JP2005083900A - 熱分析装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 天秤用ビームに不要な外力を加えることなく該天秤用ビームをクランプできる熱分析装置を提供する。
【解決手段】 試料を載せるための感熱板21を有し支点18を中心として回転可能な天秤用ビーム19と、感熱板21を覆う位置と感熱板21を外部へ開放する位置との間で移動可能である電気炉24と、天秤用ビーム19を電磁力によって支点18を中心として回転させる電磁補償装置22と、電気炉24が感熱板21を開放する位置にある状態で電磁補償装置22によって駆動されて回転する天秤用ビーム19に感熱板21の近傍において当接するクランプ部材16とを有する熱分析装置である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、試料を支持した天秤用ビームの回転振れに基づいて、当該試料の熱的な特性を測定する熱分析装置に関する。
天秤用ビームの回転振れに基づいて試料の熱的な特性を測定する熱分析装置は従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。この熱分析装置では、ビームを固定把持するための機械的な構造物であるビームクランプが設けられ、試料をビーム上の所定位置に載置する際には、そのビームクランプによってビームを固定把持し、これにより、試料の載置を容易且つ確実にできるようにしている。
また、ビームを固定把持できる構造の他の熱分析装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。ここに示された熱分析装置では、ビームを包囲する枠部材に操作レバーを設け、この操作レバーを操作することにより、枠部材を動かして、ビームを固定把持するようになっている。
特開平5−052732号公報(第2〜3頁、図1) 実公昭61−026909号公報(第1〜3頁、第1図)
ところで、熱分析装置に用いられる天秤用ビームは極めて繊細な動きをするものであり、このビームにはできる限り不要な外力が加わらないことが望ましい。上記特許文献1及び特許文献2に開示された熱分析装置では、天秤用ビームを機械的な機構によってクランプするので、クランプ動作を行ったときに天秤用ビームに捩れ、その他の不要な外力が加わるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、天秤用ビームに不要な外力を加えることなく該天秤用ビームをクランプできる熱分析装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る熱分析装置は、試料載置部を有し支点を中心として回転可能な天秤用ビームと、前記試料載置部を覆う位置と前記試料載置部を開放する位置との間で移動可能である加熱手段と、該天秤用ビームを電磁力によって前記支点を中心として回転させるビーム回転手段と、前記加熱手段が前記開放する位置にある状態で前記ビーム回転手段によって駆動されて回転する前記天秤用ビームに前記試料載置部の近傍において当接するクランプ手段とを有することを特徴とする。
この熱分析装置では、試料載置部に載置された試料が加熱手段によって加熱されて温度変化する。この温度変化の間に試料に重量変化があると天秤用ビームによってその重量変化が測定される。試料載置部に試料を載せる際、天秤用ビームが不安定な状態にあると、試料載置部に試料を載せることが困難である。上記ビーム回転手段は天秤用ビームを上記クランプ手段に当接するまで該天秤用ビームを電磁力によって回転させる。クランプ手段に当接した天秤用ビームはその当接状態でクランプ、すなわち固定保持される。天秤用ビームをこのようなクランプ状態に置けば、試料載置部への試料への載置が容易になる。
本発明では、ビーム回転手段による天秤用ビームへの電磁力の付与及びクランプ手段の天秤用ビームへの当接によって天秤用ビームがクランプされるので、天秤用ビームをクランプする際にその天秤用ビームに不要な外力が加わることがない。これにより、天秤用ビームを長期間にわたって損傷、変形等から保護できる。
本発明に係る熱分析装置において、前記クランプ手段は前記天秤用ビームに当接する凹部を有することが望ましい。こうすれば、天秤用ビームを常に一定の状態で保持できる。
また、本発明に係る熱分析装置は、前記天秤用ビームの基準位置からの回転振れを検知して信号を出力する検知手段と、該検知手段の出力信号に基づいて前記天秤用ビームを前記基準位置へ戻すための電磁力を発生する電磁補償手段とを有することが望ましい。そしてこの場合、前記ビーム回転手段は、前記電磁補償手段と、該電磁補償手段へバイアス電圧を供給するバイアス電圧回路とを有することが望ましい。
