JP2004213269A - 文字入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】キー操作による文字入力と、描画による文字入力とを混合して行うことが可能で利便性の高い文字入力装置を提供する。
【解決手段】装置本体1に、入力した文章、筆跡およびソフトウェアキー等を表示可能な表示手段2と、この表示手段2の画面上に設けられ、ユーザにより加圧された位置を座標値として検出する座標入力手段3と、複数のキーからなり、数字や文字、モード切り換え、入力した情報の削除、メニュー表示などの指示を受け付ける文字キーマトリクス4と、文字入力の位置カーソルの移動や、メニューリストからの選択や決定など、方向性の伴う指示などを受け付け可能なマルチファンクションキー5を備え、文字キーマトリクス4を通じて受け付けた文字と、座標入力手段3を通じて受け付けた文字とを、特別な切替え操作なく1つの文字列として受け付けて、文章を作成するようにしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】装置本体1に、入力した文章、筆跡およびソフトウェアキー等を表示可能な表示手段2と、この表示手段2の画面上に設けられ、ユーザにより加圧された位置を座標値として検出する座標入力手段3と、複数のキーからなり、数字や文字、モード切り換え、入力した情報の削除、メニュー表示などの指示を受け付ける文字キーマトリクス4と、文字入力の位置カーソルの移動や、メニューリストからの選択や決定など、方向性の伴う指示などを受け付け可能なマルチファンクションキー5を備え、文字キーマトリクス4を通じて受け付けた文字と、座標入力手段3を通じて受け付けた文字とを、特別な切替え操作なく1つの文字列として受け付けて、文章を作成するようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、ペンや指によって位置の指示を行うタブレットを入力手段として持つ携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、バーコードリーダ、POS(Point Of Sales)端末等の文字入力を行う機能を備えた携帯情報機器や情報家電機器などの文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機などの小型の情報通信機器においては、その筐体の大きさに関わる制限により、少ないキー数で多種多様な文字の入力を行う必要があった。そのため、1つのキーに複数種の文字を割り当て、キーを押す回数により文字を選択したり、文字種を切り替えるためのキーを設けたりする方法が考案されてきた。特に、ひらがな、数字、アルファベットなどの文字種が混在した文の入力を行う場合には、文字種の切り替えを行いながら文字入力を行う必要があった。
【0003】
例えば、「今日は2月3日です」という文を入力する場合を考えてみる。現在一般的な携帯電話機で使用されている形式を用いたとき、「き」という文字を入力するには「か」キーを2回、「ょ」を入力するには「や」を6回というように、同じキーを複数回押すことで入力する文字を切り替えていく。
【0004】
また、文字種の切り替えは、「MODE」キーを押すごとに文字種が切り替わるようになっている。この場合、「今日は2月3日です」という文を入力するには、52回ものキーストロークが必要になる。
【0005】
このように携帯情報機器のキーによる文字入力は、パソコンのキーボードなどの機器に比べて、文章入力に要するキーストローク数が多く、また煩雑になり、初心者や高齢者などには利用しづらいものとなっていた。
【0006】
これに対し、直感的な文字入力を可能とするために手書き文字認識手段を搭載する方式もある(特許文献1 参照)。しかし、携帯情報機器の筐体には手書き文字入力に使用するタブレットを設置するための十分なスペースがとれず、また、透明タブレットを画面と重ねて配置した場合でも、他の表示領域と重ならないように十分な面積の入力領域を確保することが難しく、そのために、場合によってはキー入力に比べて、かえって文字入力の負担が増してしまう場合がある。
【0007】
以上のように、従来の文字入力装置では、キー操作による文字入力する構成か、あるいはタブレットを通じた描画により文字を入力する構成のいずれかとなっており、各構成には一長一短があるため、ユーザにとって文字入力の利便性において問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−203208公報(図5)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の文字入力装置では、キー操作による文字入力する構成か、あるいはタブレットを通じた描画により文字を入力する構成のいずれかとなっており、各構成には一長一短があるため、ユーザにとって文字入力の利便性において問題があった。
【0010】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、キー操作による文字入力と、描画による文字入力とを混合して行うことが可能で利便性の高い文字入力装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、文字列のデータを生成する文字入力装置において、キーを備えてこのキーの操作に応じて文字の入力を受け付けるキー入力手段と、筆記により文字の入力を受け付ける筆記入力手段と、文字列を記憶可能な記憶手段と、キー入力手段が受け付けた文字と、筆記入力手段が受け付けた文字とを1つの文字列として記憶手段に記録する制御手段とを具備して構成するようにした。
【0012】
上記構成の文字入力装置では、キー入力手段を通じて受け付けた文字と、筆記入力手段を通じて受け付けた文字とを、1つの文字列として記憶手段に記録するようにしている。
【0013】
したがって、上記構成の文字入力装置によれば、キー操作による文字入力方式と、描画による文字入力方式とを混合して行うことが可能で、かつ特別な操作をすることなく両方式による文字入力が受け付けられるので、文字入力に関わるユーザの利便性が著しく向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。ここでは、この発明に係わる文字入力装置を備える一例として、携帯電話機を例に挙げて説明する。
【0015】
