JPH10269076A - 進捗管理方式および記録媒体 - Google Patents

進捗管理方式および記録媒体

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JPH10269076A
JPH10269076A JP9069736A JP6973697A JPH10269076A JP H10269076 A JPH10269076 A JP H10269076A JP 9069736 A JP9069736 A JP 9069736A JP 6973697 A JP6973697 A JP 6973697A JP H10269076 A JPH10269076 A JP H10269076A
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evaluation
progress
input
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criterion
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JP9069736A
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Kazunori Shibouta
和典 思坊田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ソフトウェアの作成を何回も繰り返しながら開
発を進めていくスパイラル型の開発形態において、ソフ
トウェア開発の進捗度を定量的に把握する。 【解決手段】開発されたソフトウェアに対する発注者の
評価(満足度)を数値化するため、各評価項目を複数の
評価段階に区分し、その評価基準と各評価段階に対応す
る評価値とを評価基準情報として評価基準記憶手段2に
登録する。評価結果入力手段3は各評価項目と評価基準
のみを表示した入力画面により一つの評価段階を選択す
ることにより評価結果を入力させる。進捗度算出手段4
は入力された評価結果で評価基準記憶手段2を参照し評
価値を求め、あらかじめ設定された算出方法で各評価項
目の評価値から総合進捗度を算出し、進捗度表示手段5
が表形式またはグラフ形式で表示する。評価基準記憶手
段2の評価基準情報および進捗度算出手段4の算出方法
は評価基準入力手段1で設定および更新できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は進捗管理方式に関
し、特に、開発されたソフトウェアに対するユーザの評
価を定量化して総合進捗度を算出する進捗管理方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ソフトウェア開発などのプロ
ジェクトの進行状態の管理を支援するため、コンピュー
タを使用した種々の管理システムが提案されている。図
8は、特開平6―332911号公報に開示されている
従来の進捗管理方式の構成図である。図8に示す進捗管
理方式は、プロジェクト開発の開始時にプロジェクトの
各工程の工程計画値13と各工程が目標とする品質目標
値14とを計画値入力部11から入力して計画値記憶部
12に設定する計画設定手段10と、各工程の作業実績
である工程実績値23と当該作業実績に対応する品質実
績値24とを実績値入力部21から入力して実績値記憶
部22に収集する実績収集手段20と、プロジェクトの
各工程で進行状況,品質の評価結果を出力するための工
程評価基準33と品質評価基準34とを基準値入力部3
1から入力して基準値記憶部32に設定する基準設定手
段30と、計画設定手段10で設定した工程計画値1
3,品質目標値14と実績収集手段20で収集した工程
実績値23,品質実績値24とをそれぞれ比較する比較
部40と、比較部40で得られた比較結果を基準設定手
段30に設定した工程評価基準33及び品質評価基準3
4により評価して所定の形式で目標/実績対比評価表6
0を出力すると共に品質目標未達成のときには目標達成
ガイド70を出力する評価部50とで構成されている。
【0003】プロジェクトの開始に当たり、工程計画値
13として各工程の作業着手日,作業完了日等を、品質
目標値14としては数値化可能な品質評価対象を選択し
てデザインレビュー件数,コードレビュー件数,試験項
目数,誤り検出件数等の数値を、それぞれ計画値入力部
11から入力して計画値記憶部12に記憶させる。作業
開始後には、適宜に工程実績値23として実際の着手
日,完了日,実績作業量等を、品質実績値24としては
