JPH05164925A - 光集積回路、光ピックアップおよび光情報処理装置 - Google Patents

光集積回路、光ピックアップおよび光情報処理装置

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Publication number
JPH05164925A
JPH05164925A JP3332232A JP33223291A JPH05164925A JP H05164925 A JPH05164925 A JP H05164925A JP 3332232 A JP3332232 A JP 3332232A JP 33223291 A JP33223291 A JP 33223291A JP H05164925 A JPH05164925 A JP H05164925A
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JP
Japan
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optical
integrated circuit
substrate
transparent substrate
circuit according
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Application number
JP3332232A
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English (en)
Inventor
Takenao Ishihara
武尚 石原
式雄 ▲吉▼田
Norio Yoshida
Masahiro Kawamura
政宏 河村
Takahiko Nakano
貴彦 中野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄型化、小型化、軽量化および量産性の向上
が図れ、光ピックアップやレーザプリンタ等の光情報処
理装置に好適な光集積回路を実現する。 【構成】 レーザ光出力モニター用の受光素子42、多
分割受光素子44等の電子部品を既存の集積回路製造プ
ロセスを用いてシリコン基板からなる光電子集積基板4
0に組み付ける。光電子集積基板40には、またサブマ
ウント43に搭載された半導体レーザ素子41が実装さ
れる。一方、透明基板の上下両面には、3ビーム形成用
の回折格子32、ホログラムビームスプリッタ33、ホ
ログラムコリメートレンズ34および非球面対物レンズ
35が刻印技術を含む成型法により一体的に形成されて
いる。このような光電子集積基板40と透明基板30と
をUV硬化樹脂や熱硬化性樹脂からなる接着剤を用いて
貼り合わせ、これにより光集積回路1を作製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばレーザービーム
を微細な光スポットに絞って光ディスク等の記録面に入
射させ、該記録面からの反射光を多分割受光素子等の検
出手段により検出し、これにより、該光ディスク等に書
き込まれた信号情報を読み取るために供される光集積回
路およびこのような光集積回路を備えた光ピックアップ
並びにこのような光集積回路を備えたレーザプリンタや
光距離計等の光情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンパクト・ディスク(CD)等の光デ
ィスク上に記録された信号情報を読み取る光ピックアッ
プには、フォーカス用及びトラッキング用のサーボ機能
が搭載される。該サーボ機能により、光ディスクの回転
に伴う面振れや偏心等のメカニカルな変動に光ピックア
ップを精度良く追従させるためである。
【0003】ところで、光ピックアップの追従性を向上
し、その信頼性を高めるためには、光ピックアップの小
型化および軽量化を図る必要がある。
【0004】このような要請に答える光ピックアップの
一従来例として、特開昭62−117150号公報に開
示されたものがある。図26はこの光ピックアップを示
す。直方体状をなす透明基板100の上面には、例えば
半導体レーザからなる発光素子101が取り付けられて
おり、該発光素子101から透明基板100の内部に向
けて出射されるレーザ拡散光は、該透明基板100の上
面に形成された回折格子102によって図上右側に相当
する方向に光路を変更される。
【0005】続いて、透明基板の表裏(上下)両面に形
成された反射面(全反射面)103、104、105に
よって順に反射され、該透明基板100内をジグザグ状
に伝送される。そして、透明基板100の上面に形成さ
れた回折格子106によって平行光線化され、該回折格
子106の真上の位置に所定距離を隔てて別途設けられ
た対物レンズ107によって光ディスク111の記録面
上に集光される。これにより、光ディスク111の記録
面に光スポットが形成される。
【0006】光ディスク111からの反射光は、上記と
は逆の経路を辿って透明基板100内を図上左側に相当
する方向に伝送され、透明基板100の裏面に形成した
凹レンズ108、上面に形成されたシリンドカルレンズ
109の各反射面で反射され、最終的に多分割受光素子
110に検出され、これによりディスク面に記録された
信号情報の読み取りが行われる。また、多分割受光素子
110の検出結果を利用して、フォーカシングサーボお
よびトラッキングサーボが行われる。
【0007】ところで、上記構成の光ピックアップは、
回折格子102、106、凹レンズ108およびシリン
ドカルレンズ109等の光学部品を透明基板100の表
裏両面に組み付ける構成をとるため、これら光学部品相
互の透明基板100に対する位置決めが困難であり、組
み付け精度上の制約により、組み付け作業が煩わしく、
コストアップを招来するという欠点がある。
【0008】このような欠点を解消するために、上記の
特開昭62−117150号公報では、上記の光学部品
に相当する光学素子を透明基板100の表裏両面に成形
技術を利用して一体形成する方法が他の実施例として開
示されている。
【0009】しかるに、この他の実施例においても、上
記構成同様に透明基板100に別体の対物レンズ107
を組み付ける構成をとるため、依然として組み付け精度
上の制約により、迅速な組み付け作業が行えず、コスト
アップを招来するという欠点がある。また、対物レンズ
107と回折格子106との間に所定の離隔寸法を必要
とするため、光ピックアップの厚み寸法が全体として大
きくなり、特に光ピックアップの薄型化を図る上でのネ
ックとなっていた。
【0010】このような従来技術の欠点を解消するもの
として、本願出願人が特願平3−164621号で提案
した光ピックアップがある。図27はこの光ピックアッ
プに搭載される光集積回路を示す。この光集積回路は、
直方体状をなす透明基板10の上下両面に以下に説明す
る光学部品及び電子部品を一体的に実装して成る。ここ
で、透明基板10は厚み2mmの透明樹脂(一例とし
