JP3778514B2 - 熱分析装置 - Google Patents

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本発明は、試料を支持した天秤用ビームの回転振れに基づいて、当該試料の熱的な特性を測定する熱分析装置に関する。
天秤用ビームの回転振れに基づいて試料の熱的な特性を測定する熱分析装置は従来から知られている。例えば、TG(Thermogravimetry:熱重量測定)装置がこのような熱分析装置として知られている。また、複数の試料に関して自動的に試料を交換しながら測定を行うようにした熱分析装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
この熱分析装置は、例えば、開閉可能な把持部材と、その把持部材を試料待機位置と測定位置との間で搬送する搬送アームとを有する。試料を交換する場合には、まず、試料待機位置にある試料容器を把持部材によって把持する。例えば、把持部材を閉移動させて試料容器を把持する。
次に、その把持部材を搬送アームによって試料待機位置から測定位置まで搬送する。測定位置には、例えば、天秤用ビームの先端に固定された感熱板が置かれている。測定位置に搬送された試料容器は、把持部材による把持が解除されたときに測定位置、すなわち感熱板上に置かれる。把持の解除は、例えば、把持部材を開移動させることによって行われる。
特開平5−052732号公報(第2〜3頁、図1)
熱分析装置を用いて未知試料に対して測定を行う場合、試料の温度を上げたときに、試料が発泡して試料容器から溢れて外部へ突出することがある。熱分析装置が自動的に試料を交換できる構造のものである場合、試料が溢れている試料容器を搬送しようとすると、容器を把持しようとする把持部材が、溢れて固まった試料にぶつかって感熱板を押し、そのため、試料ホルダや天秤用ビーム等が破損するおそれがある。
また、例えば1500°Cといった高温まで測定を行う熱分析装置では、多くの場合、感熱板がPt(白金)系の金属でできている。この熱分析装置において測定位置の温度を1500°C程度までに上げると、感熱板を形成しているPtが試料容器に蒸着して試料容器が感熱板に付着することがある。こうなると、自動搬送装置の把持部材によって試料容器を把持して感熱板から離して持ち上げようとしたとき、試料容器と共にそれに付着した感熱板を持ち上げてしまい、その結果、試料容器や感熱板や天秤用ビーム等を破損するおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みて成されたものであって、把持部材を用いて試料容器を把持する構造を有する熱分析装置において、把持部材の移動によって試料容器や感熱板や天秤用ビーム等が破損するのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る熱分析装置は、試料容器が置かれる試料載置部を備え支点を中心として回転可能なビームと、該ビームの振れを検知するビーム検知手段と、前記試料容器を把持可能な把持部材と、前記試料容器を把持する動作及びその把持を解除する動作を前記把持部材に行わせる把持部材駆動手段と、前記把持部材を前記試料載置部へ向って往移動及びその反対方向へ復移動させる把持部材移動手段と、前記把持部材の往移動及び/又は復移動を検知する把持部材検知手段と、前記ビーム検知手段及び前記把持部材検知手段の出力信号に基づいて前記把持部材移動手段による前記把持部材の進行を停止する停止制御手段とを有することを特徴とする。
「ビーム検知手段」は、例えば、ビームに固着した遮光版を光源と受光素子との間に位置させる構造のフォトセンサユニットを用いることが望ましい。また、「把持部材」は、ピンセットのように試料容器を両側から把持する開閉構造であることが望ましい。また、「把持部材駆動手段」は、把持部材の構造に対応して種々に構成される。例えば、把持部材がピンセットのような開閉式のものであれば、モータ等からの回転動力をマイクロメータのような回転動を直線動に変換する装置を用いて直線移動に変換するような機構を用いて構成できる。
また、「把持部移動手段」は、例えば、任意の構造を有する直線運動機構を用いて構成することが望ましい。このような直線運動機構としては、例えば、ネジ軸と、そのネジ軸にネジ嵌合するスライダブロックとによって構成できる。この場合には、把持部材をスライダブロックに接続した状態でネジ軸を回転させれば、スライダブロックがネジ軸の軸線上を直線移動し、これにより、スライダブロックに接続した把持部材を往復直線移動させることができる。
また、「把持部材検知手段」は、把持部材の移動を検知するマイクロスイッチ、フォトセンサ等といった位置センサであることが望ましい。また、「停止制御手段」は、コンピュータや、リレー素子を用いたシーケンス制御装置や、プログラマブルコントローラ等といった各種の制御機器を用いることができる。