図1は、上記携帯電話機の外観を示す図である。この携帯電話機は、外観上の主たる構成として、装置本体1に、入力した文章、筆跡およびソフトウェアキー等を表示可能な表示手段2と、この表示手段2の画面上に設けられ、ユーザにより加圧された位置を座標値として検出する座標入力手段3と、複数のキーからなり、数字や文字、モード切り換え、入力した情報の削除、メニュー表示などの指示を受け付ける文字キーマトリクス4と、文字入力の位置カーソルの移動や、メニューリストからの選択や決定など、方向性の伴う指示などを受け付け可能なマルチファンクションキー5を備えている。
【0016】
また、座標入力手段は、ユーザにより加圧された位置座標を検出する構成で説明しているが、これに限ることなく、筆記された座標を検出する構成であれば本発明の実施形態に適用できる。
【0017】
ここで表示手段2と座標入力手段3とは互いにほぼ同一寸法の座標面を持ち、座標入力手段3は、例えば図2に示すように表示手段2に重ね合わせられて装置本体1と積層一体化される透明タブレットとして構成されている。
【0018】
表示手段2に表示される情報としては、筆跡21、文字入力カーソル22、カーソル移動ソフトウェアキー231〜234やソフトウェアキー241〜244などがある。
【0019】
カーソル移動ソフトウェアキー231〜234のうち、後述する文字入力制御部17および表示制御部18の制御により、入力位置カーソル22の移動可能な方向に対応するソフトウェアキーのみが表示される。これらの移動ソフトウェアキーによって、マルチファンクションキー5と同様に文字入力カーソル22を上下左右に移動させることができる。
【0020】
また、ソフトウェアキー241〜244は、画面中央の文字表示領域兼手書き入力領域に重ならないように、画面の外周部の所定位置に表示されている。これらのソフトウェアキー241〜244は、必要に応じて空白挿入、改行挿入、文字削除、かな漢字変換など、必要に応じて、文章入力に使用するさまざまな機能を割り当てることができる。
【0021】
図3は、上記携帯電話機の回路ブロック図を示すものである。なお、この図では、この発明に係わる文字入力に関する構成を中心に示し、携帯電話システムの基地局装置と無線通信する無線部や音声信号を制御する音声処理部、これらを統括して制御し、音声通信を実現する制御部、マイクロホン、スピーカなどの周知の構成については省略する。
【0022】
装置本体1は、座標判別部11、ソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13、文字認識部14、認識候補選択部15、文字キー入力制御部16、文字入力制御部17、表示制御部18および記憶部20を備える。
【0023】
座標判別部11は、座標入力手段3が検出した座標値を取得し、この値から表示手段2の表示領域上のどの部分をユーザが加圧した位置を判定する。そして、この判定結果に応じて座標判別部11は、座標入力手段3から取得した座標値を取得し、ソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13あるいは認識候補選択部15に出力する。
【0024】
ソフトウェアキー制御部12は、表示手段2上にソフトウェアキーの表示・消去の制御を行う。またソフトウェアキー制御部12は、座標判別部11の判定結果に基づいて上記ソフトウェアキーが位置する座標が加圧されたか否かを判別し、加圧された場合に該当するソフトウェアキーに対応するユーザの要求を文字入力制御部17に出力する。
【0025】
筆跡取得部13は、座標判別部11の判定結果に基づいて、ソフトウェアキーに相当しない領域などが、所定の時間や長さ以上連続して加圧されて描かれた軌跡を、手書き文字の筆跡と見なして検出し、この検出した筆跡の軌跡情報を文字認識部14および表示制御部18に出力する。
【0026】
文字認識部14は、この筆跡取得部13より出力される軌跡情報を分析して、該当する文字を後述する記憶部20から検出し、この検出した文字を識別する情報を文字情報として文字入力制御部17に出力する。また文字認識部14は、該当しうる文字が複数存在する場合には、これらの文字の識別情報を認識候補列として認識候補選択部15に出力する。
【0027】
認識候補選択部15は、文字認識部14から出力される認識候補列に基づいて、対応する文字を表示手段2上に表示する。そして、認識候補選択部15は、座標判別部11の判定結果に基づいて、表示手段2上に表示している文字のうち、いずれをユーザが入力しようとしているかを判定し、該当する文字を識別する情報を文字情報として文字入力制御部17に出力する。
【0028】
文字キー入力制御部16は、文字キーマトリクス4を通じたユーザからの入力要求を判定し、入力を受け付ける文字種の切り換え設定し、この設定にしたがった文字情報を受け付け、受け付けた文字情報を文字入力制御部17に出力する。
【0029】
文字入力制御部17は、文字認識部14、認識候補選択部15または文字キー入力制御部16から出力される文字情報や、ソフトウェアキー制御部12や文字キー入力制御部16で受け付けたユーザの要求にしたがって、入力された文字列の変換をはじめとする種々の文章編集に関わる制御を行う。
【0030】
表示制御部18は、文字入力制御部17からの指示にしたがって、文字入力制御部17で編集中の文章や文字、筆跡取得部13から取得された筆跡、ソフトウェアキー制御部12により描画されるソフトウェアキー、および認識候補選択部15により配置される認識候補列を表示手段2上に表示制御する。
【0031】
記憶部20は、作成した文章や、文字やソフトウェアキーなどの描画データおよび種々の制御データを記憶する記憶領域や、文字入力制御部17が文章編集に関わる制御を実施するために情報を一時的に記憶する作業領域を備える。
【0032】
次に、上記構成の携帯電話機の動作について説明する。ここでは、携帯電話システムの基地局装置との間でなされる無線通信に関わる動作など、携帯電話機本来の動作については説明を省略し、文字入力に関する動作について説明する。
【0033】
図4を参照して、手書き入力により文字を入力する動作の一例を説明する。文字入力制御部17は、表示制御部18に指示を与えて、これにより、ステップa1で示されるように、表示制御部18が表示手段2上に入力位置カーソル22を表示させ、文字入力が行われると入力位置カーソル22の位置に文字を追加表示し、入力位置カーソル22を1文字分右へ移動させる。
【0034】
また、マルチファンクションキー5を通じてユーザから上下左右のいずれかの指示が与えられると、文字入力制御部17は、表示制御部18に指示を与えて、文字入力カーソル22の位置を上記指示に応じた方向に移動表示させ、これにより、文字入力を行う位置や、削除、コピーを行う対象の指定などを行うことができる。
