P1,P2の光軸間隔を約120μmにすることが可能であり、さらに近接させることも可能である。このような半導体レーザモジュール61は、小型であり、量産に適している。
また、コリメート素子には、入射面(表面)側と出射面(裏面)側とにそれぞれコリメートレンズ部64a,64bとコリメートレンズ部64c,64dとが設けられていることにより、コリメート機能が高められている。このコリメート素子64によりレーザ光P1,P2を発散光から平行光にそれぞれ2回変換することにより、レーザ光の径を確実に一定の径にすることができ、これにより、さらに迷光の発生を防止することがきる。
[第四の実施の形態]
次に、本発明の第四の実施の形態を図5及び図6に基づいて説明する。本実施の形態も、半導体レーザモジュールへの適用例であり、図5は本実施の形態の半導体レーザモジュール71を模式的に示す概略斜視図、図6は半導体レーザモジュール71を模式的に示し、(a)は、概略平面図、(b)は、その縦断側面図である。
第一の実施の形態では、例えば第1,第2の半導体レーザ2,3を高出力のものとした場合などに、コリメート素子4の性能によっては、第1,第2の半導体レーザ2,3から出射されたレーザ光P1,P2の一部がコリメート素子4を通過しながらも平行光束にならず発散光である高放射角光P3(図6(b)参照)が生じてしまいビーム径が広がってしまうことがある。この場合、第1,第2のレーザ光P1,P2のうち、コリメート素子4によってコリメートされた直後と同様のビーム径の低放射角光P4(図6(b)参照)は、反射面10a,10bによる2回の反射により光軸が平行にシフトするが、高放射角光76により迷光が生じる場合がある。そこで、本実施の形態では、この場合の対策を施している。具体的には、図5及び図6に示すように、本実施の形態の半導体レーザモジュール71は、第一の実施の形態に対して光学素子75が異なる。
本実施の形態の光学素子75の溝9a,9bを形成する部分には、分離反射面75a,75bが形成されている。これらの分離反射面75a,75bは、溝9a,9bにおけるレーザ光P1,P2の出射側に設けられ、光路の下流側に向かうに従いレーザ光P1,P2のそれぞれの中心に近づく斜面である。これらの分離反射面75a,75bは、半導体レーザモジュール71から出射されコリメート素子4を通過して第1,第2の反射面10a,10bで反射した第1,第2のレーザ光P1,P2のうちの、コリメート素子4によっても平行光束にならなかった発散光である高放射角光76の進路を反射により変更して、高放射角光76を第1,第2のレーザ光P1,P2のうちの平行光束である低放射角光77から分離する位置に配置されている。
また、本実施の形態の光学素子4のコリメートレンズ部8a,8bは、レーザ光P1,P2の入射面(表面)側に形成されている。
このような構成において、第1,第2のレーザ光P1,P2のうちコリメート素子4を通過しながらも平行光束にならなかった高放射角光P3が、分離反射面75a,75bにより低放射角光P4の進行方向とは異なる方向に反射し、低放射角光P4から分離される。これにより高放射角光P3が低放射角光P4に干渉することがない。
[第五の実施の形態]
次に、本発明の第五の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。本実施の形態は、前述したような半導体レーザモジュールを用いたホログラムレーザユニット、光ピックアップ装置ないしは光ディスク装置への適用例を示し、図7は光ピックアップ装置の一例を示す概略斜視図、図8は光ディスク装置を示す概略ブロック図である。
まず、図7に示す光ピックアップ装置31では、図1ないし図6の何れかに示したような構造の半導体レーザモジュール1,21,61又は71を光源として内蔵したホログラムレーザユニット32が設けられている。このホログラムレーザユニット32は、このような光源の他、出射光と戻り光とを分離・回折するホログラム素子や回折された戻り光を受光する受光素子等を一体に備えるものである。この他、光ピックアップ装置31は光ピックアップ装置31から出射されるレーザ光(第1のレーザ光P1又は第2のレーザ光P)を平行光束化する2波長コリメートレンズ33、平行光束化されたレーザ光を光記録媒体34側に向けて90度偏向させる立上げミラー35、往きの光と光記録媒体34からの戻り光との偏光方向を90度変換させるためのλ/4板36、光記録媒体34に向けてレーザ光を集光照射させるための対物レンズ37等を備えて構成されている。
