JP2005087388A - ゴルフティ用錘 - Google Patents
ゴルフティ用錘Info
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Abstract
【課題】ゴルフ競技の際に、ズボンのポケットなどに入れて持ち運ぶ必要のある複数の小物を一体的に持ち運びできるようにする。
【解決手段】 ティ本体1に非伸縮性ひも2と弾性ひも3を直列に連結する。ひも取付孔12を設け連結されるひも2,3に錘4を連結する。この錘4を磁石により形成する。ゴルフ競技中に持ち運ぶ小物のゴルフティに、例えば位置決めマーカー5などの被吸着片を錘に吸着して、一体的に持ち運びを可能とする。特に、錘4の中央に差込孔4aを形成して、ティ本体1の脚部10にひも2,3を巻き付けた上で、ティ本体1の先端を錘4の差込孔4a内に差し込むことによって、コンパクトに収容でき、競技者のポケット内に容易に収納して持ち運びが可能になる。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ゴルフ競技において、ティショットに用いるゴルフティ、特にゴルフティに連結する錘に関する。
ゴルフ競技において、ティショットする際にティグラウンドに突き刺して、ゴルフボールを載置するゴルフティや、グリーン上で先にパットする競技者の邪魔にならないように、自分のボールの位置に目印として置く位置決めマーカーなど、競技中にズボンのポケットなどに入れて持ち運ぶ小物がある。
ティショットする際には、ゴルフティをティグラウンドに突き刺し、このゴルフティの上にゴルフボールを載置した状態で、ゴルフ球をゴルフクラブにより強打するが、この際、ゴルフティも同時に強打されて飛んでいってしまい紛失してしまうことがあった。
特表2002−536087号公報には、ゴルフティの上面に軟らかく弾性を有する剛毛を環状に植生して、ゴルフティが飛んでいってしまうことを防止したゴルフティが開示されている。また、特開2002−65917号公報には、ゴルフティの中間にゴム条を介在させて、ゴルフティの頭部に加わる打撃による衝撃を吸収し、ゴルフティが飛んでいってしまうことを防止したゴルフティが開示されている。
しかしながら、特表2002−536087号公報や特開2002−65917号公報に開示された発明では、ゴルフティ自体が強打されることがあると、遠くに飛んでいってしまい、その課題を十分に解消できていない。このため、複数本のゴルフティを用意する必要がある。
このように、競技者は、ゴルフティや位置決めマーカーなどの複数の小物をズボンのポケットなどに入れて持ち運んでいる。
このため、競技者は、必要に応じてポケットから取り出して使用するが、目的とする小物を取り出すのに、一旦ポケットからほとんど全ての小物を取り出した上で、特定の小物を選択しているのが実情である。
この発明では、ズボンのポケットなどに入れて持ち運ぶ必要のある小物、特にゴルフティや位置決めマーカーを一体的に持ち運び可能とし、またそれぞれの取り出しを容易にすることを目的としている。
請求項1の発明では、ティ本体に連結されるひもに錘を連結し、錘を磁石により形成している。これにより、ゴルフ競技中に持ち運ぶ小物のゴルフティに、被吸着片、例えば位置決めマーカーなどを錘に吸着し、一体的に持ち運びを可能としている。
請求項2の発明では、ひもを伸縮可能な弾性ひもにより形成している。これにより、ティ本体が強打されても、錘が弾性ひもに連結されているので、錘に加わる衝撃力が緩和されて、ティアップした場所から近くにしか飛ばない。
請求項3の発明では、錘を円盤状に形成している。これにより、錘の表面または裏面に板状の小物を吸着することができる。
請求項4の発明では、錘にティ本体の先端を差し込み可能な差込孔を設けている。これにより、ティ本体の脚部にひもを巻き付けた上で、ティ本体の先端を錘の差込孔内に差し込むことによって、コンパクトに収容でき、競技者のポケット内に容易に収納して持ち運びが可能になる。
請求項5の発明では、錘に板状の位置決めマーカーを吸着可能にしている。これにより、位置決めマーカーをゴルフティと一体的に持ち運びが可能になる。
請求項6の発明では、ティ本体の中間部において、上部ティ本体と下部ティ本体の二つの部分により構成され、上部ティ本体の下部には、雄ねじ部の先端にピン部が設けられて短いゴルフティとされ、また、下部ティ本体の上部には雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されていて、上部ティ本体に螺合して長いゴルフティとすることができる。これにより、ゴルフティを二種類の高さに調節することができる。
請求項1の発明では、ティ本体に連結されるひもに錘を連結し、錘を磁石により形成している。これにより、ゴルフ競技中に持ち運ぶ小物のゴルフティに、位置決めマーカーなどの小物を錘に吸着して一体的に持ち運びができるので、これらの小物の紛失が防止され、また、ポケットから容易に取り出すことができる。
請求項2の発明では、ひもを伸縮可能な弾性ひもにより形成している。これにより、ティ本体が強打されても、ティアップした場所から近くにしか飛ばなくなり、ゴルフティの紛失を防止でき、多数のゴルフティを持ち運ぶ必要がなくなる。
