JP2005092787A - アプリケーション操作システム及び方法、ならびに、操作指示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 利用者が、操作カードをR/W4に近づけると、アプリケーションシステム3は、操作カードが内蔵するRF−IDタグ内のID及びアプリケーションに対する操作指示を読み込む。正当性確認手段53がIDにより操作カードの正当性を確認すると、操作順決定手段55は、記憶手段51内に記憶されている順序情報に従って操作指示の順序を決定する。操作指示出力手段56は、操作順決定手段55が決定した順序に従って、アプリケーション実行手段6へ操作指示を通知する。アプリケーションは、アプリケーション実行手段6から受けた操作指示に従い、動作する。
【選択図】 図1
Description
また、特許文献1の情報入出力システムでは、前述したタイルに表示出力、ペン入力用デジタイザなどが付加されており、例えば、このペン入力を行うときには、決められた操作体系に従った操作が要求される。これは、利用者に対して、高機能かつ新規な操作体系を提案するものであり、コンピュータに不慣れな利用者が抱くキーボードやキーパッド、タッチパネル等の操作における戸惑い、あるいはそれらにもまして、コンピュータ画面内のアプリケーションの中において、機能の選択や切り替えのために定義されたキーボードやボタン操作の約束事を一見して理解することの難しさ、あるいはそれらを覚えなければならない煩雑さ、という問題を解決するものではない。
請求項2の発明によれば、正当性が確認された操作指示記憶媒体によってのみアプリケーションを操作することができる。これにより、操作指示記憶媒体の不正コピーや不正利用などを防ぐことができる。
請求項3の発明によれば、操作指示記憶媒体に操作対象のアプリケーションや操作指示の内容などによりカテゴリ分けして操作指示の情報を記憶させることができる。これにより、用意すべき操作指示記録媒体の数を減らすことができ、利用者が使用すべき操作指示記録媒体を選択する際の利便性も高まる。
請求項4の発明によれば、利用者が同時に複数の操作指示記憶媒体から操作指示の情報を操作指示装置へ読み込ませた場合であっても、適切な順序で操作指示をアプリケーションへ通知することができる。これにより、利用者は、操作指示記憶媒体を読み込ませる順序を覚えることなく、アプリケーションを操作することができる。
請求項5の発明によれば、操作指示の汎用性が増し、用意すべき操作指示記録媒体の数を減らすことができる。
請求項6の発明によれば、利用者は、文字入力やアプリケーションの機能の切り替えを簡易に行うことができる。
請求項7の発明によれば、利用者は、所望の操作をアプリケーションに実行させるための操作指示記憶媒体を作成することができる。
請求項8の発明によれば、利用者は、簡易に複数の操作指示記憶媒体から操作指示の情報を読み込ませることができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるアプリケーション操作システムの構成を示している。ここでは、本発明と関係する機能ブロックのみ抽出して示してある。
アプリケーション操作システムは、操作指示装置としてのアプリケーションシステム3と、アプリケーションシステム3上のアプリケーションに対する操作指示を記憶したRF−ID(Radio Frequency Identification)タグ2a〜2n(以下、「RF−IDタグ2」と記載)をそれぞれ内蔵した操作指示記憶媒体としての操作カード1a〜1n(以下、「操作カード1」と記載)とからなる。
RF−IDタグ2は、電磁方式あるいはマイクロ波方式の無線タグであり、無線周波数を通信に利用し、データの記録用のメモリと、データの処理回路と、データを無線周波数で搬送するためのアンテナとを備える。メモリは、複数の記憶ブロックに分かれており、操作カード1を識別するためのID(操作指示記憶媒体の識別情報)及び操作指示が記憶されている。
RF−IDタグ2は、樹脂製や紙製の容器に入れられたもの、全体を樹脂封止されたものや、樹脂や紙からなるシートに挟持したラベルなど、多様な形状に製作される。RF−IDタグ2の電源は、外部からデータの搬送波として利用する電磁波やマイクロ波から必要な電力を取り出すか、RF−IDタグ2に内蔵する電池に依存する。カードやラベルの形状の場合、その表面には、文字や写真、絵柄などの目視情報、バーコードや二次元バーコード等の可視光、赤外線などにより読み取り可能な光学情報、MICR(Magnetic Ink Character Reader)文字や磁気ストライプ、磁気バーコードなどの磁気情報を設けてもよい。電磁波やマイクロ波以外で商品に貼付された商品情報を読み取る場合は、それぞれの読み取り方式に該当する読取装置を設ける必要がある。
R/W4は、操作カード1に内蔵されるRF−IDタグ2内の操作指示の読み取り及び書込みを行う機能を有し、具体的には、RF−IDリーダ/ライタである。