て、PMMA、PC)を直方体状に成形して形成され
る。
【0011】透明基板10の長手方向一端面には傾斜面
20が形成され、該傾斜面20に半導体レーザ等からな
るレーザ素子11が、その光出力をモニターする受光素
子を装備したサブマウント18を介して搭載される。レ
ーザ素子11及び受光素子はワイヤボンディング等によ
り該レーザ素子11を駆動する集積回路(APC)22
に配線される。該集積回路22は透明基板10の長手方
向一端部寄りの上面10aに接着剤等を用いて貼り合わ
されている。
【0012】レーザ素子11から透明基板の内部に向け
て出射されるレーザビームは、透明基板10の長手方向
一端部寄りの下面10bに一体形成された3ビーム形成
用の回折格子(3BH)12に入射し、該回折格子12
により0次、±1次の回折光に振り分けられる。続い
て、この回折光は、透明基板10の長手方向中央部に相
当する上面10aに一体形成されたピッチの異なる2種
類のホログラムビームスプリッタ(HBS)13により
下面側に反射される。続いて、透明基板10の長手方向
他端部における下面10bに一体形成されたホログラム
コリメートレンズ(HCL)14により上面側に反射さ
れ、上面10aの該ホログラムコリメートレンズ14の
上方に相当する部分に一体形成された非球面対物レンズ
(OL)15に導かれる。続いて、非球面対物レンズ1
5を経て光ディスク19上に集光される。
【0013】なお、3ビーム形成用の回折格子12、ホ
ログラムビームスプリッタ13およびホログラムコリメ
ートレンズ14は、具体的には刻印技術を含む成形によ
り一体形成される。
【0014】光ディスク19で反射された光ビームは前
述の経路を逆に辿ってホログラムビームスプリッタ13
で光路を偏向され、続いて戻り光反射用のミラー16を
経て、レーザ素子11の幅方向側方に実装された多分割
受光素子(PD)17に入射し光電変換される。
【0015】光電変換された電気信号はワイヤーボンデ
ィング等により多分割受光素子17から透明基板10の
上面であって、前記集積回路22の側方に相当する部分
に接着剤等を用いて貼り付けられた信号処理集積回路2
3に伝えられる。この内、0次光に対応した信号は光デ
ィスク19に書き込まれた信号情報およびトラッキング
誤差信号として、また±1次光はフォーカス誤差信号と
して、該信号処理集積回路22からワイヤボンディング
等により接続されたリード線(図示はせず)によりこの
光集積回路の外部へ取り出される。外部に取り出された
信号により、この光集積回路のフォーカシングサーボお
よびトラッキングサーボが行われる。
【0016】なお、上記した光集積回路にフォーカシン
グ用およびトラッキング用のアクチュエータを搭載する
と、光ピックアップが構成される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図27に示
される光集積回路では以下に示す新たな欠点がある。
【0018】レーザ素子11を搭載したサブマウント
18や多分割受光素子17を直接個々に透明基板10に
取り付けていたため、各素子11、17と集積回路2
2、信号処理集積回路23との接続線が必要になり、そ
の分、製造工程数が多くなる。このため、製品の低価格
化を図る上で限界があった。
【0019】集積回路22および信号処理集積回路2
3を透明基板10に対して貼り合わせる構成をとるた
め、また、ホログラムビームスプリッタ等の光学部品を
刻印技術を含む成形で一体形成する場合には、現状の技
術レベルでは1μm以下のホログラムを形成することが
困難であるため、場合によっては成形によらず別途形成
された光学部品を透明基板10に貼り合わせる必要があ
るため、この点においても、工程数が増え、製品の低価
格を図る上で限界があった。
【0020】このような貼り合わせは、光学部品と透
明基板10とを専用の調整装置等を用いて自動的に位置
合わした後、貼り合わせ部に付着されたUV硬化樹脂や
熱硬化性樹脂等の接着剤を硬化することにより行われる
ため、貼り合わせのための設備を増設しなければなら
ず、設備コストが高くなる欠点がある。
【0021】貼り合わせに先立つ位置合わせは、例え
ば、光学部品と透明基板の双方にマーキングを施し、両
者を位置合わせテーブル上において相対移動させつつ、
その状態を撮像装置で撮像し、該撮像装置の撮像信号を
モニター信号として利用し、両者の位置ずれを解消する
ことにより位置合わせを行う方法により行われる。
【0022】レーザ素子11が搭載されるサブマウン
ト18が透明基板10の表面に剥き出し状態で実装され
ているため、湿度の影響を受け易く、空気中の水分が付
着してその性能が劣化したり、寿命が損なわれる欠点が
ある。
【0023】サブマウント18が機械的に非補強状態
で実装されているため、該レーザ素子11から透明基板
10の内部に向けて出射されるレーザビームのエネルギ
に起因する熱変形によりサブマウント18が傾斜面20
に対して反り等の変形を生じ、組み付け精度が損なわれ
るおそれがある。このため、レーザビームの光路が温度
変動により変化するため、信頼性の向上を図る上で限界
があつた。
【0024】本発明は、このような従来技術の諸欠点を
解消するものであり、量産性の向上が図れ、大幅なコス
トダウンが可能になる光集積回路を提供することを目的
とする。
【0025】本発明の他の目的は、レーザビームの光路
変動を可及的に低減でき、信頼性を格段に向上できる光
集積回路を提供することにある。
【0026】また、本発明の他の目的は、薄型化に大い
に寄与できる光集積回路を提供することにある。
【0027】また、本発明の他の目的は、このような光
集積回路が有する利点を享受できる光ピックアップおよ
び光情報処理装置を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の光集積回路は、
レーザ光出力モニター用の受光素子、多分割受光素子等
の電子部品が集積化され、かつレーザ素子が組み込まれ
た光電子集積基板と、該光電子集積基板に組み付けら
れ、表裏両面に、ホログラムビームスプリッタ、ホログ
ラムコリメートレンズおよび対物レンズ等の光学部品が
一体形成され、且つ内部が該レーザ素子から出射される
レーザビームの光伝送路となる透明基板とを備えてな
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0029】好ましくは、前記対物レンズを、前記透明
基板の長手方向一端部において、該透明基板の表面から
膨出形成された非球面対物レンズで形成し、該非球面対
物レンズが形成された側の表面であって、該非球面対物
レンズと干渉しない位置に前記光電子集積基板を組み付
ける。
【0030】また、好ましくは、前記透明基板に、前記
光電子集積基板との組み付け状態において、前記レーザ
素子が収納される凹部を形成する。
【0031】本発明の光ピックアップは、このような光
集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的が達成
される。
【0032】本発明の光情報処理装置は、このような光
