JP2005084540A - 液晶表示制御装置および液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は1画面分のデータ解析に要する時間を短くし、しかも負荷を軽減することができる液晶表示制御装置を提供する。
【解決手段】
液晶表示制御装置30は、液晶表示画面10に表示する表示画像における各画素値の調整を連動させて、当該液晶表示画面10の裏側から照明するバックライト20の発光光量を制御するものであって、表示画像において画像の更新がなされる第1領域について、画像が更新されるごとに、第1領域の画像の状態を検出する更新領域画像状態検出部320と、第1領域の周囲の第2領域について、初期画像が表示される時点で、第2領域の画像の状態を検出する周辺領域画像状態検出部330と、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330の各検出結果から表示画像における画素値を調整する画像信号変換部340と、各検出結果からバックライト20の発光光量を制御するバックライト調整部390とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶表示制御装置等に関し、特に、液晶表示装置入力された入力画像信号を基に画像を表示する液晶表示画面の透過率を制御するとともに、入力画像信号を基に液晶表示画面の裏側から照明するバックライトの発光光量を液晶の透過率に対応させて制御する液晶表示制御装置および液晶表示装置等に関する。
近年、例えばいわゆるノート型パーソナルコンピュータ(以下、ノートパソコンと略記する)等のバッテリで駆動される携帯情報端末における表示画面として、液晶表示画面が広く使用されている。このような液晶表示画面は、この裏側から照明するバックライトと、画像データに基づいて液晶表示画面の画素ごとに液晶の透過率(画素値)を調整するとともに、バックライトの発光光量を制御する液晶表示制御装置とで液晶表示装置が構成される。
ところで、液晶表示画面は薄くコンパクトであるため携帯情報端末機器に多用されているが、そのバックライトには5W程度の電力を消費し、ノートパソコンを例にとると、そのノートパソコン全体の消費電力の1/4から1/2程度に達している。携帯情報端末は、通常、電池などで動作するように構成されているため、いかにして省電力化を図るかが大きな問題である。
省電力化を図るように改善される画像表示装置の従来例について図面を用いて説明する。
図20は、従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
画像表示装置は、液晶表示画面920の輝度とバックライト921の発光光量を制御する画像表示制御装置900を備えている。画像表示制御装置900は、データ解析部901が画像メモリ910から入力される画像データから、画像の輝度を上昇させることのできる余裕度を求め、データ調整部902はその求めた余裕度に基づいて画像データの輝度を調整し、その調整された画像データを基に画像コントローラ903が駆動信号を生成して、液晶表示画面920に画像を表示する。また、データ解析部901が求めた余裕度に応じて、調光部904がバックライト921の発光光量を調整する。
これにより、画像表示制御装置900は、液晶表示画面920の透過率をできるだけ上げるように画像データを調整し、その分バックライト921の発光光量を下げるように調整して、画像データの調整およびバックライトの発光光量の調整を行わなかったときと変わりのない画像を表示可能にするとともに省電力化を図るようにしている(特許文献1参照)。
特開平11−65531号公報(全文)
しかしながら、この従来の液晶表示制御装置のデータ解析部においては、所定の時間(フレーム周期)ごとに1画面分の画像データから、画像の輝度を上昇させることのできる余裕度を求めている。したがって、1画面分のデータ解析に要する時間が長く、しかも負荷が大きいという問題がある。
そこで、上記の課題を解決するために、本発明は1画面分のデータ解析に要する時間を短くし、しかも負荷を軽減することができる液晶表示制御装置および液晶表示装置等を提供することを目的とする。
ところで、近年におていは、携帯情報端末の画面表示にウインドウシステムが広く採用され、表示画面の一部領域であるウインドウ枠内で動画像を表示するようなことが一般化しつつある。このような場合には、液晶表示制御に入力される画像データは、一部領域用の画像だけが更新されるので、表示画面の任意の矩形領域用だけが入力されることが一般的である。つまり、一部領域の周囲の周囲領域の画像データは、初期画像が表示される時点に入力されるだけで、一部領域が移動されたない限り送られてこない。このため、本願発明者は、周囲領域の画像データの状態については、初期画像が表示される時点で周囲画像の状態を検出しておけば、この検出結果を後の時点で使い回しできることに想到するに至った。そこで、1画面分のデータ解析に要する時間を短くし、しかも負荷を軽減することができる液晶表示制御装置および液晶表示装置等を考案した。
つまり、本発明に係る液晶表示制御装置においては、液晶表示画面に表示する表示画像における各画素値の調整を連動させて、当該液晶表示画面の裏側から照明するバックライトの発光光量を制御する液晶表示制御装置であって、前記表示画像において画像の更新がなされる第1領域について、画像が更新されるごとに、第1領域の画像の状態を検出する第1画像状態検出手段と、前記第1領域の周囲の第2領域について、初期画像が表示される時点で、第2領域の画像の状態を検出する第2画像状態検出手段と、前記第1および第2画像状態検出手段の各検出結果から前記表示画像における画素値を調整する画素値調整手段と、前記第1および第2画像状態検出手段の各検出結果から前記バックライトの発光光量を制御するバックライト制御手段とを備えることを特徴とする。
ここで、本発明に係る液晶表示制御装置においては、前記第2画像状態検出手段は、前記液晶表示画面に最初に表示されるときの画像および前記第1領域が移動された直後の画像を初期画像として第2領域の画像の状態を検出することを特徴とすることもできる。
また、本発明に係る液晶表示制御装置においては、前記第1領域においては、動画、静止画のスライドショーおよびウェブサイトのブラウズ画像のいずれかを表示し、前記第2領域においては、第1領域の背景となる静止画を表示することを特徴としてもよい。