上記構成の熱分析装置によれば、把持部材検知手段によって把持部材の往移動又は復移動が検知されたときに、さらに、ビーム検知手段によってビームが振れたことを検知すれば、把持部材の移動によってビームに何等かの異常な負荷がかかったと判定できる。そしてこのとき、停止制御手段によって把持部材の進行を停止すれば、把持部材の回りの要素、例えば試料容器や、感熱板や、ビーム等の破損を未然に防止できる。
上記構成の熱分析装置において、前記停止制御手段は、前記把持部材検知手段が前記把持部材の往移動を検知すると共に前記ビーム検知手段が前記ビームの振れを検知したとき、前記把持部材の進行を停止することが望ましい。
この構成によれば、例えば、試料が発泡して試料容器から溢れている場合に、把持部材がその溢れた試料にぶつかって試料容器や感熱板等に過剰な負荷がかかることを防止できる。
上記構成の熱分析装置において、前記停止制御手段は、前記把持部材検知手段が前記把持部材の復移動を検知すると共に前記ビーム検知手段が前記ビームの振れを検知したとき、前記把持部材の進行を停止することが望ましい。
試料容器が感熱板に蒸着等によって付着している場合を考えると、把持部材が試料容器を持ち上げるときにはそれに付着した感熱板及びビームをも持ち上げる状態となり、この場合には、試料容器や感熱板等に過剰な負荷がかかる。把持部材の復移動の最中にビームの振れを検知したときには把持部材の進行を停止するようにした上記の熱分析装置によれば、上記のように試料容器と感熱板とが付着しているような状態において、把持部材が試料容器をつかんで復移動する場合に、試料容器や、感熱板が破損することを防止できる。
上記構成の熱分析装置は、前記停止制御手段によって前記把持部材の進行が止められた後に前記把持部材駆動手段に試料の把持を解除する動作を行わせる把持解除制御手段を有することが望ましい。
この把持解除制御手段は、上記の停止制御手段と同じ制御機器によって構成することもできるし、その停止制御手段とは別の制御機器によって構成することもできる。制御機器としてコンピュータを用いる場合には、停止制御手段と把持解除制御手段とをその1つのコンピュータによって実現することが望ましい。また、把持部材に対して行われる「把持を解除する動作」とは、例えば、ピンセットのような開閉機構によって把持部材を構成したときに、その把持部材を開く動作のことである。このように試料容器に対する把持部材による把持を解除すれば、試料容器に対する把持部材の把持力が解除されるので、試料容器等に過剰な負荷がかかることを確実に防止できる。
本発明の熱分析装置によれば、位置センサ等といった把持部材検知手段によって把持部材の往移動又は復移動が検知されたときに、同時に、フォトセンサ等といったビーム検知手段によってビームが振れたことを検知すれば、把持部材の移動によってビームに何等かの異常な負荷がかかったと判定できる。そしてこのとき、停止制御手段によって把持部材の進行を停止すれば、把持部材の回りの要素、例えば試料容器や、感熱板や、ビーム等の破損を未然に防止できる。
以下、本発明に係る熱分析装置を試料自動交換機能を備えたTG装置を例に挙げて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されるものでないことは、もちろんである。
図1は、本発明に係る熱分析装置の一実施形態であるTG装置を示している。このTG装置1は、試料の交換を自動的に行うサンプルチェンジャ2と、TG測定を行う天秤装置3とを有する。サンプルチェンジャ2は、複数の試料容器4が置かれる場所である試料待機部を構成するターンテーブル6と、試料容器4を搬送する搬送アーム7とを有する。測定対象である試料はその適量が試料容器4の中に収容される。ターンテーブル6にはテーブル回転装置8が付設される。このテーブル回転装置8はターンテーブル6を中心軸線X0を中心として間欠的に回転させるための装置である。この間欠回転は、異なる試料容器4を順々に取出し位置P0へ運ぶための動作である。
テーブル回転装置8は従来から周知の任意の回転駆動装置によって構成できるが、例えば、モータ等といった回転装置の回転を、ギヤ等といった動力伝達要素によってターンテーブル6へ伝達する構造を採用できる。この場合、ターンテーブル6の間欠的な回転を実現するために、動力源であるモータとしてステッピングモータやサーボモータを用いることが望ましい。また、ターンテーブル6の回転角度を測定するために、パルス発生器をターンテーブル6の回転軸に付設したり、あるいは、ターンテーブル6の回転軸の周りにフォトセンサを配置したりすることが望ましい。
搬送アーム7は支軸9によって支持される。また、この支軸9にはアーム回転装置11及びアーム昇降装置12が付設される。アーム回転装置11は搬送アーム7を支軸9を中心として矢印Aのように回転させるための装置である。また、アーム昇降装置12は搬送アーム7を矢印Bのように昇降移動させるための装置である。
図2は、支軸9の周りの構成を示している。同図において、支軸9は旋回/昇降装置13に含まれている。旋回/昇降装置13は、軸部材14によって機枠16に回転可能に支持されたケーシング17を有する。このケーシング17の内部には、DC(すなわち、直流)モータ18と、そのDCモータ18の出力軸に接続されたギヤ列19と、そのギヤ列19の出力軸に接続されたネジ軸21と、そのネジ軸21に嵌合するスライドベース22とが設けられる。支軸9は、このスライドベース22に固定されると共にケーシング17の上部を貫通する。
