JP2005085016A - ソフトウェア成果物の登録システムおよびソフトウェア成果物の登録プログラム - Google Patents

ソフトウェア成果物の登録システムおよびソフトウェア成果物の登録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】開発プロセスを構成する作業項目毎の入出力として設計された成果物の品質を、設計段階で、規模的な観点から公平に判定することのできるソフトウェア成果物の登録システムを提供する。
【解決手段】開発プロセスを構成する作業項目毎の入出力として設計された成果物の品質を規模的な観点から判定するための指標とこの指標の基準値とを管理する手段を有するデータ管理部11と、設計された成果物の品質をデータ管理部11によって管理されている指標とその基準値に基づいて判定する手段を有する判定部12とを有するものである。これにより、成果物の品質を規模的な観点から公平に判定することができる。また、成果物の設計段階での品質判定が可能になることで、開発工程の後戻りが発生しにくくなり、開発期間の短縮を図ることができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、開発プロセスを構成する各作業項目の成果物をデータベースへ登録する際に、その成果物の品質を判定する機能を有するソフトウェア成果物の登録システムおよびソフトウェア成果物の登録プログラムに関する。
従来、ソフトウェア開発の場での成果物の品質の判定はコーディング完了後の試験工程において行われることが多かったが、この場合、品質上の問題が発見された場合、コーディング、さらには設計まで戻って修正を行う必要があった。
これを回避するために、設計工程の終了後にもこの設計工程の成果物(たとえば、機能仕様書,設計仕様書,フローチャート,コーディングシートなど)に対して品質の評価を行う方法が知られている(たとえば特許文献1、特許文献2を参照)。
たとえば、特許文献1では、設計工程を基本設計、機能設計、詳細設計などに分けて、それぞれの設計工程の成果物の検査を行い、不良が発見されたときに、その不良発生時点である設計工程に作業を差し戻すものとしている。
特開2002−175184号公報(段落0005,0006) 特開平5−313880号公報
また、ソフトウェア成果物の品質を評価する方法としては、プログラム単位、モジュール単位で、不良発生率の基準値を定めておき、この基準値に基づいて評価を行う方法(たとえば特許文献3を参照)がある。
特開平7−44360号公報
しかしながら、成果物に関しては、論理の矛盾がないことを確認するだけではなく、十分な品質が保たれているかを定量的に評価する必要がある。特に設計においては、明確な基準がないと、詳細化が不充分なまま次工程へと進んでしまう問題があった。また、人間系では確認はしばしば省略され、後工程で大きな問題として顕在化してしまうことがあった。ところが、これまでは、論理的な矛盾の検出のみで、成果物の品質における定量的な評価による不具合などが生じた場合には、設計工程への後戻りにより開発の遅れを招いてしまうという問題があった。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、開発プロセスを構成する作業項目毎の入出力として設計された成果物の品質を、設計段階で機能数や画面数などの規模的な観点から公平に判定することのできるソフトウェア成果物の登録システムおよびソフトウェア成果物の登録プログラムを提供することを目的としている。
目的を達成するために、この発明のソフトウェア成果物の登録システムは、開発プロセスを構成する作業項目毎の成果物の品質を規模的な観点から判定するための指標とこの指標の基準値とを管理するデータ管理部と、前記設計された成果物をデータベースに登録するとき、この成果物の品質を、データ管理部によって管理された指標とその基準値に基づいて判定する判定部とを有するものである。これにより、成果物の品質を規模的な観点から公平に判定することができる。また、成果物の設計段階での品質判定が可能になることで、開発工程の後戻りが発生しにくくなり、開発期間の短縮を図ることができる。
