JP2005090006A - 地中連続壁の造成方法およびその装置 - Google Patents

地中連続壁の造成方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】既設改良体の崩壊を防止する。
【解決手段】吐出口12A,12Bを有する挿入軸1A,1Bを地盤に挿入した状態で吐出口12A,12Bから改良材Mを吐出させ、挿入軸1A,1Bの地盤挿入部分に改良体Uを造成する工程を繰り返し、地盤に複数の改良体U,Uよりなる連続壁体Wを造成する方法において、挿入軸1A,1Bの少なくとも既設改良体U側に、挿入軸1A,1B側と挿入軸1A,1B側から遠ざかる側とを遮断する遮断パネルPを深さ方向に沿って延在させた状態で、挿入軸1A,1Bの挿入および改良体NUの造成を行い、既設改良体Uと連続する改良体NUを造成するようにする。
【選択図】図7

Description

本発明は、複数の改良体よりなる連続壁を地盤に造成する方法に関するものである。
複数の改良体よりなる連続壁体を地盤に造成する方法としては、従来、円形等の各種断面形状を有する柱体又は柱列を連ねて連続壁体を造成するものや、長方形断面の単位壁体を連ねて連続壁体を造成するものが知られている。例えば、特許文献1や特許文献2に示される技術は、前者に属するものであり、特許文献3に示される技術は後者に属するものである。一般に、改良体相互の連続性は、未固化の既設改良体に一部ラップ(重複)させて或いは隣接して新設の改良体を造成することにより確保される。
このような連続壁の造成方法においては、新設改良体を既設改良体に一部ラップさせて造成する場合、改良体相互の接続は確実化されるが、既設改良体のラップ分だけ、固化材混入した排泥が発生し、その処理・処分が問題となっている。これに対して、既設改良体にラップさせず、隣接して新設の改良体を造成する場合には、固化材混入排泥の問題は原理的には存在しない。
しかしながら、いずれにせよ、新設改良体を造成する際、既設改良体は新規造成部分から保護されていないため、掻き乱される等の外力を受け、崩壊して新規造成部分に流入するおそれがあった。そして、そのため改良体相互の接続部分の品質が低下したり、施工能率が低下したり、隣接造成であっても改良材混入排泥の問題が発生したりする等のおそれがあった。
特許3323552号公報 特公平04-042499号公報 特開2000-73354号公報
そこで、本発明は、既設改良体の崩壊を防止しうる技術を提供し、もって改良体相互の接続部分の品質が低下したり、施工能率が低下したり、隣接造成であっても固化材混入排泥の問題が発生したりするおそれを低減することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
吐出口を有する挿入軸を地盤に挿入した状態で吐出口から改良材を吐出させ、挿入軸の地盤挿入部分に改良体を造成する工程を繰り返し、地盤に複数の改良体よりなる連続壁体を造成する方法において、
前記挿入軸の少なくとも既設改良体側に、挿入軸側と挿入軸から遠ざかる側とを遮断する遮断体を深さ方向に沿って延在させた状態で、前記挿入軸の挿入および改良体の造成を行い、当該既設改良体と連続する改良体を造成する、
ことを特徴とする地中連続壁の造成方法。
(作用効果)
このように、改良体を新設するに際し、遮断体により既設改良体側を新設部分から遮断することにより、既設改良体の崩壊を防止しつつ連続壁体を造成することができる。よって、特に、長方形断面の改良体を連設するように一度に改良する範囲が長かったり、厚かったりする場合や、深い壁体を構築する場合に好適である。そして、既設壁体の崩壊を防止できるため、改良体相互の接続部分の品質が低下したり、施工能率が低下したり、隣接造成であっても改良材混入排泥の問題が発生したりするおそれを低減できる。
<請求項2記載の発明>
前記挿入軸は側方に突出する掘削部材を先端部に有し、前記遮断体は前記掘削部材の掘削平面領域内に含まれる位置であって且つ前記掘削部材よりも上方に配置される、請求項1記載の地中連続壁の造成方法。
(作用効果)
このように、遮断体を掘削部材の掘削平面領域内に含まれる位置であって且つ掘削部材よりも上方に配置することで、遮断体を地盤内へ容易に設置できる。特に、遮断体を挿入軸に取り付けて、同時に地盤内へ挿入する場合に効果的である。