また、本発明に係る液晶表示制御装置においては、前記第1領域は、ユーザ操作に基づくパラメータで設定されることを特徴とすることもできる。
また、本発明に係る液晶表示制御装置においては、前記第1領域は前記第1領域に表示すべき画像の画像信号に付加される付加情報に基づいて設定されることを特徴としてもよい。
なお、本発明は、このような液晶表示制御装置として実現することができるだけでなく、このような液晶表示制御装置が備える特徴的な手段をステップとする液晶表示制御方法として実現したり、それらのステップをコンピュータに実行させるプログラムとして実現したりすることもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体やインターネット等の伝送媒体を介して配信することができるのはいうまでもない。
また、所定時間ごとに表示画像を表示する液晶表示画面と、前記液晶表示画面の裏側から照明するバックライトと、上記の液晶表示制御装置とを備えることを特徴とする画像表示装置として実現することもできる。
以上の説明から明らかなように、本発明に係る液晶表示制御装置によれば、表示画像に係る第1領域の周囲の第2領域について、初期画像が表示される時点で、第2領域の画像の状態を検出することで、後の時点で第2領域の画像の状態の検出結果を使い回すことができるので、1画面分のデータ解析に要する時間を短くし、しかも負荷を軽減することができる液晶表示制御装置が実現される。
よって、本発明により、後の時点で第2領域の画像の状態の検出結果を使い回すことができ、液晶表示画面を用いた携帯情報端末が普及してきた今日における本願発明の実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
液晶表示装置1は、携帯電話機や、ノート型パーソナルコンピュータなどの携帯情報端末装置に搭載され、液晶の透過率に応じた画像を表示する液晶表示画面10と、液晶表示画面10を裏側から照明するバックライト20と、入力される画像信号を基に、液晶表示画面10の液晶の透過率を調整するとともに、液晶の透過率に対応させてバックライト20の発光光量を調整する機能を有する液晶表示制御装置30とから構成される。
この液晶表示制御装置30は、TV放送などの動画における入力画像信号を基に、1静止画像(以後、1フレームと称する)ごとの画像の状態を更新領域と周辺領域とに分けて検出し、その画像の状態に応じて液晶表示画面10の液晶の透過率(輝度値等)を調整する制御信号を出力するとともに、上記画像の状態に応じて、バックライト20の発光光量を調整する制御信号を出力するものであり、画像メモリ制御部300と、画像メモリ310と、更新領域画像状態検出部320と、周辺領域画像状態検出部330と、画像信号変換部340と、出力信号選択部350と、パラメータ決定部360と、ディスプレイコントローラ370と、データ解析部380と、バックライト調整部390などとから構成される。
更新領域画像状態検出部320は、最大値検出部321および合計値計算部322からなる。周辺領域画像状態検出部330は、更新領域画像状態検出部320と同じく、最大値検出部331および合計値計算部332からなる。
画像メモリ制御部300は、入力画像信号を画像メモリ310の所定の領域へ書き込むとともに、画像メモリ310から読み出した画像信号を色相、輝度、彩度などの色の情報を持った情報信号に変換する。
画像メモリ310は、画像メモリ制御部300による制御に基づいて、フレームごとに入力される入力画像信号を更新しつつ保持するとともに、先に入力された入力信号を保持する。
更新領域画像状態検出部320は、液晶表示制御装置30に入力された液晶表示画面10の一部を表す矩形領域の入力画像信号において、1フレームごとの画像の状態を検出する。
周辺領域画像状態検出部330は、全領域色空間変換部305が出力する画像信号のうち、更新領域画像状態検出部320が処理しない周辺領域の画像信号を処理するものであり、周辺領域の画像の状態をフレームの変更の際に検出する。
データ解析部380は、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330から出力されるフレーム毎の各画素における輝度信号Iの合計値と、彩度信号S1の合計値から画素毎の輝度信号Iと彩度信号S1の平均値をそれぞれ求め、それぞれの平均値と、フレーム毎の各画素における輝度信号Iの最大値とからフレーム毎の画像の状態を解析する。
バックライト調整部390は、データ解析部380から出力される制御量に応じて、バックライトの発光光量を調整する調整値を演算し、バックライト20に出力する。
パラメータ決定部360は、ユーザからの指示とデータ解析部380の解析結果に基づいて、所定のパラメータを画像メモリ制御部300、更新領域画像状態検出部320、周辺領域画像状態検出部330、画像信号変換部340および出力信号選択部350に出力する。
画像信号変換部340は、画像の輝度信号および彩度信号を変換することによって、液晶表示画面10の液晶の透過率を調整するための制御信号を出力する。
出力信号選択部350は、ユーザからの指示によりパラメータ決定部360が決定したパラメータ値に基づいて、液晶表示制御装置30に入力される画像信号と、減色処理部344から出力される画像信号のうちのいずれか一方の画像信号をフレームごとに選択して、選択した方の画像信号をディスプレイコントローラ370に出力する。
ディスプレイコントローラ370は、出力信号選択部350が選択した画像信号を基に液晶表示画面10に表示する液晶の透過率を演算し、液晶表示画面10に出力する。
ここで、液晶表示画面10に出力される画像信号(以後、「出力画像信号」とも記す。)と、液晶表示制御装置30に入力される画像信号(以後、「入力画像信号」とも記す。)とについて説明する。
図2は、1フレームの出力画像信号および入力画像信号を示す説明図である。
図2に示されるように、1フレームの出力画像信号および入力画像信号は、水平方向および垂直方向にそれぞれ区切られている。なお、区切られた矩形の最小単位を画素という。各画素は、色の成分であるR成分、G成分およびB成分で一意に表される1つの属性を持っている。
