JPH1078890A - レビューチェック項目管理装置及びレビューチェック項目管理方法 - Google Patents

レビューチェック項目管理装置及びレビューチェック項目管理方法

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JPH1078890A
JPH1078890A JP8231963A JP23196396A JPH1078890A JP H1078890 A JPH1078890 A JP H1078890A JP 8231963 A JP8231963 A JP 8231963A JP 23196396 A JP23196396 A JP 23196396A JP H1078890 A JPH1078890 A JP H1078890A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
review check
importance
review
check item
items
Prior art date
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Pending
Application number
JP8231963A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Ino
仁 猪野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH1078890A publication Critical patent/JPH1078890A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 重点的にレビューすべき対象とチェック項目
とがマッチしたレビューチェック項目リストを作成する
ことができるレビューチェック項目管理装置を提供す
る。 【解決手段】 複数のレビューチェック項目とその重要
度情報を格納するレビューチェック項目データベース1
と、このデータベース1中の各レビューチェック項目に
対して、その重要度情報を操作するデータベース操作手
段2と、前記データベース1中のレビューチェック項目
リストを、その重要度情報に基づいて、重要度順に並べ
替えて表示する表示制御手段3と、表示されたレビュー
チェック項目の中から、レビューチェック項目リストの
作成対象となるレビューチェック項目を選択して指定す
る選択手段4と、選択されたレビューチェック項目リス
トを出力する出力制御手段5とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ソフトウ
ェアのレビューにおいて、システムやプロジェクトの特
徴に応じて、レビューすべき対象とチェック項目とがマ
ッチしたレビューチェック項目リストを作成することが
できるようなレビューチェック項目管理装置及びレビュ
ーチェック項目管理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトウェアのレビューを行う上で、ど
のような項目についてレビューすべきかという示唆を与
えるレビューチェック項目は重要であり、ソフトウェア
製品の品質確保には欠かせないものである。また、一般
に、レビューチェック項目には、過去に発生したトラブ
ルの例や誰もが陥りやすい誤りが記録されているため、
レビューチェック項目を保持したデータベースを維持管
理することは情報を共有するという意味でも重要であ
る。
【0003】このようなレビューチェック項目に関する
従来技術としては、特開平7−225680号公報に示
されたような発明がある。この発明は、レビューチェッ
ク項目の網羅性を品質特性を用いて確認するというもの
で、品質特性から見て考慮抜けのない十分なレビューチ
ェック項目を提供する仕組みを与えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような網羅性の高いレビューチェック項目データベー
スは、さまざまなシステムやプロジェクトを横断した幅
広い範囲を対象としたものとなるため、そのレビューチ
ェック項目の数も膨大になりがちである。
【0005】一方、実用上は、システムやプロジェクト
の性質に応じて、チェックが必要なものと不必要なもの
が異なるため、膨大なレビューチェック項目について限
られた時間の中で一律にレビューすることは、レビュー
効率の低下をもたらし、かえってレビューの質を下げて
しまうという問題があった。
【0006】また、一般に、レビューチェック項目リス
トやレビューチェック項目データベースは、一度作られ
るとその後の改定があまりなされず、さまざまなシステ
ムでのレビュー結果や保守時のトラブル記録等が十分に
活かされない場合があった。さらに、さまざまな開発環
境やツールが次々に製品化されている現状にあっては、
レビューで用いられるレビューチェック項目の変化もま
すます早くなっている。
【0007】本発明は、上述したような従来技術の問題
点を解決するために提案されたもので、その目的は、レ
ビューすべき対象とチェック項目とがマッチしたレビュ
ーチェック項目リストを作成することができるレビュー
チェック項目管理装置及びレビューチェック項目管理方
法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載のレビューチェック項目管理装置
は、複数のレビューチェック項目と、該レビューチェッ
ク項目に関連づけられた重要度情報を格納するデータベ
ースと、前記データベース中の各レビューチェック項目
に対応する重要度情報を操作するデータベース操作手段
と、前記データベース中の各レビューチェック項目を、
前記データベース操作手段によって設定された重要度情
報に基づいて、重要度順に並べ替えて表示する表示制御
手段と、前記表示制御手段によって表示されたレビュー
チェック項目の中から、レビューチェック項目リストの
作成対象となるレビューチェック項目を選択する選択手
段と、前記選択手段によって選択されたレビューチェッ
ク項目を出力する出力制御手段とを備えたことを特徴と
するものである。
【0009】また、請求項8に記載のレビューチェック
項目管理方法は、請求項1に記載の発明を方法の観点か
ら捉えたものであって、複数のレビューチェック項目と
該レビューチェック項目に関連づけられた重要度情報を
格納するデータベースと、前記データベース中の各レビ
ューチェック項目に対応する重要度情報を操作するデー
タベース操作ステップと、前記データベース中の各レビ
ューチェック項目を、前記データベース操作ステップに
おいて設定された重要度情報に基づいて、重要度順に並
べ替えて表示する表示制御ステップと、前記表示制御ス
テップにおいて表示されたレビューチェック項目の中か
ら、レビューチェック項目リストの作成対象となるレビ