<請求項3記載の発明>
前記遮断体として、形成しようとする壁体の厚さよりも広幅の遮断体を用いる、請求項1記載の地中連続壁の造成方法。
(作用効果)
このように広幅の遮断体を用いることにより、既設改良体の厚さ方向全体を遮断体によりカバーでき、より確実に既設改良体の崩壊を防止できる。
<請求項4記載の発明>
前記遮断体として、少なくとも挿入軸から遠ざかる側の面に、段差または凹凸が形成されたものを用いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
(作用効果)
このように遮断体外面に段差部または凹凸部を有していると、既設改良体と新設改良体との接続面にも段差または凹凸が形成され、両者が掛合する、あるいは噛み合うようになり、従来の平面での接合形態と比べて、より強固に一体化された壁体を構築できる。
<請求項5記載の発明>
下記(イ)〜(ハ)のいずれか一つの手法により改良体を形成する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
(イ)前記改良材として固化材を用い、前記吐出口から吐出させた固化材を原位置土と混同してソイル固化材の混合改良体を造成する手法。
(ロ)排土を地上で固化材と混合処理して得られる固化性充填材を前記改良材として用い、前記吐出口から吐出させ、実質的に固化性充填材のみにより改良体造成部分を置換するか、あるいは固化性充填材に一部原位置土を取り込ませ混合した混合物により置換する手法。
(ハ)コンクリート、粘土、ベントナイト、石炭灰または繊維補強土を前記改良材として用い、前記吐出口から吐出させ、実質的に改良材のみにより改良体造成部分を置換するか、あるいは改良材に一部原位置土を取り込ませ混合した混合物により置換する手法。
(作用効果)
本発明は、これらの工法に特に好適である。特に上記(ハ)のうちコンクリートをのぞくものは非固化性充填材であり、既設改良体の崩壊し易さは著しく高く、従来方法では対応不可能であるが、本発明では遮断体により崩壊が機械的に防止されるため、このような非固化性充填材でも連続壁を構築できる。
<請求項6記載の発明>
前記挿入軸における前記遮断体と反対側に、地盤壁面に対して前記挿入軸を支える支持体を取り付けた状態で、挿入軸の挿入および改良体の造成を行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
(作用効果)
既設改良部分が未固化もしくは非固化の場合、既設改良部分と遮断体との間の抵抗が高いため、挿入軸が曲がるおそれがあるが、本請求項7記載のように遮断体と反対側に支持体を設けることでこの問題を解決できる。
<請求項7記載の発明>
前記挿入軸は先端部に側方に突出する掘削部材を有し、この掘削部材により地盤を横断面長方形に掘削するとともに、その一方側短辺位置に前記遮断体を挿入することにより、挿入軸の少なくとも既設改良体側に、挿入軸側と挿入軸から遠ざかる側とを遮断する遮断体を深さ方向に沿って延在させた状態で、挿入軸の挿入および改良体の造成を行うようにする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
(作用効果)
このように、長方形断面の改良体を連設する場合、改良する範囲が大きいため崩壊のおそれが高くなる。よって、かかる場合に、本発明の遮断体を用いることにより、改良体相互の接続を容易・確実に行うことができる。
<請求項8記載の発明>
固化材吐出口が形成された挿入軸と、挿入軸を上昇下降自在に支持する支持手段と、挿入軸の少なくとも一方側側部に設けられ、挿入軸側と挿入軸から遠ざかる側とを遮断するように挿入軸の長手方向に沿って延在された遮断体と、を備えたことを特徴とする地中連続壁の造成装置。
(作用効果)
請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
<請求項9記載の発明>
前記遮断体は、前記挿入軸の長手方向に沿って移動可能に取り付けられており、かつこの遮断体に移動力を与える駆動手段が設けられている、請求項8記載の地中連続壁の造成装置。
(作用効果)
