JP6913549B2 - システム設計支援装置およびシステム設計支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、システム設計支援装置およびシステム設計支援方法に関するものであり、具体的には、上流工程にてリソース間の整合性を適宜なものとし、ひいては精度良好なシステム開発を効率的に実施可能とする技術に関する。
システムの開発工程において、実装・製造やテスト、導入の下流工程でバグが発見されると、設計工程など上流工程まで手戻りが必要になる可能性がある。このことは、システム開発全体のスケジュール遅延や工数増大につながりかねず、上流工程の段階でその成果物の品質向上を目指す動きもある。
このような上流工程での設計支援を行う従来技術としては、例えば、複数の機能を用いて構成されるシステムについて、前記機能の名称を記録する機能ファイルと、前記機能の相互の間で受渡しされる関係要件について、その名称を記録する関係要件ファイルと、前記機能の名称を対角要素として配し、受渡しされる関係要件名をその要望元の機能の表示されている列又は行と同じ列又は行で、かつその要望先の機能の表示されている行又は列と同じ行又は列である非対角要素として配した、マトリクスとして表示するマトリクス編集手段と、を備えたことを特徴とするシステム設計装置(特許文献1参照)などが提案されている。
特開平6−83599号公報
実際、上流工程における品質向上策は、依然として人手によるレビューが中心で、抜けや漏れの発生が抑制しきれず、品質向上を図るには限界があった。こうした現状に従来技術を適用しても、徒に多くの時間を上流工程に費やす事態となりやすい反面、結局は実装・製造やテストの工程でバグが発見されるなど、その実効性は不確かであった。すなわち、精度良好なシステム開発を効率良く行う状況には未だなかった。
そこで本発明の目的は、上流工程にてリソース間の整合性を適宜なものとし、ひいては精度良好なシステム開発を効率的に実施可能とする技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明のシステム設計支援装置は、システム開発の上流工程における成果物を格納した記憶装置と、前記成果物のうちSQL定義書で規定されたクエリを所定アルゴリズムに適用して当該クエリにて処理対象のテーブルおよびCRUD情報を特定し、当該SQL定義書と前記特定したテーブルおよびCRUD情報との対応情報を生成する処理と、前記成果物のうち設計書から所定機能に関して生じるイベントおよび当該イベントでの呼び出し対象の各情報を抽出し、前記呼び出し対象とされたリソースの情報を前記設計書におけるインターフェイス仕様の情報から抽出する処理と、前記対応情報と前記抽出したイベントおよび呼び出し対象のリソースの各情報とを、前記機能のイベントごとに紐付けることで、当該機能のイベントに関して用いる各リソースの利用関係を定めた機能一覧資料を生成し出力する処理と、を実行する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のシステム設計支援方法は、システム開発の上流工程における成果物を格納した記憶装置を備える情報処理装置が、前記成果物のうちSQL定義書で規定されたクエリを所定アルゴリズムに適用して当該クエリにて処理対象のテーブルおよびCRUD情報を特定し、当該SQL定義書と前記特定したテーブルおよびCRUD情報との対応情報を生成する処理と、前記成果物のうち設計書から所定機能に関して生じるイベントおよび当該イベントでの呼び出し対象の各情報を抽出し、前記呼び出し対象とされたリソースの情報を前記設計書におけるインターフェイス仕様の情報から抽出する処理と、前記対応情報と前記抽出したイベントおよび呼び出し対象のリソースの各情報とを、前記機能のイベントごとに紐付けることで、当該機能のイベントに関して用いる各リソースの利用関係を定めた機能一覧資料を生成し出力する処理と、を実行することを特徴とする。
本発明によれば、上流工程にてリソース間の整合性を適宜なものとし、ひいては精度良好なシステム開発を効率的に実施可能となる。
本実施形態のシステム設計支援装置を含むネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態のシステム設計支援装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態のCRUD図雛形の例を示す図である。 本実施形態のテーブル一覧の構成例を示す図である。 本実施形態のSQL定義書の構成例を示す図である。 本実施形態の画面/バッチ設計書のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の画面/バッチ設計書のIF仕様書のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の部品設計書のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の部品設計書のIF仕様書のデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるシステム設計支援方法のフロー例を示す図である。 本実施形態における処理概念例1を示す図である。 本実施形態における処理概念例2を示す図である。 本実施形態における処理概念例3を示す図である。 本実施形態における関連機能一覧資料例を示す図である。 本実施形態における関連機能一覧資料例を示す図である。 本実施形態におけるCRUD図例を示す図である。
