JP2005090941A - 空調補助装置および空調補助方法 - Google Patents

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Masayuki Uragami
雅行 浦上
Yoko Watanabe
洋子 渡辺
Toshie Nakamori
俊江 中森
Takasumi Nonaka
孝純 野中
Naoya Shigemoto
直也 重本
Akihiro Mitsubori
顕弘 三堀
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Abstract

【課題】 室内に外気を取り込む回数を減少させて外気負荷を軽減し、既存の空調設備に簡単に取り付け可能であって、さらに必要最低限の吸着剤を用いて空調補助が可能な空調補助装置および空調補助方法を提供すること。
【解決手段】 室内40の空気を循環させる循環路31を備えた空調設備に取り付け可能な空調補助装置10において、二酸化炭素を吸着する吸着手段11と、循環路31に接続され、循環路31を流れる空気を第一流量制御弁14を介して吸着手段11に導く導入路12と、循環路31に接続され、吸着手段11を通過した空気を第二流量制御弁15を介して循環路31に戻す導出路13と、第一流量制御弁14および第二流量制御弁15を作動制御して、吸着手段11に導入される空気の流量を調整可能な制御手段16とを備えさせた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビルや住宅内部の居住空間、さらには病院や学校、劇場、地下街といった場所の空調を補助するための空調補助装置および空調補助方法に関するものである。
現在、ビルや住宅などにおいては、省エネ化を図るため、室内を高気密、高断熱に維持するように設計されている結果、室内環境の悪化を防止する必要がある。例えば 『建築物における衛生的環境の確保に関する法律(ビル管理法)』では、ビル内部の二酸化炭素の濃度を基準値(1000ppm)以下に保つことが定められており、各ビルはこの基準を満たすような設備を備えていなければならない。(例えば特許文献1)
このような従来の空調設備として、図10に示すような空調設備が知られている。図10において、空調設備本体30は、空調空間としてのビル等の室内40の空気を送風機等を用いて循環路31へ導入し、循環させている。この循環路31を通過する空気は、粉塵や臭気等を循環路31中に設けたエアクリーナ等(図示していない)によって除去された後、室内40に戻される。さらに、循環路31に設けた換気口32から循環路31を流れる空気の一部を排出して、外気との換気を行っている。
前述のような換気は、換気の制御を行うための空調制御部33や、温度センサ、二酸化炭素濃度センサ等(図示せず)を用いて行われることもある。すなわち、ビル内の空気中の二酸化炭素濃度が上昇し、所定の濃度値を超えたことを前記二酸化炭素濃度センサが検知した場合に、空調制御部33から換気口32,34の弁32a,34aを作動制御することによって、自動的に外部との換気を行っている。また、図示していないが、空調設備本体30は別途室内の温度を調節するための加熱手段、冷却手段を含む温度調節手段を備えており、室内の温度調節を前述の空調を組み合わせて室内の温度環境を適切に保っている。
特開平5−180488号公報
しかしながら、前述のような従来の空調設備においては、建物内部の環境の変化(人員数、OA機器の増加など)によって空調能力の増大が要求される場合、空調設備自体の空調能力を増大する方法しか無かったため、設備の取り替えや追加が必要となり、大がかりな施工が必要となる。従って、前記施工の間、空調設備を長時間停止しなければならないだけでなく、施工に要する工事費用や設備費用も多大なものとなり、施工後の空調設備のランニングコストも増大する。また、空調設備の老朽化に伴う空調能力の低下に対応するためには、設備の取り替えや追加など同様の対策が必要となり、多大のコストを要する。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、空調設備による空調能力を容易にかつ低コストで高めることができる空調補助を行うための空調補助装置および空調補助方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る空調補助装置は、空調空間の空気を循環させる循環路を備えた空調設備に取り付け可能であって、二酸化炭素を吸着する吸着手段と、前記循環路に接続され、該循環路を流れる空気を第一流量制御弁を介して前記吸着手段に導く導入路と、前記循環路に接続され、前記吸着手段を通過した空気を第二流量制御弁を介して前記循環路に戻す導出路と、前記第一流量制御弁および第二流量制御弁を作動制御して、前記吸着手段に導入される空気の流量を調整可能な制御手段とを有することを特徴としている。
