JP2005088283A - 共押出多層フィルムおよびラミネートフィルム - Google Patents

共押出多層フィルムおよびラミネートフィルム Download PDF

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Abstract

【課題】 蓋材フィルムとして、より広い温度範囲で容易に安定したヒートシールをすることが可能で、油分を含む食品でもレトルト殺菌やボイル殺菌の加熱殺菌中の破袋に耐えてヒートシール部分の破損が防止でき、しかも、開封時にデラミネーションを起こすことなく、容易に開封することができるフィルムと、このフィルムと基材とを積層接着してなるラミネートフィルムを提供すること。
【解決手段】 プロピレン系樹脂(a)を含有してなるラミネート用樹脂層(A)と、プロピレン系樹脂(b1)および密度0.955g/cm以上の高密度ポリエチレン(b2)を合計で95重量%以上含有し、その重量比(b1)/(b2)が40/60〜75/25で、厚さが1〜15μmのヒートシール樹脂層(B)とが隣接して積層されている共押出多層フィルム、および、このフィルムの樹脂層(A)上に接着剤を介して基材が積層接着されているラミネートフィルム。
【選択図】 なし。

Description

本発明は、易開封性食品容器用蓋材として好適に使用できる共押出多層フィルムと、この共押出多層フィルム上に接着剤を介して基材が積層接着されたラミネートフィルムに関するものである。
従来、ポリプロピレンを主体とする合成樹脂包装体は、ボイル殺菌やレトルト殺菌による加熱殺菌が施される場合が多く、また、内容物も油成分を多く含む食品が充填され、殺菌時の破袋に耐えるような強固な熱封緘強度を施した包装体が広く使用されている。しかし、このような包装体を用いた場合、蓋材開封時に大きな力を要する為、内容物が漏れたり、汁が吹き出したりするという取り扱い上の煩わしさがあった。
そこで、開封を容易にすべく、メルトフロー8g/10分以下のポリプロピレンと、密度が0.935以上の高密度ポリエチレンを特定比率でブレンドしてなるシール層を有するイージーピール可能なフィルム、例えば、メルトフロー4g/10分のポリプロピレンと、密度が0.95の高密度ポリエチレンをブレンドしてなる厚さ50μmの単層シーラントフィルムに厚さ12μmのポリエステルフィルムをドライラミネートした易開封性ラミネートフィルムを蓋材フィルムとして使用する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ポリプロピレンと高密度ポリエチレンと低密度ポリエチレンを特定比率でブレンドしてなる単層シーラントフィルムを基材に積層してなる易開封性密封包装用積層材、例えば、プロピレン−エチレン共重合体と密度0.96g/cmの高密度ポリエチレンと密度0.922〜0.933g/cmの低密度ポリエチレンをブレンドしてなる厚さ30μmの単層シーラントフィルムに基材(ポリエステル12μm/アルミニウム40μm)をドライラミネートした易開封性ラミネートフィルムを蓋材フィルムとして使用する技術も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
これら特許文献1と2に記載された易開封性ラミネートフィルムは、ポリプロピレンとポリエチレンが非相溶であることを利用した凝集破壊によって易開封性を発現しているが、シーラントフィルム全体が凝集破壊を起こすため、開封時に基材とシーラントフィルムの層間でデラミネーションを起こし易いという問題があった。また、前記特許文献2では低密度ポリエチレンを含有させているため、シーラントフィルムの耐油性が低下し、油を多く含む食品を包装して120℃程度の加熱殺菌を施すと、油のシーラントフィルムへの浸透とシーラントフィルム中に含まれるポリエチレン成分の可塑化によってシール強度が極端に低下し、破袋を引き起こし易くなるという欠点があった。