ここに、ホログラムレーザユニット32中の第1,第2の半導体レーザ2,3は後述するように何れか一方が選択的に発光駆動されることにより、波長650nm又は波長780nmのレーザ光がホログラムレーザユニット32から出射されることになるが、前述したように半導体レーザモジュール1,21,61又は71においてレーザ光P1,P2の光軸は約100μm〜150μmに接近した平行状態とされており、光ピックアップ装置31においては、ほぼ同一の発光源から出射されたレーザ光として扱うことができる。
図8によりこのような光ピックアップ装置31を備える光ディスク装置について説明する。即ち、前述したようなDVD系用の波長650nmの第1のレーザ光P1を発する第1の半導体レーザ2とCD系用の波長780nmの第2のレーザ光P2を発する第2の半導体レーザ3とを有する半導体レーザモジュール1,21,61又は71が内蔵されたホログラムレーザユニット32を光源として有する光ピックアップ装置31を備え、CD系/DVD系の光記録媒体34に対して共用可能な光ディスク装置への適用例を示す。より具体的には、光記録媒体34としてCD−ROM,CD−R,CD−RW,DVD−ROMが利用可能な光ディスク装置の例である。
図8において、光記録媒体34は回転駆動機構の主要部を構成するスピンドルモータ41により回転駆動される。このスピンドルモータ41は、モータドライバ42とサーボ手段43とにより、例えば線速度が一定になるように制御される。この線速度は段階的に変更することが可能である。光ピックアップ装置31は、前述したような第1,第2の半導体レーザ2,3、対物レンズ37等の対応する光学系、トラッキング/フォーカスアクチュエータ(図示せず)等の他、受光素子やポジションセンサを内蔵しており、択一的に駆動される半導体レーザ2又は3からのレーザ光P1又はP2を光記録媒体34に照射する。また、この光ピックアップ装置31は、シークモータ(図示せず)によってスレッジ方向への移動が可能である。これらのトラッキング/フォーカスアクチュエータ及びシークモータは、受光素子とポジションセンサから得られる信号に基づいて、モータドライバ42とサーボ手段43とにより、レーザ光のスポットが光記録媒体34上の目的の場所に位置するように制御される。
そして、リード時には、光ピックアップ装置31によって得られた再生信号が、リードアンプ44で増幅されて2値化された後、CD/DVDデコーダ45に入力される。入力された2値化データは、このCD/DVDデコーダ45において、EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調される。なお、記録データは、8ビットずつまとめられてEFM変調されており、このEFM変調では、8ビットを14ビットに変換し、結合ビットを3ビット付加して合計17ビットにする。この場合に、結合ビットは、それまでの「1」と「0」の数が平均的に等しくなるように付けられる。これを「DC成分の抑制」といい、DCカットされた再生信号のスライスレベル変動が抑圧される。
復調されたデータは、デインターリーブとエラー訂正の処理が行われる。その後、このデータは、CD/DVD−ROMデコーダ46へ入力され、データの信頼性を高めるために、さらに、エラー訂正の処理が行われる。このように2回のエラー訂正の処理が行われたデータは、バッファマネージャ47によって一旦バッファRAM48に蓄えられ、セクタデータとして揃った状態で、インターフェース49を介して、図示しないホストコンピュータへ一気に転送される。なお、音楽データの場合には、CD/DVDデコーダ45から出力されたデータが、D/Aコンバータ50へ入力され、アナログのオーディオ出力信号Audioとして取り出される。
また、ライト時には、インターフェース49を通して、ホストコンピュータから送られてきたデータは、バッファマネージャ47によって一旦バッファRAM48に蓄えられる。そして、バッファRAM48内にある程度の量のデータが蓄積された状態で、ライト動作が開始されるが、この場合には、その前にレーザスポットを書き込み開始地点に位置させる必要がある。この地点は、トラックの蛇行により予め光記録媒体34上に刻まれているウォブル信号によって求められる。