また、この発明において、判定部は、設計された成果物の指標毎の評価対象値を開発者に入力させる入力部と、設計された成果物の品質判定のための指標とその基準値をデータ管理部より検索する検索部と、入力部により入力された情報と検索部により検索された情報とを比較して、設計された成果物の品質を判定する品質判定部とを有するものであってもよい。
さらに、データ管理部は、作業項目毎の入出力である成果物の品質判定のための指標とこの指標の基準値とを複数のプロセスについて管理するものであってよい。また、品質判定部は、設計された成果物の品質判定の結果を表示するものとしてもよい。
さらに、この発明のプログラムは、開発プロセスを構成する作業項目毎の成果物の品質を規模的な観点から判定するための指標とこの指標の基準値とを管理する手段と、前記設計された成果物をデータベースに登録するとき、この成果物の品質を、前記管理されている前記指標とその基準値に基づいて判定する手段としてコンピュータを機能させるものである。これにより、成果物の品質を規模的な観点から公平に判定することができる。また、成果物の設計段階での品質判定が可能になることで、開発工程の後戻りが発生しにくくなり、開発期間の短縮を図ることができる。
以上説明したように、この発明によれば、開発プロセスを構成する作業項目毎の入出力として設計された成果物の品質を規模的な観点から公平に判定することができ、また、成果物の設計段階での品質判定が可能になることで、開発工程の後戻りが発生しにくくなり、開発期間の短縮を図ることができる。
以下、図面を参照して、この発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかるソフトウェア成果物の登録システムの構成を示すブロック図である。以下、ソフトウェア成果物を「成果物」と称する。
同図に示すように、この成果物の登録システムは、データ管理部11、判定部12、および複数のデータベース(以降「DB」と称する。)13とを備えている。データ管理部11および判定部12はそれぞれコンピュータを用いて実現されたものである。
データ管理部11は、プロセスに関する情報と、成果物の品質を規模的な観点から判定するための基礎データを管理するものである。ここで、成果物は、プロセスを構成する作業項目毎の入出力として設計された成果物のことである。
判定部12は、設計された成果物の品質を、データ管理部11に管理されているデータを用いて判定するものである。この成果物の品質の判定は、成果物のデータベースへの登録時に行われることとなっている。
データ管理部11は、全体制御部111、プロセス管理部112、メトリクス管理部113、基準値管理部114、PJ情報参照部115とを有している。
全体制御部111は、データ管理部11の全体の制御を行うものである。プロセス管理部112は、開発プロセスに関する各種情報の管理を行うものである。メトリクス管理部113は、成果物の品質を、その成果物のもつ機能数や画面数といった規模的な観点から判定するための指標であるメトリクスの管理を行うものである。基準値管理部114は、メトリクスに対する基準値の管理を行うものである。そしてPJ情報参照部115は、過去の開発プロジェクトに関する情報であるPJ情報を品質管理者Aにコンピュータに接続されている表示装置などを通じて提供するものである。これらプロセスに関する情報、メトリクス、基準値の登録は品質管理者Aからの要求により実行される。
判定部12は、品質判定の対象である設計成果物の管理を行うPJ情報管理部121と、登録されている設計成果物の品質の判定を行う品質判定部122と、品質判定部122または開発者Bからの要求に応じてDB13から必要な情報を検索して要求元に検索情報を返す情報参照部123とを有している。
DB13としては、関連情報DB131、プロセスDB132、メトリクスDB133、基準値DB134、PJ情報管理DB135などがある。これらのDB13の詳細については後で説明する。
図2は、品質管理者Aによって定義される開発プロセスの例である。同図に示すように、プロセスは複数の作業項目2111〜2115,2121〜2124,2131〜2134で構成されており、個々の作業項目には、その作業を行うために必須な入力成果物と、作業結果として得られる出力成果物とが定義されている。