請求項3の発明では、錘を円盤状に形成しているため、錘の表面または裏面に板状の被吸着物を一体的に持ち運ぶことが可能になる。
請求項4の発明では、錘にティ本体の先端を差し込み可能な差込孔を設けているため、コンパクトに持ち運ぶことができる。
請求項5の発明では、錘に板状の位置決めマーカーを吸着可能にしている。これにより、位置決めマーカーをゴルフティと一体的に持ち運びが可能になる。
請求項6の発明では、上部ティ本体と下部ティ本体により構成して、短いゴルフティと長いゴルフティの二種類の高さに調節することができるために、一本のゴルフティで、ロングホールとショートホールに対応できる。
ズボンのポケットなどに入れて持ち運ぶ必要のある小物を一体的に持ち運び可能とする目的を、ティ本体に連結されるひもに磁石により形成した錘を連結することによって実現した。
以下、この発明の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図1において、1はティ本体であって、先端がやや尖った脚部10と、上部に頭部11が形成されている。また、脚部10の中間には、ひも取付孔12が形成されている。頭部11の頂部には、図3に示すようにねじ孔13が形成されていて、これに螺合する雄ねじのキャップねじ部14を設けたキャップ15が取付けられている。このキャップ15の上面には、環状に複数の柔軟突片16が立設されて、ゴルフボールを載置可能とされている(図2参照)。
図1において、1はティ本体であって、先端がやや尖った脚部10と、上部に頭部11が形成されている。また、脚部10の中間には、ひも取付孔12が形成されている。頭部11の頂部には、図3に示すようにねじ孔13が形成されていて、これに螺合する雄ねじのキャップねじ部14を設けたキャップ15が取付けられている。このキャップ15の上面には、環状に複数の柔軟突片16が立設されて、ゴルフボールを載置可能とされている(図2参照)。
このように、この実施例では、柔軟突片16上にゴルフボールを載置することにしているので、ゴルフボールが強打されても、その衝撃力が柔軟突片16により緩和される。また、複数回使用されて柔軟突片16が傷みを生じても、ティ本体1にキャップ15が交換可能に取付けられているためにキャップ15のみを交換することができる。
なお、ティ本体1は、一体成形物としてもよいが、この実施例では、図4および図5に示しているように、中間部において、上部ティ本体1aと下部ティ本体1bの二つの部分により構成されている。この上部ティ本体1aの下部には、雄ねじ部17の先端にピン部18が設けられていて、下部ティ本体1bを取り外した状態の短いティ本体にすることが可能とされている。また、下部ティ本体1bの上部には雄ねじ部17に螺合する雌ねじ部が形成されていて、上部ティ本体1aに螺合することによって長いティ本体1とすることができる。これは、ロングホールとショートホールではティアップする高さが相違することに対応して、ティ本体1の高さを二種類に可変とする構成にされている。これにより、競技者は、一本のゴルフティで、ロングホールもショートホールにも対応可能とされている。
ひも取付孔12には、非伸縮性の非伸縮性ひも2が通して連結されている。このひも2は、凧糸などの強度と柔軟性のあるものが望ましく、この実施例では、図1に示すようにリング状に連結されて約15〜30cmの長さに調整されている。非伸縮性ひも2の他端には弾性ひも3が連結されている。この弾性ひも3は、ゴム糸が用いられており、3〜6cmの長さとしている。そして、弾性ひも3は、錘4に連結されている。
錘4は図6に示すように、直径約20mm、厚さ3mmの円盤状の磁石であって、その重量は約5〜10グラム程度とされている。ここで、この実施例1では、錘4の中央に直径5mmの差込孔4aによりリング形状とされているが、必ずしも、差込孔4aを形成する必要はない。この差込孔4aを形成した実施例においては、上面に外周から差込孔4aに至るひも通し溝4bが設けられている。そして、弾性ひも3を差込孔4aを利用して連結する際に、弾性ひも3がひも通し溝4b内に収容されて、錘4の表面に突出することなく連結される(図7参照)。
このようにして、ティ本体1は、非伸縮性ひも2、弾性ひも3を介して錘4に連結される。この錘4の表面に、被吸着片5が取り外し可能に吸着されている。被吸着片5としては、ゴルフ競技中に競技者が持ち運ぶ小物であって、この実施例1では、位置決めマーカーの例を示している。位置決めマーカー5は、グリーン上で、先にパットする競技者の邪魔にならないように、ボールを拾い上げ、その位置に目印として置くものである。
この実施例では、錘4とほぼ外径を同じとした薄板のスチール製とされ、図7に示すように、中央に錘4の差込孔4aと同径の中心孔5aが形成されて、錘4の上面に密着吸着される。また、位置決めマーカー5の表面には、競技者の名前などの種々の表示を施すことができる。この実施例では、競技者のハンディキャップ15であることを表す、「HC15」が表示されている(図1参照)。
この実施例のティ本体1をティアップするに際しては、位置決めマーカー5を錘4から外した上で、従来から知られているゴルフティと同様にティグラウンドに突き刺し、錘4を非伸縮性ひも2及び弾性ひも3が弛んだ状態にティグラウンド上に置くだけでよい。そしてティ本体1の頭部1b上にゴルフボールを載置して、プレーできる。
