JP2005091110A - 熱機械特性分析装置及び熱機械特性分析方法 - Google Patents

熱機械特性分析装置及び熱機械特性分析方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 容易にかつ正確に被分析試料の温度を制御して、適切な分析を行う。
【解決手段】 熱機械分析装置10は、被分析試料1を保持する試料管12Aと、被分析試料1周囲の雰囲気温度を測定する実測用温度センサ18と、被分析試料1周囲の雰囲気温度を上昇させる加熱炉26と、加熱炉26と試料管12Aとの間に不活性ガスを流入させて被分析試料1周囲の雰囲気温度を下降させるモーターバルブ42と、これらに接続された制御器24とを有している。制御器24は、被分析試料1周囲の雰囲気温度の所望する設定値を記憶し、設定値と実測用温度センサ18により測定された実測値との誤差を算出し、実測値が設定値を下回る場合には誤差に応じて設定値に達するのに必要な通電量に制御して加熱炉26を作動させる一方、実測値が設定値を上回る場合にはモーターバルブ42の開閉度を制御して不活性ガスの流量を誤差に応じて設定値に達するのに必要な流量に調整する。
【選択図】 図1


Description

本発明は、例えば、樹脂材料等に、所定の加熱温度下で負荷をかけて、当該材料の機械的特性を時間及び温度あるいは荷重及び温度の関数の観点から分析する熱機械特性分析装置に関するものである。
材料の熱機械特性分析装置においては、図3に示すように、試験対象である材料の被分析試料1を、石英等から形成された試料管12A等の被分析試料保持材12の底面に設置して、この試料管12Aの周囲に設置された加熱炉26により試料管12A及び内部の被分析試料1を加熱して、試料管12Aと加熱炉26との間に不活性流体を定量的に流入させて被分析試料1の燃焼を防止しつつ、被分析試料1を所定の加熱温度下に曝し、その状態での機械的特性の変化を測定するため、試料管12Aの上方開口からプローブ16を下降させて、このプローブ16により被分析試料1に荷重を負荷することが行われる。
この場合、熱機械特性の試験法においては、被分析試料1を特定の雰囲気温度下で荷重試験を行うことが要求されており、従って、加熱炉26による温度を、この特定の雰囲気温度に調整することが必要となる。この点につき、従来は、図3に示すように、試料管12A内部の試料1の近傍と加熱炉26の2カ所に温度センサー18を設置して、被分析試料1の温度を特定の温度に維持することが試みられていた。
具体的には、試料管12A内部の試料1の近傍にモニタリング用(実測用)の温度センサー18Aを設置し、加熱炉26に温度制御用(制御値設定用)の温度センサー18Bを設置して、このモニタリング用の温度センサー18Aにより計測された試料1の近傍の温度と温度制御用の温度センサー18Bにより計測された加熱炉26の温度とのギャップを、温度プログラムの設定値にフィードバックして、温度プログラムの保持温度に加え、その見かけの到達温度を目標値として加熱炉26の加熱温度を上下させて温度制御を行うことが行われていた(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この従来技術では、制御対象である加熱炉26に設置された温度制御用の温度センサー18Bと、目標値に設定することが必要な被分析試料1の近傍に設置されたモニタリング用の温度センサー18Aとの間に距離的な差があるため、距離や部材の材質、対流状態等の伝熱状態によっては制御結果が直ちに実測値に反映されず、被分析試料1の温度を目標値に正確に制御することが必ずしも容易ではなかった。特に、熱伝導率や被加熱対象である被分析試料1までの距離等の様々な要因を考慮して、見かけの到達温度を算出し、これを目標値とするため、複雑であると同時に、いわば目算での温度制御となるので、被分析試料1の温度制御の精度に自ずと限界が生ずる問題があった。
