JP2005093101A - カードコネクタ - Google Patents

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薫 松村
Shinichi Ikemoto
進一 池元
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Abstract

【課題】 内部へのほこり等の侵入を防止して、接触不良や不完全挿入を防止することができるカードコネクタを提供する。
【解決手段】 第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bのうちの一方を挿入口13から本体20に収容する際に、蓋14はメモリーカード12a、14bにより押されて本体20の内側に向けて押し開かれる。そして、挿入口13から本体20に挿入されたメモリーカード12a、12bは、本体20の外側に突出しているイジェクトボタン15を押すことにより、押出手段40により挿入口13から押出される。このとき、イジェクトボタン15の押込み移動に連動して、蓋14が本体20の内側に向けて押し開かれる。従って、メモリーカード12a、12bの挿入動作時および取り出し動作時を除いて、挿入口13の蓋14が閉じられてほこり等が本体20内部に侵入するのを防止することができるので、挿入口13からほこり等が侵入して、接触不良や不完全挿入が生じるという問題を解消できる。
【選択図】 図2

Description

本発明はカードコネクタに係り、例えば自動車への搭載に適したカードコネクタに関する。
従来より、例えばデジタルカメラやシリコンオーディオプレーヤ等に用いられる端子位置の異なる小型メモリーカードが接続可能なメモリーカードコネクタが知られている(例えば特許文献1参照)。
すなわち、図8に示すように、このメモリーカードコネクタ100では、複数の端子部103、104が、ケーシング102内に設けられている。また、メモリーカードの横幅や厚みを検出する検出手段105、106を有しており、メモリーカードをスロット101からケーシング102内に挿入することにより、メモリーカードの種類を検出する。これにより、検出されたメモリーカードに対応した端子が接続可能となり、端子位置が異なる複数の小型メモリーカードを各別に接続することができるようになっている。
特開2002−158068号公報(図4)
ところで、前述したカードコネクタ100においては、スロット101からほこり等が本体内部に入りやすいため、端子部103、104とメモリーカードの端子との間に接触不良が生じたり、メモリーカードの挿入が不完全になる虞れがあるという不都合があった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は内部へのほこり等の侵入を防止して、接触不良や不完全挿入を防止することができるカードコネクタを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明は、形状および寸法が異なる薄板状に形成された第1のメモリーカードおよび第2のメモリーカードを互いに排他的に挿入口から収容可能な本体と、前記本体内における収容位置から前記挿入口を通じて前記本体の外側に前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードを押出す押出手段と、前記押出手段を操作するために前記押出手段から前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードの挿入方向に沿って延び、かつ、前記本体の外側に露出するイジェクトボタンとを備え、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方を前記本体に収容すると、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方に押圧される前記押出手段を介して前記イジェクトボタンが前記本体の外側に突出するカードコネクタであって、前記挿入口に設けられて揺動開閉可能な蓋を有し、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方を前記本体に収容する際に、前記蓋が前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方により前記本体の内側に向けて押し開かれるとともに、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方を前記本体から取り出す際に、前記蓋が前記イジェクトボタンの押込み移動に連動して前記本体の内側に向けて押し開かれることを特徴としている。