この構成によれば、通常の熱分析測定においては、試料に重量変化があって天秤用ビームが傾斜移動しようとしても、電磁補償手段の電磁力によりその傾斜移動が阻止されて天秤用ビームの平衡状態が維持される。そして、このときに電磁補償手段に供給された電流に基づいて試料の重量変化が測定される。本発明の熱分析装置では、この電磁補償手段をビーム回転手段として兼用することが望ましい。つまり、通常は天秤用ビームを平衡状態に維持させるために用いられる電磁補償手段に所定のバイアス電圧を印加することにより、天秤用ビームをクランプのために回転させて傾斜移動させることができる。
電磁補償手段をビーム回転手段として兼用するようにした上記の熱分析装置においては、前記バイアス電圧回路は、前記電磁補償手段の電磁力が徐々に大きくなるように前記バイアス電圧を変化させることが望ましい。こうすれば、天秤用ビームはクランプ手段にいきなり当接するのではなく、緩やかに当接することになるので、天秤用ビームに過剰な負荷がかかることを防止できる。
本発明に係る熱分析装置は、前記天秤用ビームの過剰な回転振れを止めるためのストッパを有することが望ましい。そしてその場合には、前記クランプ手段は前記ストッパによって回転振れを止められた前記天秤用ビームに当接することが望ましい。こうすれば、天秤用ビームに過剰な負荷がかかることを、さらに一層防止できる。
電磁補償手段をビーム回転手段として兼用するようにした上記の熱分析装置においては、前記電磁補償手段の入力端子にスイッチング手段を接続し、該スイッチング手段は、前記検知手段から前記電磁補償手段へ至る信号線と、前記バイアス電圧回路から前記電磁補償手段へ至る信号線とを切換えることが望ましい。このようなスイッチング手段を設けることにより、試料の重量変化の測定のために電磁補償手段を用いるか、あるいは天秤用ビームのクランプのために電磁補償手段を用いるかを、円滑に切換えることができる。このことは、多数の試料を1つづつ自動的に交換して試料載置部へ供給する装置、いわゆるサンプルチェンジャを用いて多数の試料に関して連続して自動的に熱分析測定を行う際に、非常に有利である。
スイッチング手段を設けた上記熱分析装置においては、前記検知手段の出力信号を入力するPID制御回路を設けることが望ましい。そして、前記スイッチング手段が前記バイアス電圧回路から前記電磁補償手段へ至る信号線をつなげるときには、前記PID制御回路を構成する積分要素に含まれるコンデンサに電荷を蓄積させないように制御することが望ましい。
こうすれば、スイッチング手段による接続状態がPID制御回路側に切り換わったとき、電磁補償手段へ過大な電流が流れることを防止でき、これにより、天秤用ビームが衝撃的に動作することを防止できる。
上記構成において、コンデンサに電荷を蓄積させないための具体的な構成としては、前記コンデンサに対して並列にスイッチング手段を設けるという構成が考えられる。この場合には、このスイチング手段を閉じることにより、コンデンサへの電荷の蓄積を回避できる。このスイッチング手段の切換えは、電磁補償手段とPID制御回路とバイアス電圧回路との間に設けられる上記のスイッチング手段の切換えと簡単に同期が取れるので、制御が簡単で確実である。
本発明に係る熱分析装置は、複数の試料容器が置かれる試料待機部と、該試料待機部に在る試料容器を前記天秤用ビームの前記試料載置部まで搬送する搬送アームとを有し、前記クランプ手段は前記搬送アームによって支持されることが望ましい。このようにクランプ手段を搬送アームによって支持すれば、搬送アームを用いて試料の自動交換を行う際に、クランプ手段による天秤用ビームのクランプを正確に行うことができる。
試料待機部及び搬送アームを備えた上記の熱分析装置においては、前記搬送アームを昇降移動させるアーム昇降手段と、該アーム昇降手段の動作と前記ビーム回転手段の動作とを制御する制御手段とをさらに有することが望ましい。そしてこの場合、該制御手段は、前記搬送アームを前記アーム昇降手段によって前記天秤用ビームの方向へ移動させた後に、前記ビーム回転手段によって前記天秤用ビームを前記搬送アームに支持された前記クランプ手段へ向けて回転させることが望ましい。
この構成によれば、まず初めに搬送アームが天秤用ビームの方向へ移動してクランプ手段が所定の当接位置に配置され、その後、天秤用ビームがビーム回転手段によって駆動されてクランプ手段へ向かって移動してそのクランプ手段に当接してクランプされる。