【0035】
ここで、ステップa2で示されるように、表示手段2上をペンまたは指などによって加圧(ペンダウン)して筆記を開始すると、表示手段2に重ね合わせられた座標入力手段3がペンダウン座標を検出し、この検出した座標は座標判別部11に通知される。
【0036】
座標判別部11では、ペンダウンにより座標が入力されると、この座標を判定し、この判定結果に応じて、上記座標の値をソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13あるいは認識候補選択部15に出力される。
【0037】
ここで、上記座標がソフトウェアキーの座標でなかった場合には、座標入力手段3から与えられる座標値は筆跡取得部13に出力される。これに対して、筆跡取得部13は、座標判別部11から与えられる座標値に基づいて、ユーザの筆跡を検出する。
【0038】
例えばステップa3に示すように、ペンが表示手段2上を加圧したペンダウン状態のまま移動すると、上記座標判別部11がペンダウン座標を順次筆跡取得部13に出力し、これに対して筆跡取得部13が、上記ペンダウン座標からユーザの筆跡21を検出する。
【0039】
このようにして筆跡取得部13は、上記座標判別部11からのペンダウン座標を受けとって、ユーザが入力した筆跡をストローク座標列として格納していく。また、この座標列は表示制御部18へ送られ、これに基づいて表示制御部18が筆跡として画面上に表示する。
【0040】
そして、ステップa4に示すように、ペンアップとペンダウンが繰り返されて筆記されると、ペンアップ通知が上記座標判別部11から筆跡取得部13へ送られ、これを筆跡取得部13が筆記入力の1ストロークの終わりと判断し、検出切り出しタイマを起動する。
【0041】
このタイマのタイムアップ時間以内に次のストローク入力があった場合には、同じ1文字を構成するストロークと判断する。検出切り出しタイマがタイムアップした場合には、その時点までの筆跡を1文字入力終了と見なして、筆跡データを文字認識部14へ送り、文字認識部14が文字認識を開始する。
【0042】
なお、特願2001−274147「オンライン文字認識装置及び方法並びにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びオンライン文字認識プログラム」を用いれば検出切り出しタイマを用いること無しに自動的に1文字入力を判定し、逐次に文字認識する構成とすることも可能である。
【0043】
文字認識部14は、取得した筆跡データを解析・認識し、複数の認識候補を記憶部20から取得する。この認識候補のうち、最も合致度の高いものを第1候補として入力文字とし、文字入力制御部17に出力する(ステップa5)。
【0044】
また、文字認識部14は、第1候補から指定された順位までの文字認識候補を、認識候補選択部15へと出力する。ここで、文字認識は、例えばストローク単位でのマッチングを行う方法や、画像として基準パターンとのマッチングを行う方法など、従来知られている各種の手法を用いて実現することができる。
【0045】
認識候補選択部15は、文字入力制御部17を通じて表示制御部18により、文字認識部14で得られた認識候補を、図4のステップa5で示されるように、画面中央の文字表示領域兼手書き入力領域、および他のソフトウェアキーと重ならないように画面周囲部の認識候補領域25に配置し、表示させる。
【0046】
これらの認識候補領域25をペンまたは指によってタッチすると(ステップa6)、座標判別部11がこれを検出して認識候補選択部15に通知し、認識候補選択部15がタッチされた選択候補を文字入力制御部17に通知する。
【0047】
これにより文字入力制御部17は、表示制御部18を制御して、先立って送られた第1候補を新たに通知された選択候補に置き換えて表示するとともに、認識候補領域25の表示を消去する(ステップa7)。
【0048】
その後、「変換」を示すソフトウェアキー244をペンまたは指によってタッチすると(ステップa7)、座標判別部11がこれを検出してソフトウェアキー制御部12に通知する。
【0049】
これに対して、ソフトウェアキー制御部12は、文字入力制御部17に対して、タッチされたソフトウェアキー244に割り当てている機能「変換」を実行するように指示し、これにより文字入力制御部17は未確定の文字列をかな/漢字変換し、表示制御部18を制御して、変換候補22を表示させる(ステップa8)。
【0050】
その後、このような手書き入力モードの実施中(図5のステップb1)に、文字キーマトリクス4のいずれかが押下されると、これを検出した文字入力制御部17は、変換候補26を確定し、表示制御部18を制御して、確定した文字列27として表示させる(ステップb2)。
【0051】
また文字入力制御部17は、表示制御部18を制御して、押下された文字キーマトリクス4に対応する文字28を表示させる(ステップb2)。このように、手書き入力モード中に文字キーマトリクス4のいずれかが押下されると、入力モードがキー入力モードへ切り替えられる。
【0052】
このように、入力モードがキー入力モードへ切り替えられると、文字入力制御部17は、表示制御部18を制御して、文字入力モード用のソフトウェアキー241〜244、および231〜234を画面から消去し、文字入力時の表示領域を広く確保する(ステップb2)。
【0053】
その後、文字キーマトリクス4を通じたキー入力が行われると、これに応じてに文字入力制御部17は、文字列の入力を順次受け付け(ステップb3)、例えばマルチファンクションキー5を通じて「確定」指示が与えられると、未確定の文字列が確定される(ステップb4)。
【0054】
以後、ペンダウンにより座標が入力されると、入力モードがキー入力モードから手書き入力モードへ切り替わり、図4のステップa2以降で説明したように、入力座標を座標入力手段3が検出して座標判別部11に通知し、座標判別部11が上記座標を判定し、この判定結果に応じて、上記座標の値をソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13あるいは認識候補選択部15に出力される。
【0055】
以上のようにして、ペンダウンにより座標が入力されると、入力モードがキー入力モードから手書き入力モードへ切り替わり、文字キーマトリクス4のいずれかが押下されると、入力モードがキー入力モードへ切り替えられ、文章の作成が行われ、作成された文章は文字入力制御部17によって記憶部20に記録される。
【0056】
