JP2005091084A - 交通情報表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 取得した交通事象の情報に基づいた表示を行う交通情報表示装置が、その交通事象の発生地点に近づいたときに当該交通事象の情報を表示するようにする。
【解決手段】 カーナビゲーション装置は、新たな光ビーコン、電波ビーコンから交通情報を受信する度に(ステップ210)、それが渋滞情報、交通規制情報、事故情報等の、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報であれば(ステップ220)、自車両がその交通事象の発生位置に近づいたときに(ステップ230)自車両が所定の速度を超えていれば(ステップ240)、表示装置20に警告表示を行わせる(ステップ250)。
【選択図】 図2
【解決手段】 カーナビゲーション装置は、新たな光ビーコン、電波ビーコンから交通情報を受信する度に(ステップ210)、それが渋滞情報、交通規制情報、事故情報等の、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報であれば(ステップ220)、自車両がその交通事象の発生位置に近づいたときに(ステップ230)自車両が所定の速度を超えていれば(ステップ240)、表示装置20に警告表示を行わせる(ステップ250)。
【選択図】 図2
Description
本発明は、交通事象の情報(すなわち交通情報)を取得し、その取得した交通情報に基づいた表示を行う交通情報表示装置に関する。
従来、道路上の渋滞、交通規制、事故、駐車場等の交通情報を、車両の乗員に通知するシステムが存在する。交通情報を提供する手段としては、道路上に設けられた電光掲示板、路側ラジオ放送、VICS(Vehicle Information and Communication System)等がある。
VICSは、高速道路上の電波ビーコン等が渋滞、交通規制、事故、駐車場、サービスエリア、パーキングエリア等の情報送信し、車両に搭載されたカーナビゲーション装置等の交通情報表示装置がその情報を受信し、受信した交通情報をユーザに通知するために映像や音声による表示を行うというシステムである(例えば特許文献1参照)。
これらの交通情報を提供する手段は、情報を提供する地点が固定であることから、当該交通事象の発生場所が情報の提供地点の間近に無い場合もある。
特許3186330号公報
しかし、発明者の検討によれば、車両の乗員にとっては、そのような情報提供の地点から離れた場所の交通情報を、情報提供の地点で即座に通知されるよりは、当該交通情報に係る交通事象の発生位置に自車両が近づいたときに通知される方が都合がよい場合がある。
例えば、渋滞、事故、交通規制等の交通事象が車両の前方にある場合、車両はその交通事象に近づいたときに減速をしなければ、衝突をしてしまう恐れがある。このような、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通情報が、その交通事象から遠く離れた場所で通知されても、通知を受けたドライバーは直ちに注意をする必要がないので、実際にその交通事象の発生地点に近づいたときにはその情報を忘れてしまっていたり、注意力が散漫になっていたりする可能性がある。このような場合は、当該交通事象の発生地点に近づいたときにその交通事象の情報を通知する方が、ドライバーの注意を喚起するためにも有用である。
また例えば、駐車場、サービスエリア、パーキングエリア等の空き位置情報等は、車両がその駐車場、サービスエリア、パーキングエリアに近づいたり、それら駐車場、サービスエリア、パーキングエリアへの誘導路に入ったときに通知される方が、車両の乗員にとっては便利である。
本発明は上記点に鑑み、取得した交通事象の情報に基づいた表示を行う交通情報表示装置が、その交通事象の発生地点に近づいたときに当該交通事象の情報を表示するようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、交通事象およびその交通事象の発生位置の情報を取得する交通情報取得手段(25)と、自車両の現在位置に関する情報を取得する現在位置情報取得手段(11)と、前記交通情報取得手段が取得した交通事象の情報を、前記現在位置情報取得手段が取得した前記情報に基づいて特定した自車両の現在位置が、前記交通情報取得手段が取得した前記交通事象の発生位置に近づいたとき、表示手段(20)に表示させる表示制御手段(18)と、を備えた交通情報表示装置である。