また、天秤用ビームの過剰な回転振れを止めるためのストッパと、試料待機部と、搬送アームとを有する上記の熱分析装置においては、前記搬送アームを昇降移動させるアーム昇降手段と、該アーム昇降手段の動作と前記ビーム回転手段の動作とを制御する制御手段とをさらに有することが望ましい。そしてこの場合、該制御手段は、前記ビーム回転手段によって前記天秤用ビームを回転させて前記ストッパに当接させた後に、前記搬送アームを前記アーム昇降手段によって前記天秤用ビームの方向へ移動させることが望ましい。
この構成によれば、まず初めに天秤用ビームがビーム回転手段によって駆動されて移動してストッパに当接して止まり、その後、搬送アームが天秤用ビームの方向へ移動してクランプ手段が天秤用ビームに当接して該天秤用ビームをクランプする。
本発明に係る熱分析装置によれば、ビーム回転手段による天秤用ビームへの電磁力の付与及びクランプ手段の天秤用ビームへの当接によって天秤用ビームがクランプされるので、天秤用ビームをクランプする際にその天秤用ビームに不要な外力が加わることがない。
以下、本発明に係る熱分析装置をTG(Thermogravimetry:熱重量測定)装置に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されるものでないことは、もちろんである。
図1は、本発明に係る熱分析装置の一実施形態であるTG装置を示している。このTG装置1は、試料の交換を自動的に行うサンプルチェンジャ2と、TG測定を行う天秤装置3とを有する。サンプルチェンジャ2は、複数の試料容器4が置かれる場所である試料待機部を構成するターンテーブル6と、試料容器4を搬送する搬送アーム7とを有する。測定対象である試料は適量が試料容器4の中に収容される。ターンテーブル6にはテーブル回転装置8が付設される。このテーブル回転装置8はターンテーブル6を中心軸線X0を中心として間欠的に回転させるための装置である。この間欠回転は、異なる試料容器4を順々に取出し位置P0へ運ぶための動作である。
テーブル回転装置8は従来から周知の任意の回転駆動装置によって構成できるが、例えば、モータ等といった回転装置の回転を、ギヤ等といった動力伝達要素によってターンテーブル6へ伝達する構造を採用できる。この場合、ターンテーブル6の間欠的な回転を実現するために、動力源であるモータとしてステッピングモータやサーボモータを用いることが望ましい。また、ターンテーブル6の回転角度を測定するために、パルス発生器をターンテーブル6の回転軸に付設したり、あるいは、ターンテーブル6の回転軸の周りにフォトセンサを配置したりすることが望ましい。
搬送アーム7は支軸9によって支持される。また、この支軸9にはアーム回転装置11及びアーム昇降装置12が付設される。アーム回転装置11は搬送アーム7を支軸9を中心として矢印Aのように回転させるための装置である。このアーム回転装置11は従来から周知の任意の回転駆動装置によって構成できるが、例えば、モータ等といった回転装置の回転を、ギヤ等といった動力伝達要素によって支軸9へ伝達する構造を採用できる。この場合、搬送アーム7の回転角度を希望の値に制御するために、動力源であるモータとしてステッピングモータやサーボモータを用いることが望ましい。また、搬送アーム7の回転角度を検知するために、パルス発生器を支軸9に付設したり、あるいは、支軸9の周りにフォトセンサを配置したりすることが望ましい。
次に、アーム昇降装置12は搬送アーム7を矢印Bのように昇降移動させるための装置である。このアーム昇降装置12は従来から周知の任意の往復直線駆動装置によって構成できるが、例えば、モータ等といった回転装置の回転を直線運動に変換する動力伝達要素を用いて構成できる。このように回転運動を直線運動に変換する要素としては、例えば、モータ等といった回転源に固定されたネジ軸と、支軸9に固定されると共にそのネジ軸にネジ嵌合するスライド部材とによって構成できる。この構成によれば、回転源が回転するとそれに固定されたネジ軸が回転し、そのとき、ネジ軸にネジ嵌合するスライド部材がネジ軸の軸線方向にスライド移動し、これにより、そのスライド部材が固定されている支軸9が直線移動して昇降移動する。なお、ウオームとウオームホイールとから成る動力変換要素を用いることもできる。
