JP2005083582A - 保冷材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 野菜等の陳列領域の温度を下げて、高温による野菜の傷みを防止すると共に、水を補給する容器からの水の溢出を解消して売り場領域を汚さないようにすること。
【解決手段】 本発明の保冷材は、一辺が30〜40mm程度の三角形状または四角形状の透明な樹脂製の袋体に清水を封入して立方体に形成し、該立方体内に封入した清水を凍結させて野菜の保冷用としたことによって、ロック状またはブロック状の氷と同様に野菜の陳列領域の温度を下げるために使用できると共に、袋体の内部で清水の氷が溶けても外部には漏れ出さず、水補給用の容器から水が溢れ出ることがなくなるため、売り場領域を汚さず、しかも、外見上は透明な氷状に見えて陳列の体裁を向上させるのである。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の保冷材は、一辺が30〜40mm程度の三角形状または四角形状の透明な樹脂製の袋体に清水を封入して立方体に形成し、該立方体内に封入した清水を凍結させて野菜の保冷用としたことによって、ロック状またはブロック状の氷と同様に野菜の陳列領域の温度を下げるために使用できると共に、袋体の内部で清水の氷が溶けても外部には漏れ出さず、水補給用の容器から水が溢れ出ることがなくなるため、売り場領域を汚さず、しかも、外見上は透明な氷状に見えて陳列の体裁を向上させるのである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、アスパラガスまたはブロッコリ等の野菜または鮮魚等の生ものを店頭に陳列する際に使用される保冷材に関するものである。
一般に、この種の野菜または鮮魚等の生ものを店頭に陳列する際に、特に、夏季においては、外気温度が高いために、生ものが傷みやすいので、その周囲の温度または水温を下げるためにロック状またはブロック状の氷が使用されている。
鮮魚の場合には、冷凍ケース等に入れたり、低温陳列ケースに入れたりして温度による痛みを解消しているが、野菜等においては、低温陳列ケースに入れるわけにはいかず、野菜を新鮮な状態を維持させて陳列させるために、仕切られた中に比較的浅い容器を入れ、その容器に吸水性のシートを敷き、そのシートに充分な水を含ませてアスパラガス等の野菜を立てて陳列させ、その周囲に所要量のロック状またはブロック状の氷を載せて全体の温度を下げるようにし、高温による野菜の傷みを抑制するようにすると共に、外見上においても体裁が良く新鮮さを醸し出すようにしている。
しかしながら、現実に行っている前記のような周囲にロック状またはブロック状の氷を載せて低温に維持している場合には、周りに載せた氷は時間の経過と共に徐々に溶けて容器から水が溢れ出てしまい、陳列領域およびその周囲、即ち、売り場領域を水で汚すことになり、新鮮さを保つために水を必要とする野菜とはいえ、売り場領域が汚れるということは、イメージダウンになって商品価値を低下させることにつながり、それを避けるためにモップ等で掃除しなければならないという問題点を有するのである。
また、物または周囲を冷やして低温に維持しようとする所謂「保冷材」としては、例えば、低温でも柔軟性を重視した保冷材であって、水不溶性で非吸水性のポリマー被膜で表面被覆された水不溶性ポリマーの吸水ゲル粒子が、水溶性ポリマー、水および親水性アルコール類を含有する水性ゲル中に懸濁させた低温柔軟性を有するゲル状保冷材が公知になっている。この場合の保冷材は、例えば、低温に維持しなければならない食品・食材等と一緒に所定の包装箱に入れて宅配便にて発送するような場合に使用されるものであり、ゲル状にしてあるということは低温を長時間に渡って維持させるためであり、また、その大きさについても、低温を長時間維持させるためにある程度の大きさを必要とするものであり、実質的に野菜販売の店頭で使用するようなロック状またはブロック状に形成することはできないのである。
特公平7−81134号公報
仮に、従来例の保冷材を、野菜を立てて陳列させる容器に、現実に行っているロック状またはブロック状の氷に代えて、野菜の周囲に並べて載せて低温に維持しようとする場合には、容器から水が溢れ出ることはないが、野菜の陳列部所にそぐわない保冷材の存在により、見た目の新鮮さよりも陳列の体裁が失われ、購買意欲が削がれる結果になるものと考えられる。
従来技術に対して解決しようとする課題は、野菜の陳列領域の温度を下げて、高温による野菜の傷みを防止すると共に、仕切られた区画内の容器からの水の溢出を解消して売り場領域を汚さないようにし、且つ外見上においても新鮮さと陳列の体裁を損なわないようにすることができる保冷材を提供することである。