ューチェック項目を選択する選択ステップと、前記選択
ステップにおいて選択されたレビューチェック項目を出
力する出力制御ステップとを含むことを特徴とするもの
である。
【0010】上記のような構成を有する請求項1に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項8に記載の
レビューチェック項目管理方法においては、レビューチ
ェック項目とその重要度の情報をレビューチェック項目
データベースに保持することにより、レビューチェック
項目の数が多い場合でも、今から行おうとするレビュー
対象の性質や特徴に応じて、重要度の高いレビューチェ
ック項目を効率的に選び出すことができる。また、レビ
ューチェック項目に追加、削除などがある場合でも、デ
ータベース操作手段によって、レビューチェック項目の
重要度を再設定することができるので、レビューチェッ
ク項目やその重要度の情報の維持管理を容易に行うこと
ができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のレビューチェック項目管理装置において、前記データ
ベース操作手段が、前記選択手段によってあるレビュー
チェック項目が選択された場合に、その選択回数をその
レビューチェック項目の重要度として操作することを特
徴とするものである。
【0012】また、請求項9に記載のレビューチェック
項目管理方法は、請求項2に記載の発明を方法の観点か
ら捉えたものであって、請求項8に記載のレビューチェ
ック項目管理方法において、前記データベース操作ステ
ップが、前記選択ステップにおいてあるレビューチェッ
ク項目が選択された場合に、その選択回数をそのレビュ
ーチェック項目の重要度として操作する処理を含むこと
を特徴とするものである。
【0013】上記のような構成を有する請求項2に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項9に記載の
レビューチェック項目管理方法においては、各レビュー
において選択される頻度が高いレビューチェック項目
は、重要度の高いレビューチェック項目であるとみなし
て、その選択回数を一つの重要度の情報として用い、各
レビューチェック項目が選択されたときにこの情報を自
動的に記録することができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のレビューチェック項目管理装置におい
て、前記選択手段が、その選択手段によって選択された
レビューチェック項目について、レビュー時における重
要度を重要度情報として設定する設定手段をさらに備え
たことを特徴とするものである。
【0015】また、請求項10に記載のレビューチェッ
ク項目管理方法は、請求項3に記載の発明を方法の観点
から捉えたものであって、請求項8または請求項9に記
載のレビューチェック項目管理方法において、前記選択
ステップが、その選択ステップにおいて選択されたレビ
ューチェック項目について、レビュー時における重要度
を重要度情報として設定する設定処理をさらに含むこと
を特徴とするものである。
【0016】上記のような構成を有する請求項3に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項10に記載
のレビューチェック項目管理方法においては、あるレビ
ューにおいてより重点的にチェックすべき重要性の高い
レビューチェック項目に対して、そのレビューに固有の
重要度を設定することによって、レビュー者がより効率
的にチェックを行なうことができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請
求項3のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理
装置において、前記出力制御手段が、レビューチェック
項目リストを出力するに際し、各レビューチェック項目
について、その重要度を付加して出力するものであるこ
とを特徴とするものである。
【0018】また、請求項11に記載のレビューチェッ
ク項目管理方法は、請求項4に記載の発明を方法の観点
から捉えたものであって、請求項8乃至請求項10のい
ずれか一に記載のレビューチェック項目管理方法におい
て、前記出力制御ステップが、レビューチェック項目リ
ストを出力するに際し、各レビューチェック項目につい
て、その重要度を付加して出力する処理を含むことを特
徴とするものである。
【0019】上記のような構成を有する請求項4に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項11に記載
のレビューチェック項目管理方法においては、レビュー
チェック項目リストと共にその重要度を付加して出力す
ることができるので、レビュー者が各レビューチェック
項目の重要度を考慮しつつ、レビューチェック項目の管
理を行うことができる。
【0020】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理
装置において、前記表示制御手段が、前記データベース
操作手段によって設定された重要度の情報をパラメータ
とした重要度計算ルールを与えることによって、レビュ
ーチェック項目を重要度順に並べ替えて表示するもので
あることを特徴とするものである。
【0021】また、請求項12に記載のレビューチェッ
ク項目管理方法は、請求項5に記載の発明を方法の観点
から捉えたものであって、請求項8乃至請求項11のい
ずれか一に記載のレビューチェック項目管理方法におい
て、前記表示制御ステップが、前記データベース操作ス
テップにおいて設定された重要度の情報をパラメータと
した重要度計算ルールを与えることによって、レビュー
チェック項目を重要度順に並べ替えて表示する処理を含
むことを特徴とするものである。
【0022】上記のような構成を有する請求項5に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項12に記載
のレビューチェック項目管理方法においては、各レビュ
ーチェック項目に対して設定された複数の重要度の情報
の内、一つの観点からではなく複数の観点から選択した
重要度をパラメータとして計算ルールを与えることによ
り、より適切なレビューチェック項目を選択し、それら
を重要度の高い順に表示することができる。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理
装置において、前記データベース操作手段が、前記重要
度情報を所定の重要度計算ルールに従って再設定する再
設定手段と、複数のレビューチェック項目を統合する統
合手段を備え、前記統合手段によって前記複数のレビュ
ーチェック項目を統合する際に、前記再設定手段によっ
て前記重要度情報を再設定することを特徴とするもので
ある。
【0024】また、請求項13に記載のレビューチェッ