ウォブル信号には、ATIPと呼ばれる絶対時間情報が含まれており、この情報が、ATIPデコーダ51によって取り出される。また、このATIPデコーダ51によって生成される同期信号は、CDエンコーダ52へ入力され、光記録媒体34上の正確な位置へのデータの書込みを可能にしている。バッファRAM48のデータは、CD−ROMエンコーダ53やCDエンコーダ52において、エラー訂正コードの付加や、インターリーブが行われ、CD−R/RW用のレーザコントローラ54、光ピックアップ装置31中の半導体レーザ3を介して、光記録媒体34に記録される。
なお、このような光ディスク装置の全体的な制御はROM55,RAM56を備えてマイクロコンピュータとして構成されるCPU57により制御され、DVD−ROMなる光記録媒体34が装填された場合には、DVD用のレーザコントローラ58により光ピックアップ装置31中の半導体レーザ2を発光させることにより、光記録媒体34に対する再生動作が実行される。よって、レーザコントローラ54,58及びCPU57が半導体レーザ2,3を光記録媒体34の種類に応じて択一的に選択駆動させる光源駆動手段として機能する。
従って、本実施の形態の光ディスク装置によれば、前述したような光ピックアップ装置31を備えるので、光記録媒体34の種類に応じて用いる半導体レーザ2,3を択一的に選択駆動させる構成をとる上でも、半導体レーザ2,3の出力減衰や出力制限を受けることがないため、高品質な安定した書込み動作等を行わせることができる。
なお、本実施の形態では、DVD系に対しては再生機能のみを有する構成として説明したが、DVD系に対して書込み機能を持たせる場合にも同様に適用することができる。
本発明の第一の実施の形態の半導体レーザモジュールを模式的に示す概略斜視図である。 その概略平面図である。 本発明の第二の実施の形態の半導体レーザモジュールを模式的に示す概略平面図である。 本発明の第三の実施の形態の半導体レーザモジュールを模式的に示す概略平面図である。 本発明の第四の実施の形態の半導体レーザモジュールを模式的に示す概略斜視図である。 半導体レーザモジュールを模式的に示し、(a)は、概略平面図、(b)は、その縦断側面図である。 本発明の第四の実施の形態の光ピックアップ装置を示す概略斜視図である。 その光ディスク装置を示す概略ブロック図である。 光ディスク装置に用いられる従来のホログラムレーザユニットの構成例を示す正面図である。 従来の半導体レーザモジュールを模式的に示す概略斜視図である。 従来の半導体レーザモジュールを示し、(a)は、概略平面図、(b)は、その縦断側面図である。
符号の説明
1,21,61,71 半導体レーザモジュール
2 第1の半導体レーザ(半導体レーザ)
3 第2の半導体レーザ(半導体レーザ)
4,24,64 コリメート素子
5,25,65,75 光学素子
8a,8b コリメートレンズ部
10a 第1の反射面(反射面)
10b 第2の反射面(反射面)
11a,11b 反射面組
24a,24b コリメートレンズ部
25a,65a,65b 反射面
31 光ピックアップ装置
32 ホログラムレーザユニット
34 光記録媒体
37 対物レンズ
41 回転駆動機構
54,58 光源駆動手段
64a,64b,64c,64d コリメートレンズ部
75a,75b 分離反射面
P1 第1のレーザ光(レーザ光)
P2 第2のレーザ光(レーザ光)


Claims (17)

  1. 複数の半導体レーザと、
    複数の前記半導体レーザから出射されるレーザ光の光軸をレーザ光の進行方向を変える反射面によって互いに平行にする光学素子と、
    前記レーザ光を平行光束に変換するコリメート素子と、
    を備える半導体レーザモジュール。
  2. 前記コリメート素子は、前記半導体レーザと前記光学素子との間に配置されている請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  3. 前記コリメート素子は、前記光学素子で進行方向が変えられた後の前記レーザ光を平行光束に変換する位置に配置されている請求項1記載の半導体レーザモジュール。