遮断体の貫入・引き抜き抵抗は、請求項10記載の発明のように、遮断体を掘削部材の掘削平面領域内に含まれる位置であって且つ掘削部材よりも上方に設けた場合には、既設改良体の処理土圧による摩擦抵抗のみとなるため、遮断体の貫入・引き抜きに際して特に大きな力は必要とされないと考えられる。ただし、これ以外の場合(例えば請求項11記載の発明の場合等)や、泥土の付着により貫入・引き抜き抵抗が増大する場合には、遮断体の貫入・引き抜きが困難となる場合も想定される。いずれにせよ、円滑・確実な作業のために、本請求項13記載のように、遮断体を、挿入軸の長手方向に沿って移動可能に取り付け、かつこの遮断体に移動力を与える駆動手段を設け、例えば、遮断体の引き上げと挿入軸の引き上げとを交互に行ったり、遮断体に振動を加えて摩擦をきったりできるようにするのも好ましい形態である。
このように、本発明によれば、既設改良体の崩壊を防止しつつ連続壁体を造成することができるようになり、改良体相互の接続部分の品質が低下したり、施工能率が低下したり、隣接造成であっても固化材混入排泥の問題が発生したりするおそれを低減できるようになる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。
(第1の形態:横断面長方形の改良体による連続壁の造成)
図1〜図7は、本発明を長方形横断面改良体の造成に応用する場合の装置例について示したものである。符号1A、1Bは隣接する回転駆動縦軸(挿入軸に相当)を示しており、その各回転駆動縦軸1A、1Bの先端側には、水平方向に一体的に突設された水平回転羽根2A、2Bが設けられている。水平回転羽根2A、2Bは、特に図4に示されているように、平面に対しては傾斜しており、その下部側にビット2aを有している。
この水平回転羽根2A、2Bより上方部分において、各回転駆動縦軸1A、1Bはケーシング3A、3B内を貫通しており、このケーシング3A、3Bの上方部分は横架材4、42によって連結されている。ここに、ケーシング3A、3B及び横架材4、42は、本発明の縦軸保持手段を構成している。これによって、各回転駆動縦軸1A、1Bの平行性が確保されている。
また特に本実施形態の装置では、回転横軸6A、6Bの基部側にも、第2の水平回転羽根20A、20Bが設けられている。図示例では、この第2の水平回転羽根20A,20Bよりも上側にのみ横架材4が設けられている。
地上には、装置をガイドおよび地中に押し下げるためのガイドマスト5が、クローラ型ベースマシンBに保持された状態で立設されており、各回転駆動縦軸1A、1Bは、レール5aに沿って図示しない駆動手段により上昇及び下降が可能なように構成されている。
他方で、回転駆動縦軸1A、1Bの軸心を繋ぐ線の両側において、図3を基準とすれば上下において、水平に延びる回転横軸6A、6Bが配設されている。この回転横軸6A、6Bには、縦回転羽根6aが突設されている。
回転横軸6A、6Bは、縦軸保持手段、具体的にはケーシング3A、3Bの両側に突設されたギヤボックス7A、7B間に軸受(図示せず)を介して回転自在に保持されている。さらに、回転横軸6A、6Bのギヤボックス7A、7Bの外側(隣接挿入軸側に対して反対側)にも、第2の回転横軸60A、60Bが設けられ、同様に縦回転羽根60aが形成されている。
回転駆動縦軸1A、1Bは、最上部に設けられた横架材42に固定された回転駆動モーター8A、8Bによって回転され、その縦軸回りの回転力は、回転横軸6A、6Bの水平軸回りの回転力としても伝達機構9により利用されている。この伝達機構9は、図6に示されているように、回転駆動縦軸1Aまたは1Bの周囲に固定されたヘリカル・ギヤ91と回転横軸6A、6Bの周囲に固定された直交ヘリカル・ギヤ92とが噛合されていることによって構成されている。この伝達機構としては、ベベル・ギヤ(傘歯車)などの組み合わせなどでもよい。
いま、回転駆動モーター8A、8Bによって、回転駆動縦軸1A、1Bをそれぞれ平面的に視て反時計回りおよび時計回りに回転させると、水平回転羽根2A、2Bが同方向に回転させられるとともに、各ヘリカル・ギヤ91および直交ヘリカル・ギヤ92により回転横軸6A、6Bは図5および図6に示す方向に回転させられる。この回転横軸6A、6Bの各縦回転羽根6aの周縁の描く軌跡Yは、図5に示されているように、実質的に接しており、一方で各水平回転羽根2A、2B、20A、20B周縁の描く軌跡Xは、図3に示されているように離間している。