ケーシング17の底部に固定された軸部材14は機枠16の内部においてステッピングモータ23の出力軸に接続されている。ステッピングモータ23が作動してその出力軸が回転すると、軸部材14が回転し、それに応じてケーシング17が回転する。このケーシング17の回転により、搬送アーム7は図1において待機部Pwと測定部Pmとの間を回り移動する。
図2において、DCモータ18が作動してその出力軸が回転すると、その回転がギヤ列19内のギヤ列を介してネジ軸21に伝えられて、そのネジ軸21が回転する。ネジ軸21が回転すると、それに嵌合しているスライドベース22がネジ軸21の軸方向、すなわち図2の上下方向へ平行移動する。この平行移動の際、スライドベース22に固定された支軸9が上下方向へ平行移動し、これにより、支軸9に固定された搬送アーム7が上下移動、すなわち昇降移動する。
搬送アーム7は、支軸9に固定された昇降ベース24と、その昇降ベース24上に固定されたリニア・ステッピング・アクチュエータ26と、そのリニア・ステッピング・アクチュエータ26の出力軸に接続された開閉機構27と、以上の各要素を覆うカバー28とを有する。リニア・ステッピング・アクチュエータ26は、その出力軸26aが矢印Fのように進退移動するように動作する作動機器である。このような構造は、例えば、回転機器の回転出力をネジ嵌合によって直線移動に変換することによって達成できる。
開閉機構27の先端には、図2(a)に示すように、互いに対向する一対の開閉部材29が設けられる。開閉機構27は、リニア・ステッピング・アクチュエータ26の出力軸26aが矢印Fのように進退移動するときに、開閉部材29を矢印Cのように平行移動させるように機能する。この機能は公知の種々の機構によって達成できるので、その詳しい説明は省略する。
一対の開閉部材29のそれぞれの先端には、支持部材31が固定されている。これらの支持部材31は、図2に示すように、下方へ延びている。そして、これらの支持部材31のそれぞれの下端に、把持部材としてのフィンガ32がネジ、その他の締結具によって取り付けられている。こうして、フィンガ32は支持部材31に対して着脱可能な構造となっている。
図2において、スライドベース22の走行路の周辺に上下方向で異なった位置に4つの位置センサSv0,Sv1,Sv2,Sv3が設けられる。これらのセンサは、フィンガ32の高さ位置を検知するためのものであるが、詳しくは後述する。また、ケーシング17の底部周辺に平面内で異なった角度位置に2つの位置センサSh0,Sh1が設けられる。センサSh0は図1の搬送アーム7が待機部Pwにあることを検知するセンサである。また、センサSh1は搬送アーム7が測定部Pmにあることを検知するセンサである。これらの位置センサは任意の構造のセンサによって構成できるが、例えば、マイクロスイッチ、フォトセンサ等によって構成できる。
図1のアーム回転装置11は、図2のステッピングモータ23と、そのモータ23によって回転駆動されるケーシング17とを含む駆動系によって構成されている。また、図1のアーム昇降装置12は、DCモータ18、ギヤ列19、ネジ軸21、スライドベース22を含む駆動系によって構成されている。
次に、図1の天秤装置3は、支点を構成するトーションバンド36によって回転自在に支持された天秤用ビーム37と、試料の温度を変化させるための電気炉38とを有する。本実施形態では、標準物質を用いないで測定を行う場合を考えるものとし、従って、天秤用ビーム37は測定対象の試料を載せるための1本だけが用いられる。仮に、標準物質を用いた測定を行う場合には、天秤用ビーム37は測定対象である試料のための1本と、標準物質のための1本の合計2本が用いられる。
天秤用ビーム37の先端には、試料載置部としての感熱板39が設けられる。測定対象である試料を収容した試料容器4は、この感熱板39の上に載置されて測定に供される。天秤用ビーム37の支点36の近傍には電磁補償装置41が設けられる。また、天秤用ビーム37の後端には振れ検知装置42が設けられる。電気炉38は通電によって発熱するヒータを内蔵すると共に感熱板39を収容できる容積を有する空間Rを有する。また、電気炉38には炉移動装置43が付設される。この炉移動装置43は、電気炉38を、感熱板39を覆う位置と感熱板39を外部へ開放する位置との間で平行移動させる装置である。図1では電気炉38が感熱板39を外部へ開放する位置に置かれた状態を示している。
炉移動装置43は、従来から周知の任意の平行移動装置によって構成できるが、例えば、レール等といったガイド要素によって電気炉38を直線移動自在に支持すると共に、直進駆動装置によって電気炉38を直線的に往復移動させるといった構成を採用できる。この場合、直進駆動装置は、例えば、ネジ軸にスライダをネジ嵌合させて、ネジ軸の軸回転によってスライダを直線移動させるようにした直進駆動装置や、周回移動するワイヤを用いた直進駆動装置等が考えられる。