これによって、交通情報表示装置は、交通情報取得手段と、現在位置情報取得手段によって、交通事象の発生位置、および自車両の現在位置の情報を取得でき、表示制御手段によって、自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づいたとき、当該交通事象の情報を表示手段(20)に表示させるので、交通事象の発生地点に近づいたときに当該交通事象の情報を表示することができる。
なお、「近づいた」とは、上記した交通事象の発生位置と現在位置との近接度に関する指標がある基準を満たすことをいう。近接度の指標としては、例えば交通事象の発生位置と現在位置との間の距離、現在位置から交通事象の発生位置に到達するまでにかかる時間、現在位置が交通事象の発生位置への誘導路上にあるか否か等がある。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の交通情報表示装置において、前記表示制御手段は、前記交通情報取得手段が取得した交通事象の情報のうち、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を、前記自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づいたとき、前記表示手段(20)に表示させることを特徴とする。
これによって、交通情報表示装置は、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を、現在位置がその交通事象の発生位置に近づいたときに表示手段に表示させるので、交通事象の情報を取得してすぐにその情報を表示させる場合に比べ、車両のドライバーの衝突に対する注意力を効果的に喚起することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の交通情報表示装置において、前記現在位置情報取得手段は、更に自車両の走行速度に関する情報を取得し、前記表示手段は、前記自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づき、更に前記現在位置情報取得手段が取得した前記情報に基づいて特定した自車両の走行速度が所定の基準以上であるとき、前記自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を前記表示手段(20)に表示させることを特徴とする。
また、この他にも、請求項2の発明において、前記表示手段は、前記自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づき、更に、自車両の制動を検出する制動検出手段が自車両の制動を検出していないとき、前記自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を前記表示手段(20)に表示させることを特徴としてもよい。 なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
図1に、本発明の一実施形態に係る、交通情報表示装置としてのカーナビゲーション装置1の構成を示す。カーナビゲーション装置1は、位置検出器11、内部メモリ制御装置16、操作スイッチ群17、外部メモリ制御装置19、表示装置20、リモコンセンサ21およびこれらに接続された制御回路18を備えている。
表示装置20は、液晶ディスプレイ等の表示面およびスピーカを有し、制御回路18からの映像信号の入力に応じて液晶ディスプレイ等の表示面に当該映像を表示し、また制御回路18からの音声信号の入力に応じてスピーカに当該音声を出力させる。
操作スイッチ群17は、表示装置20の表示面の周囲に設けられた複数のメカニカルスイッチ、当該表示面に重ねて設けられたタッチパネル等の入力装置から成り、ユーザによるメカニカルスイッチの押下(例えば押しボタンの押下)、タッチパネルのタッチに基づいた信号を制御回路18に出力する。
リモコンセンサ21は、ユーザの操作に基づいて赤外線等による無線信号を送信するリモコン22から受信した信号を制御回路18に出力する。
位置検出器11は、いずれも周知の地磁気センサ12、ジャイロスコープ13、車速センサ14、および衛星からの電波に基づいて車両の位置を検出するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機15を有している。これらのセンサ等12〜15は、各々の性質に基づいた現在位置を特定するための情報を制御回路18に出力する。また位置検出器11は、更に図示しないステアリングの回転センサ、各駆動輪の車輪センサ等を有していてもよい。