−−−ネットワーク構成例−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態のシステム設計支援装置100を含むネットワーク構成図である。図1に示すシステム設計支援装置100は、上流工程にてリソース間の整合性を適宜なものとし、ひいては精度良好なシステム開発を効率的に実施可能とするコンピュータ装置である。
本実施形態のシステム設計支援装置100は、例えば、システム開発を担うSIer等の企業が運用する情報処理装置である。このシステム設計支援装置100は、適宜なネットワーク10を介して、上述のSIer等の担当者が操作する端末200と通信可能に接続されている。勿論、こうしたネットワーク構成は一例であって、システム設計支援装置100がスタンドアロンマシンとして運用され、上述の担当者による入力を入力装置105で受け付けて、処理結果を出力装置106で表示させる、といった形態も想定できる。
−−−ハードウェア構成例−−−
図2は、本実施形態のシステム設計支援装置100のハードウェア構成例を示す図である。こうしたシステム設計支援装置100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ユーザからのキー入力や音声入力を受け付ける入力装置105、処理結果の表示を行うディスプレイ等の出力装置106、および、ネットワーク10を介して端末200と通信を実行する通信装置107を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態のシステム設計支援装置として必要な機能を実装する為のプログラム102に加えて、CRUD図雛形115、上流工程の成果物120、テーブル一覧121、SQL定義書122、設計書123、画面/バッチ設計書1231、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232、部品設計書1233、部品設計書のIF仕様書1234、テーブルCRUD関係情報124、関連機能一覧資料125、および、CRUD図126、が少なくとも記憶される。
このうち、テーブルCRUD関係情報124、関連機能一覧資料125、および、CRUD図126、については、本実施形態のシステム設計支援装置100がシステム設計支援方法を実行することで生成され、記憶装置101に格納されることとなる。
−−−データ構造例−−−
続いて、本実施形態のシステム設計支援装置100が用いるテーブル類について説明する。図3に、本実施形態におけるCRUD図雛形115の一例を示す。このCRUD図雛形115は、CRUD図の雛形ファイルであって、CRUD図として必要な項目、すなわちシステム機能および当該システム機能が利用するテーブルのテーブル名との対応関係において、各システム機能における区分(オンライン/バッチ)、機能名、および、当該機能で生起するイベント名と、各テーブルのテーブルIDおよびテーブル名、の各項目をマトリクスとした構成を備える。
また、図4に本実施形態のテーブル一覧121の構成例を示す。このテーブル一覧121は、上流工程の成果物120の一種であり、開発対象のシステムにおける各システム機能が利用するテーブルのリストである。
このテーブル一覧121は、テーブルを一意に特定するテーブル名およびテーブルIDをキーに、当該テーブルの役割を記載した説明を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図5に本実施形態のSQL定義書122の構成例を示す。このSQL定義書122は、上流工程の成果物120の一種であり、例えば、画面仕様書や帳票仕様書にて画面表示、帳票出力に関して記載されているものを想定できる。図5に示すSQL定義書122では、該当SQLを示すSQL種別、SQL_ID、クエリ、動的クエリ条件、といった情報が記載されている。
こうしたSQL定義書122のクエリにおいては、「SELECT」、「INSERT」、「UPDATE」、および、「DELETE」のいずれかのSQLがどのテーブル(テーブル一覧121に規定されているもの)を、参照するのか、更新するのか、或いは、複数テーブルを結合するのか、といった情報が記載されている。
また、図6に本実施形態の画面/バッチ設計書1231のデータ構成例を示す。この画面/バッチ設計書1231は、上流工程の成果物120たる設計書123の一種であり、システム機能ごとに、当該システム機能にて生起する各イベントとそこでの処理概要、および、当該処理で呼び出し対象となるリソース(SQL定義書やツール。以下同様)を示す呼出IF_Noを規定したものとなる。
また、図7に本実施形態の画面/バッチ設計書のIF仕様書1232のデータ構成例を示す。このIF仕様書1232は、上流工程の成果物120たる設計書123の一種であり、上述の画面/バッチ設計書1231で呼び出し対象として規定された各リソースの情報が記載されたものとなる。