実際に発生したデザインレビュー件数,コードレビュー
件数,試験項目数,誤り検出件数等の数値を入力して実
績値記憶部22に記憶させる。比較部40は、工程実績
値23と工程計画値13とを比較して作業の遅れを、品
質実績値24と品質目標値14とを比較して目標達成度
合をそれぞれ数値として算出する。基準値記憶部32に
は、比較部40で算出される数値に対して工程の遅れを
どのように区分して見やすく段階表示し、どのようなと
きに警告表示するかの判定基準が工程評価基準33とし
て格納されている。同様に、品質目標に対する達成度合
の数値をどのように区分して評価し、表示または警告す
るかの判定基準が品質評価基準34として格納されてい
る。評価部50は、基準値記憶部32に記憶されている
基準を参照して比較部40で算出された数値を所定の形
式の目標/実績対比評価表60として出力すると共に、
品質目標未達成判断部51が品質目標が未達成であると
判断したときは目標達成ガイド70を出力する。
【0004】このような従来の進捗管理方式は、開発の
初めに設定した計画値,目標値に対して現在どの程度の
遅れがあり品質がどの程度かを数値で示すと共に、メッ
シュの濃淡等により見やすく段階的に区分表示し、必要
な場合には警告を表示することもできるため、開発作業
が上流工程から下流工程に順番に進められるウォータフ
ォール型の開発形態においては、開発プロジェクトの進
行過程の任意時点において、計画値,目標値に対して現
在の進捗状況を定量的および概括的に把握することがで
き、開発プロジェクトの進捗管理を有効に行うことがで
きる。
【0005】ソフトウェアの開発形態には、上述したウ
ォータフォール型の開発形態のほかに、ソフトウェアを
作成した直後に作成したソフトウェアをそのソフトウェ
アの発注者側(ユーザ)が評価し、評価で問題となった
点を開発者側が修正または再作成し、再び発注者側が評
価するという具合に何回もソフトウェアの作成を繰り返
しながらソフトウェア開発を進めていくスパイラル型の
開発形態がある。このスパイラル型の開発形態の場合に
は、繰り返し作業の全体に対して現在の状態がどの程度
の進捗状況にあるのかを定量的に判断できることが望ま
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の進捗管
理方式は、ウォータフォール型の開発形態では、開発プ
ロジェクトの進行過程の任意時点で進捗状況を定量的お
よび概括的に把握することができ有効であるが、何回も
ソフトウェアの作成を繰り返しながら開発を進めていく
スパイラル型の開発形態に対しては、効果的な適用が困
難である。
【0007】スパイラル型の開発形態の場合、一般的に
は、繰り返し開発の各回ごとに、ソフトウェアが出来上
がった時点で、開発者側は進捗度が100%(要求に合
ったものが完成した)という意識で発注者側の評価を受
ける。しかしながら、発注者側にとっては、それが最終
的に満足できるものでなければ進捗度100%という意
識はない。従って、出来上がったソフトウェアを発注者
側が評価したところ満足のいくものでなく、開発者側に
作業のやり直しを要求することになった場合には、開発
者側としてもソフトウェアが完成したわけではないの
で、実際の進捗度が100%ということにはならず、こ
のとき、どの程度の進捗度かを示す定量的な指標が望ま
れる。繰り返し開発においては、出来上がったソフトウ
ェアに対する発注者側の評価結果(満足度)が進捗度を
示す尺度そのものであり、これを考慮せずに開発者側の
作業の進み具合によってのみソフトウェア開発の進捗度
を管理する従来の進捗管理方式では対応することができ
ない。
【0008】本発明の目的は、開発者側がソフトウェア
の作成を何回も繰り返しながら開発を進めていくスパイ
ラル型の開発形態において、ソフトウェア開発の進捗度
を定量的に把握することができる進捗管理方式を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の進捗管理方式
は、発注者側の総合的な満足度を把握するための評価項
目と各評価項目を複数の評価段階に区分して評価するた
めの評価基準と各評価段階に対応して付与された評価値
とを含む評価基準情報を記憶した評価基準記憶手段と、
前記評価基準記憶手段に記憶された評価項目と評価基準
とを表示した入力画面により評価段階の一つを選択させ
て評価結果を取得する評価結果入力手段と、前記評価結
果入力手段で入力された各評価項目の評価結果と前記評
価基準記憶手段に記憶されている対応する各評価値とか
らあらかじめ設定された算出方法で総合進捗度を算出す
る進捗度算出手段と、前記進捗度算出手段で算出された
