JP2005083297A - 加減圧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 蒸発燃料処理装置における燃料蒸気管路にエアポンプで空気を供給してリーク診断を行う構成において、逆流が発生することを回避する。
【解決手段】 エアポンプと燃料蒸気管路との間に、ばね力の設定荷重がポンプの最大発生圧力又はそれ以上に設定される電磁式チェックバルブを介装する。そして、エアポンプの動作開始に対して電磁式チェックバルブを遅れて開弁させ、エアポンプの動作停止に先んじて電磁式チェックバルブを閉じる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ポンプにより閉鎖空間内への空気の供給又は前記閉鎖空間からの空気の吸出しを行って、前記閉鎖空間内を加圧又は減圧する加減圧装置に関し、特に、内燃機関の蒸発燃料処理装置における燃料蒸気管路のリーク診断に好適な加減圧装置に関する。
従来から、内燃機関の燃料を貯留する燃料タンクにて発生する燃料蒸気を捕集して処理する蒸発燃料処理装置において、燃料蒸気管路におけるリークの有無を診断する装置として、特許文献1に開示されるようなものがあった。
このものは、燃料蒸気管路をバルブで閉鎖し、該閉鎖空間内にエアポンプで空気を供給して加圧したときのエアポンプのポンプ負荷に基づいて、燃料蒸気管路におけるリークの有無を診断する構成である。
特開2003−013810号公報
ところで、前述のように、エアポンプで閉鎖空間を加圧又は減圧する構成の場合、逆流の発生を防止すべく、加圧又は減圧経路にチェックバルブを介装する場合があるが、チェックバルブの開閉タイミングによっては逆流が発生することがあった。
そして、逆流が発生すると、閉鎖空間の圧力設定精度が低下し、リーク診断の精度が悪化するという問題が生じる。
ここで、前記逆流の発生を、機械式チェックバルブのバネ荷重の設定と、エアポンプの能力設定とで回避しようとすると、高いポンプ能力が要求されて高価なエアポンプが必要になり、また、開弁遅れが大きくなり、更に、チェックバルブの個体ばらつきによる開弁圧のばらつきに配慮する必要が生じるという問題が生じる。
また、逆流が発生すると、燃料蒸気が大気中に放出されてしまうと共に、燃料蒸気がエアポンプのモータ部に侵入し、ブラシ部で発生する火花に引火したり、回路部分に腐食が発生するという問題があった。
ここで、前記モータ部への燃料蒸気の侵入を防止するために、シールを確実に行うようにすると、エアポンプのコストが嵩んでしまうという問題が生じる。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、エアポンプで閉鎖空間を加圧(又は減圧)する構成において、逆流の発生を確実に防止できるようにすることを目的とする。
そのため請求項1記載の発明では、ポンプによる閉鎖空間内への空気の供給経路又は閉鎖空間からの空気の吸出し経路を任意に開閉可能なバルブを設けると共に、
前記バルブを、前記ポンプの動作開始に遅れて開弁させ、及び/又は、前記ポンプの動作停止に先んじて閉弁させる構成とした。
かかる構成によると、ポンプによる閉鎖空間内への空気の供給経路又は閉鎖空間からの空気の吸出し経路を任意に開閉可能なバルブを設けることで、ポンプの動作・停止とは独立に任意のタイミングで加圧又は減圧経路を開閉できるようにする。
そして、ポンプが動作開始してから遅れてバルブを開弁させ、及び/又は、ポンプが動作停止する前にバルブを閉じる。
従って、ポンプの動作開始時には、逆流を発生させることなく、所定の初期圧から加圧又は減圧を開始させることができ、また、ポンプ動作の停止時には、逆流を発生させることなく、加圧又は減圧された圧力を閉鎖空間内に閉じ込めることができる。
また、バルブがポンプの発生圧力で開閉する構成ではないから、ポンプに高い能力が要求されない。