このため、この従来技術の分析装置10における被分析試料1近傍の温度変化を計測したところ、実際には、特に、特定の雰囲気温度への到達付近において、加熱炉26が目標値と推測して行った加熱状態により温度上昇した被分析試料1近傍の実測値が、目標値である特定の雰囲気温度を超えた場合でも、その実測値が制御系へフィードバックされて加熱炉26の加熱状態を再調整して被分析試料の温度を制御するまでのタイムラグが生じ、その結果、図4のL1に示すように、オーバーシューティングが生じていることが判明した。また、この特定の雰囲気温度に調整後も一定温度に安定せず、このことは、ダンピング幅を、望ましくは、±0.1℃の範囲に収めることが要求されることを考慮すると、避けるべき現象といえ、図5のL2に示すように、時間が経過しても目標値である特定の雰囲気温度に均一化されるように、より望ましくは、時間と温度の関数である図5に示すLが、L2に示すように、特定の雰囲気温度にできるだけ鋭角で到達して、その後も維持されるように制御することが要求される。即ち、従来の技術では、明確に目標値に制御することができない問題があった。
特開平11−23505号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、より一層、容易にかつ正確に被分析試料の温度を制御して、適切な分析を行うことができる熱機械特性分析装置及び熱機械特性分析方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、内部に被分析試料を保持する試料保持材と、被分析試料周囲の雰囲気温度を制御する温度制御手段とを備えた熱機械特性分析装置において、この温度制御手段は、被分析試料周囲の雰囲気温度を測定する実測用温度センサと、試料保持材の周囲に配置されて通電により被分析試料周囲の雰囲気温度を上昇させる加熱手段と、この加熱手段と試料保持材との間に不活性流体を流入させて被分析試料周囲の雰囲気温度を下降させる冷却手段と、実測用温度センサ並びに加熱手段及び冷却手段に電気的に接続された制御器とを有し、この制御器は、被分析試料周囲の雰囲気温度の所望する設定値を記憶し、設定値と実測用温度センサにより測定された実測値との誤差を算出して、実測値が設定値を下回る場合には誤差に応じて設定値に達するのに必要な通電量に制御して加熱手段を作動させる一方、前実測値が設定値を上回る場合には冷却手段による不活性流体の流量を誤差に応じて設定値に達するのに必要な流量に制御して冷却手段を作動させることを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、温度制御手段は、被分析試料の近傍に設置されて制御器による制御結果である制御値を測定する温度制御用温度センサを更に備え、制御器は、温度制御用温度センサに電気的に接続されて設定値と制御値とを照合して誤差が生じている場合には、加熱手段又は冷却手段の作動を調整して制御値が設定値となるように補正することを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、冷却手段は、モーターバルブの開閉により不活性流体を加熱手段と試料保持材との間に流入させ、制御器は、このモーターバルブの開閉量を制御して、不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいれかの解決手段において、冷却手段は、加熱手段と試料保持材との間に定量的に不活性流体を流入させる定常部と、モーターバルブの開閉により実測値が設定値を上回る場合に誤差に応じて設定値に達するのに必要な流量に調整して温度補正用の不活性流体を加熱手段と試料保持材との間に流入させる調整部とを有し、制御器は、調整部のモーターバルブの開閉量を制御して、不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、加熱手段は、試料保持材の周囲に配置された炉心と炉心の周囲に設置された電熱線材とから成る加熱炉を備え、加熱炉の炉心はセラミックスから形成されていることを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第5の解決手段において、加熱炉のセラミックスはAl23又はZrO2のいずれかであることを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、加熱手段は、更に、加熱炉の周囲に配置された断熱材を備え、この断熱材は内部が真空の真空部材から形成されていることを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、加熱手段の電熱線材は、ニクロム線、カンタル(登録商標)線、白金ロジウム線のいずれかであることを特徴とする熱機械特性分析装置を提供するものである。