図2に示されるように、1フレームの出力画像信号および入力画像信号において水平方向をX軸、垂直方向をY軸とし、1フレームの左上角の座標を(0,0)とすると、各画素は座標値(x、y)で表される。図2では、1フレームの出力画像信号および入力画像信号が水平方向にM+1個(M+1は2以上の正の整数)の画素に分割され、垂直方向にN+1個(N+1は2以上の正の整数)の画素に分割されている。
この1フレームの出力画素信号は、まず水平方向における最上段の座標(0,0)、座標(1,0)、座標(2,0)、・・・、座標(M、0)で示される画素の順、次いで、次の段の座標(0、1)、座標(1,1)、座標(2,1)、・・・、座標(M、1)で示される画素の順のように、左から右へ、上段から下段に向かって、液晶表示制御装置30から出力される。以下の画素も同様にして順次出力され、最後に水平方向の一番下段の座標(0、N)、座標(1、N)、座標(2、N)、・・・、座標(M、N)で示される画素の順に出力される。
このように、液晶表示制御装置30から出力される画像信号の1フレーム分の画像信号は、各画素の属性を表す個々の画像信号が、上述した処理を行う順にシリアルに配置されている。
一方、この1フレームの入力画素信号は、各画素は座標値(x、y)で表される。図2の例では、1フレームの出力画像信号および入力画像信号が水平方向にM+1個の画素に分割され、垂直方向にN+1個の画素に分割されている出力画像信号の領域のうちの任意の矩形領域が入力される。
図2に示されるように、この1フレームの入力画素信号は、まず水平方向における任意の矩形領域の最上段の座標(xs,ys)、座標(1,ys)、座標(2,ys)、・・・、座標(xe、ys)で示される画素の順、次いで、次の段の座標(xs、ys+1)、座標(xs+1,ys+1)、座標(xs+2,ys+1)、・・・、座標(xe、ys+1)で示される画素の順に、左から右へ、上段から下段に向かって、液晶表示制御装置30に入力される。以下の画素も同様にして順次入力され、最後に任意の矩形領域の水平方向の一番下段の座標(xs、ye)、座標(xs+1、ye)、座標(xs+2、ye)、・・・、座標(xe、ye)で示される画素の順に入力される。
このように、液晶表示制御装置30に入力される入力画像信号の1フレーム分の画像信号は、各画素の属性を表す個々の画像信号が、上述した処理を行う順にシリアルに配置されている。つまり、液晶表示画面10において液晶表示画面10のサイズよりも小さなウインドウの領域内で動画を表示させるような場合、ウインドウ周囲のリング状の周辺領域については、ディスクトップ等の背景画像等、最初の画面用の入力画像信号が液晶表示制御装置30に対して1回だけ入力され、ウインドウ内の領域については、動画用の入力画像信号が液晶表示制御装置30に対してフレームごとに入力される。
次に、液晶表示制御装置30の各部構成について順次詳細に説明する。
図3は、画像メモリ制御部300の構成を示すブロック図である。
画像メモリ制御部300は、メモリアクセス部301と、更新領域増色処理部302と、更新領域色空間変換部303と、全領域増色処理部304と、全領域色空間変換部305とから構成される。
メモリアクセス部301は、入力画像信号の画像メモリ310への書き込みや、この入力画像信号および1画面全領域についての画像信号の読み出しを制御する。
図4は、メモリアクセス部301によって処理される入力画像信号のデータフローを示すブロック図である。
図4に示されるように、メモリアクセス部301は、パラメータ決定部360から出力される任意の矩形領域(「更新領域」とも記す。)の情報に基づいて、入力画像信号を画像メモリ310の対応する領域に書き込む。そして、メモリアクセス部301は、入力画像信号を更新領域増色処理部302に出力する。また、メモリアクセス部301は、1フレーム分の画素を画像メモリ310から読み出し、読み出した画像信号を全領域増色処理部304へ出力する。
図5は、更新領域増色処理部302の構成を示すブロック図である。
更新領域増色処理部302は、入力される更新領域の画像信号を画素ごとに色のRGB成分である成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bに分解し、分解した各色の成分信号の階調を変更して出力するものであり、色分解部3021と、R成分増色部3022と、G成分増色部3023と、B成分増色部3024とから構成される。
色分解部3021は、図1に示されるパラメータ決定部360が決定したパラメータ値(カラーフォーマット)に基づいて、入力された画像信号を5ビットあるいは6ビットで表される成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bにそれぞれ分解する。
図6は、全領域増色処理部304の構成を示すブロック図である。
全領域増色処理部304は、入力される全領域の画像信号を画素ごとに色のRGB成分である成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bに分解し、分解した各色の成分信号の階調を変更して出力するものであり、更新領域増色処理部302と同様、色分解部3041と、R成分増色部3042と、G成分増色部3043と、B成分増色部3044とから構成される。
色分解部3041は、図1に示すパラメータ決定部360が決定したパラメータ値(カラーフォーマット)に基づいて、入力された全領域の画像信号を各々が5ビットあるいは6ビットで表される成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bに分解する。
更新領域増色処理部302および全領域増色処理部304に入力されるパラメータ値は、パラメータ決定部360がキーボードなどの図示しない操作部を介してユーザによる入力を受け付け、そのユーザからの入力に基づいて決定した値や、フレームごとの画像に状態に応じて演算によって決定する値である。ここで、パラメータ決定部360へのユーザからの入力による指示は、更新領域増色処理部302および全領域増色処理部304のR成分増色部3022,3042と、G成分増色部3023,3043と、B成分増色部3024,3044とが各色の成分信号における色の階調を5ビットあるいは6ビットから8ビットにそれぞれ変更することに対応している。
図7(a)は、各色の成分信号の階調を変更する前における画素ごとの画素信号を示す図である。