ここで、メモリーカードとしては、例えば薄板状のメモリーカードのみならず、スティック状のメモリースティック等も含むものである。
このように構成されたカードコネクタにおいては、第1のメモリーカードおよび第2のメモリーカードのうちの一方を挿入口から本体に収容する際に、蓋は第1のメモリーカードおよび第2のメモリーカードのうちの一方により押されて本体の内側に向けて押し開かれる。
そして、挿入口から本体に挿入された第1のメモリーカードまたは第2のメモリーカードは、本体の外側に突出しているイジェクトボタンを押すことにより、押出手段により挿入口から押出される。このとき、イジェクトボタンの押込み移動に連動して、蓋が本体の内側に向けて押し開かれる。
従って、このカードコネクタにおいては、メモリーカードの挿入動作時および取り出し動作時を除いて、挿入口の蓋が閉じられていてほこり等が本体内部に侵入するのを防止することができるので、挿入口からほこり等が侵入して、接触不良や不完全挿入が生じるという問題を解消できることになる。
また、本発明は、前記イジェクトボタンの操作部側に設けられた第1凹部と、前記イジェクトボタンにおける前記第1凹部よりも前記押出手段側に設けられた第2凹部とを備え、前記第1凹部が、前記本体に前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードが挿入されていないときに前記蓋の開放動作に干渉しないとともに、前記第2凹部が、前記イジェクトボタンを前記本体に向かって押し込むことにより、前記蓋に係合して当該蓋を開放することを特徴としている。
このように構成されたカードコネクタにおいては、イジェクトボタンの操作部側に設けられた第1凹部は、メモリーカードが挿入されていない場合には蓋の開放動作に干渉しない。従って、通常時は閉じており、メモリーカードを挿入する際には本体の内側に回動して開く。また、イジェクトボタンにおいて、第1凹部よりも押出手段側に設けられた第2凹部は、本体内に収容されているメモリーカードを取り出す際にイジェクトボタンを本体に向かって押し込むことにより、蓋に係合して蓋を開放する。これにより、メモリーカードを、蓋に干渉することなく取り出すことができる。
また、本発明は、前記本体に挿入された前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードが正規位置にないときに、不完全挿入を検知する不完全挿入検知手段を備えていることを特徴としている。
このように構成されたカードコネクタにおいては、メモリーカードが本体内に挿入されて、正規位置に達していない場合には、不完全挿入検知手段が完全に挿入されていないことを検知する。これにより、メモリーカードの不完全挿入を回避することができる。
また、本発明は、前記不完全挿入検知手段が、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードにおける端子部を短絡させることにより読取不可能にすることを特徴としている。
このように構成されたカードコネクタにおいては、不完全挿入検知手段として、第1のメモリーカードおよび第2のメモリーカードにおける端子部を短絡させることにより読取不可能にする。これにより、メモリーカードの不完全挿入を回避することができる。
本発明によれば、メモリーカードの挿入動作時および取り出し動作時を除いて、挿入口の蓋が閉じられてほこり等が本体内部に侵入するのを防止することができるので、挿入口からほこり等が侵入して、接触不良や不完全挿入が生じるという問題を解消できることになる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るカードコネクタの実施形態を示す斜視図、図2(A)および(B)はメモリーカードを挿入した状態の本体を示す平面図および断面図であり(C)は突出片によりメモリーカードを保持している状態を示す拡大図、図3(A)および(B)はメモリーカードが途中位置にある状態の本体を示す平面図および断面図、図4(A)および(B)はメモリーカードを完全に引き込んだ状態の本体を示す平面図および断面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態であるカードコネクタ10は、全体薄い矩形状をした本体20を有しており、上面および側面は金属カバー10Uでおおわれている。前面パネル11にはメモリーカード12を排他的に挿入可能な挿入口であるスロット13が設けられており、スロット13の前面には蓋14が揺動開閉自在に設けられている。また、メモリーカード12を取り出す際に押すイジェクトボタン15が設けられている。金属カバー10Uの側面には、カードコネクタ10を例えば自動車の車体に取り付けるための取付ブラケット16が複数個設けられている。なお、金属カバー10Uの内部には、本体20が設けられている。
