JP2005093366A - ピンジャック取り付け機構及び送受話機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピンプラグを取り付けたケーブルが枠体の正面側に向かって引っ張られた際、ピンプラグがピンジャックに対して傾きを生じさせない。
【解決手段】ピンプラグ21が挿脱されるピンジャック34を携帯用電子機器の外形を形成する枠体11に取り付けるためのピンジャック取り付け機構において、前記ピンプラグ21を挿脱するために該ピンプラグ21に一体的に形成した把持用成型部21aをガイドすることで、前記ピンプラグ21の前記ピンジャック34への倒れを防止するピンプラグ倒れ防止壁12cを、前記枠体11に前記ピンジャック34と同心的に突出形成したことを特徴とするピンジャック取り付け機構を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】ピンプラグ21が挿脱されるピンジャック34を携帯用電子機器の外形を形成する枠体11に取り付けるためのピンジャック取り付け機構において、前記ピンプラグ21を挿脱するために該ピンプラグ21に一体的に形成した把持用成型部21aをガイドすることで、前記ピンプラグ21の前記ピンジャック34への倒れを防止するピンプラグ倒れ防止壁12cを、前記枠体11に前記ピンジャック34と同心的に突出形成したことを特徴とするピンジャック取り付け機構を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ピンプラグが挿脱されるピンジャックを携帯用電子機器の外形を形成する枠体に取り付ける際、ピンプラグを取り付けたケーブルが枠体の正面側に向かって引っ張られてもピンプラグがピンジャックに対して傾きを生じさせないピンジャック取り付け機構及び送受話機に関するものである。
イヤホーンを備えた携帯用電子機器の一例として、小型無線通信機がある(例えば、特許文献1参照)。
特許第3031609号公報(第4−7頁、第1図及び第5図)。
図5は従来の小型無線通信機の使用状態を説明するための図、
図6は従来の小型無線通信機において、送受話機を拡大して示した正面図、
図7は従来の小型無線通信機において、送受話機を使用者の上着に止着した状態を示した側面図である。
図6は従来の小型無線通信機において、送受話機を拡大して示した正面図、
図7は従来の小型無線通信機において、送受話機を使用者の上着に止着した状態を示した側面図である。
図5及び図6に示した従来の小型無線通信機100及び送受話機110は、上記した特許文献1に開示されているものであり、ここでは特許文献1を参照して簡略に説明する。
図5に示した如く、従来の小型無線通信機100では、送受話機110がクリップ等の図示しない止着具を介して使用者の上着などの着衣に止着されている。また、送受話機110にはマイクロホン112が設けられていると共に、送受話機110に対して着脱自在なイヤホーンケーブル121の一端にイヤホーン122が取り付けられて、このイヤホーン122が使用者の耳に装着されている。
更に、無線機130が使用者の腰部に掛けたベルトに止着されており、且つ、送受話機110と無線機130との間に通信ケーブル131が着脱自在に接続されている。
ここで、図6に拡大して示した如く、上記した送受話機110の外形を形成する箱状の枠体111の上部にマイクロホン112が設けられている。また、枠体111の下方部位にイヤホーンジャック(図示せず)が取り付けられ、このイヤホーンジャックにイヤホーンケーブル121の他端に取り付けたイヤホーンプラグ123が挿脱自在になっている。 尚、イヤホーンジャック(図示せず)及びイヤホーンプラグ123は、一般的に、ピンジャック及びピンプラグが用いられている。
更に、枠体111の下方部位の外側に通信ケーブル131の一端に取り付けたスリーブ132が露出した状態で支持されており、且つ、通信ケーブル131の他端に不図示のピンプラグが無線機130に対して挿脱自在に取り付けられていると共に、スリーブ132に不使用時のイヤホーン122を係止するためのイヤホーンホルダ133が一体的に形成されている。