ク項目管理方法は、請求項6に記載の発明を方法の観点
から捉えたものであって、請求項8乃至請求項12のい
ずれか一に記載のレビューチェック項目管理方法におい
て、前記データベース操作ステップが、前記重要度情報
を所定の重要度計算ルールに従って再設定する再設定処
理と、複数のレビューチェック項目を統合する統合処理
を含み、前記統合処理によって前記複数のレビューチェ
ック項目を統合する際に、前記再設定処理によって前記
重要度情報を再設定することを特徴とするものである。
【0025】上記のような構成を有する請求項6に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項13に記載
のレビューチェック項目管理方法においては、レビュー
チェック項目データベース中の複数のレビューチェック
項目を統合する場合に、重要度の情報の再設定に関する
計算ルールを与えることによって、レビューチェック項
目データベース中のレビューチェック項目に対する各種
重要度の情報を自動的に再設定することができる。
【0026】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理
装置において、前記データベース操作手段が、前記重要
度情報を所定の重要度計算ルールに従って再設定する再
設定手段と、複数のレビューチェック項目を分割する分
割手段を備え、前記分割手段によって前記複数のレビュ
ーチェック項目を分割する際に、前記再設定手段によっ
て前記重要度情報を再設定することを特徴とするもので
ある。
【0027】また、請求項14に記載のレビューチェッ
ク項目管理方法は、請求項7に記載の発明を方法の観点
から捉えたものであって、請求項8乃至請求項12のい
ずれか一に記載のレビューチェック項目管理方法におい
て、前記データベース操作ステップが、前記重要度情報
を所定の重要度計算ルールに従って再設定する再設定処
理と、複数のレビューチェック項目を分割する分割処理
を含み、前記分割処理によって前記複数のレビューチェ
ック項目を分割する際に、前記再設定処理によって前記
重要度情報を再設定することを特徴とするものである。
【0028】上記のような構成を有する請求項7に記載
のレビューチェック項目管理装置及び請求項14に記載
のレビューチェック項目管理方法においては、レビュー
チェック項目データベース中のレビューチェック項目を
分割する場合に、重要度の情報の再設定に関する計算ル
ールを与えることによって、レビューチェック項目デー
タベース中のレビューチェック項目に対する各種重要度
の情報を自動的に再設定することができる。
【0029】請求項15に記載のレビューチェック項目
管理装置は、複数のレビューチェック項目のそれぞれに
関連づけられた重要度情報を操作する操作手段と、前記
操作手段によって設定された重要度情報に基づいて、前
記複数のレビューチェック項目を重要度順に並べ替える
並べ替え手段と、前記並べ替え手段によって並べ替えら
れたレビューチェック項目を表示する表示手段と、前記
表示手段によって表示されたレビューチェック項目の中
から、所定のレビューチェック項目を選択する選択手段
と、前記選択手段によって選択されたレビューチェック
項目を出力する出力手段とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0030】また、請求項16に記載のレビューチェッ
ク項目管理方法は、請求項15に記載の発明を方法の観
点から捉えたものであって、複数のレビューチェック項
目のそれぞれに関連づけられた重要度情報を操作する操
作ステップと、前記操作ステップにおいて設定された重
要度情報に基づいて、前記複数のレビューチェック項目
を重要度順に並べ替える並べ替えステップと、前記並べ
替えステップにおいて並べ替えられたレビューチェック
項目を表示する表示ステップと、前記表示ステップにお
いて表示されたレビューチェック項目の中から、所定の
レビューチェック項目を選択する選択ステップと、前記
選択ステップにおいて選択されたレビューチェック項目
を出力する出力ステップとを含むことを特徴とするもの
である。
【0031】上記のような構成を有する請求項15に記
載のレビューチェック項目管理装置及び請求項16に記
載のレビューチェック項目管理方法においては、レビュ
ーチェック項目に追加、削除などがある場合でも、操作
手段によって、レビューチェック項目の重要度を適宜操
作することができるので、レビューチェック項目やその
重要度情報の維持管理を容易に行うことができる。ま
た、複数のレビューチェック項目を重要度順に並べ替え
る並べ替え手段を備えたことにより、重要度の高いレビ
ューチェック項目を瞬時に判断することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して具体的に説明する。なお、本実施形
態においては、ソフトウェアのレビューチェック項目管
理装置を例に説明する。
【0033】[1.第1実施形態]本実施形態は、本発
明の基本的な態様を示したものであり、請求項1及び請
求項8に記載の発明に対応するものである。
【0034】すなわち、本実施形態のソフトウェアレビ
ューチェック項目管理装置は、図1に示したように、ソ
フトウェアのレビューで用いる複数のレビューチェック
項目とその重要度情報を格納するレビューチェック項目
データベース1と、このレビューチェック項目データベ
ース1中の各レビューチェック項目に対して、その重要
度情報を操作するデータベース操作手段2と、前記レビ
ューチェック項目データベース1中のレビューチェック
項目を、前記データベース操作手段2によって設定され
た重要度情報に基づいて、重要度順に並べ替えて表示す
る表示制御手段3と、この表示制御手段3によって表示
されたレビューチェック項目の中から、レビューチェッ
ク項目リストの作成対象となるレビューチェック項目を
選択する選択手段4と、この選択手段4によって選択さ
れたレビューチェック項目を出力する出力制御手段5と
を備えている。また、前記データベース操作手段2、表
示制御手段3及び選択手段4には入力装置6が接続さ
れ、さらに、前記表示制御手段3には表示装置7が接続
されている。なお、前記表示制御手段3は、複数のレビ
ューチェック項目を重要度順に並べ替える並べ替え手段
と、この並べ替え手段によって並べ替えられたレビュー
チェック項目を表示する表示手段とから構成することも
できる。
【0035】また、前記データベース操作手段2によっ
て設定される重要度情報は、さまざまな重要度の要素か
らなっており、この重要度の要素は種々の観点から設定
することができる。例えば、データベース機能を持つソ
フトウェアのレビューにおけるレビューチェック項目の
重要度、ウィンドウベースのGUI機能を持つソフトウ
ェアのレビューにおけるレビューチェック項目の重要
度、初級技術者に対するレビューにおけるレビューチェ