外部情報入出力装置25は、図示しない光ビーコン受信機、電波ビーコン受信機、およびそれぞれに対応するアンテナを備え、それぞれ独立にVICSの規格に従った交通情報を含む信号を受信し、受信した信号に対して所定の増幅、周波数変換、復調等の処理を施し、当該処理が施されたデータを制御回路18に出力する。
交通情報とは、高速道路管理者等の交通情報センタが、高速道路に沿って複数敷設された光ビーコン、電波ビーコン等の交通情報提供媒体を介して送信する、渋滞、工事中、事故、交通規制、サービスエリア、パーキングエリア等の交通事象の情報である。
この交通情報には渋滞、混雑、空き、交通規制中、事故発生、サービスエリアやパーキングエリアの駐車場の空き状況等の交通事象の種別、交通事象の発生位置等が含まれている。
交通事象の発生位置の情報としては、VICSリンクと呼ばれる所定の道路の区間毎に付与される識別コードであるVICSリンクIDが用いられる。具体的には、交通事象の発生位置の情報は、当該交通事象の発生位置を特定する情報として、VICSリンクID、およびVICSリンクIDに対応するVICSリンクの一方の端点からの距離の情報を含んでいる。
また、交通事象の発生位置とは、交通事象が渋滞の場合には、その渋滞の最後尾の位置であり、交通事象が交通規制、事故、駐車場の空き状況の場合は、その交通規制、事故、駐車場の位置である。
なお、VICSにおける渋滞情報とは、具体的には渋滞旅行時間リンク情報である。また、交通規制情報、工事情報、および事故情報は、具体的には事象規制リンク情報に含まれる情報であり、サービスエリア、駐車場の空き状況の情報とは、具体的にはSA(サービスエリア)PA(パーキングエリア)情報である。
また、交通情報提供媒体は、同時に複数の交通情報をまとめて送信できるようになっている。また拡張情報としては、渋滞を抜け出すまでに何分かかるか、どの車線が最も混雑しているか等の、交通状況に関する詳細情報が考えられる。
内部メモリ制御装置16は、HDD(ハードディスクドライブ)等の不揮発性記憶媒体を備え、制御回路18からの制御命令等に基づいて、この不揮発性記憶媒体に対してデータの読み出しおよび可能であればデータの書き込みの制御を行う。この不揮発性記憶媒体が記憶している情報としては、上記した位置検出の精度向上のためのいわゆるマップマッチング用データ、地図データおよび目印データを含む各種データ、カーナビゲーション装置1の動作のためのプログラム等がある。なお、地図データは、道路の情報として、VICSリンクIDおよびそのVICSリンクIDの端点の位置の情報を有している。
外部メモリ制御装置19は、DVD−ROM、メモリスティック、メモリカード等の取り外し可能な外部記憶媒体31に対して、データの読み出しおよび可能であればデータの書き込みの制御を行う。上記外部記憶媒体31が記憶している情報としては、マップマッチング用データ、地図データおよび目印データ等に対する追加データ等がある。
制御回路18は、通常のコンピュータとして構成されており、内部にはCPU、ROM、RAM、フラッシュメモリ、I/Oおよびこれらの構成を接続するバスラインが備えられている。制御回路18は、ROM、内部メモリ制御装置16、外部記憶媒体31から読み出したカーナビゲーション装置1の動作のためのプログラムを実行し、その実行の際にはROM、RAM、フラッシュメモリから情報を読み出し、RAM、フラッシュメモリに対して情報の書き込みを行い、I/Oを介して位置検出器11、操作スイッチ群17、外部メモリ制御装置19、表示装置20、リモコンセンサ21等と信号の授受を行う。
また、制御回路18は、データ通信機能を有する携帯電話23などの移動体通信機器を介して、インターネット等の外部ネットワーク24上のWebサーバ、各種情報サーバ等と情報をやりとりすることができる。
この制御回路18のCPUは、カーナビゲーション装置1が起動するとき、ROMからブートプログラム、オペレーティングシステム(以下OSと記す)等を読み出して実行し、このOSに基づいたハードウェア制御およびプロセス管理を行う。OS上で動作するプロセスとしては、メニュープログラム、経路探索プログラム、地図表示プログラム、交通情報表示制御プログラム、およびその他のプログラムがある。