さらに、易開封性フィルムとしては、プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体(a)、高密度ポリエチレン(b)及びポリブテン−1(c)とを含む樹脂組成物層(A)とプロピレン系樹脂(d)からなる基材層(B)、との少なくとも2層からなるシーラントフィルムが知られている(特許文献3参照。)。この特許文献3には、比較例1としてプロピレン−エチレンランダム共重合体80質量%と密度0.953の高密度ポリエチレン20質量%とからなる樹脂組成物層と、プロピレン単独重合体からなる基材層を有する2層構成のシーラントフィルムが記載されており、耐油性が比較的良好で、デラミネーションも発生しにくくなっているが、ヒートシール温度がやや高くなるとヒートシール強度が大きく上昇して、開封しにくくなったり、開封時にデラミネーションを発生し易くなる等の問題が発生する傾向が強く、容易に開封感良く、しかもデラミネーションの発生なしに開封できるヒートシール温度幅が狭いという欠点がある。
特開昭57−125047号公報(第2−3頁) 特開昭58−209550号公報(第2−3頁) 特開2002−234123号公報(第4−5頁、第9−11頁)
本発明の課題は、食品等の包装に用いられる蓋材フィルムとして、より広い温度範囲で容易に安定したヒートシールをすることが可能で、油分を含む食品でもレトルト殺菌やボイル殺菌の加熱殺菌中の破袋に耐えてヒートシール部分の破損が防止でき、しかも、開封時にデラミネーションを起こすことなく、容易に開封することができるフィルムと、このフィルムと基材とを積層接着してなるラミネートフィルムを提供することにある。
本発明者等は上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、プロピレン系樹脂(a)を含有してなるラミネート用樹脂層(A)と、プロピレン系樹脂(b1)および密度0.955g/cm以上の高密度ポリエチレン(b2)を合計で95重量%以上含有し、その重量比(b1)/(b2)が40/60〜75/25で、しかも、厚さが1〜15μmのヒートシール樹脂層(B)とが隣接して積層されている共押出多層フィルムをシーラントフィルムとして用いてなるラミネートフィルムは、従来より広い温度範囲で容易に安定したヒートシールをすることが可能で、開封時のデラミネーションもなく、耐油性に優れ、かつ易開封性に優れる包装体となることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、プロピレン系樹脂(a)を含有してなるラミネート用樹脂層(A)と、プロピレン系樹脂(b1)および密度0.955g/cm以上の高密度ポリエチレン(b2)を合計で95重量%以上含有し、その重量比(b1)/(b2)が40/60〜75/25で、しかも、厚さが1〜15μmのヒートシール樹脂層(B)とが隣接して積層されていることを特徴とする共押出多層フィルムを提供するものである。
さらに、本発明は、前記共押出多層フィルムのラミネート用樹脂層(A)上に接着剤を介して基材が積層接着されていることを特徴とするラミネートフィルムを提供するものである。
本発明の共押出多層フィルムおよびラミネートフィルムは、蓋材フィルムとして用いた場合、より広い温度範囲で容易に安定したヒートシールをすることが可能で、油分を含む食品でもレトルト殺菌やボイル殺菌の加熱殺菌中の破袋に耐えてヒートシール部分の破損が防止でき、しかも、開封時にデラミネーションを起こすことなく、容易に開封することができる。
本発明の共押出多層フィルムにおいて、ラミネート樹脂層(A)としては、プロピレン系樹脂(a)を含有してなる単層構成または多層構成の樹脂層、例えば、(1)プロピレン系樹脂(a)を90重量%以上含有してなる単層構成の樹脂層、(2)プロピレン−エチレン系共重合体を90重量%以上含有してなる樹脂層(A1)と、プロピレン単独重合体とを90重量%以上含有してなる樹脂層(A2)とを、前記樹脂層(A1)がラミネート側の最外層で、前記樹脂層(A2)がヒートシール樹脂層(B)の隣接層となるように積層してなる2層または3層構成の樹脂層であること好ましい。