集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的が達成
される。
【0033】また、本発明の光集積回路は、レーザ光出
力モニター用の受光素子、多分割受光素子等の電子部品
およびホログラムビームスプリッタ、ホログラムコリメ
ートレンズ等の光学部品が集積化され、かつレーザ素子
が組み込まれた光電子集積基板と、該光電子集積基板に
組み付けられ、対物レンズ等の光学部品が表面に形成さ
れ、内部が光伝送路となる透明基板とを備えてなり、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0034】好ましくは、前記対物レンズを、前記透明
基板の長手方向一端部において、該透明基板の表面から
膨出形成された非球面対物レンズで形成し、該透明基板
の裏面側に前記光電子集積基板を組み付ける。
【0035】また、好ましくは、前記透明基板に、前記
光電子集積基板との組み付け状態において、前記レーザ
素子が収納される凹部を形成する。
【0036】また、本発明の光ピックアップは、このよ
うな光集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0037】また、本発明の光情報処理装置は、このよ
うな光集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0038】また、本発明の光集積回路は、レーザ素
子、多分割受光素子等の電子部品およびホログラムビー
ムスプリッタ、ホログラムコリメートレンズ等の光学部
品が集積化された光電子集積基板を内部に取り込むよう
にして透明材料をモールドすると共に、モールドされた
透明基板の表面に対物レンズ等の光学部品を一体形成し
てなり、そのことにより上記目的が達成される。
【0039】また、本発明の光ピックアップは、このよ
うな光集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0040】また、本発明の光情報処理装置は、このよ
うな光集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0041】また、本発明の光集積回路は、多分割受光
素子等の電子部品およびホログラムビームスプリッタ、
ホログラムコリメートレンズ等の光学部品が集積化さ
れ、かつ長手方向一端部にレーザ素子が組み込まれた光
電子集積基板を内部に取り込むようにして透明材料をモ
ールドすると共に、モールドされた透明基板の表面と、
該光電子集積基板の表面との間の距離を変化させてな
り、そのことにより上記目的が達成される。
【0042】好ましくは、前記透明基板の表面と前記光
電子集積回路の表面との距離を階段状に変化させる。
【0043】また、好ましくは、前記透明基板の表面に
前記レーザ素子から出射される入射光の光路を変更する
ミラー又は回折格子を形成する一方、該レーザ素子を直
方体状のサブマウントを介して前記光集積基板に組み込
む。
【0044】また、好ましくは、前記透明基板の表面に
前記レーザ素子から出射される入射光の光路を変更する
ミラー又は回折格子を形成する一方、該レーザ素子を前
記光集積基板の端面に面一状態で直接組み付ける。
【0045】また、本発明の光ピックアップは、このよ
うな光集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0046】また、本発明の光情報処理装置は、このよ
うな光集積回路を備えてなり、そのことにより上記目的
が達成される。
【0047】
【作用】上記のように、レーザ光出力モニター用の受光
素子、多分割受光素子等の電子部品が集積化され、かつ
レーザ素子が組み込まれた光電子集積基板と、表裏両面
に、ホログラムビームスプリッタ、ホログラムコリメー
トレンズおよび対物レンズ等の光学部品が一体形成さ
れ、且つ内部が該レーザ素子から出射されるレーザビー
ムの光伝送路となる透明基板とを貼り合わせると、これ
ら電子部品と光学部品が一体化された薄型、かつ小型、
軽量の光集積回路を実現できる。
【0048】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0049】(光集積回路の第1実施例)図1は本発明
の光集積回路の第1実施例を示す。この光集積回路1
は、直方体状をなす透明基板30の上面にシリコン基板
からなる光電子集積基板40を組み付けて構成される。
透明基板30は刻印技術を含む成型法により形成され
る。すなわち、一例として、PMMAやPC等の透明樹
脂材料を金型内に流し込み、同時に上下(表裏)両面に
刻印技術を用いて0次光、±1次光の3ビーム形成用の
回折格子32、ピッチの異なる2種類のホログラムから
なるホログラムビームスプリッタ33およびホログラム
コリメートレンズ34が形成される。また、反射用のミ
ラー36および非球面対物レンズ35が形成される。
【0050】具体的には、該透明基板30の上面30に
おける長手方向一端部に非球面対物レンズ35が膨出形
成され、下面30bの該非球面対物レンズ35の真下に
位置する部分にホログラムコリメートレンズ34が形成
されている。また、ホログラムビームスプリッタ33
は、上面30aの長手方向中央部から非球面対物レンズ
35側に若干偏位した位置に形成される。更に、下面3
0bの長手方向中央部にミラー36が形成され、該ミラ
ー36から長手方向他端側に若干偏位した位置に3ビー
ム形成用の回折格子32が形成されている。
【0051】加えて、上面30aの長手方向他端部に
は、底面側に向けて狭幅になった角穴状をなす収納凹部
31が形成されている。この収納凹部31は、透明基板
30の上面側に組み付けられる光電子集積基板40に組
み込まれた半導体レーザ素子41および該半導体レーザ
41が搭載されたサブマウント43を収納するために設
けられる。このような構成によれば、組み付け状態にお
いて半導体レーザ素子41が外部から密閉されるので、
水分が付着する等してその寿命が劣化することがない。
また、出力の安定化が図れる。
【0052】図2に示すように、光電子集積基板40の
表面には半導体レーザ素子41の出力をモニターするた
めの受光素子42、その制御回路(図示せず)、多分割
フォトダイオードからなる多分割受光素子44およびそ
の信号処理回路(図示せず)がモノリシックに組み付け
られている。具体的には、表面実装技術等の既存の製造
プロセスを用いて組み付けられる。そして、その後、半
導体レーザ素子41が搭載されたサブマウント43が組
み付けられる。
【0053】サブマウント43は図示するように、三角
柱状をなし、傾斜面43aの上端部に半導体レーザ素子
41が実装されている。サブマウント43と光電子集積
基板40との電気的な接続は、該サブマウント43と光
電子集積基板40の表面に形成された電極ランド46と
をワイヤボンディングして行われる。
【0054】また、受光素子42は半導体レーザ素子4
1から出射されるレーザビームを受光し、受光量を電気