図7(a)に示すように、座標(0、0)、座標(1、0)、座標(2、0)の各画素は、成分信号Rのビット深度が5ビット、成分信号Gのビット深度が6ビット、成分信号Bのビット深度が5ビットで表されている。この各画素におけるビットでの表現は、液晶表示画面10に対応したフォーマットになっている。
このように分解して得られた各色の成分信号についての階調がそれぞれ高くなるように、上述したR成分増色部3022,3042と、G成分増色部3023,3043と、B成分増色部3024,3044とは、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値に基づいてカラーフォーマットの変更を行う。
図7(b)は、各色の成分信号における階調の変更後における映像信号の一例を示す図である。
図7(b)に示すように、座標(0、0)、座標(1、0)、座標(2、0)の各画素は、R成分信号、G成分信号およびB成分信号のビット深度が8ビットで表されている。
この色の階調を変更する例として、R成分増色部3022,3042が、色の階調が5ビットである成分信号から色の階調が8ビットである成分信号に変更した状態を説明する。
図8は、色の成分の階調を変更するときの一例を示す模式図である。
図8に示すように、成分信号511は、R成分増色部3022,3042に入力される色の階調が5ビットである信号であり、成分信号512は、R成分増色部3022,3042から出力される色の階調が8ビットである信号である。
このとき、R成分増色部3022,3042は、色の階調が5ビットである成分信号511の上位3ビットをその成分信号511の下位に付加して、色の階調が8ビットの成分信号512に変更している。このような変更を行うことで、値が直線状となり、分解能が上がる。そして、このように、更新領域増色処理部302および全領域増色処理部304が色の階調を高くなるように変更することで、後に続く処理において精度の高い処理を行うことができ、最終的に出力される画像信号は高品位なものになり、バックライト20の調整の精度も上がることになる。
図9は、更新領域色空間変換部303の構成を示すブロック図である。
更新領域色空間変換部303は、更新領域増色処理部302から出力される更新領域に係る成分信号R、成分信号G、成分信号Bを輝度、彩度などの色の情報を持った情報信号に変換するものであり、大小関係検出部3031と、輝度計算部3033と、第1彩度計算部3034とから構成される。
大小関係検出部3031は、更新領域増色処理部302から出力された各画素における成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの中で、いずれが最大値、中間値および最小値であるかの大小関係を検出する。入力される画像信号について、この大小関係検出部3031が例えば成分信号Rが最大値であると検出すると、その画素は赤みがかっていることを示している。
輝度計算部3033は、更新領域増色処理部302から出力された成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの信号値と、大小関係検出部3031で検出した大小関係と、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値とから、色の情報信号である輝度信号Iを算出し、算出した輝度信号Iを更新領域画像状態検出部320の最大値検出部321および合計値計算部322に出力する。
第1彩度計算部3034は、更新領域増色処理部302から出力された成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの信号値と、大小関係検出部3031で検出した大小関係と、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値とから、色の情報信号である彩度信号S1を算出し、算出した彩度信号S1を更新領域画像状態検出部320の合計値計算部322に出力する。
図10は、全領域色空間変換部305の構成を示すブロック図である。
全領域色空間変換部305は、全領域増色処理部304から出力される全領域の成分信号R、成分信号G、成分信号Bを色相、輝度、彩度などの色の情報を持った情報信号に変換するものであり、大小関係検出部3051と、色相計算部3052と、輝度計算部3053と、第1彩度計算部3054と、第2彩度計算部3055とから構成される。
大小関係検出部3051は、全領域増色処理部304から出力された各画素における成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの中で、いずれが最大値、中間値および最小値であるかの大小関係を検出する。入力される画像信号について、この大小関係検出部3051が例えば成分信号Rが最大値であると検出すると、その画素は赤みがかっていることを示している。
色相計算部3052は、この全領域色空間変換部305に特有のブロックで、全領域増色処理部304から出力された成分信号R,成分信号Gおよび成分信号Bの信号値と、大小関係検出部3051で検出した大小関係と、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値とから、色の情報信号である色相信号Hを算出し、画像信号変換部340に出力する。
輝度計算部3053は、全領域増色処理部304から出力された成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの信号値と、大小関係検出部3051で検出した大小関係と、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値とから、色の情報信号である輝度信号Iを算出し、算出した輝度信号Iを画像信号変換部340と、周辺領域画像状態検出部330の最大値検出部331および合計値計算部332に出力する。
第1彩度計算部3054は、全領域増色処理部304から出力された成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの信号値と、大小関係検出部3051で検出した大小関係と、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値とから、色の情報信号である彩度信号S1を算出し、算出した彩度信号S1を画像信号変換部340と、周辺領域画像状態検出部330の合計値計算部332に出力する。
