JP2005090190A - 扉開閉機構及び化粧台 - Google Patents

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JP2005090190A
JP2005090190A JP2003328981A JP2003328981A JP2005090190A JP 2005090190 A JP2005090190 A JP 2005090190A JP 2003328981 A JP2003328981 A JP 2003328981A JP 2003328981 A JP2003328981 A JP 2003328981A JP 2005090190 A JP2005090190 A JP 2005090190A
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Masahiro Ando
允裕 安藤
Takukan Tachibana
卓寛 立花
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SHIMODA KOGYO IBARAKI KK
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Abstract

【課題】 構造の簡素化及び製造コストの低減が図る。
【解決手段】 本体2前面と扉4の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピン13と、他方に設けられ各ヒンジピン13に正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝14と、左右方向にスライド可能に設けられ、中立位置で各ヒンジピン13に係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピン13との係合が解除される第2係合溝15を両端部に有するスライダ16と、第2係合溝15の縁部に設けられ扉4の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピン13の周面13aに案内されて当該ヒンジピン13との係合を解除すべくスライダ16を他側へスライドさせ、他側のヒンジピン13を支点に扉4を回動可能とする突起部17と、扉開放直後にスライダ16をロックし扉閉鎖時にロックが解除されるロック機構18とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、扉を左右どちらからでも開閉可能とした扉開閉機構及びその機構を鏡の回動に利用した化粧台に関する。
従来のこの種の装置としては、例えば特許文献1に記載されているような回動式鏡(前者)や特許文献2に記載されているような扉開閉機構(後者)が知られている。前者の回動式鏡は、本体と、この本体の前面に設けられた鏡とからなり、前記本体は左右に設けられた係合ピンを備え、前記鏡は前記各係合ピンにそれぞれ係脱可能に係合する係合部材を左右に備え、これら各係合部材が前記係合ピンに係合した状態で、前記鏡は前記本体前面に保持されると共に、一側の前記係合部材が前記係合ピンから外れ、他側の前記係合部材が前記係合ピンに係合した状態では、当該他側の係合部材が係合する係合ピンを軸として前記鏡が前記本体に回動自在に枢支されるように構成されている。前記係合部材は、鏡の後方に向けて開放する進入部が構成された左右一対の係合片からなり、前記進入部より両係合片間に係合ピンが進入した状態で両係合片が係合ピンを左右から挟持し、その弾性によって係合ピンに係脱可能で且つ回動自在に係合するように構成されている。
一方、後者の扉開閉機構は、扉側又は扉が取付けられる本体側の左右両端部に扉の中心線に関して対称に設けられた一対のスライドカム部材と、前記本体側又は扉側で前記各スライドカム部材に対応する部位に対称に設けられた一対のロックカム部材と、該ロックカム部材に設けられた軸孔を貫通する状態で取付けられたヒンジピンとを備え、前記スライドカム部材は前記ヒンジピンと水平方向で係脱自在な第1溝カムと、第1溝カムと連続し該第1溝カムに案内されたヒンジピンとの係止を扉閉止時に行う第1係止位置から更に扉開成時にスライドカム部材の回動軸となる第2係止位置まで移動可能な第2溝カムとを有すると共に、前記第2溝カムの外周に設けられた第1カム突起を具備しており、前記ロックカム部材は第1係止位置で前記第1カム突起とロック関係になる第2カム突起を具備している。
実用新案登録第3069603号公報
特開平9−303942号公報
しかしながら、前者の回動式鏡においては、構造が簡単であるが、一対の係合片が弾性によって係合ピンに係脱可能で且つ回動自在に係合するように構成されているに過ぎないため、係合ピンに対する係合片の係合が外れて鏡が脱落する恐れがある。後者の扉開閉機構においては、扉が脱落する恐れはないが、構造が複雑で、製造コストの上昇を招き易い。
本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れる扉開閉機構及び化粧台を提供することを目的とする。