次に、搬送アーム7の先端部分には、試料容器4をその左右の両側から把持するための一対のフィンガ、すなわち一対の把持部材13,13が矢印Cのように往復平行移動可能に、すなわち開閉移動可能に設けられている。また、搬送アーム7の内部にはフィンガ13,13を矢印Cのように開閉移動させるための開閉駆動装置14が設けられている。この開閉駆動装置14は従来から周知の任意の開閉駆動機構によって構成できる。
フィンガ13の近傍の搬送アーム7には、クランプ手段としてのクランプ部材16が設けられている。このクランプ部材16は、搬送アーム7の外壁部材を部分的に延ばすことによって形成したり、あるいは、板状の部材をネジ、接着剤その他の締結要素によって搬送アーム7に固着したりすることによって形成できる。このクランプ部材16の下端には天秤用ビーム(後述する)を嵌合させるための凹部17が形成されている。
凹部17は、例えば図5(a)に示すように、クランプ部材16の下端から斜めに延びるテーパ部41と上端の平坦部42とによって形成されている。天秤用ビーム19がこの凹部17に当接する際には、その天秤用ビーム19は平坦部42に当接する。このとき、天秤用ビーム19の左右両側に適宜の空間が空くように凹部17の幅が予め決められている。なお、凹部17は、図5(a)の形状のものに代えて、図5(b)に示すような三角形状のものとすることもできる。
次に、天秤装置3は、支点を構成するトーションバンド18によって回転自在に支持された天秤用ビーム19と、試料の温度を変化させるための電気炉24とを有する。本実施形態では、標準物質を用いないで測定を行う場合を考えるものとし、従って、天秤用ビーム19は測定対象の試料を載せるための1本だけが用いられる。仮に、標準物質を用いた測定を行う場合には、天秤用ビーム19は測定対象である試料のための1本と、標準物質のための1本の合計2本が用いられる。
天秤用ビーム19の先端には、試料載置部としての感熱板21が設けられる。測定対象である試料を収容した試料容器4は、この感熱板21の上に載置されて測定に供される。天秤用ビーム19の支点18の近傍には電磁補償装置22が設けられる。また、天秤用ビーム19の後端には振れ検知装置23が設けられる。電気炉24は通電によって発熱するヒータを内蔵すると共に感熱板21を収容できる容積を有する空間Rを有する。また、電気炉24には炉移動装置26が付設される。この炉移動装置26は、電気炉24を、感熱板21を覆う位置と感熱板21を外部へ開放する位置との間で平行移動させる装置である。図1では電気炉24が感熱板21を外部へ開放する位置に置かれた状態を示している。
炉移動装置26は、従来から周知の任意の平行移動装置によって構成できるが、例えば、レール等といったガイド要素によって電気炉24を直線移動自在に支持すると共に、直進駆動装置によって電気炉24を直線的に往復移動させるといった構成を採用できる。この場合、直進駆動装置は、例えば、ネジ軸にスライダをネジ嵌合させて、ネジ軸の軸回転によってスライダを直線移動させるようにした直進駆動装置や、周回移動するワイヤを用いた直進駆動装置等が考えられる。
電磁補償装置22は、図2に示すように、支点18の近傍の天秤用ビーム19に固定された永久磁石27と、その永久磁石27の磁界領域内に配置されたコイル28と、電圧検出用の抵抗29とを有する。抵抗29の一端はTG出力信号として外部へ取り出され、そのTG出力信号はTG演算回路36へ入力される。このTG演算回路36は電磁補償装置22からのTG信号に基づいて、試料の温度変化に対する試料の重量変化を演算する。この演算結果は必要に応じて表示装置37によって視覚的に認識できるように表示される。この表示装置37としては、例えば、CRTディスプレイ、LCD等といった映像表示装置や、プリンタ等といった印字表示装置が用いられる。
図1の振れ検知装置23は、図2に示すように、天秤用ビーム19の後端に固定された光遮蔽板31と、その光遮蔽版31へ向けて光を放射する光源32と、その光源32に対して光遮蔽版31の反対側に配置された受光素子33とを有する。受光素子33の出力端子はPID(比例、積分、微分)制御回路34に接続される。そして、PID制御回路34の出力端子はスイッチ38の一方の入力端子に接続される。このスイッチ38のもう一方の入力端子には所定のバイアス電圧が接続される。スイッチ38は、図3に示すように、サンプルチェンジ制御回路39から出力される切換信号S0によって電気的な接続状態を切換えるようになっている。なお、図3において図2と同じ符号は同じ要素を示している。