このような空調補助装置は、既存の空調設備の循環路に対して簡単な施工を行うのみで、空調設備の能力を向上させることができる。すなわち、空調能力向上のために、空調設備本体を取り替えや、大がかりな工事などを行わずに、空調設備の能力を簡単かつ低コストで高めることができる。これによって、二酸化炭素の濃度を低減するための外気との換気を極力なくすことができるので、空調空間が換気によって損失するエネルギーを極力抑えた効率のよい空調を行うことが可能となる。なお、前記流量制御弁としては、流路の開閉のみを行う開閉弁や、可変流量弁を用いることができる。
また、本発明に係る空調補助装置は、前記吸着手段に吸着された二酸化炭素を脱離する再生手段を更に備えていてもよく、前記再生手段に、流体を循環して前記吸着手段を通過させる流体循環手段と、前記流体循環手段により循環される流体を加熱する加熱手段と、前記流体循環手段により循環される流体を排出可能な排出弁とを備えさせてもよい。これによって、前記吸着手段に含まれる吸着剤を加熱することで吸着剤に吸着されていた二酸化炭素を脱離することができ、その結果、吸着剤が再生し繰り返し使用することが可能になる。なお、前記吸着手段を加熱する加熱手段は、吸着手段を直接加熱すると局所的に過熱が生じることがあるため、前述のように、循環する流体を加熱し、吸着手段を通過させることで加熱する方が好ましい。
また、本発明に係る空調補助装置において、前記流体循環手段は、吸着手段を含む独立した閉ループによって形成されてもよいが、前記導入路の途中と導出路の途中とを接続路で結ぶことで、前記吸着手段、導出路、接続路、導入路からなる閉ループによって形成されてもよい。このようにすることで、空調補助装置全体の構造を複雑化させることなく、簡単に流体循環手段を形成することができる。
また、前記排出弁は、前記流体循環手段により循環される流体の圧力が所定値以上になると流体を排出する圧力制御弁であることが好ましい。このようにすることで、前記流体循環手段内を循環する流体の圧力が、吸着手段から脱離する二酸化炭素によって増大した場合に、特別な制御をしなくとも前記排出弁から前記流体が自動的に排出される。
また、前記制御手段は、空調空間の二酸化炭素濃度を検出するセンサの信号に基づいて、前記第一流量制御弁および第二流量制御弁の作動を制御するようにしてもよい。これによって、空調空間の二酸化炭素濃度を効率よく低減させることができる。
また、本発明は、空調空間の空気を循環させる循環路を備えた空調設備の空調補助を行う空調補助方法であって、前記循環路を分岐させ、第一流量制御弁を介して吸着手段に接続するステップと、前記吸着手段を第二流量制御弁を介して前記循環路に接続するステップと、前記第一流量制御弁および第二流量制御弁の作動を制御することにより、前記吸着手段に導入する空気の流量を調整するステップとを含むことを特徴とする空調補助方法をも提供する。このような空調補助方法によって、既存の空調設備による空調能力を容易に増大させることができる。
また、前記空調補助方法において、前記吸着手段に空気を導入するステップの後に、例えば、吸着手段によって二酸化炭素を吸着した後に、吸着手段を含む閉ループを形成するステップと、前記閉ループ内に加熱した空気を循環させるステップと、前記閉ループ内の加熱後の空気を排出するステップとをさらに含めてもよい。なお、前記閉ループを形成するために、吸着手段を含む独立した循環路を新たに形成してもよいが、前記導入路の途中と導出路の途中とを接続路で結ぶことで、前記吸着手段、導出路、接続路、導入路によって形成してもよい。このようにすると閉ループが簡単に形成され、空調補助を簡単な制御により行うことが可能となる。
