JP2500171B2 - 放射線写真撮影用フィルム保持カセット - Google Patents

放射線写真撮影用フィルム保持カセット

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JP2500171B2
JP2500171B2 JP4094538A JP9453892A JP2500171B2 JP 2500171 B2 JP2500171 B2 JP 2500171B2 JP 4094538 A JP4094538 A JP 4094538A JP 9453892 A JP9453892 A JP 9453892A JP 2500171 B2 JP2500171 B2 JP 2500171B2
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B42/00Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means
    • G03B42/02Obtaining records using waves other than optical waves; Visualisation of such records by using optical means using X-rays
    • G03B42/04Holders for X-ray films

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Conversion Of X-Rays Into Visible Images (AREA)
  • Radiography Using Non-Light Waves (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性、すなわち放射
線発射試験体から感光フィルム上へ画像を得るための大
形フィルムカセット、およびその使用に関する。感光フ
ィルムを遮光性外囲器内に収容し、かつその遮光性外囲
器の除去中に完全な遮光性を保持するように設計された
フィルムカセットは、X線写真露光中に発光性増強スク
リーンを感光フィルムに密着させる手段を含む。感光フ
ィルムの裏面は、試験体を含有する放射性、すなわち放
射線発生材料のシートに密着せしめられる。
【0002】
【従来の技術】大形放射線写真(例えば、8×10また
は10×12のもの)においては、フィルムをホルダす
なわちカセット内へ装着するのが標準的な慣行である。
フィルムが装着された時通常遮光的になっているカセッ
トは、フィルムの貯蔵、操作、および処理を容易ならし
める。
【0003】カセットは、自動現像形フィルムを用いる
放射線写真において特に有用であることがわかってい
る。昼光下におけるフィルム操作用具によるカセットの
事前装着および、露光および処理の比較的短時間での準
備、は全て高度に望ましい性質である。X線への応用に
おいては、カセットは好ましくは、X線を含む放射ヌク
レオチドに曝された時可視光および紫外光を発射する蛍
光体層を有する光増強スクリーンまたは表面を含む。フ
ィルムユニットの感光層は、蛍光体のX線誘発光がフィ
ルム上に記録されるべき画像を増強するように、蛍光体
層と密接かつ連続的な接触状態に保たれる。
【0004】放射線写真撮影の科学においては、放射性
物質を有する試験体シートは、現在、X線写真用に設計
されたフィルムカセット内へ直接挿入されている。現
在、この操作は、X線フィルムのかぶり(部分的露光)
を防止するために暗室内において行なわれる。これらの
シートは、細胞組織のさまざまな分子量への電気泳動ゲ
ル分離生成物から成る。これらのゲル分離生成物は、試
験体に対する親和性(すなわち、DNA対合に対する親
和性など)を有する放射性同位体または元素によって処
理される。これらのゲルは、膜へ移されて乾燥される。
放射レベルは低いが、所望の写真画像はX線カセット内
において得られる。
【0005】 〔発明が解決しようとする課題〕本発明は、カセツト内
の遮光環境内において放射線写真撮影により発生せしめ
られた放射線発射試験体の画像が大形X線感光フイルム
上に形成される、手により持ち運べる該カセツト、すな