そして、本実施形態の装置では、本発明に従って、回転駆動縦軸1A,1B側とこの軸から遠ざかる側とを遮断するように軸長手方向に沿って延在された遮断パネル(遮断体)Pが回転駆動縦軸1A,1Bの並設方向一方側の側部にのみ設けられている。遮断パネルPは、可能な限り回転駆動縦軸1A,1Bの地中挿入部分全体を覆うように設けるのが好ましい。特に図示のように、パネルPは縦回転羽根6a及び水平回転羽根2A、2B、20A、20Bによる長方形掘削領域(掘削平面領域)内に含まれる位置であって且つこれらの掘削部材の上方近傍から、回転駆動縦軸1A、1Bの上端部まで延在させるのが好ましい。遮断パネルPは、図示例のように、横架材4を介して回転駆動縦軸1A,1Bに取り付けるのが好ましいが、回転駆動縦軸1A,1Bの一方側側部に配される限り、別途の巻上げ装置などを併用して建て込む等の手法を採用することもできる。
また、図示形態の遮断パネルPは実質的に平坦な板状とされ、長方形掘削領域の短辺位置に配置されているが、他の形状及び配置を採用することもできる。パネルの形状例及び配置等については後述する。
さて、かかる設備により、例えば図7〜図9に示すようにして連続壁を造成することができる。すなわち、先ず上記装置を対象個所に設置し、押し込み力を与えつつ、駆動モーター8A、8Bによって回転駆動縦軸1Aおよび1Bを回転させながら、先端の掘削ビット11A、11Bにより掘削を行う。通常の場合、掘削に際しては加水を行う。この加水は、吐出口12A、12Bから水を流出させることで行うことができる。この加水は、第1に掘削抵抗を軽減し、小動力で大断面の泥土コラムを造成できる、第2に流動性が高まるために、改良材との置換が容易となる、第三にミキサー15によるセメント系固化材mと排泥Sとの混合性を高め、かつ圧送ポンプ16による混練物の圧送性を良好にするなどの利点をもたらす。
また、既設改良体Uに隣接して次の改良体NUを造成する場合には、遮断パネルPにより新規造成部分NUが既設改良体U側部分から遮断される配置で回転駆動縦軸1A、1Bが地盤内に挿入される。
また、本実施形態では、遮断パネルPが縦軸1A,1Bに対して連結されているため、パネルPは縦軸1A、1Bの掘削挿入に伴って縦軸1A、1Bに対する配置を保持したまま地中に挿入される。さらに本実施形態の遮断パネルPは、縦回転羽根6a及び水平回転羽根2A、2B、20A、20Bによる長方形掘削領域(掘削平面領域)内に含まれる位置であって且つこれらの掘削部材の上方に配されているため、パネルPの貫入引き抜き抵抗が既設改良体Uとの間の摩擦抵抗のみとなるため、最小限の貫入・引き抜き力での施工が可能であり、本実施形態のように縦軸1A,1Bに対してパネルPを連結し、縦軸1A、1Bの貫入・引き抜き力を利用する場合に特に好適である。
やがて、水平回転羽根2A、2Bが地盤に当接する段階になると、これらによって地盤を掘削攪拌する。さらに掘り進めると、回転横軸6A、6Bおよび第2の回転横軸60A、60Bが地盤に当接し、これによって地盤を掘削攪拌する。この段階から、地盤が平面的に視て横長長方形状に掘削される。
かかる地盤の掘削攪拌により地盤を弛緩させながら所定深度まで貫入する。この状態が図7に示されている。所定深度に達したならば、回転駆動縦軸1A、1Bを引き上げる。この引き上げ過程では、好ましくは回転駆動縦軸1Aおよび1Bを回転させ、したがって水平回転羽根2A、2B、回転横軸6A、6B、および第2の回転横軸60A、60Bも回転させる。
そして、この掘削機の引き上げ過程で、図8に示すように、回転駆動縦軸1Aおよび1Bの先端に形成した吐出口12A、12Bから改良材Mを地盤中に圧入充填する。本形態では、予め地盤が弛緩されているので、弛緩地盤の一部が排泥Sとして順次地上へと押し上げられる。その結果、掘削機による地盤の弛緩範囲内が固化性充填材と置換され、図9に示すように、地盤中に固化性充填材による改良体Uが造成される。また、吐出口12A、12Bから改良材Mの吐出に際しては、図8にも示されているように、改良材Mとある深さを被りをもって吐出させる。