ック項目の重要度、上級技術者に対するレビューにおけ
るレビューチェック項目の重要度、短納期で開発する小
規模システムに対するレビューにおけるレビューチェッ
ク項目の重要度、各レビューでそのレビューチェック項
目がどのくらい選択されているか(そのレビューチェッ
ク項目が選択された回数)、各レビュー時にそのレビュ
ーチェック項目がどのくらい発見されているか(レビュ
ー時に発見された問題点の件数)、各レビュー後(試験
等)にそのレビューチェック項目がどのくらい発見され
ているか(レビュー後に発見された問題点の件数)など
の重要度の要素がある。このように、発見された問題点
の件数や、レビューチェック項目が選択された回数も、
重要度の要素の一つとして考えることができる。
【0036】上記のように構成された本実施形態のソフ
トウェアレビューチェック項目管理装置は、以下に述べ
るように作用する。すなわち、レビューチェック項目デ
ータベース1には、データベース操作手段2によって、
あらかじめレビューチェック項目とその重要度の情報が
与えられている。このデータベース操作手段2による操
作は、所定の情報の入力、追加、変更、削除、統合、分
割等からなり、レビューの前後に限らず、所望の時期に
これらの操作を行えるように構成されている。
【0037】ここで、あるシステムのある回のレビュー
の実施にあたり、レビューチェック項目リストが作成さ
れていく様子を、図2に示したフローチャートを参照し
て説明する。まず、レビューチェック項目リストの作成
者であるユーザは、入力装置6から表示制御手段3に対
して、重要度の表示方法を指示する(ステップ21)。
例えば、「どの重要度の要素に基づいて表示すべきであ
るか」、「どの重要度の組み合わせに基づいて表示すべ
きであるか」といったものである。
【0038】次に、ユーザは、入力装置6から表示制御
手段3に対して、レビューチェック項目を表示するよう
に指示を与える(ステップ22)。すると、表示制御手
段3は、レビューチェック項目データベース1に格納さ
れたレビューチェック項目のリストを、上記で設定され
た重要度の情報を用いて重要度順に表示装置7に表示す
る(ステップ23)。なお、かかる表示については、レ
ビューチェック項目データベース1中に蓄積された重要
度を付加して表示することもできる(請求項4及び請求
項11に対応)。
【0039】次に、表示装置7に重要度順に表示された
レビューチェック項目とその重要度に基づいて、ユーザ
ーが各レビューチェック項目の必要性を判断し、入力装
置6を介して選択手段4によって必要なレビューチェッ
ク項目を選択する(ステップ24)。なお、ユーザーに
よって選択されたという情報は、レビューチェック項目
データベース1に記録される。
【0040】そして、ユーザーが、前記選択手段4によ
って選択されたレビューチェック項目を出力するよう
に、出力制御手段5に指示することによって、選択され
たレビューチェック項目がレビューチェック項目データ
ベース1に記録された情報に基づいてレビューチェック
項目リストとして出力される(ステップ25、26)。
【0041】続いて、レビューチェック項目データベー
ス1の一例を示した図3について説明する。図3に示し
たレビューチェック項目データベース1は、縦軸にレビ
ューチェック項目を、横軸に各レビューチェック項目に
対する重要度の要素a〜fをとっている。なお、これら
の重要度の要素a〜fは、いくつかの異なる観点から採
用されたものであり、この例では、各重要度の要素a〜
fに対する重要度を数値で表しており、相対的に数字が
大きい方が高い重要度を示している。また、空欄はレビ
ューチェック項目に対するその観点からの重要度はない
ということを示している(すなわち、そのレビューチェ
ック項目とその重要度の要素とは無関係であるため、特
にチェックする必要はないことを意味している)。
【0042】また、これらの重要度の要素a〜fは、い
くつかのカテゴリーに分割して分類表示することもでき
る。例えば、「a〜cは人間が設定する重要度」、「d
〜fはレビュー実施に伴い定量的に得られる重要度」と
いうように分けて表示することもできる。
【0043】次に、図4は、表示制御手段3において、
レビューチェック項目データベース1に格納されたレビ
ューチェック項目のリスト(図3参照)の内、重要度の
要素dに関係のあるレビューチェック項目のみを、その
重要度に従って、選択的にかつ重要度が高い順に表示装
置に表示している例を示したものである。なお、レビュ
ーチェック項目は単に重要度順に表示するだけでなく、
いくつかのカテゴリーに分割して分類表示することもで
きる。例えば、各レビューチェック項目にカテゴリーの
属性を付し、「設計に関連したレビューチェック項
目」、「DBの実装に関するレビューチェック項目」、
「安全性に関するレビューチェック項目」等のカテゴリ
ー毎に、その重要度の順に表示することもできる。
【0044】さらに、図4に示したように、表示された
重要度の情報を参考にして、ユーザーが選択手段4を介
してレビューしたいチェック項目を選択できるように構
成することもできる。すなわち、最左欄のレ点によるチ
ェックは、表示制御手段3によって表示された情報か
ら、ユーザーがレビューチェック項目を選択した様子を
示している。そして、図4に示した選択に従って出力制
御手段5によって出力されるレビューチェック項目リス
トは、図5に示したようになる。
【0045】続いて、レビューチェック項目データベー
ス1をメンテナンスする手順について、図6のフローチ
ャートに従って説明する。まず、レビューチェック項目
データベース1の管理者は、そのデータベース1に必要
なレビューチェック項目を、入力装置6からデータベー
ス操作手段2を用いて入力する(ステップ61)。同様
に、いくつかの重要度の要素も入力装置6からデータベ
ース操作手段2を用いて設定する(ステップ62)。
【0046】次に、各レビューチェック項目に対してそ
れぞれの重要度の要素に関する重要度を、入力装置6か
らデータベース操作手段2を用いて入力する(ステップ
63)。続いて、レビューチェック項目に追加があるか
否か、また、レビューチェック項目データベース1を整
理する必要があるか否かが判断される(ステップ6
4)。そして、レビューチェック項目が新たに追加され
たり、レビューチェック項目データベース1を整理する
必要がある場合には、入力装置6からデータベース操作
手段2を用いて、レビューチェック項目の追加、統合、
分割等を行なう(ステップ65)。なお、これらの操作
は、レビューチェック項目データベース1の中に入って
いる情報を、表示制御手段3によって表示装置7に表示
しながら行なうこともできる。また、上述したように、
レビューチェック項目は単に重要度順に表示するだけで
なく、いくつかのカテゴリーに従って分類表示すること
もできる。
【0047】次に、追加、統合、分割等をしたレビュー
