JP2003265123A - にぎり寿司の鮮度保持方法 - Google Patents

にぎり寿司の鮮度保持方法

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JP2003265123A
JP2003265123A JP2002070634A JP2002070634A JP2003265123A JP 2003265123 A JP2003265123 A JP 2003265123A JP 2002070634 A JP2002070634 A JP 2002070634A JP 2002070634 A JP2002070634 A JP 2002070634A JP 2003265123 A JP2003265123 A JP 2003265123A
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freshness
sushi
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nigiri sushi
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Yasuo Yamada
康夫 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、具材の鮮度を長時間保ち、遠方に
持ち出しても、にぎり寿司の旨味を存分に味わえるにぎ
り寿司の鮮度保持方法を提供することにある。 【解決手段】 入れ物1,11,21の中を仕切り、各
区画スペースQ,Rに、具材2と舎利玉3とをそれぞれ
分けて保管していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、にぎり寿司の鮮度
保持方法に関する。
【0002】
【従来の技術】にぎり寿司は日本を代表する伝統的な料
理であり、このにぎり寿司を人々が食する場合には、通
常、目の前で職人が握ったものを店内でそのまま食した
り、あるいは、折り詰めにして自宅に持ち帰って食する
ものであった。さらに、前記にぎり寿司を持ち帰る場合
には図7のように、例えば、樹脂や厚紙等で形作られた
底のある入れ物31を用意し、この入れ物31の中に、
職人が既に握った状態にある、具材32と舎利玉33と
が一体となったにぎり寿司を入れ、さらに、前記入れ物
の上に蓋を被せ、入れ物と蓋とを輪ゴムで保持するもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようする課題】しかしながら、従来一般
的に行なわれていたにぎり寿司の保管方法では、職人に
よって握られた際に、冷たい具材と暖かい舎利玉とが一
体化し、結果、具材が舎利玉の熱で暖められて短時間で
鮮度を落とすから、前記にぎり寿司をその場で食するの
であれば良いが、折り詰めにして遠方に持ち出して食す
る場合には、にぎり寿司の旨味を著しく損なう問題点が
あった。
【0004】本発明は、具材の鮮度を長時間保ち、遠方
に持ち出しても、にぎり寿司の旨味を存分に味わえるに
ぎり寿司の鮮度保持方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明は、入れ物の中を仕切り、各区画スペースに、
具材と舎利玉とをそれぞれ分けて保管していることを特
徴とする。
【0006】ここで具材とは一般的に、にぎり寿司で提
供される寿司ネタのすべてを意味している。また舎利玉
とは、酢飯を握って形作られたすし飯である。さらに、
入れ物については、にぎり寿司を保管しておけるもので
あれば特に限定するものではない。また、入れ物内を区
画するものとしては、例えば、入れ物の中を分割するパ
ーティーションを設けたり、あるいは、あらかじめ入れ
物と仕切りとが一体成形してあるもの等が挙げられる。
【0007】このように形成すると、にぎり寿司を具材
と舎利玉とに分けて、区画した入れ物の中にそれぞれ保
管しているので、常温よりも冷えた状況下で鮮度を保つ
具材が、舎利玉によって暖められることがないので、具
材の有する旨味を長時間保持でき、例えば、前記にぎり
寿司を遠方に持ち運んだ場合でも、購入者が目的地に到
着した後、入れ物の中の舎利玉に具材を載せ、元のにぎ
り寿司のように形作った後に食することで、購入当時の
鮮度と旨味を存分に味わうことができる。
【0008】また、本発明のうち請求項2記載の発明に
よれば、前記具材を入れた区画スペースは、具材を冷凍
