JP2005092979A - 光ヘッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光学素子の搭載構造を改良して光学モジュールの小型化を図ることのできる光ヘッド装置を提案すること。
【解決手段】光ヘッド装置1では、立上げプリズム42および対物レンズ51を除く全ての光学素子が光学モジュール3として一体化されているので、光学モジュール3上で各光学素子の相対位置を調整した後、光学モジュール3全体を装置フレーム4上で位置調整するだけで、装置フレーム4上での各光学素子の位置調整を済ますことができる。信号検出用受光素子91とモニター用受光素子92は、隣接する位置に配置されているため、信号検出用受光素子91に向かう光路と、モニター用受光素子92に向かう光路とを並列させることができるので、光学モジュール3の小型化を図ることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】光ヘッド装置1では、立上げプリズム42および対物レンズ51を除く全ての光学素子が光学モジュール3として一体化されているので、光学モジュール3上で各光学素子の相対位置を調整した後、光学モジュール3全体を装置フレーム4上で位置調整するだけで、装置フレーム4上での各光学素子の位置調整を済ますことができる。信号検出用受光素子91とモニター用受光素子92は、隣接する位置に配置されているため、信号検出用受光素子91に向かう光路と、モニター用受光素子92に向かう光路とを並列させることができるので、光学モジュール3の小型化を図ることができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、CDやDVDなどの光記録ディスクの再生等に用いられる光ヘッド装置に関するものである。さらに詳しくは、光ヘッド装置における光学素子の搭載技術に関するものである。
CDあるいはDVD等の光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッド装置では、従来、レーザ光を出射する発光素子、発光素子から出射されたレーザ光が光記録媒体で反射した戻り光を受光する共通の信号検出用受光素子、その他の多数の光学素子が、対物レンズを駆動するレンズ駆動機構とともに装置フレーム上に搭載されている。このため、装置フレーム上で小さな光学素子を各々、位置調整しながら搭載するだけでも多大な手間がかかる。また、装置フレーム上に光学素子を直接、搭載する場合には、光学素子の周囲にそれに光学素子の位置調整を行う場合のスペースを確保できるが、その分、光学素子同士の間隔が広くなるので、光路が長くなってしまい、光軸のずれが大きくなりやすいという問題点もある。
そこで、発光素子、信号検出用受光素子をその他の光学素子とともに共通のパッケージ上に搭載して光学モジュールを構成し、この光学モジュールを装置フレーム上に搭載する構成が提案されている。このような構成によれば、光学モジュール上で各光学素子を位置調整しておけば、光学モジュールを装置フレームの所定位置に搭載するだけで、多数の光学素子を一度に装置フレームに搭載できる(例えば、特許文献1、2、3参照)。
ここで、特許文献1には、2つの発光素子、信号検出用受光素子、ビームスプリッタが光学モジュールとして一体化されたものが開示され、特許文献2には、2波長レーザ発光素子、信号検出用受光素子、複合光学部材、コリメートレンズが光学モジュールとして一体化されたものが開示され、特許文献3には、2つの発光素子、信号検出用受光素子、モニター用受光素子、ビームスプリッタが光学モジュールとして一体化されたものが開示されている。
特許第3333818号公報
特開2002−32931号公報
特開2002−150599号公報
しかしながら、光ヘッド装置において、光記録媒体への記録も行う場合などモニター精度を高める必要があるには、レーザ光源から出射されたレーザ光をモニターしてフィードバックするためのモニター用受光素子が必要であるが、従来の光学モジュールでは、このようなモニター用受光素子を搭載することができないか、あるいは、それを搭載した場合には、特許文献3で開示されている金属板を複数打ち抜き形成したフープ材と一体に樹脂成形(リードフレーム・パッケージ)する配線基板では、配線密度を高めることが困難であるため、光学モジュールが大型化してしまうという問題点がある。
また、光学モジュールを小型化した場合、光学モジュール内でのレーザ光の反射によって迷光が発生し、それが光学モジュールから出射されてしまう結果、光ヘッド装置の特性を悪化させる原因となるという問題点がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、光学素子の搭載構造を改良して光学モジュールの小型化を図ることのできる光ヘッド装置を提案することにある。
また、本発明の課題は、光学モジュールを小型化した場合でも、迷光の発生によって特性低下が発生することのない光ヘッド装置を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明では、波長の異なる第1のレーザ光および第2のレーザ光を出射するとともに、前記第1および第2のレーザ光が光記録媒体で反射した戻り光を受光する光学モジュールと、前記第1および第2のレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動させるレンズ駆動機構と、前記光学モジュールおよび前記レンズ駆動機構が搭載された装置フレームとを有する光ヘッド装置において、前記光学モジュールでは、少なくとも、前記第1および第2のレーザ光を出射する光源、3ビーム法によりトラッキングエラーを検出するために前