たとえば、作業項目2111である「ユースケース定義」を例にとると、「ユースケース定義」の作業では、「機能要件」「業務フロー」「主な画面・帳票」「主な情報」の入力成果物2201に基づき「ユースケース図」「ユースケース仕様」の出力成果物2211が作成されることが定義されている。
また、「ユースケース定義」の作業項目2111の後段には次の作業項目2112として「クラス設定1」が接続されており、この「クラス設定1」の作業では、「ユースケース定義」の出力成果物2211である「ユースケース図」および「ユースケース仕様」と、他の作業項目2121である「画面・帳票定義」の出力成果物2221である「画面レイアウト」「画面一覧1」「帳票一覧」に基づき「クラス一覧1」「クラス図1」「シーケンス図1」が作成されることが定義されている。
次に、DB13の構成を説明する。
図3は、プロセスに関するデータの管理方式を示す図である。プロセスに関するデータは、プロセス管理テーブル301、個別プロセス定義302、プロセス内関係定義303、成果物定義304、成果物−プロセス関連定義305によって管理されている。ここで、成果物−プロセス関連定義305は図1の関連情報DB131に属し、プロセス管理テーブル301、個別プロセス定義302、プロセス内関係定義303は図1のプロセスDB132に属し、成果物定義304は図1のPJ情報管理DB135に属する。
図4は、プロセス管理テーブル301の構成を示す図である。プロセス管理テーブル301は、プロセスを識別するプロセスID、プロセス名称、プロセス規模、プロジェクト番号のデータ項目で構成される。このプロセス管理テーブル301には、複数の開発プロジェクトの開発プロセスのデータが格納できる。
図5は、個別プロセス定義302の構成を示す図である。個別プロセス定義302は、一つのプロセスを構成する作業項目に関するデータが格納されるテーブルであり、プロセスID、作業項目ID、作業項目名称、作業項目詳細のデータ項目により構成される。
図6は、プロセス内関係定義303の構成を示す図である。プロセス内関係定義303は、個別プロセス定義302で定義された作業項目間の時系の前後関係を定義したものであり、前作業項目のプロセスIDおよび作業項目IDと、次作業項目のプロセスIDおよび作業項目IDのデータ項目からなる。
図7は、成果物定義304の構成を示す図である。成果物定義304は、開発プロセスにおける個々の作業項目の入出力である成果物を定義する情報であり、定義された成果物を識別する成果物ID、成果物種別(名称)、成果物詳細のデータ項目で構成される。
図8は、成果物−プロセス関連定義305の構成を示す図である。成果物−プロセス関連定義305は、プロセスおよび作業項目とその成果物との関連、さらにはその成果物が当該作業項目の入力成果物であるか出力成果物であるかを定義する情報であり、成果物ID、プロセスID、作業項目ID、関連種別のデータ項目で構成される。関連種別は当該成果物IDが示す成果物が当該作業項目IDが示す作業項目にとって入力成果物であるか出力成果物であるかを示すものである。
図9は、成果物の品質を規模的な観点から判定するために必要な基礎データの管理方式を示す図である。成果物の品質を規模的な観点から判定するために必要な基礎データは、成果物定義401(図3の成果物定義304と同じもの)、成果物管理テーブル402、成果物−基準値関連テーブル403、基準値管理テーブル404、およびメトリクス管理テーブル405で管理されている。成果物定義401と成果物管理テーブル402は図1のPJ情報管理DB135に属する。成果物−基準値関連テーブル403は図1の関連情報DB131に属する。基準値管理テーブル404は図1の基準値DB134に属する。メトリクス管理テーブル405は図1のメトリクスDB133に属する。
図10は、成果物管理テーブル402の構成を示す図である。成果物管理テーブル402は、開発者Bによって設計された成果物(設計成果物)の管理を行うためのテーブルであり、個々の設計成果物に対してユニークに割り当てられる成果物管理ID、成果物種別(成果物の名称を示す。)、作業項目ID、開発プロジェクト番号、成果物の所在情報のデータ項目で構成される。成果物の所在情報とは、設計成果物の本体の置き場所(たとえばファイルシステム上のパスなど)を示す情報である。
図11は、成果物−基準値関連テーブル403の構成を示す図である。成果物−基準値関連テーブル403は、成果物定義401上の成果物と基準値との関連を管理するテーブルであり、成果物IDと基準値IDのデータ項目で構成される。