チェック項目に対しては、入力装置6からデータベース
操作手段2を用いて、そのレビューチェック項目の重要
度を再設定する(ステップ66)。一方、レビューチェ
ック項目の追加、統合、分割等がなくても(ステップ6
4)、あるレビューチェック項目の重要度が変わったと
きには(ステップ67)、同じく入力装置6からデータ
ベース操作手段2を用いて、そのレビューチェック項目
の重要度を再設定する(ステップ66)。
【0048】このように、本実施形態のレビューチェッ
ク項目管理装置によれば、レビューチェック項目とその
重要度の情報をレビューチェック項目データベースに保
持することにより、レビューチェック項目の数が多い場
合でも、今から行おうとするレビュー対象の性質や特徴
に応じて、それらの中から重要度の高いレビューチェッ
ク項目を効率的に選び出すことができる。また、レビュ
ーチェック項目に追加、削除などがある場合でも、デー
タベース操作手段によって、レビューチェック項目の重
要度を再設定することができるので、レビューチェック
項目やその重要度の情報の維持管理を容易に行うことが
できる。
【0049】[2.第2実施形態]本実施形態は、上記
第1実施形態に示したデータベース操作手段2の変形例
を示したものであり、請求項2及び請求項9に記載の発
明に対応するものである。
【0050】本実施形態のデータベース操作手段2は、
前記選択手段4によってあるレビューチェック項目が選
択された場合に、その「項目選択回数」をそのレビュー
チェック項目の重要度の要素の一つとして設定するもの
である。すなわち、各レビューにおいて、レビューチェ
ック項目データベース1からあるレビューチェック項目
が選択されたということ自体を、そのレビューチェック
項目の重要性の高さを示すものと考えて、その選択回数
を重要度の要素として用いるものである。
【0051】このような構成を有する本実施形態のレビ
ューチェック項目管理装置は、以下に述べるように作用
する。すなわち、図7は、あるレビューにおける「項目
選択回数」を重要度の要素と考えた場合に、表示制御手
段3による表示に基づいて選択手段4によって所望のレ
ビューチェック項目を選択する一例を示したものであ
る。この例では、各レビューチェック項目は、これまで
のレビューにおいてそれぞれ20,10,5,3,2回
選択されており、それがそのまま重要度の要素の一つに
なっている。なお、図7においては、図4に示したと同
様に、最左欄のレ点によるチェックは、表示制御手段3
で表示された情報から1,2,4番目のレビューチェッ
ク項目を選択した様子を示している。
【0052】続いて、図8は、図7に示した選択に従っ
て、データベース操作手段2によって重要度が自動的に
カウントアップされ、レビューチェック項目データベー
ス1に蓄積された結果を示したものである。すなわち、
図7において、1,2,4番目のレビューチェック項目
が選択されたため、それらのレビューチェック項目の重
要度が20,10,3であったものがカウントアップさ
れて、図8ではそれぞれ21,11,4に自動的に更新
されている(図中、※印)。
【0053】このように、本実施形態のレビューチェッ
ク項目管理装置によれば、各レビューにおいて選択され
る頻度が高いレビューチェック項目は、重要度の高いレ
ビューチェック項目であるとみなして、その選択回数を
一つの重要度の情報として用い、各レビューチェック項
目が選択されたときにこの情報を自動的に記録すること
ができる。
【0054】[3.第3実施形態]本実施形態は、上記
第1実施形態に示した選択手段4の変形例を示したもの
であり、請求項3及び請求項10に記載の発明に対応す
るものである。
【0055】本実施形態の選択手段4には、選択された
レビューチェック項目について、そのレビューにおける
重要度を重要度情報として別途設定する設定手段がさら
に設けられている。すなわち、選択されたレビューチェ
ック項目に対しては、そのレビューにおいてより重点的
にチェックすべき重要性の高いレビューチェック項目と
そうでないものがあることを考慮し、レビューチェック
項目データベース1中の重要度ではなく、そのレビュー
においての重要度を別途設定することによって、より効
率的にチェックを行なうことができるようにするためで
ある。
【0056】例えば、図9に示した例においては、選択
手段4によって選択されたレビューチェック項目に対し
て、その回のレビューに関する重要度が1,2,3の3
段階で設定されている。この例では、レビューチェック
項目の1,2,4番目が選択されており、それぞれ3段
階のうちの3,3,1の重要度が設定されている。ま
た、図10は、レビューチェック項目のリストを出力す
るに際し、図9で設定したそのレビューにおける重要度
を付加した例を示している。
【0057】このように、本実施形態のレビューチェッ
ク項目管理装置によれば、あるレビューにおいてより重
点的にチェックすべき重要性の高いレビューチェック項
目に対して、そのレビューに固有の重要度を設定するこ
とによって、レビュー者がより効率的にチェックを行な
うことができる。
【0058】[4.第4実施形態]本実施形態は、上記
第1実施形態に示した表示制御手段3の変形例を示した
ものであり、請求項5及び請求項12に記載の発明に対
応するものである。
【0059】本実施形態の表示制御手段3は、前記デー
タベース操作手段2によって設定された重要度の情報を
パラメータとした「重要度計算ルール」を与えることに
よって、レビューチェック項目を重要度順に並べ替えて
表示するものである。
【0060】なお、図11は、前記「重要度計算ルー
ル」の一例を示したものである。例えば、図3に示した
レビューチェック項目データベース1においては、重要
度の要素a〜fの情報があるが、それらをパラメータと
して、図11に示した「a+b+10*e」の重要度の
計算ルールに従って、あるレビューにおけるレビューチ
ェック項目の重要度を設定する。すなわち、あるレビュ
ーチェック項目(ここでは、3番目の「プロセス起動失
敗時リトライがあるか」)の重要度の要素aが9、重要
度の要素bが25、重要度の要素eが3ならば、図11
の計算ルールに従うと、このレビューチェック項目の重
要度は「9+25+3*10=64」となる。なお、こ
のルールに従った計算に関しては、表計算ソフトのマク
ロ等、公知の技術を使って計算することができる。
【0061】また、図12は、図3のレビューチェック
項目データベース1の各レビューチェック項目に対し
て、図11の「重要度計算ルール」に従って計算を行な
い、その結果を表示制御手段3によって重要度が高い順
に表示したものである。
【0062】なお、この回のレビューでは、図12に示
したような重要度でレビューチェック項目がレビューチ
ェック項目データベース1から取り出され表示される
が、別の回のレビューでは、パラメータへの重み付けを
変えることにより、異なったレビューチェック項目が異