記第1および第2のレーザ光からメインビームおよびサブビームを生成する回折素子、前記第1および第2のレーザ光を円偏光化する第1の波長板、前記第1および第2のレーザ光を平行光化して前記対物レンズに導くコリメートレンズ、前記光記録媒体からの戻り光を検出する信号検出用受光素子、前記光源から前記光記録媒体に向かう光路から前記戻り光を分離して前記信号検出用受光素子に導く部分反射面を備えた第1の光路分離用光学素子、前記第1および第2のレーザ光の出力をモニターするモニター用受光素子、および前記光源から前記光記録媒体に向かう光路からモニター光を分離して前記モニター用受光素子に導く部分反射面を備えた第2の光路分離用光学素子が共通のメインパッケージ上に搭載され、当該光学モジュールにおいて、前記信号検出用受光素子と前記モニター用受光素子は、隣接する位置に配置されていることを特徴とする。
本発明において、前記メインパッケージ上には、さらに、前記第1および第2のレーザ光の偏波面を直交させるための第2の波長板が搭載されていることがある。
本発明において、前記光源として、前記第1のレーザ光を出射する第1の発光素子、および前記第2のレーザ光を出射する第2の発光素子が前記メインパッケージ上に搭載されているとともに、前記第1および第2のレーザ光は、前記第1の光路分離用光学素子あるいは前記第2の光路分離用光学素子によって前記光記録媒体に向かう共通光路に導かれ、さらに、前記メインパッケージ上には、前記回折素子として、前記第1の発光素子と前記第1の光路分離用光学素子あるいは前記第2の光路分離用光学素子との間で前記第1のレーザ光からメインビームおよびサブビームを生成する第1の回折素子、および前記第2の発光素子と前記第1の光路分離用光学素子あるいは前記第2の光路分離用光学素子との間で前記第2のレーザ光からメインビームおよびサブビームを生成する第2の回折素子が搭載されていることがある。
本発明において、前記第1の光路合成用光学素子、前記第2の光路分離用光学素子、および前記波長板は、複合プリズムとして一体化されていることが好ましい。このように構成すると、部品点数を削減でき、かつ、光学モジュール上で第1の光路分離用光学素子と第2の光路分離用光学素子との位置合わせ作業を省略できるので、組立作業の効率を向上することができる。また、第1の光路分離用光学素子および第2の光路分離用光学素子の各々について搭載部を形成しなくてもよい分、光学モジュールの小型化を図ることができる。また、第1の光路分離用光学素子と第2の光路分離用光学素子とを近接配置できるため、光路を短くできるので、光軸のずれを抑えることができる。
本発明において、前記信号検出用受光素子および前記モニター用受光素子は、共通の受光素子実装用基板上に実装されていることが好ましい。例えば、樹脂ベース上に銅箔により配線パターンが形成された共通の受光素子実装用基板に信号検出用受光素子およびモニター用受光素子を実装すれば、そのまま、透明な樹脂モールドを施してパッケージ化できる。このように構成すると、二つの受光素子を一工程で実装することができ、工程を短縮できるとともに、部品点数を削減できる。
本発明において、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子はいずれも、金属製のリードフレーム等のマウント部にレーザチップが実装された状態で各々が個別にパッケージされた状態で前記メインパッケージ上に搭載され、前記信号検出用受光素子および前記モニター用受光素子は、共通のサブパッケージに保持された状態で前記メインパッケージ上に搭載されていることが好ましい。このように構成すると、第1の発光素子および第2の発光素子については、各々パッケージ単位で給電および組立が可能となる。また、第1の発光素子および第2の発光素子を金属製のマウント部に搭載することにより、レーザ発光時の熱を金属製のマウント部からメインパッケージへ効率よく放出することができる。信号検出用受光素子およびモニター用受光素子については、それらを一体に取り扱うことができるので、組立作業の効率を高めることができる。また、信号検出用受光素子およびモニター用受光素子については、サブパッケージを基準にメインパッケージ上に搭載できる。
本発明において、前記受光素子実装用基板は、該受光素子実装用基板に接続されたフレキシブル基板を間に挟むように前記受光素子実装用基板に重ねられた金属板とともに前記サブパッケージを構成していることが好ましい。
本発明において、前記メインパッケージは、金属製であり、前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、前記サブパッケージ、およびその他のメインパッケージ上に搭載される光学素子は、それぞれ前記メインパッケージに形成された位置決め基準面に搭載されていることが好ましい。
本発明において、前記メインパッケージ上には、前記第1の光路分離用光学素子および前記第2の光路分離用光学素子で分離された前記戻り光および前記モニター光の光軸を90°折り曲げる信号検出用偏向ミラーおよびモニター用偏向ミラーが搭載され、前記サブパッケージは、前記メインパッケージの上面および下面のうち、前記第1の光路分離用光学素子および前記第2の光路分離用光学素子が搭載されている側とは反対側の面に搭載されていることが好ましい。このように構成すると、光学モジュールの厚さ方向を光路として利用できるので、光学モジュールの小型化を図ることができる。
本発明において、前記第1の発光素子から前記コリメートレンズに到る光路上に配置された光学素子、および前記第2の発光素子から前記コリメートレンズに到る光路上に配置された光学素子は、前記光学モジュールの厚さ方向における一方側で前記メインパッケージから露出した状態にあることが好ましい。このように構成すると、光学モジュール内での乱反射により発生した迷光が光記録媒体に向けて出射されることを防止できるので、迷光に起因する光ヘッド装置の特性低下を防止することができる。