かかる置換方式による改良体Uの造成に際しては、造成部分から排出される排泥Sをポンプ13により汲み上げ、比重調整装置14により比重調整を行った後、ミキサー15においてセメント系固化材mを添加混合したものを、圧送ポンプ16により回転駆動縦軸1Aおよび1Bに供給することにより、改良材(固化性充填材)Mとして吐出させるのが好適である。したがって、造成される改良体Uはソイルセメント壁となる。ソイルセメントのほか、セメントモルタル壁を造成することもでき、この場合には、排泥を添加混合する必要はない。
このように造成した既設改良体Uに対して、図9に示されているように、隣接して他の改良体NUを新設することにより、連続した壁体Wを造成することができる。そして、このように単位改良体U、U…を連設して連続壁体Wを造成するに際して、新規造成部分NUの既設改良体U側に、遮断パネルPが深さ方向に沿って延在されているため、新規造成部分NUの造成に際して回転駆動縦軸1A,1Bを地盤に挿入しても、その掘削・攪拌等による影響が既設改良体Uに及ぶことがなく、既設改良体Uの崩壊を防止しつつ連続壁体を造成することができる。なお、既設改良体部分Uと新設造成部分NUとの間に大きな比重差があるわけではないため、パネルPが高い密閉性をもって既設改良体Uを覆う必要はなく、多少の隙間があっても機能上問題はない。
他方、図10は、パネルの形状および改良体相互の接続形態の好適例をまとめて示している。図10(a)の形態は、前述の図8及び図9に示したものと同様であり、平坦な縦長の帯状パネルPを使用し、既設改良体Uの短辺位置にパネルPを配し、実質的にラップさせずに改良体U、NUの端部相互を整合させて連設し、等幅の連続壁Wを造成する場合を示している。図10(b)の形態は、同様のパネルを既設改良体Uの短辺位置よりも若干中央側にパネルを配し、改良体Uの端部相互を一部ラップさせる形態を示している。長方形断面の改良体Uを連設する場合には、かかるラップ幅を小さくしても連続壁Wの厚さを等幅にできる。また、図10(c)の形態は、幅方向一方側と他方側とが段違いになるように屈曲形成された略S字状のパネルP2を使用し、実質的にラップさせずに端部を合わせて連設し、改良体U,U相互が噛み合わされた壁体Wを造成する場合を示している。このように段差による噛み合いの他にも、パネルP表面に凹凸を設ける等により改良体U,U相互を噛み合わせることができる。このような噛み合い構造により一体性の高い連続壁体を造成できる。また、図10(d)の形態は、掘削幅Dよりも広幅のパネルP3を使用して、既設改良体の壁厚方向全体を確実にカバーする場合を示したものである。図10(d)の例は、(c)と同様に段差を有するパネルとなっているが、(a)のような平坦なパネルを用いる場合にも適用できることはいうまでもない。
また、本発明は複数の改良体を連設して連続壁を造成するものであれば、特に限定無く適用できるものであり、主に改良材の種類により本発明に好適な工法を分類すると次の(イ)〜(ハ)のようになる。
(イ)改良材として固化材(セメント系等)スラリーを用い、固化材スラリーを原位置土と混同してソイル固化材の混合改良体を造成する手法。
(ロ)排土を地上で固化材と混合処理して得られる固化性充填材を改良材として用い、実質的に固化性充填材のみにより改良体造成部分を置換するか、あるいは固化性充填材に一部原位置土を取り込ませ混合した混合物により置換する手法。
(ハ)コンクリート、粘土、ベントナイト、石炭灰または繊維補強土を改良材として用い、実質的に改良材のみにより改良体造成部分を置換するか、あるいは改良材に一部原位置土を取り込ませ混合した混合物により置換する手法。
特徴的には、上記(ハ)のうちコンクリートをのぞくものは非固化性充填材であり、既設改良体の崩壊し易さは著しく高く、従来方法では対応不可能であるが、本発明では遮断パネルPにより崩壊が機械的に防止されるため、このような非固化性充填材でも連続壁を構築できる。
また、本発明を適用可能な工法を原位置土攪拌系と置換系とに大別すると、前者に含まれるものとしては、SMW工法、MIP工法、TSP工法、Oval−DM工法、SBW工法のような攪拌翼・オーガーによる工法、ならびにCCP工法、コラムジェットグラウト工法、JSG工法、JMM工法のような高圧噴射による攪拌工法があり、後者に含まれるものとしてはFUSS工法、リサイクリングソイル工法、FSW工法がある。
(第2の形態)