第2彩度計算部3055は、この全領域色空間変換部305に特有のブロックで、全領域増色処理部304から出力された成分信号R、成分信号Gおよび成分信号Bの信号値と、大小関係検出部3031で検出した大小関係と、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値とから、色の情報信号である彩度信号S2を算出し、画像信号変換部340に出力する。
次に、更新領域画像状態検出部320の最大値検出部321および合計値計算部322について順次説明する。
図11は、最大値検出部321の構成を示すブロック図である。
最大値検出部321は、更新領域色空間変換部303から出力される更新領域に係る輝度信号Iからフレームごとの各画素の最大輝度を検出するものであり、水平方向ローパスフィルタ部3211と、水平方向最大値検出部3212と、垂直方向ローパスフィルタ部3213と、垂直方向最大値検出部3214と、最大値保持部3215とから構成される。
水平方向ローパスフィルタ部3211は、パラメータ決定部360から出力されるパラメータ値に基づいて、更新領域色空間変換部303から出力される輝度信号Iの高周波成分を除去する。
水平方向最大値検出部3212は、水平方向ローパスフィルタ部3211から出力された輝度信号Iにおいて、1フレームごとの各水平方向の画素単位で最大値を検出し、検出結果を輝度信号Iとともに垂直方向ローパスフィルタ部3213に出力する。
垂直方向ローパスフィルタ部3213は、パラメータ決定部360からの出力されるパラメータ値に基づいて、水平方向最大値検出部3212から出力される輝度信号Iの高周波成分を除去する。
垂直方向最大値検出部3214は、垂直方向ローパスフィルタ部3213から出力された輝度信号Iを取得し、1フレームごとの各垂直方向の画素単位で最大値を検出して、最大値保持部3215に出力する。
最大値保持部3215は、垂直方向最大値検出部3214から出力された値、すなわち、更新領域に係る各フレームにおける各画素の輝度信号Iの最大値を保持し、データ解析部380に出力する。
図12は、合計値計算部322の構成を示すブロック図である。
合計値計算部322は、フレームごとに各画素の彩度信号と輝度信号のそれぞれの合計値を求めるものであり、データリミット部3221と、加算器3222と、合計値保持部3223とを備える。この合計値計算部322によって得られる合計値からその平均を取ることで、フレームごとの輝度と彩度の概算値を知ることができる。
データリミット部3221は、輝度計算部3033から出力される画素ごとの輝度信号Iおよび第1彩度計算部3034から出力される画素ごとの彩度信号S1を有効である上限値に制限して加算器3222に出力する。このとき、データリミット部3221は、パラメータ決定部360から出力されるパラメータ値と、輝度計算部3033から出力される画素ごとの輝度信号Iとから、画素ごとの輝度信号Iにおいて有効である上限値を算出するとともに、同じくパラメータ値と第1彩度計算部3034から出力される画素ごとの彩度信号S1とから、画素ごとの彩度信号S1において有効である上限値を算出する。そして、データリミット部3221は、輝度計算部3033から出力される画素ごとの輝度信号Iと第1彩度計算部3034から出力される画素ごとの彩度信号S1が算出した上限値を超えているときは、その輝度信号Iと彩度信号S1を上記算出した上限値にして加算器3222に出力する。
加算器3222は、データリミット部3221から出力された各画素の輝度信号Iをフレームごとに加算することによって合計値を算出し、算出した輝度信号Iの合計値を合計値保持部3223に出力するとともに、各画素の彩度信号S1をフレームごとに加算することによって合計値を算出し、算出した彩度信号S1の合計値を合計値保持部3223に出力する。
合計値保持部3223は、加算器3222が出力した各フレームにおける画素ごとの輝度信号Iの合計値と、各フレームにおける彩度信号S1の合計値を保持し、データ解析部380に出力する。
次に、周辺領域画像状態検出部330の最大値検出部331および合計値計算部332について順次説明する。
図13は、最大値検出部331の構成を示すブロック図である。
最大値検出部331は、全領域色空間変換部305から出力される全領域に含まれる周辺領域の輝度信号Iからフレームごとの各画素の最大輝度を検出するものであり、水平方向ローパスフィルタ部3311と、水平方向最大値検出部3312と、垂直方向ローパスフィルタ部3313と、垂直方向最大値検出部3314と、最大値保持部3315とから構成される。
水平方向ローパスフィルタ部3311は、パラメータ決定部360から出力されるパラメータ値に基づいて、全領域色空間変換部305から出力される全領域に含まれる周辺領域の輝度信号Iの高周波成分を除去する。
水平方向最大値検出部3312は、水平方向ローパスフィルタ部3311から出力された輝度信号Iにおいて、1フレームごとの各水平方向の画素単位で最大値を検出し、検出結果を輝度信号Iとともに垂直方向ローパスフィルタ部3313に出力する。
垂直方向ローパスフィルタ部3313は、パラメータ決定部360からの出力されるパラメータ値に基づいて、水平方向最大値検出部3312から出力される輝度信号Iの高周波成分を除去する。
垂直方向最大値検出部3314は、垂直方向ローパスフィルタ部3313から出力された輝度信号Iを取得し、1フレームごとの各垂直方向の画素単位で最大値を検出して、最大値保持部3315に出力する。
最大値保持部3315は、垂直方向最大値検出部3314から出力された値、すなわち、各フレームにおける各画素の輝度信号Iの最大値を保持し、データ解析部380に出力する。
図14は、合計値計算部332の構成を示すブロック図である。
合計値計算部332は、フレームごとに各画素の彩度信号と輝度信号のそれぞれの合計値を求めるものであり、データリミット部3321と、加算器3322と、合計値保持部3323とを備えている。この合計値計算部332によって得られる合計値からその平均を取ることで、フレームごとの輝度と彩度の概算値を知ることができる。