上記構成により、イヤホーン122を使用していない時には、イヤホーン122をスリーブ132と一体に形成したイヤホーンホルダ133に係止させることができ、イヤホーン122をポケット等に収納する必要がないので紛失を防止することができると共に、緊急時などの必要時にイヤホーン122を迅速に使用することができる旨が開示されている。
ところで、従来の小型無線通信機100において、前述したように、送受話機110は使用者の上着などの着衣に止着された状態で使用しているが、この時、図7に示したように、送受話機110の枠体111の背面111aに例えばクリップなどの止着具113を取り付けて、この止着具113を使用者の上着などの着衣に止着した場合に、イヤホーンプラグ123を取り付けたイヤホーンケーブル121が枠体111の正面111b側に引っ張られるため、枠体111に取り付けたイヤホーンジャック(図示せず)に挿入したイヤホーンプラグ123が図中矢印方向に傾き、これに伴ってイヤホーンジャック(図示せず)に過度の負荷がかかってしまう。
ここで、イヤホーンジャック(図示せず)を枠体111に取り付ける際、イヤホーンジャック(図示せず)を枠体111内に設けた配線基板(図示せず)にハンダ付けした状態で取り付ける方法が一般的に行われており、この場合に、イヤホーンケーブル121が枠体111の正面111b側に向かって引っ張られると、イヤホーンケーブル121の引っ張り力がイヤホーンプラグ123からイヤホーンジャック(図示せず)に伝達されるため、イヤホーンジャック(図示せず)をハンダ付けした配線基板(図示せず)でハンダ剥離が生じたり、あるいは、配線基板(図示せず)が破損するなどの現象が生じ問題となっている。
そこで、ピンプラグ(イヤホーンプラグ)が挿脱されるピンジャック(イヤホーンジャック)を枠体に取り付けた携帯用電子機器(送受話機)を使用者の上着などの着衣に止着した状態で使用する場合に、ピンプラグを取り付けたケーブルが枠体の正面側に向かって引っ張られてもピンプラグがピンジャックに対して傾きを生じさせない構造形態のピンジャック取り付け機構及び送受話機が望まれている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、第1の発明は、ピンプラグが挿脱されるピンジャックを携帯用電子機器の外形を形成する枠体に取り付けるためのピンジャック取り付け機構において、
前記ピンプラグを挿脱するために該ピンプラグに一体的に形成した把持用成型部をガイドすることで、前記ピンプラグの前記ピンジャックへの倒れを防止するピンプラグ倒れ防止壁を、前記枠体に前記ピンジャックと同心的に突出形成したことを特徴とするピンジャック取り付け機構である。
前記ピンプラグを挿脱するために該ピンプラグに一体的に形成した把持用成型部をガイドすることで、前記ピンプラグの前記ピンジャックへの倒れを防止するピンプラグ倒れ防止壁を、前記枠体に前記ピンジャックと同心的に突出形成したことを特徴とするピンジャック取り付け機構である。
また、第2の発明は、音声を入力するマイクロホンと、通信機に接続するための通信ケーブルと、イヤホーンプラグが挿脱されるイヤホーンジャックとを少なくとも枠体に取り付け、且つ、前記枠体の背面に止着具を取り付けた送受話機において、
前記マイクロホンに接続したマイクロホン用ワイヤと、前記通信ケーブル又は通信ケーブル用のコネクタと、前記イヤホーンジャックとを配線するための配線基板を、前記枠体内で前記背面に対して略垂直に設けたことを特徴とする送受話機である。
前記マイクロホンに接続したマイクロホン用ワイヤと、前記通信ケーブル又は通信ケーブル用のコネクタと、前記イヤホーンジャックとを配線するための配線基板を、前記枠体内で前記背面に対して略垂直に設けたことを特徴とする送受話機である。
本発明に係るピンジャック取り付け機構によれば、ピンプラグを挿脱するためにピンプラグに一体的に形成した把持用成型部をガイドすることで、ピンプラグのピンジャックへの倒れを防止するピンプラグ倒れ防止壁を、枠体にピンジャックと同心的に突出形成したため、ピンプラグを取り付けたケーブルが枠体の正面側に向かって引っ張られた場合でも、ピンプラグ倒れ防止壁によりピンプラグのピンジャックへの倒れを防止できる。
また、本発明に係る送受話機によれば、マイクロホンに接続したマイクロホン用ワイヤと、通信ケーブル又は通信ケーブル用のコネクタと、イヤホーンジャックとをハンダ付けするための配線基板を、枠体内で背面に対して略垂直に設けたため、イヤホーンとイヤホーンプラグとを取り付けたイヤホーンケーブルが枠体の正面側に引っ張られても、配線基板にハンダ付けしたイヤホーンジャックでのハンダ剥離が発生せず、更に、配線基板が破損しない。