また、前記空気の流量を調整するステップは、前記空調空間内の二酸化炭素濃度を計測するサブステップと、前記空調空間内の計測によって得られた二酸化炭素濃度値と、既定の濃度値とを比較し、前記二酸化炭素濃度値が、既定の濃度値よりも高い場合に、前記第一流量制御弁および第二流量制御弁の作動を制御して前記吸着手段に空気を導入し、前記二酸化炭素濃度値が、既定の濃度値よりも低い場合に前記吸着手段への空気の導入を停止するサブステップとを備えていてもよい。このようにすると、空調空間の二酸化炭素濃度が高い場合にのみ、空調補助が行われるため、吸着手段に二酸化炭素を吸着させる頻度を最低限とすることができる。これによって、不要なエネルギーを消費することなく、効率のよい二酸化炭素の吸着を行うことが可能となる。また、このような場合、吸着手段に二酸化炭素を吸着させる頻度が減るため、吸着剤の寿命も伸びるという効果も得られる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る空調補助装置および空調補助方法は、空調設備による空調能力を容易にかつ低コストで高める空調補助を行うことができる。
以下、本発明に係る実施形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明をする。なお、説明に用いる図面においては、同一又は同種の部分に同じ番号を付して説明を省略することがある。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る空調補助装置の第1実施形態の概略構成図、図2は図1の空調補助装置を用いて二酸化炭素を吸着手段に吸着させる動作説明図、図3は二酸化炭素を吸着手段から脱離させる動作説明図である。
図1に示すように、空調補助装置10は吸着手段としての吸着層11を備えており、ポンプ手段としての送風機(図示しない)を備えた循環路31の途中に導入路12、導出路13を介して分岐接続されている。この導入路12及び導出路13は、循環路31中を流れる空気の一部を分流した後に、吸着層11を経て循環路31中に戻すループL1を形成している。
導入路12には第一流量制御弁14a、補助送風機18および加熱手段としての電熱ヒータ17が備えられており、導出路13には第二流量制御弁14bが備えられている。また、導入路12の途中と導出路13の途中とは、第三流量制御弁14cを備えた接続路15によって接続されており、図3に示すように、吸着手段11、導出路13、接続路15、導入路12からなる閉ループL2を形成する。また、閉ループL2に含まれる導出路13上には排出弁19が設けられており、空調補助装置10内の空気を必要に応じて外部に排出可能となっている。
また、第一流量制御弁14a、第二流量制御弁14b、第三流量制御弁14c、電熱ヒータ17、補助送風機18,排出弁19は、制御部16からの信号によりその駆動が制御される。また、制御部16は空調設備本体30のON/OFFを検知可能に構成されている。
吸着層11には、二酸化炭素を吸着によって分離可能な吸着剤が充填されており、前記吸着剤として具体的には空孔に炭酸カリウムなどの炭酸塩を担持させて乾燥させた多孔質物質が好適に用いられる。また、多孔質物質としては活性炭、ゼオライト、アルミナ、珪藻土等の中から適宜選択して用いられる。また、類似の吸着方式として、アルカリ炭酸塩を担持しない多孔質吸着剤(活性炭、ゼオライト等)を用いることも可能であるが、この場合は空気中の水分を除去するための除湿器を前置して使用することが好ましい。さらには多孔質吸着剤にアミンを担持した吸着剤を用いることも可能である。
式1に、前記吸着剤として炭酸カリウムを担持させたものを用いた場合の、二酸化炭素が吸着されるときの化学反応式を示す。
Figure 2005090941

また、前述のように吸着層11に加熱した空気を循環させて加熱し、吸着層11内に吸着した二酸化炭素を脱離させる場合は、吸着層11においては以下の式2に示す化学反応が行われる。
Figure 2005090941
なお、前述の式2のような化学反応が行われるためには、吸着層11は約100〜200℃程度、望ましくは150℃程度に加熱する必要がある。このような温度設定は、電熱ヒータ17を制御することによって行われる。なお、前記加熱手段として用いられる電熱ヒータに代えて、スチームや排熱風を送り込む機構を用いることもできる。