わちフイルムホルダであつて、カセツトのハウジング内
に遮光性外囲器で遮光されたX線感光フイルムを挿入し
た後、放射線発射試験体含有シート(前記画像形成のた
め、撮影のとき前記フイルムユニツトとの非感光面と密
着状態に置かれる)を傷つけることなく、前記遮光性外
囲器を除去することのできるカセツトを提供することを
目的とする。
【0006】 〔課題を解決するための手段〕本発明の放射線写真撮影
用フイルム保持カセツトは、上記目的を達成するため、
ハウジングには、X線フイルムから遮光性外囲器を除去
する間該ハウジング内を遮光状態に保持する手段が設け
られ、また放射線発射試験体含有材料のシートをハウジ
ングに挿入するとき、該シートが前記X線フイルムの非
感光面の少なくとも一部に隣接し、かつ該X線フイルム
の前記感光面が遮光状態に保持された状態で、前記シー
トをハウジングに挿入するアクセス手段を設け、該シー
トをハウジングに挿入したのち、該シートを前記X線フ
イルムの非感光面に密着させうるように、前記ハジング
内を完全な遮光性を保持するため前記X線フイルムの前
記非感光面を該ハウジングに対してシールする手段と、
が設けられる。 このため、本発明のカセツト、すなわち
ホルダは、基部と、これに対して旋回自在に取り付けら
れたカバー部を有するハウジングを含み、このハウジン
グは、カバー部の縁に沿って配置されたコネクタが手動
によつて係合せしめられ、または係合解除される時、本
のように開閉されうるようになつている。このフイルム
ホルダの基部とカバー部とは、全体で遮光空胴すなわち
露光チヤンバを形成する。
【0007】増強スクリーンは、その放射線増強表面を
フィルムホルダの内方へ向けて、フィルムホルダのカバ
ー部内に取付けられている。カバー部の外側の中心部分
を手で押下すると、該中心部分およびカバー部上に支持
されている増強スクリーンは、閉鎖したフィルムホルダ
の基部に向かって移動せしめられ、そこで増強スクリー
ンはこの押下された位置にラッチされる。そのようにラ
ッチされた時、ラッチ解除部材が、フィルムホルダの1
端部から外方へ移動する。外方へ突出したラッチ解除部
材を、その突出源であるハウジングカバー部に向かって
押込めば、カバー部の外側中心部分はラッチ解除され
て、元の非押下位置へ復帰する。
【0008】X線感光フィルムは好ましくは、部分的
に、取出し自在の光排除用不透明外囲器内に封入された
X線感光フィルムのシートを含む、通常の自動現像形フ
ィルムユニットの形式のものとする。
【0009】外囲器内に封入されたフィルムは、フィル
ムホルダの基部の内面の1端部に取付られた突出タブ上
に該フィルムの1端部が引掛かるように、またフィルム
ホルダが閉鎖状態にある時フィルムの感光面が増強スク
リーンに面するように、フィルムホルダ内に配置され
る。フィルムホルダが閉鎖された後には、フィルムを封
入している外囲器は、フィルムを該ホルダから引出すこ
となく、フィルムホルダの1端部から引出されうる。そ
のわけは、外囲器が引出される時、上述のタブがフィル
ムを遮光性フィルムホルダ内に保持するからである。
【0010】フイルムホルダの基部はさらに、試験体を
含有する放射線発生材料のシート(通常注文により製造
される)、すなわち放射線試験体含有材料のシートを、
後に損傷しないように、フイルムの非感光面と接触させ
て置きうるようにするアクセスパネルを含む。X線フイ
ルムを封入した外囲器は、試験体の画像がフイルムへ転
写されうるためには、それから除去されなくてはならな
い。もし、試験体含有シートが外囲器の上に配置された
後に外囲器をX線フイルムから除去すると、外囲器除去
過程中に、その摩擦力により試験体含有シートが損傷す
る可能性がある。
【0011】しかし、本発明のフィルムカセットは、カ
セットのアクセスパネルが、試験体含有シート材をX線
フィルムの非感光面上に自然光内において配置するため
に後に開かれた時、該フィルムの感光面を露光せしめる
ことなく、X線フィルムを封入した不透明外囲器が該フ
ィルムから除去されるように構成されている。試験体含
有材料シートをX線フィルムの非感光面上に、反対側す
なわち感光側を自然光に露光せしめることなく、配置し
うることにより、試験体が所定の場所にある時のX線フ
ィルム封入外囲器の移動が避けられる。