なお、入力モードがキー入力モードから手書き入力モードに切り替わっても、文字キー入力制御部16は、文字キーマトリクス4を通じて入力される文字種の設定を保持しておき、再び入力モードが手書き入力モードからキー入力モードに切り替わった場合には、あらためて文字種の切り換えが行われない限り、上記保持しておいた文字種の設定でキー入力を受け付ける。
【0057】
次に、手書き入力モードとキー入力モードを切り替えながら、文字種が混在した文章を作成する際の動作について説明する。図6を参照して、「今日は2月3日です」という文を入力する場合を例に挙げて説明する。
【0058】
図6のステップc1では、キー入力によって既に「今日は」という文字列が入力・確定済みの状態で、このようなキー入力モード中に、ペンまたは指などによって筆記を開始すると、前述したように、座標判別部11および筆跡取得部13によって筆跡が取得され、これと同時に入力モードが手書き入力モードに切り替えられる(ステップc2)。
【0059】
そして、必要な筆記入力を行うと(ステップc3)、文字認識部14が文字認識を行って文字入力が受け付けられ(ステップc4)、ここで再びキー入力を行うと、文字入力制御部17がこれを受け付けて入力モードがキー入力モードに戻り(ステップc5)、さらに再び筆記が開始されると、座標判別部11および筆跡取得部13によって筆跡が取得される手書きモードに切り替わる。
【0060】
このため、キー入力時の文字種に関わらず、手書き文字入力では、キー入力時と同じ文字種、異なる文字種を任意に入力することができるため、キー入力時に文字種を切り替える必要が省け、効率的な入力を行うことが可能になる。
【0061】
「今日は2月3日です」という文を、数字の「2」と「3」を手書き認識で入力し、その他をキー入力した場合のユーザ操作を図7に示す。
この場合、キーストロークと筆記ストロークを合わせてストロークが38となり、全てをキー入力で行ったときの52ストロークに比べて、文字種切り替え操作の分だけ14ストロークだけ軽減できることになる。
【0062】
また逆に、「今日は2月3日です」という文を、数字の「2」と「3」をキー入力し、その他を手書き入力した場合のユーザ操作を図8に示す。
この場合、「今日は」「月」「日です」の部分を手書き文字入力によりひらがなで入力した後、かな漢字変換を行う方法で入力し、「2」と「3」の部分を、キーで入力したとき、キーストロークと筆記ストロークを合わせて32ストロークとなり、さらにストローク数を軽減できる。
【0063】
また、図9で示すように、「今日は」「月」「日です」の部分を、直接を手書きの漢字で入力し、「2」と「3」の部分を、キーで入力したとき、キーストロークと筆記ストロークを合わせて26ストロークとなり、キーのみで入力した場合に比べて半分のストローク数となる。
【0064】
以上のように、上記構成の携帯電話機では、キー入力モードと手書き入力モードをユーザが任意に行えるような構成となっており、さらには上記入力モードの切り換えをキー操作あるいは手書き入力を行うことで自動的に切り替わり、モード切り換えのためのアクションを不要としている。
【0065】
したがって、上記構成の携帯電話機によれば、キー操作による文字入力と、タブレットを通じた描画による文字入力とを混合して行うことが可能で、その利便性も非常に高く、文字入力時のユーザの負担を著しく軽減することができる。
【0066】
またこのように、ユーザは必要に応じて手書き入力とキー入力を混合して、文字入力を行うことができるので、例えば、認識率が低い文字はキーで入力し、画数の多い複雑な漢字はひらがなで入力し、かな漢字変換するというように、使い分けて入力を行うことができる。
【0067】
このため、手書き文字認識による文字入力およびキーによる文字入力の双方の利点を損なうことなく、必要に応じて両者を併用した文字入力を行うことができ、その操作性の大幅な向上を図ることが可能となる。
【0068】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではない。
文字入力を行う際の認識の方式、キーによる文字入力の方式、また文字データの保持および処理方式は従来提唱されている方式をその仕様に応じて採用すればよいものである。
【0069】
また表示手段2は発光ダイオードや冷陰極管やプラズマ管などであってもよく、座標入力手段3は静電型のタブレットまたは超音波による動体検出方式を採用することも可能である。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、キー入力手段を通じて受け付けた文字と、筆記入力手段を通じて受け付けた文字とを、1つの文字列として記憶手段に記録するようにしている。
【0071】
したがって、この発明によれば、キー操作による文字入力方式と、描画による文字入力方式とを混合して行うことが可能で、かつ特別な操作をすることなく両方式による文字入力が受け付けられるので、文字入力に関わるユーザの利便性が著しく高い文字入力装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる文字入力装置の一実施の形態のである携帯電話機の外観の構成を示す図。
【図2】図1に示した携帯電話機の本体装置と表示手段と座標入力手段の位置関係を示す図。
【図3】図1に示した携帯電話機の内部構成を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示した携帯電話機の文字入力動作を説明するための図。
【図5】図1に示した携帯電話機の文字入力動作を説明するための図。
【図6】図1に示した携帯電話機の文字入力動作を説明するための図。
【図7】図1に示した携帯電話機による文字入力に要するストローク数を説明するための図。
【図8】図1に示した携帯電話機による文字入力に要するストローク数を説明するための図。
【図9】図1に示した携帯電話機による文字入力に要するストローク数を説明するための図。
【符号の説明】
1…装置本体
2…表示手段
3…座標入力手段
4…文字キーマトリクス
5…マルチファンクションキー
11…座標判別部
12…ソフトウェアキー制御部
13…筆跡取得部
14…文字認識部
15…認識候補選択部
16…文字キー入力制御部
17…文字入力制御部
18…表示制御部
20…記憶部