本発明では、光源、回折素子、コリメートレンズ、信号検出用受光素子、第1の光路分離用光学素子、モニター用受光素子、第2の光路分離用光学素子、および波長板などの光学素子が光学モジュールとして一体化されているので、光学モジュール上で各光学素子の相対位置を調整した後、光学モジュール全体を装置フレーム上で位置調整するだけで、装置フレーム上での各光学素子の位置調整を済ますことができる。従って、光ヘッド装置の組立作業の効率を向上することができる。また、信号検出用受光素子とモニター用受光素子は、隣接する位置に配置されているため、信号検出用受光素子に向かう光路と、モニター用受光素子に向かう光路とを並列させることができるので、光学モジュールの小型化を図ることができる。
図面を参照して、本発明を適用した光ヘッド装置の一例を説明する。
(全体構成)
図1(A)、(B)、(C)は、本発明を適用した光ヘッド装置を斜め上方から見た斜視図、斜め下方から見た斜視図、および光ヘッド装置に用いた光学モジュールに給電用のフレキシブル基板を接続した状態を斜め上方から見た斜視図である。図2(A)、(B)は、図1の光ヘッド装置において光学系を構成する光学モジュールとプリズムと対物レンズを斜め上方から見た斜視図、および斜め下方から見た斜視図である。なお、図1(A)、(B)では、フレキシブル基板の図示を省略している。
図1(A)、(B)、(C)は、本発明を適用した光ヘッド装置を斜め上方から見た斜視図、斜め下方から見た斜視図、および光ヘッド装置に用いた光学モジュールに給電用のフレキシブル基板を接続した状態を斜め上方から見た斜視図である。図2(A)、(B)は、図1の光ヘッド装置において光学系を構成する光学モジュールとプリズムと対物レンズを斜め上方から見た斜視図、および斜め下方から見た斜視図である。なお、図1(A)、(B)では、フレキシブル基板の図示を省略している。
図1および図2に示す光ヘッド装置1は、光記録媒体2(光記録ディスク)としてDVD系ディスクおよびCD系ディスクに対する情報記録、情報再生を行うために、波長が650nm帯のレーザ光と、波長が780nm帯のレーザ光とを用いる2波長光ヘッド装置である。
本形態の光ヘッド装置1では、詳しくは後述するが、レーザダイオードなどの発光素子、フォトダイオードなどの受光素子、その他の光学素子が光学モジュール3として一体化されており、この光学モジュール3は、図1(C)に示すように、その上面にフレキシブル基板41が取り付けられた状態で金属製あるいは樹脂性の装置フレーム4に搭載されている。また、装置フレーム4には、光学モジュール3からの出射光Lを光記録媒体に向けて反射する立ち上げプリズム42、および立ち上げプリズム42により反射したレーザ光を光記録ディスクに収束される対物レンズ51を駆動するための対物レンズ駆動機構5も搭載されている。
図1(A)、(B)に示すように、対物レンズ駆動機構5は、対物レンズ51を上面中央に保持しているレンズホルダ52と、このレンズホルダ52を複数本のワイヤ53でトラッキング方向およびフォーカシング方向に移動可能に支持しているホルダ支持部材54と、装置フレーム4に固定されたヨーク55とを備えている。また、対物レンズ駆動機構5は、レンズホルダ52に取り付けられた駆動コイルと、ヨーク55に取り付けられた駆動マグネットにより構成される磁気駆動回路を備えており、駆動コイルに対する通電を制御することにより、レンズホルダ52に保持された対物レンズ51を光記録ディスク2に対してトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動する。
(光ヘッド装置の光学系の説明)
図3は、図1の光ヘッド装置における光学系を示す説明図である。
図3は、図1の光ヘッド装置における光学系を示す説明図である。
図2(B)および図3に示すように、光学モジュール3には、波長650nm帯の第1のレーザ光を出射するDVD用の第1の発光素子21と、波長780nm帯の第2のレーザ光を出射するCD用の第2の発光素子22とを備えている。第1および第2の発光素子21、22は、ダイオードチップが実装されたサブマウント基板を厚さ0.25〜1.0mmの銅合金などといった金属製のリードフレームに固着したものであり、液晶ポリマーやエポキシ樹脂などといった樹脂壁218、228でパッケージ、保護された構造になっている。
また、光学モジュール3は、第1の発光素子21から出射された第1のレーザ光、および第2の発光素子22から出射された第2のレーザ光を、部分反射膜(部分反射面)を備えた光路分離用光学素子である第1および第2のプリズム23、24を介して光記録ディスク2に向かう共通光路に導くようになっており、この共通光路上には、λ/4板25、コリメートレンズ26がこの順に配置されている。光ヘッド装置1においては、この共通光路のコリメートレンズ26の先に、装置フレーム4に搭載された立ち上げプリズム42、および対物レンズ51が光記録ディスク2との間に配置される。
本形態の光ヘッド装置1において、光学モジュール3では、第1の発光素子21は第1のプリズム23に対向配置され、第2の発光素子22は第2のプリズム24に対向配置されている。また、第1の発光素子21と第1のプリズム23との間には、第1の回折素子71が配置され、第2の発光素子22と第2のプリズム24との間には、第2の回折素子72およびλ/2板79が配置されている。第1の回折素子71は、第1のレーザ光からトラッキングエラー検出のための3ビームを生成するものであり、第2の回折素子72は、第2のレーザ光からトラッキングエラー検出のための3ビームを生成するものである。第1および第2の回折素子71、72はいずれも、ガラス基板に対して誘電体膜により格子面が形成された平板状である。