図2〜図4に示すように、本体20は、形状および寸法が異なる薄板状に形成された第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bを互いに排他的に収容可能となっている。
ここでは、第1のメモリーカード12aとしては例えば幅が細めで長さが長いメモリーカードであり、第2のメモリーカード12bとしては例えば幅が広めで長さが短いメモリーカードが例示されている。本体20の底板20aの所定位置には、第1のメモリーカード12aにおける第1端子部17aおよび第2のメモリーカード12bにおける第2端子部17bに対して個別に接触可能な第1接触部21aおよび第2接触部21bが設けられている。
これら第1接触部21aおよび第2接触部21bでは、本体20の前後方向における所定位置において、弾性変形可能な導体が本体20の底板20aから上方へ突出して設けられている。
従って、第1のメモリーカード12aまたは第2のメモリーカード12bを挿入すると、その下面に設けられている第1端子部17aまたは第2端子部17bが第1接触部21aまたは第2接触部21b接触して電気的に接続されるようになっている。
また、本体20の奥部(図2〜図4において左側)には、電気部品としてのカードコネクタ10を接続するための入出力端子22が設けられており、第1接触部21aおよび第2接触部21bが適宜の配置で接続されている。
これにより、第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bに対して、データの読み込みや書き込みが可能となる。
本体20の内部には、第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bを挿通可能な形状およびサイズをした薄角筒状の筒体50が、メモリーカード12a、12bの挿入方向に沿って前後に進退可能に設けられている。
図7に示すように、筒体50は、最も先端(図2〜図4において左端)に設けられている先端壁50aの下側から底板50Lの先端部にかけて第1の導通用切欠き55aが設けられており、第1のメモリーカード12aの第1端子部17aが下方に露出するようにしている。また、底板50Lの前後方向中央部には第2の導通用切欠き55bが設けられており、第2のメモリーカード12bが挿入された際に、第2のメモリーカード12bの下面先端に設けられている第2端子部17bが下方に露出するようになっている。
幅が細くて長い第1のメモリーカード12aを筒体50に挿入すると、第1のメモリーカード12aの先端は先端壁50aに当接する。一方、幅が広くて短い第2のメモリーカード12bが挿入された場合には、筒体50の中央において外側に拡幅している段部54に第2のメモリーカード12bの先端の角部が当接するようになっている。
従って、第1のメモリーカード12aを挿入した場合でも、あるいは短い第2のメモリーカード12bを挿入した場合でも、メモリーカード12a、12bを押し込むことにより筒体50は挿入方向へ押し込まれることになる。
薄角筒状をした筒体50の天板50Uの前側(図2〜図4において右側)部分の左右両側端部には、天板50Uを切欠いて筒体50の内側(ここでは下側)に向かって弾性的に突出する突出片51が設けられており、筒体50に挿入されたメモリーカード12a、12bを下方へ押えて筒体50の内部に保持するようになっている(図2(C)参照)。
これにより、筒体50に保持されているメモリーカード12a、12bは、カードコネクタ10が振動しても脱落しないように、確実に保持されることになる。
また、筒体50の側壁50bでは、第1メモリーカード12aおよび第2メモリーカード12bの側面に設けられている容量チェック用の第1嵌合凹部19aおよび第2嵌合凹部19bに対応する位置に、切欠き53a、53bが各々設けられている。
筒体50の天板50Uには、左右(図2(A)において上下)両側にはスライドピン52、52が上方へ突出して固設されていて、引込手段30に取付けられている。すなわち、取付手段30では、本体20の左右両側壁20bの上面に、左右一対のアーム部材31、31の一端31aが各々ピン32により回動自在に設けられている。
また、各アーム部材31、31の他端31bには、トーションバネ34の先端が曲げ上げられて回転自在に取付けられており、両アーム部材31、31の他端31bは、トーションバネ34によって常時互いに離反する方向に付勢されている。
さらに、各アーム部材31、31には、長手方向に長円形の切欠き33が設けられており、この切欠き33には筒体50に固設されているスライドピン52、52が、各々スライド可能に取付けられている。