以下に本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機の一実施例を図1乃至図4を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機を説明するための斜視図、
図2は図1に示した枠体を背面側の第1枠体と、正面側の第2枠体とに分解して示した分解斜視図、
図3は本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機において、送受話機の構成を説明するための図であり、(a)は上面図,(b)は断面図、
図4は本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機において、ピンジャックに対するピンプラグの倒れ防止を説明するために模式的に示した模式図である。
図2は図1に示した枠体を背面側の第1枠体と、正面側の第2枠体とに分解して示した分解斜視図、
図3は本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機において、送受話機の構成を説明するための図であり、(a)は上面図,(b)は断面図、
図4は本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機において、ピンジャックに対するピンプラグの倒れ防止を説明するために模式的に示した模式図である。
図1に示した如く、本発明に係るピンジャック取り付け機構及び送受話機10は、音声などを送受信するインターカム装置(無線装置)として適用できるものであり、この送受話機10は従来例で説明したと同様に無線機40に対して有線で接続可能に構成されている。尚、無線機40は筐体41の上部に他の無線機と無線で交信するためのアンテナ42が取り付けられている。
ここで、送受話機10の外形を形成する枠体11は、樹脂材を用いて成形した背面側の第1枠体12と、正面側の第2枠体13とを突き合わせて略箱状に形成されている。
そして、枠体11を構成する第1,第2枠体12,13の上方部位に突出した突出部12a,13a内にマイクロホン14が取り付けられており、この突出部12a,13aの外周は柔軟性のあるマイク用キャップ16で覆われている。
また、枠体11を構成する第1,第2枠体12,13内には、配線基板30が設けられており、この配線基板30の下端部位に雌型のピンジャック(イヤホーンジャック)34がハンダ付けされた状態で第1枠体12の底面12b側に設けられている。
一方、第1枠体12の底面12b側には、イヤホーン20を一端に取り付け、且つ、一端と反対の他端に雄型のピンプラグ(イヤホーンプラグ)21を取り付けたイヤホーンケーブル22が送受話機10に接続可能に設けられており、雄型のピンプラグ21は雌型のピンジャック34に対して挿脱自在に嵌合できるようになっている。
また、枠体11の一部を構成する第1枠体12の底面12bに連接して本発明の要部となるピンプラグ倒れ防止壁12cがピンジャック34と同心で下方に向かって管状(リング状)に突出形成されている。この際、ピンプラグ倒れ防止壁12cは、ピンプラグ21を挿脱するためにピンプラグ21に一体的に形成した円筒状の把持用成型部21aをガイドすることで、ピンプラグ21のピンジャック34への倒れを防止する機能を備えている。
また、枠体11を構成する第1,第2枠体12,13の底面12b,13bには、通信ケーブル23の一端に取り付けたスリーブ24が露出した状態で支持されており、且つ、通信ケーブル23の他端に上記したピンプラグ21とは異なる形状の複合ピンプラグ25が無線機40に対して挿脱自在に取り付けられている。
この際、ピンプラグ21は円筒状の把持用成型部21aの先端にφ2.5mmの金属性ピンプラグ部(図示せず)が形成されており、一方、複合ピンプラグ25は直方状の把持用成型部25aの先端にφ3.5mmの金属性ピンプラグ部(図示せず)とφ2.5mmの金属性ピンプラグ部(図示せず)とが形成されているので、両者21,25の挿入を間違えることはない。