PID制御回路34は、周知の通り、フィードバック制御において偏差をゼロに近付けるP動作(Proportional action/比例動作)と、偏差を完全にゼロにするI動作(Integral action/積分動作)と、偏差を速やかに収束させるD動作(Derivative action/微分動作)とを組み合わせた制御を行うものである。このPID制御回路34は、例えば、図8に示すように、比例要素46、積分要素47及び微分要素48を有し、偏差入力をVeとし、PID出力をVoとしたとき、
Vo=Kp{1+(1/Ti)∫Vedt+Td・dVe/dt}
ここで、Kpは比例ゲイン、
Tiは積分時間
Tdは微分時間
の制御を行う。
また、積分要素47は、例えば図9に示すように、演算増幅器49と、演算増幅器49の反転入力端子に接続された抵抗Riと、演算増幅器49と並列に設けられたコンデンサCf、すなわち静電容量とを有する。本実施形態では、コンデンサCfと並列にスイッチング手段としてのリセットスイッチ51が設けられる。このリセットスイッチ51は、図2のスイッチ38と同様に切換信号S0によって電気的な接続状態を切換えるようになっている。
図2において、支点18を挟んで感熱板21の反対側の適所には、天秤用ビーム19の過剰な回転振れ、すなわち過剰な傾斜振れを防止するための一対のストッパ44が設けられる。天秤用ビーム19はこれらのストッパ44に当接するまでの角度範囲内で支点18を中心として回転できる。
図3のサンプルチェンジ制御回路39は、図1に示すサンプルチェンジャ2を用いて天秤用ビーム19の先端の感熱板21上に異なる試料容器4を交換して載せる処理を実現するための制御を行う。このサンプルチェンジ制御回路39は、熱分析装置の全体的な制御を司るホストコンピュータに接続される単独の制御回路、あるいは、そのホストコンピュータの一部分を成す制御回路等として構成される。また、このサンプルチェンジ制御回路39は、例えば、コンピュータを用いないシーケンス回路や、一種のコンピュータであるプログラマブルコントローラや、一般的なコンピュータ等を用いて構成することができる。
図2においてスイッチ38の一方の入力端子にバイアス電圧V0が接続されることは既述の通りであるが、このバイアス電圧V0は、図3に示すように、サンプルチェンジ制御回路39から出力される。また、サンプルチェンジ制御回路39の入力ポートには試料交換信号S1が適時に入力される。この試料交換信号S1は、試料を交換すべきタイミングが到来したことをサンプルチェンジ制御回路39に指示するための信号であり、例えば、ホストコンピュータから送られたり、あるいは、キーボードその他の入力装置を通してオペレータから送られたりする。
サンプルチェンジ制御回路39の出力ポートには、図1のテーブル回転装置8、アーム回転装置11、アーム昇降装置12、フィンガ開閉装置14、そして炉移動装置26が接続されている。サンプルチェンジ制御回路39は、決められたシーケンスに従ってこれらの機器を動作させることにより、所望の試料交換処理と実行する。
以下、上記構成より成るTG装置の動作を説明する。このTG装置はTG測定機能及び試料自動交換機能を有するので、それらを個別に説明する。
(TG測定機能)
TG測定を行う場合、図2において、スイッチ38は電磁補償装置22とPID制御回路34とを接続する。トーションバンド18を支点として支持された天秤用ビーム19は、そのトーションバンド18を中心として矢印D−D’方向に自由に回転して傾斜移動できる状態にある。天秤用ビーム19の先端の感熱板21上には試料容器4が載置され、その試料容器4の中に測定対象である試料が収容される。TG測定を行う場合、電気炉24は破線で示す測定位置に置かれるので、試料容器4は電気炉24内に配置される。
天秤用ビーム19の後端に設けた遮蔽板31は光源32から受光素子33間の光路を遮っている。天秤用ビーム19が水平位置、すなわち平衡位置から傾くと受光素子33の出力信号は基準信号から変化するので、この信号変化を検知することにより、天秤用ビーム19の位置を検出できる。受光素子33の出力信号はPID制御回路34及び電力増幅器43を通して電磁補償装置22のコイル28へ制御信号として加えられる。コイル電流i0は検出用抵抗29によって電圧に変換され、その電圧はTG出力信号として出力される。
電気炉24は所定の温度制御プログラムに従って温度変化し、それに応じて試料容器4内の試料の温度が変化する。この温度変化の際、試料に重量変化が生じると、天秤用ビーム19はD方向又はD’方向に振れる。この振れは受光素子33によって検出され、PID制御回路34及び電力増幅器43は天秤用ビーム19の振れを元に戻すための電流をコイル28に流す。コイル28に電流が流れると電磁力が発生し、この電磁力により磁石27が元の基準位置へ移動し、これにより、天秤用ビーム19の振れが補償される。