本発明は、一辺が30〜40mm程度の三角形状または四角形状の透明な樹脂製の袋体に清水を封入して立方体に形成し、該立方体内に封入した清水を凍結させて野菜の保冷用としたことを最も主要な特徴とする保冷材である。
本発明の保冷材は、封入した清水が、飲用に供せるアルカリイオン水であること、を付加的な要件として含むものである。
本発明の保冷材は、小径の透明な樹脂袋体に清水を入れて凍結させたものであるため、ロック状またはブロック状の氷と同様に野菜の陳列領域の温度を下げるために使用できると共に、袋体の内部で清水の氷が溶けても外部には漏れ出さず、仕切られた区画内の容器から水が溢れ出ることがなくなるため、売り場領域を汚さず、しかも、外見上は透明な氷状に見えて陳列の体裁を向上させるのである。
また、保冷材は、冷凍することにより、繰り返し使用できると共に、例えば、災害時に水道設備に不都合が生じて飲料水が不足した時に、袋に封入した清水は漏洩しないで保持されるので、袋を破って急場凌ぎの飲料水として利用できるのである。
また、保冷材は、冷凍することにより、繰り返し使用できると共に、例えば、災害時に水道設備に不都合が生じて飲料水が不足した時に、袋に封入した清水は漏洩しないで保持されるので、袋を破って急場凌ぎの飲料水として利用できるのである。
野菜の新鮮さを維持することができるようにし、同時に売り場領域における汚れを解消すると共に、陳列の体裁を良くして商品価値を高めることができるようにするために、小径の三角形状または四角形状の透明な樹脂袋体に清水を封入し凍結させて保冷材とする構成によって、実現化したものである。
図1は、本発明に係る保冷材の第1の実施例を示す斜視図であり、保冷材1は、全体が略三角形状の立方体を呈するものであり、該立方体は透明な樹脂フィルムで形成され、一辺の長さが約30〜40mm程度の大きさの袋体2の内部に清水を封入して凍結したものである。
この第1の実施例に係る保冷材1の製造に当たっては、例えば、チューブ状の樹脂フィルムを使用し、該チューブの一端をシール2aした後に内部に所要量の清水を注入して他方の端部を、先のシール2aと略直交する方向にシール2bすることによって三角形状の立方体に形成することができ、そのシール2bと同時に次の立方体形成のためのシール2aをして、そのシール2aの手前でチューブを切断することで、順次三角形状の立方体を形成するのである。
図2は、本発明に係る保冷材の第2の実施例を示す斜視図であり、保冷材3は、全体が略四角形状の立方体を呈するものであり、該立方体は透明な樹脂フィルムで形成され、最長の一辺の長さが約30〜40mm程度で、最短の一辺の長さが約20〜30mm程度の大きさの袋体4の内部に清水を封入して凍結したものである。
この第2の実施例に係る保冷材3の製造に当たっては、前記第1の実施例と同様に、チューブ状の樹脂フィルムを使用し、該チューブの一端をシール4aした後に内部に所要量の清水を注入して他方の端部を、先のシール4aと略平行する方向にシール4bすることによって四角形状の立方体に形成することができ、そのシール4bと同時に次の立方体形成のためのシール4aをして、そのシール4aの手前でチューブを切断することで、順次四角形状の立方体を形成するのである。
この四角形状の立方体にするための袋体4の形成に当たっては、図3に示したように、袋体4のシール部4a、4bにおいて、それぞれ両側から内側への所定長さの折り返し部4cを形成し、該折り返し部4cを内側に重ねた状態で一緒にシールすることによって、立方体の四角形状が確立し易くなるのである。
そして、袋体2、4内に封入される清水は、水道水でも良いが、好ましくは、飲用に供せるアルカリイオン水を使用する。この場合に、例えば、飲料水として利用されている湧き水で弱アルカリ性の水を殺菌装置とイオン化装置を通して、殺菌処理とイオン化処理とを行ったものを無菌の状態で袋体2、4内に封入し、形状の異なる保冷材1、3が形成されるのである。
このように形成した保冷材1、3は、適宜の冷凍庫に入れ内部の清水を冷凍させて使用するのであり、その使用例の一例を図4に示してある。
この使用例は、野菜としてアスパラガスの陳列に使用する場合であって、例えば、区画された中で新鮮さを保つために野菜に水を補給するトレー状の容器11が使用され、該容器11に吸水性のシート12を敷き、そのシート12の上部にまで水が来るように充分な水を入れ、そのシート12の上に多数のアスパラガスの野菜13を立て、容器の背面壁11aに立て掛けて陳列させるようにし、その陳列させた野菜13の前面側に、多数の保冷材1、3を混ぜて適宜収納するようにする。