前記(1)の単層構成の樹脂層としては、例えば、プロピレン−エチレン系共重合体を90重量%以上含有してなる樹脂層(A1)や、プロピレン単独重合体とを90重量%以上含有してなる樹脂層(A2)が挙げられる。
なお、前記ラミネート樹脂層(A)には、プロピレン系樹脂(a)以外の樹脂成分、例えば、プロピレン系樹脂(a)以外のオレフィン系樹脂や、プロピレン系フィルム製造時に発生するフィルム端部等の回収品等を混合することもできる。プロピレン系樹脂(a)以外の樹脂成分の混合割合は、ラミネート樹脂層中での含有率が10〜40重量%となる範囲である。また、前記プロピレン系樹脂(a)以外のオレフィン系樹脂としては、直鎖状低密度ポリエチレンが好ましい。
前記プロピレン系樹脂(a)としては、例えば、プロピレン単独重合体、プロピレンとエチレン、ブテン−1等のα−オレフインとの共重合体が挙げられ、共重合体としてはランダム共重合体、ブロック共重合体のいすれもが使用できる。なかでも好ましいものとしては、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体等が挙げられる。前記プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体等のプロピレン系ランダム共重合体としては、なかでもプロピレン由来成分含有率が90重量%以上のものが好ましく、92〜98重量%のものが特に好ましい。これらプロピレン系樹脂(a)は単独で用いても、混合して用いても構わない。
前記ラミネート樹脂層(A)の具体例としては、ラミネート側からヒートシール樹脂層に隣接する側に順に記載すると、
・HOPPと必要により回収品からなる樹脂層、
・COPPと必要により回収品からなる樹脂層、
・HOPPからなる樹脂層/(HOPPおよび・またはCOPP)と必要により回収品からなる樹脂層、
・COPPからなる樹脂層/(HOPPおよび・またはCOPP)と必要により回収品からなる樹脂層、
・HOPPからなる樹脂層/(HOPPおよび・またはCOPP)と必要により回収品からなる樹脂層/(HOPPおよび・またはCOPP)からなる樹脂層、
・COPPからなる樹脂層/(COPPおよび・またはHOPP)と必要により回収品からなる樹脂層/(HOPPおよび・またはCOPP)からなる樹脂層、
等が挙げられる。なお、ここにおいて、HOPPはプロピレン単独重合体、COPPはプロピレン−エチレンランダム共重合体、回収品はプロピレン系フィルム製造時に発生するフィルム端部等の回収品を、それぞれ示す。
本発明の共押出多層フィルムにおいて、ヒートシール樹脂層(B)としては、プロピレン系樹脂(b1)および密度0.955g/cm以上の高密度ポリエチレン(b2)を合計で95重量%以上含有してなる樹脂層であることが必須であり、プロピレン系樹脂(b1)および高密度ポリエチレン(b2)の合計の含有率が95重量%未満の樹脂層、例えば低密度ポリエチレンを5重量%より多く含有する樹脂層では、耐油性が低下し、油を含む食品の包装体の加熱殺菌によりシール強度が低下し、破袋を引き起こし易くなるため好ましくない。
前記プロピレン系樹脂(b1)としては、前記プロピレン系樹脂(a)と同様のプロピレン系樹脂がいずれも使用できるが、なかでもプロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレン−ブテン−1ランダム共重合体が好ましい。これらプロピレン系樹脂(b1)は単独で用いても混合して用いても構わない。
前記高密度ポリエチレン(b2)は、密度0.955g/cm以上であることが必須であり、なかでも密度0.957g/cm以上の高密度ポリエチレンが好ましい。密度0.955g/cm未満のポリエチレンでは耐熱性および耐油性が劣るヒートシール層となるため好ましくない。
また、前記高密度ポリエチレン(b2)としては、一般にフィルム成形等の押出成形で用いられる高密度ポリエチレン、例えばメルトフローレート(190℃)が0.02〜2g/10minの高密度ポリエチレンよりも流動性の良好な高密度ポリエチレン、例えばメルトフローレート(190℃)が5〜20g/10minの高密度ポリエチレンであることが、ポリプロピレンと共に溶融混練して押出成形した場合に比較的分散が良好となり、表面が平滑で透明性の良好なフィルムが得られることから好ましい。