本発明は、上記第1の形態のように長方形横断面の改良体を連続造成して連続壁を形成する場合のみならず、図11〜図14に示すように、連続壁工法において汎用されている攪拌翼101及びスクリュー羽根102を有する回転軸100を複数備えた多軸掘削機を用いる連続壁造成にも適用できる。符号P4がパネルを示している。この場合の掘削平面領域は、複数の円状平面領域r1〜r3が各々一部ラップした形状をなし、その並設方向の一方側の側部は円弧状をなしているため、パネルP4は図12に示すように円弧状横断面の帯状をなしているのが好ましい。なお、図13及び図14は、図8及び図9と同様の施工要領を示しており、その他の点においても、変形例を含めて第1の形態と同様であるので、ここでは敢えて説明を省略する。
(その他の形態)
(1)本発明のパネルは既設改良体U側に設け、既設改良体Uの崩壊を防止するものであるが、図15に示すように、その反対側に地盤壁面Fに対して縦軸1A,1Bを支える支持体P5を横架材4,42等に取り付けることもできる。この支持体としては、図示のように、深さ方向に適宜の間隔をもって小面積のパネルP5,P5…を複数配列するだけでも良いし、必要に応じて既設改良体側のパネルPと同等のパネルを用いても良い。しかし、連続壁の厚さ方向(改良体の連設方向に対して交差する方向)側は、崩壊しても特に問題とならないため設けなくて良い。
(2)前述したように、パネルPを掘削部材の掘削平面領域内に含まれる位置であって且つ掘削部材よりも上方に配置するようにすれば、パネルPの貫入・引き抜き抵抗は、既設改良体の処理土圧による摩擦抵抗のみとなるため、パネルPの貫入・引き抜きに際して特に大きな力は必要とされない。ただし、例えば図10(d)のような場合や、掘削により発生する泥土の付着により貫入・引き抜き抵抗が増大する場合には、パネルの貫入・引き抜きが困難となる場合も想定される。したがって、いずれにせよ円滑・確実な作業を担保するのが好ましい。具体的に上記例でいうと、例えば、回転挿入軸を支持する横架材4、4間にガイドを架け渡し、パネルをガイドに沿って上下動自在に保持するとともに、上部横架材42に油圧ジャッキ等の駆動手段を配置し、この駆動手段に対しチャック等を介してパネルを着脱自在に固定しておき、パネルの貫入・引き上げと挿入軸の貫入・引き上げとを交互に行ったり、パネルに振動を加えて摩擦をきったりすることができる(図示せず)。また、パネルを別途の巻上げ装置などにより挿入軸から独立して地盤内に貫入・引き上げすることもできる。
(3)本発明の遮断体は鋼材等の適宜の材料により形成でき、その形状も既設改良体の崩壊を防止できる限り、上記実施形態のような無孔帯状体に限られるものではない。例えば、細長状の板材もしくは棒材を網状、縦格子状に一体化したものも用いることができる。
(4)本発明においては、挿入軸の数や構成、改良体の横断面形状を適宜設計することができる。例えば、図16及び図17に示す形態は、前述の第1の形態と軸数および構成が異なり、軸の周りに螺旋方向に連続するスクリュー羽根211,212のみが形成されたスクリューオーガー軸200〜202が三本並設されてなる三軸タイプの連続壁造成装置に対して、前述の第1の形態と同様に、オーガー軸200,202の軸心を繋ぐ線の両側において、図17を基準とすれば左右において、水平に延びる回転横軸6A、6Bが配設され、この回転横軸6A,6Bに、オーガー軸間を通るように縦回転羽根6a,6aが突設され、回転横軸6A,6Bの外側(中央のオーガー軸201に対して反対側)に、第2の回転横軸60A,60Bがそれぞれ設けられ、同様に縦回転羽根60aが形成され、これらオーガー軸群200〜202の既設改良体側に、ほぼその深さ方向全体を覆うように矩形平板状の遮断体が取り付けられたものである。なお、スクリュー羽根211は回転横軸6A、6Bよりも先端側に設けられ、スクリュー羽根212は回転横軸6A、6Bよりも先端側に設けられるものを意味している。他の構成は、前述の第1の形態と基本的に共通するので同じ符号を付して説明は省略する。
本発明は、地中に、複数の改良体を連設することにより連続壁を形成する工法に適用できるものであり、この壁は遮水壁等に利用できるものである。