アプリケーション実行手段6は、アプリケーション61−1〜61−m(以下、「アプリケーション61」と記載)を実行する。アプリケーション61は、例えば、文書作成、表計算、ゲーム、映像・音楽ファイルの録音・再生、画面などのハードウェア切り替え、通信制御、家電制御など、任意の各種ソフトウェアである。
入力手段7は、キーボードやマウス、ボタン、タッチパネルなどであり、利用者が操作して入力した情報をアプリケーション実行手段6に通知する。
記憶手段51は、許可IDリスト、選択情報、及び、順序情報を記憶する。
許可IDリストは、操作指示を許可する操作カード1のIDのリストを示す。例えば、アプリケーション61毎の許可IDを示す。
選択情報は、RF−IDタグ2内のどの記憶ブロックあるいは操作指示を読み出すかの情報を示す。例えば、操作カード1のIDまたはアプリケーション61、あるいは、これらの組み合わせ毎の読み出す先の記憶ブロックまたは操作指示の情報からなる。
順序情報は、RF−IDタグ2から読み込んだ複数の操作指示を、どのような順序でアプリケーション実行手段6に通知するかの情報を示す。例えば、操作カード1のID、アプリケーション61、及び、操作指示の内容のいずれかまたは2以上の組み合わせ毎に、操作指示の優先度(順番)が規定される。操作指示の優先度は、操作指示が記憶されている操作カード1のID、あるいは、記憶ブロックにより示されてもよい。
正当性確認手段53は、読込み手段52が受信したIDと、記憶手段51内の許可IDリストとを照合して、操作カード1の正当性を確認する。
操作選択手段54は、正当性確認手段53が操作カード1の正当性を確認した場合に選択情報を参照し、操作指示を読み出す対象の記憶ブロックあるいはアプリケーション実行手段6へ通知すべき操作指示自体を選択する。そして、RF−IDタグ2内の選択した記憶ブロック内の操作指示あるいは選択した操作指示を、読み込み手段52及びR/W4を介して読み込む。ここで、示された操作カード1がアプリケーション61のその時点での可能な操作に対応せず、操作指示の選択・読込みが意味を為さない場合には、処理を停止し操作不可の警告を発することもできる。
操作順決定手段55は、記憶手段51内の順序情報を参照し、複数の操作カード1あるいは複数の記憶ブロックから読み込んだ操作指示を、どのような順序でアプリケーション実行手段6へ通知するかを決定する。
操作指示出力手段56は、操作順決定手段55が決定した順序に従い、アプリケーション実行手段6へ操作指示を通知する。
操作情報登録手段57は、記憶手段51内の許可IDリスト、選択情報、及び、順序情報を更新する。
書込み手段58は、RF−IDタグ2への操作指示の書込みをR/W4へ指示する。
同図において、RF−IDタグ2のメモリは、IDを記憶する記憶ブロックと、操作指示のリストを記憶する記憶ブロックであるブロックA〜Cとからなる。
ブロックAには、操作指示A−1、A−2、…からなる操作指示リストが、ブロックBには、操作指示B−1、B−2、…からなる操作指示リストが、また、ブロックCには操作指示C−1、C−2…からなる操作指示リストが記憶されている。
各操作指示は、データまたはファンクション、あるいは、これらの組み合わせからなる。ファンクションとは、アプリケーション61の起動・終了・中断・再開や、アプリケーション61の各種機能(例えば、メニュー選択、印刷、画面表示の大きさの変更、画面切り替えなど)を指示するコマンドなどである。ファンクションはそれ自体でアプリケーションを操作できるものやデータと組み合わせることでアプリケーションを操作するものなどがある。例えば、特定のアプリケーションを起動させるファンクションは単体で実行することができるが、データの印刷を行うファンクションは、印刷部数を指定するデータとの組み合わせにより実行される。
ここでは、利用者が「Happy Birthday!」というメッセージをはがきに2部印刷することを想定する。また、アプリケーションシステム3は、はがき作成ソフトであるアプリケーション61−1と、ワープロソフトであるアプリケーション61−2を備え、現在アプリケーション61−1が起動されているとする。
ブロックA:
(操作指示A−1)文字列「Happy Birthday!」を入力するファンクション
ブロックB:
(操作指示B−1)アプリケーション61−1へ操作カード1aに印刷されているものと同じフォントを指定するファンクション
(操作指示B−2)アプリケーション61−1へ操作カード1aに印刷されているものと同じ文字色を指定するファンクション
(操作指示B−3)アプリケーション61−1へフォントサイズを指定するファンクション
ブロックC:
(操作指示C−1)アプリケーション61−2へ操作カード1aに印刷されているものと同じフォントを指定するファンクション
(操作指示C−2)アプリケーション61−2へ操作カード1aに印刷されているものと同じ文字色を指定するファンクション
