JP2005084242A - 放射線カセッテの除電構造 - Google Patents

放射線カセッテの除電構造 Download PDF

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【課題】簡単な構成で、放射線カセッテから人手等に放電することを確実に阻止することを可能にする。
【解決手段】除電構造50は、可撓性導電部材44a、44bと、保持ピン46a、46bとを備える。可撓性導電部材44a、44bは、側壁部28a、28bの溝部38に挿入されて表板24の導電層32に接続されるとともに、前記可撓性導電部材44a、44bの端部は、凹部40a、40bに露呈する。そして、放射線カセッテが処理装置内に配置されると、保持ピン46a、46bは、凹部40a、40bに挿入されて可撓性導電部材44a、44bに接触する。
【選択図】図4

Description

本発明は、被写体の放射線画像情報を記録する放射線画像記録担体が、取り出し可能に収容される筐体を設けた放射線カセッテの除電構造に関する。
例えば、蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人体等の被写体の放射線画像情報を一旦記録し、この放射線画像情報を写真フイルム等の写真感光材料等に再生し、あるいはCRT等に可視像として出力させるシステムが知られている。
蓄積性蛍光体は、放射線(X線、α線、β線、γ線、電子線、紫外線等)の照射によりこの放射線エネルギの一部を蓄積し、後に可視光等の励起光の照射によって、蓄積されたエネルギに応じて輝尽発光を示す蛍光体をいう。この蓄積性蛍光体は、通常、シート状に構成されて蓄積性蛍光体シートとして使用されている。
一方、人体等の被写体に放射線、例えば、X線を照射してこの被写体の放射線画像情報を写真フイルムに直接記録する作業が行われている。そして、この写真フイルムに現像処理が施されることにより可視画像が得られ、この可視画像を使用して医療診断等がなされている。
上記の蓄積性蛍光体シートや写真フイルム等の放射線画像記録担体は、通常、特許文献1に開示されているように、1枚ずつカセッテに収容された状態で撮影装置に装填され、このカセッテを通して前記放射線画像記録担体にX線が照射されている。
特開平6−19019号公報(図2)
ところで、この種のカセッテでは、X線が照射される表板として、外観品質等の観点からプラスチックとカーボンにより構成された表板が使用されている。しかしながら、特に蓄積性蛍光体シート用カセッテでは、放射線画像読取装置に装填して蓄積性蛍光体シートを繰り返し搬送するために、前記蓄積性蛍光体シートが帯電し易い。
その際、カーボンは導通材料であるため、カセッテは、蓄積性蛍光体シートからの帯電の影響を受けて帯電し、ユーザが前記カセッテに触れると、放電され易いという問題が指摘されている。ここで、プラスチックを導電体に変更しようとすると、色や強度等に影響が現れてしまう。一方、カーボンの場合には、カーボン表面を除電ブラシ等で除電する構成が考えられるが、該カーボン表面に樹脂コートが設けられているカセッテでは、有効に除電することができないという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、簡単な構成で、放射線カセッテから人手等に放電することを確実に阻止することが可能な放射線カセッテの除電構造を提供することを目的とする。
本発明に係る放射線カセッテの除電構造では、放射線画像記録担体を取り出し可能に収容する筐体は、導電層を有するとともに、前記導電層に接続され且つ一部が前記筐体の外部に露呈する導電部材を備えている。一方、放射線カセッテが装填される装置は、導電部材に接触して除電を行う除電部材を備えている。
従って、放射線カセッテが装置に装填されると、導電部材が除電部材に接触しており、帯電した放射線画像記録担体が前記放射線カセッテ内に収容される際に、前記導電部材及び前記除電部材を介して前記放射線カセッテが除電される。
また、導電部材は、筐体に形成される凹部に露呈するとともに、除電部材は、前記凹部に挿入されて放射線カセッテを前記装置内に位置決め固定し且つ前記導電部材に接触して除電することが好ましい。さらに、導電部材は、可撓性を有することが好ましい。
本発明では、放射線画像記録担体が帯電していても、この放射線画像記録担体が収容される放射線カセッテが帯電することはない。このため、放射線カセッテから人手等に放電が惹起されることを確実に阻止することができる。しかも、導電部材及び除電部材を備えるだけでよく、構造が有効に簡素化され、経済的である。