前記ヒートシール樹脂層(B)において、プロピレン系樹脂(b1)と高密度ポリエチレン(b2)の重量比(b1)/(b2)としては、40/60〜75/25であることが必須であり、なかでも50/50〜72/28であることが好ましい。重量比(b1)/(b2)が40/60未満では、ヒートシール強度が低下するため好ましくなく、また75/25を越えると、ヒートシール温度がやや高くなるとヒートシール強度が大きく上昇して、開封しにくくなったり、開封時にデラミネーションを発生し易くなる等の問題が発生する傾向が強くなり、容易に開封感良く、しかもデラミネーションの発生なしに開封できるヒートシール温度幅が狭くなるため、やはり好ましくない。
本発明の共押出多層フィルムの厚さ(全厚)とヒートシール樹脂層(B)の厚さは、用途によって異なり、特に限定されるものではないが、包装容器の蓋材フィルムとして好適に使用できることから、全厚が10〜150μmで、ヒートシール樹脂層(B)の厚さが1〜15μmであることが好ましく、なかでも全厚が20〜80μmで、ヒートシール樹脂層(B)の厚さが2〜10μmであることが特に好ましい。ヒートシール樹脂層(B)の厚さが1未満では均一な厚さの樹脂層とすることが困難でヒートシール強度が不均一な樹脂層となりやすいため好ましくなく、また15μmを越えるとヒートシールの剥離部分に膜残りや毛羽立ち等による剥離外観の悪化があるため、やはり好ましくない。
本発明の共押出多層フィルムには、ラミネート層(A)およびヒートシール層(B)のいずれかあるいは全ての層に他の熱可塑性樹脂、熱安定剤、帯電防止剤、アンチブロッキング剤、スリップ剤、防曇剤等を本発明の目的を損なわない範囲で添加しても良い。
本発明の共押出多層フィルムの製造方法としては、特に限定されないが、共押出積層成形法、例えば、2台以上の押出機を用いて溶融押出する、共押出多層ダイス法、フィードブロック法等の公知の共押出法により溶融状態で積層した後、インフレーション、Tダイ・チルロール法等の方法で長尺巻フイルムに加工する方法が好ましく、Tダイを用いた共押出法がより好ましい。
本発明の共押出多層フィルムの製造に際してラミネート層(A)は、印刷の接着性や接着剤との接着性を向上させるために、表面処理を施すことが望ましい。
この表面処理の方法は、本発明の共押出多層フィルムを連続的に処理でき、かつ、製膜時に巻き取る前に容易に実施でき、処理の度合いも任意に調整できるコロナ放電処理が望ましい。なお、表面処理に関しては加熱下または不活性ガスの雰囲気下でコロナ放電もしくはプラズマ放電等の効果促進手法を用いても良い。
本発明の共押出多層フィルムを蓋材フィルムとして使用する際には、ラミネート層(A)上に任意の基材を積層接着したものが、熱封着性、開封性、強度等の性能に優れる点から好ましい。この積層接着される基材としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリアミド、塩化ビニリデン樹脂、エチレンビニルアルコール共重合体等からなる基材がある。またこれらの積層接着する基材は単層に限らず多層に積層したもの等が任意に選択できる。この積層接着する基材は二軸延伸加工されたフィルムをラミネート加工等で積層接着することが望ましく、ラミネート加工としては、ドライラミネート、サーマルラミネート、押出ラミネート等任意の方法を用いることができる。また、接着性樹脂を介して、共押出ラミネートで積層しても良い。この基材の厚さは特に限定されるものではないが、熱封着性、易開封性に優れるラミネートフィルムが得られることから5〜300μmが好適である。
以下に実施例と比較例を挙げて、本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。尚、例中の部及び%は全て重量基準である。
実施例1