電磁補償装置41は、図3に示すように、支点36の近傍の天秤用ビーム37に固定された永久磁石44と、その永久磁石44の磁界領域内に配置されたコイル46と、電圧検出用の抵抗47とを有する。抵抗47の一端はTG出力信号として外部へ取り出され、そのTG出力信号はTG演算回路48へ入力される。このTG演算回路48は電磁補償装置41からのTG信号に基づいて、試料の温度変化に対する試料の重量変化を演算する。この演算結果は必要に応じて表示装置49によって視覚的に認識できるように表示される。この表示装置49としては、例えば、CRTディスプレイ、LCD等といった映像表示装置や、プリンタ等といった印字表示装置が用いられる。
図1の振れ検知装置42は、図3に示すように、天秤用ビーム37の後端に固定された光遮蔽板51と、その光遮蔽版51へ向けて光を放射する光源52と、その光源52に対して光遮蔽版51の反対側に配置された受光素子53とを有する。受光素子53の出力端子はPID(比例、積分、微分)調節器54に接続される。そして、PID調節器54の出力端子は電力増幅器56を介してコイル46の入力端子に接続されている。
図3において、支点36を挟んで感熱板39の反対側の適所には、天秤用ビーム37の過剰な回転振れ、すなわち過剰な傾斜振れを防止するための一対のストッパ57が設けられる。天秤用ビーム37はこれらのストッパ57に当接するまでの角度範囲内で支点36を中心として回転できる。
図4のサンプルチェンジ制御回路61は、図1に示すサンプルチェンジャ2を用いて天秤用ビーム37の先端の感熱板39上に異なる試料容器4を交換して載せる処理を実現するための制御を行う。このサンプルチェンジ制御回路61は、本実施形態ではそれ自体がコンピュータを用いて構成されているが、このコンピュータは熱分析装置の全体的な制御を司るホストコンピュータに接続される単独のコンピュータであっても良いし、あるいは、そのホストコンピュータの一部分であっても良い。また、このサンプルチェンジ制御回路61は、例えば、コンピュータを用いないシーケンス回路や、一種のコンピュータであるプログラマブルコントローラ等を用いて構成することもできる。
サンプルチェンジ制御回路61は、CPU(Central Processing Unit)62、ROM(Read Only Memory)63、RAM(RAM)64、記憶媒体66、そしてバス67を有する。記憶媒体66は、ハードディスク装置、CD(Compact Disc)装置等といった機械式メモリや、半導体メモリ等といった任意の方式の記憶媒体によって構成される。サンプルチェンジ制御回路61の出力ポートには、図1のテーブル回転装置8、図2のアーム回転用モータ23、アーム昇降用モータ18、フィンガ開閉用アクチュエータ26、そして図1の炉移動装置43が接続されている。
サンプルチェンジ制御回路61の入力ポートには、図3のTG演算回路48、図2の高さ位置センサSv0〜Sv3、そして角度位置センサSh0,Sh1が接続される。また、サンプルチェンジ制御回路61の入力ポートには、試料交換信号S1が適時に入力される。この試料交換信号S1は、試料を交換すべきタイミングが到来したことをサンプルチェンジ制御回路61に指示するための信号であり、例えば、ホストコンピュータから送られたり、あるいは、キーボードその他の入力装置を通してオペレータから送られたりする。
記憶媒体66の中には、試料を交換する機能を実現するためのプログラムが格納されている。CPU62は、そのプログラムに従って、各種入力機器からの入力信号に基づいて各種演算を行い、さらに各種の出力機器の動作を制御する。
以上に説明した本実施形態の各要素と本発明を構成する構成要件との関係は次の通りである。すなわち、(1)ビームの振れを検知するビーム検知手段は、図3の振れ検知装置42によって構成される。(2)把持部材はフィンガ32によって構成される。(3)フィンガ32に把持動作及び把持解除動作を付与する把持部材駆動手段は、図2のリニア・ステッピング・アクチュエータ26、開閉機構27、開閉部材29及び支持部材31を含む駆動系によって構成される。(4)フィンガ32を往復移動させる把持部材移動手段は、図2のモータ18、ギヤ列19、ネジ軸21、スライドベース22、支軸9を含む駆動系によって構成される。(5)フィンガ32の往復移動を検知する把持部材検知手段は、図2の高さ位置センサSv0〜Sv3によって構成される。(6)ビーム検知手段及び把持部材検知手段の出力信号に基づいてフィンガ32の進行を停止する停止制御手段は、図4のサンプルチェンジ制御回路61によって構成される。
以下、上記構成より成るTG装置の動作を説明する。このTG装置はTG測定機能及び試料自動交換機能を有するので、それらを個別に説明する。
(TG測定機能)
TG測定を行う場合、図3において、トーションバンド36を支点として支持された天秤用ビーム37は、そのトーションバンド36を中心として矢印D−D’方向に自由に回転して傾斜移動できる状態にある。天秤用ビーム37の先端の感熱板39上には試料容器4が載置され、その試料容器4の中に測定対象である試料が収容される。TG測定を行う場合、電気炉38は破線で示す測定位置に置かれるので、試料容器4は電気炉38内に配置される。