次に、空調補助装置10の作動方法について図2及び図4を用いて詳細に説明する。図4は、空調補助装置10によって室内の二酸化炭素の一部を吸着する手順を示すフローチャートである。なお、室内40内の空調は、主として室内で人が活動する昼間の時間帯に行われ、この時間帯では室内40中の空気は循環路31を通じて循環している。
図4に示すように、まず制御部16は、空調設備本体30が稼働していることを確認し(STEP1)、空調設備本体30が稼働している場合は(STEP1のYES)、空調補助を行うか否かを判断する(同STEP2)。本実施形態の場合、空調補助を行うか否かの判断は、例えば室内40に二酸化炭素センサを設けることによって得られる、室内40中の二酸化炭素濃度を基準として行われる。制御部16が、空調補助を行うと判断した場合(STEP2のYES)、第一流量制御弁14aおよび第二流量制御弁14bが開かれ、接続路15の第三流量制御弁14c及び排出弁19が閉じられる(同STEP3)。これによって、導入路12、吸着層11、導出路13のループL1が形成され、循環路31からの空気の一部を吸着手段11に導くことが可能になる。
続いて、制御部16は、補助送風機18を作動させて循環路31からの空気の一部を導入路12に導入する(同STEP4)。導入路12に導入する空気の量は特に限定されるものではないが、導入路12において分岐する前の循環路31を通過する空気の量の1〜2割程度が好ましい。なお、導入路に導入する空気の量は、第一流量制御弁14a又は第二流量制御弁14bの開度によって制御される。
導入路12に導入された空気が吸着層11を通過すると、その中に含まれる二酸化炭素は吸着層11中の吸着剤に吸着され(STEP5)、吸着層11を通過した空気は、導出路13を介して循環路31に戻される(STEP6)。循環路31に戻された空気は、二酸化炭素をほとんど含まない状態であるため、この空気が循環路31を通じて室内40に戻されると、室内40における二酸化炭素の濃度が低減される。このように、室内40内の二酸化炭素濃度を一定時間低減した後、制御部16は第一流量制御弁14aおよび第二流量制御弁14bを閉じて(STEP7)、空調補助を終了する。
また、空調設備本体30が稼働していない場合(STEP1のNO)、または制御部16が空調補助を行わないと判断した場合(STEP2のNO)は、それ以後の処理を行わずに、空調補助を終了する。
ところで、吸着層11の吸着剤は、吸着可能な二酸化炭素の量が限られているため、吸着剤が二酸化炭素を吸着できなくなる前に、吸着剤に吸着された二酸化炭素を脱離し、吸着剤を再生させる必要がある。一方、建物内部に人が活動しない時間帯になると、室内40の二酸化炭素濃度を低減する必要がないため、空調制御部33は空調設備本体30を停止させる。本実施形態は、このような時間帯を利用して、空調補助装置10における吸着層11を再生させる場合であり、以下に図3及び図5を用いて詳細に説明する。
まず、制御部16は、空調設備本体30が停止していることを確認し(STEP101)、空調設備本体30が停止している場合には(STEP101のYES)、吸着層11を再生させるか否かを判断する(STEP102)。本実施形態の場合、吸着層11を再生させるか否かの判断は、夜間電力を使用可能な時間帯であるか否かを基準として行われる。制御部16が、吸着層11を再生させると判断した場合(STEP102のYES)、制御手段16は第一流量制御弁14a、第二流量制御弁14bおよび排出弁19を閉じ、接続路15上の第三流量制御弁14cを開く(STEP103)。これにより、図3に示すように、導入路12→吸着層11→導出路13→接続路15→導入路12の流体循環手段としての閉ループL2が形成される。
この状態で、制御部16は電熱ヒータ17を作動させ、閉ループL2内の空気を150℃程度に加熱するとともに、補助送風機18によって閉ループL2内の空気を循環させる(STEP104)。これによって吸着層11が加熱され、前記式2に示したような化学反応が吸着層11内で生じ、吸着層11に吸着していた二酸化炭素が脱離する。
このような加熱空気の循環を行うと、吸着層11から脱離した二酸化炭素によって循環ループL2内の二酸化炭素の量が増すため、閉ループL2内の圧力が上昇する。閉ループL2内の圧力がある程度高まると、制御部16は適宜排出弁19を開いて閉ループL2内の圧力を開放する(STEP105)。これによって、閉ループL2内に充満した二酸化炭素の大部分は外に放出される。このとき、排出弁19を、所定の圧力を加えると開くレギュレータや、閉ループ内の圧力が下がると逆に大気を吸入する機能を有するブリーザ弁等の圧力制御弁で構成すると、前述のような閉ループL2内の開放が制御部16で制御することなく行われるので好適である。