請求項2記載の発明では、前記任意に開閉可能なバルブの前後差圧を検出し、該前後差圧に応じてバルブを開閉制御する構成とした。
かかる構成によると、バルブの前後差圧から逆流が発生し得る条件であるか否かを判断し、該判断結果に基づいてバルブの開閉制御を行う。
従って、圧力変化の特性にばらつきがあっても、逆流が発生しない条件でバルブを開閉制御することができ、逆流の発生を確実に防止できる。
請求項3記載の発明では、ポンプ負荷を検出し、該ポンプ負荷に応じて前記バルブを開閉制御する構成とした。
かかる構成によると、ポンプ負荷から、逆流の発生を回避し得る圧力状態にまでなっていることを判断し、該判断結果に基づいてバルブの開閉制御を行う。
従って、圧力変化の特性にばらつきがあっても、逆流が発生しない条件でバルブを開閉制御することができ、逆流の発生を確実に防止できる。
請求項4記載の発明では、前記任意に開閉可能なバルブとチェックバルブとが共に配設される構成とした。
かかる構成によると、例えばチェックバルブが開弁する圧力条件であっても、任意に開閉可能なバルブを閉じておけば、閉鎖空間への空気の供給又は閉鎖空間からの吸出しが行われず、また、チェックバルブが閉弁する圧力条件になる前に、任意に開閉可能なバルブを閉じることで、閉鎖空間への空気の供給又は閉鎖空間からの吸出しを停止させることができ、かつ、任意に開閉可能なバルブによる逆流阻止とチェックバルブによる逆流阻止とを任意に組み合わせることが可能である。
請求項5記載の発明では、前記任意に開閉可能なバルブが、前記ポンプの最大発生圧力又はそれ以上の閉弁付勢力を有する構成とした。
かかる構成によると、閉弁付勢力が、ポンプの最大発生圧力又はそれ以上に設定されるから、バルブを開こうとしないかぎり、ポンプ圧ではバルブが開かず、又は、開いたとしても微量であり、閉鎖空間への空気の供給又は閉鎖空間からの空気の吸出しは行われない。
従って、バルブの開閉制御が不能な状態で、閉鎖空間が異常加圧(又は異常減圧)されることを回避できる。
請求項6記載の発明では、前記任意に開閉可能なバルブを、閉鎖空間とポンプとの間に配設する構成とした。
かかる構成によると、加圧又は減圧対象である閉鎖空間とポンプとの間にバルブが介装されるから、バルブを閉じて加圧又は減圧を行わないときに、閉鎖空間内に含まれる成分(例えば燃料蒸気)がポンプ側に侵入することを阻止できる。
図1は、本発明に係る加減圧装置が適用される内燃機関のシステム構成図である。
この図1において、内燃機関1は、図示省略した車両に搭載されるガソリン機関である。
前記内燃機関1の吸気系には、スロットル弁2が設けられていて、これにより機関1の吸入空気量が制御される。
また、スロットル弁2下流の吸気管3のマニホールド部には、気筒毎に電磁式の燃料噴射弁4が設けられている。
前記燃料噴射弁4は、マイクロコンピュータを内蔵するコントロールユニット20から、機関回転に同期して出力される噴射パルス信号により開弁して燃料噴射を行い、噴射された燃料は機関1の燃焼室内で燃焼する。
また、内燃機関1には、蒸発燃料処理装置が設けられている。
前記蒸発燃料処理装置は、燃料タンク5にて発生する蒸発燃料を蒸発燃料導入通路6により導いて一時的に吸着するキャニスタ7を備える。
前記キャニスタ7は、容器内に活性炭などの吸着材8を充填したものである。
また、前記キャニスタ7には、新気導入口9が形成されると共に、パージ通路10が導出されている。
前記パージ通路10は、常閉型のパージ制御弁11を介して、スロットル弁2下流の吸気管3に接続されている。
前記パージ制御弁11は、前記コントロールユニット20から出力されるパージ制御信号により開弁するようになっている。
従って、燃料タンク5にて発生した蒸発燃料は、蒸発燃料導入通路6によりキャニスタ7に導かれて、ここに吸着捕集される。