データリミット部3321は、輝度計算部3053から出力される画素ごとの輝度信号Iおよび第1彩度計算部3054から出力される画素ごとの彩度信号S1を有効である上限値に制限して加算器3322に出力する。このとき、データリミット部3321は、パラメータ決定部360から出力されるパラメータ値と、輝度計算部3053から出力される画素ごとの輝度信号Iとから、画素ごとの輝度信号Iにおいて有効である上限値を算出するとともに、同じくパラメータ値と第1彩度計算部3054から出力される画素ごとの彩度信号S1とから、画素ごとの彩度信号S1において有効である上限値を算出する。そして、データリミット部3321は、輝度計算部3053から出力される画素ごとの輝度信号Iと第1彩度計算部3054から出力される画素ごとの彩度信号S1が算出した上限値を超えているときは、その輝度信号Iと彩度信号S1を上記算出した上限値にして加算器3322に出力する。
加算器3322は、データリミット部3321から出力された各画素の輝度信号Iをフレームごとに加算して合計値を算出して合計値保持部3323に出力するとともに、各画素の彩度信号S1をフレームごとに加算して合計値を算出し合計値保持部3323に出力する。
合計値保持部3323は、加算器3322が出力した各フレームにおける画素ごとの輝度信号Iの合計値と、各フレームにおける彩度信号S1の合計値を保持し、データ解析部380に出力する。
データ解析部380は、更新領域画像状態検出部320の合計値計算部322および周辺領域画像状態検出部330の合計値計算部332から出力されるフレームごとの各画素における輝度信号Iの合計値と、彩度信号S1の合計値から画素ごとの輝度信号Iと彩度信号S1の平均値をそれぞれ求め、それぞれの平均値と、更新領域画像状態検出部320の最大値検出部321および周辺領域画像状態検出部330の最大値検出部331から出力されるフレームごとの各画素における輝度信号Iの最大値とからフレームごとの画像の状態を解析する。
そして、データ解析部380は、その画像の状態に応じて輝度信号および彩度信号を適切に制御する制御量を示す信号をパラメータ決定部360に出力するとともに、バックライトの発光光量を適切に制御するための制御量をバックライト調整部390に出力する。
また、データ解析部380は、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330が検出したフレームごとの画像の状態に応じて輝度信号および彩度信号を適切に制御する制御量を示す信号をパラメータ決定部360に出力する。さらに、データ解析部380は、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330が検出したフレームごとの画像の状態に応じて輝度信号および彩度信号を適切に制御する制御量を示す信号をパラメータ決定部360に出力する。
また、データ解析部380は、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330が検出したフレームごとの画像の状態に応じて輝度信号および彩度信号を適切に制御する制御量を示す信号をパラメータ決定部360に出力する。
また、データ解析部380は、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330が検出したフレームごとの画像の状態に応じて輝度信号および彩度信号を適切に制御する制御量を示す信号をパラメータ決定部360に出力する。
このとき、データ解析部380からの制御信号により画像の状態に応じてバックライト調整部390は、輝度が高くなるように変換した値に対応させて、バックライト20の発光光量を下げる。これにより、実際に見える画像の状態を変化させずにバックライト20の発光光量を下げることによる省電力化が図れる。
パラメータ決定部360は、データ解析部380から出力されたフレームごとの画像の状態に応じて輝度信号および彩度信号を適切に制御する制御量を示す信号に基づいて、画像信号変換部340においてその輝度信号Iを適切に制御する制御量を基に輝度信号Iを変換するパラメータ値を決定する。
また、パラメータ決定部360は、その彩度信号S1を適切に制御する制御量を基に彩度信号S1を変換するパラメータ値を決定する。
パラメータ決定部360は、その輝度信号Iを適切に制御する制御量を基に輝度信号Iを変換するパラメータ値を決定する。
パラメータ決定部360は、その彩度信号S1を適切に制御する制御量を基に彩度信号S1を変換するパラメータ値を決定する。
次に、画像信号変換部340について説明する。
図15は、画像信号変換部340の構成を示すブロック図である。
画像信号変換部340は、更新領域画像状態検出部320および周辺領域画像状態検出部330が検出した画像の状態を基に、全領域色空間変換部305が出力する画像の輝度信号および彩度信号を変換し、変換した輝度信号および彩度信号からRGBからなる色の各成分信号である成分信号R’と成分信号G’と成分信号B’を生成し、それぞれの成分信号における色の階調を変更して出力信号選択部350へ出力するものであり、輝度変換部341と、彩度変換部342と、第2色空間変換部343と、減色処理部344を備える。
輝度変換部341は、全領域色空間変換部305が出力する輝度信号Iに対して、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値に基づいて演算処理を施し、輝度信号I’に変換して第2色空間変換部343に出力する。
このように、輝度変換部341では、フレームごとの画像の状態に応じて輝度信号Iを変換する。例えばフレームごとの画像が全体的に輝度の低い画像であれば輝度を高くする余裕があるとして、輝度変換部341はその輝度が高くなるように変換する。
彩度変換部342は、全領域色空間変換部305が出力する彩度信号S1にパラメータ決定部360が決定したパラメータ値に基づいて演算処理を施し彩度信号S1’に変換して第2色空間変換部343に出力する。
このように、彩度変換部342では、フレームごとの画像の状態に応じて彩度信号S1を変換する。例えばフレームごとの画像が全体的に彩度の低い画像であれば、全体的に彩度を高くする余裕があるとして、彩度変換部342は、その彩度が大きくなるように変換する。このとき、バックライト調整部390は、データ解析部380からの制御信号により画像の状態に応じてバックライト20の発光光量を下げる。これにより、実際に見える画像の状態を変化させずにバックライト20の発光光量を下げることによる省電力効果が図れる。
図16は、第2色空間変換部343の内部構成の一例を示すブロック図である。