なった重要度で取り出され表示されることになる。
【0063】このように、本実施形態のレビューチェッ
ク項目管理装置によれば、各レビューチェック項目に対
して設定された複数の重要度の情報の内、一つの観点か
らではなく複数の観点から選択した重要度をパラメータ
として計算ルールを与えることにより、より適切なレビ
ューチェック項目を選択し、それらを重要度の高い順に
表示することができる。
【0064】[5.第5実施形態]本実施形態は、上記
第1実施形態に示したデータベース操作手段2の変形例
を示したものであり、請求項6及び請求項13に記載の
発明に対応するものである。
【0065】本実施形態のデータベース操作手段2は、
データベース中の複数のレビューチェック項目を統合す
る場合に、重要度を再設定する計算ルール(重要度情報
の統合ルール)を与えることによって、レビューチェッ
ク項目に対する重要度情報を再設定することができるよ
うに構成されている。例えば、データベース操作手段と
して、重要度情報を所定の重要度計算ルールに従って再
設定する再設定手段と、複数のレビューチェック項目を
統合する統合手段を備えたものとすることができる。な
お、図13は、レビューチェック項目データベース1の
第2の例を示したものであり、ここでは重要度の要素と
してa,bの2種類が示されている。また、図14は、
前記「重要度情報の統合ルール」の一例を示したもので
ある。
【0066】すなわち、図14に示した「重要度情報の
統合ルール」は、2つのレビューチェック項目を統合す
る場合、重要度の要素a,bに対するそれぞれの元の重
要度がx,yだとすると、新たに設定される重要度の要
素aに対する重要度は「x+y」に、重要度の要素bに
対する重要度はmax(x,y)に自動的に再設定され
ることを示している。なお、max(x,y)はxとy
のうちの大きい方をとるという意味である。
【0067】例えば、図13において、レビューチェッ
ク項目1の重要度要素aに対する元の重要度xが18、
レビューチェック項目9の重要度要素aに対する元の重
要度yが2とすると、2つのレビューチェック項目を統
合した後の重要度要素aに対する重要度は、「18+2
=20」となる。また、レビューチェック項目6の重要
度要素bに対する元の重要度xが4、レビューチェック
項目7の重要度要素bに対する元の重要度yが2とする
と、2つのレビューチェック項目を統合した後の重要度
要素bに対する重要度は、「max(4,2)=4」と
なる。
【0068】さらに、図15は、図14に示した「重要
度情報の統合ルール」に従って、図13に示したレビュ
ーチェック項目の6と7を統合する例を示したものであ
る。すなわち、本例は、図13に示したレビューチェッ
ク項目6の「変数のネーミングは正しいか」と、レビュ
ーチェック項目7の「インデントは規則に従っている
か」という2つのレビューチェック項目をもう少し大き
な括りにするため、「コーディングルールに従っている
か」という新たなレビューチェック項目に統合する場合
を示している。なお、統合したレビューチェック項目は
6とする。
【0069】すなわち、レビューチェック項目6の重要
度要素aに対する元の重要度xが7、レビューチェック
項目7の重要度要素aに対する元の重要度yが0である
ので、2つのレビューチェック項目を統合した後の重要
度要素aに対する重要度は、「7+0=7」となる。ま
た、レビューチェック項目6の重要度要素bに対する元
の重要度xが4、レビューチェック項目7の重要度要素
bに対する元の重要度yが2であるので、2つのレビュ
ーチェック項目を統合した後の重要度要素bに対する重
要度は、「max(4,2)=4」となる。
【0070】このように、図14に示した「重要度情報
の統合ルール」に従って計算した結果、統合した後の重
要度要素aに対する重要度は7 、重要度要素bに対する
重要度bは4に再設定されている。なお、このルールに
従った計算に関しても、表計算ソフトのマクロ等、公知
の技術を使って計算することができる。
【0071】また、図16は、図14に示した「重要度
情報の統合ルール」に従って、図13に示したレビュー
チェック項目の1と9を統合する例を示したものであ
る。すなわち、本例は、図13に示したレビューチェッ
ク項目1の「メモリ確保失敗時のエラー処理があるか」
と、レビューチェック項目9の「配列添字をオーバーし
て書き込まないか」という2つのレビューチェック項目
を、メモリ操作のチェックツールを導入することによ
り、「メモリチェックツールを通ったか」という新たな
レビューチェック項目に統合する場合を示している。な
お、統合したレビューチェック項目は1とする。この場
合も、図14に示した「重要度情報の統合ルール」に従
って計算した結果、統合した後の重要度要素aに対する
重要度は20、重要度要素bに対する重要度bは27に
再設定されている。
【0072】このように、本実施形態のレビューチェッ
ク項目管理装置によれば、レビューチェック項目データ
ベース中の複数のレビューチェック項目を統合する場合
に、重要度の情報の再設定に関する計算ルールを与える
ことによって、レビューチェック項目データベース中の
レビューチェック項目に対する各種重要度の情報を自動
的に再設定することができる。
【0073】また、既存のシステムのみならず、新技術
や新システムが導入されたときに、体系的で包括的なレ
ビューチェック項目データベースを作成するのには手間
がかかるが、本発明のレビューチェック項目管理装置で
は、レビューチェック項目がほとんどないところからで
も使用することができるので、徐々に充実させたり、整
理したりすることができる。
【0074】[6.第6実施形態]本実施形態は、上記
第1実施形態に示したデータベース操作手段2の変形例
を示したものであり、請求項7及び請求項14に記載の
発明に対応するものである。
【0075】本実施形態のデータベース操作手段2は、
データベース中の複数のレビューチェック項目を分割す
る場合に、重要度を再設定する計算ルール(重要度情報
の分割ルール)を与えることによって、レビューチェッ
ク項目に対する重要度情報を再設定することができるよ
うに構成されている。例えば、データベース操作手段と
して、重要度情報を所定の重要度計算ルールに従って再
設定する再設定手段と、複数のレビューチェック項目を
分割する分割手段を備えたものとすることができる。
【0076】なお、図17は、前記「重要度情報の分割
ルール」の一例を示したものである。すなわち、図17
に示した「重要度情報の分割ルール」は、1つのレビュ
ーチェック項目を分割するとき、もとの重要度がxだと
すると、分割されて2つになるレビューチェック項目の
それぞれ新たに設定される重要度は、重要度要素aにつ
いてはxとxに、重要度要素bについてはxとx/2に
自動的に設定される。
【0077】例えば、あるレビューチェック項目の重要
度要素aの重要度が4だったら、分割されたレビューチ