信号に光電変換して制御回路にフィードバック信号とし
て与える。これにより、制御回路が半導体レーザ素子4
1の出力レベルを常時一定の値に制御する。
【0055】信号処理回路はノイズフィルタ、アンプ等
を備えてなり、多分割受光素子44から与えられる検出
信号を信号処理して、光電子集積基板40の長手方向一
端部における表面に形成された電極ランド45に接続さ
れたFPC(フレキシブルプリント基板(図3参照))
60を介して外部機器に出力する。
【0056】この光集積回路1を光ピックアップに応用
した場合を例にとって説明すると、多分割受光素子44
は光ディスクからの反射光を検出するので、検出光を光
電変換した信号が信号処理回路に与えられる。信号処理
回路は、0次光に対応した信号を光ディスクの記録面に
書き込まれた信号情報およびフォーカス誤差信号として
サーボ機構等の外部機器に出力し、また、±1次光に対
応した信号をトラッキング誤差信号として出力する。
【0057】この光集積回路1を光ピックアップに応用
する場合は、非球面対物レンズ35が光ディスクの記録
面の下方に近接するように該光集積回路を配設する。半
導体レーザ素子41から出射されたレーザビームは、ま
ず、透明基板30の下面30bに形成された3ビーム形
成用の回折格子32に入射し、該回折格子32により、
0次光、±1次光の3本の回折光に振り分けられる。続
いて、これらの回折光は、透明基板30の上面30aに
形成されたホログラムビームスプリッタ33を経て、下
面30bに形成されたホログラムコリメートレンズ34
に導かれ、該ホログラムコリメートレンズ34により平
行光化される。この平行光は、非球面対物レンズ35に
より集光され、光ディスクの記録面に光スポットとして
照射される。
【0058】光ディスクからの反射光は、上記とは逆の
経路を辿ってホログラムビームスプリッタ33の位置に
導かれ、続いて、ミラー36により反射され、最終的に
多分割受光素子44により検出され、その後、信号処理
回路により上記のように処理されて外部機器に出力され
る。
【0059】なお、この光集積回路1を光ピックアップ
に応用する場合は、後述の図3に示すようなフォーカス
用およびトラッキング用のアクチュエータが該光集積回
路1に搭載される。
【0060】上記した光電子集積基板40の透明基板3
0に対する具体的な組み付けは、図2に示すように、光
電子集積基板40の表面側を下にし、かつサブマウント
43の位置を収納凹部31の位置に位置合わせした後、
光電子集積基板40を上方より透明基板30に貼り合わ
して行われる。この貼り合わせは、UV硬化樹脂や熱硬
化性樹脂等からなる接着剤を用いて行われる。
【0061】ここに、光電子集積基板40の長手方向寸
法は透明基板30の長手方向寸法よりも短くなってお
り、透明基板30の表面に膨出形成された非球面対物レ
ンズ35の位置を避けるようにして光電子集積基板40
が組み付けられる。組み付け状態において、光電子集積
基板40の他端末は透明基板30の他端末から若干突出
している。従って、このような組み付け構造によれば、
光集積回路1の厚み寸法が小さくて済み、光ピックアッ
プに応用する場合は、光ピックアップの薄型化、小型化
および軽量化が図れ、その可動部分の追随性を向上でき
る利点がある。
【0062】更には、主要な電子部品が光電子集積基板
40にモノリシックに組み付けられるので、リード線等
が不要になり、製造工程数の削減が図れ、量産性の向上
が図れる利点がある。
【0063】なお、上記した3ビーム形成用の回折格子
32は、1ビーム方式でトラッキングサーボを行う場合
は不要である。
【0064】(光ピックアップの第1実施例)図3およ
び図4は上記の光集積回路1にアクチュエータを搭載し
た光ピックアップの第1実施例を示す。この光ピックア
ップは、光集積回路に2軸アクチュエータを搭載した構
成をとる。以下にその構成を具体的に説明する。
【0065】図5にその具体的な形状を示す鉄製のベー
ス板50の長手方向一端部には支柱51が立設されてい
る。具体的には、ベース板50の一端部を折り曲げて形
成される。また、該ベース板50の長手方向中間部に
は、該支柱51に対向するようにして支柱52が立設さ
れている。両支柱51、52の対向面側には、SmCo
等の希土類を用いた強力な内部磁化をもつ永久磁石5
3、53がそれぞれ取り付けられている。
【0066】内方に位置する永久磁石53はフォーカス
用コイル54の空心部に位置している。永久磁石53、
53間に位置するフォーカス用コイル54の外周面に
は、トラッキング用コイル55、55が貼り付けられて
いる。
【0067】フォーカス用コイル54は樹脂製のホルダ
56により透明基板30に連結されている。すなわち、
ホルダ56は平面視H状をなし、2つの挟圧保持部56
a、56aを有し、一方の挟圧保持部56aでフォーカ
ス用コイル54を支持し、他方の挟圧保持部56aで透
明基板の長手方向一端部を支持している。なお、ホルダ
56は透明基板30の長手方向一端部に一体連出するこ
とにしてもよい。
【0068】ベース板50の長手方向他端部寄りの部分
には、上記ホルダ56とは別体の樹脂製のホルダ57が
取り付けられる。該ホルダ57とホルダ56とは、弾性
を有する合計4本のワイヤ58によって連結されてい
る。すなわち、ホルダ57は透明基板30の幅方向両側
に立設される連結腕部57a、57aを有しており、該
連結腕部57aの内面側における上下2箇所の位置にワ
イヤ58、58の他端部が連結されている。そして、ワ
イヤ58、58の一端部がホルダ56の上下2箇所の位
置に連結されている。この連結は、半田付け等により行
われる。これらのワイヤ58、58、58、58は連結
手段としてのみならず、フォーカス用コイル54および
トラッキング用コイル55、55の電流通路となる。
【0069】連結腕部57a、57aの外面側には、F
PC60の配線パターン61が接続される。また、FP
C60の先端側中央部に形成される中間接続片62は光
電子集積基板40の前記電極ランド45に接続される。
該FPC60はベース板50の長手方向他端部に折り曲
げ形成された支持台50aに取り付けられている。FP
C60の基部には、FPC用のコネクタ64が接続され
る電極63が形成されている。コネクタ64はハーネス
65を介して外部の粗動サーボ機構およびアンプ等に接
続されている。
【0070】上記構成の光ピックアップにおいて、光電
子集積基板40上のフォーカスサーボ回路によりFPC
60およびワイヤ58等を介してフォーカス用コイル5
4に通電される電流値を制御すると、永久磁石52、5
2が発生する磁束との関係により、フレミングの左手の
法則に従って光集積回路1が光ディスクに対して接離移
動する。すなわち、フォーカスサーボが行われる。
【0071】一方、光電子集積基板40上のトラッキン
グサーボ回路により、FPC60およびワイヤ58等を
介してトラッキング用コイル55、55に通電される電
流値を制御すると、永久磁石52、52が発生する磁束
との関係により、フレミングの左手の法則に従って光集
