JP2005082032A - 自動二輪車のリヤフェンダ構造 - Google Patents

自動二輪車のリヤフェンダ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】後輪を上方から覆うリヤフェンダの両側部が車体フレームに締結される自動二輪車のリヤフェンダ構造において、リヤフェンダの車体フレームへの組付け作業性を高める。
【解決手段】リヤフェンダ26の前部には、車体フレームFに下方から当接する当接部63が設けられ、リヤフェンダ26の重心位置Gよりも前方で該リヤフェンダ26の両側部が車体フレームFに締結される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、下方を開放した横断面略U字状に形成されるとともに後輪を上方から覆うリヤフェンダの両側部が、車体フレームに締結される自動二輪車のリヤフェンダ構造の改良に関する。
リヤフェンダの左右両側部をボルトによって車体フレームにそれぞれ締結するようにしたカスタム系の自動二輪車が、たとえば特許文献1で知られている。
特開2003−89375号公報
上記構造では、たとえばカスタム系の自動二輪車等においては後輪の後方までも覆う大型のリヤフェンダが用いられ、しかも灯体がリヤフェンダに取付けられる等により、リヤフェンダの重量が嵩む場合がある。このため、リヤフェンダを車体フレームに取付ける際の組付け作業性の向上が望まれている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、リヤフェンダの組付け作業性を高めた自動二輪車のリヤフェンダ構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、下方を開放した横断面略U字状に形成されるとともに後輪を上方から覆うリヤフェンダの両側部が、車体フレームに締結される自動二輪車のリヤフェンダ構造において、前記リヤフェンダの前部には、車体フレームに下方から当接する当接部が設けられ、リヤフェンダの重心位置よりも前方で該リヤフェンダの両側部が車体フレームに締結されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の構成に加えて、前記当接部は、車体フレームが備える左右一対のフレーム部材間を結ぶクロスメンバーに下方から当接するようにして、リヤフェンダの前部に設けられることを特徴とする。
さらに請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、前記当接部は、上方に向かって突出するリブ状に形成されてリヤフェンダの前部に複数個突設されることを特徴とする。
上記請求項1記載の発明によれば、リヤフェンダを車体フレームに取付ける際には、リヤフェンダの前部の当接部を車体フレームに下方から当接させるようにして、リヤフェンダの両側部を1箇所ずつ車体フレームに仮締結すると、リヤフェンダの重心位置が仮締結位置よりも後方であるので、リヤフェンダがその自重によって前部を上方にはねあげる方向に回転移動しようとしても、当接部が車体フレームに当接するので回転移動が阻止されることになり、左右1箇所ずつの仮締めつけによってリヤフェンダの車体フレームへの仮組みを行うことができ、リヤフェンダの車体フレームへの組付け作業性の向上を図ることができる。
また請求項2記載の発明によれば、左右一対のフレーム部材間を結ぶクロスメンバに当接部を当接させるようにしたので、当接部の車体フレームへの接触面積を比較的大きく設定することができ、リヤフェンダの回転移動を確実に阻止するようにして、仮組み状態を安定化することができる。
さらに請求項3記載の発明によれば、当接部がリヤフェンダの補強機能を果たし、リヤフェンダの剛性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
図1〜図13は本発明の一実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2は車体フレームの側面図、図3は自動二輪車の後部を拡大して示す側面図、図4はリヤフェンダの拡大側面図、図5は図4の5−5線に沿う横断平面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は支持ステーの平面図、図8は図5の8−8線拡大断面図、図9は図7の9−9線に沿うリヤフェンダおよび支持ステーの断面図、図10は図7の10−10線に沿うリヤフェンダおよび支持ステーの断面図、図11は図5の11−11線断面図、図12は図6の12−12線断面図、図13は図12の13−13線断面図である。