ラミネート用樹脂層(A)をラミネート側のラミネート用樹脂層(A1)とヒートシール側のラミネート用樹脂層(A2)の2層構成とし、ラミネート用樹脂層(A1)用樹脂としてプロピレン単独重合体(a1)を用い、ラミネート用樹脂層(A2)用樹脂としてプロピレン単独重合体(a1)と本共押出多層フィルムの両端部の回収品(a2)とを(a1)/(a2)=90/10(重量比)で混合して用い、さらに、ヒートシール樹脂層(B)用樹脂としてプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(b1)とメルトフローレートが18g/10minである密度0.958g/cmの高密度ポリエチレン(b2)とを(b1)/(b2)=60/40(重量比)で混合して用い、ラミネート用樹脂層(A1)用押出機(口径40mm)とラミネート用樹脂層(A2)用押出機(口径40mm)とヒートシール樹脂層(B)用押出機(口径40mm)のそれぞれに供給し、共押出法により押出温度260℃でTダイから(A1)/(A2)/(B)の各層の厚さが15μm/27.5μm/7.5μmになるように押出し、40℃の水冷金属冷却ロールで冷却し、ラミネート樹脂層(A)の濡れ張力が40mN/mとなるようにコロナ放電処理を施した後、ロールに巻き取り、35℃の熟成室で48時間熟成させて、全厚が50μmの本発明の共押出多層フィルムを得た。
得られた共押出多層フィルムのラミネート樹脂層(A)側に、ウレタン系接着剤を使用して膜厚25μmの2軸延伸ナイロンフィルムをラミネートして、ラミネートフィルムを得た。
次いで、ラミネートフィルムを蓋材として、そのヒートシール樹脂層(B)と、プロピレン由来成分の含有率が95%のプロピレン−エチレンランダム共重合体のシートからなり、幅5mm、外径95mmφの円形で厚さが600μmの鍔部を有する、サラダ油を充填した容量150cm容器の鍔部とを重ね合わせ、包装機を使用して、温度150℃、160℃、170℃、180℃、185℃および190℃、時間1秒間、荷重150kgの条件でヒートシールして、各温度でヒートシールしてなる6種類の包装袋とした後、それぞれ120℃で30分間のレトルト殺菌を施し、冷却して、レトルト殺菌された包装袋を得た。
前記レトルト殺菌した包装体5個の鍔部(ヒートシール部)から、ヒートシール強度測定用サンプル(サンプル幅15mm)をそれぞれ等間隔で4サンプル切り出して得た合計20サンプルについて、温度23℃、引張速度300mm/min、90度剥離の条件下でヒートシール強度を測定した。結果を第1表に示す。
また、前記レトルト殺菌した包装体5個を、1mの高さから鉄板の上に落下させ、破袋の有無を確認し、全く破袋のなかったものを○、破袋が1以上あったものを×と評価した(落下テスト)。さらに、レトルト殺菌後の包装袋10個を手で開封し、適度な力で容易に滑らかに開封できたものを○、容易には開封せず開封しずらいもの、または極めて弱い力で開封してしまうものを△、開封に特に強い力が必要できれいに開封できないものを×と開封感を評価すると共に、開封時にデラミネーションの発生したものの個数を測定した。これらの結果も第1表に示す。
実施例2
ラミネート用樹脂層(A)をラミネート側のラミネート用樹脂層(A1)とヒートシール側のラミネート用樹脂層(A2)の2層構成とし、ラミネート用樹脂層(A1)用樹脂としてプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(a3)を用い、ラミネート用樹脂層(A2)用樹脂としてプロピレン単独重合体(a1)を用い、さらに、ヒートシール樹脂層(B)としてプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(b1)とメルトフローレートが18g/10minである密度0.958g/cmの高密度ポリエチレン(b2)とを(b1)/(b2)=60/40(重量比)で混合して用い、ラミネート用樹脂層(A1)用押出機(口径40mm)とラミネート用樹脂層(A2)用押出機(口径40mm)とヒートシール樹脂層(B)用押出機(口径40mm)のそれぞれに供給し、共押出法により押出温度260℃でTダイから(A1)/(A2)/(B)の各層の厚さが20μm/22.5μm/7.5μmになるように押出した以外は実施例1と同様にして、全厚が50μmの本発明の共押出多層フィルムを得、更に同様にしてラミネートフィルムを得た。