この実施例1に示すゴルフティを、実際にティアップして試験を行ったところ、ティアップした場所から約50cmの範囲内しか飛ばなかった。これにより、スイング後にゴルフティ1を容易に回収できて、紛失の怖れが無くなるために、複数本の予備ティを持ち運ぶ必要が無くなる。
また、持ち運びする際には、図8に示すように、ティ本体1の脚部1aの外周に非伸縮性ひも2および弾性ひも3を巻き付け、最後に弾性ひも3の弾性を利用して、位置決めマーカー5を吸着した状態で、錘4の差込孔4aに脚部1aの先端を差し込むことによって収納状態とすることができる。これにより、競技者のズボンのポケットなどにゴルフティ1と一緒にコンパクトに収容できて、紛失することが防止される。
そして、グリーン上で位置決めマーカー5を使用するに際しては、脚部1aから錘4を抜いた状態で、錘4から位置決めマーカー5を外して使用することができる。このように、この実施例では、一本のゴルフティで、ロングホールもショートホールにも対応可能であり、また、ゴルフティと位置決めマーカー5を一緒にしてポケット内に収容できるために、ポケットから容易に取出すことができる。
図9は、他の実施例の錘40を示し、磁石からなる錘本体41はその中央に直径5mmの差込孔41aによりリング形状とされている。この錘本体41の外周は、縁帯42により囲んでいる。この縁帯42には、リング状の取付部43が設けられている。取付部43にティ本体1に連結されているひもの他端が連結される。前述した実施例ではひも通し溝4bを設けているが、この実施例では、このひも通し溝4bを設ける必要が無く、また、縁帯42により装飾性に富んだ錘とすることができる。
1…ティ本体
2…非伸縮性ひも
3…弾性ひも
4…錘
4a…差込孔
5…位置決めマーカー
2…非伸縮性ひも
3…弾性ひも
4…錘
4a…差込孔
5…位置決めマーカー
Claims (6)
- ティ本体に連結されるひもに錘を連結し、該錘を磁石により形成していることを特徴とするゴルフティ用錘。
- ひもを伸縮可能な弾性ひもにより形成していることを特徴とする請求項1記載のゴルフティ用錘。
- 錘を円盤状に形成していることを特徴とする請求項1,2記載のゴルフティ用錘。
- 錘にティ本体の先端を差し込み可能な差込孔を設けていることを特徴とする請求項1〜3記載のゴルフティ。
- 錘に、被吸着片を吸着可能にしていることを特徴とする請求項1〜4記載のゴルフティ。
- ティ本体の中間部において、上部ティ本体と下部ティ本体の二つの部分により構成され、該上部ティ本体の下部には、雄ねじ部の先端にピン部が設けられて短いゴルフティとされ、また、前記下部ティ本体の上部には該雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成されて、該上部ティ本体に螺合して長いゴルフティとすることができることを特徴とする請求項1〜5記載のゴルフティ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003323184A JP2005087388A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | ゴルフティ用錘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003323184A JP2005087388A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | ゴルフティ用錘 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005087388A true JP2005087388A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34454330
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003323184A Withdrawn JP2005087388A (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | ゴルフティ用錘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005087388A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007132960A1 (en) * | 2006-05-12 | 2007-11-22 | Jae-Won Ru | Golf tee |
WO2022180436A1 (en) * | 2021-02-24 | 2022-09-01 | Aylward Louis | Ball support |
-
2003
- 2003-09-16 JP JP2003323184A patent/JP2005087388A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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