また、枠体11の一部を構成する第2枠体13の正面13cにマーク等の印刷部13c1がシルク印刷されている。
また、枠体11を構成する第1,第2枠体12,13の右側面12d,13d側に配線基板30に取り付けたスイッチ31(図3)に対して接離自在な操作釦32が設けられている。
また、枠体11の一部を構成する第1枠体12の背面12fには、送受話機10を使用する使用者の上着などの着衣に止着するための止着具としてクリップ27が取り付けられている。尚、止着具はクリップ27の他に安全ピンなどを用いても良い。
ここで、上記した枠体11について、図2を用いて説明する。
上記した枠体11は、前述したように樹脂材を用いて成形した第1,第2枠体12,13の内側同士を突き合わせて略箱状に形成されている。
まず、枠体11の一部を構成する第1枠体12は、背面側のハーフ部材として形成されているものであり、この上方部位にマイクロホン14(図1,図3)を収納するための突出部12aが半円筒状に上方に向かって突出形成されている。また、突出部12aの上面に半円孔12a1が穿接され、且つ、突出部12aの半円筒面に沿って貫通孔12a2が2箇所穿接されており、これらの半円孔12a1及び貫通孔12a2から使用者の音声をマイクロホン14(図1,図3)に取り込んでいる。
また、第1枠体12の左側面12e側で底面12bに連接して本発明の要部となるピンプラグ倒れ防止壁12cが下方に向かって管状(リング状)に一体的に突出形成されている。このピンプラグ倒れ防止壁12cの内径は、ピンプラグ21の円筒状の把持用成型部21a(図1,図3,図4)の外径よりも僅かに大径に形成されていると共に、ピンプラグ倒れ防止壁12cの強度を確保し、且つ、ピンプラグ倒れ防止壁12cの内径の寸法精度を確保するために第2枠体13側に分けることなく第1枠体12側のみに一体形成されている。
また、第1枠体12の底面12bでピンプラグ倒れ防止壁12cよりも右側に大幅矩形状凹部12b1が形成されており、この大幅矩形状凹部12b1にスリーブ24(図1,図3)が嵌め込まれるようになっている。
また、第1枠体12の右側面12dに切り欠き部12gが形成されており、この切り欠き部12g内には操作釦32(図1,図3)が取り付けられようになっている。この際、第1枠体12の切り欠き部12gの上下近傍に操作釦ガイド壁12hが形成されている。 また、第1枠体12の右側面12d及び左側面12eの内側に浅い段差部(12d1…図示では見えない部位)及び浅い側面段差部12e1が形成されている。これらの側面段差部(12d1),12e1には、第2枠体13の右側面13d及び左側面13eの上部内側に低い高さで形成した側面ガイド壁13d1,13e1が嵌合することで、第1枠体12と第2枠体13とを突き合わせた時に両者が位置決めされるようになっている。
また、第1枠体12の左側面12eの内壁に連接して複数の配線基板ガイド壁12iが形成されており、これら複数の配線基板ガイド壁12iは左側面12eの内壁に対して略直角に設けられ、且つ、背面12fの内面上に垂設されている。また、複数の配線基板ガイド壁12iの自由端から配線基板厚さだけ離れた背面12fの内面上にも配線基板ガイド壁12jが垂設されており、この配線基板ガイド壁12jは背面12fの内面上で左側面12eと略平行に設けられている。
また、第1枠体12の背面12fの内面上には、2本のボス12m,12nが間隔を離して垂設されており、各ボス12m,12nの中心部には貫通孔が穿設されている。一方、第2枠体13の正面13cの内面上には、2本のボス13m,13nが、第1枠体12の2本のボス12m,12nと対向して垂設されており、各ボス13m,13nの中心部にはネジ孔が穿設されている。そして、第1,第2枠体12,13を突き合わせた時に、各2本のボス(12m,12n),(13m,13n)同士を対向させて2本のネジを用いて接合するようになっている。
また、第1枠体12の背面12fの内面上で略中央部位に円形台座12kが形成されており、この円形台座12k内に穿設した丸孔12k1はクリップ27(図1,図3)を支持するためのものである。