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、ペンや指によって位置の指示を行うタブレットを入力手段として持つ携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)、バーコードリーダ、POS(Point Of Sales)端末等の文字入力を行う機能を備えた携帯情報機器や情報家電機器などの文字入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機などの小型の情報通信機器においては、その筐体の大きさに関わる制限により、少ないキー数で多種多様な文字の入力を行う必要があった。そのため、1つのキーに複数種の文字を割り当て、キーを押す回数により文字を選択したり、文字種を切り替えるためのキーを設けたりする方法が考案されてきた。特に、ひらがな、数字、アルファベットなどの文字種が混在した文の入力を行う場合には、文字種の切り替えを行いながら文字入力を行う必要があった。
【0003】
例えば、「今日は2月3日です」という文を入力する場合を考えてみる。現在一般的な携帯電話機で使用されている形式を用いたとき、「き」という文字を入力するには「か」キーを2回、「ょ」を入力するには「や」を6回というように、同じキーを複数回押すことで入力する文字を切り替えていく。
【0004】
また、文字種の切り替えは、「MODE」キーを押すごとに文字種が切り替わるようになっている。この場合、「今日は2月3日です」という文を入力するには、52回ものキーストロークが必要になる。
【0005】
このように携帯情報機器のキーによる文字入力は、パソコンのキーボードなどの機器に比べて、文章入力に要するキーストローク数が多く、また煩雑になり、初心者や高齢者などには利用しづらいものとなっていた。
【0006】
これに対し、直感的な文字入力を可能とするために手書き文字認識手段を搭載する方式もある(特許文献1 参照)。しかし、携帯情報機器の筐体には手書き文字入力に使用するタブレットを設置するための十分なスペースがとれず、また、透明タブレットを画面と重ねて配置した場合でも、他の表示領域と重ならないように十分な面積の入力領域を確保することが難しく、そのために、場合によってはキー入力に比べて、かえって文字入力の負担が増してしまう場合がある。
【0007】
以上のように、従来の文字入力装置では、キー操作による文字入力する構成か、あるいはタブレットを通じた描画により文字を入力する構成のいずれかとなっており、各構成には一長一短があるため、ユーザにとって文字入力の利便性において問題があった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−203208公報(図5)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来の文字入力装置では、キー操作による文字入力する構成か、あるいはタブレットを通じた描画により文字を入力する構成のいずれかとなっており、各構成には一長一短があるため、ユーザにとって文字入力の利便性において問題があった。
【0010】
この発明は上記の問題を解決すべくなされたもので、キー操作による文字入力と、描画による文字入力とを混合して行うことが可能で利便性の高い文字入力装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明は、文字列のデータを生成する文字入力装置において、キーを備えてこのキーの操作に応じて文字の入力を受け付けるキー入力手段と、筆記により文字の入力を受け付ける筆記入力手段と、文字列を記憶可能な記憶手段と、キー入力手段が受け付けた文字と、筆記入力手段が受け付けた文字とを1つの文字列として記憶手段に記録する制御手段とを具備して構成するようにした。
【0012】
上記構成の文字入力装置では、キー入力手段を通じて受け付けた文字と、筆記入力手段を通じて受け付けた文字とを、1つの文字列として記憶手段に記録するようにしている。
【0013】
したがって、上記構成の文字入力装置によれば、キー操作による文字入力方式と、描画による文字入力方式とを混合して行うことが可能で、かつ特別な操作をすることなく両方式による文字入力が受け付けられるので、文字入力に関わるユーザの利便性が著しく向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の一実施形態について説明する。ここでは、この発明に係わる文字入力装置を備える一例として、携帯電話機を例に挙げて説明する。
【0015】
図1は、上記携帯電話機の外観を示す図である。この携帯電話機は、外観上の主たる構成として、装置本体1に、入力した文章、筆跡およびソフトウェアキー等を表示可能な表示手段2と、この表示手段2の画面上に設けられ、ユーザにより加圧された位置を座標値として検出する座標入力手段3と、複数のキーからなり、数字や文字、モード切り換え、入力した情報の削除、メニュー表示などの指示を受け付ける文字キーマトリクス4と、文字入力の位置カーソルの移動や、メニューリストからの選択や決定など、方向性の伴う指示などを受け付け可能なマルチファンクションキー5を備えている。
【0016】
また、座標入力手段は、ユーザにより加圧された位置座標を検出する構成で説明しているが、これに限ることなく、筆記された座標を検出する構成であれば本発明の実施形態に適用できる。
【0017】
ここで表示手段2と座標入力手段3とは互いにほぼ同一寸法の座標面を持ち、座標入力手段3は、例えば図2に示すように表示手段2に重ね合わせられて装置本体1と積層一体化される透明タブレットとして構成されている。
【0018】
表示手段2に表示される情報としては、筆跡21、文字入力カーソル22、カーソル移動ソフトウェアキー231〜234やソフトウェアキー241〜244などがある。
【0019】
カーソル移動ソフトウェアキー231〜234のうち、後述する文字入力制御部17および表示制御部18の制御により、入力位置カーソル22の移動可能な方向に対応するソフトウェアキーのみが表示される。これらの移動ソフトウェアキーによって、マルチファンクションキー5と同様に文字入力カーソル22を上下左右に移動させることができる。
【0020】
また、ソフトウェアキー241〜244は、画面中央の文字表示領域兼手書き入力領域に重ならないように、画面の外周部の所定位置に表示されている。これらのソフトウェアキー241〜244は、必要に応じて空白挿入、改行挿入、文字削除、かな漢字変換など、必要に応じて、文章入力に使用するさまざまな機能を割り当てることができる。
【0021】
図3は、上記携帯電話機の回路ブロック図を示すものである。なお、この図では、この発明に係わる文字入力に関する構成を中心に示し、携帯電話システムの基地局装置と無線通信する無線部や音声信号を制御する音声処理部、これらを統括して制御し、音声通信を実現する制御部、マイクロホン、スピーカなどの周知の構成については省略する。
【0022】