第2色空間変換部343は、輝度変換部341から出力される輝度信号I’と、彩度変換部342から出力される彩度信号S1’と、全領域色空間変換部305から出力される色相信号Hおよび彩度信号S2と、パラメータ決定部360から出力されるパラメータ値を基に、RGBからなる色の各成分信号である成分信号R’と成分信号G’と成分信号B’を生成して減色処理部344へ出力するものであり、最大値計算部3431と、中間値計算部3432と、最小値計算部3433と、データ選択部3434を備える。
最大値計算部3431、中間値計算部3432および最小値計算部3433は、最大値、中間値および最小値をそれぞれの計算し、計算結果である最大値、中間値および最小値をデータ選択部3434に出力する。このとき、上述したパラメータ値は、最大値計算部3431、中間値計算部3432、最小値計算部3433のそれぞれにおいて異なる値となる。
データ選択部3434は、全領域色空間変換部305から出力される色相信号Hに基づいて、最大値計算部3431と、中間値計算部3432と、最小値計算部3433から出力される計算結果である最大値、中間値および最小値を選択して、色のRGB成分を示す成分信号R’、成分信号G’、成分信号B’として減色処理部344に出力する。
図17は、減色処理部344の構成を示すブロック図である。
減色処理部344は、第2色空間変換部343が出力する色の成分信号R’、成分信号G’および成分信号B’を取得して、それぞれの成分信号における色の階調を変更して出力信号選択部350へ出力するものであり、R成分減色部3441と、G成分減色部3442と、B成分減色部3443とを備える。減色処理部344は、例えば、各成分信号が8ビットの信号である場合、液晶表示画面が表示可能である各5ビットの信号にディザ処理を施して変更する。
R成分減色部3441、G成分減色部3442およびB成分減色部3443は、パラメータ決定部360が決定したパラメータ値に応じて、第2色空間変換部343から出力された色の成分信号R’、成分信号G’、成分信号B’における色の階調をそれぞれ変更し、階調変更後の成分信号R”、成分信号G”、成分信号B”からなる画像信号を出力信号選択部350に出力する。
このとき、パラメータ決定部360は、ユーザからの入力に応じてパラメータ値を設定する。また、パラメータ決定部360は、フレームごとの画像の状態に応じてこのパラメータを変更できる。
図18は、第2色空間変換部343から出力された色の成分信号が、R成分減色部3441と、G成分減色部3442と、B成分減色部3443で色の階調の変更がなされる場合の一例を示す図である。
この例では、色の階調が8ビットである成分信号を、R成分減色部3441と、G成分減色部3442と、B成分減色部3443で効果的な減色処理(例えば、ディザ処理)を施し、色の階調が5ビットである成分信号に変更している。つまり、切り捨てられる3ビットを3捨4入することでLSBの値を調整するようにしている。
図19は、液晶表示制御装置30に画像信号が入力されてから、画像メモリ310に書き込むデータ、画像メモリ310から読み出すフレーム、更新領域画像状態検出部320で処理するデータ、周辺領域画像状態検出部330で処理するデータ、液晶表示画面10に出力するフレーム、バックライト20に設定するデータの一例を示した図である。なお、図19(a)は垂直同期信号を、図19(b)は入力映像信号を、図19(c)は画像メモリ310に書き込むデータを、図19(d)は画像メモリ310から読み出す1フレームのデータを、図19(e)は更新領域画像状態検出部320が処理するデータを、図19(f)は周辺領域画像状態検出部330が処理するデータを、図19(g)は液晶表示画面10に表示する1フレームのデータを、図19(h)はバックライト20に設定する値を、それぞれ示している。
図19に示した例では、入力される画像信号は、フレームの切り替わりを表す垂直同期信号ごとに入力され、入力される画像信号が液晶表示画面10のどこの領域であるかの情報もパラメータ決定部360からユーザの指示に基づいて入力される。
図19に示すように、液晶表示画面10に出力するフレームは、入力された画像信号を画像メモリ310に書き込んだデータが、次の垂直同期信号のタイミングで画像メモリ310から読み出したものである。液晶表示制御装置30に画像信号が入力されると、更新領域画像状態検出部320が入力された画像信号の更新領域を処理し、周辺領域画像状態検出部330が入力された画像信号の周辺領域を処理することで、次の垂直同期信号のタイミングでデータ解析部380がバックライトの値を算出している。
従来の液晶表示装置では、バックライト20に設定する値を、液晶表示画面10に出力するフレームで算出したものと一致するために。毎フレームのデータをスキャンするためにメモリアクセスの増加があったが、本発明の液晶表示装置では、少ないメモリアクセスで実現することができる。
また、入力される画像信号の周辺領域が変化していないときは、周辺領域画像状態検出部330の検出結果を使い回し、更新領域画像状態検出部320だけを動作させるだけで1フレーム分の画像の状態を取得できるので、さらに少ないメモリアクセスで省電力効果を実現することができる。
携帯電話機に代表される携帯情報端末において、1フレームごとに更新される画像信号は、特定の領域であることが一般的である。本発明の液晶表示装置は、携帯電話機に代表される携帯情報端末において、非常に実現性があり、効果が絶大である。
なお、この実施の形態に係る液晶表示装置1においては、領域の移動の際に周辺領域画像状態検出部330で周辺領域の画像の状態を検出し直すようにしているが、輝度の最大値、合計値等について変化がない場合や変化がわずかである場合が多いので、元の検出結果を使い回すようにしてもよい。これによっても、データ解析に要する時間を短くし、しかも負荷を軽減することができる。
また、上記実施の形態においては画像メモリ制御部300から周辺領域画像状態検出部330に全領域の画像信号を入力するようにしたが、周辺領域だけの画像信号を入力するようにしてもよい。これにより、更新領域の画像信号転送の無駄をなくすことができる。
また、上記実施の形態においては画像メモリ制御部300のメモリアクセス部301から全領域増色処理部304に全領域の画像信号を転送したが、周辺領域だけの画像信号を転送するようにしてもよい。この場合、全領域色空間変換部305から周辺領域の画像信号を画像信号変換部340に出力し、更新領域色空間変換部303から更新領域の画像信号を画像信号変換部340に出力するようにすればよい。
