JP2005089966A - 自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法及び道路付帯設備 - Google Patents

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Fukuji Miyasato
福治 宮里
Fumio Inoue
二三男 井上
Kenichi Kimura
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Abstract

【課題】種々の形状の、とりわけ曲面を有する道路付帯設備における電波障害を防止できる自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法及び道路付帯設備を提供する。
【解決手段】ミリ波帯の電波を吸収する電波吸収体により、車両C1及びC2に搭載されたミリ波レーダーから発せられる電波W1、W2を吸収し、不要電波の発生を抑制できるが、可とう性の電波吸収体を用いることで様々な外形を有する道路付帯設備の外面に追随して取り付けることができ、とりわけガードレール支柱1Aや道路用標示体1Bといった、少なくとも一点において電波の再帰反射の起こる円筒状の道路付帯設備における不要電波の抑制が可能となる。
【参照図】 図1

Description

本発明は、自動車追突防止のために発信される電波により発生する不要電波による電波障害を防止する不要電波抑制方法及び道路付帯設備に関するものである。
自動車において、主にミリ波レーダーを搭載し、その反射波の受信により自動車のスロットルやブレーキを制御して追突を防止する取り組みは既に実用化されているが、そのミリ波などが道路の周辺で反射して誤ってレーダーにより受信され、自動車が予期せぬ挙動を示して逆に危険な状態に陥るといった、電波障害による不具合が起こる恐れがある。その様な電波障害の対策として、特許文献1の電磁波シールド吸音パネルや、本出願人による特許文献2の不要電波抑制方法などが開示されてきている。
特開平11−247323号公報 特開2002−61130号公報
しかしながら、道路周辺には様々な形状の道路付帯設備が設置されており、特許文献1や特許文献2は概ね平面状の道路付帯設備を想定しているものであり、曲面を有する道路付帯設備への対応が不十分なものであった。
本発明は上記の如き課題に鑑みてなされたものであり、種々の形状の、とりわけ曲面を有する道路付帯設備における電波障害を防止できる自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法及び道路付帯設備を提供せんとするものである。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような構成としている。すなわち、本発明に係わる自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法は、道路付帯設備の外面にミリ波帯の電波を吸収する可とう性の電波吸収体を取り付けることを特徴とするものである。
また前記道路付帯設備は、カーブする道路の周辺に設置されたものであることを特徴とするものである。
また前記道路付帯設備は、円筒状の形状のものであることを特徴とするものである。
また前記円筒状の形状の道路付帯設備は、ガードレール支柱、防護柵支柱、道路標識支柱、道路用標示体からなる群から選ばれた少なくとも1つであることを特徴とするものである。
また本発明に係わる道路付帯設備は、自動車追突防止システムにおけるミリ波帯の電波を吸収する可とう性の電波吸収体が外面に取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の本発明に係わる自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法によれば、ミリ波帯の電波を吸収する電波吸収体によりミリ波レーダーから発せられる電波を吸収し、不要電波の発生を抑制できるが、可とう性の電波吸収体を用いることで様々な外形、とりわけ曲面を有する外面に追随して取り付けることができ、種々の道路付帯設備における不要電波の抑制が可能なものとなる。
また請求項2の発明によれば、カーブする道路においては直進する自動車から発せられた電波が道路付帯設備に照射されて反射されることにより不要電波が発生しやすい箇所であり、かかる状況において電波吸収を行うことで電波障害の防止は効果的に行われることとなり好ましい。
また請求項3の発明によれば、円筒状の形状の道路付帯設備においては、周囲のいずれの方向から電波が照射されてもいずれかの箇所において電波が垂直に入射することになり、必ず道路付帯設備から反射された電波が不要電波となって再帰反射されることから、かかる形状の道路付帯設備について電波吸収を行うことで電波障害の防止は効果的に行われることとなり好ましい。
また請求項4の発明によれば、上記の道路付帯設備は円筒状の形状であり、また道路に沿って連続して設置されることが多く、かかる道路付帯設備について電波吸収を行うことで電波障害の防止は効果的に行われることとなり好ましい。
また請求項5に記載の本発明に係わる道路付帯設備によれば、従来不要電波の発生を防止するのが困難であった曲面を有する道路付帯設備においても不要電波を容易に抑制することができ、また自動車と正対するものはもとより、あらゆる角度からの自動車の接近の可能性がある場所に設置しても不要電波を発生させる恐れがなく、あらゆる形状や設置状況に対しても適用が可能なものとなり得る。
本発明に係わる最良の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1及び図2は、本発明に係わる不要電波の発生状態の一例を説明する平面図である。中央線Lが設けられた道路R上を追突防止システムを搭載した自動車C1及びC2が走行しているが、自動車C1及びC2がカーブにさしかかると、カーブの外側車線を走行する自動車C1の追突防止用レーダーから発せられているミリ波W1はカーブの外側の道路付帯設備であるガードレール支柱1Aに照射される。ガードレール支柱1Aによりミリ波が反射され、検知された距離が自動車C1の制御範囲内と判断されると、追突防止システムが前方車両が接近したと判断し、ブレーキをかけるように指示を行う。例えばこのカーブのRが小さい場合、ガードレール支柱1Aが衝突防止用レーダーに検知されるのはごく近い距離となり、突然急制動が行われたりして非常に危険な状態となる恐れがある。また同様にカーブの内側車線を走行する自動車C2については、中央線L付近に立設された道路用標示体1Bによりミリ波W2が反射され、追突防止の恐れのない状況で追突防止システムが作動する恐れがある。