積回路が光ディスクの半径方向、すなわちトラッキング
方向に移動し、これによりトラッキングサーボが行われ
る。
【0072】(光集積回路の第2実施例)図6ないし図
8は本発明光集積回路の第2実施例を示す。この光集積
回路1は、光電子集積基板40の上に透明基板30を貼
り合わせる構成をとる。このため、本実施例の光電子集
積基板40には、上記した電子部品に加えて、3ビーム
形成用の回折格子32および非球面対物レンズ35を除
く光学部品が一体形成されている。これらの光学部品の
形成は、既存の集積回路製造プロセスにより行われる。
また、半導体レーザ素子41を搭載したサブマウント4
3が実装され、該サブマウント43と光電子集積基板4
0との接続は、上記同様にサブマウント43と光電子集
積基板40上に形成された電極ランド46とをワイヤボ
ンディングして行われる。
【0073】なお、上記第1実施例と対応する部分につ
いては同一の番号を付してある。但し、電子部品に併せ
て光学部品が集積化される関係上、本実施例の光電子集
積基板40の長手方向寸法は透明基板30の長手方向寸
法よりも若干長くなっており、その長手方向他端部は透
明基板30の他端末から突出し、この突出部に上記した
FPC60に接続される電極ランド45が一体形成され
ている。光電子集積基板40の長手方向一端部は透明基
板30の長手方向一端部に整合されている。
【0074】また、本実施例の透明基板30にも上記同
様の収納凹部31が形成されており、該収納凹部31で
半導体レーザ素子41を密封して、その保護を図る。
【0075】本実施例によれば、電子部品のみならず光
学部品の一部も光電子集積基板40に集積化されている
ので、光集積回路1の製造能率の向上に更に一層向上で
きる利点がある。なお、3ビーム形成用の回折格子32
については、光電子集積基板40に形成することも可能
である。
【0076】本実施例の光集積回路1を光ピックアップ
に応用する場合も、上記同様に光ピックアップの薄型
化、小型化および軽量化が図れ、その可動部分の追随性
を向上できる利点がある。
【0077】(光集積回路の第3実施例)図9乃至図1
2は本発明光集積回路の第3実施例を示す。この光集積
回路1は、透明基板30の成型時にその内部に光電子集
積基板40を取り込んで両者を一体化し、煩わしい貼り
合わせ工程を不要化する。なお、上記各実施例と対応す
る部分については同一の番号を付してある。
【0078】図10に示すように、本実施例の光電子集
積基板40の上面(表面)には、既存の集積回路製造プ
ロセスにより、半導体レーザ素子41の出力モニター用
の受光素子42、その制御回路(図示せず)、多分割受
光素子44および信号処理回路(図示せず)等の電子部
品が集積化され、かつ複数の電極ランド46が形成され
ている。また、この光電子集積基板40には半導体レー
ザ素子41を搭載したサブマウント43が実装され、該
サブマウント43はワイヤボンディングにより一部の電
極ランド46に接続されている。
【0079】加えて、この光電子集積基板40には、上
記各実施例同様のホログラムビームスプリッタ33およ
びホログラムコリメートレンズ34が上記集積回路製造
プロセスで集積化されている。
【0080】このような光電子集積基板40は、図11
に示すように、リードフレーム70のダイパット71上
に取り付けられ、続いて電極ランド46、46…とリー
ドフレーム70に形成された金プレート製のリード7
2、72とがワイヤボンディングされる。これにより、
光電子集積基板40とリードフレーム70との電気的な
接続が行われる。リード72、72…の他端末にはリー
ド端子73、73…がそれぞれ接続されている。これら
のリード端子73、73…は、この光集積回路が、例え
ば光ピックアップに搭載された場合に、フォーカスサー
ボやトラッキングサーボを行うサーボ機構に接続され
る。
【0081】光電子集積基板40と透明基板30との一
体化、すなわちこの光集積回路1の作製は、PMMA、
PC等の透明樹脂を金型に流し込んで、刻印技術を含む
成型法で透明基板を成型する際に、その内部に光電子集
積基板40を取り込むことにより行われる。
【0082】この成型は、一例として6PINのDIP
(Dip Dual InlinePackage)法
により行われ、まず、上記のようにしてリードフレーム
70に組み付けられた光電子集積基板40を金型内に配
置し、続いて該金型内のキャビティに透明樹脂を流し込
み、これにより透明基板30でモールドされた図9およ
び図12に示される光集積回路1が作製される。併せ
て、この成型時に透明基板の表面に3ビーム形成用の回
折格子32および非球面対物レンズ35が一体形成され
る。
【0083】この光集積回路1を光ピックアップに応用
した場合の動作は以下の通り。半導体レーザ素子41か
ら出射されたレーザビームは、透明基板30の上面に形
成された3ビーム形成用の回折格子32に導かれ、0次
光 、±1次光の3本の回折光に振り分けられる。続い
て、これらの回折光はホログラムビームスプリッタ3
3、ホログラムコリメートレンズ34および非球面対物
レンズ35を経て、該非球面対物レンズ35上の光ディ
スクの記録面に光スポットとして照射される。
【0084】光ディスクから反射された反射光は上記と
は逆の経路を辿って、最終的に光電子集積基板40上の
多分割受光素子44により検出される。多分割受光素子
44は検出光を光電変換し、光電変換された電気信号は
光電子集積基板40上の信号処理回路により、0次光に
対応した信号は光ディスクに書き込まれた信号情報およ
びトラッキング誤差信号として、また、±1次光はフォ
ーカス誤差信号として、リード端子73に接続されたサ
ーボ機構に与えられる。これにより、光集積回路1のフ
ォーカスサーボおよびトラッキングサーボが行われる。
【0085】上記のような光集積回路1によれば、煩わ
しい貼り合わせ工程が不要になるので、その貼り合わせ
のための生産設備を増設する必要がなく、既存の集積回
路製造設備を利用して量産できる。従って、製品のコス
トダウンを図る上で有利になる。
【0086】また、光電子集積基板40と透明基板30
とは材質が異なるため、このような異種物品を貼り合わ
せる場合は、熱膨張率の相違に起因して、反り等の不具
合を生じるおそれがあるが、本実施例の光集積回路1に
よれば、このような不具合を生じることはない。
【0087】また、光電子集積基板40上にホログラム
で形成される一部の光学部品が実装されるので、刻印技
術を含む成型技術上の制約を受けることもない。
【0088】更には、透明基板40と半導体レーザ素子
41との間が透明樹脂で隙間なく充填されているので、
該半導体レーザ素子41が搭載されるサブマウント43
が機械的に補強される。従って、レーザビームに起因す
る熱変形の影響を受けにくく、光路変動を生じることが
ない。それ故、信頼性の向上が図れる。
【0089】(光ピックアップの第2実施例)図13お
よび図14は本発明光ピックアップの第2実施例を示
す。この光ピックアップは、図9乃至図12に示される
光集積回路1に以下に示すフォーカス用およびトラッキ