このように、吸着層11内に吸着された二酸化炭素を脱離して外部に放出した後、所定時間経過すると、制御部16は流量制御弁14a,14bおよび排出弁19を閉じて(STEP106)、再生処理を終了する。
なお、本実施形態において、空調補助装置10の稼働を空調設備本体30と連動させて行うようにしてもよい。すなわち、空調設備本体30が稼働している間は、空調補助装置10を稼働させ、空調設備本体30が停止する場合は、空調補助装置10も停止させるようにしてもよい。この場合、空調補助装置10の吸着層11の再生は、空調設備本体30が停止している間のうち、所定の時間帯において定期的に行われるように制御されることが好ましい。
また、前述のような吸着層11の再生は、空調設備が作動していない夜間等の時間帯に行うが、吸着層11の再生は流量制御弁14a,14bを閉じた状態で行われているため、吸着層11の再生中であっても空調設備を作動させることは可能である。すなわち、夜中に一時的に空調設備を作動させる必要がある場合でも、吸着層11の再生を独立して行うことができる。
また、吸着層11の再生を、空調設備を作動させる必要がなく、深夜電力を使用できる夜中に行うと、吸着層再生時の加熱等に必要なランニングコストを低減することができるため、より好適である。
なお、前述の実施形態では、室内40からの空気を電熱ヒータ17に通すように構成していたが、図6に示すように、電熱ヒータ17を接続路15中に設け、吸着層11における二酸化炭素の吸着が行われている間、電熱ヒータ17に空気を通さないようにしてもよい。
このような実施形態の空調補助装置の場合、空調設備の循環路に対して簡単に取り付けるだけで、空調設備の能力を向上させることができる。したがって、空調能力向上のため、空調設備本体を取り替えや、大がかりな工事などを行う必要がなく、空調設備の能力を簡単かつ低コストで高めることができる。また、吸着層11に含まれる吸着剤を繰り返し再生して使用することができるため、相当の期間、吸着層11を取り替える必要がなく、メンテナンスに必要なコストや工数を抑えることが可能になる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る空調補助装置を用いて空調補助を行うための第2の実施形態を、図7を用いて説明する。図7は、同一建物内の室内401,402,403に各々取り付けられた空調設備本体に対して、空調補助を行う様子を示す概略図である。
この建物中に存在する室内401,402,403には、各々空調設備本体301,302,303が設けられており、それぞれ循環路311,312,313を介して室内の空気を空調設備本体内に導入した後、各室内に戻すことで空調を行っている。各空調設備301,302,303には、換気口341,342,343及び弁341a、342a、343aが備えられ、室内の空気を外気と換気可能としている。また、この建物中には、共通の熱源装置50と、この熱源装置50に接続された熱源路51とが備えられており、空調設備301,302,303は、熱源路51と熱交換を行うことができる。すなわち、各空調設備の内部を通過する空気を加熱または冷却することで、各室内を暖房または冷房することが可能となっている。
本実施形態の空調補助装置100は、各循環路を流れる空気の一部を内部に取り込むための導入路121、122、123を備えている。導入路121、122、123はその終端で合流して共通路120にまとめられた後に分岐路110で分岐し、吸着手段111,112,113に接続される。各吸着手段は、それぞれ導出路131、132、133に接続されており、これらは各循環路311、312、313の途中、すなわち空調設備301、302、303の上流側に接続されている。また、吸着手段111と導出路131との間には、排出弁190が設けられている。