本発明のうち、請求項1の発明は、本体の前面に扉を左右どちらからも開閉可能に支持する扉開閉機構であって、前記本体前面と前記扉の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピンと、他方の上下左右に設けられ前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝と、左右の第1係合溝に近接して左右方向にスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピンに係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピンとの係合が解除される第2係合溝を両端部に有するスライダと、前記第2係合溝の縁部に設けられ扉の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピンの周面に案内されて当該ヒンジピンとの係合を解除すべくスライダを他側へスライドさせ、他側のヒンジピンを支点に扉を回動可能とする突起部と、扉開放直後にスライダをロックし扉閉鎖時にロックが解除されるロック機構とを備えたことを特徴とする。
請求項2の発明は、本体の前面に鏡を左右どちらからも回動可能に備えた化粧台であって、前記本体前面と前記鏡の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピンと、他方の上下左右に設けられ前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝と、左右の第1係合溝に近接して左右方向へスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピンに係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピンとの係合が解除される第2係合溝を両端部に有するスライダと、前記第2係合溝の縁部に設けられ鏡の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピンの周面に案内されて当該ヒンジピンとの係合を解除すべくスライダを他側へスライドさせ、他側のヒンジピンを支点に鏡を回動可能とする突起部と、鏡の回動直後にスライダをロックし復帰時にロックが解除されるロック機構とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
請求項1の発明によれば、本体の前面に扉を左右どちらからも開閉可能に支持する扉開閉機構であって、前記本体前面と前記扉の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピンと、他方の上下左右に設けられ前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝と、左右の第1係合溝に近接して左右方向にスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピンに係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピンとの係合が解除される第2係合溝を両端部に有するスライダと、前記第2係合溝の縁部に設けられ扉の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピンの周面に案内されて当該ヒンジピンとの係合を解除すべくスライダを他側へスライドさせ、他側のヒンジピンを支点に扉を回動可能とする突起部と、扉開放直後にスライダをロックし扉閉鎖時にロックが解除されるロック機構とを備えているため、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れる。
請求項2の発明によれば、本体の前面に鏡を左右どちらからも回動可能に備えた化粧台であって、前記本体前面と前記鏡の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピンと、他方の上下左右に設けられ前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝と、左右の第1係合溝に近接して左右方向へスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピンに係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピンとの係合が解除される第2係合溝を両端部に有するスライダと、前記第2係合溝の縁部に設けられ鏡の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピンの周面に案内されて当該ヒンジピンとの係合を解除すべくスライダを他側へスライドさせ、他側のヒンジピンを支点に鏡を回動可能とする突起部と、鏡の回動直後にスライダをロックし復帰時にロックが解除されるロック機構とを備えているため、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を基に詳述する。図1は本発明の実施の形態である化粧台を概略的に示す正面図、図2は図1のA−A線拡大断面図、図3の(a)は図1の化粧台の横断面図、(b)は同化粧台の縦断面図である。図4は扉開閉機構を概略的に示す図で、(a)は閉鎖時の横断面図、(b)は開放時の横断面図、(c)は要部横断面図、図5は同扉開閉機構のヒンジ部材を概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図、図6は同扉開閉機構のスライダケースを概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は底面図、(d)は(a)のB−B線断面図、図7はスライダ押えを概略的に示す平面図である。図8はスライダを概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、図9はロック機構を概略的に示す図で、(a)は解除時の正面図、(b)はロック時の正面図、(c)は平面図、図10はロック機構の動作を説明する図で、(a)は解除状態時の横断面図、(b)はロック時の横断面図である。