こうした画面/バッチ設計書のIF仕様書1232は、上述の画面/バッチ設計書のIF仕様書1232における呼出IF_Noをキーに、呼び出し対象たる「呼出先」の識別情報たるIDとその名称、当該「呼出先」のリソースにおけるデータ設定項目(ここではSQL定義書におけるクエリの内容)、戻り値、および、当該リソースが呼び出し対象とする他のリソースを示す呼出IF_No、を規定したものとなる。
また、図8に本実施形態の部品設計書1233のデータ構成例を示す。この部品設計書1233は、上流工程の成果物120たる設計書123の一種であり、上述の画面/バッチ設計書のIF仕様書1232で「呼出先」として規定されたツールの情報が記載されたものとなる。
こうした部品設計書1233は、上述の画面/バッチ設計書のIF仕様書1232における「呼出先」のID欄が示すツールIDをキーに、当該ツールの各機能を一意に特定する小機能ID、当該機能で生起するイベントの名と処理概要、および、当該機能が呼び出し対象とする他のリソースを示す呼出IF_No、を規定したものとなる。
また、図9に本実施形態の部品設計書のIF仕様書1234のデータ構成例を示す。このIF仕様書1234は、上流工程の成果物120たる設計書123の一種であり、上述の部品設計書1233で呼び出し対象として規定された各リソースの情報が記載されたものとなる。
こうしたIF仕様書1234は、上述の部品設計書1233における呼出IF_Noをキーに、呼び出し対象たる「呼出先」の識別情報たるIDとその名称、当該「呼出先」のリソースにおけるデータ設定項目(ここではSQL定義書におけるクエリの内容)、戻り値、および、当該リソースが呼び出し対象とする他のリソースを示す呼出IF_No、を規定したものとなる。
なお、テーブルCRUD関係情報124、関連機能一覧資料125、および、CRUD図126のそれぞれについては、システム設計支援方法のフロー例に関する説明に伴って後述するものとする。
−−−フロー例−−−
以下、本実施形態におけるシステム設計支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明するシステム設計支援方法に対応する各種動作は、システム設計支援装置100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図10は、本実施形態におけるシステム設計支援方法のフロー例を示す図である。ここ
ではまず、システム設計支援装置100は、テーブル一覧121を記憶装置101から読み出し、その項目のうち、テーブル名およびテーブルIDの各値を読み取って、これを、CRUD図雛形115の該当欄にセットする(s100)。
次に、システム設計支援装置100は、記憶装置101で保持する1または複数のSQL定義書122を読み出し、それぞれのSQL_IDの値と、クエリにて処理対象としているテーブルのテーブル名と、DML(Data Manipulation Language)文とを抽出する(s101)。なお、このs101から後述するs103に至る一連の処理については、その概念を、SQL定義書122およびテーブルCRUD関係情報124の実例を挙げて、図11に例示している。
また、システム設計支援装置100は、s101で抽出したDML文をCRUD情報に関するルールに適用して、当該DML文がどのCRUD情報に対応したものか特定する(s102)。
上述のルールとは、DML文が「SELECT」に関するものであれば、CRUD情報は「R」と判定し、また、「INSERT」に関するものであれば、CRUD情報は「C」と判定し、「UPDATE」に関するものであれば、CRUD情報は「U」と判定し、「DELETE」に関するものであれば、CRUD情報は「D」と判定するものとなる。
なお、1つのクエリが複数のDML文を含む場合、DML文ごとに上述のルールへの適用を行って、CRUD情報を特定するものとする(図11参照)。
続いて、システム設計支援装置100は、s101〜s102でそれぞれのSQL定義書122から得た、SQL_IDの値、テーブル名、および、CRUD情報、のセットをレコードとしてテーブル化し、テーブルCRUD関係情報124を生成する(s103)。
図11中で示すように、本実施形態におけるテーブルCRUD関係情報124は、SQL_IDの値をキーとして、テーブル名、および、CRUD情報、の各値を対応付けたレコードの集合体となっている。
次に、システム設計支援装置100は、設計書123のうち、例えば画面/バッチ設計書1231から 呼出IF_No欄に値が設定されているレコードの情報を抽出し、また、当該呼出IF_Noの値をキーに、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232にて該当レコードを検索する(s104)。
なお、このs104から後述するs107に至る一連の処理については、その概念を、画面/バッチ設計書1231、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232、テーブルCRUD関係情報124、および、関連機能一覧資料125の実例を挙げて、図12に例示している。