しない程度の冷却効果を保有する保冷部材によって冷や
してあるので、解凍の手間をかけずにそのまま食せるの
は勿論、一般ににぎり寿司に用いる具材の大半が水産物
であることから、解凍によるドリップの具材外への流出
を防ぎ、にぎり寿司の旨味や風味を封入したまま食する
ことができる。
【0009】ここで保冷部材については、具材を冷凍す
ることなく、該具材の鮮度保持に適した温度状態にでき
るものであればよく、具体的には、水と高吸水性樹脂と
が混合したゲルを封入したパック状をなす保冷剤等が挙
げられる。また具材の鮮度保持に適する温度としては、
約5〜15℃のチルド温度帯で保管することが望まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のにぎり寿司の鮮度
保持方法の実施形態を図面に基づき説明する。
【0011】まず、本発明のにぎり寿司の鮮度保持方法
に使用する入れ物1について説明する。本実施形態の入
れ物1は図1のように、底のある方形のブロー成形容器
であり、この入れ物1内は、パーティーション4によっ
て左右に分割してあり、この分割された各区画スペース
Q,Rは、にぎり寿司の各種具材2を入れるための区画
スペースRと、人数相当数の舎利玉3を入れるための区
画スペースQとになっている。さらに、前記の具材2を
入れる区画スペースR内には図2のように、各種具材2
を載せるための台部5が入れてあり、この台部5は、前
記区画スペースRの前後方向に、傾斜部が4つ連なる鋸
刃状に折り曲げて形成してあり、これにより、前記各具
材2を載せる箇所が傾斜面をなしている。そして、台部
5の各傾斜面の下方位置には、それぞれに空間Sが形成
されるので、当該各空間Sに保冷剤6を入れることで、
具材2を冷やしながら保管できる。
【0012】そして実際に、前記構成の入れ物1の中
に、にぎり寿司の具材2と舎利玉3とを入れた場合に
は、まず、舎利玉3を入れる区画スペースQ内では、当
該各舎利玉3がそれぞれパーティーション4で仕切った
各区画内に、そのままの状態で入れてあり、舎利玉3が
型崩れを起こすことなく常温で保管される。一方、具材
2については、区画スペースRに入れてある台部5の傾
斜面に、それぞれ具材2を置くことで、各傾斜面の下方
側の空間Sに入れてある保冷剤6の冷気によって、前記
各傾斜面が冷やされ、結果、各具材2が鮮度を保つのに
最も適した約5〜15℃までのチルド温度帯内で、にぎ
り寿司を保管できる。
【0013】また、本実施形態に使用する保冷剤6につ
いて簡単に説明すると、この保冷剤は、ビニル製の透明
な袋の中に水を入れ、さらに、おむつ等に使用されてい
る高吸水性樹脂の粉末を入れてゲル化し、このゲル状部
材を前記袋に封入して形成したものである。そして、こ
の保冷剤6を冷蔵庫などで冷やした後、入れ物1の中に
具材2とともに入れて使用する。
【0014】上記のように構成されたにぎり寿司を、購
入者が実際に食する場合には、まず購入者が入れ物1内
の舎利玉3に、箸で具材2を載せ、さらに海苔(図示は
省略する。)を巻くことで、購入当時の握り立ての状態
の鮮度と旨味を保持したにぎり寿司を食することができ
る。
【0015】また、本発明では具材2を冷凍しないが、
これは、にぎり寿司の具材の大半が水産品であり、仮に
具材2を冷凍した場合には、冷凍によって氷結した具材
2中に含まれる旨味の元となる液汁が、解凍時に内部の
表結晶が溶けて水になり、このことから液汁は、具材2
の肉質に吸収されずに分離し、該具材2の外へ流出する
ことで、旨味が著しく損なわれることになる。また、こ
の流出した液汁はドリップと呼ばれている。そして前記
ドリップについて簡単に説明すると、このドリップの中
には、タンパク質やエキス、ビタミンなどの可溶性成分
が含まれており、即ち、このドリップの流出は、具材2
の旨味を著しく損なう大きな原因となる。
【0016】次に、本発明の第2実施形態の入れ物11
は図3のように、ブロー成形した樹脂製の容器に、にぎ
り寿司の舎利玉3を載せるための楕円形の窪みが、間隔
をあけて縦3列、横8列の計24箇所に設けた区画スペ
ースQを形成し、さらに、舎利玉3の置かれる箇所の隣
のスペースには、海苔7と醤油8、お吸い物9を入れる
ための窪みがそれぞれ設けてあり、さらに、隣の区画ス
ペースRには方形の刳り抜き部分が設けてあり、この刳
り抜き部分には、具材2を入れる窪みを横一列に8箇所
有する発泡スチロール製の収容ケース12を備える箇所
となっている。
【0017】そして、前記具材2の収容ケース12につ
いては図4のように、この収容ケース12の各窪みの底