前述の導入路121,122,123にはそれぞれ第一流量制御弁141a、142a、143aが設けられ、空調補助装置100内に取り込む空気の量を調節する。同様に、導出路131、132、133には第二流量制御弁141b、142b、143bが設けられている。また、共通路120には、補助送風手段180と、加熱手段としての電熱ヒータ170とが備えられている。なお、補助送風機180及び電熱ヒータ170は、メイン制御部160によって駆動を制御されている。また、導入路の途中と導出路の途中とは、第三流量制御弁141c、142c、143cをそれぞれ備えた接続路151、152、153によって接続されている。また、空調補助装置100は制御部161,162,163を備え、第一流量制御弁、第二流量制御弁、第三流量制御弁の開閉を制御可能としている。
このように構成された空調補助装置100は、各循環路311、312、313から導入路121、122、123を介して導入された空気を吸着手段111,112,113を通過させ、導出路131、132、133を介して各循環路に戻すループを形成している。
本実施形態における空調補助装置100の作動方法は、前述の第1実施形態とほぼ同じであるが、以下に詳細に説明する。空調設備本体301、302,303の稼働中に空調補助を行う場合は、各制御部161、162,163からの信号により、第一流量制御弁141a、142a、143aおよび第二流量制御弁141b、142b、143bを開き、第三流量制御弁141a、142a、143a及び排出弁190を閉じる。この状態で、メイン制御部160からの指示によって補助送風機180を作動させ、各導入路121、122、123に循環路311、312、313からの空気を導入する。
各導入路内に導入された空気は、共通路120を経て吸着層111、112,113に送られ、各吸着層内で二酸化炭素を吸着された後、導出路131、132、133を介してそれぞれ循環路311、312、313に戻る。循環路に戻された空気は室内401、402、403に戻され、その結果、室内401、402、403における二酸化炭素の濃度が低減される。
一方、吸着手段111、112、113に吸着された二酸化炭素を脱離させる場合は、第一流量制御弁141a、142a、143aおよび第二流量制御弁141b、142b、143bを閉じ、第三流量制御弁141c、142c、143cを開く。これによって導入路121、122、123と、共通路120、および導出路131、132、133によって流体循環手段としての閉ループが形成される。そして、閉ループ内に電熱ヒータ170で加熱された空気を循環させることで、各吸着層の内部を加熱し、吸着剤に吸着された二酸化炭素を脱離することができる。また、閉ループ内に充満された二酸化炭素は、排出弁190を開くことで外部に放出される。
このような実施形態の場合、電熱ヒータ170や補助送風機180を、共通の設備とすることができるため、空調補助装置全体の構成が簡略化され、設備に必要なコストの低減を図ることができる。
なお、本実施形態においては便宜上、3つの室内及び空調補助装置を用いて説明しているが、本発明はこれに限られるものではなく、任意の数の室内に空調補助装置を取り付けるようにしてもよいことは言うまでもない。さらに、各制御部161、162、163からの信号により、第一流量制御弁、第二流量制御弁、第三流量制御弁及び排出弁190を開閉して特定の吸着層のみを含む閉ループを形成可能にしてもよい。このようにすると、吸着層111、112、113のうち特定の吸着層のみを再生することができる。
また、本発明に係る空調補助装置に用いる吸着手段に充填される吸着剤の種類や量は、空調を行う対象となる空間の広さや、その空間に居住する人間の数などによって適宜定める必要がある。以下に、吸着剤としてK2CO3担持活性炭を採用し、複数の条件下で空気に含まれる二酸化炭素を吸着する実験及びその実験結果について説明する。
図8は、吸着層11の一例として、K2CO3担持活性炭を吸着剤として用いてCO2を吸着させる実験(実施例1)の結果を示すものである。図8(A)は、実施例1を実現するために必要な設備の概略を示す概略図であり、本実施例においては容量160Lの密閉容器21内に満たされたCO2濃度1000ppmの空気(大気)を、カラム22に充填された吸着剤22aに吸着させる構成を有している。なお、このCO2濃度はビル管理法の基準値である。そして、密閉容器21には、カラム22及びポンプ23が途中に設けられた流路24が接続されており、密閉容器21の内部に満たされた空気が、カラム22を通過して密閉容器21内に戻されるようになっている。また、カラム22の近傍には、カラム22に充填された吸着剤22aを加熱するための加熱手段25が設けられている。密閉容器21の内部のCO2濃度は、測定手段としてのガスクロマトグラフィ26によって測定される。なお、カラム22に充填される吸着剤22aとしては、60gのK2CO3担持活性炭を用いている。