次に、枠体11の一部を構成する第2枠体13は、正面側のハーフ部材として形成されているものであり、この上方部位にマイクロホン14(図1,図3)を収納するための突出部13aが半円筒状に上方に向かって突出形成されている。また、突出部13aの上面に半円孔13a1が穿接され、且つ、突出部13aの半円筒面に沿って貫通孔13a2が2箇所穿接されており、これらの半円孔12a1及び2箇所の貫通孔12a2から使用者の音声をマイクロホン14(図1,図3)に取り込んでいる。
また、第2枠体13の突出部13a内の図示下方には仕切り板13fが上方に向かって半円板状に突出形成されており、この仕切り板13fより上部奥方がマイクロホン14(図1,図3)を収納する空間になっていると共に、仕切り板13fに形成したスリット13f1にマイクロホン用ワイヤ17(図3)が挿通できるようになっている。
また、第2枠体13の底面13bには、大幅矩形状凹部13b1と、小幅矩形状凹部13b2と、半円弧状凹部13b3と、小幅矩形状凹部13b4とが右側面13d(図示では左側)から左側面13e(図示では右側)に向かって順に形成されている。この際、第2枠体13の大幅矩形状凹部13b1は、第1枠体12の大幅矩形状凹部12b1と対向してスリーブ24(図1,図3)が嵌め込まれるようになっている。また、第2枠体13の小幅矩形状凹部13b2と、半円弧状凹部13b3と、小幅矩形状凹部13b4は、第1枠体12のピンプラグ倒れ防止壁12cと対向し、且つ、小幅矩形状凹部13b2,13b4内に第1枠体12のピンプラグ倒れ防止壁12cの一部が嵌め込まれると共に、小幅矩形状凹部13b4内にピンジャック34の直方状樹脂成型部34aの先端に管状に形成した金属性ピンジャック部34b(図3,図4)が嵌め込まれるようになっている。
また、第2枠体13の右側面13dに切り欠き部13gが第1枠体12の右側面12dに形成した切り欠き部12gと対向して形成されており、この切り欠き部13g内には操作釦32(図1,図3)が取り付けられようになっている。この際、第2枠体13の切り欠き部13gの上下近傍に操作釦ガイド壁13hが形成されている。
また、第2枠体13の左側面13eの内壁に連接して複数の配線基板ガイド壁(13i…図示では見えない部位)が形成されており、これら複数の配線基板ガイド壁(13i)は、第1枠体12の複数の配線基板ガイド壁12iと対向して設けられている。
また、第2枠体13の右側面13dの内壁に連接し、且つ、右側面13dの内壁から左側面12e側に延出して2個の配線基板ガイド壁13jが形成されており、これら2個の配線基板ガイド壁13jの自由端の位置は、第1枠体12の配線基板ガイド壁12jの位置と対応している。
従って、配線基板30(図1,図3)は、第1枠体12側では複数の配線基板ガイド壁12iと、配線基板ガイド壁12jとの間に挟まれ、且つ、第2枠体13側では複数の配線基板ガイド壁(13i)と、2個の配線基板ガイド壁13jとの間に挟まれた状態で第1枠体12の背面12fに対して垂設されることになる。
次に、枠体11の一部を構成する第1枠体12内に送受話機10の各構成部材を組み立てた状態について図3(a),(b)を用いて説明する。
図3(a),(b)に示した如く、第1枠体12の上方部位に形成した突出した突出部12a内にマイクロホン14が取り付けられており、この突出部12aの外周はマジックテープ15(登録商標)を介して柔軟性のあるマイク用キャップ16で覆われている。
また、第1枠体12内には、配線基板30が左側面12側に接近し、且つ、この左側面12と略平行で背面12fの内面に対して略垂直に設置されている。
そして、配線基板30の上端側にマイクロホン14と接続したマイクロホン用ワイヤ17がハンダ付けにより配線されている。更に、配線基板30には、上方から下方に向かってスイッチ31と、コネクタ33と、ピンジャック34とがハンダ付けにより配線されていると共に、スイッチ31に接離する操作釦32が第1枠体12の右側面12dに切り欠き形成した切り欠き部12gに臨んでいる。
この際、操作釦32は、操作面部32aと、ガイド部32bと、スイッチ押圧部32cとが樹脂材により一体的に形成されており、使用者が操作面部32aを押すと、スイッチ押圧部32cがスイッチ31に当接してスイッチ31がON状態となり、マイクロホン14の音声を取り込めることができる。