  4. 前記半導体レーザは、並列に2つ設けられており、
    前記光学素子は、互いに平行で対向する第1,第2の反射面から構成される反射面組を2つの前記半導体レーザに対応させて2組有し、各前記半導体レーザから出射されたレーザ光をそのレーザ光に対応する前記第1の反射面で反射し、この反射光を前記第2の反射面で反射する、請求項1ないし3の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  5. 2組の前記反射面組は、それらの中間点に対して面対称に配置されている請求項4記載の半導体レーザモジュール。
  6. 複数の前記半導体レーザは、第1,第2の2つの半導体レーザであり、
    前記第1の半導体レーザから出射された第1のレーザ光を前記光学素子の前記反射面により反射させ、前記第2の半導体レーザから出射された第2のレーザ光を前記反射面で反射される前記第1のレーザ光と同一方向でその光軸と平行に前記光学素子近傍を直進させる位置関係で、前記第1,第2の半導体レーザ及び前記光学素子を配設した、請求項1ないし3の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  7. 複数の前記半導体レーザは、前記光学素子を介して対向配置された第1,第2の2つの半導体レーザであり、
    前記光学素子は、前記第1,第2の半導体レーザ毎に前記反射面を有し、
    前記第1及び第2の半導体レーザから出射された第1,第2のレーザ光を、それらのレーザ光に対応する前記反射面で反射させて前記第1,第2のレーザ光の光軸を平行にする位置関係で、前記第1,第2の半導体レーザ及び前記光学素子を配設した、請求項1ないし3の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  8. 前記半導体レーザモジュールから出射されたレーザ光のうちの前記コリメート素子によっても平行光束にならなかった発散光の進路を反射により変更して前記発散光を前記レーザ光のうちの平行光束から分離する分離反射面を備える、請求項1ないし7の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  9. 前記分離反射面は、前記反射面によって反射された後の前記レーザ光の前記発散光を分離する位置に配置されている請求項8記載の半導体レーザモジュール。
  10. 前記光学素子と前記コリメート素子との少なくとも一方は、板状の部材であり、
    前記コリメート素子は、表裏面の少なくとも一方にコリメートレンズ部が形成されている、請求項1ないし9の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  11. 前記光学素子の材料は、Siである請求項1ないし10の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  12. 前記光学素子の前記反射面は、Siの(111)面である請求項11記載の半導体レーザモジュール。
  13. 前記光学素子は、Siの異方性エッチングにより形成されている請求項11又は12記載の半導体レーザモジュール。
  14. 複数の前記半導体レーザが出射する複数のレーザ光は、波長が異なる請求項1ないし13の何れか一記載の半導体レーザモジュール。
  15. 請求項1ないし14の何れか一記載の半導体レーザモジュールを光源として備えるホログラムレーザユニット。
  16. 請求項15記載のホログラムレーザユニットと、
    このホログラムレーザユニット中の前記半導体レーザから出射されたレーザ光を光記録媒体に向けて集光照射させる対物レンズと、
    を備える光ピックアップ装置。
  17. 光記録媒体を回転させる回転駆動機構と、
    前記光記録媒体に対してレーザ光を集光照射させる請求項16記載の光ピックアップ装置と、
    前記光ピックアップ装置のホログラムレーザユニット中の複数の前記半導体レーザを前記光記録媒体の種類に応じて択一的に選択駆動させる光源駆動手段と、
    を備える光ディスク装置。
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