このような実験装置において以下のような実験を行った。すなわち、ポンプによってカラム22内に50L/分の量の空気を連続して送り込み、空気中に含まれるCO2を吸着させた。このような吸着を2時間行った後、加熱手段25によってカラム22内部を150℃で60分間程度加熱し、吸着剤22aに吸着されたCO2を脱離させた。このような吸着−脱離を3回繰り返した際の密閉容器21内のCO2濃度をガスクロマトグラフィ26で測定した。
前述のような密閉容器21内のCO2濃度の測定を行った結果、図8(B)に示すグラフのような結果が得られた。図8(B)に示すグラフは、横軸が吸着時間、縦軸が密室容器21内のCO2濃度を表しており、前述のようなCO2濃度の測定を3回行った結果を示している。このグラフから明らかなように、吸着処理を3回繰り返した場合の密閉容器21内のCO2濃度変化がほぼ同じであることから、1〜3回の吸着処理において吸着→脱離の処理を複数回繰り返しても吸着剤の性能が劣化せず、再現性良く吸着していることがわかる。また、吸着剤22aに吸着したCO2を脱離した後の密閉容器21内のCO2濃度がほぼ一定であることから、吸着剤22aに吸着したCO2がほぼ完全に脱離されていることがわかる。
次に、実施例2について説明する。この実施例では、吸着剤として粒径0.5〜1.5mmのK2CO3担持活性炭を54g程度含有させた吸着カラム内に、CO2濃度450〜500ppm程度の室内空気(大気)を10L/分の割合で6時間程度通気させた。このようにカラム内に通気させた空気に含まれるCO2を吸着剤に吸着させた状態で、カラム出口付近のCO2濃度を測定した。また、カラムに送り込む空気の量を20L/分に変更して、同様にカラム出口付近のCO2濃度を測定した。
その結果、図9に示すような結果が得られた。図9のグラフから明らかなように、カラム22内に空気を送り込む流量が10L/分の場合は、カラム内に空気を通気させてから約4時間は送り込まれる空気中のCO2をほぼ完全に吸着可能であったことが読み取れる。
この実験結果から、吸着剤の量や種類、カラムに送り込む空気の流量等を適当に選択すれば、送り込まれた空気に含まれるCO2を、所望の間完全に吸着させることが可能になると考えられる。
次に、実施例3について説明する。この実施例では、吸着剤として粒径0.5〜1.5mmのK2CO3担持活性炭を60g程度含有させたカラム内に、CO2濃度450〜500ppm程度の室内空気を流量5L/分で120分間通気させた後、150度で60分間加熱し、脱離させた。このような吸着−脱離のサイクルを96回繰り返し、カラム出口付近のCO2濃度の経時変化を測定した。
この実験の結果、各サイクルにおける吸着操作後のCO2濃度はいずれも50ppm以下であった。さらに、本実施例で用いた吸着剤の性能は、吸着−脱離を繰り返してもその吸着能力に劣化は見られなかった。この結果から、カラム内に充填する吸着剤を適当な量及び粒径とし、このカラム内に通気させる空気の流量を適切に選択すれば、通気された空気に含まれる二酸化炭素は吸着剤によってほぼ完全に吸着されると予想できる。また、吸着−脱離の処理を繰り返し行っても吸着剤の性能が劣化しないことも併せて予想できる。
なお、本発明は、前述の実施例において用いられている吸着剤の種類やCO2の濃度等に限定されるものではなく、個々の材質や数値については、発明を具体化するに際して適宜選択するべきものであることは言うまでもない。