装置本体1は、座標判別部11、ソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13、文字認識部14、認識候補選択部15、文字キー入力制御部16、文字入力制御部17、表示制御部18および記憶部20を備える。
【0023】
座標判別部11は、座標入力手段3が検出した座標値を取得し、この値から表示手段2の表示領域上のどの部分をユーザが加圧した位置を判定する。そして、この判定結果に応じて座標判別部11は、座標入力手段3から取得した座標値を取得し、ソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13あるいは認識候補選択部15に出力する。
【0024】
ソフトウェアキー制御部12は、表示手段2上にソフトウェアキーの表示・消去の制御を行う。またソフトウェアキー制御部12は、座標判別部11の判定結果に基づいて上記ソフトウェアキーが位置する座標が加圧されたか否かを判別し、加圧された場合に該当するソフトウェアキーに対応するユーザの要求を文字入力制御部17に出力する。
【0025】
筆跡取得部13は、座標判別部11の判定結果に基づいて、ソフトウェアキーに相当しない領域などが、所定の時間や長さ以上連続して加圧されて描かれた軌跡を、手書き文字の筆跡と見なして検出し、この検出した筆跡の軌跡情報を文字認識部14および表示制御部18に出力する。
【0026】
文字認識部14は、この筆跡取得部13より出力される軌跡情報を分析して、該当する文字を後述する記憶部20から検出し、この検出した文字を識別する情報を文字情報として文字入力制御部17に出力する。また文字認識部14は、該当しうる文字が複数存在する場合には、これらの文字の識別情報を認識候補列として認識候補選択部15に出力する。
【0027】
認識候補選択部15は、文字認識部14から出力される認識候補列に基づいて、対応する文字を表示手段2上に表示する。そして、認識候補選択部15は、座標判別部11の判定結果に基づいて、表示手段2上に表示している文字のうち、いずれをユーザが入力しようとしているかを判定し、該当する文字を識別する情報を文字情報として文字入力制御部17に出力する。
【0028】
文字キー入力制御部16は、文字キーマトリクス4を通じたユーザからの入力要求を判定し、入力を受け付ける文字種の切り換え設定し、この設定にしたがった文字情報を受け付け、受け付けた文字情報を文字入力制御部17に出力する。
【0029】
文字入力制御部17は、文字認識部14、認識候補選択部15または文字キー入力制御部16から出力される文字情報や、ソフトウェアキー制御部12や文字キー入力制御部16で受け付けたユーザの要求にしたがって、入力された文字列の変換をはじめとする種々の文章編集に関わる制御を行う。
【0030】
表示制御部18は、文字入力制御部17からの指示にしたがって、文字入力制御部17で編集中の文章や文字、筆跡取得部13から取得された筆跡、ソフトウェアキー制御部12により描画されるソフトウェアキー、および認識候補選択部15により配置される認識候補列を表示手段2上に表示制御する。
【0031】
記憶部20は、作成した文章や、文字やソフトウェアキーなどの描画データおよび種々の制御データを記憶する記憶領域や、文字入力制御部17が文章編集に関わる制御を実施するために情報を一時的に記憶する作業領域を備える。
【0032】
次に、上記構成の携帯電話機の動作について説明する。ここでは、携帯電話システムの基地局装置との間でなされる無線通信に関わる動作など、携帯電話機本来の動作については説明を省略し、文字入力に関する動作について説明する。
【0033】
図4を参照して、手書き入力により文字を入力する動作の一例を説明する。文字入力制御部17は、表示制御部18に指示を与えて、これにより、ステップa1で示されるように、表示制御部18が表示手段2上に入力位置カーソル22を表示させ、文字入力が行われると入力位置カーソル22の位置に文字を追加表示し、入力位置カーソル22を1文字分右へ移動させる。
【0034】
また、マルチファンクションキー5を通じてユーザから上下左右のいずれかの指示が与えられると、文字入力制御部17は、表示制御部18に指示を与えて、文字入力カーソル22の位置を上記指示に応じた方向に移動表示させ、これにより、文字入力を行う位置や、削除、コピーを行う対象の指定などを行うことができる。
【0035】
ここで、ステップa2で示されるように、表示手段2上をペンまたは指などによって加圧(ペンダウン)して筆記を開始すると、表示手段2に重ね合わせられた座標入力手段3がペンダウン座標を検出し、この検出した座標は座標判別部11に通知される。
【0036】
座標判別部11では、ペンダウンにより座標が入力されると、この座標を判定し、この判定結果に応じて、上記座標の値をソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13あるいは認識候補選択部15に出力される。
【0037】
ここで、上記座標がソフトウェアキーの座標でなかった場合には、座標入力手段3から与えられる座標値は筆跡取得部13に出力される。これに対して、筆跡取得部13は、座標判別部11から与えられる座標値に基づいて、ユーザの筆跡を検出する。
【0038】
例えばステップa3に示すように、ペンが表示手段2上を加圧したペンダウン状態のまま移動すると、上記座標判別部11がペンダウン座標を順次筆跡取得部13に出力し、これに対して筆跡取得部13が、上記ペンダウン座標からユーザの筆跡21を検出する。
【0039】
このようにして筆跡取得部13は、上記座標判別部11からのペンダウン座標を受けとって、ユーザが入力した筆跡をストローク座標列として格納していく。また、この座標列は表示制御部18へ送られ、これに基づいて表示制御部18が筆跡として画面上に表示する。
【0040】
そして、ステップa4に示すように、ペンアップとペンダウンが繰り返されて筆記されると、ペンアップ通知が上記座標判別部11から筆跡取得部13へ送られ、これを筆跡取得部13が筆記入力の1ストロークの終わりと判断し、検出切り出しタイマを起動する。
【0041】
このタイマのタイムアップ時間以内に次のストローク入力があった場合には、同じ1文字を構成するストロークと判断する。検出切り出しタイマがタイムアップした場合には、その時点までの筆跡を1文字入力終了と見なして、筆跡データを文字認識部14へ送り、文字認識部14が文字認識を開始する。
【0042】
なお、特願2001−274147「オンライン文字認識装置及び方法並びにコンピュータ読み取り可能な記憶媒体及びオンライン文字認識プログラム」を用いれば検出切り出しタイマを用いること無しに自動的に1文字入力を判定し、逐次に文字認識する構成とすることも可能である。