総合進捗度を各評価項目の評価値と共に所定の形式で表
示する進捗度表示手段とを備えて構成されている。
【0010】請求項2の進捗管理方式は、請求項1記載
の進捗管理方式において、前記評価基準記憶手段の評価
基準情報および前記進捗度算出手段の算出方法を設定ま
たは変更するための評価基準入力手段を備えたことを特
徴としている。
【0011】請求項3の進捗管理方式は、請求項1又は
請求項2記載の進捗管理方式において、前記評価結果入
力手段は、通信手段を介して離れた場所に設けられた端
末装置の画面上に入力画面を表示し、入力された評価結
果を転送させて取得する機能を有することを特徴として
いる。
【0012】請求項4の記録媒体は、発注者側の総合的
な満足度を把握するための評価項目と各評価項目を複数
の評価段階に区分して評価するための評価基準と各評価
段階に対応して付与された評価値とを含む評価基準情報
を記憶した評価基準記憶手段と、前記評価基準記憶手段
に記憶された評価項目と評価基準とを表示した入力画面
により評価段階の一つを選択させて評価結果を取得する
評価結果入力手段と、前記評価結果入力手段で入力され
た各評価項目の評価結果と前記評価基準記憶手段に記憶
されている対応する各評価値とからあらかじめ設定され
た算出方法で総合進捗度を算出する進捗度算出手段と、
前記進捗度算出手段で算出された総合進捗度を各評価項
目の評価値と共に所定の形式で表示する進捗度表示手段
とをコンピュータにより実現するためのプログラムを記
録して構成されている。
【0013】請求項5の記録媒体は、請求項4記載の記
録媒体において、前記評価基準記憶手段の評価基準情報
および前記進捗度算出手段の算出方法を設定または変更
するための基準設定手段をコンピュータにより実現する
ためのプログラムを含むことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図である。
【0016】図1に示す進捗管理方式は、開発されたソ
フトウェアに対する発注者の満足度を把握するための評
価項目と各評価項目を複数の評価段階に区分して評価す
るための評価基準と各評価段階に対応して付与された評
価値とを含む評価基準情報を記憶した評価基準記憶手段
2と、評価基準記憶手段2に記憶された評価項目と評価
基準とを表示した入力画面により評価段階の一つを選択
させ評価結果を取得する評価結果入力手段3と、評価結
果入力手段3で入力された各評価項目の評価結果から評
価基準記憶手段2に記憶されている対応する評価値を求
め、あらかじめ設定された算出方法で総合進捗度を算出
する進捗度算出手段4と、進捗度算出手段4で算出され
た総合進捗度を各評価項目の評価値と共に表示する進捗
度表示手段5と、評価基準記憶手段2の評価基準情報お
よび進捗度算出手段4の算出方法を設定または変更する
ための評価基準入力手段1とを備えて構成されている。
【0017】本発明の進捗管理方式は、ソフトウェア開
発プロジェクトの進捗度を開発者側の視点ではなくて発
注者側の視点で評価するものであり、評価基準記憶手段
2には、開発されたソフトウェアを発注者側の視点で総
合的に評価するための参照符号2aで示す評価項目(A
〜X)と、各評価項目をそれぞれ複数段階に区分し評価
するための参照符号2bで示す評価区分記号(A1〜A
n,X1〜Xm)と、各評価区分に該当すると判断する
ための基準となる参照符号2cで示す評価基準(定性的
または定量的な表現)と、各評価区分に与えられる参照
符号2cで示す評価値(当該評価項目の進捗度を示す百
分率などの数値)とから成る評価基準情報が記憶されて
いる。これらの情報は、評価基準入力手段1により、進
捗度算出手段4で使用する総合進捗度の算出方法と共
に、初期設定および追加,削除,変更などの更新を行う
ことができる。
【0018】評価結果入力手段3は、評価基準記憶手段
2に記憶された評価項目と評価基準とを表示した入力画
面を順次示し、各評価項目について表示された評価基準
を参照して評価区分の一つを選択することを評価者(発
注者)に対し要求する。入力された評価結果は進捗度算
出手段4に渡され、進捗度算出手段4は選択された各評
価項目の評価区分から評価基準記憶手段2を参照して対
応する評価値を求め、あらかじめ設定された算出方法に
従って総合進捗度を算出する。進捗度表示手段5は、進
捗度算出手段4で算出された総合進捗度と各評価項目の
評価値(項目進捗度)とを所定の表またはグラフ形式で
表示する。
【0019】以上により、発注者側は画面に表示された
評価基準に従って一つの評価区分を選択するという択一
方式で各評価項目を漏れなく評価することができ、開発
者側では総合進捗度および各評価項目の項目進捗度を示