先ず図1において、この自動二輪車の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ15には、前輪WFを軸支するフロントフォーク16が操向可能に支承され、操向ハンドル17がフロントフォーク16に連結される。また前記車体フレームFの前部には、エンジンEと、該エンジンEが備えるクランクケース18内に収容される変速機Mとで構成されるパワーユニットPが搭載されており、エンジンEの上方を覆うようにして燃料タンク19が車体フレームFの前部に搭載される。
前記パワーユニットPよりも後方側で車体フレームFには前後に延びる左右一対のスイングアーム20…の前端が上下に揺動可能に支承され、両スイングアーム20…の後端間に後輪WRが軸支される。また車体フレームFおよび両スイングアーム20…の後部間にはリヤクッションユニット21…がそれぞれ介設される。しかも両スイングアーム20…のうち左側のスイングアーム20は筒状に形成されており、前記パワーユニットPからの動力を後輪WRに伝達するためのドライブシャフト22が左側のスイングアーム20に収容される。
また燃料タンク19よりも後方側で車体フレームFにはライダーを座乗させるためのメインシート23が取付けられ、該メインシート23よりも後方側で車体フレームFには、同乗者用のピリオンシート24が取付けられる。
前輪WFを上方から覆うフロントフェンダー25はフロントフォーク16に取付られ、後輪WRを上方から覆うリヤフェンダー26は車体フレームFの後部に取付けられる。
図2において、車体フレームFは、その前端のヘッドパイプ15と、該ヘッドパイプ15の上部から後ろ下がりに延びるメインパイプ27と、メインパイプ27の後部に溶接されて後方に延びる左右一対のセンターアッパーパイプ28…と、両センターアッパーパイプ28…の中間部から下方に延びるセンターパイプ29…と、前記センターアッパーパイプ28…の後端に前端上部が溶接されて後方に延びる左右一対のフレーム部材としてのシートレール30…と、シートレール30…の前端下部から下方に延びるリヤパイプ32…と、センターパイプ29…およびリヤパイプ32…の下部に連結される左右一対のピボットプレート33…と、ヘッドパイプ15の下部に溶接されるガセット34と、該ガセット34および前記ピボットプレート33…間を結ぶ左右一対のダウンパイプ35…と、ガセット34およびメインパイプ27の中間部間を連結するテンションパイプ36と、ガセット34の左右両側およびテンションパイプ36の前部間に架設される左右一対の補強パイプ37…と、ダウンパイプ35…の中間部間を結ぶ第1クロスパイプ38と、センターパイプ29…およびピボットプレート33…の連結部間を結ぶ第2クロスパイプ39と、両ピボットプレート33…間を結ぶ第3クロスパイプ40と、両シートレール30…の前部間を結ぶクロスメンバーとしての第4クロスパイプ41とを備える。
前記ダウンパイプ35は、前半部がガセット34から後ろ下がりに延び、後半部がピボットプレート33側に向けてほぼ水平に延びるようにして中間部が屈曲するように形成される。また両シートレール30…のうち左側のシートレール30の後部には、ヘルメットホルダ(図示せず)を取付けるためのブラケット30aが一体に設けられる。
エンジンEは、前方のバンクBFおよび後方のバンクBFが略V字形をなすように配置されて成るV型エンジンであり、該エンジンEの下部であるクランクケース18の前方側下部が前記車体フレームFにおけるダウンパイプ35…間を結ぶ第1クロスパイプ38に支承され、前記クランクケース18の後方側上部はセンターパイプ29…およびピボットプレート33…の連結部間を結ぶ第2クロスパイプ39に支承され、前記クランクケース18の後方側下部は両ピボットプレート33…間を結ぶ第3クロスパイプ40に支承される。また両スイングアーム20…の前部はピボットプレート33…で揺動可能に支承される。
図3〜図6において、リヤフェンダ26は、後輪WRの両側に配置される一対の側板26a,26aを有して下方を開放した横断面略U字状に形成されるとともに前記両側板26a,26aの幅を他の部分よりも大きくした幅広部44を後端部に有するものであり、合成樹脂により形成される。