また、本発明は、上記第1乃至第8の解決手段である熱機械特性分析装置を使用した、以下の熱機械特性分析方法をも提供するものである。即ち、具体的には、本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、試料保持材の内部に被分析試料を保持して、被分析試料周囲の雰囲気温度を温度制御手段により制御して被分析試料の熱機械特性を分析する熱機械特性分析方法において、試料保持材の周囲に配置され通電により加熱される温度制御手段の加熱手段により被分析試料周囲の雰囲気温度を上昇可能とする一方、温度制御手段の冷却手段により加熱手段と試料保持材との間に不活性流体を流入させて被分析試料周囲の雰囲気温度を下降可能とし、被分析試料周囲の雰囲気温度の所望する設定値を温度制御手段の制御器により記憶すると共に被分析試料周囲の雰囲気温度を温度制御手段の実測用温度センサにより測定して制御器に伝達して、設定値と実測用温度センサにより測定された実測値との誤差を制御器により算出して、実測値が設定値を下回る場合には制御器により誤差に応じて設定値に達するのに必要な通電量に制御して制御器に電気的に接続された加熱手段を作動させて被分析試料周囲の雰囲気温度を上昇させる一方、前実測値が設定値を上回る場合には制御器により冷却手段による不活性流体の流量を誤差に応じて設定値に達するのに必要な流量に制御して冷却手段を作動させて被分析試料周囲の雰囲気温度を下降させることを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第9の解決手段において、被分析試料の近傍に設置された温度制御用温度センサにより制御器による制御結果である制御値を測定し、制御器により、設定値と制御値とを照合して誤差が生じている場合には、加熱手段又は冷却手段の作動を調整して制御値が設定値となるように補正することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、上記第9又は第10のいずれかの解決手段において、不活性流体を冷却手段のモーターバルブの開閉により加熱手段と試料保持材との間に流入させ、制御器により、このモーターバルブの開閉量を制御して不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第9乃至第11のいずれかの解決手段において、冷却手段の定常部により、加熱手段と試料保持材との間に定量的に不活性流体を流入させる一方、冷却手段のモーターバルブの開閉により実測値が設定値を上回る場合に誤差に応じて設定値に達するのに必要な流量に調整して温度補正用の不活性流体を加熱手段と試料保持材との間に流入可能とし、制御器により、モーターバルブの開閉量を制御して、不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第9乃至第12のいずれかの解決手段において、加熱手段として、試料保持材の周囲に配置された炉心と炉心の周囲に設置された電熱線材とから成る加熱炉を備えた加熱手段を使用し、加熱炉の炉心としてセラミックスから形成された炉心を使用することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、上記第13の解決手段において、加熱炉のセラミックスとしてAl23又はZrO2のいずれかを使用することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、上記第9乃至第14のいずれかの解決手段において、更に、加熱炉の周囲に断熱材を配置し、この断熱材として、内部が真空の真空部材を使用することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第16の手段として、上記第9乃至第14のいずれかの解決手段において、加熱手段の電熱線材として、ニクロム線、カンタル(登録商標)線、白金ロジウム線のいずれかを使用することを特徴とする熱機械特性分析方法を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、被分析試料と加熱炉との間の温度差ではなく、目標値として設定すべき被分析試料周囲の雰囲気温度を対象として、必要な補正を加熱手段及び冷却手段の制御によりリアルタイムで迅速にかつ連続的に実現しているため、実測値との差が生ずることがなく、被分析試料周囲の雰囲気温度をより一層容易にかつ正確に制御することができる実益がある。