そして、機関1の運転中に所定のパージ許可条件が成立すると、パージ制御弁11が開制御され、機関1の吸入負圧がキャニスタ7に作用する結果、新気導入口9から導入される新気によってキャニスタ7に吸着されていた蒸発燃料が脱離され、この脱離した蒸発燃料を含むパージガスがパージ通路10を通って吸気管3内に吸入され、その後、機関1の燃焼室内で燃焼処理される。
前記コントロールユニット20は、CPU、ROM、RAM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種センサから信号が入力される。
前記各種センサとしては、機関1の回転に同期してクランク角信号を出力するクランク角センサ21、機関1の吸入空気量を計測するエアフローメータ22、車速を検出する車速センサ23、燃料タンク内5の圧力を検出する圧力センサ24、燃料タンク5内の燃料残量を検出するタンク残量センサ(燃料計)25が設けられている。
また、本実施形態では、前記蒸発燃料処理装置における燃料蒸気管路のリーク診断を行うようになっており、そのために、前記新気導入口9を開閉する常開型電磁弁であるドレンカットバルブ12が設けられると共に、蒸発燃料導入通路6内に空気を送り込むエアポンプ13が設けられている。
前記エアポンプ13の吐出口と前記蒸発燃料導入通路6とは、空気供給管14を介して接続され、前記空気供給管14の途中には、電磁式チェックバルブ15が介装される。
前記電磁式チェックバルブ15は、エアポンプ13による空気の供給における逆流を阻止するチェックバルブであって、後述するように、任意に開閉可能に構成される。
また、前記エアポンプ13の吸い込み口側には、エアクリーナ17が設けられている。
前記コントロールユニット20は、所定の診断条件が成立すると、前記パージ制御弁11及びドレンカットバルブ12を閉制御することで、燃料タンク5,蒸発燃料導入通路6,キャニスタ7,パージ制御弁11下流のパージ通路10を閉鎖空間とし、該閉鎖空間に対してエアポンプ13で空気を供給することで加圧し、該加圧時におけるタンク内圧(又はポンプ負荷)の変化に基づいて、前記閉鎖空間におけるリークの有無を診断する。
尚、閉鎖空間を所定圧に加圧した後の圧力漏れからリークの有無を診断する構成であっても良い。
また、空気の供給によって前記閉鎖空間を加圧する代わりに、前記閉鎖空間から空気を吸い出して減圧する構成であっても良い。
前記電磁式チェックバルブ15は、図2に示すように構成される。
前記空気供給管14の途中には、下流側(蒸発燃料導入通路6側)に向けて開放される容積室14aが形成され、該容積室14aには、一端がエアポンプ13の吐出口に接続される空気配管14bの他端が、容積室14aの壁を貫通して容積室14a内にまで延設され、容積室14a内に他端開口部14cが位置するようにしてある。
前記開口部14cを閉鎖する板状のバルブ31は、前記開口部14cに対して離接する方向に移動可能に支持されると共に、コイルスプリング32によって前記開口部14cを閉鎖する方向に付勢される。
前記蒸発燃料導入通路6側からエアポンプ13に向かう逆流方向の圧力は、前記バルブ31に対して閉方向の圧力として作用し、逆流が阻止されるようになっている。
また、前記電磁式チェックバルブ15には、通電されることにより前記バルブ31に開弁方向(開口部14cから離れる方向)の電磁力を作用させる電磁ソレノイド33が設けられている。
ここで、前記コイルスプリング32のばね力の設定荷重は、前記エアポンプ13の最大発生圧力又はそれ以上に設定されている。
従って、エアポンプ13を最大限に駆動しても、前記電磁ソレノイド33に対して開弁電流を与えない限り、電磁式チェックバルブ15は閉状態を保持することになり、エアポンプ13による加圧(又は減圧)を行わせるときには、前記電磁ソレノイド33に対して開弁電流を与えて電磁式チェックバルブ15を開ける。
このように、電磁式チェックバルブ15は、電磁ソレノイド33への電流供給を制御することで、任意に開閉することが可能となっている。