第1の形態の装置例を示した正面図である。 第1の形態の装置例を示した側面図である。 第1の形態の装置例の要部横断面図である。 第1の形態の装置例の要部正面図である。 第1の形態の装置例の要部側面図である。 回転横軸の駆動機構の概略図である。 第1の形態の施工システムを示した図である。 第1の形態の施工要領を示した縦断面図である。 第1の形態の施工要領を示した横断面図である。 各種の遮断体例および改良体接続例を対比的に示した図である。 第2の形態の装置例の要部正面図である。 第2の形態の装置例の要部横断面図である。 第2の形態の施工要領を示した縦断面図である。 第2の形態の施工要領を示した横断面図である。 変形例の要部正面図である。 他の形態の装置を示した正面図及びその要部拡大図である。 他の形態の装置を示した側面図である。
符号の説明
1A、1B…回転駆動縦軸、2A、2B…水平回転羽根、6A、6B、60A、60B…回転横軸、12A、12B…吐出口、M…改良材、S…排泥、P…遮断パネル。

Claims (9)

  1. 吐出口を有する挿入軸を地盤に挿入した状態で吐出口から改良材を吐出させ、挿入軸の地盤挿入部分に改良体を造成する工程を繰り返し、地盤に複数の改良体よりなる連続壁体を造成する方法において、
    前記挿入軸の少なくとも既設改良体側に、挿入軸側と挿入軸から遠ざかる側とを遮断する遮断体を深さ方向に沿って延在させた状態で、前記挿入軸の挿入および改良体の造成を行い、既設改良体と連続する改良体を造成する、
    ことを特徴とする地中連続壁の造成方法。
  2. 前記挿入軸は側方に突出する掘削部材を先端部に有し、前記遮断体は前記掘削部材の掘削平面領域内に含まれる位置であって且つ前記掘削部材よりも上方に配置される、請求項1記載の地中連続壁の造成方法。
  3. 前記遮断体として、形成しようとする壁体の厚さよりも広幅の遮断体を用いる、請求項1記載の地中連続壁の造成方法。
  4. 前記遮断体として、少なくとも挿入軸から遠ざかる側の面に、段差または凹凸が形成されたものを用いる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
  5. 下記(イ)〜(ハ)のいずれか一つの手法により改良体を形成する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
    (イ)前記改良材として固化材を用い、前記吐出口から吐出させた固化材を原位置土と混同してソイル固化材の混合改良体を造成する手法。
    (ロ)排土を地上で固化材と混合処理して得られる固化性充填材を前記改良材として用い、前記吐出口から吐出させ、実質的に固化性充填材のみにより改良体造成部分を置換するか、あるいは固化性充填材に一部原位置土を取り込ませ混合した混合物により置換する手法。
    (ハ)コンクリート、粘土、ベントナイト、石炭灰または繊維補強土を前記改良材として用い、前記吐出口から吐出させ、実質的に改良材のみにより改良体造成部分を置換するか、あるいは改良材に一部原位置土を取り込ませ混合した混合物により置換する手法。
  6. 前記挿入軸における前記遮断体と反対側に、地盤壁面に対して前記挿入軸を支える支持体を取り付けた状態で、挿入軸の挿入および改良体の造成を行う、請求項1〜5のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
  7. 前記挿入軸は先端部に側方に突出する掘削部材を有し、この掘削部材により地盤を横断面長方形に掘削するとともに、その一方側短辺位置に平坦形状の遮断体を挿入することにより、挿入軸の少なくとも既設改良体側に、挿入軸側と挿入軸から遠ざかる側とを遮断する遮断体を深さ方向に沿って延在させた状態で、挿入軸の挿入および改良体の造成を行うようにする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の地中連続壁の造成方法。
  8. 固化材吐出口が形成された挿入軸と、挿入軸を上昇下降自在に支持する支持手段と、挿入軸の少なくとも一方側側部に設けられ、挿入軸側と挿入軸から遠ざかる側とを遮断するように挿入軸の長手方向に沿って延在された遮断体と、を備えたことを特徴とする地中連続壁の造成装置。
  9. 前記遮断体は、前記挿入軸の長手方向に沿って移動可能に取り付けられており、かつこの遮断体に移動力を与える駆動手段が設けられている、請求項8記載の地中連続壁の造成装置。
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