ここで、λ/4板25は、第1および第2のレーザ光を円偏光化する第1の波長板であり、λ/2板79は、第2のレーザ光の偏光方向を90°回転させて第1および第2のレーザ光の偏波面を直交させるための第2の波長板である。
また、第1のプリズム23に対して第2の発光素子22が配置されている側とは反対側には、非点収差発生素子としてのセンサレンズ27と、センサレンズ27から出射された戻り光を90°反射する信号検出用全反射ミラー28(信号検出用偏向ミラー)と、信号検出用全反射ミラー28によって導かれた光を受光する信号検出用受光素子91とが配置されている。センサレンズ27は、レーザ光の戻り光に対して非点収差を発生させるためのレンズである。
さらに、第2のプリズム24に対して第2の発光素子22と反対側、すなわち、信号検出用受光素子91が配置されている側と同一の側には、第1の発光素子21および第2の発光素子22から第1および第2のプリズム23、24に向けて出射された光の一部が導かれるモニター用全反射ミラー29(モニター用偏向ミラー)と、このモニター用全反射ミラー29によって90°反射された光を受光するモニター用受光素子92とが配置されている。
本形態において、第1および第2のプリズム23、24は、接着剤により接合された複合プリズム20として構成され、この複合プリズム20の入射面および出射面には、λ/4板25およびλ/2板79が接着固定されている。
このように構成した光ヘッド装置1において、第1の発光素子21から出射された第1のレーザ光は、一部が第1および第2のプリズム23、24の部分反射面を透過して、コリメートレンズ26を介して対物レンズ51に向けて出射される。また、第2の発光素子22から出射された第2のレーザ光は、一部がプリズム24の部分反射面によって反射され、その光軸が90度折り曲げられてコリメートレンズ26を介して対物レンズ51に向けて出射される。
その際、第1の発光素子21から出射された第1のレーザ光の一部、および第2の発光素子22から出射された第2のレーザ光の一部は、モニター光として、第2のプリズム24およびモニター用全反射ミラー29を介してモニター用受光素子92に導かれる。このモニター用受光素子92でのモニター結果は、第1の発光素子21、および第2の発光素子22にフィードバックされ、各々から出射されるレーザ光の強度が制御される。
一方、光記録ディスク2からの戻り光は、対物レンズ51、立ち上げプリズム42を逆に戻り、コリメートレンズ26、第1および第2のプリズム24、23を介してセンサレンズ27に向けて出射され、このセンサレンズ27によって非点収差が付与された後、信号検出用全反射ミラー28によって信号検出用受光素子91に導かれ、信号検出用受光素子91で検出される。
この信号検出用受光素子91で検出される戻り光には、第1の発光素子21から出射された第1のレーザ光が第1の回折素子71で回折された3ビームと、第2の発光素子22から出射された第2のレーザ光が第2の回折素子72で回折された3ビームとが含まれ、これらの3ビームのうち、0次光からなるメインビームによって、信号の再生が行われるとともに、±1次回折光からなるサブビームによって、対物レンズ51のトラッキングエラー信号の検出が行われる。
(光学モジュールの構成)
図4は、図1の光ヘッド装置に用いた光学モジュールにおいて第1のパッケージから第2のパッケージを取り外した状態を示す斜視図である。図5(A)、(B)、(C)は、図1の光ヘッド装置に用いた光学モジュールにおいて、第2のパッケージを斜め上方から見た斜視図、第2のパッケージを斜め下方から見た斜視図、および第2のパッケージから金属板を外した状態を斜め下方から見た斜視図である。
図4は、図1の光ヘッド装置に用いた光学モジュールにおいて第1のパッケージから第2のパッケージを取り外した状態を示す斜視図である。図5(A)、(B)、(C)は、図1の光ヘッド装置に用いた光学モジュールにおいて、第2のパッケージを斜め上方から見た斜視図、第2のパッケージを斜め下方から見た斜視図、および第2のパッケージから金属板を外した状態を斜め下方から見た斜視図である。
本形態では、光ヘッド装置1を構成するにあたって、立上げプリズム42、対物レンズ51、および対物レンズ駆動機構5については装置フレーム4に直接、搭載するが、第1の発光素子21、第2の発光素子22、プリズム23、24(複合プリズム20)、λ/4板25、λ/2板79、コリメートレンズ26、センサレンズ27、信号検出用全反射ミラー28、モニター用全反射ミラー29、第1の回折素子71、第2の回折素子72、信号検出用受光素子91、およびモニター用受光素子92については、図2に示す光学モジュール3として一体化された状態で装置フレーム4に実装されている。また、光学モジュール3では、プリズム23、24、λ/4板25、およびλ/2板79が複合プリズム20として一体化した状態で搭載される。
図2(A)、(B)に示すように、光学モジュール3は、アルミニウムダイキャストや亜鉛ダイキャストなどといった金属製の第1のパッケージ(メインパッケージ)31と、第2のパッケージ32(サブパッケージ)を重ねて接合したものであり、第2のパッケージ32には、信号用受光素子91およびモニター用受光素子92が隣接して配置され、それ以外の光学素子が第1のパッケージ31に配置されている。