(操作指示C−3)アプリケーション61−2へフォントサイズを指定するファンクション
利用者が、操作カード1aをR/W4へかざすと、アプリケーションシステム3の正当性確認手段53は、読込み手段52を介してR/W4がRF−IDタグ2aから読み取ったIDを受ける(ステップS110)。すると、正当性確認手段53は、記憶手段51内の許可IDリストを検索し、現在起動しているアプリケーション61−1に対して、この読み取られたIDが登録されているか否かを確認する(ステップS120)。登録されていない場合には、処理を終了する。
一方、登録されていれば、正当な操作カード1であると判断し、続いて、読み出すべき操作指示が記憶されている記憶ブロックを選択する(ステップS130)。すなわち、操作選択手段54は、ID及び現在起動しているアプリケーション61−1の情報を用いて記憶手段51内の選択情報を参照し、操作指示を読み出す先がブロックA及びBであることを読み出す。そして、読込み手段52を介してR/W4がRF−IDタグ2aのブロックA及びBから読み取った操作指示を受ける(ステップS140)。
アプリケーション実行手段6は、操作指示出力手段56から受けた順の操作指示に従いアプリケーション61−1を実行する。これにより、図示しないディスプレイなどの表示手段が表示しているアプリケーション61−1の操作画面に、文字列「Happy Birthday!」が指定したフォント・色・フォントサイズにより入力されたことが表示される(ステップS170)。
すると、上述した手順と同様にアプリケーションシステム3は、操作カード1b、1c、1dそれぞれのIDを読み込み、これらのIDの正当性を確認する(ステップS110、ステップS120)。次に、操作選択手段54は、ID及び現在起動しているアプリケーション61−1の情報を用いて選択情報を参照し、操作カード1b、1c、1dそれぞれについて、操作指示を読み出す先の記憶ブロックの情報を得る(ステップS140)。次に、操作順決定手段55は、これらすべてのID及び現在起動しているアプリケーション61−1の情報を用いて記憶手段51内の順序情報を参照し、操作カード1b、操作カード1c、操作カード1dの順に、それぞれから読み出した操作指示をアプリケーション実行手段6へ通知することを決定する(ステップS150)。このとき、操作カード1cのファンクションは、操作カード1b内の数字のデータ「2」と組み合わされることで、1つの操作指示「2部印刷」となる。
さらに、利用者は、新たに作成した操作カード1に関する選択情報及び順序情報を記憶手段51内に登録する。
また、正当性が確認された操作カードによってのみアプリケーションを操作することができる。これにより、操作カードの不正コピーや不正利用などを防ぐことができる。
また、操作カードに操作対象のアプリケーションや操作指示の内容などによりカテゴリ分けして操作指示の情報を記憶させることができる。これにより、用意すべき操作カードの数を減らすことができ、利用者が使用すべき操作カードを選択する際の利便性も高まる。
また、複数の操作カードを同時に読み込ませることが可能であり、適切な順序で操作指示をアプリケーションへ通知することができる。利用者は、操作カードを順に読み込ませる煩雑さがなくなるとともに、操作カードを読み込ませる順序を覚えることなくアプリケーションを操作することができる。
また、操作指示をデータとファンクションの組み合わせとすることで、操作指示の汎用性が増し、用意すべき操作カードの数を減らすことができる。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
2、2a、2b、2n…RF−IDタグ
3…アプリケーションシステム
4…R/W
5…操作指示手段
51…記憶手段
52…読込み手段
53…正当性確認手段
54…操作選択手段
55…操作順決定手段
56…操作指示出力手段
57…操作情報登録手段
58…書込み手段
6…アプリケーション実行手段
61−1、61−2、61−m…アプリケーション
7…入力手段
Claims (11)
- アプリケーションに対する操作指示を出力する操作指示装置と、前記操作指示を示す操作指示情報を記憶した操作指示記憶媒体とからなるアプリケーション操作システムであって、
前記操作指示記憶媒体は、
操作指示情報を記憶する記憶手段を備え、
前記操作指示装置は、
前記操作指示記憶媒体の記憶手段から操作指示情報を読み込む読込み手段と、
前記読込み手段が読み込んだ操作指示情報に応じた操作指示を、操作対象のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段に通知する操作指示出力手段とを備える、
ことを特徴とするアプリケーション操作システム。 - 前記操作指示記憶媒体の記憶手段は、操作指示記憶媒体の識別手段をさらに記憶し、