また、配線基板30の中間部位にハンダ付けしたコネクタ33には、スリーブ24から第1枠体12内に延出した通信ケーブル23に取り付けたコネクタ26が嵌合している。尚、配線基板30にハンダ付けしたコネクタ33と、通信ケーブル23に取り付けたコネクタ26とを設けずに、これに代えて、スリーブ24から第1枠体12内に延出した通信ケーブル23を配線基板30の中間部位に直接ハンダ付けしても良い。
また、配線基板30の下端部位にハンダ付けしたピンジャック34は、直方状樹脂成型部34aの先端に金属性ピンジャック部34bがφ2.5mmの内径で管状に形成されており、この金属性ピンジャック部34bが第1枠体12の底面12bに形成した管状のピンプラグ倒れ防止壁12cの一部に嵌合し、これにより金属性ピンジャック部34bとピンプラグ倒れ防止壁12cとが略同心となっている。更に、管状のピンプラグ倒れ防止壁12cの内径は、ピンプラグ21の円筒状の把持用成型部21aの外径よりも僅かに大径に形成されている。このピンプラグ21は、前述したように、イヤホーン20を一端に取り付けたイヤホーンケーブル22の他端に取り付けられており、円筒状の把持用成型部21aの先端にφ2.5mmで形成した金属性ピンプラグ部21bがピンジャック34の金属性ピンジャック部34bに対して挿脱自在になっている。
また、第1枠体12の背面12fの内面上で略中央部位に形成した円形台座12kの丸孔12k1(図2)内に軸28が嵌め込まれてEリング29で抜け防止が図られており、この軸28は第1枠体12の背面12fでクリップ27を支持している。
そして、上記した各構成部材を第1枠体12内に組み立てた後に、第1枠体12に第2枠体13(図1,図2)を蓋合わせして、送受話機10を組み立てている。
ここで、使用者が送受話機10を使用する際、ピンプラグ21を取り付けたイヤホーンケーブル22が枠体11を構成する第2枠体13の正面13c(図1)側に向かって引っ張られた場合に、イヤホーンケーブル22の引っ張り力がピンプラグ(イヤホーンプラグ)21からピンジャック(イヤホーンジャック)34に伝達されるが、ピンジャック34は枠体11内で第1枠体12の背面12fに対して略垂直に設けた配線基板30にハンダ付けされているために、イヤホーンケーブル22が第2枠体13の正面13c側に引っ張られても、配線基板30にハンダ付けしたピンジャック34でのハンダ剥離が発生せず、更に、配線基板30が破損しない。
また、イヤホーンケーブル22が第2枠体13の正面13c(図1)側に向かって引っ張られた場合に、第1枠体12の底面12bに突出形成したピンプラグ倒れ防止壁12cによりピンプラグ21のピンジャック34への倒れを防止するために、図4(a),(b)に示したように、ピンプラグ21の把持用成型部21aの外径をφA、第1枠体12の底面12bに突出形成したピンプラグ倒れ防止壁12cの内径をφB(但し、φB>φA)、ピンプラグ倒れ防止壁12cの高さをCとし、更に、第1枠体12の底面12bに取り付けたピンジャック34に破損が生じるピンプラグ21の傾きをα、ピンプラグ倒れ防止壁12cを形成した時のピンプラグ21の傾きをβ(図示せず)とすると、イヤホーンケーブル22が引っ張られた時のピンプラグ21の傾きβは、 tanβ=C/{(B−A)/2} となり、 β=tan−1{2C/(B−A)} である。
よって、tan−1{2C/(B−A)}<α の条件を満たすピンプラグ倒れ防止壁12cを形成することにより、イヤホーンケーブル22が第2枠体13の正面13c(図1)側に向かって引っ張られた場合でも、ピンプラグ倒れ防止壁12cによりピンプラグ21のピンジャック34への倒れを防止できる。
10…送受話機、
11…枠体、
12…第1枠体、12a…突出部、12b…底面、12c…ピンプラグ倒れ防止壁、
12d…右側面、12e…左側面、12f…背面、
13…第2枠体、13a…突出部、13b…底面、13c…正面、
13d…右側面、13e…左側面、
14…マイクロホン、17…マイクロホン用ワイヤ、
20…イヤホーン、
21…雄型のピンプラグ、
21a…円筒状の把持用成型部、21b…金属性ピンプラグ部、
22…イヤホーンケーブル、23…通信ケーブル、24…スリーブ、
25…複合ピンプラグ、26…コネクタ、
27…クリップ、
30…配線基板、31…スイッチ、32…操作釦、33…コネクタ、
34…ピンジャック、
35a…直方状樹脂成型部、34b…金属性ピンジャック部、
40…無線機。
11…枠体、
12…第1枠体、12a…突出部、12b…底面、12c…ピンプラグ倒れ防止壁、