す評価値を定量的に把握することができる。
【0020】次に、具体的な例を用いて図1の各手段の
動作を更に詳細に説明する。
【0021】図2は、評価基準記憶手段2に記憶される
評価基準情報を評価基準入力手段1により設定した具体
例を示す説明図である。前述したように、評価基準記憶
手段2に記憶される評価基準情報は、発注者側の視点で
評価するための評価項目と、各評価項目を複数段階に区
分して評価するための評価区分記号と、各評価区分に対
応する評価基準と、各評価区分に与えられる評価項目進
捗度を示す評価値から成る。評価基準入力手段1により
評価基準情報を初期設定する場合、図2(a)に示すよ
うな入力画面が表示され、この入力画面によって必要な
情報の入力を行う。図2(b)〜図2(d)は、評価項
目として画面デザイン,応答速度,品質の3項目を設定
し、各評価項目をそれぞれ4段階,5段階,6段階に区
分評価するよう設定した入力画面を示している。なお、
図2には、各評価項目の評価区分として6段階まで設定
できる例が示されている。
【0022】図2(b)に示す評価項目が画面デザイン
の場合、4段階に区分して評価を行い、各評価区分に対
応する評価基準として、「満足」「ほぼ満足」「かなり
不満足」「不満足」の四つの定性的な表現が設定され、
各評価区分に対応する評価値(項目進捗度)として、
「満足」のとき100%、「ほぼ満足」のとき80%、
「かなり不満足」のとき30%、「不満足」のとき0%
の数値がそれぞれ設定されており、評価区分記号“A
5”以下は空欄となっている。
【0023】評価項目が応答速度である図2(c)の場
合は、「満足な速度(1秒未満)」「ほぼ実用上問題な
い(1秒以上2秒未満)」「多少我慢すれば利用できる
(2秒以上3秒未満)」「実用にならない(3秒以上5
秒未満)」「遅すぎる(5秒以上)」の五つの定量的な
注釈を含む定性的な表現が設定されており、各評価区分
に対応する評価値として百分率表示の項目進捗度が設定
されている。
【0024】同様にして、図2(d)の評価項目が品質
の場合には、「大変よい(障害発生ゼロ)」「ほとんど
障害は発生しない」「ときどき障害が発生するが回避可
能」「ときどき回避できない障害が発生する」「頻繁に
障害が発生する」「システムダウンするような障害が発
生する」の六つの定性的な評価基準と、それぞれに対応
する評価値が設定されている。
【0025】図3は、評価結果入力手段3により表示さ
れる入力画面の説明図である。評価結果入力手段3は、
評価基準記憶手段2に格納されている評価基準情報のう
ちの評価項目と各評価区分に対応する評価基準と、評価
結果を記入および表示する評価結果欄とを画面表示し、
評価者(発注者)に対してマウス等による選択を要求す
る。評価者がマウス等により一つの評価区分を選択指定
すると、図3に示すように評価結果欄にマークが表示さ
れる。図3(a)の評価項目が画面デザインの場合は
「ほぼ満足」という評価区分が、図3(b)の評価項目
が応答速度の場合には「ほほ実用上問題ない(1秒以上
2秒未満)」という評価区分が、又、図3(c)の評価
項目が品質の場合には「ときどき障害が発生するが回避
可能」という評価区分がそれぞれ選択された場合を示し
ている。
【0026】進捗度算出手段4は、選択された各評価項
目の評価区分から評価基準記憶手段2を参照して該当す
る評価値を求め、あらかじめ設定された算出方法に従っ
て総合進捗度を算出する。すなわち、図3の各評価項目
の評価結果から、図2の評価基準情報の評価値を参照
し、画面デザイン,応答速度,品質の各評価項目に対応
して、それぞれ80%,80%,50%という評価値が
得られる。いま、総合進捗度をこれらの単純平均値とす
る算出方法が設定されていたとすると、開発ソフトウェ
ア全体の総合進捗度として、(80+80+50)÷3
から70%という数値が得られる。
【0027】進捗度算出手段4により算出された総合進
捗度と各評価項目の評価値(項目進捗度)は、進捗度表
示手段5により指定した所定の形式で画面に表示され、
要求によりプリント出力される。図4は、図3の評価結
果に対する表示例を示しており、図4(a)は表形式に
よる例を、図4(b)はグラフ形式による例を示してい
る。図4(a)の場合、進捗度の欄に進捗度算出手段4
で算出された総合進捗度70%が数値表示され、各評価
項目の評価値(項目進捗度)は表形式により、画面デザ
インの項目進捗度が80%、応答速度の項目進捗度が8
0%、品質の項目進捗度が50%であることが表示され
ている。図4(b)のグラフ表示の場合は、進捗度の欄
には総合進捗度70%が数値表示されるが、各評価項目