更に、蒸発燃料導入通路6とエアポンプ13との間に電磁式チェックバルブ15を介装してあれば、蒸発燃料導入通路6内の燃料蒸気が通常時(加減圧の停止時)にエアポンプ13に到達することが、電磁式チェックバルブ15で阻止される。
燃料蒸気が、エアポンプ13のモータ部に侵入すると、電気回路の腐食などを生じさせる可能性があるが、上記のように、電磁式チェックバルブ15によって燃料蒸気の侵入を未然に防止することで、前記腐食の発生を回避できる。
更に、電磁式チェックバルブ15によって燃料蒸気のエアポンプ13に対する侵入を防止できれば、エアポンプ13に複雑で高価なシール構造を適用する必要がなくなる。
尚、燃料蒸気管路を加圧する場合に、電磁式チェックバルブ15をエアポンプ13の吸い込み側に、燃料蒸気管路を減圧する場合に、電磁式チェックバルブ15をエアポンプ13の吐き出し側に、設ける構成としても良いが、燃料蒸気管路側からの燃料蒸気がエアポンプ13に到達することを回避すべく、燃料蒸気管路を加圧する場合に、電磁式チェックバルブ15をエアポンプ13の吐き出し側に、燃料蒸気管路を減圧する場合に、電磁式チェックバルブ15をエアポンプ13の吸い込み側に、設けることが好ましい。
図3は、前記リーク診断の流れを簡略化して示すものである。
ステップS1では、リーク診断の実行条件が成立しているか否かを判定し、診断条件が成立していれば、ステップS2へ進んで、リーク診断対象区間を閉鎖すべく、前記パージ制御弁11及びドレンカットバルブ12を閉制御する。
ステップS3では、エアポンプ13の動作を開始させ、続いてステップS4では、エアポンプ13の動作開始から所定時間t1が経過したか否かを判定し、所定時間t1が経過してから、ステップS5へ進む。
前記所定時間t1は、エアポンプ13と電磁式チェックバルブ15との間の空気供給管14内が所定圧以上に加圧されるのに要する時間として予め記憶されている。
従って、電磁式チェックバルブ15の上流側の圧力が下流側に対して必要充分に高い状態で、電磁式チェックバルブ15が開弁されることになり、開弁時にエアポンプ13側に向かう逆流が発生することを防止できる。
逆流の発生が防止できれば、加圧の初期圧を精度良く制御でき、引いては、リーク診断の精度を向上させることができ、また、燃料蒸気がエアポンプ13のモータ部に到達することによる燃料蒸気の燃焼や回路部分の腐食を回避でき、また、エアポンプ13に高い性能のシールが不要となる。
また、機械式チェックバルブの場合、診断時以外で開弁することがないように、ばね力の設定荷重を大きくすると、加圧時には、係る付勢力に抗する大きな圧力をエアポンプ13で発生させる必要が生じるが、係る構成の場合、エアポンプ13に高い能力が要求され、また、開弁までに時間を要して大きな加圧遅れを生じさせることにもなり、更に、開弁圧の個体ばらつきを配慮して荷重設定などを行う必要がある。
これに対し、上記の電磁式チェックバルブ15では、電磁ソレノイド33への電流供給を制御することで任意に開閉することができるから、診断時以外での開弁をバネ力で阻止しつつ、逆流が発生することのない最小圧で開弁させることができ、エアポンプ13に高い能力が要求されず、然も、加圧を応答良く行わせることができる。
ステップS5では、前記電磁式チェックバルブ15の電磁ソレノイド33に対して開弁電流を与えることで、前記電磁式チェックバルブ15を開弁させ、加圧された空気が前記電磁式チェックバルブ15を介して閉鎖空間に供給されるようにする。
ステップS6では、タンク内圧の上昇からリークの有無を診断する。
ステップS7では、加圧を停止させるべく、前記電磁式チェックバルブ15の電磁ソレノイド33に対する開弁電流の供給を停止させ、前記電磁式チェックバルブ15を閉弁させる。
ステップS8では、前記開弁電流の供給停止から所定時間t2が経過したか否かを判別する。