図12は、メトリクス管理テーブル405の構成を示す図である。メトリクス管理テーブル405は、設計された成果物の品質を規模的な観点から判定するための指標であるメトリクスを管理するためのテーブルであり、メトリクスID、メトリクスの内容、メトリクスの詳細のデータ項目からなる。ここで、メトリクスの内容とは、設計された成果物の品質を規模的な観点に基づいて判定するための指標、換言すれば定量的な尺度である。具体的には、ユースケース数、画面系クラス数などといったものがある。これらのメトリクスはたとえばビジネスロジックを用いたソフトウェアの規模的な充足度あるいは機能的な充実度を計るための指標となる。
図13は、基準値管理テーブル404の構成を示す図である。基準値管理テーブル404は、メトリクスとその基準値との関連を管理するためのテーブルであり、基準値ID、基準値、関連メトリクスIDのデータ項目で構成される。
次に、本実施形態の成果物の登録システムの動作を説明する。
図14は、データ管理部11の全体制御部111の処理手順を示すフローチャートである。
全体制御部111は、品質管理者Aから、コンピュータに接続されている入力装置から入力された処理要求を受け取ると(ステップ1401)、その処理要求が、プロセス登録・修正処理、メトリクス登録・修正処理、基準値登録・修正処理、成果物参照処理のいずれであるかを判断し(ステップ1402,1403,1404,1405)、判断した処理要求に対応する処理を呼び出す(ステップ1406,1407,1408,1409)。
図15は、データ管理部11のプロセス管理部112の処理手順(図14のステップ1406)を示すフローチャートである。
プロセス管理部112は、全体制御部111を通して品質管理者Aからのプロセス登録・修正処理に関する要求を受け取ると(ステップ1501)、その処理要求の種別(プロセスの新規登録/修正)によって処理を分ける(ステップ1502)。
処理要求がプロセスの新規登録の場合には、プロセスDB132(プロセス管理テーブル301、個別プロセス定義302、プロセス内関係定義303)および関連情報DB131(成果物−プロセス関連定義305、成果物−基準値関連テーブル403)に新規登録のためのエントリを作成した後(ステップ1502,ステップ1503)、品質管理者Aから与えられたプロセスに関する情報をプロセスDB132の新規エントリに登録し(ステップ1504)、さらに品質管理者Aから与えられた関連情報を関連情報DB131の新規エントリに登録する(ステップ1505)。
処理要求がプロセスの修正である場合にはステップ1502およびステップ1503の新規エントリの登録をスキップして、品質管理者Aから与えられた内容でプロセスDB132および関連情報DB131の内容を各々更新する(ステップ1505,ステップ1506)。
図22は、プロセスに関する情報を登録する具体的な方法を示す図である。プロセス定義用の画面221を表示し、この画面221上で、たとえば図2に示したような図形を使って表現したプロセス情報222を編集して、その内容をシステム側で解釈してプロセスDB132に各データを自動登録する方法などがある。あるいは、プロセスDB132の内容を表示装置の画面に表形式で表示させつつ、品質管理者Aが入力装置を用いてデータを手入力するようにしてもよい。
図16は、データ管理部11のメトリクス管理部113の処理手順(図14のステップ1407)を示すフローチャートである。
メトリクス管理部113は、全体制御部111を通して品質管理者Aからのメトリクス登録・修正処理に関する要求を受け取ると(ステップ1601)、その要求の種別(メトリクスの新規登録/修正)によって処理を分ける(ステップ1602)。
処理要求がメトリクスの新規登録の場合には、メトリクスDB133(メトリクス管理テーブル405)に新規登録のためのエントリを作成し(ステップ1603)、品質管理者Aから与えられたメトリクスの内容をメトリクスDB133の新規エントリに登録する(ステップ1604)。処理要求が既に登録済みのメトリクスの修正である場合にはステップ1603をスキップし、品質管理者Aから与えられた内容でメトリクスDB133の内容を更新する(ステップ1604)。