天秤用ビーム37の後端に設けた遮蔽板51は、光源52から受光素子53間の光路を遮っている。天秤用ビーム37が水平位置、すなわち平衡位置から傾くと受光素子53の出力信号は基準信号から変化するので、この信号変化を検知することにより、天秤用ビーム37の位置を検出できる。受光素子53の出力信号はPID調節器54及び電力増幅器56を通して電磁補償装置41のコイル46へ制御信号として加えられる。コイル電流i0は検出用抵抗47によって電圧に変換され、その電圧はTG出力信号として出力される。
電気炉38は所定の温度制御プログラムに従って温度変化し、それに応じて試料容器4内の試料の温度が変化する。この温度変化の際、試料に重量変化が生じると、天秤用ビーム37はD方向又はD’方向に振れる。この振れは受光素子53によって検出され、PID調節器54及び電力増幅器56は天秤用ビーム37の振れを元に戻すための電流をコイル46に流す。コイル46に電流が流れると電磁力が発生し、この電磁力により磁石44が元の基準位置へ移動し、これにより、天秤用ビーム37の振れが補償される。
この補償動作の際、コイル46に供給された電流i0は、天秤用ビーム37に作用した戻しモーメントに相当し、さらにその戻しモーメントは試料の増減量に相当する。従って、電流i0に対応するTG出力電圧を測定することにより、試料の重量変化が測定、すなわち秤量される。この測定結果は表示装置49によって表示される。例えば、横軸に温度変化をとり、縦軸に重量変化をとったグラフの形で表示される。
(試料自動交換機能)
1つの試料に対してTG測定が終了すると、次いで、異なる試料に関してTG測定が行われる。この場合、感熱板39上の試料を交換する必要がある。本実施形態ではその交換を自動的に且つ連続して行うことができるようにしてある。
図4においてサンプルチェンジ制御回路61に試料交換信号S1が送られると、サンプルチェンジ制御回路61は図5に示す試料交換処理を実行する。まず、ステップS1及びステップS2において、図1の搬送アーム7をホームポジションに置く。このホームポジションは必要に応じて適宜の位置に設定できるが、本実施形態では、図1の待機部Pwをホームポジションとして設定する。
搬送アーム7がホームポジションに置かれると、ステップS3において、図1の天秤装置3内の感熱板39の上に試料容器4があるか否かがチェックされる。これは、図3の電磁補償装置41を流れる電流をチェックしたり、あるいは、専用のセンサを感熱板39の近傍に設けることによって実行できる。感熱板39上に容器4があれば(ステップS3でNO)、ステップS4へ進んでその容器4を回収するための処理を行う。一方、感熱板39上に容器4が無ければ(ステップS3でYES)、次の試料容器4を図1のターンテーブル6から取り出す処理を行う。
ステップS5の容器取出し処理に入ると、図1において、搬送アーム7を降下させてフィンガ32の先端部を容器4の側方まで降ろす。次に、フィンガ32を矢印C方向に閉移動させて容器4をその両側から把持する。次に、搬送アーム7を上昇させて容器4をターンテーブル6から持ち上げる。次に、搬送アーム7を待機部Pwから測定部Pmまで旋回させて、フィンガ32によって把持する容器4を感熱板39の上方位置にセットする。ここまでが図5の容器取出しルーチンS5によって実行される。
次に、ステップS6の容器装着ルーチンに入って、次の処理が実行される。すなわち、図1において、搬送アーム7が降下してフィンガ32の先端が感熱板39の近くまで降ろされる。このとき、フィンガ32によって把持される容器4は感熱板39には接触しないが、その近傍位置まで降ろされる。容器4が感熱板39の近傍位置にセットされると、フィンガ32が矢印C方向へ開移動して容器4がフィンガ32から落下し、これにより、容器4が感熱板39上に載せられる。
その後、搬送アーム7が上昇して所定の高さ位置で停止し、さらに測定部Pmから待機部Pwまで矢印Aのように旋回し、待機部Pwすなわちホームポジションへセットされる。以上により、新しい試料が感熱板39に装着され、その後、その試料に対して上述したTG測定が実行される。
ステップS3で感熱板39上に容器があると判定された場合(ステップS3でNO)には、新しい試料を感熱板39に装着するのに先立って、感熱板39上にある容器を回収しなければならない。そのため、制御はステップS4へ進み、容器回収のためのルーチンに入る。この容器回収ルーチンでは、図6に示すように、ステップS11でフィンガの往移動の処理が行われ、さらにステップS12でフィンガの復移動の処理が行われ、さらにステップS13で容器戻し処理が行われる。