従って、図2に示すように、筒体50が手前側(図2において右側)にある場合には、両アーム部材31,31はピン32よりも手前側にあり、トーションバネ34が両アーム部材31、31の他端31bを外側に広げるので、スライドピン52、52は切欠き33に沿って移動し、筒体50は図2において右側に付勢される。なお、スライドピン52、52は、切欠き33の端部に達しているので、筒体50は図2に示した位置よりも右側へは移動できない。
また、筒体50にメモリーカード12a、12bを挿入して筒体50を押し込んで、図3に示す中立位置、すなわち両アーム部材31,31が一直線に並ぶ位置を越えると、トーションバネ34が両アーム部材31、31の他端31bを外側に広げるので、スライドピン52、52は切欠き33に沿って移動し、筒体50は図3において左側に引き込まれ、図4に示すように、奥部に引き込まれる。
本体20の右側(図2(A)において上側)には、本体20の外側に露出してイジェクトボタン15が挿入方向に移動可能に設けられており、イジェクトボタン15の先端(図2中左端)は本体20の奥部まで達している。
また、イジェクトボタン15の中央部分には、本体20の中心側へ突出した突起15bが設けられている。そして、本体20の奥部には、本体20に収容されているメモリーカード12a、12bを収容位置からスロット13を通じて本体20の外側に押出す押出手段としてのイジェクトアーム40が回転軸41を中心として回動自在に設けられている。イジェクトアーム40の一端40aには長円孔42が設けられており、この長円孔42には、イジェクトアーム40を操作するためのイジェクトボタン15の先端部15aが係止されている。
従って、イジェクトボタン15を挿入方向へ押すと、イジェクトボタン15の先端部15aが長円孔42を介してイジェクトアーム40の一端40aを奥へ押すので、イジェクトアーム40は回転軸41を中心として反時針方向へ回動することになる。
本体20の側板20bの所定位置には、第1のメモリーカード12aまたは第2のメモリーカード12bに設けられている容量チェック用の第1嵌合凹部19aまたは第2嵌合凹部19bに嵌合する第1爪部23aおよび第2爪部23bが設けられている。
第1爪部23aは長い第1のメモリーカード12aの第1嵌合凹部19aに対応しており、本体20の奥部において回転軸24a回りに回動自在に設けられているアーム25aの一端に中心側へ突出して設けられている。
また、アーム25aの他端には折り曲げ部26が設けられており、第1のメモリーカード12aが挿入されて筒体50が本体20の奥に移動すると、筒体50の先端壁50aが折り曲げ部26に当接し、アーム25aを図4(A)において反時針方向へ回転させる。
これにより、第1爪部23aは本体20の中心側へ付勢されて、第1のメモリーカード12aの第1嵌合凹部19aに嵌合し、第1のメモリーカード12aをロックして脱落を防止することになる。
一方、第1のメモリーカード12aを取り出す際にイジェクトボタン15を押し込むと、イジェクトボタン15の先端部15aがイジェクトアーム40を図4(A)において反時針方向に回転させて筒体50を手前側(図4中右側)へ押出す。
これに伴い、アーム25aの折り曲げ部26から筒体50が離れるので、アーム25aは図3(A)において時針方向に回転可能となり、第1爪部23aは第1のメモリーカード12aの第1嵌合凹部19aから離脱する。これにより、第1のメモリーカード12aのロックが解除されて取り出し可能となる。
なお、第2のメモリーカード12bを挿入した場合でも筒体50が奥に移動するので、アーム25aが回転して第1爪部23aを中心側へ付勢するが、第2のメモリーカード12bは短く、第1爪部23aに対応する位置には何もないので第1爪部23aはメモリーカード12a、12bと干渉しない。
また、第2爪部23bは短い第2のメモリーカード12bの第2嵌合凹部19bに対応しており、本体20の側板20bの中央部において回転軸24b回りに回動自在に設けられているアーム25bの一端に中心側へ突出して設けられている。
アーム25bの他端には外側に突出した突出部27が設けられており、イジェクトボタン15に設けられている突起15bに接触可能となっている。なお、アーム25bは常時時針方向へ付勢されており、第2爪部23bは中心方向に付勢されている。
従って、図2(A)に示すように、メモリーカード12a、12bが筒体50の所定位置まで押し込まれていない状態では、イジェクトボタン15が挿入方向に押し込まれていて突起15bと突出部27とは干渉していない。このため、第2爪部23bは中心側に突出している。
第2のメモリーカード12bを図3に示される所定位置まで押し込むと、筒体50は引込手段30により奥に引き込まれる。このとき、イジェクトボタン15の移動に伴って突起15bが移動し、突出部27を乗り越える際にアーム25bを反時針方向へ回転させて第2爪部23bを外側に退避させる。これにより、第2のメモリーカード12bは第2爪部23bに干渉せずに奥に引き込まれる。