ェック項目1の重要度要素aの重要度は4に、レビュー
チェック項目2の重要度要素aの重要度も4となる。ま
た、同様に、あるレビューチェック項目の重要度要素b
が4だったら、分割されたレビューチェック項目1の重
要度要素bの重要度は4に、レビューチェック項目2の
重要度要素bの重要度は2となる。
【0078】図18は、図17に示した「重要度情報の
分割ルール」に従って、図13に示したレビューチェッ
ク項目の6を分割する例を示したものである。本例で
は、レビューチェック項目6の「変数のネーミングは正
しいか」のチェックをもう少し詳細にし、「グローバル
変数のネーミングは正しいか」と「引数のネーミングは
正しいか」の2つに分割する場合を示している。なお、
分割したレビューチェック項目はそれぞれ6と10とす
る。
【0079】すなわち、レビューチェック項目6の重要
度要素aに対する元の重要度xが7、重要度要素bに対
する元の重要度yが4であるので、レビューチェック項
目6を分割した後の重要度要素aに対する重要度は7と
7、重要度要素bに対する重要度は4と2に自動的に設
定される。
【0080】このように、本実施形態のレビューチェッ
ク項目管理装置によれば、レビューチェック項目データ
ベース中のレビューチェック項目を分割する場合に、重
要度の情報の再設定に関する計算ルールを与えることに
よって、レビューチェック項目データベース中のレビュ
ーチェック項目に対する各種重要度の情報を自動的に再
設定することができる。
【0081】[7.他の実施形態]なお、本発明は上述
した実施形態に限定されるものではなく、ソフトウェア
のレビューチェック項目の管理のみならず、各種のレビ
ューチェック項目の管理に使用できることはいうまでも
ない。
【0082】また、データベースを必須構成要件とせず
に、複数のレビューチェック項目のそれぞれに関連づけ
られた重要度情報を操作する操作手段と、この操作手段
によって設定された重要度情報に基づいて、前記複数の
レビューチェック項目を重要度順に並べ替える並べ替え
手段と、この並べ替え手段によって並べ替えられたレビ
ューチェック項目を表示する表示手段と、表示手段によ
って表示されたレビューチェック項目の中から、所定の
レビューチェック項目を選択する選択手段と、この選択
手段によって選択されたレビューチェック項目を出力す
る出力手段とからレビューチェック項目管理装置を構成
することもできる。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レビューすべき対象とチェック項目とがマッチしたレビ
ューチェック項目リストを作成することができるレビュ
ーチェック項目管理装置及びレビューチェック項目管理
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレビューチェック項目管理装置の第1
実施形態の構成を示す機能ブロック図
【図2】レビューチェック項目リストの作成手順を示す
フローチャート
【図3】レビューチェック項目データベースの一例を示
す図
【図4】第1実施形態において、選択手段によって所望
のレビューチェック項目が選択された状態を示す図
【図5】図4に示した選択に従って、出力制御手段によ
って出力されたレビューチェック項目リストの一例を示
す図
【図6】レビューチェック項目データベースをメンテナ
ンスする手順を示すフローチャート
【図7】レビューにおける「項目選択回数」を重要度の
要素とした場合に、表示制御手段による表示に基づい
て、選択手段によって所望のレビューチェック項目が選
択された状態を示す図
【図8】図7に示した選択に従って、データベース操作
手段によって、重要度が自動的にカウントアップされて
レビューチェック項目データベースに蓄積された状態を
示す図
【図9】選択手段によって選択されたレビューチェック
項目に対して、その回のレビューに関する固有の重要度
を3段階で設定した例を示す図
【図10】図9で設定した重要度が付加されて出力され
たレビューチェック項目リストの一例を示す図
【図11】「重要度計算ルール」の一例を示す図
【図12】図11に示した「重要度計算ルール」に従っ
て設定した重要度を、表示制御手段によってレビューチ
ェック項目と共に表示した例を示す図
【図13】レビューチェック項目データベースの他の例
を示す図
【図14】「重要度情報の統合ルール」の一例を示す図
【図15】図14に示した「重要度情報の統合ルール」
に従って、図13に示したレビューチェック項目の6と
7を統合した例を示す図
【図16】図14に示した「重要度情報の統合ルール」
に従って、図13に示したレビューチェック項目の1と
9を統合した例を示す図
【図17】「重要度情報の分割ルール」の一例を示す図
【図18】図17に示した「重要度情報の分割ルール」
に従って、図13のレビューチェック項目の6を分割し
た例を示す図

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレビューチェック項目と、該レビ
    ューチェック項目に関連づけられた重要度情報を格納す
    るデータベースと、 前記データベース中の各レビューチェック項目に対応す
    る重要度情報を操作するデータベース操作手段と、 前記データベース中の各レビューチェック項目を、前記
    データベース操作手段によって設定された重要度情報に
    基づいて、重要度順に並べ替えて表示する表示制御手段
    と、 前記表示制御手段によって表示されたレビューチェック
    項目の中から、レビューチェック項目リストの作成対象
    となるレビューチェック項目を選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択されたレビューチェック項目
    を出力する出力制御手段とを備えたことを特徴とするレ
    ビューチェック項目管理装置。
  2. 【請求項2】 前記データベース操作手段は、前記選択
    手段によってあるレビューチェック項目が選択された場
    合に、その選択回数をそのレビューチェック項目の重要
    度として操作することを特徴とする請求項1に記載のレ
    ビューチェック項目管理装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、その選択手段によって
    選択されたレビューチェック項目について、レビュー時
    における重要度を重要度情報として設定する設定手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のレビューチェック項目管理装置。
  4. 【請求項4】 前記出力制御手段は、レビューチェック
    項目リストを出力するに際し、各レビューチェック項目
    について、その重要度を付加して出力するものであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一に記