ング用のアクチュエータを搭載して構成される。
【0090】光集積回路1は所定の回路パターンが形成
されたFPC80の中央部に搭載され、該光集積回路1
の幅方向両側に一対のフォーカス用コイル81、81が
実装される。更に、FPC80上の光集積回路1の長手
方向一端部の外側方にはトラッキング用コイル82が実
装される。フォーカス用コイル81、81およびトラッ
キング用コイル82は共にチップコイルによって形成さ
れる。
【0091】FPC80の長手方向他端末にはコネクタ
84が接続される電極83が形成されている。該コネク
タ84はハーネス85を介して外部の粗動サーボ機構お
よびアンプ等に接続されており、該サーボ機構よりFP
C80上の配線を介してフォーカス用コイル81、81
およびトラッキング用コイル82にそれぞれ電流が通電
されるようになっている。
【0092】FPC80上に搭載された光集積回路1は
下面が開口された角箱状をなす樹脂ケース86によって
覆われる。該樹脂ケース86の上面には楕円状の穴86
aが開口されており、該穴86aを利用して非球面対物
レンズ35によって集光された光スポットが光ディスク
の記録面に照射され、かつ該光ディスクからの反射光が
非球面対物レンズ35を経由して光集積回路1内に導か
れるようになっている。また、樹脂ケース86の長手方
向他端面には、FPC80の他端部に形成された電極8
3を外部に引き出すための穴86bが開口されている。
【0093】加えて、樹脂ケース86の上面の裏面側に
は、永久磁石87および永久磁石88が取り付けられ
る。この内、永久磁石87の長手方向取り付け位置は、
フォーカス用コイル81の位置に対応して選定される。
また、永久磁石88は樹脂ケース86の長手方向一端部
に相当する位置に取り付けられる。永久磁石88は、具
体的にはFPC90の長手方向一端部を挟圧した状態で
樹脂ケース86の上面の裏面側に取り付けられる。
【0094】上記の構成において、フォーカス用コイル
81、81と永久磁石87とで、フォーカス用アクチュ
エータが形成される。また、トラッキング用コイル82
と永久磁石88とでトラッキング用アクチュエータが形
成される。従って、サーボ機構よりFPC80を介して
フォーカス用コイル81、81に電流を通電すると、フ
レミングの左手の法則に従って、光集積回路1およびF
PC80の一部が光ディスクに対して接離移動するフォ
ーカスサーボが行われる。また、トラッキング用コイル
82にサーボ機構より電流を通電すると、光集積回路1
およびFPC80の一部が樹脂ケース86内を長手方向
に移動し、これによりトラッキングサーボが行われる。
【0095】なお、上記実施例では、フォーカス用コイ
ル81、81およびトラッキング用コイル82としてチ
ップコイルを用いたが、図15に示すように、FPC8
0上にパターン形成された電極ランドに接続されるコイ
ル状のパターン配線81′でこれらのコイルを形成する
ことにしてもよい。このような実施形態によれば、薄
型、かつ軽量のコイルを形成できると共に、製造能率を
より一層向上できる利点がある。
【0096】(光集積回路の第4実施例)図16乃至図
19は本発明光集積回路の第4実施例を示す。本実施例
の光集積回路1は、上記第3実施例の光集積回路1とは
異なり、光電子集積基板40上に光学部品を搭載せず、
透明樹脂のモールド時に、刻印技術等を用いて透明樹
脂、すなわちその後に透明基板となる透明基板30の上
下両面に光学部品を一体形成する構成をとる。
【0097】図16に示すように、透明基板30の上面
30aには長手方向他端側より、3ビーム形成用の回折
格子32、反射用のミラー36、ホログラムビームスプ
リッタ33が順に形成され、長手方向一端部寄りの位置
に非球面対物レンズ35が膨出形成されている。また、
透明基板30bの下面側には、長手方向他端側より反射
用のミラー36およびホログラムコリメートレンズ34
がこの順に形成されている。
【0098】半導体レーザ素子41から出射されるレー
ザビームは回折格子32によって0次光、±1次光の3
本の回折光に振り分けられ、これらの回折光は、下面3
0bに形成されたミラー36→ホログラムビームスプリ
ッタ33→ホログラムコリメートレンズ34→非球面対
物レンズ35を経て光ディスクに照射される。また、光
ディスクからの反射光は、非球面対物レンズ35→ホロ
グラムコリメートレンズ34→ホログラムビームスプリ
ッタ33→下面側のミラー36→上面側のミラー36を
経て光電子集積基板40上の多分割受光素子44により
検出される。
【0099】以下上記各実施例同様にして、光集積回路
1のフォーカスサーボおよびトラッキングサーボが行わ
れる。
【0100】なお、図16乃至図19において上記各実
施例と対応する部分には同一の番号を付してあり、具体
的な説明については省略する。この第4実施例による場
合も、上記第3実施例同様の効果を奏する。
【0101】(光集積回路の第5実施例)図20は本発
明光集積回路の第5実施例を示す。この第5実施例で
は、透明基板30の上面30aの他端側を他端末に向け
て下り傾斜になった傾斜面に形成し、これにより、透明
基板30内の各光学部品間における配設距離を短縮し、
結果的に光集積回路1および該光集積回路1が搭載され
る光ピックアップの小型化、軽量化およびコストダウン
を図る構成をとる。
【0102】以下に図25を参照しつつその理由を説明
する。図25は透明基板30の上面30aが平坦に形成
された光集積回路1を示しており、非球面対物レンズ3
5のレンズ径Dは光ディスク19に照射される光スポッ
トの直径等から一義的に定まる。また、ホログラムコリ
メートレンズ34の回折効率からその入射角θが定ま
る。そして、非球面対物レンズ35とホログラムコリメ
ートレンズ34の距離d、換言すれば透明基板30の厚
みは、レンズ径Dと入射角θによって決定される。更
に、レンズ径D、入射角θおよび距離dが決定される
と、これらによって反射光の反射位置、ひいては各光学
部品相互の配設距離が決定される。
【0103】ここで、各光学部品相互の配設距離決定の
前提となる光スポットの直径は適用対象の光ディスクに
よって決定される、いわば固定された値である。従っ
て、このままでは、同一の光ディスクに対して光集積回
路1および該光集積回路1が搭載される光ピックアップ
の仕様が固定されることになる。
【0104】このため、光電子集積基板40上において
光学部品間に挟まれる電子部品の組み付け面積(空間)
を確保することができなかったり、逆に必要以上の無駄
な面積が存在したりする不具合がある。
【0105】これに対して、本実施例のように、透明基
板30の上面30aの形状を上記のような傾斜面に選定
すると、図20と図25とを対比してみればわかるよう
に、各光学部品の間隔や各光学部品に対する光の入射角
を小さくできる。このことは、各光学部品間の配設距離
を任意の値に変更できることを意味している。従って、
本実施例によれば、光集積回路1および該光集積回路1
が搭載される光ピックアップを小型化、かつ軽量化で
き、結果的にコストダウンが図れる。