なお制御回路18のCPUは、これらプログラムの実行において、現在位置を特定する必要があれば、位置検出器11が有するセンサ等12〜15から出力される現在位置を特定するための信号に基づいて、現在位置を算出する。その際、各種センサ12〜15からの出力は、それぞれ性質が異なる誤差を持っているため、制御回路18のCPUにおける現在位置の特定は、複数のセンサを相補的に使用するようになっている。
以下では、当該CPUがプログラムを読み込んで実行する動作を、当該実行されるプログラム自体の動作であると表現して説明する。
メニュープログラムは、OS上で動作する各種プログラムを、そのプログラムの機能や目的別に階層的にメニュー表示し、そのメニュー表示されたものの中からユーザが選択したプログラムの実行を開始させる。なお、メニュー表示は表示装置20に当該メニューの画像データを出力することで行い、また、ユーザの選択は、リモコンセンサ21を介した下リモコン22または操作スイッチ群17に対する選択操作(カーソル移動、確定ボタン押下等)によって制御回路18に入力された信号に基づいて検出する。
経路探索プログラムは、リモコン22により、あるいは操作スイッチ群17により目的地の位置が入力されると、現在位置からその目的地までの最適な経路を自動的に選択して誘導経路を形成し表示装置20に表示させる。自動的に最適な経路を設定する手法としては、ダイクストラ法等が知られている。
地図表示プログラムは、特定した現在位置情報に基づく車両現在位置マークと、内部メモリ制御装置16または外部メモリ制御装置19を用いて読み出した地図データと、経路探索プログラムによって形成した誘導経路等の付加データとを重ねて表示装置20の表示面に表示させる。
交通情報表示制御プログラムは、カーナビゲーション装置1の動作中に繰り返し実行され、外部情報入出力装置25が取得した交通事象およびその交通事象の発生位置の情報に基づいて、自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づいたとき、当該交通事象を表示装置20に表示させる。
図2に、この交通情報表示制御プログラムのフローチャートを示す。まず、ステップ210で、交通情報を受信したか否かを判定する。具体的には、外部情報入出力装置25から交通情報のデータの入力があるか否かを判定する。交通情報を受信していれば処理はステップ220に進み、受信していなければ処理は終了する。なお、受信する交通情報は、その交通情報を送信した光ビーコン、電波ビーコン等の交通情報提供媒体から、高速道路上の次の情報提供媒体までにある交通事象に係る交通情報を含むようになっている。
ステップ220では、受信した交通情報が、渋滞、交通規制、事故等、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報を含むか否かを判定する。具体的には、受信した交通情報が、渋滞旅行時間リンク情報、事象規制リンク情報を含むか否かを判定する。当該交通情報がこのような自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報を含まなければ処理は終了する。なお、渋滞、交通規制、または事故の情報は、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通情報であり、自車両の衝突回避に役立つ交通情報である。これは、渋滞の最後尾、交通規制、事故の場所においては、車両は低速走行をすることが必要となり、低速走行を怠ると、車両が他の車両等に衝突する恐れがあることによる。
また、当該交通情報がこのような自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報を含んでいれば、該当する交通事象の情報を全て制御回路18のRAM中の所定の領域に記録し、その後処理はステップ230に進む。なお以降、この所定の領域に含まれる事象から成るデータを着目事象テーブルと記す。
ステップ230では、着目事象のいずれかに接近しているか否かを判定する。着目事象とは、着目事象テーブルに記録されている事象のそれぞれをいう。着目事象に接近しているか否かは、自車両の現在位置と、着目事象の位置との間の距離が所定の閾値(例えば数km)以内であるか否かで判定する。自車両の現在位置は、上記した通り位置検出器11からの現在位置に関する情報に基づいて特定する。また、着目事象の位置は、交通情報に含まれる、その着目事象に係る交通事象の発生位置の情報に基づいて特定する。なお、着目事象の位置の特定の際、VICSリンクの端点がどの位置にあるかは、内部メモリ制御装置16または外部記憶媒体31の地図データに含まれるVICSリンクの情報に基づいて特定する。