図4に示すように、筒体50がさらに奥に引き込まれると、イジェクトアーム40の回転によりイジェクトボタン15が図4中右方向へ押出される。これに伴い、突起15bも右方向へ移動し、突出部27を乗り越える。
これにより、アーム25bは一旦反時針方向へ回動し、その後再び時針方向へ回転して、第2爪部23bが中心側に突出して、第2のメモリーカード12bの第2嵌合凹部19bに嵌合し、第2のメモリーカード12bをロックして脱落を防止する。
また、図4に示されているように、本体20内部に収容されている第2のメモリーカード12bを取り出す際には、突出しているイジェクトボタン15を押し込む。これにより、イジェクトボタン15の先端部15aがイジェクトアーム40を図4(A)において反時針方向に回転させて筒体50を押出す。
このとき、イジェクトボタン15の突起15bが奥側へ移動し、突出部27を乗り越える際に、第2爪部23bを一旦外側へ移動させるので、第2嵌合凹部19bから外れてロック状態が解除される。これにより、第2のメモリーカード12bを取り出すことができる。
図5(A)〜(C)に示すように、スロット13の蓋14は、イジェクトボタン15の移動と連動している。すなわち、回転軸14aを中心として、蓋14と一体的に回動するカム14bが設けられており、イジェクトボタン15の側壁はカム板としてイジェクトボタン15の操作部側には第1凹部18aが、また、イジェクトアーム40側すなわち奥側には第2凹部18bが設けられている。メモリーカード18a、18bが挿入されていない状態では、第1凹部18aはカム33に干渉しないため、蓋14の開放動作には関係しない。このため、カム14bはカム14b自身と蓋14の重みによって常時下方へ付勢されており、イジェクトボタン15の形状に沿って回動することにより、蓋14が開閉する。
すなわち、図5(A)に示すように、メモリーカード12a、12bが挿入されていない場合には、イジェクトボタン15は原点位置にあって突出していない。この状態では、カム14bはイジェクトボタン15の手前側の第1凹部18aにおいて垂れ下がっているので、蓋14は閉じている。
図5(B)に示すように、メモリーカード12a、12bを挿入すると、メモリーカード12a、12bに押されて蓋14は内側へ開く。そして、図5(C)に示すように、メモリーカード12a、12bが本体20の内部に完全に引き込まれると、イジェクトボタン15は前方に突出する。これに伴い、カム14bはイジェクトボタン15の奥側の第2凹部18bに沿って下降するので、蓋14が閉じる。また、メモリーカード18a、18bを取り出す際に、イジェクトボタン15を押込むと、カム14bが第2凹部18bに係合して蓋14を開放し、メモリーカード12a、12bを取り出し可能にする。
図2(A)に示すように、本体20の左側(図2(A)において下側)の側板20b上部には、メモリーカード12a、12bの不完全挿入状態を検出する不完全挿入検知手段である途中検出スイッチ28が設けられている。
図6(A)(B)に示すように、途中検出スイッチ28の端部28aは蓋14と干渉する位置まで延びている。図6(A)に示すように、蓋14が閉じた状態では蓋14が途中検出スイッチ28と干渉しないので、スイッチ・オフとなっている。一方、図6(B)に示すように、メモリーカード12a、12bを挿入して蓋14が開くと、蓋14が回転軸14aを中心として回動し途中検出スイッチ28の端部28aを持ち上げるので、接地されている金属カバー10Uと導通して短絡する。
従って、イジェクトボタン15が途中位置までとび出し、途中検出スイッチ28がスイッチ・オンとなっていると、蓋14が閉じておらず、メモリーカード12a、12bが完全に筒体50の内部に挿入されていないことが検出される。これにより、メモリーカード12a、12bの不完全装着を防止することができる。
次に、図2〜図4に基づいて、メモリーカード12a、12bの挿入動作およびイジェクト動作について説明する。図2(A)、(B)はメモリーカード12a、12bを筒体50の内部に挿入した状態を示す平面図および断面図、図3(A)、(B)はメモリーカード12a、12bを筒体50の内部に挿入して途中の所定位置まで押し込んだ状態を示す平面図および断面図、図4(A)、(B)は筒体50が引込手段30により引き込まれて入出力端子22に接続された状態を示す平面図および断面図である。なお、内部構造が明確にわかるように、カードコネクタ10の金属カバー10Uを取り外した状態を示している。