図17は、データ管理部11の基準値管理部114の処理手順(図14のステップ1408)を示すフローチャートである。
基準値管理部114は、全体制御部111を通して品質管理者Aからの基準値登録・修正処理に関する要求を受け取ると(ステップ1701)、その要求の種別(基準値の新規登録/修正)によって処理を分ける(ステップ1702)。処理要求が基準値の新規登録の場合には、基準値DB134(基準値管理テーブル404)に新規登録のためのエントリを作成し(ステップ1703)、品質管理者Aから与えられた基準値を基準値DB134の新規エントリに登録する(ステップ1704)。
基準値管理部114は、品質管理者Aから与えられた成果物と基準値との関連情報を関連情報DB131(成果物−基準値関連テーブル403)に登録する(ステップ1705)。処理要求が既に登録済みの基準値の修正である場合にはステップ1703をスキップし、品質管理者Aから与えられた内容で基準値DB134(基準値管理テーブル404)および関連情報DB131(成果物−基準値関連テーブル403)の更新を行う(ステップ1704,1705)。
図23は、メトリクスおよびその基準値を品質管理者Aに入力させるための画面231の例を示している。この画面231には、メトリクスの入力部232とそのメトリクスの基準値の入力部233が設けられている。これらの入力部232,233に、品質管理者Aから入力装置を使ってメトリクスおよびその基準値がそれぞれ入力された後、更新ボタン234が押されることによって、メトリクスDB133(メトリクス管理テーブル405)および基準値DB134(基準値管理テーブル404)へのデータ登録が実行される。
以上により、開発プロセスに関する情報と、そのプロセスにおける個々の作業項目の入出力成果物の品質を規模的な観点から評価するために必要な基礎データであるメトリクスとその基準値の登録が完了となる。
図18は、データ管理部11のPJ情報参照部115の処理手順(図14のステップ1409)を示すフローチャートである。
PJ情報参照部115は、全体制御部111を通して品質管理者AからのPJ情報の取得要求を受け取ると(ステップ1801)、その要求の内容に従ってPJ情報管理DB135(成果物定義304(401)、成果物管理テーブル402、)の検索を行い(ステップ1802)、その結果を品質管理者Aに表示装置などを通じて返す(ステップ1803)。
品質管理者Aは、このようにして、たとえば過去の開発プロジェクトのPJ情報を参考に、今後の開発プロジェクトで採用するメトリクスやその基準値を決めることができる。
次に、本実施形態の成果物の登録システムにおける判定部12の動作を説明する。
図19は、判定部12のPJ情報管理部121の処理手順を示すフローチャートである。PJ情報管理部121は、開発プロジェクト・リーダやメンバーなどの開発者Bからの設計成果物の登録処理要求を受けると(ステップ1901)、判定要求を品質判定部122に送り、品質判定部122からの応答である判定結果を取得する(ステップ1902)。この判定結果が品質OKである場合には、開発者Bより与えられた設計成果物に関する情報をPJ情報管理DB135に登録する(ステップ1903)。すなわち、成果物管理テーブル402への成果物管理ID、成果物種別(成果物の名称)、成果物分類ID、プロジェクト番号、所在情報などの登録が行われる。このとき、開発者Bは、当該設計成果物が成果物定義304上のどの成果物に属するものであるかを判断して成果物種別を決定する。また、判定結果が品質NGである場合には、PJ情報管理部121は、当該設計成果物の登録が不可である旨のメッセージを開発者Bに表示等により通知する(ステップ1904)。
このように、判定部12のPJ情報管理部121では、開発者Bからの設計成果物の登録処理要求が発生した場合に、その設計成果物の品質判定を実施し、品質OKならば、その設計成果物の登録を行うものとなっている。
また、他の実施の形態として、判定部12のPJ情報管理部121では、開発者Bからの設計成果物の登録要求および品質判定要求のそれぞれに対して、設計成果物の登録および品質判定を別々に行うようにしてもよい。図27は、この判定部12のPJ情報管理部121の処理手順の別の実施形態を示すフローチャートである。