フィンガ往移動ステップS11は、図1において、感熱板39上にある容器4を回収するためにフィンガ32を容器4のところまで搬送し、それらのフィンガ32によって容器4を把持する処理である。また、図6のフィンガ復移動ステップS12は、感熱板39上の容器4を把持したフィンガ32を感熱板39の上方の所定の高さ位置まで持ち上げる処理である。そして、図6の容器戻しステップS13は、そのように持ち上げられたフィンガ32を図1において搬送アーム7によって測定部Pmから待機部Pwまで矢印Aのように搬送し、さらに、フィンガ32を降下させて容器4をターンテーブル6上に戻す処理である。
図6のフィンガ往移動ステップS11を詳細に説明すれば、図7のステップS21において、図1の搬送アーム7が、測定部Pmであって感熱板39の上方の所定の高さ位置にあるか否かをチェックする。このチェックは図2の角度位置センサSh1及び高さ位置センサSv3の出力信号に基づいて判定する。搬送アーム7がその位置にない場合(ステップS21でNO)には、ステップS22に進んで搬送アーム7を図2の旋回用モータ23等によって旋回させる。また、必要に応じて、高さ移動用モータ18によって上下移動させる。
搬送アーム7が感光板39の上方の所定の高さ位置にセットされると(ステップS21でYES)、ステップS23及びステップS24で、図1のフィンガ32を図2のリニア・ステッピング・アクチュエータ26等によって開移動させてフィンガ32を開く。その後、ステップS25でフィンガ32を図2のモータ18等によって高速で降下させる。ここでいう高速とは、無秩序に速い速度ということではなく、搬送される試料や、本熱分析装置の構造等に支障を与えない範囲内でできるだけ速い速度のことである。
次に、高速で降下するフィンガ32の先端が図9(a)のように感熱板39から距離Daだけ上方の所定位置まで降りると(ステップS26でYES)、ステップS27でフィンガ32の降下が停止され、さらにステップS28でフィンガ32の降下速度が低速に切換えられる。フィンガ32が距離Daの所定位置まで降下したか否かは、図2の位置センサSv2の出力信号に基づいて判定される。なお、距離Daの具体的な大きさは、試料の物性に応じて変わるべきものであるが、本発明者の実験によれば、Da=3mm程度であることが好ましかった。
本実施形態では、以上のようにフィンガ32の降下処理が実行されている間に、図7のステップS29において、図9(a)の感熱板39の所で増量があったか否かをチェックする。このチェックは、図3の電磁補償装置41に増量信号が流れたか否かに基づいて行う。このチェックは、図9(a)において容器4から試料Sがはみ出ているか否かを検知するために行われるものである。
詳しく言えば、試料Sが容器4からはみ出していれば、図9(b)に示すように、降下するフィンガ32の先端がその試料Sのはみ出し部分にぶつかって天秤用ビーム37を下方へ押し、このときに電磁補償装置41に増量信号が流れるので、その増量信号を検知すれば、試料Sが容器4からはみ出していることを検出できる。このような試料Sのはみ出しは、例えば、加熱された試料Sが発泡して容器4から溢れ出ることに起因する。他方、試料Sが容器4からはみ出ることなく完全に容器4の中に収まっている場合には、フィンガ32は、増量信号を発生させることなく、図10(b)に示すように容器4の側方位置まで降下する。
図7のステップS29で増量なしと判定され(YES)、さらにステップS30でフィンガ32が感熱板39上の容器4の側方位置まで降下したと判定されると(ステップS30でYES)、ステップS31でフィンガ32の降下移動が停止され、さらにステップS32でフィンガ32が閉移動されて、図10(b)のようにフィンガ32が容器4を把持する。これにより、フィンガ往移動のルーチンが終了して、制御は図6のルーチンへ戻る。なお、フィンガ32が感熱板39上の直上位置まで降りたかどうかは、例えば、図2の位置センサSv0によって検知する。
他方、図7のステップS29で増量ありと判定されることがある(ステップS29でNO)。これは、図9(b)のように、試料Sの発泡等に起因して試料Sが容器4から溢れ出し、降下するフィンガ32の先端がその溢れた部分にぶつかって感熱板39を押したことが考えられる。この現象を放置すると、フィンガ32によって押されて容器4、感熱板39、天秤用ビーム37等が破損するおそれがあるので好ましくない。本実施形態では、図7のステップS33〜ステップS35によってそれを回避している。
すなわち、増量と判断されると(ステップS29でNO)、ステップS33でフィンガ32の降下を停止し、さらにステップS34でフィンガ32を開いて容器4への押圧を解除し、図6の元ルーチンへ戻る。これにより、図9(c)のように、フィンガ32は上方へ復動して容器4を自由状態に戻す。これにより、容器4等の破損が防止される。なお、図7のステップS35において、エラー信号を発生させ、表示灯等を用いてエラー表示を行ったり、エラー音を出したりすれば、感熱板39の所で容器4の自動搬送を阻害する事態が発生したことを測定者に知らせることができる。
なお、フィンガ32の降下速度を容器4から距離Daの所まで近づいたときに低速に切換えるのは、フィンガ32に試料Sがぶつかったときに、衝撃をできるだけ小さくして容器4等の破損を防止するためである。従って、この低速度の具体的な数値は、容器4、感熱板39、天秤用ビーム37等の材質、形状等に応じて、その都度、適宜な値に設定することが望ましい。