図1ないし図3において、1は化粧台で、この化粧台1は、本体2と、この本体2の前面に設けられた中央の主鏡3と、両側の副鏡4とを備えた三面鏡として構成されている。本体2の前面部には上部に蛍光灯5が設けられると共に、この蛍光灯5よりも下方に前面が開放された中央の収納部6と、両側の収納部7とが設けられ、これらの収納部6,7には棚ないしトレイ8等が適宜設けられている。
前記主鏡3は中央の収納部6を覆う開閉可能な扉として本体2の前面に蝶番9を介して片開き式に回動可能に設けられている。前記副鏡4は両側の各収納部7を開閉可能に覆う扉として本体2の前面に扉開閉機構10を介して左右どちらからも回動可能に設けられている。例えば、両側の副鏡4は内側に向くように開くことにより三面鏡として用いることができ、外側に向くように開くことにより収納部7への物品の出し入れができるようなっている。なお、図1において、11は拡大鏡、12はガードバーである。
前記化粧台1ないし扉開閉機構10は、図4にも示すように前記本体2前面の各副鏡4の四隅に対応して上下左右に設けられたヒンジピン13と、前記副鏡4の四隅である上下左右に設けられ前記各ヒンジピン13に正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝14と、副鏡4の上下に左右の第1係合溝14に近接して左右方向にスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピン13に係合して副鏡4の前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピン13との係合が解除される第2係合溝15を両端部に有するスライダ16と、前記第2係合溝15の縁部に設けられ副鏡4の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピン13の周面13aに案内されて当該ヒンジピン13との係合を解除すべくスライダ16を他側へスライドさせ、他側のヒンジピン13を支点に副鏡4を回動可能とする突起部17と、扉開放直後(副鏡回動直後)にスライダ16をロックし扉閉鎖時(副鏡復帰時)にロックが解除されるロック機構18(図9参照)とを備えている。
前記左右のヒンジピン13は、図5にも示すように横断面L字状の横長の金属製ヒンジ部材19における水平部19aの両端部に起立して設けられている。前記水平部19aの中央部には後述するロック機構18の解除用突条部20が前後方向に設けられている。ヒンジ部材19の垂直部19bにはこれを本体2に固着具例えばネジ(ビス)で固定するための孔部21が設けられている。副鏡4の上部に配置されるヒンジ部材19は上下を逆にして、すなわちヒンジピン13が下方を向くようにして本体2に固定される。
前記スライダ16は下面が開放されたスライダケース(ミラーエッジともいう)22内にスライド可能に収容され、このスライドケース22の下面には蓋であるスライダ押え23が取付けられる。スライダケース22は、図6にも示すように下面が開放された横長の容器状に形成され、内部には左右一対の中空軸状の突軸部24が突設されている。前記突軸部24に前記スライダ押え23がネジで固定される。スライダケース22の背面部(ヒンジ部材19と対向する面)にはヒンジピン13との干渉を避けるための切欠部25と、前記解除用突条部20との干渉を避けるための切欠部26とが形成されている。スライダケース22は扉である副鏡4の上部と下部にそれぞれ取付けられる。スライダケース22の上面部には扉である副鏡4の上下の縁部を固定するための固定部(図示省略)が設けられている。
前記スライダ押え23は、図7にも示すように横長の板状に形成され、その両端部にはヒンジピン13に臨んで開口した平面U字状の第1係合溝14が形成されている。また、スライダ押え23の両第1係合溝14より内側位置にはスライダ押え23をスライダケース22の突軸部24にネジで固定するための孔部27が設けられている。また、スライダ押え23の中央部には前記解除用突条部20との干渉を避けるための切欠部28が形成されている。左右の第1係合溝14,14の中心間距離と左右のヒンジピン13,13の中心間距離は等しい。
前記スライダ16は、図8にも示すように横長の板状に形成され、その両端部にはヒンジピン13に臨んで開口した平面略J字状の第2係合溝15が形成されている。すなわち、左右の第2係合溝15はヒンジピン13に臨む面側から内側へ屈曲して形成され、中立位置の時に左右のヒンジピン13が左右の第2係合溝15の平面略C字状の奥部側に位置され、副鏡4が閉鎖状態(閉止状態)に保持されるようになっている。前記第2係合溝14の内側縁部にヒンジピン13を奥部側に入り込んだ状態に係止する前記突起部17が形成されている。この中立位置では、スライダ16が左右何れにもスライドできるように左右の第2係合溝15の奥部にはヒンジピン13が更に入り込めるスペース15aが確保されている。スライダ16の左右の突起部17,17間の距離は、左右のヒンジピン13,13の中心間距離と左右のヒンジピン13,13の内側間距離との中間にある。
また、スライダ16が中立位置にあるとき、左右の突起部17は左右の各ヒンジピン13の中心よりも若干内側に位置されており、例えば図4の(b)に示すように扉である副鏡4の左右何れか一側部例えば右側部(または左側部)に手を引掛けて前方(手前)に引くと、当該一側部のヒンジピン13の周面13aに沿ってスライダ16の突起部17が移動し、当該ヒンジピン13との係合を解除すべくスライダ16を他側(左側)へスライドさせ、他側のヒンジピン13に第2係合溝15が深く係合し、他側のヒンジピン13を支点に副鏡4が回動可能となるように構成されている。