この場合、特に、本発明によれば、上記のように、従来技術のように単に加熱炉の加熱温度の昇降を制御するだけではなく、従来は単に被分析試料の燃焼防止のために定量的に流入させていただけの、例えば、N2ガス、Heガス等の不活性流体を温度補正のための冷却媒体としても利用して、いわば温度の上昇・下降のいずれをも強制的に補正して、実測値が設定値となるように流量を調整しているので、より一層簡易にかつ確実に温度制御を行うことができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、加熱炉の炉心を輻射効率の高いセラミックスから形成しているため、従来加熱炉として主に使用されてきたガラス繊維から成るマントルヒーター方式に比べ、専ら輻射作用による被分析試料の加熱効率を格段に向上させることができると同時に、特に、輻射される赤外線によっても被分析試料周囲の雰囲気を均一に加熱することができる実益がある。また、この場合、断熱性に優れるセラミックスから形成された炉心により電熱線材の通電による熱を伝導するため、温度変化が少なく、被分析試料周囲の温度を設定値に維持することが容易である実益がある。更に、この場合、加熱炉の炉心を耐熱性に優れたセラミックスから形成することにより、後述するように断線温度が高い電熱線材を使用することが可能となる実益がある。
本発明によれば、上記のように、加熱炉の外周に内部が真空の真空部材から形成された断熱材を配置しているため、外部との遮蔽率が高まり、特に伝熱による温度変化の影響を受けにくくなるため、被分析試料の温度をより一層安定的に設定値に維持することができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、カンタル(登録商標)線、白金ロジウム線等の断線温度が比較的高い電熱線材を使用しているため、受容温度のレンジが大きく、断熱性が高いセラミックスから成る炉心を使用しても非常に高温で加熱して効率的に温度上昇させることができると共に、繰り返しの昇温、降温のヒートサイクルに対しても容易に断線することがなく充分な耐久性を付与することができると同時に、特に、白金ロジウム線は酸化しないため、長期にわたって安定的にその性能を発揮することができる実益がある。
本発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1及び図2は本発明の熱機械特性分析装置(TMA)10の概略を示し、この熱機械特性分析装置10は、図1に示すように、内部に被分析試料1を保持する試料保持材12と、被分析試料1周囲の雰囲気温度を制御する温度制御手段14とを備えている。
この熱機械特性分析装置10は、図1に示すように、試料保持材12の底部に設置された、例えば、ガラス繊維エポキシ樹脂、PET、ポリエチレン等の樹脂製材料その他の材料の被分析試料1に、試料保持材12内を図示しない機構により昇降する棒状のプローブ16により、加熱下において所定の荷重(例えば、5g)を負荷することにより、被分析試料1の熱機械特性を分析するものである。従って、試料保持材12としては、具体的には、例えば、図1に示すように、棒状のプローブ16が内部を昇降可能な縦長の試料管12A等を使用することができる。なお、この試料管12A及びプローブ16は、耐熱性に優れ、熱膨張計数が比較的小さい石英やアルミナ等から形成することができ、試料保持部材12の外周に極力接近させて設置するのが望ましい。
温度制御手段14は、図1に示すように、試料管12の底部に設置された被分析試料1周囲の雰囲気温度を測定する実測用温度センサ18と、試料保持材12である試料管12Aの周囲に配置されて通電により被分析試料1周囲の雰囲気温度を上昇させる加熱手段20と、この加熱手段20と試料保持材12である試料管12Aとの間に不活性ガス等の不活性流体を流入させて被分析試料1周囲の雰囲気温度を下降させる冷却手段22と、これらの温度センサ18並びに加熱手段20及び冷却手段22に電気的に接続された制御器24とを有している。