前記操作指示装置は、前記読込み手段が読み込んだ操作指示記憶媒体の識別情報により正当性を確認する正当性確認手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載のアプリケーション操作システム。 - 前記操作指示記憶媒体の記憶手段は、複数の記憶ブロックからなり、
前記操作指示装置は、
操作指示情報を読み出す対象の記憶ブロックを選択するための選択情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段内の選択情報を参照して選択した記憶ブロックから操作指示情報を読み出す操作選択手段とをさらに備える、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアプリケーション操作システム。 - 前記操作指示装置の記憶手段は、操作指示の通知順序を規定する順序情報をさらに記憶し、
前記操作指示装置は、前記記憶手段内の順序情報を参照して前記操作指示出力手段による操作指示の通知順を決定する操作順決定手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかの項に記載のアプリケーション操作システム。 - 前記操作指示情報は、データ及び機能を実行させる指示であるファンクションのどちらか一方あるいは両方からなる
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの項に記載のアプリケーション操作システム。 - 前記操作指示は、文字の入力あるいは機能の切り替えであることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの項に記載のアプリケーション操作システム。
- 前記操作指示装置は、前記操作指示記憶媒体の記憶手段へアプリケーションに対する操作指示情報を書き込む書込み手段をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの項に記載のアプリケーション操作システム。 - 前記操作指示記憶媒体の記憶手段は、無線タグであることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかの項に記載のアプリケーション操作システム。
- アプリケーションに対する操作指示を出力する操作指示装置と、前記操作指示を示す操作指示情報を記憶した操作指示記憶媒体とからなるアプリケーション操作システムに用いられる前記操作指示装置であって、
前記操作指示記憶媒体の記憶手段から操作指示情報を読み込む読込み手段と、
前記読込み手段が読み込んだ操作指示情報に応じた操作指示を、操作対象のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段に通知する操作指示出力手段と、
を備えることを特徴とする操作指示装置。 - アプリケーションに対する操作指示を出力する操作指示装置と、前記操作指示を示す操作指示情報を記憶した操作指示記憶媒体とからなるアプリケーション操作システムに用いられるアプリケーション操作方法であって、
前記操作指示記憶媒体が、
操作指示情報を記憶する記憶手段を用意し、
前記操作指示装置が、
前記操作指示記憶媒体の記憶手段から操作指示情報を読み込み、
読みこんだ操作指示情報に応じた操作指示を、操作対象のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段に通知する、
ことを特徴とするアプリケーション操作方法。 - アプリケーションに対する操作指示を出力する操作指示装置と、前記操作指示を示す操作指示情報を記憶した操作指示記憶媒体とからなるアプリケーション操作システムに用いられる操作指示装置のコンピュータプログラムであって、
前記操作指示記憶媒体の記憶手段から操作指示情報を読み込むステップと、
読み込んだ操作指示情報に応じた操作指示を、操作対象のアプリケーションを実行するアプリケーション実行手段に通知するステップと、
をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
Priority Applications (1)
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JP2003328853A JP2005092787A (ja) | 2003-09-19 | 2003-09-19 | アプリケーション操作システム及び方法、ならびに、操作指示装置 |
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2003
- 2003-09-19 JP JP2003328853A patent/JP2005092787A/ja active Pending
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