【0106】更には、光ピックアップに搭載する場合
は、その可動部分の重量を低減できるので、フォーカス
サーボおよびトラッキングサーボにおける追従性の向上
が図れ、結果的に光ピックアップの信頼性を向上できる
利点がある。
【0107】また、傾斜面の傾斜角度を適宜変更するこ
とにより、各光学部品の配設距離や入射角を変更できる
ので、設計の自由度合を向上でき、種々の光ディスクに
対処できる利点がある。
【0108】上記の実施例では、光学部品間の配設距離
を小さくする例で説明したが、光学部品間に挟まれる電
子部品の組付面積(空間)を確保するために配設距離を
大きくするにはレーザ素子へ向かうに連れて基板間距離
を大きくするか、長手方向に向かうに連れて段々に高く
なる階段状に形成すればよい。
【0109】図21は図20に示される光集積回路1の
変形例を示す。この変形例では、透明基板30の上面3
0aを長手方向に向かうに連れて段々に低くなる階段状
に形成する構成をとる。この変形例によっても上記第5
実施例同様の効果を奏することができる。
【0110】図22は図21に示される光集積回路1の
変形例を示す。この変形例では、透明基板30の上面3
0aであって、半導体レーザ素子41の略真上に相当す
る位置に、該半導体レーザ素子41から出射されるレー
ザビームの光路を変更できる機能を有する3ビーム形成
用の回折格子90を形成する構成をとる。
【0111】このような構成によれば、上記各実施例と
は異なりサブマウント43として角柱状のものを用いる
ことができる。このような形状のサブマウント43を使
用すると、以下に示す利点がある。それは、半導体レー
ザ素子41が搭載されるサブマウント43として三角柱
状の形状のものを使用すると、サブマウント43の製造
が困難であるため、量産性の向上を図る上で制約がある
ところ、この第2変形例のサブマウント43によれば、
その製作性を向上できる。従って、この第2変形例によ
れば、光集積回路1の量産性を向上でき、大幅なコスト
ダウンが可能になる。
【0112】なお、回折格子90の代わりにそのような
反射特性を有するミラーを形成し、該ミラーを介して3
ビーム形成用の回折格子にレーザビームを導く構成をと
ることもできる。
【0113】図23は図20に示される光集積回路1の
また別の変形例を示す。この変形例では、透明基板30
の長手方向他端面を傾斜面に形成し、この傾斜面に反射
用のミラー(反射膜)91を形成し、該ミラー91によ
りレーザビームを上面30aに形成された3ビーム形成
用の回折格子32に導く構成をとる。
【0114】この変形例によれば、サブマウントを設け
ることなく、半導体レーザ素子41を光電子集積基板4
0の長手方向他端面に面一状態で直接組み付ける構成を
とることができる。従って、この変形例によれば、光集
積回路1の量産性を更に一層向上できるので、より一層
のコストダウンが可能になる。
【0115】なお、図24は図23に部分的に示される
光集積回路1の全体構成を光ディスク19と共に示す。
上記各実施例と対応する部分に同一の番号を付して具体
的な説明は省略する。
【0116】以上の説明では、本発明の光集積回路1
と、該光集積回路1の応用例である光ピックアップのみ
について説明したが、本発明の光集積回路1はレーザプ
レンタや光距離計等の光情報処理装置にも同様に適用す
ることができる。
【0117】例えば、レーザプリンタに応用する場合
は、画像処理部から送信されて来る画像信号に対応して
半導体レーザ素子41を駆動し、光集積回路1内を伝送
される光ビームを感光体ドラム等の作像手段に露光する
構成により達成される。また、光距離計に応用する場合
は、測定対象からの反射光の多分割受光素子に対する受
光位置の偏差を利用する構成により達成できる。更に
は、イメージスキャナ等の他の光情報処理装置について
も応用できる。
【0118】以上の本発明光集積型素子は半導体レーザ
ー光出力モニター用の受光素子、半導体レーザー駆動回
路、多分割受光素子、光学素子及び信号処理回路をモノ
リシック形成した光電子集積回路にレーザ素子を組み込
み、これを透明基板に取り付ける構成を取るので、部品
の位置合わせの工程及び各素子間の接続を簡略化でき、
量産性に優れ低価格及び信頼性の向上が図れる光集積型
素子を実現できる。
【0119】
【発明の効果】以上の本発明光集積回路によれば、薄
型、小型、かつ軽量の光集積回路を実現できる。また、
レーザ素子が透明基板内に密封されるので、該レーザ素
子に水分が付着してその寿命が低下したり、あるいは出
力変動を来すことがない。更には、熱変形に伴う不具合
を防止でき、レーザビームの光路変動を招来することが
なく、信頼性の向上が図れる。
【0120】加えて、部品位置合わせの工程やリード線
処理を簡略化できるので、量産性を格段に向上でき、大
幅なコストダウンが可能になる。
【0121】また、特に請求項11〜14記載の光集積
回路によれば、光電子集積基板が透明基板内に一体的に
取り込まれるので、工程数の削減が図れるので、量産性
を更に一層向上でき、より一層のコストダウンが可能に
なる。更には、貼り合わせ工程が不要になり、そのよう
な設備を増設する必要がないので、設備コストを低減で
きる利点もある。
【0122】また、特に請求項17〜19記載の光集積
回路によれば、より一層の小型化、軽量化および量産化
が図れる利点があると共に、設計の自由度を向上できる
利点もある。
【0123】また、請求項4、9、12、15、21記
載の光ピックアップによれば、光集積回路が有する上記
した効果を享受できる光ピックアップを実現できる。ま
た、特にサーボ性の向上が図れ、信頼性を向上できる利
点もある。
【0124】また、請求項5、10、13、16、22
記載の光情報処理装置によれば、光集積回路が有する上
記した効果を享受できるレーザプリンタ、イメージスキ
ャナ、光距離計等の光情報処理装置を実現できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明光集積回路の第1実施例を示す側面断面
図。
【図2】図1に示される光集積回路の分解斜視図。
【図3】本発明光ピックアップの第1実施例を示す平面
図。
【図4】図3に示される光ピックアップの側面図。
【図5】図3に示される光ピックアップに装備されるベ
ース板およびその周辺部材を示す斜視図。
【図6】本発明光集積回路の第2実施例を示す側面断面
図。
【図7】図7に示される光集積回路の分解斜視図。
【図8】図6に示される光集積回路の組立状態を示す斜
視図。
【図9】本発明光集積回路の第3実施例を示す側面断面
図。
【図10】図9に示される光集積回路の光電子集積基板
を示す斜視図。
【図11】光電子集積基板とリードフレームとの接続構
造を示す斜視図。
【図12】図9に示される光集積回路の組立状態を示す
一部破断斜視図。
【図13】本発明光ピックアップの第2実施例を示す側
面断面図。
【図14】図13に示される光ピックアップの分解斜視
図。
【図15】フォーカス用コイルおよびトラッキング用コ
イルの変形例を示す図面。