図2(A)に示すように、第1のパッケージ31は、枠体310が屈曲した形状になっており、図2(B)に示すように、その下面側に対して、第1の発光素子21、第2の発光素子22、複合プリズム20、コリメートレンズ26、センサレンズ27、第1の回折素子71、第2の回折素子72が搭載されている。従って、第1のパッケージ31に第2のパッケージ32を搭載した状態でも、第1および第2の発光素子21、22からコリメートレンズ26に至る光路部分には、そこに配置された光学素子を下方に露出させる開口311が形成されている状態となる。このため、第1の発光素子21、第2の発光素子22、複合プリズム20(プリズム23、24、λ/4板25、およびλ/2板79)、コリメートレンズ26、センサレンズ27、第1の回折素子71、および第2の回折素子72は、第1のパッケージ31の開口311から露出した状態にある。
これに対して、図2(A)、(B)および図4に示すように、第1のパッケージ31の枠体310の上面側には、信号検出用全反射ミラー28、およびモニター用全反射ミラー29が隣接して取り付けられ、これらのミラーを覆うように第2のパッケージ32が第1のパッケージ31に被さるように搭載されている。従って、第2のパッケージ32は、第1のパッケージ31の枠体310の上面側に搭載されている一方、第1の発光素子21、第2の発光素子22、複合プリズム20、コリメートレンズ26、センサレンズ27、第1の回折素子71、および第2の回折素子72は、第2のパッケージ32とは反対に、第1のパッケージ31の枠体310の下面側に搭載された状態にある。
図5(A)、(B)に示すように、第2のパッケージ32は、配線基板321(受光素子実装用基板)と、この配線基板321に接続されたフレキシブル基板41を間に挟むように配線基板321に重ねられた金属板322とから構成され、配線基板321には、信号検出用受光素子91とモニター用受光素子92が隣接する位置に実装されている。配線基板321は、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92の搭載面を金属板322に向けており、金属板322には、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92を露出させる開口323が形成されている。従って、この開口323を信号検出用全反射ミラー28、およびモニター用全反射ミラー29に向けるように、第2のパッケージ32は、第1のパッケージ31の上面側に重ねて配置される。また、図5(C)に示すように、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92は、配線基板321に搭載された状態で、成形あるいは注型された透明樹脂324によって覆われているので、配線基板321を金属板322に重ねても、金属板322から絶縁された状態となる。
(光ヘッド装置の製造方法)
本形態の光ヘッド装置1を製造するには、図2(B)に示すように、各光学素子を第1のパッケージ31、および第2のパッケージ32に搭載した後、パッケージ同士を接合して光学モジュール3を製作する。
本形態の光ヘッド装置1を製造するには、図2(B)に示すように、各光学素子を第1のパッケージ31、および第2のパッケージ32に搭載した後、パッケージ同士を接合して光学モジュール3を製作する。
それにはまず、アルミニウムダイキャストや亜鉛ダイキャストなどにより第1のパッケージ31を製造しておく。また、フレキシブル基板41を挟むように配線基板321と金属板322とを重ねて第2のパッケージ32を製造しておく。ここで、第2のパッケージ32では、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92を配線基板321の所定位置に実装することにより、それぞれの相対位置を調整しておく。
第1のパッケージ31を製造する際には、垂直面、水平面、あるいは傾斜面によって、第1の発光素子21の位置決め基準面210、第2の発光素子22の位置決め基準面220、複合プリズム20の位置決め基準面230、コリメートレンズ26の位置決め基準面260、センサレンズ27の位置決め基準面270を形成するとともに、図4に示すように、信号検出用全反射ミラー28の位置決め基準面280、およびモニター用全反射ミラー29の位置決め基準面290、第1の回折素子71の搭載部710、第2の回折素子72の搭載部720を形成しておき、各光学素子を所定箇所に搭載する。また、第1のパッケージ31には、第2のパッケージ32の位置決め基準面320、325を形成しておく。
なお、プリズム23、24、λ/4板25、および2/λ板79については、互いに接合して複合プリズム20として一体化してから第1のパッケージ31に実装するので、位置決め基準面230は、この複合プリズム20として一体化された部品全体の位置決めを行うことになる。
次に、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92を第2のパッケージ32の配線基板321の所定位置に実装した後、第1のパッケージ31に形成した位置決め基準面320、325を基準に第2のパッケージ32を配置し、接合する。
その際には、第1のパッケージ31に固定した第1の発光素子21を点灯させて、光学モジュール3の外部に設けたミラー部材(図示せず)で反射してきた戻り光を信号検出用受光素子91で受光しつつ、第2のパッケージ32およびセンサレンズ27の位置調整をして、第1の発光素子21と、信号検出用受光素子91との位置関係を決定する。このようにして、信号検出用受光素子91の位置決めした状態で第1のパッケージ31と第2のパッケージ32を固定する。次に、第2の発光素子22を点灯させながら、光学モジュール3の外部に設けた光学系(図示せず)のミラー部材で反射された戻り光を信号用検出受光素子91で受光しつつ、第2の発光素子22の位置調整を行う。