この補償動作の際、コイル28に供給された電流i0は、天秤用ビーム19に作用した戻しモーメントに相当し、さらにその戻しモーメントは試料の増減量に相当する。従って、電流i0に対応するTG出力電圧を測定することにより、試料の重量変化が測定、すなわち秤量される。この測定結果は表示装置37によって表示される。例えば、横軸に温度変化をとり、縦軸に重量変化をとったグラフの形で表示される。
(試料自動交換機能)
1つの試料に対してTG測定が終了すると、次いで、異なる試料に関してTG測定が行われる。この場合、感熱板21上の試料を交換する必要がある。本実施形態ではその交換を自動的に且つ連続して行うことができるようにしてある。
図3においてサンプルチェンジ制御回路39に試料交換信号S1が送られると、サンプルチェンジ制御回路39は図6に示す試料自動交換動作を実行する。すなわち、工程P1において、図1の炉移動装置26が作動して図2の電気炉24が鎖線で示す測定位置から実線で示す試料開放位置へ移動する。
次に、図6の工程P2において試料の把持及び搬送作業が行われる。詳しくは、図1においてアーム昇降装置12が作動して搬送アーム7が降下してフィンガ13の下端が試料容器4の左右両側まで降下する。次いで、開閉駆動装置14が作動してフィンガ13が閉移動して試料容器4を把持する。次いで、アーム昇降装置12が作動して搬送アーム7が上昇し、さらにアーム回転装置11が作動して搬送アーム7が矢印Aのように回転移動する。これにより、試料容器4を把持したフィンガ13が天秤装置3の天秤用ビーム19の先端の感熱板21の上方位置まで運ばれる。
次に、図6の工程P3において、図3のサンプルチェンジ制御回路39からスイッチ38へ切換信号S0が送られ、これにより、スイッチ38がTG測定モードからバイアス電圧印加モードへ切換わる。すると、図2の電磁補償装置22のコイル28にバイアス電圧が印加されて電磁力が発生し、そのため、天秤用ビーム19は矢印D’方向へ強制的に回転させられて下側のストッパ44に当接して止まる。
図3において、切換信号S0は、スイッチ38へ伝送されるのと同時にPID制御回路34へ伝送される。詳しくは、切換信号S0は、図9において、積分要素47のコンデンサCfに並列に接続したリセットスイッチ51へ伝送され、このリセットスイッチ51をON(すなわち、閉成)する。このスイッチング動作について以下に簡単に説明する。
一般に、積分要素47に入力が入ると、図10に示すように、積分要素47の出力は積分時定数に従った傾きで増加し、入力がゼロになるとその時点の電圧を維持する。一方、図2において、スイッチ38がバイアス電圧V0側にセットされた場合を考えると、天秤用ビーム19は強制的に変位するので、PID制御回路34には変位信号が入力される。このため、天秤用ビーム19が変位している間は、PID制御回路34の出力は飽和電圧になっている。
今、図9において、積分要素47がリセットスイッチ51を持たない構成であるものと仮定すると、上記のようにPID制御回路34の出力が飽和状態にある状態からスイッチ38を図2のPID制御側へ戻すと、PID制御回路34から過大な制御出力が出力され、これにより、天秤用ビーム19に衝撃的な動作をさせてしまうおそれがある。本実施形態においてリセットスイッチ51をコンデンサCfと並列に設けたのは、このように天秤用ビーム19に衝撃的な動作が生じることを防止するためである。すなわち、図2においてスイッチ38をバイアス信号V0側にセットするのと同時に、図9においてリセットスイッチ51をONにすれば、積分要素47が飽和状態になることが無くなり、従って、図2においてスイッチ38がPID制御側へ切り換わったときにPID制御回路34は不要な積分出力を発生しなくなる。この結果、スイッチ38の切換え時に電磁補償装置22に過大な電流が流れることを防止でき、それ故、天秤用ビーム19が衝撃的な動作を行うことも無くなる。
以上のように、天秤用ビーム19が図2の矢印D’方向へ強制的に回転させられた後、図6の工程P4において、図1のアーム昇降装置12が作動して搬送アーム7が降下する。搬送アーム7が降下すると、それに設けられたクランプ部材16も一体に降下する。このように降下するクランプ部材16は、図4に示すように、その凹部17の上端の平坦面42に当接する。これにより、天秤用ビーム19は固定保持、すなわちクランプされ、ふらつかないように保持される。このように天秤用ビーム19がクランプ状態となったとき、フィンガ13,13によって把持された試料容器4は感熱板21の直上位置に置かれる。