第2係合溝15の外側の縁部15bは、スライダ16が一方例えば左側のヒンジピン13に係合するようにスライドした状態(すなわち副鏡が左のヒンジピンを支点に回動可能に開いた状態)において、副鏡4を閉めようとする場合に、他方例えば右側のヒンジピン13を右側の第2係合溝15内に円滑に入り易くするために当該ヒンジピン13に臨んで拡開して形成されている。また、前記突起部17にもヒンジピン13に臨んで拡開したガイド面17aが形成されている。副鏡4を閉めると、例えば右側のヒンジピン13が第2係合溝15の奥部側に入り込み、このときのヒンジピン13に対するスライダ16の相対的移動によりスライダ16が自動的に中立位置に復帰される。前記第2係合溝15の外側縁部15bの奥側には、スライダ16を中立位置に位置決めして安定した状態に保持するために左右の各ヒンジピン13の外側箇所が軽く引っ掛かる段部29が形成されていることが好ましい。
スライダ16には前記スライダケース22内の突軸部24にスライド可能に係合する長穴30が設けられている。また、スライダ16の下面略中央部には、図8の(b)ないし図9にも示すようにスライド移動ストロークよりも広い範囲で凹部31が形成され、この凹部31内にはロック機構18の係止部材32を左右何れかの方向から係止してスライダ16を左右何れかにスライドした状態にロックするための突部33が突設されている。前記スライダケース22内にはスライダ16の凹部31の近傍に位置させてロック機構18の係止部材32が支持ピン34を介して揺動可能に設けられている。支持ピン34と係止部材32は一体的に形成されていても良い。係止部材32の一端が係止部32aとされ、他端が解除部32bとされている。スライダ押え23には係止部32aをスライダ16の凹部31に押圧付勢する付勢手段である板バネ35が設けられている。スライダ押え23には係止部材32や板バネ35を収容する凹部36が形成され、この凹部36と連通するように形成された前述の切欠部28に解除部32bが位置されている。
スライダ16が中立位置にあるとき、係止部材32の係止部32aは図9の(a)に示すように突部33の先端部に当接しており、例えば同図(b)に示すようにスライダ16が左(または右)にスライドすると係止部32aが突部33の右端(または左端)に係合してスライダ16が勝手に右(または左)にスライドしないようにロックするようになっている。また、このロック状態では図10の(b)に示すように扉である副鏡4は、その一側を手前に引いてヒンジ部材19から離反するように開き、他側のヒンジピン13を支点として回動可能(開閉可能)な状態にある。この状態のときにスライダ16が勝手にスライドすることにより当該ヒンジピン13から離脱して副鏡4が脱落するのを前記ロック機構18によって確実に防止することができる。
一方、同図(a)に示すように副鏡4を閉鎖位置に押し戻すと、スライダ押え23の切欠部28から露出している係止部材32の解除部32bがヒンジ部材19に設けられている解除用突条部20に乗り上げることにより、係止部材32の係止部32aが板バネ35の付勢力に抗してスライダ16の凹部31から離反され、ロックが解除されるようになっている。なお、前記解除用突条部20の先端部または係止部材32の解除部32bには、解除部32bが解除用突条部20に円滑に乗り上げられるようにテーパー37が設けられていることが好ましい。
なお、ヒンジ部材19には意匠性の向上を図るために図2に示すように合成樹脂製のカバー材であるヒンジカバー38が取付けられていても良く、その場合、解除用突条部20はヒンジ部材19でなくヒンジカバー38に設けられていることが好ましい。扉ないし鏡(副鏡)4をスライダケース22に固定するために、例えば副鏡4の裏面に補強用の裏板39を両面粘着テープ等により貼着し、裏板39の上下端部を副鏡4の上下端部より突出させ、スライダケース39に固定部として副鏡4及び裏板39の上下端部を係合させる係合溝40,41を設け、裏板39の上下端部をスライダケース22にネジ42で固定するようにしても良い。
以上の構成からなる扉開閉機構10ないし該扉開閉機構10を利用した化粧台1によれば、本体2の前面に扉(副鏡)4を左右どちらからも開閉可能に支持し、前記本体2前面の上下左右に設けられたヒンジピン13と、前記扉(副鏡)4の上下左右に設けられ前記各ヒンジピン13に正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝14と、扉(副鏡)4の上下に左右の第1係合溝14に近接して左右方向にスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピン13に係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピン13との係合が解除される第2係合溝15を両端部に有するスライダ16と、前記第2係合溝15の縁部に設けられ扉(副鏡)4の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピン13の周面13aに案内されて当該ヒンジピン13との係合を解除すべくスライダ16を他側へスライドさせ、他側のヒンジピン13を支点に扉(副鏡)4を回動可能とする突起部17と、扉開放直後(副鏡の回動直後)にスライダ16をロックし扉閉鎖時(副鏡の復帰時)にロックが解除されるロック機構18とを備えているため、簡単な構造で扉(副鏡)4の確実な左右開き動作を保証することができ、構造の簡素化及び製造コストの低減が図れる。