また、回折素子71、72の搭載部710、720については、溝状凹部として形成されているので、第1および第2の回折素子71、72を搭載する際には、搭載部710、720内で第1および第2の回折素子71、72を板ばね712により位置決め基準面711、712に押し付けて仮固定してある。従って、第1および第2の回折素子71,72については、光学モジュール3上(第1のパッケージ31上)で回折素子71、72同士の相対的な位置関係を調整する。このような光学モジュール3上(第1のパッケージ31上)での第1および第2の回折素子71、72同士の相対的な位置関係の調整は、第1および第2の発光素子21、22を点灯させ、第1および第2の回折素子71、72により生成される1次回折光を画像処理技術などを利用して観察することにより行う。また、第1および第2の回折素子71、72の相対的な位置関係の調整は、各々の格子パターンを光学的に観察して行ってもよい。
このようにして、光学モジュール3の段階で第1および第2の回折素子71、72の位置調整、第1および第2の発光素子21、22と信号検出用受光素子91の位置調整などを行った後、光学モジュール3を装置フレーム4に搭載して光ヘッド装置1を製造する。その際には、装置フレーム4上において、光学モジュール3を治具で仮固定し、この状態で、第1および第2の発光素子21、22を点灯させ、光記録ディスクからの戻り光を信号検出用受光素子91でモニターしながら、光学モジュール3全体の角度位置などを調整し、しかる後に、光学モジュール3を装置フレーム4上に接着固定する。
なお、光学モジュール3全体の角度位置などを調整しやすいように、光学モジュール3の側、あるいは装置フレーム4の側に、光学モジュール3全体を揺動させる際の支点となる突起を形成しておくことが好ましい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、立上げプリズム42および対物レンズ51を除く全ての光学素子が光学モジュール3として一体化されているので、光学モジュール3上で各光学素子の相対位置を調整した後、光学モジュール3全体を装置フレーム4上で位置調整するだけで、装置フレーム4上での各光学素子の位置調整を済ますことができる。従って、光ヘッド装置1の組立作業の効率を向上することができる。
以上説明したように、本形態では、立上げプリズム42および対物レンズ51を除く全ての光学素子が光学モジュール3として一体化されているので、光学モジュール3上で各光学素子の相対位置を調整した後、光学モジュール3全体を装置フレーム4上で位置調整するだけで、装置フレーム4上での各光学素子の位置調整を済ますことができる。従って、光ヘッド装置1の組立作業の効率を向上することができる。
また、信号検出用受光素子91とモニター用受光素子92は、隣接する位置に配置されているため、信号検出用受光素子91に向かう光路と、モニター用受光素子92に向かう光路とを並列させることができるので、光学モジュールの小型化を図ることができる。また、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92を共通の配線基板321に実装することができるので、部品点数を削減できる。
さらに、光路分離用光学素子としての2つのプリズム23、24は、複合プリズム20として一体化されているため、部品点数を削減でき、かつ、光学モジュール3上でのプリズム同士の位置合わせ作業を省略できるので、組立作業の効率を向上することができる。2つのプリズム23、24の各々について搭載部を形成しなくてもよい分、光学モジュール3の小型化を図ることができる。また、2つのプリズム23、24を近接配置できるため、光路を短くできるので、光軸のずれを抑えることができる。
さらにまた、第1の発光素子21および第2の発光素子22はいずれも、リードフレームタイプであるが、第1および第2の発光素子21、22が搭載されている金属製のリードフレーム面と、第1のパッケージ31の基準面210、220とが、必要最低限のギャップを介して固定される。また、信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92についても、第2のパッケージ32の基準面を第1のパッケージ31の位置決め基準面320、325に接触して搭載される。
このように、複数の発光素子21、22および受光素子91、92は、第1のパッケージ31の金属基準面に接触、あるいは、必要最低限のギャップで固定されているため、各素子から発生する熱を効率よく放出することができる。
また、メインパッケージ31の上面および下面のうち、複合プリズム20が搭載されている側とは反対側の面にサブパッケージ32が搭載されているため、光学モジュール3の厚さ方向を信号検出用受光素子91およびモニター用受光素子92に向かう光路として利用できるので、光学モジュール3の小型化を図ることができる。
さらに、発光素子71、72からコリメートレンズ26に到る光路上に配置された光学素子は、光学モジュール3の厚さ方向における一方側でメインパッケージ31から露出した状態にあるため、光学モジュール3内での乱反射により発生した迷光がCDやDVDに向けて出射されることを防止できるので、迷光に起因する光ヘッド装置1の特性低下を防止することができる。
(その他の実施の形態)