また、上記実施の形態においては液晶表示制御装置30に入力される更新領域の画像が動画として説明したが、動画に限られず、静止画のスライドショーおよびウェブサイトのブラウズ画像の何れかであってもよい。
また、上記実施の形態では、更新領域は、ユーザ操作に基づくパラメータで設定される場合について説明したが、更新領域はその更新領域に表示すべき画像の画像信号に付加される付加情報(例えば図2に示される更新領域の始点座標(xs,ys)と終点座標(xe,ye))に基づいて設定される構成としてもよい。
本発明の液晶表示制御装置は、ノートパソコンや携帯電話機などに用いられるバックライト型液晶表示画面のドライバIC等として有用である。
本発明の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。 1フレームの出力画像信号および入力画像信号を示す説明図である。 画像メモリ制御部300の構成を示すブロック図である。 メモリアクセス部301によって処理される入力画像信号のデータフローを示すブロック図である。 更新領域増色処理部302の構成を示すブロック図である。 全領域増色処理部304の構成を示すブロック図である。 各色の成分信号の階調を変更する前後における画素ごとの画素信号の様子を示す図である。 色の成分の階調を変更するときの一例を示す模式図である。 更新領域色空間変換部303の構成を示すブロック図である。 全領域色空間変換部305の構成を示すブロック図である。 最大値検出部321の構成を示すブロック図である。 合計値計算部322の構成を示すブロック図である。 最大値検出部331の構成を示すブロック図である。 合計値計算部332の構成を示すブロック図である。 画像信号変換部340の構成を示すブロック図である。 第2色空間変換部343の内部構成の一例を示すブロック図である。 減色処理部344の構成を示すブロック図である。 色の階調の変更がなされる場合の一例を示す図である。 液晶表示制御装置30の洋舞におけるデータ等の一例を示したタイミングチャートを示す図である。 従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
10 液晶表示画面
20 バックライト
30 液晶表示制御装置
300 画像メモリ制御部
310 画像メモリ
320 更新領域画像状態検出部
321,331 最大値検出部
322,332 合計値計算部
330 周辺領域画像状態検出部
340 画像信号変換部
350 出力信号選択部
360 パラメータ決定部
370 ディスプレイコントローラ
380 データ解析部
390 バックライト調整部

Claims (9)

  1. 液晶表示画面に表示する表示画像における各画素値の調整を連動させて、当該液晶表示画面の裏側から照明するバックライトの発光光量を制御する液晶表示制御装置であって、
    前記表示画像において画像の更新がなされる第1領域について、画像が更新されるごとに、第1領域の画像の状態を検出する第1画像状態検出手段と、
    前記第1領域の周囲の第2領域について、初期画像が表示される時点で、第2領域の画像の状態を検出する第2画像状態検出手段と、
    前記第1および第2画像状態検出手段の各検出結果から前記表示画像における画素値を調整する画素値調整手段と、
    前記第1および第2画像状態検出手段の各検出結果から前記バックライトの発光光量を制御するバックライト制御手段と
    を備えることを特徴とする液晶表示制御装置。
  2. 前記第2画像状態検出手段は、前記液晶表示画面に最初に表示されるときの画像および前記第1領域が移動された直後の画像を初期画像として第2領域の画像の状態を検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の液晶表示制御装置。
  3. 前記第1領域においては、動画、静止画のスライドショーおよびウェブサイトのブラウズ画像のいずれかを表示し、前記第2領域においては、第1領域の背景となる静止画を表示する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の液晶表示制御装置。
  4. 前記第1領域はユーザ操作に基づくパラメータで設定される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示制御装置。
  5. 前記第1領域は前記第1領域に表示すべき画像の画像信号に付加される付加情報に基づいて設定される
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液晶表示制御装置。
  6. 液晶表示画面に所定時間ごとに表示する表示画像における各画素値の調整を連動させて、当該液晶表示画面の裏側から照明するバックライトの発光光量を制御する液晶表示制御装置における液晶表示制御方法であって、
    前記表示画像に係る画像の更新がなされる第1領域について、画像が更新されるごとに、第1領域の画像の状態を検出する第1画像状態検出ステップと、
    前記表示画像に係る前記第1領域の周囲の第2領域について、初期画像が表示される時点で、第2領域の画像の状態を検出する第2画像状態検出ステップと、
    前記第1および第2画像状態検出ステップの各検出結果から前記表示画像における画素値を調整する画素値調整ステップと、
    前記第1および第2画像状態検出ステップの各検出結果から前記バックライトの発光光量を制御するバックライト制御ステップと
    を含むことを特徴とする液晶表示制御方法。
  7. 請求項6におけるすべてのステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  8. コンピュータに請求項6におけるすべてのステップを実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 所定時間ごとに表示画像を表示する液晶表示画面と、
    前記液晶表示画面の裏側から照明するバックライトと、
    請求項1〜5のいずれか1項に記載の液晶表示制御装置と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
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