図2(A)、(B)に示されるように、筒体50にメモリーカード12a、12bを挿入するときには、筒体50は最も前方位置にあり、筒体50の第1導通用切欠き55aと第2導通用切欠き55bの間の底板50Lが第2接触部21bの真上に位置して第2接触部21bを下方へ押し下げている。従って、第1のメモリーカード12aを挿入する際に、先端下面の第1端子部17aは第2接触部21bと接触することなく挿入することができ、第1端子部17aを傷つけることなく挿入することができる。さらに、メモリーカード12a、12bをさらに挿入方向へ押し込むと、筒体50はメモリーカード12a、12bにより押されて挿入方向へ移動する。
これに伴って、筒体50のスライドピン52が挿入方向へ前進するため、引込手段30の両アーム部材31、31がピン32を中心として回動する。そして、図3(A)、(B)に示すように、筒体50が所定位置(中立位置)まで押し込まれると、引込手段30の両アーム部材31,31が一直線状に並ぶ。
さらにメモリーカード12a、12bを押し込むと、トーションバネ34の付勢力により両アーム31、31が回転し、スライドピン52を挿入方向へ押して、筒体50は挿入方向へ引き込まれる(図4(A)、(B)に示す状態)。これにより、第1のメモリーカード12aが挿入された場合には、筒体50の第1導通用切欠き55aを介して第1端子部17aと第1接触部21aとが導通する。また、第2のメモリーカード12bが挿入された場合に、筒体50の第2導通用切欠き55bを介して第2端子部17bと第2接触部21bとが導通する。
なお、筒体50が引き込まれると、イジェクトアーム40が回転してイジェクトボタン15を完全に手前側に押出す。
一方、メモリーカード12a、12bを取り出す際には、手前側に突出しているイジェクトボタン15を挿入方向へ押し込む。これにより、イジェクトボタン15の先端部15aがイジェクトアーム40の一端40aを押して回転させ、イジェクトアーム40の他端40bが筒体50を反挿入方向へ押出す。そして、筒体50が中立位置まで押出されると、引込手段30が引き込み動作と反対に作動して、筒体50を押出す。
以上、前述したカードコネクタ10によれば、第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bのうちの一方をスロット13から本体20に収容する際に、蓋14は第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bのうちの一方により押されて本体20の内側に向けて押し開かれる。そして、スロット13から本体20に挿入された第1のメモリーカード12aまたは第2のメモリーカード12bは、本体20の外側に突出しているイジェクトボタン15を押すことにより、イジェクトアーム40によりスロット13から押出される。このとき、イジェクトボタン15の押込み移動に連動して、蓋14が本体20の内側に向けて押し開かれる。
従って、メモリーカード12a、12bの挿入動作時および取り出し動作時を除いて、スロット13の蓋14が閉じられてほこり等が本体20内部に侵入するのを防止することができるので、スロット13からほこり等が侵入して、接触不良や不完全挿入が生じるという問題を解消できることになる。
また、イジェクトボタン15の操作部側に設けられた第1凹部18aは、メモリーカード12a、12bが挿入されていない場合には蓋14の開放動作に干渉しない。従って、通常時は閉じており、メモリーカード12a、12bを挿入する際には本体20の内側に回動して開く。
また、イジェクトボタン15において、第1凹部18aよりもイジェクトアーム40側に設けられた第2凹部18bは、本体20内に収容されているメモリーカード12a、12bを取り出す際にイジェクトボタン15を本体20に向かって押し込むことにより、蓋14に係合して蓋14を開放する。これにより、メモリーカード12a、12bを、蓋14に干渉することなく取り出すことができる。
また、メモリーカード12a、12bが本体20内に挿入されているが、正規位置に達していない場合には、途中検出スイッチ28が完全に挿入されていないことを検知する。これにより、メモリーカード12a、12bの不完全挿入を回避することができる。
また、途中検出スイッチ28として第1のメモリーカード12aおよび第2のメモリーカード12bにおける端子部17a、17bを短絡させることにより読取不可能にする。これにより、メモリーカードの不完全挿入を回避することができる。
なお、本発明のカードコネクタ10は、前述した実施形態に限定されるものでなく、適宜な変形,改良等が可能である。
例えば、前述した実施形態において、第1のメモリーカード12aとして長く幅が狭いカードを、また、第2のメモリーカード12bとして短く幅広のカードを例示したが、これに限るものではない。