上記の実施の形態では、第1および第2の発光素子21、22は、ダイオードチップが個別にパッケージ化されたものを用いているが、1つ発光素子から波長の異なるレーザ光を出射する2波長発光素子を用いた光ヘッド装置に本発明を適用してもよい。この場合、第1および第2の回折格子71、72の代わりに、波長選択性回折格子を用いることにより、光学モジュール3に搭載される部品を減らすことができるので、光学モジュール3の小型化をさらに図ることが可能である。また、図3に示すような光学系の配置において、2波長発光素子を第2の発光素子22の位置に配置した場合には、複合プリズム20における第2のプリズム23については、2波長発光素子からの出射光が入射しないので、部分反射膜を備えたものでなくてもよく、光記録ディスクからの戻り光を信号検出用受光素子91の側に向けて全反射させるものを用いることもできる。
上記の実施の形態では、第1および第2の発光素子21、22は、ダイオードチップが個別にパッケージ化されたものを用いているが、1つ発光素子から波長の異なるレーザ光を出射する2波長発光素子を用いた光ヘッド装置に本発明を適用してもよい。この場合、第1および第2の回折格子71、72の代わりに、波長選択性回折格子を用いることにより、光学モジュール3に搭載される部品を減らすことができるので、光学モジュール3の小型化をさらに図ることが可能である。また、図3に示すような光学系の配置において、2波長発光素子を第2の発光素子22の位置に配置した場合には、複合プリズム20における第2のプリズム23については、2波長発光素子からの出射光が入射しないので、部分反射膜を備えたものでなくてもよく、光記録ディスクからの戻り光を信号検出用受光素子91の側に向けて全反射させるものを用いることもできる。
以上説明したように、本発明の光ヘッド装置では、光源、回折素子、コリメートレンズ、信号検出用受光素子、第1の光路分離用光学素子、モニター用受光素子、第2の光路分離用光学素子、および波長板が光学モジュールとして一体化されているので、光学モジュール上で各光学素子の相対位置を調整した後、光学モジュール全体を装置フレーム上で位置調整するだけで、装置フレーム上での各光学素子の位置調整を済ますことができる。従って、光ヘッド装置の組立作業の効率を向上することができる。また、信号検出用受光素子とモニター用受光素子は、隣接する位置に配置されているため、信号検出用受光素子に向かう光路と、モニター用受光素子に向かう光路とを並列させることができるので、光学モジュールの小型化を図ることができる。
1 光ヘッド装置
2 光記録ディスク
3 光学モジュール
4 装置フレーム
5 対物レンズ駆動機構
20 複合プリズム
21 第1の発光素子
22 第2の発光素子
23 第1のプリズム
24 第2のプリズム
25 λ/4板(第1の波長板)
27 コリメートレンズ
28 信号検出用全反射ミラー(信号検出用偏向ミラー)
29 モニター用全反射ミラー(モニター用偏向ミラー
31 第1のパッケージ(メインパッケージ)
32 第2のパッケージ(サブパッケージ)
41 フレキシブル基板
42 立ち上げプリズム
51 対物レンズ
71 第1の回折素子
72 第2の回折素子
79 λ/2板(第2の波長板)
91 信号検出用受光素子
92 モニター用受光素子
311 開口部
321 配線基板(受光素子実装用基板)
322 金属板
712、722 板バネ
2 光記録ディスク
3 光学モジュール
4 装置フレーム
5 対物レンズ駆動機構
20 複合プリズム
21 第1の発光素子
22 第2の発光素子
23 第1のプリズム
24 第2のプリズム
25 λ/4板(第1の波長板)
27 コリメートレンズ
28 信号検出用全反射ミラー(信号検出用偏向ミラー)
29 モニター用全反射ミラー(モニター用偏向ミラー
31 第1のパッケージ(メインパッケージ)
32 第2のパッケージ(サブパッケージ)
41 フレキシブル基板
42 立ち上げプリズム
51 対物レンズ
71 第1の回折素子
72 第2の回折素子
79 λ/2板(第2の波長板)
91 信号検出用受光素子
92 モニター用受光素子
311 開口部
321 配線基板(受光素子実装用基板)
322 金属板
712、722 板バネ
Claims (10)
- 波長の異なる第1のレーザ光および第2のレーザ光を出射するとともに、前記第1および第2のレーザ光が光記録媒体で反射した戻り光を受光する光学モジュールと、前記第1および第2のレーザ光を光記録媒体に収束させる対物レンズをフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動させるレンズ駆動機構と、前記光学モジュールおよび前記レンズ駆動機構が搭載された装置フレームとを有する光ヘッド装置において、
前記光学モジュールでは、少なくとも、前記第1および第2のレーザ光を出射する光源、3ビーム法によりトラッキングエラーを検出するために前記第1および第2のレーザ光からメインビームおよびサブビームを生成する回折素子、前記第1および第2のレーザ光を円偏光化する第1の波長板、前記第1および第2のレーザ光を平行光化して前記対物レンズに導くコリメートレンズ、前記光記録媒体からの戻り光を検出する信号検出用受光素子、前記光源から前記光記録媒体に向かう光路から前記戻り光を分離して前記信号検出用受光素子に導く部分反射面を備えた第1の光路分離用光学素子、前記第1および第2のレーザ光の出力をモニターするモニター用受光素子、および前記光源から前記光記録媒体に向かう光路からモニター光を分離して前記モニター用受光素子に導く部分反射面を備えた第2の光路分離用光学素子が共通のメインパッケージ上に搭載され、
当該光学モジュールにおいて、前記信号検出用受光素子と前記モニター用受光素子は、隣接する位置に配置されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1において、前記メインパッケージ上には、さらに、前記第1および第2のレーザ光の偏波面を直交させるための第2の波長板が搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項1または2において、前記光源として、前記第1のレーザ光を出射する第1の発光素子、および前記第2のレーザ光を出射する第2の発光素子が前記メインパッケージ上に搭載されているとともに、前記第1および第2のレーザ光は、前記第1の光路分離用光学素子あるいは前記第2の光路分離用光学素子によって前記光記録媒体に向かう共通光路に導かれ、