すなわち、PJ情報管理部121は、開発プロジェクト・リーダやメンバーなどの開発者Bからの処理要求を受け取ると(ステップ2701)、その処理要求が、設計成果物の登録処理要求であるか、設計成果物の品質判定の要求であるかを判断する(ステップ2702、2703)。要求が設計成果物の登録処理要求であることを判断した場合には、PJ情報管理部121は、開発者Bより与えられた設計成果物に関する情報をPJ情報管理DB135に仮登録する(ステップ2704)。すなわち、成果物管理テーブル402への成果物管理ID、成果物種別(成果物の名称)、成果物分類ID、プロジェクト番号、所在情報などの登録が行われる。このとき、開発者Bは、当該設計成果物が成果物定義304上のどの成果物に属するものであるかを判断して成果物種別を決定する。なお、この登録はあくまで仮の登録であり、たとえば、仮登録であることを示すフラグ等の情報がPJ情報管理DB135に記録された情報に対して付加される。
また、PJ情報管理部121は、開発者Bからの処理要求が設計成果物の品質判定の処理要求であることを判断した場合には、判定要求を品質判定部122に送り、品質判定部122からの応答である判定結果を取得する(ステップ2705)。この判定結果が品質OKである場合には、PJ情報管理DB135に仮登録された情報を正規登録する(ステップ2706)。たとえば、PJ情報管理DB135に記録された情報に対して付加されている仮登録フラグの値を更新して正規登録フラグとする。判定結果が品質NGである場合には、PJ情報管理部121は、当該設計成果物の正規登録が不可である旨のメッセージを開発者Bに表示等により通知する(ステップ2707)。
図24は、設計成果物に関する情報を開発者Bに入力させる画面241の例を示している。この画面241には、プロジェクト番号の入力部242、設計成果物を入力または出力する「ユースケース定義」などの作業項目の入力部243、「ユースケース図」「ユースケース仕様」といった成果物種別(成果物の名称)の入力部244、設計成果物の所在情報(たとえばファイルシステム上のパスなど)の入力部245が設けられている。これらの入力部242−245に、入力装置を使って開発者Bよりデータがそれぞれ入力された後、登録ボタン246が押されることによって、成果物管理テーブル402へのデータ登録が実行される。
図20は、品質判定部122の処理手順(図19のステップ1905)を示すフローチャートである。
品質判定部122は、PJ情報管理部121を通して開発者Bからの品質判定の処理要求を受け取る(ステップ2001)。
ここで、開発者Bに品質判定の処理要求を入力させる方法の具体例を説明する。図25は、この判定要求を開発者Bに指定させるための画面251の例を示す図である。この画面251には、プロジェクト番号の入力部252、品質判定の対象である設計成果物の成果物種別(成果物の名称)の入力部253、当該設計成果物のメトリクス毎の評価対象値を開発者Bに入力させる入力部254,255,・・・・が設けられている。開発者Bは、この画面251上でプロジェクト番号、成果物種別、設計成果物のメトリクス毎の評価対象値をそれぞれ入力した後、判定ボタン256を押すことによって、上記入力データを含む品質判定の処理要求がPJ情報管理部121を通して品質判定部122に与えられる。
ここで、設計成果物のメトリクス毎の評価対象値とは、たとえば成果物種別が「ユースケース図」の場合、当該設計成果物に実際に用いられているユースケース数やアクタ数などの値である。このメトリクス毎の評価対象値を開発者Bに入力させる入力部254,255,・・・・に設定されるメトリクスの種類は、入力部253に入力された成果物種別に応じて自動的に変更されるようにしてもよい。これにより開発者Bは、品質判定のために最低限必要なメトリクスの評価対象値のみを入力するだけで済むようになる。
図20に戻って、品質判定部122は、このような品質判定の処理要求を受け取ると、情報参照部123へ情報参照処理の要求を発行する(ステップ2002)。この後、品質判定部122は、情報参照部123より、当該設計成果物に対応するメトリクスとその基準値を受け取る(ステップ2003)。情報参照部123が設計成果物に対応するメトリクスとその基準値を取得する処理については後で図21を用いて説明する。そして、品質判定部122は、情報参照部123より受け取ったメトリクス毎の基準値と、開発者Bより入力された当該設計成果物のメトリクス毎の評価対象値とを比較し、設計成果物が品質基準を満たしているかの判定を行い、その結果を表示装置などを通じてユーザに返す(ステップ2004)。