さらに、除電部材は、放射線カセッテを装置内に位置決め固定する機能と、導電部材に接触して前記放射線カセッテを除電する機能とを有することが可能になる。これにより、除電構造は、構成の簡素化を図るとともに、設備費を良好に抑制することができる。その上、導電部材として、比較的軟質な可撓性導電部材を用いることにより、相手部材である除電部材の損耗等を有効に回避することが可能になる。
図1は、本発明の実施形態に係る放射線カセッテ10の斜視説明図である。
放射線カセッテ10は、蓄積性蛍光体シート(放射線画像記録担体)12を収容する筐体14と、前記筐体14の一部分に開閉自在に装着される蓋体16と、前記筐体14の残余の部分に配設され、一端18aに前記蓋体16を揺動自在に設ける遮光板18とを備える。蓋体16と遮光板18とは、樹脂ヒンジ20を介して連結されるとともに、前記蓋体16は、蓋体ロック手段22により筐体14に固定可能である。
図1及び図2に示すように、筐体14は、放射線が照射される矩形状の表板24と、蓄積性蛍光体シート12の挿入方向及び取り出し方向(矢印A方向)の両端側に設けられる端壁部26a、26bと、前記挿入方向に沿って延在する側壁部28a、28bとを備える。端壁部26a、26b及び側壁部28a、28bは、例えば、アルミニウムで形成される。端壁部26aには、蓄積性蛍光体シート12の挿入及び取り出しを行うための開口部30が形成される。
表板24は、導電性プラスチック、例えば、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)により形成される導電層32を有するとともに、前記導電層32の放射線照射面側には、樹脂コート34が設けられる。
図2に示すように、端壁部26a、26b及び側壁部28a、28bの内面には、表板24の端縁を挿入するための溝部36、38が形成される。図1に示すように、側壁部28a、28bには、矢印A方向の所定の位置に対応して断面略半円状の凹部40a、40bが設けられる。
図3及び図4に示すように、表板24は、凹部40a、40bの近傍に切り欠き42a、42bを設け、前記切り欠き42a、42bに導電部材、例えば、可撓性導電部材44a、44bが配設される。可撓性導電部材44a、44bは、例えば、銅部材にニッケルメッキを施すとともに、ポリエステル繊維又はカーボン繊維を織り込んだガスケットで構成されている。なお、可撓性導電部材44a、44bは、金属、カーボン部材、又は導電材料を他の材料と複合した導電複合部材で構成してもよい。
この可撓性導電部材44a、44bは、板状に形成されており、側壁部28a、28bの溝部38に挿入されて表板24の導電層32に接続される。可撓性導電部材44a、44bの端部は、凹部40a、40bに露呈するとともに、折曲形成される。
放射線カセッテ10が装填される処理装置(図示せず)は、凹部40a、40bに挿入されて可撓性導電部材44a、44bに接触する保持ピン(除電部材)46a、46bを備える。この保持ピン46a、46bは、アクチュエータ、例えば、電磁式アクチュエータ48a、48bを介して進退可能である。保持ピン46a、46bは、例えば、ステンレス材(SUS材)で構成されており、放射線カセッテ10を位置決め固定する機能と、前記放射線カセッテ10を除電する機能とを有する。可撓性導電部材44a、44b及び保持ピン46a、46bは、放射線カセッテ10の除電構造50を構成する。
このように構成される放射線カセッテ10の動作について説明する。
放射線カセッテ10内に収容されている蓄積性蛍光体シート12に、被写体の放射線画像情報が記録された後、この放射線カセッテ10が処理装置(図示せず)に装填される。この処理装置内では、蓋体ロック手段22が解除されて蓋体16が揺動され、開口部30が開放される。
一方、図1及び図4に示すように、電磁式アクチュエータ48a、48bを介して保持ピン46a、46bが放射線カセッテ10側に進出し、前記保持ピン46a、46bが前記放射線カセッテ10の凹部40a、40bに挿入される。このため、放射線カセッテ10は、処理装置内に位置決め保持されるとともに、保持ピン46a、46bが可撓性導電部材44a、44bに接触している。
次いで、例えば、図示しない吸着盤を含む取り出し機構は、開口部30に進入して筐体14内の蓄積性蛍光体シート12の取り出し方向先端を保持する。さらに、蓄積性蛍光体シート12は、筐体14から引き出され、放射線画像情報読み取りステーション(図示せず)に移送される。