なお、接近しているか否かは、着目事象の位置と現在位置との距離ではなく、現在位置から着目事象の位置に到達するまでの時間が所定の時間内(例えば10分)であるか否かで判定してもよい。ことき、現在位置から着目事象の位置に到達するまでの時間の特定は、現在位置から着目事象の位置までの経路長を、走行している高速道路の平均速度や車速センサ14に基づいて特定した現在の車両の走行速度で除算した値を用いてもよい。
ステップ230で、着目事象のいずれかに接近していれば、当該接近している着目事象についての交通情報を着目事象テーブルから削除し、その後処理はステップ240に進む。このようにすることで、着目事象テーブルは、まだ接近していない交通事象のみを記録するようになる。また、着目事象のいずれにも接近していなければ処理はステップ230を繰り返す。すなわちステップ230の判定処理は、着目事象に自車両が近づくまで繰り返される。
ステップ240では、自車両の走行速度が所定の値以下であるか否かを判定する。具体的には、車速センサ14から入力された信号に基づいて現在の自車両の走行速度を特定し、この速度が所定の速度以下であるか否かを判定する。この所定の速度は、車両が当該着目事象における衝突を十分回避することのできるような速度である。より具体的には、所定の速度は、自車両の現在位置と当該着目事象の発生位置との距離が大きくなるほど大きくなる。例えば、自車両の現在位置と当該着目事象の発生位置との距離が300mである場合、所定の速度は60km/hとなる。なお、このような距離と所定の速度との対応関係は、この交通情報表示制御プログラムによってあらかじめ定められている。自車両の走行速度が所定の値以下であれば、処理はステップ260に進み、自車両の走行速度が所定の値を超えていれば処理はステップ250に進む。
ステップ250では、警告のための表示を表示装置20に行わせる。具体的には、ステップ230で接近していると判定された対象の着目事象、すなわち車両がその発生地点に近づいている交通事象についての情報を、表示装置20に表示させる。表示内容としては、音声による当該交通事象の種別とその交通事象までの距離のアナウンス、あるいはその交通事象の詳細な情報のディスプレイへの表示等がある。そしてその後処理はステップ260に進む。
ステップ260では、残存事象があるか否かを判定する。具体的には、着目事象テーブルに交通事象の情報が1つでもあるか、あるいは1つもないかを判定する。着目事象テーブルは、まだ接近していない交通事象のみを記録しているので、着目事象テーブルに交通事象の情報が1つもないということは、ステップ210で受信し、ステップ220で記録した、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報が、もう残っていないことを示している。従って、残存事象とは、残存している着目事象を意味する。残存事象があれば処理はステップ230に戻り、残存事象がなければ処理は終了する。
以上の様な交通情報表示制御プログラムの繰り返し処理により、外部情報入出力装置25が新たな光ビーコン、電波ビーコンから交通情報を取得する度に(ステップ210)、それが渋滞情報、交通規制情報、事故情報等の、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがある交通事象の情報であれば(ステップ220)、自車両がその交通事象の発生位置に近づいたときに(ステップ230)、自車両が所定の速度を超えていれば(ステップ240)、表示装置20に警告表示を行わせる(ステップ250)。そして、残存する着目事象のある限り(ステップ260)、自車両がその着目事象の発生位置に近づいたときに、自車両が所定の速度以上であれば、表示装置20に警告表示を行わせる、という処理を、その残存事象毎に繰り返す。
このような交通情報表示制御プログラムの動作によって、カーナビゲーション装置1は、交通事象の発生地点に近づいたときに当該交通事象の情報を表示することができる。また、カーナビゲーション装置1は、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を、車両現在位置がその交通事象の発生位置に近づいたときに表示装置20に表示させて警告するので、交通事象の情報を取得してすぐにその情報を表示させる場合に比べ、ドライバーの衝突に対する注意力を効果的に喚起することができる。