次いで、このラミネートフィルムを蓋材として用いた以外は実施例1と同様にして、ヒートシール温度条件の異なる6種類のレトルト殺菌を施した包装体を得た後、実施例1と同様にしてヒートシール強度の測定と、落下テストと、開封感の評価およびデラミネーション発生個数の測定とを行った。これらの結果を第1表に示す。
実施例3
ラミネート用樹脂層(A)をラミネート側のラミネート用樹脂層(A1)とヒートシール側のラミネート用樹脂層(A2)の2層構成とするが、ここで用いるラミネート用樹脂層(A1)用樹脂とラミネート用樹脂層(A2)用樹脂として、いずれもプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(a3)を用い、さらに、ヒートシール樹脂層(B)としてプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(b1)とメルトフローレートが18g/10minである密度0.958g/cmの高密度ポリエチレン(b2)とを(b1)/(b2)=70/30(重量比)で混合して用い、ラミネート用樹脂層(A1)用押出機(口径40mm)とラミネート用樹脂層(A2)用押出機(口径40mm)とヒートシール樹脂層(B)用押出機(口径40mm)のそれぞれに供給し、共押出法により押出温度260℃でTダイから(A1)/(A2)/(B)の各層の厚さが20μm/22.5μm/7.5μmになるように押出した以外は実施例1と同様にして、全厚が50μmの本発明の共押出多層フィルムを得、更に同様にしてラミネートフィルムを得た。
次いで、このラミネートフィルムを蓋材として用いた以外は実施例1と同様にして、ヒートシール温度条件の異なる6種類のレトルト殺菌を施した包装体を得た後、実施例1と同様にしてヒートシール強度の測定と、落下テストと、開封感の評価およびデラミネーション発生個数の測定とを行った。これらの結果を第1表に示す。
比較例1
プロピレン由来成分の含有率が96%で190℃におけるメルトフローレートが7g/10minであるプロピレン−エチレンランダム共重合体(b1)と、190℃におけるメルトフローレートが2g/10minである密度0.950g/cmの高密度ポリエチレン(b3)とを、(b1)/(b3)=70/30(重量比)で混合して、ラミネート用樹脂層(A1)用押出機(口径40mm)とラミネート用樹脂層(A2)用押出機(口径40mm)とヒートシール樹脂層(B)用押出機(口径40mm)のそれぞれに供給した以外は実施例1と同様にして、全厚が50μmの比較用の単層フィルムを得、更に同様にしてラミネートフィルムを得た。
次いで、このラミネートフィルムを蓋材として用いた以外は実施例1と同様にして、ヒートシール温度条件の異なる6種類のレトルト殺菌を施した包装体を得た後、実施例1と同様にしてヒートシール強度の測定と、落下テストと、開封感の評価およびデラミネーション発生個数の測定とを行った。これらの結果を第1表に示す。
比較例2
プロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(b1)とメルトフローレートが18g/10minである密度0.960g/cmの高密度ポリエチレン(b4)とメルトフローレートが7g/10minである密度0.923g/cmの低密度ポリエチレン(b5)とを、(b1)/(b4)/(b5)=50/25/25(重量比)で混合して、ラミネート用樹脂層(A1)用押出機(口径40mm)とラミネート用樹脂層(A2)用押出機(口径40mm)とヒートシール樹脂層(B)用押出機(口径40mm)のそれぞれに供給した以外は実施例1と同様にして、全厚が50μmの比較用の単層フィルムを得、更に同様にしてラミネートフィルムを得た。