実測用温度センサ18としては、例えば、クロメルアルメル等の熱電対を使用することができ、この実測用温度センサ18は、図1に示すように、試料管12A内の底部に設置された被分析試料1の近傍に、具体的には、被分析試料1から1mm程度の距離の範囲内に設置されて、被分析試料1周囲の雰囲気温度の実測値を測定する一方、図示しないチューブ等により絶縁状態に保持されながら、試料管12Aの外部に設置された制御器24に電気的に接続されて、この測定した実測値が伝達される。
加熱手段20は、本発明では、図1に示すように、円筒状の加熱炉26と、この加熱炉26の周囲に配置された断熱材28及び上蓋29とから成っている。加熱炉26は、図1に示すように、試料保持材12である試料管12Aの周囲に配置された円筒状の炉心30と、この炉心28の周囲に設置された電熱線材32とから成っている。
加熱炉26の炉心30は、本発明では、セラミックスから形成されている。具体的には、ホワイトアルミナ、グレイアルミナ等のAl23や、ZrO2(ジルコニア)等の熱膨張率が小さく断熱性、耐熱性に優れる金属酸化物系のセラミックスから形成することができる。この場合、加熱炉26による加熱は、試料管12Aを介した輻射熱によるものが主であるため、このように加熱炉26の炉心30を輻射効率の高いセラミックスから形成すると、この輻射作用による被分析試料1の加熱効率を格段に向上させることができると同時に、特に、輻射される赤外線によって被分析試料1周囲の雰囲気を均一に加熱することができると共に、セラミックスから形成された炉心30は断熱性に優れるため、温度変化が少なく、被分析試料1周囲の温度を設定値に維持することが容易となる。
また、その結果、電熱線材32としても、断線温度が比較的高いものを使用することができ、断線温度が約1000℃程度である一般に用いられているニクロム線は勿論のこと、同じく断線温度が約1100℃程度のカンタル(登録商標)線を使用することもできる。更に好ましくは、同じく断線温度が約1500度程度の白金ロジウム線を使用することもできる。この場合、特に、断線温度が比較的高いカンタル(登録商標)線、白金ロジウム線の電熱線材32を使用することにより、受容温度のレンジが大きくなり、断熱性が高いセラミックスから成る炉心30を使用しても非常に高温で加熱して効率的に温度上昇させることができると共に、繰り返しの昇温、降温のヒートサイクルに対しても容易に断線することがなく充分な耐久性を付与することができると同時に、特に、白金ロジウム線は酸化しないため、長期にわたって安定的にその性能を発揮することができるので、好ましい。
この電熱線材32は、図示の実施の形態では、図1に示すように、炉心30の外周に形成された溝30aに沿って、炉心30の外周面にコイル状に巻き付けられて、加熱炉外部の図示しない電源に接続されて、通電により発熱することにより、炉心30を介して試料管12A内部の被分析試料1を加熱する。但し、電熱線材32は、炉心30に適切に保持することができれば、必ずしも炉心30の溝30a内に収納しなくても良い。
一方、断熱材28は、加熱炉26を安全等のために外部から遮蔽する外壁34を利用して設置することができる。具体的には、図1に示すように、ステンレス、スティール等から形成された外壁34を二重構造として、内部を真空状態として断熱層28aを形成することにより、この外壁34自体を断熱材28として兼任させて使用することができる。この場合、この断熱材28は、加熱炉26との間に多少の間隙、具体的には、2mm〜3mmの間隙を設定して配置する。この断熱材28により、外部との遮蔽率が高まり、特に対流による温度変化の影響を受けにくくなるため、被分析試料の温度をより一層安定的に設定値に維持することができる。
冷却手段22は、図示の実施の形態では、図1に示すように、不活性流体を貯蔵するタンク36と、加熱手段20と試料保持材12である試料管12Aとの間に、タンク36内の不活性流体を定量的に流入させる定常部38と、実測値が設定値を上回る場合に誤差に応じて設定値に達するのに必要な流量に調整して温度補正用の不活性流体をタンク36内から加熱手段20と試料保持材12である試料管12Aとの間に流入させる調整部40とを有している。
この場合、図1に示すように、定量部38と調整部40とは並列的に配置され、冷却手段22は、通常では、被分析試料1の燃焼を防止するため、定量部38により流量計38aを介して、例えば、10cc/min等の定量で不活性流体を常時供給し、実測値が設定値を上回る場合には、調整部40により、タンク36内の不活性流体を、その誤差に応じて、例えば、200cc/min等の設定値に達するのに必要な流量に調整して、いわば温度補正用の冷却流体としてタンク36内から更に供給し、図1に示すように、定量部38と合流させて加熱炉26と試料管12Aとの間に流入させる(即ち、上記の例で言えば、合わせて210cc/minの不活性流体を供給する)。