の項目進捗度はそれぞれ棒グラフで表示されている。
【0028】図5は、評価基準記憶手段2に記憶される
評価基準情報の設定または更新の手順を示すフローチャ
ートである。評価基準入力手段1を起動すると、まずス
テップS1で評価基準情報を設定,更新するための入力
画面が表示される。初期設定の場合には、図2(a)に
示すような入力画面が、更新の場合には、図2(b)〜
図2(d)のような入力済みの画面が表示される。ステ
ップS2では、表示された入力画面により評価項目,評
価基準,評価値を入力または更新する。このステップS
1〜ステップS3を評価項目の数だけ繰り返し、ステッ
プS4で、入力または更新された情報を評価基準記憶手
段2に記憶する。これらの評価基準情報は、一般にはソ
フトウェアの開発者側で入力するが、発注者側と打ち合
わせ合意のうえで作成することが望ましい。
【0029】図6は、評価結果入力手段3から各評価項
目の評価結果を入力し、進捗度算出手段4で算出された
総合進捗度を表示させるまでの手順を示すフローチャー
トである。まず、ステップS11で、開発されたソフト
ウェアに対する評価結果を入力する各評価項目の入力画
面が表示され、ステップS12で、各評価項目の評価結
果を入力する。すべての評価項目の入力が終了すると
(ステップS13)、ステップS14で、入力された評
価結果から進捗度算出手段4が開発されたソフトウェア
の総合進捗度を算出し、ステップS15で、進捗度表示
手段5が指定された形式で進捗表または進捗グラフを表
示する。この進捗表または進捗グラフは、ソフトウェア
の発注者側および開発者側の双方で見ることができる。
なお、ソフトウェアの評価および評価結果の入力は発注
者側が行う。
【0030】上述した実施の形態では、評価基準記憶手
段2の評価基準情報は、評価基準入力手段1により容易
に設定および更新できるものとした。しかしながら、評
価基準記憶手段2の評価基準情報は別に磁気記録媒体等
に作成し、一括して設定または更新することとして評価
基準入力手段1を省略することも可能である。
【0031】上述したように、本発明の進捗管理方式
は、開発者側がソフトウェア開発プロジェクトの進捗度
を自己の視点ではなく発注者側の視点で評価し管理しよ
うとするものであり、評価基準記憶手段2には発注者側
の視点での評価項目を設定し、評価結果入力手段3によ
り発注者側に評価結果の入力を求めるものである。この
ため、開発者側と発注者側の双方において入力および出
力を行う必要があり、携帯型の処理装置として構成する
ことが有効である。しかし、携帯型の装置として構成で
きない場合には、評価結果入力手段3に、発注者側の端
末からの要求によりオンライン接続処理して入力画面を
転送表示させ、評価結果を収集する機能を持たせるとよ
い。なお、やむを得ない場合には、評価結果の入力画面
をプリント出力し、発注者側が記入した評価結果を開発
者側で入力してもよい。
【0032】上述した具体例の説明においては、評価項
目として3項目のみを示し、各評価項目の評価値として
百分率表示の項目進捗度を用い、総合進捗度の算出方法
は各項目進捗度の単純平均とした。総合進捗度の算出方
法は上述の単純平均に限定されるものではなく、加重平
均等により算出するように設定してもよい。又、各評価
項目の評価値も百分率表示の数値に限定されるものでは
なく、他の数値や記号を用いても、総合進捗度の算出方
法を評価値に対応させて設定すればよい。
【0033】図7は、本発明の第2の実施の形態のシス
テム構成を示すブロック図で、入力装置6,出力装置
7,コンピュータ8及び記録媒体9で構成されている。
記録媒体9には、コンピュータ8に対して、第1の実施
の形態において説明した評価基準入力手段1,評価基準
記憶手段2,評価結果入力手段3,進捗度算出手段4及
び進捗度表示手段5を実現させるためのプログラムが記
録されている。記録媒体9からこれらのプログラムをコ
ンピュータ8の記憶部に読み込み、データ処理部で処理
することにより、第1の実施の形態について説明したと
同様な処理を行うことができる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の進
捗管理方式は、何回もソフトウェアの作成を繰り返しな
がら開発を進めていくスパイラル型の開発形態におい
て、出来上がったソフトウェアに対する発注者側の評価
結果(満足度)を選択形式で収集し、あらかじめ設定さ
れた条件で数値化し見やすく表示することができる。従
って、繰り返し作業の一回ごとに、作成されたソフトウ
ェアの状態を最終的に完成したソフトウェアに対する進
捗度の形で定量化して把握でき、進捗管理に有効に活用