【0012】基部内のアクセスパネルは、フィルムホル
ダの両側に沿って配置された1対の、カムに係合した金
属レールを1方向または他方向へ滑らせることにより、
ラッチまたはラッチ解除される。X線感光フィルムを封
入した不透明外囲器が除去され、試験体含有放射性材料
シートが、例えば昼光下においてフィルムホルダ内に配
置された後に、ハウジングのカバー部の前述中心部分が
押下されて、前述のようにその押下位置に自動的にラッ
チされ、それによってフィルムのX線感光面を増強スク
リーンとの圧接状態に、また試験体含有材シートを前記
X線感光フィルムの反対側表面すなわち非感光面との圧
接状態に置く。
【0013】放射性材料は、数分から数日までの長さの
時間内に、X線フィルム上に試験体の画像を形成するの
に用いられる唯一のエネルギー源である。放射性材料か
らのX線または高エネルギー電子は、フィルムの非感光
面を通過し、画像含有光をして増強スクリーンから発生
せしめた後にフィルムの感光面上へ反射せしめ、試験体
画像は最後にそこに形成される。
【0014】ある試験体画像は、低光強度相反則不軌
よる通常の損失をなくすために、−80℃というよう
な、極低温にあるカセット内で形成されなくてはならな
い。このような温度に曝されると、カセットの寸法は変
化せしめられ、もし全てのカセット寸法の変化が等しく
ないと、カセットは、その内部へ自然光が入り、封入さ
れているフィルムをかぶらせることによって、そのフィ
ルムを使用不能ならしめる程度まで、曲がるかまたはひ
び割れすることになる。もし、カセット全体が同一材料
から作られていれば、全てのカセット寸法は同量だけ変
化するので、カセットの曲がりまたはひび割れは起こら
なくなる。しかし、もし本発明のカセットにおけるよう
に、成分部品が異なる材料から作られている場合は、多
少とも同じ熱膨張係数を有するカセット材料を用いれ
ば、そうでない時に起こりうるカセットの曲がりまたは
ひび割れが防止される。例えば、本カセットにおいて
は、ある内部成分は鋼から形成され、またある外部成分
は鋼とほぼ等しい熱膨張係数を有する熱可塑性強化樹脂
から形成される。この樹脂は、マサチュセッツ州ピッツ
フィールドのGeneral Electric Co
mpanyから登録商標Valox 9335で発売さ
れているものである。
【0015】露光が終ると、放射性シート材は除去さ
れ、次にフィルムホルダは通常の処理装置内に置かれ
て、そこで露光されたネガは現像液の容器の付いたポジ
シートと組合わされ、それによって自動現像処理が開始
される。現像処理が終るとポジシートとネガシートとは
剥離され、それによって可視画像がポジシート上に残さ
れる。
【0016】以上の要約で明らかにならなかった本発明
の諸目的は、実施例に関する以下の詳細な説明および添
付図面の点検から十分に理解されるはずである。
【0017】
【実施例】図1おいて、カセット10は基部14とカバ
ー部16とから成るハウジングを含む。これらの2部
は、ほぼ長方形状をなし、ヒンジ18によって示されて
いるように、各部の1端縁に沿って互いにヒンジ取付け
されているので、部14および16は、フィルムアセン
ブリ20のようなフィルムアセンブリを収容すべく開閉
することができる。
【0018】フィルムアセンブリ20は、写真フィルム
21を含有する不透明外囲器22から成る。フィルムア
センブリ20は、基部14内に配置されて、外囲器22
と、その内部のフィルム21との側端縁24が、スポン
ジゴムにより支持された熱可塑性強化樹脂シートである
基部シール面26上に着座せしめられる。これらのシー
ル面は基部14の底部内の窓すなわち開口28の周を回
って延長し、後に詳述されるように光が進入しないよう
アセンブリをシールする働きを有する。
【0019】外囲器22の1端部29は、閉鎖位置(図
2参照)における基部14およびカセット10を越えて
延長する。フィルムアセンブリ20のタブ30は、フィ
ルム21の一体部分であり、基部14内へ延長する剛性
タブ(図示されていない)上へ内側に折重ねられる。
【0020】カバー部16は、外側の中央に位置する圧
力板32(図3および図4参照)を有し、これはカバー
部16の表面39に取付けられた弾性ゴム発泡パッド3
6およびばね部材37に対して内方または外方へ移動し