次に、図6の工程P5において、図4のフィンガ13,13が開閉駆動装置14によって駆動されて開き、これにより、試料容器4が感熱板12上へ載せられる。されに、図6の工程P6において、図1のアーム昇降装置12が作動して搬送アーム7が上昇し、さらに、アーム回転装置11が作動して搬送アーム7をターンテーブル6が設置された試料待機部へ戻す。この後、既に説明したTG測定動作が適時に実行される。
以上のような試料交換作業が行われる間であって、図4に示すように試料容器4が感熱板21の上に置かれるとき、天秤用ビーム19は電磁力によって矢印D方向へ付勢された状態で、さらにクランプ部材16によって抑えつけられて、ふらつかないようにクランプされている。このため、搬送アーム7は、試料容器4を常に安定して感熱板21の一定位置に正確に置くことができる。また、天秤用ビーム19は機械的なクランプ機構によってクランプされるのではなくて、電磁力によって矢印D方向へ付勢された上でクランプ部材16に当接することによってクランプされるので、天秤用ビーム19に捩り等といった不要な外力が加わることがなく、よって、天秤用ビーム19に損傷や変形が生じることを防止できる。
(変形例)
上記の実施形態では、図6に示したように、工程P3において図2の切換信号S0を発生させて天秤用ビーム19を矢印D’方向へ移動させた後、図6の工程P4で図1の搬送アーム7を降下させてクランプ部材16を天秤用ビーム19に当接させた。つまり、天秤用ビーム19を先に上昇させた後にクランプ部材16を降下させて天秤用ビーム19を抑え付けた。しかしながら、このような方法に代えて、図7に示すような処理を行うこともできる。
この処理では、図7の工程P13に示すように、まず先に、図1において破線で示す位置にある搬送アーム7を降下させ、次に、図7の工程P14に示すように、図1の天秤用ビーム19を矢印D’方向へ回転移動させてクランプ部材16に当接させてクランプする。つまり、この方法では、まず先にクランプ部材16を降下させておき、その上で天秤用ビーム19を上昇させてクランプ部材16に当接させる。
このようなクランプ処理を行う際、図7の工程P15に示すように、図2のバイアス電圧V0を必要に応じて徐々に変化させることにより、天秤用ビーム19の矢印D’方向への移動が徐々にゆっくりとなるように制御することが望ましい。こうすれば、天秤用ビーム19がクランプ部材16にいきなり当接する場合に比べて、天秤用ビーム19の損傷や変形を抑えることができる。
また、図2の実施形態では、スイッチ38を電力増幅器43の入力側に設けた。しかしながら、スイッチ38は、図11に示すように、電力増幅器43の出力側に設けても良い。
(その他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、以上に説明した実施形態では天秤用ビーム19を1本用いる方式のTG装置を例示した。しかしながら、本発明は、測定試料用の天秤用ビームと標準物質用の天秤用ビームの2本を用いる方式のTG装置にも適用できる。また、本発明は、天秤用ビームを用いる構造のあらゆる種類の熱分析装置に対しても適用できる。
本発明は、天秤用ビームを用いる構造の熱分析装置、例えばTG装置において試料を交換する際に好適に用いられる。また、本発明は、試料を自動的に交換する機能を奏するサンプルチェンジャを用いる場合に、特に、有用である。
本発明に係る熱分析装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の熱分析装置を具体的に示す図である。 図2の熱分析装置に用いられる電気制御系の一例を示すブロック図である。 図1の熱分析装置の主要部分を示す斜視図である。 クランプ部材の主要部分を示す図であり、(a)はその一例を示し、(b)は他の一例を示している。 図1の熱分析装置の動作の一例を示す工程図である。 図1の熱分析装置の動作の他の例を示す工程図である。 図2の熱分析装置で用いるPID制御回路の内部構成を示すブロック図である。 図8のPID制御回路内の積分要素の内部構成を示す回路図である。 図9の積分要素の動作を示すタイミングチャートである。 図2の実施形態の変形例を示す回路図である。
符号の説明
1.TG装置(熱分析装置)、 2.サンプルチェンジャ、 3.天秤装置、
4.試料容器、 6.ターンテーブル(試料待機部)、 7.搬送アーム、
9.支軸、 13.フィンガ(把持部材)、 14.フィンガ開閉駆動装置、
16.クランプ部材(クランプ手段)、 17.凹部、 18.トーションバンド、