図26は、このとき開発者Bに表示される品質判定の判定結果の例を示している。開発者Bは、このような判定結果を参照することによって、次作業に進んでよいか、より品質を高める必要があるかの判断を行うことになる。
図21は、情報参照部123の処理手順(図20のステップ2002)を示すフローチャートである。以下に、図21および図9を主に参照して情報参照部123の処理手順を説明する。
情報参照部123は、品質判定部122からの処理要求を受け取ると(ステップ2101)、その処理要求に含まれる成果物種別(成果物名称)をもとに成果物定義304から対応する成果物IDを取得する(ステップ2102)。たとえば、処理要求に含まれる成果物種別(成果物名称)として「ユースケース図」が与えられた場合、図7の成果物定義304からその「ユースケース図」に対応する成果物IDとして「5」が取得される。次に、この成果物IDから図11の成果物−基準値関連テーブル403を参照して、対応する基準値IDを取得する(ステップ2103)。たとえば、成果物ID「5」に対して図11の成果物−基準値関連テーブル403からメトリクスの基準値ID「5」が取得される。さらに、この基準値IDから図13の基準値管理テーブル404を参照して該当する基準値と関連メトリクスIDを読み込む(ステップ2104)。たとえば、メトリクスの基準値ID「5」に対して図13の基準値管理テーブル404からメトリクスの基準値として「1サブシステムあたり30個まで」が、関連メトリクスIDとして「5」が得られる。続いて、この関連メトリクスIDをもとに図12のメトリクス管理テーブル405から、該当するメトリクスの内容を読み込む(ステップ2105)。たとえば、関連メトリクスID「5」に対して図12のメトリクス管理テーブル405からメトリクスの内容として「ユースケース数」が得られる。情報参照部123は、このようにして基準値管理テーブル404から読み込んだメトリクスの基準値とメトリクス管理テーブル405から読み込んだメトリクスの内容を品質判定部122に提供する(ステップ2106)。
以上説明したように、この実施形態のソフトウェア成果物の登録システムによれば、開発プロセスを構成する作業項目毎の入出力として設計された成果物の品質を規模的な観点から公平に判定することができる。また、成果物の設計段階での品質判定が可能になることで、開発工程の後戻りが発生しにくくなり、結果的に開発期間の短縮を図ることができる。
また、開発者の違いによる成果物の品質のバラツキ解消を図ることができる。さらに、過去の開発プロジェクトのPJ情報を参考にして、品質管理者Aが今後の開発プロジェクトで採用するメトリクスやその基準値を決めることができ、品質判定の基準にプロジェクト毎のバラツキが発生しにくくなる。
さらに、成果物の品質判定の判定結果がリアルタイムで開発者Bに与えられるので、プロセスの上流から下流へ向けて作業項目毎の入出力成果物を順番に設計して行く場合において、次の作業項目の入出力成果物の設計に移行してもよいかどうかを開発者Bが知ることができる。これにより、下流から上流への成果物設計の逆戻りも回避できるようになり、開発期間の短縮を図ることができる。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施形態にかかるソフトウェア成果物の登録システムの構成を示すブロック図である。 品質管理者Aによって定義される開発プロセスの例を示す図である。 プロセスに関するデータの管理方式を示す図である。 プロセス管理テーブル301の構成を示す図である。 個別プロセス定義302の構成を示す図である。 プロセス内関係定義303の構成を示す図である。 成果物定義304の構成を示す図である。 成果物−プロセス関連定義305の構成を示す図である。 成果物の品質を規模的な観点から判定するために必要な基礎データの管理方式を示す図である。 成果物管理テーブル402の構成を示す図である。 成果物−基準値関連テーブル403の構成を示す図である。 メトリクス管理テーブル405の構成を示す図である。 基準値管理テーブル404の構成を示す図である。 