JP2005082714A - 撥水剤 - Google Patents
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Abstract
【目的】
安価で簡単に塗布でき寿命の長い撥水剤を提供する。
【構成】
撥水性を発揮するメタキシレンヘキサクロライドを中核とし、これに少量のフッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレンを加え、更に、ポリメチルヒドロシロキサンを数滴加えたものを2種類のメタクリル酸で撥水性の調整をし、これに溶剤としてのキシレンを加え、更にこれにメタノールとエタノールとのアルコール混合液で希釈する。
【選択図】 なし
安価で簡単に塗布でき寿命の長い撥水剤を提供する。
【構成】
撥水性を発揮するメタキシレンヘキサクロライドを中核とし、これに少量のフッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレンを加え、更に、ポリメチルヒドロシロキサンを数滴加えたものを2種類のメタクリル酸で撥水性の調整をし、これに溶剤としてのキシレンを加え、更にこれにメタノールとエタノールとのアルコール混合液で希釈する。
【選択図】 なし
Description
本発明は、自動車、ビルの窓ガラス、家屋の外壁等に塗布して汚れを防ぐ撥水剤に関する。
降水時の水滴の付着を防止するために光触媒の超親水性を利用したもの、あるいは撥水性の防水液は多数存在するが、いずれも寿命が短く(1〜2週間程度)比較的高価であった。
更に、真空蒸着により撥水膜を付着する方法も実施されているが、この場合でも5〜6ヶ月で効果が消失しまっていた。
本発明は従来存在する防水液の寿命を長くするとともに安価で取り扱いやすい撥水剤を提供することを課題とする。
そこで、本発明は撥水性を有するメタキシレンヘキサクロライドを中心とし、これに少量のフッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレンを加え、更に、ポリメチルヒドロシロキサンを数滴加えたものをメタクリル酸2−ヒドロキシエチルおよびメタクリル酸グリシジルで撥水性の調整をし、これに溶剤としてのキシレンを加え、更にこれにメタノールとエタノールとのアルコール混合液で希釈した。
更に、前記撥水剤を有するメタキシレンヘキサクロライド、フッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリメチルヒドロシロキサンのうち、メタキシレンヘキサクロライドの添加量を90重量%以上とすることが望ましい。
木材、セメント、ガラス板等に付着する雨水、汚水等を水玉として除去できその寿命が3年以上と長く、しかも安価である。
撥水性を発揮するメタキシレンヘキサクロライドの重量比30に対するフッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレンのそれぞれの重量比を1以下として混合し、更にこの撥水性発揮混合液に対してポリメチルヒドロシロキサンを微少(数滴)加え、これらの溶液に対して撥水性調整用として2種類のメタクリル酸(グリシジル、2−ヒドロキシエチル)を撥水性発揮混合液に対して約半分(重量比)程加え、更に溶剤としてのキシレン(Pキシレン)を撥水性発揮、調整混合液に対して2/3重量比程加えて約20時間撹拌して弱酸性(PH4.5〜6.5)の溶液とし、これらをメタノールとエタノールのアルコール混合液で希釈する。
このようにして調合した撥水剤は、透明溶液であり、木材、セメント、ガラス板等の被膜形成材に普通のスポンジ、布等により塗布できるばかりでなく、スプレーにより塗布できる。この溶液は人体に対して毒性は少なく平均雨水玉性168°となり、付着する雨水、汚水等を水玉として皮膜形成材から完全に除去でき、被膜形成材上の塗装膜を保全するばかりでなく、静電気の発生を防ぎ、紫外線をカットし、その光沢性、耐熱性を保全する。また、塗布後自然乾燥で15〜20分で仕上げることができる。この撥水材は塗布すると、3層の塗膜が形成され、数滴加えられるポリメチルヒドロシロキサンは数千のオリゴマーでモノマーを重合し、分子をカルボキシメチル基で置換え硬いセグメントとなり、疎水基として分岐を持つ不飽和結結合を有するアルキル鎖を使用し、疎水基−親水基の間にエチレンオキシド基を導入している。温度−20℃〜+90℃の間で使用でき、時に炭化水素鎖の長いものは撥水性が強いので炭化水素鎖の長いものを選定する必要がある。
下記の成分の撥水剤を準備した。
メタキシレンヘキサクロライド(40〜50g)、フッ化水素酸(1〜3g)、メチルハイドロジェンシリコーンオイル(0.1〜4g)、ポリテトラフルオロエチレン(0.1〜1g)、メタクリル酸(2−ヒドロキシエチル)(1〜5g)、メタクリル酸(グリシジル)(20〜30g)及びキシレン(Pキシレン)(50〜60g)の混合液を約20時間撹拌して弱酸性(PH4.5〜6.5)の透明混合溶液を得た。これにエタノール20〜5%、メタノール80〜95%のアルコール混合液(30〜40g)で希釈した。
これをガラス板上に乾いた布で塗布し、その上に水を数滴垂らしたら平均水玉性168°を得、傾斜させたら全ての水滴が後垂なく落下した。
Claims (2)
- 撥水性を有するメタキシレンヘキサクロライドを中心とし、これに少量のフッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレンを加え、更に、ポリメチルヒドロシロキサンを数滴加えたものをメタクリル酸2−ヒドロキシエチルおよびメタクリル酸グリシジルで撥水性の調整をし、これに溶剤としてのキシレンを加え、更にこれにメタノールとエタノールとのアルコール混合液で希釈した撥水剤。
- 前記撥水剤を有するメタキシレンヘキサクロライド、フッ化水素酸、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリメチルヒドロシロキサンのうち、メタキシレンヘキサクロライドの添加量を90重量%以上とした請求項1記載の撥水剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003316833A JP2005082714A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | 撥水剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003316833A JP2005082714A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | 撥水剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005082714A true JP2005082714A (ja) | 2005-03-31 |
Family
ID=34416609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003316833A Pending JP2005082714A (ja) | 2003-09-09 | 2003-09-09 | 撥水剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005082714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100969945B1 (ko) * | 2010-01-25 | 2010-07-14 | 하림 유 | 발수겸용 백화제거제의 제조방법 |
-
2003
- 2003-09-09 JP JP2003316833A patent/JP2005082714A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100969945B1 (ko) * | 2010-01-25 | 2010-07-14 | 하림 유 | 발수겸용 백화제거제의 제조방법 |
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