12d…右側面、12e…左側面、12f…背面、
13…第2枠体、13a…突出部、13b…底面、13c…正面、
13d…右側面、13e…左側面、
14…マイクロホン、17…マイクロホン用ワイヤ、
20…イヤホーン、
21…雄型のピンプラグ、
21a…円筒状の把持用成型部、21b…金属性ピンプラグ部、
22…イヤホーンケーブル、23…通信ケーブル、24…スリーブ、
25…複合ピンプラグ、26…コネクタ、
27…クリップ、
30…配線基板、31…スイッチ、32…操作釦、33…コネクタ、
34…ピンジャック、
35a…直方状樹脂成型部、34b…金属性ピンジャック部、
40…無線機。
Claims (2)
- ピンプラグが挿脱されるピンジャックを携帯用電子機器の外形を形成する枠体に取り付けるためのピンジャック取り付け機構において、
前記ピンプラグを挿脱するために該ピンプラグに一体的に形成した把持用成型部をガイドすることで、前記ピンプラグの前記ピンジャックへの倒れを防止するピンプラグ倒れ防止壁を、前記枠体に前記ピンジャックと同心的に突出形成したことを特徴とするピンジャック取り付け機構。 - 音声を入力するマイクロホンと、通信機に接続するための通信ケーブルと、イヤホーンプラグが挿脱されるイヤホーンジャックとを少なくとも枠体に取り付け、且つ、前記枠体の背面に止着具を取り付けた送受話機において、
前記マイクロホンに接続したマイクロホン用ワイヤと、前記通信ケーブル又は通信ケーブル用のコネクタと、前記イヤホーンジャックとを配線するための配線基板を、前記枠体内で前記背面に対して略垂直に設けたことを特徴とする送受話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003328481A JP2005093366A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | ピンジャック取り付け機構及び送受話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003328481A JP2005093366A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | ピンジャック取り付け機構及び送受話機 |
Publications (1)
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Family
ID=34458045
Family Applications (1)
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JP (1) | JP2005093366A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259192A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Yungs Group Inc | マルチメディア機器用イヤホンジェンダー |
KR101411505B1 (ko) * | 2013-01-17 | 2014-07-03 | 삼성중공업 주식회사 | 곡률반경 측정장치 |
-
2003
- 2003-09-19 JP JP2003328481A patent/JP2005093366A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008259192A (ja) * | 2007-03-31 | 2008-10-23 | Yungs Group Inc | マルチメディア機器用イヤホンジェンダー |
US7909651B2 (en) | 2007-03-31 | 2011-03-22 | Yungs Group, Inc. | Multifunctional connection cord for multimedia device |
KR101411505B1 (ko) * | 2013-01-17 | 2014-07-03 | 삼성중공업 주식회사 | 곡률반경 측정장치 |
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