本発明に係る空調補助装置を用いた空調設備の全体を表す全体図である。 本発明に係る空調補助装置が、二酸化炭素の吸着を行っている場合の動作を示す部分図である。 本発明に係る空調補助装置に含まれる吸着手段が、二酸化炭素の脱離を行っている場合の動作を示す部分図である。 本発明に係る空調補助装置が、二酸化炭素の吸着を行う際の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る空調補助装置が、二酸化炭素の脱離を行う際の手順を示すフローチャートである。 他の形態を有する空調補助装置が、二酸化炭素の吸着を行っている場合の動作を示す部分である。 本発明に係る空調補助装置を複数の室内に用いた場合の実施形態を表す全体図である。 本発明に係る空調補助装置に用いられる吸着剤の一例で、密閉容器内の二酸化炭素の吸着を行った実験(実施例1)に関する図であり、(A)は実験の全体図、(B)は実験結果としての密閉容器中の二酸化炭素濃度の変化を示すグラフである。 CO2を含む所定流量の室内空気を、吸着剤を含むカラムに通気させた際に、通気させた空気中に含まれる二酸化炭素濃度の経時的変化を測定する実験(実施例2)の実験結果を示すグラフである。 従来の空調設備を示す全体図である。
符号の説明
10 空調補助装置
11 吸着手段(吸着層)
12 導入路
13 導出路
14a 第一流量制御弁
14b 第二流量制御弁
14c 第三流量制御弁
15 接続路
16 制御部
17 加熱手段(電熱ヒータ)
18 補助送風機
19 排出弁
30 空調設備本体
31 循環路
32,34 換気口
33 空調制御部
40 室内

Claims (8)

  1. 空調空間の空気を循環させる循環路を備えた空調設備に取り付け可能な空調補助装置であって、
    二酸化炭素を吸着する吸着手段と、
    前記循環路に接続され、該循環路を流れる空気を第一流量制御弁を介して前記吸着手段に導く導入路と、
    前記循環路に接続され、前記吸着手段を通過した空気を第二流量制御弁を介して前記循環路に戻す導出路と、
    前記第一流量制御弁および第二流量制御弁を作動制御して、前記吸着手段に導入される空気の流量を調整可能な制御手段と
    を有することを特徴とする空調補助装置。
  2. 前記吸着手段に吸着された二酸化炭素を脱離する再生手段を更に備え、前記再生手段は、流体を循環して前記吸着手段を通過させる流体循環手段と、前記流体循環手段により循環される流体を加熱する加熱手段と、前記流体循環手段により循環される流体を排出可能な排出弁とを備えることを特徴とする請求項1に記載の空調補助装置。
  3. 前記導入路の途中と前記導出路の途中とを結ぶ接続路をさらに備えており、前記流体循環手段は、前記吸着手段、導出路、接続路、導入路からなる閉ループによって形成されていることを特徴とする請求項2に記載の空調補助装置。
  4. 前記排出弁は、前記流体循環手段により循環される流体の圧力が所定値以上になると流体を排出する圧力制御弁であることを特徴とする請求項2または3に記載の空調補助装置。
  5. 前記制御手段は、前記空調空間の二酸化炭素濃度を検出するセンサの信号に基づいて、前記第一流量制御弁および第二流量制御弁の作動を制御する請求項1から4のいずれかに記載の空調補助装置。
  6. 空調空間の空気を循環させる循環路を備えた空調設備の空調補助を行う空調補助方法であって、
    前記循環路を分岐させ、第一流量制御弁を介して吸着手段に接続するステップと、
    前記吸着手段を第二流量制御弁を介して前記循環路に接続するステップと、
    前記第一流量制御弁および第二流量制御弁の作動を制御することにより、前記吸着手段に導入する空気の流量を調整するステップと
    を含むことを特徴とする空調補助方法。
  7. 前記吸着手段に空気を導入するステップの後に、
    吸着手段を含む閉ループを形成するステップと、
    前記閉ループ内に加熱した空気を循環させるステップと、
    前記閉ループ内の加熱後の空気を排出するステップと
    をさらに備えていることを特徴とする請求項6に記載の空調補助方法。
  8. 前記空気の流量を調整するステップは、
    前記空調空間内の二酸化炭素濃度を計測するサブステップと、
    前記空調空間内の計測によって得られた二酸化炭素濃度値と、既定の濃度値とを比較し、前記二酸化炭素濃度値が、既定の濃度値よりも高い場合に、前記第一流量制御弁および第二流量制御弁の作動を制御して前記吸着手段に空気を導入し、前記二酸化炭素濃度値が、既定の濃度値よりも低い場合に前記吸着手段への空気の導入を停止するサブステップと
    を備えていることを特徴とする請求項6または7に記載の空調補助方法。
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