例えば、図12の概念例で示すように、システム設計支援装置100は、画面/バッチ設計書1231から 呼出IF_Noの値として「1」を抽出した場合、これをキーに、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232にて検索を行って、「IF_No」の値が「1」であるレコードを特定することとなる。
ここで特定したレコードは、画面/バッチ設計書1231の「振込依頼」なる機能の「初期画面表示」なるイベントでの処理「履歴情報を取得」に関して、「呼出先」となるリソースは、IDが「SELECT_001」なるものであることを示している。
また、システム設計支援装置100は、s104の検索で特定したレコードから、「呼出先」となるリソースのID「SELECT_001」をキーに、テーブルCRUD関係情報124で検索を行い、SQL_IDが「SELECT_001」であるレコードから、テーブルIDの値を取得する(s105)。
次に、システム設計支援装置100は、上述のs104〜s105で得た、画面/バッチ設計書1231の該当レコードの情報(s104で取得)と、該当レコードのシステム機能が該当イベントの処理で呼び出し対象としたリソースの情報(s105で取得)とを、上述の画面/バッチ設計書1231における該当システム機能の該当イベントごとに紐付けることで、当該システム機能の当該イベントに関して用いる各リソースの利用関係を定めた関連機能一覧資料125を生成する(s106)。
図12で示す関連機能一覧資料125の場合、区分「オンライン」、機能名「振込依頼」、イベント名「初期画面表示」、呼出SQL_ID「SELECT_001」、対象テーブル名「TBL−001」、階層1の区分「SQL」、ID「SELECT_001」、階層2の「TBL」、ID「TBL−001」、の各値が設定されたレコードとなっている。
この階層1および階層2の各値は、リソースの呼出関係の階層を示しており、この場合の階層1は、リソースの呼び出し主体であるシステム機能「振込依頼」のイベント「初期画面表示」での処理「履歴情報を取得」にて呼び出し対象とされるクエリに対応したSQL_IDたる「SELECT_001」が設定され、この「SELECT_001」にて呼び出し対象とされたテーブル「TBL−001」が階層2に設定された構成となっている。
なお、イベント名が「初期画面表示」で画面出力に関するものであるため、システム設計支援装置100は、この関連機能一覧資料125での「区分」欄に「オンライン」と設定している。
図12の概念例では、画面/バッチ設計書1231の該当システム機能の該当イベントの処理にて呼出対象とされたのがSQLのクエリ(階層1)で、更にそれの呼び出し対象のリソースがテーブル(階層2)である例を示した。他方、この例とは異なり、図13にて例示するように、階層1のリソースが部品設計書1233に記載のツールであり、このツールから呼び出し対象とされた、すなわち階層2のリソースがSQLのクエリ、また、階層3のリソースが、このクエリの呼び出し対象たるテーブル、といったように、3階層以上の利用関係に対応して関連機能一覧資料125のレコードを生成するとしても勿論よい。
続いて、システム設計支援装置100は、上述の関連機能一覧資料125の階層欄のそれぞれの各値を参照し、いずれかの階層間で同じリソース、すなわち同じIDが設定されているか否かチェックすることで、無限ループの発生有無について判定し、また、対応する設計書すなわち画面/バッチ設計書1231の整合性の良否について判定し、その判定結果を関連機能一覧資料125の無限ループチェック欄および設計書整合性チェック欄に設定する(s107)。
上述の判定により、無限ループの発生が特定されるケースについて例示する。この場合のシステム設計支援装置100は、画面/バッチ設計書1231の呼出IF_No「1」をキーに、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232からID「TOOL_001」を「階層1」のリソースとして特定し、この「TOOL_001」なるツールについて部品設計書1233で情報を参照すると、呼出IF_NOの値「5」を得て、これに対応するリ
ソース、すなわち階層2のリソースを部品設計書1233にて「SELECT_001」と特定できたとする。
更に、システム設計支援装置100は、この「SELECT_001」なるSQLのクエリが呼び出し対象とするリソースすなわち階層3のリソースは、テーブルCRUD関係情報124において「TBL−001」と特定できたとする。
また、システム設計支援装置100は、上述の「TOOL_001」なるツールは、小機能として「TOOL_002」を利用する、すなわち階層4のリソースが「TOOL_002」であることが部品設計書1233にて特定でき、更には、その「TOOL_002」が小機能として「TOOL_001」を利用する、すなわち階層5のリソースが「TOOL_001」であることも特定できたとする。
システム設計支援装置100は、以上のように得られた階層1〜階層5の各値を関連機能一覧資料125(図14)の該当欄に設定した場合、それらの値を照合し、階層1のリソースである「TOOL_001」が、階層5のリソースとしても設定されている、すなわち、呼出の主体とその呼び出し対象とが同一とされた状態であり、無限ループの発生を特定することとなる。こうして無限ループの発生を特定した場合、システム設計支援装置100は、無限ループチェック欄において例えば「NG」と設定する。他方、無限ループの発生が特定されなかった場合の設定値は、「OK」である。