次いで、このラミネートフィルムを蓋材として用いた以外は実施例1と同様にして、ヒートシール温度条件の異なる6種類のレトルト殺菌を施した包装体を得た後、実施例1と同様にしてヒートシール強度の測定と、落下テストと、開封感の評価およびデラミネーション発生個数の測定とを行った。これらの結果を第1表に示す。
比較例3
ラミネート用樹脂層(A)をラミネート側のラミネート用樹脂層(A1)とヒートシール側のラミネート用樹脂層(A2)の2層構成とするが、ここで用いるラミネート用樹脂層(A1)用樹脂とラミネート用樹脂層(A2)用樹脂として、いずれもプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(a3)を用い、さらに、ヒートシール樹脂層(B)としてプロピレン由来成分の含有率が96%のプロピレン−エチレンランダム共重合体(b1)とメルトフローレートが18g/10minである密度0.958g/cmの高密度ポリエチレン(b2)とを(b1)/(b2)=80/200(重量比)で混合して用い、ラミネート用樹脂層(A1)用押出機(口径40mm)とラミネート用樹脂層(A2)用押出機(口径40mm)とヒートシール樹脂層(B)用押出機(口径40mm)のそれぞれに供給し、共押出法により押出温度260℃でTダイから(A1)/(A2)/(B)の各層の厚さが20μm/22.5μm/7.5μmになるように押出した以外は実施例1と同様にして、全厚が50μmの本発明の共押出多層フィルムを得、更に同様にしてラミネートフィルムを得た。
次いで、このラミネートフィルムを蓋材として用いた以外は実施例1と同様にして、ヒートシール温度条件の異なる6種類のレトルト殺菌を施した包装体を得た後、実施例1と同様にしてヒートシール強度の測定と、落下テストと、開封感の評価およびデラミネーション発生個数の測定とを行った。これらの結果を第1表に示す。
Figure 2005088283
本発明の共押出多層フィルムと、この共押出多層フィルム上に接着剤を介して基材が積層接着されたラミネートフィルムは、ポリプロピレン系樹脂からなる食品容器の蓋材として好適に使用できる。

Claims (7)

  1. プロピレン系樹脂(a)を含有してなるラミネート用樹脂層(A)と、プロピレン系樹脂(b1)および密度0.955g/cm以上の高密度ポリエチレン(b2)を合計で95重量%以上含有し、その重量比(b1)/(b2)が40/60〜75/25で、しかも、厚さが1〜15μmのヒートシール樹脂層(B)とが隣接して積層されていることを特徴とする共押出多層フィルム。
  2. プロピレン系樹脂(b1)と高密度ポリエチレン(b2)の重量比(b1)/(b2)が50/50〜72/28である請求項1に記載の共押出多層フィルム。
  3. 高密度ポリエチレン(b2)がメルトフローレート(MFR)が5〜20g/10minで、密度が0.957g/cm以上の高密度ポリエチレンである請求項2に記載の共押出多層フィルム。
  4. プロピレン系樹脂(b1)がプロピレン−エチレン共重合体である請求項3に記載の共押出多層フィルム。
  5. ラミネート用樹脂層(A)が、プロピレン系樹脂(a)を90重量%以上含有してなる単層構成の樹脂層、または、プロピレン−エチレン系共重合体を90重量%以上含有してなる樹脂層(A1)と、プロピレン単独重合体とを90重量%以上含有してなる樹脂層(A2)とを、前記樹脂層(A1)がラミネート側の最外層で、前記樹脂層(A2)がヒートシール樹脂層(B)の隣接層となるように積層してなる2層または3層構成の樹脂層である請求項1〜4のいずれか1項に記載の共押出多層フィルム。
  6. 全厚が20〜80μmで、ヒートシール樹脂層(B)厚さが2〜10μmである請求項1〜4のいずれか1項に記載の共押出多層フィルム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の共押出多層フィルムのラミネート用樹脂層(A)上に接着剤を介して基材が積層接着されていることを特徴とするラミネートフィルム。
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