また、車両が所定の速度以上の場合のみに表示装置20に警告の旨の表示を行うので、車両が所定の速度以下である場合、すなわち、ドライバーに注意を促す必要性が低い場合、表示装置20に当該表示を行わせない。したがって、効率的な交通事象の表示制御が可能となる。
なお、本実施形態においては、高速道路における交通情報の表示について説明したが、本発明は高速道路のみに適用されるわけではなく、一般道における交通情報の表示に用いられてもよい。
また、図2のステップ240において、自車両の走行速度が所定の速度を超えているときのみに、着目事象の通知を行うようになっているが、例えば、自車両が減速しているときのみに、着目事象の通知を行うようになっていてもよい。すなわち、ステップ240において、カーナビゲーション装置1が、自車両の制動を検出するための図示しないブレーキセンサ等からの信号の入力に基づいて、自車両が制動状態にあるか否かを判定し、制動状態にあれば処理をステップ260に移し、制動状態になければ処理をステップ250に移しても良い。
また、本実施形態においては、取得した交通事象の情報のうち、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報のみを、前記表示手段(20)に表示させるようになっているが、例えば、取得した交通事象の情報のうち、駐車場の空き状況の情報を、前記表示手段(20)に表示させるようになっていてもよい。例えば、取得した交通事象の情報のうち、一般道の駐車場、高速道路のサービスエリア、パーキングエリアについての交通事象の情報を、その交通事象に自車両が近づいたときに表示するようになっていてもよい。この場合、自車両が当該交通事象の発生地点に近づいたか否かは、上記した実施形態における判定基準の他、その駐車場、サービスエリア、パーキングエリアへの誘導路に自車両が入ったか否かによって判定してもよい。
また、本実施形態においては、交通情報を提供する媒体として光ビーコン、電波ビーコンが用いられているが、交通情報を提供する媒体であればどのようなものでもよく、例えばFM−VICSでもよい。
1…カーナビゲーション装置、11…位置検出器、12…地磁気センサ、
13…ジャイロスコープ、14…車速センサ、15…GPS受信機、
16…内部メモリ制御装置、17…操作スイッチ群、18…制御回路、
19…外部メモリ制御装置、20…表示装置、21…リモコンセンサ、
22…リモコン、23…携帯電話、24…外部ネットワーク、
25…外部情報入出力装置、31…外部記憶媒体。
13…ジャイロスコープ、14…車速センサ、15…GPS受信機、
16…内部メモリ制御装置、17…操作スイッチ群、18…制御回路、
19…外部メモリ制御装置、20…表示装置、21…リモコンセンサ、
22…リモコン、23…携帯電話、24…外部ネットワーク、
25…外部情報入出力装置、31…外部記憶媒体。
Claims (3)
- 交通事象およびその交通事象の発生位置の情報を取得する交通情報取得手段(25)と、
自車両の現在位置に関する情報を取得する現在位置情報取得手段(11)と、
前記交通情報取得手段が取得した交通事象の情報を、前記現在位置情報取得手段が取得した前記情報に基づいて特定した自車両の現在位置が、前記交通情報取得手段が取得した前記交通事象の発生位置に近づいたとき、表示手段(20)に表示させる表示制御手段(18)と、を備えた交通情報表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記交通情報取得手段が取得した交通事象の情報のうち、自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を、前記自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づいたとき、前記表示手段(20)に表示させることを特徴とする請求項1に記載の交通情報表示装置。
- 前記現在位置情報取得手段は、更に自車両の走行速度に関する情報を取得し、
前記表示手段は、前記自車両の現在位置が当該交通事象の発生位置に近づき、更に前記現在位置情報取得手段が取得した前記情報に基づいて特定した自車両の走行速度が所定の基準以上であるとき、前記自車両が低速走行しなければ衝突の恐れがあることを示す交通事象の情報を前記表示手段(20)に表示させることを特徴とする請求項2に記載の交通情報表示装置。
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