うるように配置されている(図3および図4参照)。圧
力板32の近くに取付けられている光増強スクリーン3
4は、フィルムアセンブリ20と、さらに重要なことと
しては外囲器22が除去された後のアセンブリ内のフィ
ルム21と、に面するように内側へ面しているので、圧
力板32を押すと、光増強スクリーン34は内向きにフ
ィルム21に圧接せしめられる。
【0021】圧力板32は、カバー部16の両側に沿っ
て一端部の解除バー46まで延長するロッド42の一体
部分であるタブ40によって押下位置にラッチすなわち
ロックされる。バー46およびロッド42は、これらの
ロッドを取付けられたラッチ解除バー46の方向へ押圧
するためのばね44によってばね付勢され、それによっ
てバーは、比較的に緩められた位置にあるばねによりカ
バー部16を越えて延長せしめられる。圧力板32が非
押下位置にある時は、タブ40は、圧力板32の両側に
形成された適合する切欠き48内へ突出する。この位置
においては、ばね44は、バー46、ロッド42、およ
びタブ40をバー46の方向へ押圧するが、これらは切
欠き48の側部によって保持される。しかし、圧力板3
2が押下されると、ばね44およびロッド42は、タブ
40をして、切欠き48の上方の、これを越えた所へ突
出せしめ、圧力板32を下方の、すなわち押下された位
置に効果的にラッチせしめる(非押下位置および点線輪
郭の押下位置にある圧力板32を示している図3を特に
参照)。この圧力板32は、単にバー46を内方向に押
すことによりタブ40を切欠き48に適合せしめれば、
ラッチ解除されて非押下位置へ復帰する。
【0022】熱可塑性強化樹脂シート50は発泡パッド
36に取付けられ、このパッドを越えてカバー部16の
周まで延長することによって、カバー部16の周を回っ
て延長する光シール面として作用し、基部14のシール
面26と協働して、カセットを光が進入しないようにシ
ールする。光増強スクリーン34はシート50に取付け
られているが、ほぼフィルム21に一致する寸法を有す
る。
【0023】カセット10の基部14は、通常は一体カ
バーを備えているが、本発明のカセットにおいては、カ
セット内への長方形状のアクセス開口すなわち窓28が
あけられている。アクセスパネル51には、窓28と実
質的に同寸法の内部に広がる表面52と、外部表面56
とが形成されており、外部表面56の側部と1端部とは
窓28の表面寸法を越えて延長する。基部14の外表面
上に着座せしめられた時(図2および図4参照)、表面
52は窓28内へ突出し、一方表面56の端縁部58は
基部14の側部57上に着座する。熱可塑性強化樹脂シ
ート53は、内部表面52を被覆して、フィルム21お
よび/または試験体シート76に接触する適切な表面を
なす。外部表面56を越えて延長するパネル51の内部
表面52の装着端縁は、ヒンジ(図2の62に示されて
いる)によって基部14に取付けることができ、その場
合にはパネル51は旋回自在に開閉されうる。
【0024】細長いレール64は、窓28の両側に、そ
れに平行に配置されている。これらのレールには、ある
角度をもった細長いみぞ穴66が備えられてれいる。そ
れぞれのレールのみぞ穴は、同様の角度を有する。基部
14の表面に取付けられた4つのカム部材68は、みぞ
穴66を貫通している。パネル51をここに説明したよ
うにして窓28内に位置せしめた後には、このパネル
は、レール64をヒンジ62から遠ざかる方向、すなわ
ち図2における左方、へ押すことによって、基部14に
固定され、その時レールはパネル51上へ張出して、そ
れを基部14にしっかり付けると共に、窓28を光から
シールする。
【0025】部14および16にはアタッチメントラッ
チ70および72が備えられていて、これらはアセンブ
リが閉鎖された時諸部材を固定するのに役立つ。74に
示されているようなフェルトパッドは、アセンブリが閉
鎖された時、アセンブリを光が進入しないようにシール
する補助となるように備えられている。
【0026】動作に際しては、アセンブリは(パネル5
1は通常窓28を閉鎖するように固定されているが)図
1に示されているように開かれる。フィルムアセンブリ
20は、保護外囲器22の端縁部29が図2に示されて