放射線画像情報読み取り処理及び必要に応じて残存する放射線画像情報の消去処理が終了した蓄積性蛍光体シート12は、放射線カセッテ10の開口部30から筐体14内に挿入される。そして、蓋体16が筐体14側に押圧されると、蓋体ロック手段22が付勢され、この蓋体16が前記筐体14に固定される。
ところで、蓄積性蛍光体シート12は、処理装置内で繰り返し搬送が行われるため、この蓄積性蛍光体シート12自体が帯電し易い。従って、帯電している蓄積性蛍光体シート12が収容された放射線カセッテ10を取り扱う際に、表板24を介して人手や外部設備等に放電が惹起されるおそれがある。
この場合、本実施形態では、可撓性導電部材44a、44bが側壁部28a、28bの溝部38に挿入されて表板24の導電層32に接続されるとともに、前記可撓性導電部材44a、44bの端部は、凹部40a、40bに露呈している。そして、放射線カセッテ10が処理装置内に配置されると、保持ピン46a、46bは、凹部40a、40bに挿入されて可撓性導電部材44a、44bに接触している。
従って、帯電した蓄積性蛍光体シート12が放射線カセッテ10内に収容される際に、可撓性導電部材44a、44b及び保持ピン46a、46bを介して前記放射線カセッテ10が除電される。これにより、蓄積性蛍光体シート12が帯電していても、放射線カセッテ10が帯電することがなく、前記放射線カセッテ10から人手等に放電することを確実に阻止することができるという効果が得られる。
さらに、除電構造50は、可撓性導電部材44a、44b及び保持ピン46a、46bを備えるだけでよい。しかも、保持ピン46a、46bは、放射線カセッテ10を処理装置内に位置決め固定する機能と、前記放射線カセッテ10を除電する機能とを有することが可能になる。このため、除電構造50は、構成の簡素化を図るとともに、設備費を良好に抑制することができるという利点がある。
さらにまた、可撓性導電部材44a、44bは、比較的軟質なガスケットで構成されるため、相手部材である保持ピン46a、46bが摺接する際に、前記保持ピン46a、46bに損耗等が発生することを有効に阻止することが可能になる。その上、可撓性導電部材44a、44bは、取り付け作業性がよく、作業の効率化が容易に遂行される。
なお、本実施形態では、可撓性導電部材44a、44bとしてガスケットを用いて説明したが、これに代えて、例えば、除電ブラシや板バネ等を使用することができる。
また、本実施形態では、放射線カセッテ10が筐体14と開閉自在な蓋体16と遮光板18とを備えているが、これに代えて、例えば、一端が開放された筐体を備え、該筐体の一端を蓄積性蛍光体シート12の端面で閉塞可能に構成した放射線カセッテを使用してもよい。
さらにまた、本実施形態では、放射線画像記録担体として蓄積性蛍光体シート12を用いて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、放射線画像記録担体として、X線を照射して被写体の放射線画像情報を直接記録する写真フイルムを用いることもできる。
本発明の実施形態に係る除電構造が採用される放射線カセッテの斜視説明図である。 前記放射線カセッテを構成する筐体の平面図である。 前記除電構造の斜視説明図である。 前記除電構造の断面説明図である。
符号の説明
10…放射線カセッテ 12…蓄積性蛍光体シート
14…筐体 16…蓋体
18…遮光板 22…蓋体ロック手段
24…表板 26a、26b…端壁部
28a、28b…側壁部 30…開口部
32…導電層 34…樹脂コート
36、38…溝部 40a、40b…凹部
44a、44b…可撓性導電部材 46a、46b…保持ピン
48a、48b…電磁式アクチュエータ 50…除電構造

Claims (3)

  1. 被写体の放射線画像情報を記録する放射線画像記録担体が、取り出し可能に収容される筐体を設けた放射線カセッテの除電構造であって、
    前記筐体は、導電層を有するとともに、
    前記導電層に接続され且つ一部が前記筐体の外部に露呈する導電部材を備える一方、
    前記放射線カセッテが装填される装置は、前記導電部材に接触して除電を行う除電部材を備えることを特徴とする放射線カセッテの除電構造。
  2. 請求項1記載の除電構造において、前記導電部材は、前記筐体に形成される凹部に露呈するとともに、
    前記除電部材は、前記凹部に挿入されて前記放射線カセッテを前記装置内に位置決め固定し且つ前記導電部材に接触して除電することを特徴とする放射線カセッテの除電構造。
  3. 請求項1又は2記載の除電構造において、前記導電部材は、可撓性を有することを特徴とする放射線カセッテの除電構造。

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