さらに、前記メインパッケージ上には、前記回折素子として、前記第1の発光素子と前記第1の光路分離用光学素子あるいは前記第2の光路分離用光学素子との間で前記第1のレーザ光からメインビームおよびサブビームを生成する第1の回折素子、および前記第2の発光素子と前記第1の光路分離用光学素子あるいは前記第2の光路分離用光学素子との間で前記第2のレーザ光からメインビームおよびサブビームを生成する第2の回折素子が搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項3において、前記第1の光路合成用光学素子、前記第2の光路分離用光学素子、および前記波長板は、複合プリズムとして一体化されていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項3または4において、前記信号検出用受光素子および前記モニター用受光素子は、共通の受光素子実装用基板上に実装されていることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項5において、前記第1の発光素子および前記第2の発光素子はいずれも、金属製のマウント部にレーザチップが実装された状態で各々が個別にパッケージされた状態で前記メインパッケージ上に搭載され、
前記信号検出用受光素子および前記モニター用受光素子は、共通のサブパッケージに保持された状態で前記メインパッケージ上に搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項6において、前記受光素子実装用基板は、該受光素子実装用基板に接続されたフレキシブル基板を間に挟むように前記受光素子実装用基板に重ねられた金属板とともに前記サブパッケージを構成していることを特徴とする光ヘッド装置。
- 請求項6または7において、前記メインパッケージは、金属製であり、
前記第1の発光素子、前記第2の発光素子、前記サブパッケージ、およびその他のメインパッケージ上に搭載される光学素子は、それぞれ前記メインパッケージに形成された位置決め基準面に搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項5ないし7のいずれかにおいて、前記メインパッケージ上には、前記第1の光路合成用光学素子および前記第2の光路分離用光学素子で分離された前記戻り光および前記モニター光の光軸を90°折り曲げる信号検出用偏向ミラーおよびモニター用偏向ミラーが搭載され、
前記サブパッケージは、前記メインパッケージの上面および下面のうち、前記第1の光路分離用光学素子および前記第2の光路分離用光学素子が搭載されている側とは反対側の面に搭載されていることを特徴とする光ヘッド装置。 - 請求項1ないし9のいずれかにおいて、前記第1の発光素子から前記コリメートレンズに到る光路上に配置された光学素子、および前記第2の発光素子から前記コリメートレンズに到る光路上に配置された光学素子は、前記光学モジュールの厚さ方向における一方側で前記メインパッケージから露出した状態にあることを特徴とする光ヘッド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003324559A JP2005092979A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 光ヘッド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003324559A JP2005092979A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 光ヘッド装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003324559A Pending JP2005092979A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 光ヘッド装置 |
Country Status (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007069612A1 (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ヘッドおよび光情報装置 |
-
2003
- 2003-09-17 JP JP2003324559A patent/JP2005092979A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007069612A1 (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-21 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 光ヘッドおよび光情報装置 |
US8144564B2 (en) | 2005-12-14 | 2012-03-27 | Panasonic Corporation | Optical head and optical information device |
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