即ち、本発明では、一般に、単に被分析試料1の燃焼防止のために使用されていた不活性流体を必要に応じて、冷却媒体としても利用して、温度の微調整を可能としている。この場合、調整部40は、図1に示すように、モーターバルブ42の開閉により不活性流体の流量を調整することができ、制御器24は、この調整部40のモーターバルブ42の開閉量を制御して、不活性流体の流量を制御することができる。
なお、この場合、冷却手段22を、定量部38と、調整部40とに分けて構成したのは、温度調整のためにモーターバルブ42を全閉させ不活性流体の供給が停止すると、被分析試料1が燃焼するおそれがあるためであり、本発明では、いわば定量部38により被分析試料1の燃焼を防止しつつ、同時に調整部40により不活性流体を冷却媒体として使用して温度調整も可能としている点に特徴がある。このことから、モーターバルブ42を全閉しなければ、図示の実施の形態と異なり、モーターバルブ42のみをタンク36に直列的に連結し、このモーターバルブ42の開閉制御のみで、被分析試料1の燃焼防止と温度調整の双方を達成することもできる。また、この不活性流体しては、リキッド状のN2ガスやHeガス等を使用することができる。
制御器24は、被分析試料1周囲の雰囲気温度の所望する設定値SP(例えば、260℃)を記憶し、設定値SPと実測用温度センサ18により測定された実測値PVとの誤差を算出して、実測値PVが設定値SPを下回る場合(PV<SP)には誤差(PV−SP)に応じて設定値SPに達するのに必要な通電量MV1に制御して加熱手段20を作動させる一方、実測値PVが設定値SPを上回る場合(PV>SP)には冷却手段20による不活性流体の流量MV2を誤差(PV−SP)に応じて設定値SPに達するのに必要な流量MV2に制御して冷却手段20を作動させる。
具体的には、制御器24は、例えば、図2に示すように、設定値SP(目標値)と実測値PVとを比較し、実測値PVが設定値SPを上回る箇所においては、図2に示すように、冷却手段22のモーターバルブ42の開閉度を制御することにより不活性流体の流量MV2を調整し、逆に、実測値PVが設定値SPを下回る箇所では、加熱手段20の加熱炉28への通電量MV1を制御して温度を調整するように、加熱手段20又は冷却手段22を作動させる。
このように、被分析試料1と加熱炉26との間の温度差ではなく、目標値(設定値SP)として設定すべき被分析試料1周囲の雰囲気温度を対象として、必要な補正を加熱手段20及び冷却手段22の制御によりリアルタイムで迅速にかつ連続的に実現しているため、図4のL2に示すように、実測値PVとの差が生ずることがなく、被分析試料1周囲の雰囲気温度をより一層容易にかつ正確に制御することができ、特に、リアルタイムで迅速に制御できる結果、図4のL2に示すように、温度の立ち上がり状態から所望する温度設定値に達した時点で鋭角的に所望する温度設定値に維持することも可能となる。
この場合、特に、従来技術のように単に加熱炉26の加熱温度の昇降を制御するだけではなく、従来は単に被分析試料1の燃焼防止のために定量的に流入させていただけの不活性流体を温度補正のための冷却媒体としても利用して、いわば温度の上昇・下降のいずれをも強制的に補正して、実測値PVが設定値SPとなるように流量を調整しているので、より一層簡易にかつ確実に温度制御を行うことができる。
なお、図示の実施の形態では、実測用温度センサー18のみを設置したが、同じく被分析試料1の近傍に設置されて制御器24による制御結果である制御値を測定する温度制御用温度センサ(図示せず)を更に設置することもできる。この場合、制御器24は、図示しない温度制御用温度センサに電気的に接続されて設定値と制御値とを照合して誤差が生じている場合には、加熱手段20又は冷却手段22の作動を調整して制御値が設定値となるように補正する。これにより、より一層リアルタイムで緻密にかつ正確に温度制御を達成することが可能となる。