することができる。
【0035】又、本発明の記録媒体を使用することによ
り、汎用のコンピュータにより上述した機能を容易に実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の評価基準入力手段による評価基準情報の
入力画面の説明図である。
【図3】図1の評価結果入力手段による評価結果の入力
画面の説明図である。
【図4】図1の進捗度表示手段による進捗度の表示例を
示す説明図である。
【図5】図1における評価基準情報の設定手順を示すフ
ローチャートである。
【図6】図1における評価結果の入力から表示までの処
理のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態のシステム構成を示
すブロック図である。
【図8】従来のプロジェクト進捗管理方式の一例の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 評価基準入力手段 2 評価基準記憶手段 3 評価結果入力手段 4 進捗度算出手段 5 進捗度表示手段 6 入力装置 7 出力装置 8 コンピュータ 9 記録媒体 10 計画設定手段 11 計画値入力部 12 計画値記憶部 13 工程計画値 14 品質目標値 20 実績収集手段 21 実績値入力部 22 実績値記憶部 23 工程実績値 24 品質実績値 30 基準設定手段 31 基準値入力部 32 基準値記憶部 33 工程評価基準 34 品質評価基準 40 比較部 50 評価部 51 品質目標未達成判断部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発注者側の総合的な満足度を把握するた
    めの評価項目と各評価項目を複数の評価段階に区分して
    評価するための評価基準と各評価段階に対応して付与さ
    れた評価値とを含む評価基準情報を記憶した評価基準記
    憶手段と、前記評価基準記憶手段に記憶された評価項目
    と評価基準とを表示した入力画面により評価段階の一つ
    を選択させて評価結果を取得する評価結果入力手段と、
    前記評価結果入力手段で入力された各評価項目の評価結
    果と前記評価基準記憶手段に記憶されている対応する各
    評価値とからあらかじめ設定された算出方法で総合進捗
    度を算出する進捗度算出手段と、前記進捗度算出手段で
    算出された総合進捗度を各評価項目の評価値と共に所定
    の形式で表示する進捗度表示手段とを備えたことを特徴
    とする進捗管理方式。
  2. 【請求項2】 前記評価基準記憶手段の評価基準情報お
    よび前記進捗度算出手段の算出方法を設定または変更す
    るための評価基準入力手段を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の進捗管理方式。
  3. 【請求項3】 前記評価結果入力手段は、通信手段を介
    して離れた場所に設けられた端末装置の画面上に入力画
    面を表示し、入力された評価結果を転送させて取得する
    機能を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の進捗管理方式。
  4. 【請求項4】 発注者側の総合的な満足度を把握するた
    めの評価項目と各評価項目を複数の評価段階に区分して
    評価するための評価基準と各評価段階に対応して付与さ
    れた評価値とを含む評価基準情報を記憶した評価基準記
    憶手段と、前記評価基準記憶手段に記憶された評価項目
    と評価基準とを表示した入力画面により評価段階の一つ
    を選択させて評価結果を取得する評価結果入力手段と、
    前記評価結果入力手段で入力された各評価項目の評価結
    果と前記評価基準記憶手段に記憶されている対応する各
    評価値とからあらかじめ設定された算出方法で総合進捗
    度を算出する進捗度算出手段と、前記進捗度算出手段で
    算出された総合進捗度を各評価項目の評価値と共に所定
    の形式で表示する進捗度表示手段とをコンピュータによ
    り実現するためのプログラムを記録した記録媒体。
  5. 【請求項5】 前記評価基準記憶手段の評価基準情報お
    よび前記進捗度算出手段の算出方法を設定または変更す
    るための基準設定手段をコンピュータにより実現するた
    めのプログラムを含むことを特徴とする請求項4記載の
    記録媒体。
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