前記所定時間t2は、前記開弁電流の供給停止から電磁式チェックバルブ15が完全に閉弁されるまでの微小時間として予め記憶されている。
尚、電磁式チェックバルブ15の閉弁遅れに対して、エアポンプ13の停止遅れ時間が長いので、前記ステップS8の処理を省略し、電磁ソレノイド33に対する開弁電流の供給を停止させた後、直ぐに、エアポンプ13の動作を停止させても良い。
ステップS8で開弁電流の供給停止から所定時間t2が経過したことが判別されると、ステップS9へ進み、エアポンプ13の動作を停止させる。
上記のように、エアポンプ13の動作停止に先んじて、電磁式チェックバルブ15を閉じるようにすれば、エアポンプ13の動作を停止させるときに、逆流が発生することが回避される。
従って、空気の供給で上昇させた圧力をそのまま閉じ込めることができ、以って、リーク診断の精度を向上させることができ、また、燃料蒸気がエアポンプ13のモータ部に到達することによる燃料蒸気の燃焼や回路部分の腐食を回避でき、また、エアポンプ13に高い性能のシールが不要となる。
ところで、上記実施形態では、エアポンプ13の動作開始に対して遅れて電磁式チェックバルブ15を開弁させるときに、所定の遅延時間を設ける構成としたが、圧力状態に基づいて電磁式チェックバルブ15の開弁タイミングを制御することができる。
具体的には、図4に示すように、エアポンプ13と電磁式チェックバルブ15との間の圧力を検出する圧力センサ41を設けるか、エアポンプ13のポンプ負荷を示すポンプ電流値を検出するようにする。
又は、図5に示すように、電磁式チェックバルブ15の前後差圧を検出する差圧センサ42を設ける。
そして、図6のフローチャートのステップS4Aに示すように、圧力センサ41で検出される圧力又はポンプ電流値(ポンプ負荷)が所定値以上になった時点、又は、電磁式チェックバルブ15の前後差圧が逆流発生を回避できる所定値になった時点で電磁式チェックバルブ15を開弁させるように構成することができる。
更に、図7に示すように、機械式チェックバルブ51と常閉型の電磁開閉弁52とを、空気供給管14の途中に直列に介装させる構成としても良い。
尚、上記構成の場合、前記電磁開閉弁52が任意に開閉可能なバルブに相当する。
かかる構成においても、エアポンプ13の動作開始に遅れて電磁開閉弁52を開弁させ、エアポンプ13の動作停止に先んじて電磁開閉弁52を閉弁させれば、加圧開始時及び加圧停止時における逆流の発生を回避できる。
また、上記構成において、エアポンプ13の動作を開始させるときに、電磁開閉弁52を直ちに開弁させ、その後、差圧が所定以上になって機械式チェックバルブ51が開いた時点から、閉鎖空間への空気の供給を開始させるようにし、エアポンプ13の動作停止時には、動作停止に先んじて電磁開閉弁52を閉じるようにすることができる。
上記のように電磁開閉弁52を備える構成であれば、非加圧時に電磁開閉弁52によって空気供給管14を閉塞状態に保持できるので、機械式チェックバルブ51の設定荷重を、加圧開始時における逆流を阻止できる最小値に設定でき、逆流を阻止しつつ、応答良く加圧を開始させることができる。
また、上記実施形態では、閉鎖空間をエアポンプ13による空気供給で加圧する構成を示したが、閉鎖空間をエアポンプによる空気の吸出しで減圧する場合にも、エアポンプ13の動作開始に対して任意に開閉可能なバルブの開弁を遅らせ、及び/又は、エアポンプ13の動作停止に先んじて任意に開閉可能なバルブを閉弁させることで、逆流の発生を防止できる。
更に、電磁式チェックバルブ15の構造が、図2のものに限定されるものではないことは明らかであり、また、アクチュエータを電磁ソレノイドに限定するものではなく、他のアクチュエータを用いることができることは明らかである。
ここで、上記実施形態から把握し得る請求項以外の技術思想について、以下にその効果と共に記載する。
(イ)請求項1〜5のいずれか1つに記載の加減圧装置において、