また、図示の実施の形態では、セラミックスから成る炉心30と、真空層28aを有する断熱材28とを併用したが、セラミックスから成る炉心30のみ、又は、断熱材28のいずれかのみを使用することもでき、これによっても、充分適切に、温度制御を行うことができる。
本発明は、樹脂製材料のみならず、種々の被分析試料の熱機械特定の分析に適用することができる。
本発明の熱機械特性分析装置の概略構成図である。 本発明に用いられる制御器の制御状態を示す概略図であ。 従来の熱機械特性分析装置の概略構成図である。 熱機械特性分析装置における設定値と実測値との関係を示すグラフ図である。
符号の説明
1 被分析試料
10 熱機械特性分析装置
12 被分析試料保持材
12A 試料管
14 温度制御手段
16 プローブ
18 実測用温度センサ
20 加熱手段
22 冷却手段
24 制御器
26 加熱炉
28 断熱材
28a 真空層
29 上蓋
30 炉心
32 電熱線材
34 外壁
36 タンク
38 定量部
38a 流量計
40 調整部
42 モーターバルブ

Claims (16)

  1. 内部に被分析試料を保持する試料保持材と、前記被分析試料周囲の雰囲気温度を制御する温度制御手段とを備えた熱機械特性分析装置において、前記温度制御手段は、前記被分析試料周囲の雰囲気温度を測定する実測用温度センサと、前記試料保持材の周囲に配置されて通電により前記被分析試料周囲の雰囲気温度を上昇させる加熱手段と、前記加熱手段と前記試料保持材との間に不活性流体を流入させて前記被分析試料周囲の雰囲気温度を下降させる冷却手段と、前記実測用温度センサ並びに前記加熱手段及び前記冷却手段に電気的に接続された制御器とを有し、前記制御器は、被分析試料周囲の雰囲気温度の所望する設定値を記憶し、前記設定値と前記実測用温度センサにより測定された実測値との誤差を算出して、前記実測値が前記設定値を下回る場合には前記誤差に応じて前記設定値に達するのに必要な通電量に制御して前記加熱手段を作動させる一方、前記実測値が前記設定値を上回る場合には前記冷却手段による前記不活性流体の流量を前記誤差に応じて前記設定値に達するのに必要な流量に制御して前記冷却手段を作動させることを特徴とする熱機械特性分析装置。
  2. 請求項1に記載された熱機械特性分析装置であって、前記温度制御手段は、前記被分析試料の近傍に設置されて前記制御器による制御結果である制御値を測定する温度制御用温度センサを更に備え、前記制御器は、前記温度制御用温度センサに電気的に接続されて前記設定値と前記制御値とを照合して誤差が生じている場合には、前記加熱手段又は前記冷却手段の作動を調整して前記制御値が前記設定値となるように補正することを特徴とする熱機械特性分析装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された熱機械特性分析装置であって、前記冷却手段は、モーターバルブの開閉により前記不活性流体を前記加熱手段と前記試料保持材との間に流入させ、前記制御器は、前記モーターバルブの開閉量を制御して、前記不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された熱機械特性分析装置であって、前記冷却手段は、前記加熱手段と前記試料保持材との間に定量的に不活性流体を流入させる定常部と、モーターバルブの開閉により前記実測値が前記設定値を上回る場合に前記誤差に応じて前記設定値に達するのに必要な流量に調整して温度補正用の前記不活性流体を前記加熱手段と前記試料保持材との間に流入させる調整部とを有し、前記制御器は、前記調整部の前記モーターバルブの開閉量を制御して、前記不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された熱機械特性分析装置であって、前記加熱手段は、前記試料保持材の周囲に配置された炉心と前記炉心の周囲に設置された電熱線材とから成る加熱炉を備え、前記加熱炉の前記炉心はセラミックスから形成されていることを特徴とする熱機械特性分析装置。
  6. 請求項5に記載された熱機械特性分析装置であって、前記加熱炉の前記セラミックスはAl23又はZrO2のいずれかであることを特徴とする熱機械特性分析装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された熱機械特性分析装置であって、前記加熱手段は、更に、前記加熱炉の周囲に配置された断熱材を備え、前記断熱材は内部が真空の真空部材から形成されていることを特徴とする熱機械特性分析装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された熱機械特性分析装置であって、前記加熱手段の前記電熱線材は、ニクロム線、カンタル(登録商標)線、白金ロジウム線のいずれかであることを特徴とする熱機械特性分析装置。