図7のステップS28〜ステップS32が行われると、図10(a)及び図10(b)に示すように、フィンガ32によって容器4が把持される。その後、制御は図6のフィンガ復移動ステップS12へ進む。このフィンガ復移動ステップS12では、図8のステップS41〜ステップ44において、図10(c)に示すように、感熱板39の上方の距離Dbの所までフィンガ32を低速で上昇させ、そこに停止させる。ここで、距離Dbは、図2の位置センサSv1の出力信号に基づいて判定される。
フィンガ32が低速で上昇する間、ステップS42において、図3の電磁補償装置41に減量信号が流れたか否かがチェックされる。これは、図10において容器4が感熱板39に付着している場合でも、容器4、感熱板39、天秤用ビーム37等が破損しないようにするためであるが、詳しくは後述する。ステップS42で減量がないと判断されると(ステップS42でYES)、ステップS45でフィンガ32を高速で上昇させ、さらにフィンガ32が所定の高さ位置に達したところでフィンガ32の上昇、従って搬送アーム7の上昇を停止する(ステップS46、ステップS47)。
他方、ステップS42においてフィンガ32の上昇中に減量が検知される場合(ステップS42でNO)がある。これは、図10(d)に示すように、容器4が感熱板39に付着したため、フィンガ32によって容器4が持ち上げられるときに、感熱板39及び天秤用ビーム37も一緒に持ち上げてしまうことに起因する。このような容器4と感熱板39との付着は、例えば、Pt系の金属によって形成されている感熱板39のPtが容器4に蒸着することによってもたらされる。この付着を放置したままでフィンガ32による容器4の持ち上げを行うと、容器4と共に感熱板39及び天秤用ビーム37が持ち上げられ、その結果、感熱板39等が破損するおそれがあるので好ましくない。本実施形態では、図8のステップS48〜ステップS50によってそれを回避している。
すなわち、減量と判断されると(ステップS42でNO)、ステップS48でフィンガ32の上昇を停止し、さらにステップS49でフィンガ32を開いて容器4への把持動作を解除し、その後、フィンガ32を高速で上方位置へ戻す(ステップS45〜S47)。これにより、図10(e)のように、フィンガ32は容器4を離して上方へ復動する。これにより、容器4等の破損が防止される。なお、図8のステップS50において、表示灯等を用いてエラー表示を行えば、感熱板39の所で容器4の自動搬送を阻害する事態が発生したことを測定者に知らせることができる。
なお、ステップS41における低速移動というのは、図10(d)のように容器4が感熱板39に付着している場合に、その感熱板39がフィンガ32によって容器4と共に持ち上げられるときに、距離Dbの間は感熱板39等に破損を生じさせないような速度のことである。本発明者の実験によれば、距離Dbは1mm程度が好ましかった。なお、低速度の具体的な大きさは、容器4、感熱板39、天秤用ビーム37の形状、材質等に応じて好ましい速度が種々に変化するので、必要に応じて好適な値に設定する。
以上のように、本実施形態によれば、試料Sに発泡が発生したり、試料容器4が感熱板39に付着したりする等といった支障が生じた場合でも、フィンガ32の移動によって感熱板39等に破損が発生することを確実に防止できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、図2に示すように、フィンガ32の高さ位置を検知するために、支軸9に固定されたスライドベース22の動きを検知する位置センサSv0〜Sv3を用いた。しかしながら、位置センサSv0〜Sv3を図1の測定部Pmにおけるフィンガ32の昇降路の周りに配設して、フィンガ32の動きを直接に検知しても良い。
また、上記実施形態では、フィンガ32の高さ位置及び旋回角度位置を検知するためにマイクロスイッチやフォトスイッチ等といった位置センサを用いたが、これに代えて、駆動源としてパルスモータを用い、このモータに供給するパルス数によって高さ位置や角度位置を判定することもできる。また、モータの出力軸にパルスジェネレータを付設し、そのパルスジェネレータから発生するパルス数によって高さ位置や角度位置を判定することもできる。
図7の実施形態では、フィンガ32によって容器4をつかみに行く際に、初めはフィンガ32を高速で降下させ、容器4に近づいたときに速度を低速に切換えた。これは、容器4から試料Sが溢れ出ている場合に、その試料Sにフィンガ32が高速でぶつかって容器4等に破損が生じることを防止するためである。しかしながら、容器4や感熱板39等の機械的な強度が高い場合や、フィンガ32の降下速度が初めから低速度である場合等においては、フィンガ32の速度を途中で低速に切換える必要はない。