【0043】
文字認識部14は、取得した筆跡データを解析・認識し、複数の認識候補を記憶部20から取得する。この認識候補のうち、最も合致度の高いものを第1候補として入力文字とし、文字入力制御部17に出力する(ステップa5)。
【0044】
また、文字認識部14は、第1候補から指定された順位までの文字認識候補を、認識候補選択部15へと出力する。ここで、文字認識は、例えばストローク単位でのマッチングを行う方法や、画像として基準パターンとのマッチングを行う方法など、従来知られている各種の手法を用いて実現することができる。
【0045】
認識候補選択部15は、文字入力制御部17を通じて表示制御部18により、文字認識部14で得られた認識候補を、図4のステップa5で示されるように、画面中央の文字表示領域兼手書き入力領域、および他のソフトウェアキーと重ならないように画面周囲部の認識候補領域25に配置し、表示させる。
【0046】
これらの認識候補領域25をペンまたは指によってタッチすると(ステップa6)、座標判別部11がこれを検出して認識候補選択部15に通知し、認識候補選択部15がタッチされた選択候補を文字入力制御部17に通知する。
【0047】
これにより文字入力制御部17は、表示制御部18を制御して、先立って送られた第1候補を新たに通知された選択候補に置き換えて表示するとともに、認識候補領域25の表示を消去する(ステップa7)。
【0048】
その後、「変換」を示すソフトウェアキー244をペンまたは指によってタッチすると(ステップa7)、座標判別部11がこれを検出してソフトウェアキー制御部12に通知する。
【0049】
これに対して、ソフトウェアキー制御部12は、文字入力制御部17に対して、タッチされたソフトウェアキー244に割り当てている機能「変換」を実行するように指示し、これにより文字入力制御部17は未確定の文字列をかな/漢字変換し、表示制御部18を制御して、変換候補22を表示させる(ステップa8)。
【0050】
その後、このような手書き入力モードの実施中(図5のステップb1)に、文字キーマトリクス4のいずれかが押下されると、これを検出した文字入力制御部17は、変換候補26を確定し、表示制御部18を制御して、確定した文字列27として表示させる(ステップb2)。
【0051】
また文字入力制御部17は、表示制御部18を制御して、押下された文字キーマトリクス4に対応する文字28を表示させる(ステップb2)。このように、手書き入力モード中に文字キーマトリクス4のいずれかが押下されると、入力モードがキー入力モードへ切り替えられる。
【0052】
このように、入力モードがキー入力モードへ切り替えられると、文字入力制御部17は、表示制御部18を制御して、文字入力モード用のソフトウェアキー241〜244、および231〜234を画面から消去し、文字入力時の表示領域を広く確保する(ステップb2)。
【0053】
その後、文字キーマトリクス4を通じたキー入力が行われると、これに応じてに文字入力制御部17は、文字列の入力を順次受け付け(ステップb3)、例えばマルチファンクションキー5を通じて「確定」指示が与えられると、未確定の文字列が確定される(ステップb4)。
【0054】
以後、ペンダウンにより座標が入力されると、入力モードがキー入力モードから手書き入力モードへ切り替わり、図4のステップa2以降で説明したように、入力座標を座標入力手段3が検出して座標判別部11に通知し、座標判別部11が上記座標を判定し、この判定結果に応じて、上記座標の値をソフトウェアキー制御部12、筆跡取得部13あるいは認識候補選択部15に出力される。
【0055】
以上のようにして、ペンダウンにより座標が入力されると、入力モードがキー入力モードから手書き入力モードへ切り替わり、文字キーマトリクス4のいずれかが押下されると、入力モードがキー入力モードへ切り替えられ、文章の作成が行われ、作成された文章は文字入力制御部17によって記憶部20に記録される。
【0056】
なお、入力モードがキー入力モードから手書き入力モードに切り替わっても、文字キー入力制御部16は、文字キーマトリクス4を通じて入力される文字種の設定を保持しておき、再び入力モードが手書き入力モードからキー入力モードに切り替わった場合には、あらためて文字種の切り換えが行われない限り、上記保持しておいた文字種の設定でキー入力を受け付ける。
【0057】
次に、手書き入力モードとキー入力モードを切り替えながら、文字種が混在した文章を作成する際の動作について説明する。図6を参照して、「今日は2月3日です」という文を入力する場合を例に挙げて説明する。
【0058】
図6のステップc1では、キー入力によって既に「今日は」という文字列が入力・確定済みの状態で、このようなキー入力モード中に、ペンまたは指などによって筆記を開始すると、前述したように、座標判別部11および筆跡取得部13によって筆跡が取得され、これと同時に入力モードが手書き入力モードに切り替えられる(ステップc2)。
【0059】
そして、必要な筆記入力を行うと(ステップc3)、文字認識部14が文字認識を行って文字入力が受け付けられ(ステップc4)、ここで再びキー入力を行うと、文字入力制御部17がこれを受け付けて入力モードがキー入力モードに戻り(ステップc5)、さらに再び筆記が開始されると、座標判別部11および筆跡取得部13によって筆跡が取得される手書きモードに切り替わる。
【0060】
このため、キー入力時の文字種に関わらず、手書き文字入力では、キー入力時と同じ文字種、異なる文字種を任意に入力することができるため、キー入力時に文字種を切り替える必要が省け、効率的な入力を行うことが可能になる。
【0061】
「今日は2月3日です」という文を、数字の「2」と「3」を手書き認識で入力し、その他をキー入力した場合のユーザ操作を図7に示す。
この場合、キーストロークと筆記ストロークを合わせてストロークが38となり、全てをキー入力で行ったときの52ストロークに比べて、文字種切り替え操作の分だけ14ストロークだけ軽減できることになる。
【0062】
また逆に、「今日は2月3日です」という文を、数字の「2」と「3」をキー入力し、その他を手書き入力した場合のユーザ操作を図8に示す。
この場合、「今日は」「月」「日です」の部分を手書き文字入力によりひらがなで入力した後、かな漢字変換を行う方法で入力し、「2」と「3」の部分を、キーで入力したとき、キーストロークと筆記ストロークを合わせて32ストロークとなり、さらにストローク数を軽減できる。
【0063】