また、前記実施の形態の化粧台1においては、本体2に前方に開口した収納部6,7を設け、その収納部6,7を覆うように本体2の前面部に中央の主鏡3及び左右の副鏡4を配置し、主鏡3は蝶番9を介して片開き可能とし、副鏡4は扉開閉機構10により左右開き可能としたので、副鏡4を適宜角度に回動させることにより三面鏡として使用することができることは勿論、主鏡3や副鏡4を扉を開けるように開くことができて収納部6,7への洗面用具等の物品の出し入れを容易に行うことができる。
以上、本発明の実施の形態ないし実施例を図面により詳述してきたが、本発明は前記実施の形態ないし実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の設計変更等が可能である。例えば、本発明に係る化粧台は、洗面化粧台等にも適用することが可能である。本発明に係る扉開閉機構は、冷蔵庫の扉等にも適用することが可能である。前記実施の形態では、本体前面の上下左右にヒンジピンを設け、扉(鏡)の上下左右に前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝を設けているが、扉(鏡)の上下左右にヒンジピンを設け、本体前面の上下左右に前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝を設けてもよい。
本発明の実施の形態である化粧台を概略的に示す正面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 (a)は図1の化粧台の横断面図、(b)は同化粧台の縦断面図である。 扉開閉機構を概略的に示す図で、(a)は閉鎖時の横断面図、(b)は開放時の横断面図、(c)は要部横断面図である。 同扉開閉機構のヒンジ部材を概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。 同扉開閉機構のスライダケースを概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は底面図、(d)は(a)のB−B線断面図である。 スライダ押えを概略的に示す平面図である。 スライダを概略的に示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。 ロック機構を概略的に示す図で、(a)は解除時の正面図、(b)はロック時の正面図、(c)は平面図である。 ロック機構の動作を説明する図で、(a)は解除状態時の横断面図、(b)はロック時の横断面図である。
符号の説明
1 化粧台
2 本体
4 副鏡(扉、鏡)
10 扉開閉機構
13 ヒンジピン
13a 周面
14 第1係合溝
15 第2係合溝
16 スライダ
17 突起部
18 ロック機構

Claims (2)

  1. 本体の前面に扉を左右どちらからも開閉可能に支持する扉開閉機構であって、前記本体前面と前記扉の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピンと、他方の上下左右に設けられ前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝と、左右の第1係合溝に近接して左右方向にスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピンに係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピンとの係合が解除される第2係合溝を両端部に有するスライダと、前記第2係合溝の縁部に設けられ扉の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピンの周面に案内されて当該ヒンジピンとの係合を解除すべくスライダを他側へスライドさせ、他側のヒンジピンを支点に扉を回動可能とする突起部と、扉開放直後にスライダをロックし扉閉鎖時にロックが解除されるロック機構とを備えたことを特徴とする扉開閉機構。
  2. 本体の前面に鏡を左右どちらからも回動可能に備えた化粧台であって、前記本体前面と前記鏡の何れか一方の上下左右に設けられたヒンジピンと、他方の上下左右に設けられ前記各ヒンジピンに正面側から係合して左右方向への移動を規制する第1係合溝と、左右の第1係合溝に近接して左右方向へスライド可能に設けられ、中立位置で前記各ヒンジピンに係合して前後方向への移動を規制し、左右何れか一側へスライドされることで他側のヒンジピンとの係合が解除される第2係合溝を両端部に有するスライダと、前記第2係合溝の縁部に設けられ鏡の左右何れか一側部を前方へ引くことで当該一側部のヒンジピンの周面に案内されて当該ヒンジピンとの係合を解除すべくスライダを他側へスライドさせ、他側のヒンジピンを支点に鏡を回動可能とする突起部と、鏡の回動直後にスライダをロックし復帰時にロックが解除されるロック機構とを備えたことを特徴とする化粧台。
JP2003328981A 2003-09-19 2003-09-19 扉開閉機構及び化粧台 Pending JP2005090190A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101287904B1 (ko) 2013-03-22 2013-07-24 제현승 옷걸이 일체형 거울

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