その他、前述した実施形態において例示した引込手段30,第1爪部23a、第2爪部23b等の材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明に係るカードコネクタの全体斜視図である。 (A)はメモリーカードを筒体に挿入した状態を示す斜視図、(B)は(A)中(B)−(B)位置の断面図、(C)は突出片によりメモリーカードを保持している状態を示す拡大図である。 (A)は筒体を所定位置まで挿入した状態を示す斜視図、(B)は(A)中(B)−(B)位置の断面図である。 (A)はメモリーカードを収容した筒体が引き込まれた状態を示す斜視図、(B)は(A)中B−B位置の断面図である。 (A)〜(C)は、イジェクトボタンと蓋との関係を示す断面図である。 (A)はメモリーカードが挿入されていないのでスイッチ・オフの状態を示す断面図、(B)はメモリーカードが挿入されてスイッチ・オンとなった状態を示す断面図である。 (A)は筒体の平面図、(B)は(A)中B−B位置の底面図、(C)は(B)中C−C位置の断面図である。 (A)は従来のカードコネクタを示す平面図、(B)は断面図である。
符号の説明
10 カードコネクタ
12a 第1のメモリーカード
12b 第2のメモリーカード
13 スロット(挿入口)
14 蓋
15 イジェクトボタン
17a 第1端子部
17b 第2端子部
18a 第1凹部
18b 第2凹部
20 本体
28 途中検出スイッチ(不完全挿入検知手段)
40 イジェクトアーム(押出手段)

Claims (4)

  1. 形状および寸法が異なる薄板状に形成された第1のメモリーカードおよび第2のメモリーカードを互いに排他的に挿入口から収容可能な本体と、
    前記本体内における収容位置から前記挿入口を通じて前記本体の外側に前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードを押出す押出手段と、
    前記押出手段を操作するために前記押出手段から前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードの挿入方向に沿って延び、かつ、前記本体の外側に露出するイジェクトボタンとを備え、
    前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方を前記本体に収容すると、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方に押圧される前記押出手段を介して前記イジェクトボタンが前記本体の外側に突出するカードコネクタであって、
    前記挿入口に設けられて揺動開閉可能な蓋を有し、
    前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方を前記本体に収容する際に、前記蓋が前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方により前記本体の内側に向けて押し開かれるとともに、
    前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードのうちの一方を前記本体から取り出す際に、前記蓋が前記イジェクトボタンの押込み移動に連動して前記本体の内側に向けて押し開かれることを特徴とするカードコネクタ。
  2. 前記イジェクトボタンの操作部側に設けられた第1凹部と、前記イジェクトボタンにおける前記第1凹部よりも前記押出手段側に設けられた第2凹部とを備え、
    前記第1凹部が、前記本体に前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードが挿入されていないときに前記蓋の開放動作に干渉しないとともに、
    前記第2凹部が、前記イジェクトボタンを前記本体に向かって押し込むことにより、前記蓋に係合して当該蓋を開放することを特徴とする請求項1に記載したカードコネクタ。
  3. 前記本体に挿入された前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードが正規位置にないときに、不完全挿入を検知する不完全挿入検知手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載したカードコネクタ。
  4. 前記不完全挿入検知手段が、前記第1のメモリーカードおよび前記第2のメモリーカードにおける端子部を短絡させることにより読取不可能にすることを特徴とする請求項1に記載したカードコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113515788A (zh) * 2020-04-10 2021-10-19 神讯电脑(昆山)有限公司 电子装置

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