この使用例は、野菜としてアスパラガスの陳列に使用する場合であって、例えば、区画された中で新鮮さを保つために野菜に水を補給するトレー状の容器11が使用され、該容器11に吸水性のシート12を敷き、そのシート12の上部にまで水が来るように充分な水を入れ、そのシート12の上に多数のアスパラガスの野菜13を立て、容器の背面壁11aに立て掛けて陳列させるようにし、その陳列させた野菜13の前面側に、多数の保冷材1、3を混ぜて適宜収納するようにする。
このように保冷材1、3を容器11に入れることによって、ロック状またはブロック状の氷と同様に水を冷やすことはもちろんのこと、野菜13の根本および周囲を低温に維持することができるのであり、しかも、袋体2、4の内部で清水の氷が溶けても外部には漏れ出さず、容器11から水が溢れ出ないので、売り場領域を汚さず、しかも、外見上は氷に見えて陳列の体裁の良さを表現できるのである。
また、保冷材1、3は、その内部に封入した清水が飲用に供せるアルカリイオン水であるため、凍結と溶解とを繰り返して長期に使用しても、腐敗することがないのであり、例えば、地震等の災害によって水道設備に不都合が生じて飲料水が不足した時に、飲料水として一時凌ぎに利用できるし、さらに、野菜売り場に子供連れの客が来て、あれこれと時間を掛けて選んでいる間、子供が退屈するような場合に、飲料水にもなる冷たくて綺麗な保冷材を子供に上げることによって喜ばれ、一種のおもちゃにもなるのである。
いずれにしても、本発明の保冷材1、3は、小径の三角形状または四角形状に形成し、これを陳列した野菜の周囲に適宜量を散乱状態で使用し、周囲温度を低下させて野菜の新鮮さを維持すると共に、売り場領域を水で汚さないようにして全体の陳列体裁を良くし、商品価値を高めることができるのである。
本発明に係る小径の三角形状または四角形状に形成した保冷材1、3は、野菜のみならず生花等の植物および所要の時間に渡って低温に維持しなければならない物品(商品または食材等)と一緒にすることによって、その物品の周囲を低温に維持することができるのであり、特に、外気温度が高い夏場において、低温に維持することによって物品の品質を維持しなければならないような状況下で、全ての物品に対して利用することができるのである。
1、3 保冷材
2、4 袋体
2a、2b、4a、4b シール部
4c 折り返し部
11 容器
11a 背面壁
12 吸水性のシート
13 野菜(アスパラガス)
2、4 袋体
2a、2b、4a、4b シール部
4c 折り返し部
11 容器
11a 背面壁
12 吸水性のシート
13 野菜(アスパラガス)
Claims (2)
- 一辺が30〜40mm程度の三角形状または四角形状の透明な樹脂製の袋体に清水を封入して立方体に形成し、
該立方体内に封入した清水を凍結させて野菜の保冷用としたこと
を特徴とする保冷材。 - 前記清水は、飲用に供せるアルカリイオン水であること
を特徴とする請求項1に記載の保冷材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003312423A JP2005083582A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 保冷材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003312423A JP2005083582A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 保冷材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005083582A true JP2005083582A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34413680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003312423A Pending JP2005083582A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | 保冷材 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005083582A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009501895A (ja) * | 2005-07-20 | 2009-01-22 | スプレイトリー、ダビッド、デレック、グラント | 飲物冷却装置 |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003312423A patent/JP2005083582A/ja active Pending
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