データ管理部11の全体制御部111の処理手順を示すフローチャートである。 データ管理部11のプロセス管理部112の処理手順(図14のステップ1406)を示すフローチャートである。 データ管理部11のメトリクス管理部113の処理手順(図14のステップ1407)を示すフローチャートである。 データ管理部11の基準値管理部114の処理手順(図14のステップ1408)を示すフローチャートである。 データ管理部11のPJ情報参照部115の処理手順(図14のステップ1409)を示すフローチャートである。 判定部12のPJ情報管理部121の処理手順を示すフローチャートである。 品質判定部122の処理手順(図19のステップ1905)を示すフローチャートである。 情報参照部123の処理手順(図20のステップ2002)を示すフローチャートである。 プロセスに関する情報を登録する具体的な方法を示す図である。 メトリクスおよびその基準値を品質管理者Aに入力させるための画面231の例を示す図である。 設計成果物に関する情報を開発者Bに入力させる画面241の例を示す図である。 成果物の品質判定要求を開発者Bに指定させるための画面251の例を示す図である。 開発者Bに表示される品質判定の判定結果の例を示す図である。 判定部12のPJ情報管理部121の処理手順の別の実施形態を示すフローチャートである。
符号の説明
11・・・・データ管理部、12・・・・判定部、13・・・・データベース(DB)、111・・・・全体制御部、112・・・・プロセス管理部、113・・・・メトリクス管理部、114・・・・基準値管理部、115・・・・情報参照部、121・・・・PJ情報管理部、122・・・・品質判定部、123・・・・情報参照部、131・・・・関連情報DB、132・・・・プロセスDB、133・・・・メトリクスDB、134・・・・基準値DB、135・・・・PJ情報管理DB、301・・・・プロセス管理テーブル、302・・・・個別プロセス定義、303・・・・プロセス内関係定義、304・・・・成果物定義、401・・・・成果物定義、402・・・・成果物管理テーブル、403・・・・成果物−基準値関連テーブル、404・・・・基準値管理テーブル、405・・・・メトリクス管理テーブル、A・・・・品質管理者、B・・・・開発者。

Claims (5)

  1. 開発プロセスを構成する作業項目毎の成果物の品質を規模的な観点から判定するための指標とこの指標の基準値とを管理するデータ管理部と、
    前記設計された成果物をデータベースに登録するとき、この成果物の品質を、前記データ管理部によって管理された前記指標とその基準値に基づいて判定する判定部と
    を有することを特徴とするソフトウェア成果物の登録システム。
  2. 前記判定部は、
    前記設計された成果物の指標毎の評価対象値を開発者に入力させる入力部と、
    前記設計された成果物の品質判定のための指標とその基準値を前記データ管理部より検索する検索部と、
    前記入力部により入力された情報と前記検索部により検索された情報とを比較して前記設計された成果物の品質を判定する品質判定部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のソフトウェア成果物の登録システム。
  3. 前記データ管理部は、前記成果物の品質判定のための指標とこの指標の基準値とを複数のプロセスについて管理することを特徴とする請求項1または2に記載のソフトウェア成果物の登録システム。
  4. 前記品質判定部は、前記設計された成果物の品質判定の結果を表示することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のソフトウェア成果物の登録システム。
  5. 開発プロセスを構成する作業項目毎の成果物の品質を規模的な観点から判定するための指標とこの指標の基準値とを管理する手段と、
    前記設計された成果物をデータベースに登録するとき、この成果物の品質を、前記管理されている前記指標とその基準値に基づいて判定する手段
    としてコンピュータを機能させることを特徴とするソフトウェア成果物の登録プログラム。
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