また、図9で示すように、「今日は」「月」「日です」の部分を、直接を手書きの漢字で入力し、「2」と「3」の部分を、キーで入力したとき、キーストロークと筆記ストロークを合わせて26ストロークとなり、キーのみで入力した場合に比べて半分のストローク数となる。
【0064】
以上のように、上記構成の携帯電話機では、キー入力モードと手書き入力モードをユーザが任意に行えるような構成となっており、さらには上記入力モードの切り換えをキー操作あるいは手書き入力を行うことで自動的に切り替わり、モード切り換えのためのアクションを不要としている。
【0065】
したがって、上記構成の携帯電話機によれば、キー操作による文字入力と、タブレットを通じた描画による文字入力とを混合して行うことが可能で、その利便性も非常に高く、文字入力時のユーザの負担を著しく軽減することができる。
【0066】
またこのように、ユーザは必要に応じて手書き入力とキー入力を混合して、文字入力を行うことができるので、例えば、認識率が低い文字はキーで入力し、画数の多い複雑な漢字はひらがなで入力し、かな漢字変換するというように、使い分けて入力を行うことができる。
【0067】
このため、手書き文字認識による文字入力およびキーによる文字入力の双方の利点を損なうことなく、必要に応じて両者を併用した文字入力を行うことができ、その操作性の大幅な向上を図ることが可能となる。
【0068】
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではない。
文字入力を行う際の認識の方式、キーによる文字入力の方式、また文字データの保持および処理方式は従来提唱されている方式をその仕様に応じて採用すればよいものである。
【0069】
また表示手段2は発光ダイオードや冷陰極管やプラズマ管などであってもよく、座標入力手段3は静電型のタブレットまたは超音波による動体検出方式を採用することも可能である。
その他、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明では、キー入力手段を通じて受け付けた文字と、筆記入力手段を通じて受け付けた文字とを、1つの文字列として記憶手段に記録するようにしている。
【0071】
したがって、この発明によれば、キー操作による文字入力方式と、描画による文字入力方式とを混合して行うことが可能で、かつ特別な操作をすることなく両方式による文字入力が受け付けられるので、文字入力に関わるユーザの利便性が著しく高い文字入力装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる文字入力装置の一実施の形態のである携帯電話機の外観の構成を示す図。
【図2】図1に示した携帯電話機の本体装置と表示手段と座標入力手段の位置関係を示す図。
【図3】図1に示した携帯電話機の内部構成を示す回路ブロック図。
【図4】図1に示した携帯電話機の文字入力動作を説明するための図。
【図5】図1に示した携帯電話機の文字入力動作を説明するための図。
【図6】図1に示した携帯電話機の文字入力動作を説明するための図。
【図7】図1に示した携帯電話機による文字入力に要するストローク数を説明するための図。
【図8】図1に示した携帯電話機による文字入力に要するストローク数を説明するための図。
【図9】図1に示した携帯電話機による文字入力に要するストローク数を説明するための図。
【符号の説明】
1…装置本体
2…表示手段
3…座標入力手段
4…文字キーマトリクス
5…マルチファンクションキー
11…座標判別部
12…ソフトウェアキー制御部
13…筆跡取得部
14…文字認識部
15…認識候補選択部
16…文字キー入力制御部
17…文字入力制御部
18…表示制御部
20…記憶部
Claims (5)
- 文字列のデータを生成する文字入力装置において、
キーを備えてこのキーの操作に応じて文字の入力を受け付けるキー入力手段と、
筆記により文字の入力を受け付ける筆記入力手段と、
文字列を記憶可能な記憶手段と、
前記キー入力手段が受け付けた文字と、前記筆記入力手段が受け付けた文字とを1つの文字列として前記記憶手段に記録する制御手段とを具備することを特徴とする文字入力装置。 - さらに、情報を表示する表示手段と、
所定の機能を示す機能表示を、前記表示手段上に表示制御することが可能な表示制御手段とを備え、
前記筆記入力手段は、
前記表示手段上に積層され、筆記された座標を検出する座標検出手段と、
この座標検出手段が検出した座標に基づいて筆跡を判定して、入力された文字を判定する筆跡判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記座標検出手段が前記機能表示に相当する位置に外圧が加えられたことを検出した場合に、予め設定した編集制御を文字列に対して実行するものであって、
前記表示制御手段は、前記キー入力手段を通じた文字入力の後に、前記座標検出手段が筆記されたことを検出した場合に、前記機能表示を開始することを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。 - さらに、情報を表示する表示手段と、
所定の機能を示す機能表示を、前記表示手段上に表示制御することが可能な表示制御手段とを備え、
前記筆記入力手段は、
前記表示手段上に積層され、筆記された座標を検出する座標検出手段と、
この座標検出手段が検出した座標に基づいて筆跡を判定して、入力された文字を判定する筆跡判定手段とを備え、
前記制御手段は、前記座標検出手段が前記機能表示に相当する位置に筆記されれたことを検出した場合に、予め設定した編集制御を文字列に対して実行するものであって、
前記表示制御手段は、前記筆記入力手段を通じた文字入力の後に、前記キー入力手段が操作された場合に、前記機能表示を終了することを特徴とする請求項1に記載の文字入力装置。 - 前記キー入力手段は、予め設定されたキーが操作されることにより、入力を受け付ける文字種の設定を行うものであって、文字入力を受け付けた後に、前記筆記入力手段により文字入力が受け付けられ、その後再びキー操作が行われた場合には、前記前回設定された文字種の入力を受け付けることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の文字入力装置。
- 前記座標検出手段は、外圧が加えられた座標を検出することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の文字入力装置。
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