    載のレビューチェック項目管理装置。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記データベース
    操作手段によって設定された重要度の情報をパラメータ
    とした重要度計算ルールを与えることによって、レビュ
    ーチェック項目を重要度順に並べ替えて表示するもので
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    一に記載のレビューチェック項目管理装置。
  6. 【請求項6】 前記データベース操作手段は、 前記重要度情報を所定の重要度計算ルールに従って再設
    定する再設定手段と、 複数のレビューチェック項目を統合する統合手段を備
    え、 前記統合手段によって前記複数のレビューチェック項目
    を統合する際に、前記再設定手段によって前記重要度情
    報を再設定することを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理装置。
  7. 【請求項7】 前記データベース操作手段は、 前記重要度情報を所定の重要度計算ルールに従って再設
    定する再設定手段と、 複数のレビューチェック項目を分割する分割手段を備
    え、 前記分割手段によって前記複数のレビューチェック項目
    を分割する際に、前記再設定手段によって前記重要度情
    報を再設定することを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理装置。
  8. 【請求項8】 複数のレビューチェック項目と該レビュ
    ーチェック項目に関連づけられた重要度情報を格納する
    データベースと、 前記データベース中の各レビューチェック項目に対応す
    る重要度情報を操作するデータベース操作ステップと、 前記データベース中の各レビューチェック項目を、前記
    データベース操作ステップにおいて設定された重要度情
    報に基づいて、重要度順に並べ替えて表示する表示制御
    ステップと、 前記表示制御ステップにおいて表示されたレビューチェ
    ック項目の中から、レビューチェック項目リストの作成
    対象となるレビューチェック項目を選択する選択ステッ
    プと、 前記選択ステップにおいて選択されたレビューチェック
    項目を出力する出力制御ステップとを含むことを特徴と
    するレビューチェック項目管理方法。
  9. 【請求項9】 前記データベース操作ステップは、前記
    選択ステップにおいてあるレビューチェック項目が選択
    された場合に、その選択回数をそのレビューチェック項
    目の重要度として操作する処理を含むことを特徴とする
    請求項8に記載のレビューチェック項目管理方法。
  10. 【請求項10】 前記選択ステップは、その選択ステッ
    プにおいて選択されたレビューチェック項目について、
    レビュー時における重要度を重要度情報として設定する
    設定処理をさらに含むことを特徴とする請求項8または
    請求項9に記載のレビューチェック項目管理方法。
  11. 【請求項11】 前記出力制御ステップは、レビューチ
    ェック項目リストを出力するに際し、各レビューチェッ
    ク項目について、その重要度を付加して出力する処理を
    含むことを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれ
    か一に記載のレビューチェック項目管理方法。
  12. 【請求項12】 前記表示制御ステップは、前記データ
    ベース操作ステップにおいて設定された重要度の情報を
    パラメータとした重要度計算ルールを与えることによっ
    て、レビューチェック項目を重要度順に並べ替えて表示
    する処理を含むことを特徴とする請求項8乃至請求項1
    1のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理方
    法。
  13. 【請求項13】 前記データベース操作ステップは、 前記重要度情報を所定の重要度計算ルールに従って再設
    定する再設定処理と、 複数のレビューチェック項目を統合する統合処理を含
    み、 前記統合処理によって前記複数のレビューチェック項目
    を統合する際に、前記再設定処理によって前記重要度情
    報を再設定することを特徴とする請求項8乃至請求項1
    2のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理方
    法。
  14. 【請求項14】 前記データベース操作ステップは、 前記重要度情報を所定の重要度計算ルールに従って再設
    定する再設定処理と、 複数のレビューチェック項目を分割する分割処理を含
    み、 前記分割処理によって前記複数のレビューチェック項目
    を分割する際に、前記再設定処理によって前記重要度情
    報を再設定することを特徴とする請求項8乃至請求項1
    2のいずれか一に記載のレビューチェック項目管理方
    法。
  15. 【請求項15】 複数のレビューチェック項目のそれぞ
    れに関連づけられた重要度情報を操作する操作手段と、 前記操作手段によって設定された重要度情報に基づい
    て、前記複数のレビューチェック項目を重要度順に並べ
    替える並べ替え手段と、 前記並べ替え手段によって並べ替えられたレビューチェ
    ック項目を表示する表示手段と、 前記表示手段によって表示されたレビューチェック項目
    の中から、所定のレビューチェック項目を選択する選択
    手段と、 前記選択手段によって選択されたレビューチェック項目
    を出力する出力手段とを備えたことを特徴とするレビュ
    ーチェック項目管理装置。
  16. 【請求項16】 複数のレビューチェック項目のそれぞ
    れに関連づけられた重要度情報を操作する操作ステップ
    と、 前記操作ステップにおいて設定された重要度情報に基づ
    いて、前記複数のレビューチェック項目を重要度順に並
    べ替える並べ替えステップと、 前記並べ替えステップにおいて並べ替えられたレビュー
    チェック項目を表示する表示ステップと、 前記表示ステップにおいて表示されたレビューチェック
    項目の中から、所定のレビューチェック項目を選択する
    選択ステップと、 前記選択ステップにおいて選択されたレビューチェック
    項目を出力する出力ステップとを含むことを特徴とする
    レビューチェック項目管理方法。
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