部に保冷剤6が入れてあり、さらに、前記保冷剤6の上
面側には、厚みの薄い抗菌シート10を被せている。そ
してこの窪みに、にぎり寿司の具材2を実際に入れる場
合には、抗菌シート10の上に具材2を載せ、さらに、
本実施形態では3人前のにぎり寿司の具材2と舎利玉3
とを入れるものであるから、これに従って、人数相当分
の具材2と抗菌シート10を交互に重ねてある。
【0018】また、本発明のにぎり寿司の鮮度保持方法
は、例えば駅売り弁当のように、電車内等の限られた空
間内で持ち運びを行う場合でも、充分に実施でき、この
場合には図5のような入れ物21を使用し、この入れ物
21は図6のように、具材2と舎利玉3、海苔・お吸い
物・醤油等の備品をそれぞれ別の容器14,14,14
に入れ、さらに、各容器14,14,14を上下に重ね
た後に紐13で縛ることで、本にぎり寿司を省スペース
で持ち運びができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のうち請求項1記載の発明によれ
ば、にぎり寿司の具材と舎利玉とを区画スペースにそれ
ぞれ分けて保管するので、具材は冷たく、一方の舎利玉
は暖かい状態でそれぞれを保管でき、これにより、にぎ
り寿司の鮮度や旨味を長時間保持できるので、にぎり寿
司を遠方に持ち出して食する場合でも、購入当時の旨味
をそのまま味わえる。
【0020】本発明のうち請求項2記載の発明によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、具材の鮮度保
持に最も適した温度状態に保つので、にぎり寿司の鮮度
と旨味を一層長時間保持し続けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のにぎり寿司の鮮度保持方法に使用する
入れ物の実際の使用状態を説明する斜視図である。
【図2】図1のA−A線縦断面図である。
【図3】本発明のにぎり寿司の鮮度保持方法に使用する
他の実施形態の入れ物の使用状態を説明する平面図であ
る。
【図4】図3のB−B線を縦断面し、その断面部分の一
部を拡大した縦断面図である。
【図5】本発明のにぎり寿司の鮮度保持方法に使用す
る、他の実施形態の入れ物の使用状態を説明する平面図
である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】従来のにぎり寿司の鮮度保持方法を示す平面図
である。
【符号の説明】
1,11,21 入れ物 2 具材 3 舎利玉 6 保冷剤(保冷部材) Q,R 区画スペース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入れ物(1,11,21)の中を仕切
    り、各区画スペース(Q,R)に、具材(2)と舎利玉
    (3)とをそれぞれ分けて保管していることを特徴とす
    るにぎり寿司の鮮度保持方法。
  2. 【請求項2】 前記具材(2)を入れた区画スペース
    (R)は、具材(2)を冷凍しない程度の冷却効果を保
    有する保冷部材(6)によって冷やしてあることを特徴
    とする請求項1記載のにぎり寿司の鮮度保持方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010022286A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Aichi Pref Gov Keizai Nogyo Kyodo Kumiai Rengokai すし飯の製造方法及びすし飯用パック容器
WO2018025553A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 株式会社ノースイ 冷凍にぎり寿司及び冷凍にぎり寿司の製作方法

Cited By (3)

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WO2018025553A1 (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 株式会社ノースイ 冷凍にぎり寿司及び冷凍にぎり寿司の製作方法
JPWO2018025553A1 (ja) * 2016-08-02 2019-05-30 株式会社ノースイ 冷凍にぎり寿司及び冷凍にぎり寿司の製作方法

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