19.天秤用ビーム、 21.感熱板(試料載置部)、 22.電磁補償装置、
23.振れ検知装置、 24.電気炉(加熱手段)、 27.永久磁石、
28.コイル、 31.光遮蔽板、 32.光源、 33.受光素子、
34.PID制御回路、 38.スイッチ(スイッチング手段)、 41.テーパ部、 42.平坦部、 43.電力増幅器、 44.ストッパ、 51.リセットスイッチ(スイッチング手段)、 i0.コイル電流、 P0.試料取出し位置

Claims (11)

  1. 試料載置部を有し支点を中心として回転可能な天秤用ビームと、
    前記試料載置部を覆う位置と前記試料載置部を開放する位置との間で移動可能である加熱手段と、
    該天秤用ビームを電磁力によって前記支点を中心として回転させるビーム回転手段と、
    前記加熱手段が前記開放する位置にある状態で、前記ビーム回転手段によって駆動されて回転する前記天秤用ビームに前記試料載置部の近傍において当接するクランプ手段と、
    を有することを特徴とする熱分析装置。
  2. 請求項1において、前記クランプ手段は前記天秤用ビームに当接する凹部を有することを特徴とする熱分析装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記天秤用ビームの基準位置からの回転振れを検知して信号を出力する検知手段と、
    該検知手段の出力信号に基づいて前記天秤用ビームを前記基準位置へ戻すための電磁力を発生する電磁補償手段とを有し、
    前記ビーム回転手段は、前記電磁補償手段と、該電磁補償手段へバイアス電圧を供給するバイアス電圧回路とを有する
    ことを特徴とする熱分析装置。
  4. 請求項3において、
    前記バイアス電圧回路は、前記電磁補償手段の電磁力が徐々に大きくなるように前記バイアス電圧を変化させることを特徴とする熱分析装置。
  5. 請求項1から請求項4の少なくともいずれか1つにおいて、
    前記天秤用ビームの過剰な回転振れを止めるためのストッパを有し、前記クランプ手段は前記ストッパによって回転振れを止められた前記天秤用ビームに当接する
    ことを特徴とする熱分析装置。
  6. 請求項3から請求項5の少なくともいずれか1つにおいて、
    前記電磁補償手段の入力端子に接続されたスイッチング手段を有し、該スイッチング手段は、前記検知手段から前記電磁補償手段へ至る信号線と、前記バイアス電圧回路から前記電磁補償手段へ至る信号線とを切換えることを特徴とする熱分析装置。
  7. 請求項6において、前記検知手段の出力信号を入力するPID制御回路を有し、前記スイッチング手段が前記バイアス電圧回路から前記電磁補償手段へ至る信号線をつなげるとき、前記PID制御回路を構成する積分要素に含まれるコンデンサに電荷を蓄積させないように制御することを特徴とする熱分析装置。
  8. 請求項7において、前記コンデンサに並列に設けられたスイッチング手段を有し、該スイチング手段が閉じることにより前記コンデンサに電荷を蓄積させないことを特徴とする熱分析装置。
  9. 請求項1から請求項8の少なくともいずれか1つにおいて、
    複数の試料容器が置かれる試料待機部と、
    該試料待機部に在る試料容器を前記天秤用ビームの前記試料載置部まで搬送する搬送アームとを有し、
    前記クランプ手段は前記搬送アームによって支持される
    ことを特徴とする熱分析装置。
  10. 請求項9において、
    前記搬送アームを昇降移動させるアーム昇降手段と、
    該アーム昇降手段の動作と前記ビーム回転手段の動作とを制御する制御手段とを有し、
    該制御手段は、前記搬送アームを前記アーム昇降手段によって前記天秤用ビームの方向へ移動させた後に、前記ビーム回転手段によって前記天秤用ビームを前記搬送アームに支持された前記クランプ手段へ向けて回転させる
    ことを特徴とする熱分析装置。
  11. 請求項5を引用する請求項9において、
    前記搬送アームを昇降移動させるアーム昇降手段と、
    該アーム昇降手段の動作と前記ビーム回転手段の動作とを制御する制御手段とを有し、
    該制御手段は、前記ビーム回転手段によって前記天秤用ビームを回転させて前記ストッパに当接させた後に、前記搬送アームを前記アーム昇降手段によって前記天秤用ビームの方向へ移動させる
    ことを特徴とする熱分析装置。

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