いるようにカセットを越えて左方へ張出するように挿入
されるが、フィルム21は完全にカセット内にあって、
その端縁は全て周囲のシール表面上で延長する。フィル
ム21のタブ30は、基部14に取付けられた対応する
固定タブ(図示されていない)上へ折曲げられる。次
に、カセットは閉鎖され、ラッチ70および72により
ラッチされる。ここで、アセンブリは、熱可塑性強化樹
脂のシール面26および50およびフェルトパッド74
のシール効果により遮光されている。保護外囲器22
は、閉鎖されたカセットの端縁を越えて張出している端
縁部29を引張ることによって抜き取られるが、その際
熱可塑性強化樹脂のシール面26および50およびフェ
ルトパッド74が遮光性を保持する。タブ30は、外囲
器22が除去される時、フィルム21をカセット内に保
持する。パネル51は、ここで取外すことができる。そ
のわけは、フィルム21の感光面が増強スクリーン34
の表面に面しているからである。フィルム21の底面は
不透明であるから、そこへ入射した光がさらにカセット
内へ透過することはない。熱可塑性強化樹脂のシール面
26および50は、フィルム21の周囲からの光の入射
を防止する。パネル51を開く前に圧力板32をそのラ
ッチ位置へ押下することが望ましい。そのわけは、その
ようにして圧力を増加させると、熱可塑性強化樹脂およ
びフェルトパッドのシールのシール効果が増強されるか
らである。いずれにしても、パネル51が開かれたあと
には、前述されかつ76として示された(図1および図
4参照)放射線写真撮影試験体シートのようなシート
が、フィルム21の裏面すなわち非感光面側のアクセス
領域内へ挿入される。こここでパネル51は好ましく
は、図4に示されているようなアセンブリを形成するた
めに、元の位置へ再配置される。
【0027】試験体シート76からの放射線または高エ
ネルギー電子は、フィルム21に対して通常のX線放射
とほとんど同じ効果を有するが、弱いために画像形成に
は長時間を要する。そのような線がフィルム21を透過
してスクリーン34に入射すると、スクリーン34はフ
ィルムの感光面に画像を形成するための光を発生する。
画像形成が終れば、パネル51を開いて試験体76を取
出す。次に、パネル51を元の位置へ戻し、フィルム2
1を(このフィルムが自動現像形のものであると仮定し
て)通常のフィルム処理装置内へ挿入する。このような
処理装置は、本発明の完全な理解に必要な程度まで、P
asieka他の米国特許第3,788,205号、S
oriの米国特許第3,854,812号、およびCu
tler他の米国特許第4,019,194号に記載さ
れている。
【0028】LaBelle他の米国特許第4,30
3,327号は、本発明の新しい特徴である窓28、パ
ネル51、および関連する諸構造および諸利点を除外す
れば、実質的に本発明のカセットを記載している。この
特許を参照すれば、以上の説明をさらに明らかにするこ
とができよう。
【0029】本発明の概念は、Eriksonの米国特
許第4,186,308号、Bachelderの米国
特許第2,709,223号、Erikson他の米国
特許第3,103,864号、Eriksonの米国特
許第3,330,953号、およびBuldini他の
米国特許第4,258,263号に記載されているもの
を含む、上述の実施例の形式の全てのカセットに適用可
能である。これらの特許は、本発明の完全な理解のため
に必要な程度に参照されうる。
【0030】以上においては、本発明のある実施例を詳
述したが、本発明の精神または特許請求の範囲から逸脱
することなく、さまざまな改変が可能であることを理解
すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用されるフィルムユニットと、それに画像を
形成するための試験体シートとを示している、開位置に
ある本発明の実施例のカセットの斜視図。
【図2】アクセス窓を被覆するアクセスパネルを示す、
内部にフィルムアセンブリが配置されたカセットの底面
図。
【図3】ラッチ解除された位置にある圧力パネルを示
す、フィルムアセンブリの保護外囲器が除去されたカセ
ットの平面図。
【図4】圧力パネルが押下されラッチされた位置にある
場合の、図3の4−4線におけるカセットの断面図。