  9. 試料保持材の内部に被分析試料を保持して、前記被分析試料周囲の雰囲気温度を温度制御手段により制御して前記被分析試料の熱機械特性を分析する熱機械特性分析方法において、前記試料保持材の周囲に配置され通電により加熱される前記温度制御手段の加熱手段により前記被分析試料周囲の雰囲気温度を上昇可能とする一方、前記温度制御手段の冷却手段により前記加熱手段と前記試料保持材との間に不活性流体を流入させて前記被分析試料周囲の雰囲気温度を下降可能とし、前記被分析試料周囲の雰囲気温度の所望する設定値を前記温度制御手段の制御器により記憶すると共に前記被分析試料周囲の雰囲気温度を前記温度制御手段の実測用温度センサにより測定して前記制御器に伝達して、前記前記設定値と前記実測用温度センサにより測定された実測値との誤差を前記制御器により算出して、前記実測値が前記設定値を下回る場合には前記制御器により前記誤差に応じて前記設定値に達するのに必要な通電量に制御して前記制御器に電気的に接続された前記加熱手段を作動させて前記被分析試料周囲の雰囲気温度を上昇させる一方、前実測値が前記設定値を上回る場合には前記制御器により前記冷却手段による前記不活性流体の流量を前記誤差に応じて前記設定値に達するのに必要な流量に制御して前記冷却手段を作動させて前記被分析試料周囲の雰囲気温度を下降させることを特徴とする熱機械特性分析方法。
  10. 請求項9に記載された熱機械特性分析方法であって、前記被分析試料の近傍に設置された温度制御用温度センサにより前記制御器による制御結果である制御値を測定し、前記制御器により、前記設定値と前記制御値とを照合して誤差が生じている場合には、前記加熱手段又は前記冷却手段の作動を調整して前記制御値が前記設定値となるように補正することを特徴とする熱機械特性分析方法。
  11. 請求項9又は請求項10のいずれかに記載された熱機械特性分析方法であって、前記不活性流体を前記冷却手段のモーターバルブの開閉により前記加熱手段と前記試料保持材との間に流入させ、前記制御器により前記モーターバルブの開閉量を制御して前記不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析方法。
  12. 請求項9乃至請求項11のいずれかに記載された熱機械特性分析方法であって、前記冷却手段の定常部により、前記加熱手段と前記試料保持材との間に定量的に不活性流体を流入させる一方、前記冷却手段のモーターバルブの開閉により前記実測値が前記設定値を上回る場合に前記誤差に応じて前記設定値に達するのに必要な流量に調整して温度補正用の前記不活性流体を前記加熱手段と前記試料保持材との間に流入可能とし、前記制御器により、前記モーターバルブの開閉量を制御して、前記不活性流体の流量を調整することを特徴とする熱機械特性分析方法。
  13. 請求項9乃至請求項12のいずれかに記載された熱機械特性分析方法であって、前記加熱手段として、前記試料保持材の周囲に配置された炉心と前記炉心の周囲に設置された電熱線材とから成る加熱炉を備えた加熱手段を使用し、前記加熱炉の前記炉心としてセラミックスから形成された炉心を使用することを特徴とする熱機械特性分析方法。
  14. 請求項13に記載された熱機械特性分析方法であって、前記加熱炉の前記セラミックスとしてAl23又はZrO2のいずれかを使用することを特徴とする熱機械特性分析方法。
  15. 請求項9乃至請求項14のいずれかに記載された熱機械特性分析方法であって、更に、前記加熱炉の周囲に断熱材を配置し、前記断熱材として、内部が真空の真空部材を使用することを特徴とする熱機械特性分析方法。
  16. 請求項9乃至請求項15のいずれかに記載された熱機械特性分析方法であって、前記加熱手段の前記電熱線材として、ニクロム線、カンタル(登録商標)線、白金ロジウム線のいずれかを使用することを特徴とする熱機械特性分析方法。
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