自動車C1からガードレール支柱1Aに照射されたミリ波W1は、図2の平面図に示す如く反射されて不要電波となる。ミリ波W1はガードレール市中1Aに対し、広がりをもった略平行の電束として照射されるが、ガードレール支柱1Aは円筒状の形状であるから、いずれの方向から到来するミリ波W1に対しても少なくとも一点において円弧状の外形の接線とミリ波W1とが垂直となるミリ波W11が生じる。前記の接線とミリ波W1とが垂直にならないミリ波W12やW13については、ミリ波W1は自動車C1と別な方向に反射され、電波障害を発生させる不要電波とはならない。
図3は、本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の一例を示すもので、ガードレールを示す説明図であるが、ガードレール支柱1Aは一般に鉄鋼等の電波反射体である金属から形成されるものである。ガードレール支柱1Aの周囲、少なくとも防護板1A1が設けられていない部分にシート状の可とう性の電波吸収体を取り付けることで、ガードレールの外観をそれ程損なうことなく不要電波の抑制を図ることができる。防護板1A1については、走行する自動車と防護板1A1とが追突防止システムが作動しない角度で設置されていなければ特に電波吸収体を取り付ける必要はないが、対向車へのミリ波の到達の恐れがあれば、可とう性の電波吸収体や従来の電波吸収体を取り付けておいてもよい。
ミリ波を減衰させるシート状の可とう性の電波吸収体は、金属粉末等の導電性電波吸収材料、カーボンブラックやグラファイト等の誘電性電波吸収材料、フェライト等の磁性電波吸収材料のいずれかを用い、これらの電波吸収材料を可とう性の合成樹脂やゴム等の誘電体中に混入して成形したり、塗料に混入して塗布して形成するものである。また磁性電波吸収材料を用いる場合には、焼結体に金属箔など、可とう性を損なうことの少ない電波反射体を裏打ちして構成してもよい。
図4は、本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の他の例を示すもので、道路用標示体を示す説明図である。道路用標示体1Bは円筒状の形状となされ、台座1B1の上方に突設され、夜間における視認性を高めるために反射シートRが貼着されている。一般に道路用標示体1Bは、電波を透過するポリウレタン等の合成樹脂を用いて形成されるが、ミリ波は波長が短く、合成樹脂であっても反射されやすい性質のものであり、道路用標示体1Bにミリ波が照射されると電波障害の原因となる不要電波が発生する恐れがある。かかる円筒状の道路用標示体1Bにシート状の可とう性の電波吸収体を取り付けることで、ガードレールの外観をそれ程損なうことなく不要電波の抑制を図ることができる。
図5は、本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の他の例を示すもので、防護柵を示す説明図である。防護柵は、路面から立設された鉄鋼等の金属製の防護柵支柱1C間に鉄鋼等の金属製の横梁1C1が差し渡されて形成されたものであるが、防護柵支柱1Cは円筒状の形状となされており、上述の如き電波障害を発生させる不要電波が生じる恐れがある。かかる防護柵支柱1Cにシート状の可とう性の電波吸収体を取り付けることで、ガードレールの外観をそれ程損なうことなく不要電波の抑制を図ることができる。
図6は、本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の他の例を示すもので、道路標識を示す説明図である。道路標識は、立設された道路標識支柱1Dに横梁1D2が取り付けられ、横梁1D2に表示板1D1が取り付けられて形成される。道路標識支柱1D、表示板1D1、横梁1D2はいずれも電波反射体である鉄鋼、アルミニウム等の金属製であるが、表示板1D1、横梁1D2は高所に設けられていることで追突防止システムに係わるミリ波は到来することはないが、道路標識支柱1Dは路面から立設され、また円筒状の形状となされていることで、上述の如き電波障害を発生させる不要電波が生じる恐れがある。かかる道路標識支柱1Dにシート状の可とう性の電波吸収体を取り付けることで、ガードレールの外観をそれ程損なうことなく不要電波の抑制を図ることができる。
自動車における追突防止システムの、不要電波の発生状況の一例を示す平面図である。 円筒状の道路付帯設備における不要電波の発生状況の一例を示す平面図である。 本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の一例を示す説明図である。 本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の他の例を示す説明図である。 本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の他の例を示す説明図である。 本発明に係わる不要電波抑制方法が適用される道路付帯設備の他の例を示す説明図である。
符号の説明
1A ガードレール支柱
1B 道路用標識柱
1C 防護柵支柱
1D 道路標識支柱
C1、C2 自動車
W1、W2 ミリ波
R 道路

Claims (5)

  1. 道路付帯設備の外面にミリ波帯の電波を吸収する可とう性の電波吸収体を取り付けることを特徴とする自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法。
  2. 前記道路付帯設備は、カーブする道路の周辺に設置されたものであることを特徴とする請求項1に記載の自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法。
  3. 前記道路付帯設備は、円筒状の形状のものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法。
  4. 前記円筒状の形状の道路付帯設備は、ガードレール支柱、防護柵支柱、道路標識支柱、道路用標示体からなる群から選ばれた少なくとも1つであることを特徴とする請求項3に記載の自動車追突防止システムにおける不要電波抑制方法。
  5. 自動車追突防止システムにおけるミリ波帯の電波を吸収する可とう性の電波吸収体が外面に取り付けられていることを特徴とする道路付帯設備。
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