また、上述の判定により、整合性不良と特定されるケースについて例示する。この場合のシステム設計支援装置100は、画面/バッチ設計書1231の呼出IF_No「1」をキーに、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232からID「ERROR_XXX」を特定し、この「ERROR_XXX」なるリソースについてテーブルCRUD関係情報124または部品設計書1233を検索したとする。
ところが、この検索によってリソースが特定されなかった場合、すなわち、テーブルもツールも特定出来なかった場合、システム設計支援装置100は、画面/バッチ設計書のIF仕様書1232での規定と、テーブルCRUD関係情報124または部品設計書1233との規定とで齟齬を生じており、当該画面/バッチ設計書1231の整合性は不良と判定できる。
こうして整合性不良を特定した場合、システム設計支援装置100は、設計書整合性チェック欄において例えば「NG」と設定(図15)する。他方、整合性不良が特定されなかった場合の設定値は、「OK」である。
なお、システム設計支援装置100は、このように無限ループチェック欄および設計書整合性チェック欄に設定を判定結果を設定することに加えて、無限ループの発生や整合性不良などいずれかの判定で問題が判明した場合に、問題の存在について警告する所定のアラート情報(例:画面/バッチ設計書における振込依頼機能の初期画面表示イベントに関して無限ループの発生が特定されました。設計内容を確認の上、所定の対処を行って下さい)を端末200や出力装置106に出力するとすれば好適である。
続いて、システム設計支援装置100は、s100において、テーブル名およびテーブルIDの各値をセットしたCRUD図雛形115に対し、上述のs107までで得ている、関連機能一覧資料125およびテーブルCRUD関係情報124のそれぞれにおける所定項目の値を該当欄に設定して図16に示すごとくCRUD図126を生成し、これを端末200ないし出力装置106に出力し(s108)、処理を終了する。
なお、上述のs108の処理に際し、システム設計支援装置100は、無限ループチェック欄および設計書整合性チェック欄の少なくともいずれかの値(s107で設定)が「NG」である関連機能一覧資料125のレコードに関して、当該システム機能の当該イベントに関するアラート情報として、該当レコードの表示色を赤色とするなど、適宜な強調表示を施すものとする。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、上流工程の段階でリソース間の整合性確認が可能となることで、レビュー時間の削減や資材の抜け・漏れ防止を図ることが可能となる。ひいては、上流工程における成果物の品質向上を担保して、下流工程作業による上流工程への手戻りの発生を効果的に抑制することにつながる。
すなわち、上流工程にてリソース間の整合性を適宜なものとし、ひいては精度良好なシステム開発を効率的に実施可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態のシステム設計支援装置において、前記演算装置は、前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を出力する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、機能一覧資料を閲覧して上述の利用関係に関する不具合をすぐに認識しうる知見ある者のみならず、知見の不足した者であっても、そうした不具合を認識し、当該上流工程における設計内容のチェックと修正の作業にはいることが可能となる。
また、本実施形態のシステム設計支援装置において、前記演算装置は、前記成果物のうちテーブル定義書で規定された各テーブルの情報を、予め保持するCRUD図のフォーマットに設定する処理と、前記設定を経た前記CRUD図のフォーマットに対し、前記機能一覧資料および前記対応情報のそれぞれにおける所定項目の値を設定し、CRUD図を生成する処理と、前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を前記CRUD図に設定する処理と、を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、機能一覧資料に加えて、CRUD図をユーザに提示することとなり、また、このCRUD図において上述の利用関係に関する不具合について明示的に通知できることとなる。すなわち、上流工程にてリソース間の整合性を適宜なものとし、ひいては精度良好なシステム開発を更に効率的に実施可能となる。
また、本実施形態のシステム設計支援方法において、前記情報処理装置が、前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を出力する処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態のシステム設計支援方法において、前記情報処理装置が、前記成果物のうちテーブル定義書で規定された各テーブルの情報を、予め保持するCRUD図のフォーマットに設定する処理と、前記設定を経た前記CRUD図のフォーマットに対し、前記機能一覧資料および前記対応情報のそれぞれにおける所定項目の値を設定し、CRUD図を生成する処理と、前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリ
ズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を前記CRUD図に設定する処理と、を更に実行するとしてもよい。
10 ネットワーク
100 システム設計支援装置
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 入力装置
106 出力装置
107 通信装置
115 CRUD図雛形(フォーマット)
120 成果物
121 テーブル一覧
122 SQL定義書
123 設計書
1231 画面/バッチ設計書
1232 画面/バッチ設計書のIF仕様書(インターフェイス仕様の情報)
1233 部品設計書
1234 部品設計書のIF仕様書(インターフェイス仕様の情報)
124 テーブルCRUD関係情報(対応情報)
125 関連機能一覧資料(機能一覧資料)
126 CRUD図
200 端末

Claims (6)

  1. システム開発の上流工程における成果物を格納した記憶装置と、
    前記成果物のうちSQL定義書で規定されたクエリを所定アルゴリズムに適用して当該クエリにて処理対象のテーブルおよびCRUD情報を特定し、当該SQL定義書と前記特定したテーブルおよびCRUD情報との対応情報を生成する処理と、前記成果物のうち設計書から所定機能に関して生じるイベントおよび当該イベントでの呼び出し対象の各情報を抽出し、前記呼び出し対象とされたリソースの情報を前記設計書におけるインターフェイス仕様の情報から抽出する処理と、前記対応情報と前記抽出したイベントおよび呼び出し対象のリソースの各情報とを、前記機能のイベントごとに紐付けることで、当該機能のイベントに関して用いる各リソースの利用関係を定めた機能一覧資料を生成し出力する処理と、を実行する演算装置と、
    を備えることを特徴とするシステム設計支援装置。
  2. 前記演算装置は、
    前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を出力する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム設計支援装置。
  3. 前記演算装置は、
    前記成果物のうちテーブル定義書で規定された各テーブルの情報を、予め保持するCRUD図のフォーマットに設定する処理と、
    前記設定を経た前記CRUD図のフォーマットに対し、前記機能一覧資料および前記対応情報のそれぞれにおける所定項目の値を設定し、CRUD図を生成する処理と、
    前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を前記CRUD図に設定する処理と、
    を更に実行するものであることを特徴とする請求項1に記載のシステム設計支援装置。
  4. システム開発の上流工程における成果物を格納した記憶装置を備える情報処理装置が、
    前記成果物のうちSQL定義書で規定されたクエリを所定アルゴリズムに適用して当該クエリにて処理対象のテーブルおよびCRUD情報を特定し、当該SQL定義書と前記特定したテーブルおよびCRUD情報との対応情報を生成する処理と、
    前記成果物のうち設計書から所定機能に関して生じるイベントおよび当該イベントでの呼び出し対象の各情報を抽出し、前記呼び出し対象とされたリソースの情報を前記設計書におけるインターフェイス仕様の情報から抽出する処理と、
    前記対応情報と前記抽出したイベントおよび呼び出し対象のリソースの各情報とを、前記機能のイベントごとに紐付けることで、当該機能のイベントに関して用いる各リソースの利用関係を定めた機能一覧資料を生成し出力する処理と、
    を実行することを特徴とするシステム設計支援方法。
  5. 前記情報処理装置が、
    前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を出力する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシステム設計支援方法。
  6. 前記情報処理装置が、
    前記成果物のうちテーブル定義書で規定された各テーブルの情報を、予め保持するCRUD図のフォーマットに設定する処理と、
    前記設定を経た前記CRUD図のフォーマットに対し、前記機能一覧資料および前記対応情報のそれぞれにおける所定項目の値を設定し、CRUD図を生成する処理と、
    前記機能一覧資料にて規定された前記利用関係の情報を所定アルゴリズムに適用して、利用関係が無限ループとなるもの又は利用関係を形成できない該当機能のイベントを特定し、当該機能のイベントに関する所定のアラート情報を前記CRUD図に設定する処理と、
    を更に実行することを特徴とする請求項4に記載のシステム設計支援方法。
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