また、図8の実施形態では、フィンガ32によって容器4を持ち上げる際に、初めはフィンガ32を低速で持ち上げ、容器4から所定距離だけ離れたときに速度を高速に切換えた。これは、容器4が感熱板39に付着している場合に、できるだけ感熱板39等に急激な負荷がかからないようにするためである。しかしながら、容器4や感熱板39等の機械的な強度が高い場合には、フィンガ32を初めから終わりまで高速に設定することができる。また、フィンガ32の上昇速度を高速にする必要がない場合には、フィンガ32の速度を初めから終わりまで低速に設定することができる。
上記実施形態では、測定試料だけを1本の天秤用ビーム37の感熱板39に載せて測定を行う構造のTG測定装置を例示したが、これに代えて、2本の天秤用ビームを並べて設け、測定試料を1つの天秤用ビームの感熱板に載せ、標準物質を他の1つの天秤用ビームの感熱板に載せ、標準物質を基準として測定試料の熱的変化を測定するようにしたTG測定装置にも本発明を適用できる。また、本発明は、天秤用ビームを用いる構造のあらゆる種類の熱分析装置に対しても適用できる。
本発明は、天秤用ビームを用いる構造の熱分析装置、例えばTG装置において試料を交換する際に好適に用いられる。また、本発明は、試料を自動的に交換する機能を奏するサンプルチェンジャを用いる場合に、特に、有用である。
本発明に係る熱分析装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の主要部であるフィンガの旋回駆動系及び昇降駆動系を示す断面図である。 図1の他の主要部である天秤装置を示す図である。 試料自動交換機能を実行するための制御系の一例を示すブロック図である。 図4の制御系によって行われる制御の流れを示すフローチャートである。 図5のフローチャート内の一部のステップを詳しく示すフローチャートである。 図6のフローチャート内の一部のステップを詳しく示すフローチャートである。 図6のフローチャート内の他の一部のステップを詳しく示すフローチャートである。 図7のフローチャートに対応する機構の変化の様子を示す図である。 図8のフローチャートに対応する機構の変化の様子を示す図である。
符号の説明
1.TG装置(熱分析装置)、 2.サンプルチェンジャ、 3.天秤装置、
4.試料容器、 6.ターンテーブル(試料待機部)、 7.搬送アーム、
9.支軸、 13.旋回/昇降装置、 14.軸部材、 16.機枠、
17.ケーシング、 18.DCモータ、 19.ギヤ列、 21.ネジ軸、
22.スライドベース、 23.ステッピングモータ、 24.昇降ベース、
26.リニア・ステッピング・アクチュエータ、 27.開閉機構、 28.カバー、
29.開閉部材、 31.支持部材、 32.フィンガ(把持部材)、
36.トーションバンド(支点)、 37.天秤用ビーム、 38.電気炉、
39.感熱板(試料載置部)、 44.永久磁石、 46.コイル、 47.抵抗、
51.光遮蔽板、 52.光源、 53.受光素子、56.電力増幅器、
57.ストッパ、 61.サンプルチェンジ制御回路、 66.記憶媒体、
67.バス、 Da,Db.距離、 P0.容器取出し位置、 Pw.待機部、
Pm.測定部、 R.空間、 試料.S、
Sv0,Sv1,Sv2,Sv3.高さ位置センサ、
Sh0,Sh1.角度位置センサ、

Claims (5)

  1. 試料容器が置かれる試料載置部を備え支点を中心として回転可能なビームと、
    該ビームの振れを検知するビーム検知手段と、
    前記試料容器を把持可能な把持部材と、
    前記試料容器を把持する動作及びその把持を解除する動作を前記把持部材に行わせる把持部材駆動手段と、
    前記把持部材を前記試料載置部へ向って往移動及びその反対方向へ復移動させる把持部材移動手段と、
    前記把持部材の往移動及び/又は復移動を検知する把持部材検知手段と、
    前記ビーム検知手段及び前記把持部材検知手段の出力信号に基づいて前記把持部材移動手段による前記把持部材の進行を停止する停止制御手段と
    を有することを特徴とする熱分析装置。
  2. 請求項1において、前記停止制御手段は、前記把持部材検知手段が前記把持部材の往移動を検知すると共に前記ビーム検知手段が前記ビームの振れを検知したとき、前記把持部材の進行を停止することを特徴とする熱分析装置。
  3. 請求項1において、前記停止制御手段は、前記把持部材検知手段が前記把持部材の復移動を検知すると共に前記ビーム検知手段が前記ビームの振れを検知したとき、前記把持部材の進行を停止することを特徴とする熱分析装置。
  4. 請求項2又は請求項3において、前記停止制御手段によって前記把持部材の進行が止められた後に前記把持部材駆動手段に試料の把持を解除する動作を行わせる把持解除制御手段を有することを特徴とする熱分析装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つにおいて、
    複数の試料容器が置かれる試料待機部と、前記把持部材を前記試料待機部と前記試料載置部との間で搬送する容器搬送手段とを有することを特徴とする熱分析装置。

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