【符号の説明】
10 カセット 14 基部 16 カバー部 21 写真フィルム 22 外囲器 26 基部シール面 28 開口 32 圧力板 34 光増強スクリーン 40 タブ 50 熱可塑性強化樹脂シート 51 アクセスパネル 64 レール 68 カム部材 74 フェルトパッド 76 試験体シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−83057(JP,A) 特開 昭48−74835(JP,A) 米国特許4303327(US,A) 米国特許3103864(US,A)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)少なくとも2つの実質的に平行な対
    向する表面を形成されたハウジングであつて、遮光性外
    周器内に封入された感光面および不透明な非感光面を有
    するX線フイルムを前記対向表面の間の前記ハウジング
    内に収容する手段と、前記フイルムを収容した後の該ハ
    ウジング内に前記遮光状態を保持する手段と、前記フイ
    ルムから前記遮光性外囲器を除去する間該ハウジング内
    に前記遮光状態を保持する手段と、前記フイルムの前記
    感光面に隣接して配置された光増強スクリーンと、該光
    増強スクリーンおよび該感光面を互いに圧接せしめる手
    段と、を備えている前記ハウジングと、 (b)放射線発射試験体含有材料のシートを、該シート
    が前記X線フイルムの非感光面の少なくとも一部に隣接
    し、かつ該X線フイルムの前記感光面が遮光状態に保持
    された状態で、前記ハウジングに挿入するアクセス手段
    と、 (c)前記放射線発射試験体含有材料のシートを前記X
    線フイルムの非感光面に密着させうるように、前記ハジ
    ング内を完全な遮光性を保持するため前記X線フイルム
    の前記非感光面を該ハウジングに対してシールする手段
    と、 を含む放射線写真撮影用フイルム保持カセツト。
  2. 【請求項2】 前記アクセス手段が、前記ハウジング内
    に配置された写真フィルムの前記非感光面の少なくとも
    一部を露出させるために前記スクリーンに対向する前記
    ハウジングの前記表面に開口を備えている、請求項1記
    載のカセット。
  3. 【請求項3】 アクセスパネルが前記開口を被覆して配
    置されるようになっており、放射線発射試験体含有材料
    のシートが前記フィルムの前記不透明非感光面に接して
    配置されるように前記パネルを前記ハウジング表面に対
    して取付けまた取外す手段が備えられており、該パネル
    が前記試験体含有材料を含有して取付けられうる、請求
    項2記載のカセット。
  4. 【請求項4】 前記アクセスパネルを前記試験体含有材
    料シートおよび前記フィルムに対して押圧することによ
    り該材料と該フィルムとの間の密着性を増大せしめる手
    段を備えている、請求項3記載のカセット。
  5. 【請求項5】 前記カセットが複数の成分部品から形成
    されており、少なくとも1つの該部品が第1材料から構
    成され、他の該部品が該第1材料とは異なる第2材料か
    ら成されていて、該第1および第2材料がほぼ同じ熱膨
    張係数を有する、請求項1記載のカセット。
JP4094538A 1991-09-20 1992-04-14 放射線写真撮影用フィルム保持カセット Expired - Lifetime JP2500171B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/763,344 US5128978A (en) 1991-09-20 1991-09-20 Film holder for autoradiographic imaging
US763344 1991-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05119416A JPH05119416A (ja) 1993-05-18
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