【図16】本発明光集積回路の第4実施例を示す側面断
面図。
【図17】図16に示される光集積回路に装備される光
電子集積基板の斜視図。
【図18】図16に示される光集積回路の組立状態を示
す一部破断斜視図。
【図19】光電子集積基板とリードフレームとの接続構
造を示す斜視図。
【図20】本発明光集積回路の第5実施例を示す側面断
面図。
【図21】図20に示される光集積回路の変形例を示す
側面断面図。
【図22】図21に示される光集積回路の変形例を示す
部分側面断面図。
【図23】図20に示される光集積回路のまた別の変形
例を示す部分側面断面図。
【図24】図23に示される光集積回路の全体構成を示
す側面断面図。
【図25】図20に示される光集積回路の比較例を示す
側面断面図。
【図26】光集積回路の従来例を示す側面断面図。
【図27】本願出願人が先に提案して光集積回路を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 光集積回路 30 透明基板 30a 透明基板の上面 31 収納凹部 32 3ビーム形成用の回折格子 33 ホログラムビームスプリッタ 34 ホログラムコリメートレンズ 35 非球面対物レンズ 40 光電子集積基板 41 半導体レーザ素子 42 受光素子 43 サブマウント 44 多分割受光素子 45、46 電極ランド 50 ベース板 53、53 永久磁石 54 フォーカス用コイル 55 トラッキング用コイル 60 FPC 70 リードフレーム 71 ダイパット 73 リード端子 80 FPC 81 フォーカス用コイル 82 トラッキング用コイル 86 樹脂ケース 87、88 永久磁石
フロントページの続き (72)発明者 中野 貴彦 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光出力モニター用の受光素子、多分
    割受光素子等の電子部品が集積化され、かつレーザ素子
    が組み込まれた光電子集積基板と、 該光電子集積基板に組み付けられ、表裏両面に、ホログ
    ラムビームスプリッタ、ホログラムコリメートレンズお
    よび対物レンズ等の光学部品が一体形成され、且つ内部
    が該レーザ素子から出射されるレーザビームの光伝送路
    となる透明基板とを備えた光集積回路。
  2. 【請求項2】前記対物レンズが、前記透明基板の長手方
    向一端部において、該透明基板の表面から膨出形成され
    た非球面対物レンズであり、該非球面対物レンズが形成
    された側の表面であって、該非球面対物レンズと干渉し
    ない位置に前記光電子集積基板が組み付けられている請
    求項1記載の光集積回路。
  3. 【請求項3】前記透明基板に、前記光電子集積基板との
    組み付け状態において、前記レーザ素子が収納される凹
    部が形成されている請求項1記載の光集積回路。
  4. 【請求項4】請求項1記載の光集積回路を備えた光ピッ
    クアップ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の光集積回路を備えた光情報
    処理装置。
  6. 【請求項6】レーザ光出力モニター用の受光素子、多分
    割受光素子等の電子部品およびホログラムビームスプリ
    ッタ、ホログラムコリメートレンズ等の光学部品が集積
    化され、かつレーザ素子が組み込まれた光電子集積基板
    と、 該光電子集積基板に組み付けられ、対物レンズ等の光学
    部品が表面に形成され、内部が光伝送路となる透明基板
    とを備えた光集積回路。
  7. 【請求項7】前記対物レンズが、前記透明基板の長手方
    向一端部において、該透明基板の表面から膨出形成され
    た非球面対物レンズであり、該透明基板の裏面側に前記
    光電子集積基板を組み付けた請求項6記載の光集積回
    路。
  8. 【請求項8】前記透明基板に、前記光電子集積基板との
    組み付け状態において、前記レーザ素子が収納される凹
    部が形成されている請求項6記載の光集積回路。
  9. 【請求項9】請求項6記載の光集積回路を備えた光ピッ
    クアップ。
  10. 【請求項10】請求項6記載の光集積回路を備えた光情
    報処理装置。
  11. 【請求項11】レーザ素子、多分割受光素子等の電子部
    品およびホログラムビームスプリッタ、ホログラムコリ
    メートレンズ等の光学部品が集積化された光電子集積基
    板を内部に取り込むようにして透明材料をモールドする
    と共に、モールドされた透明基板の表面に対物レンズ等
    の光学部品を一体形成した光集積回路。
  12. 【請求項12】請求項11記載の光集積回路を備えた光
    ピックアップ。
  13. 【請求項13】請求項11記載の光集積回路を備えた光
    情報処理装置。
  14. 【請求項14】レーザ素子、多分割受光素子等の電子部
    品が集積化された光電子集積基板を内部に取り込むよう
    にして透明材料をモールドすると共に、モールドされた
    透明基板の表裏両面に、ホログラムビームスプリッタ、
    ホログラムコリメートレンズおよび対物レンズ等の光学
    部品を一体形成した光集積回路。
  15. 【請求項15】請求項14記載の光集積回路を備えた光
    ピックアップ。
  16. 【請求項16】請求項14記載の光集積回路を備えた光
    情報処理装置。
  17. 【請求項17】多分割受光素子等の電子部品およびホロ
    グラムビームスプリッタ、ホログラムコリメートレンズ
    等の光学部品が集積化され、かつ長手方向一端部にレー
    ザ素子が組み込まれた光電子集積基板を内部に取り込む
    ようにして透明材料をモールドすると共に、モールドさ
    れた透明基板の表面と、該光電子集積基板の表面との間
    の距離を変化させた光集積回路。
  18. 【請求項18】前記透明基板の表面と前記光電子集積回
    路の表面との距離が階段状に変化する請求項17記載の
    光集積回路。
  19. 【請求項19】前記透明基板の表面に前記レーザ素子か
    ら出射される入射光の光路を変更するミラー又は回折格
    子を形成する一方、該レーザ素子を直方体状のサブマウ
    ントを介して前記光電子集積基板に組み込んだ請求項1
    7記載の光集積回路。
  20. 【請求項20】前記透明基板の表面に前記レーザ素子か
    ら出射される入射光の光路を変更するミラー又は回折格
    子を形成する一方、該レーザ素子を前記光電子集積基板
    の端面に面一状態で直接組み付けた請求項17記載の光
    集積回路。
  21. 【請求項21】請求項17記載の光集積回路を備えた光
    ピックアップ。
  22. 【請求項22】請求項17記載の光集積回路を備えた光
    情報処理装置。
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