前記閉鎖空間が、内燃機関の蒸発燃料処理装置における燃料蒸気管路をバルブで閉鎖して形成される閉鎖空間であることを特徴とする加減圧装置。
かかる構成によると、リーク診断のために燃料蒸気管路を閉鎖し、燃料蒸気管路内を加圧又は減圧するときに、逆流が発生することが回避され、特に加圧時には燃料蒸気が逆流してしまうことを回避できる。
(ロ)請求項4記載の加減圧装置において、
前記任意に開閉可能なバルブが、前記ポンプの最大発生圧力又はそれ以上の閉弁付勢力を有すると共に、該閉弁付勢力に抗する開弁駆動力を発生する電磁ソレノイドを有することを特徴とする加減圧装置。
かかる構成によると、前記バルブは、ポンプの発生圧では開かず、電磁ソレノイドに駆動電流を供給することで開弁するから、ポンプの動作開始に遅れて駆動電流の供給を開始し、及び/又は、前記ポンプの動作停止に先んじて駆動電流の供給を停止させることで、前記ポンプの動作開始に遅れて開弁させ、及び/又は、前記ポンプの動作停止に先んじて閉弁させることができる。
実施形態における内燃機関のシステム構成図。 実施形態における電磁式チェックバルブの構造を示す部分拡大断面図。 実施形態におけるリーク診断を示すフローチャート。 エアポンプと電磁式チェックバルブとの間の圧力を検出するセンサを追加したシステム構成図。 電磁式チェックバルブの前後差圧を検出するセンサを追加したシステム構成図。 リーク診断時における電磁式チェックバルブの前後差圧に基づく電磁式チェックバルブの開制御を示すフローチャート。 機械式チェックバルブと電磁開閉弁とを備えるシステム構成図。
符号の説明
1…内燃機関,2…スロットル弁,3…吸気管,4…燃料噴射弁,5…燃料タンク,6…蒸発燃料導入通路,7…キャニスタ,8…吸着材,9…新気導入口,10…パージ通路,11…パージ制御弁,12…ドレンカットバルブ,13…エアポンプ,14…空気供給管,15…電磁式チェックバルブ,20…コントロールユニット,21…クランク角センサ,22…エアフローメータ,23…車速センサ,24…圧力センサ,25…タンク残量センサ,41…圧力センサ,42…差圧センサ,51…機械式チェックバルブ,52…電磁開閉弁

Claims (6)

  1. ポンプにより閉鎖空間内への空気の供給又は前記閉鎖空間からの空気の吸出しを行って前記閉鎖空間内を加圧又は減圧する加減圧装置において、
    前記ポンプによる前記閉鎖空間内への空気の供給経路又は前記閉鎖空間からの空気の吸出し経路を任意に開閉可能なバルブを設けると共に、
    前記バルブを、前記ポンプの動作開始に遅れて開弁させ、及び/又は、前記ポンプの動作停止に先んじて閉弁させることを特徴とする加減圧装置。
  2. 前記任意に開閉可能なバルブの前後差圧を検出し、該前後差圧に応じて前記バルブを開閉制御することを特徴とする請求項1記載の加減圧装置。
  3. ポンプ負荷を検出し、該ポンプ負荷に応じて前記バルブを開閉制御することを特徴とする請求項1記載の加減圧装置。
  4. 前記任意に開閉可能なバルブとチェックバルブとが共に配設されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の加減圧装置。
  5. 前記任意に開閉可能なバルブが、前記ポンプの最大発生圧力又はそれ以上の閉弁付勢力を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の加減圧装置。
  6. 前記任意に開閉可能なバルブを、前記閉鎖空間と前記ポンプとの間に配設したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の加減圧装置。
JP2003317993A 2003-09-10 2003-09-10 加減圧装置 Abandoned JP2005083297A (ja)

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