ピリオンシート24の後方側でリヤフェンダ26の上部にはストップランプ45が取付けられており、そのストップランプ45よりも下方でリヤフェンダ26の幅広部44にはライセンスランプ46が配設されており、そのライセンスランプ46で照らされるライセンスプレート47がライセンスランプ46に取付けられる。また前記ストップランプ45の前方でリヤフェンダ26の両側にはウインカ48,48が配設される。
車体フレームFのうち左右一対のシートレール30,30は、リヤフェンダ26の前部の両側板26a,26aよりも外側に配置されるものであり、リヤフェンダ26に対応する部分でシートレール30,30を外側方から覆うガーニッシュ50,50が両シートレール30,30よりも後方に延びるようにして配置される。このガーニッシュ50は、リヤフェンダ26側に開放した略U字状の横断面形状を有するものであり、前記ウインカ48,48はガーニッシュ50,50の後端に取付けられる。
リヤフェンダ26内には、該リヤフェンダ26を内方側から支持する支持ステー50が配置されており、この支持ステー50は、リヤフェンダ26および前記ガーニッシュ50,50とともに共締めによりシートレール30,30に締結される。
図7を併せて参照して、支持ステー50は、前記シートレール30,30に対応する部分でリヤフェンダ26の両側板26a,26aに内側方から対向するようにして前後に延びる左右一対の取付板部51,51と、両取付板部51,51からリヤフェンダ26の内側面に沿って幅広部44まで延出される左右一対の側板支持部52,52と、それらの側板支持部52,52の後端から後ろ上がりに屈曲するとともに上面視で略U字状に形成されて両側板支持部52,52の後端間を連結する連結部53と、リヤフェンダ26の上部を内側方から支持すべく両取付板部51,51間に架設される前後一対の上部フェンダ支持部54,55と、ピリオンシート24の後部を支持すべく両取付板部51,51の後部間に架設されるシート支持部56とを備える。
このような支持ステー50において、前記取付板部51,51は、内側に開いた略U字状の横断面形状を有する型鋼材から成り、前記側板支持部52,52は、鋼板および該鋼板の内側に配置される金属棒材の一部とでそれぞれ形成され、その金属棒材を屈曲成形することで前記連結部53が形成され、前記上部フェンダ支持部54,55およびシート支持部56は、内側に開いた略U字状の横断面形状を有する型鋼材をリヤフェンダ26の上部側面に沿うように屈曲成形することによりそれぞれ形成されるものであり、前記各型鋼材および金属棒材が溶接によって相互に接合されることにより、支持ステー50が構成される。
図8を併せて参照して、支持ステー50の両取付板部51…の内面には、リヤフェンダ26の重心位置G(図4参照)よりも前方位置で前後方向に間隔をあけて一対のウエルドナット57…が溶接されており、各ウエルドナット57…には、取付板部51…を貫通して外方に突出する円筒状のカラー部57a…が一体に設けられる。これらのウエルドナット57…に対応する部分でリヤフェンダ27の両側板26a…と、それらの側板26a…の内方に位置する前記取付板部51…との間には、前記ウエルドナット57…のカラー部57a…を囲繞する円筒部58a…を一体に有して弾性材から成るグロメット58…が介装されており、前記カラー部57…および円筒部58a…は、リヤフェンダ27の両側板26a…およびシートレール30…の内側部に挿通される。
一方、シートレール30…を外側方から覆うガーニッシュ49…の外方からは、該ガーニッシュ49…およびシートレール30…を貫通するようにしてボルト59…が挿通され、それらのボルト59…を前記ウエルドナット57に螺合して締めつけることにより、シートレール30…にリヤフェンダ26、ガーニッシュ49…および支持ステー50が共締めによって締結されることになる。すなわちリヤフェンダ26の両側部が、該リヤフェンダ26の重心位置Gよりも前方の前後2箇所でボルト59…により車体フレームFのシートレール30…に締結されることになる。
また支持ステー50の両取付板部51…の内面には、リヤフェンダ26の重心位置Gよりも後方の1箇所にもウエルドナット60…が溶接されており、取付板部51…との間に弾性材から成るグロメット61…を介在させたリヤフェンダ26の両側板26a…がウエルドナット60…に螺合するボルト62…を締めつけることにより取付板部51…にも締結される。しかもボルト62…はガーニッシュ49…で外側方から覆われており、ボルト62…がリヤフェンダ26の外側方から視認されることはない。
一方、リヤフェンダ26の前部には、車体フレームFにおいて両シートレール30,30の前部間を結ぶ第4クロスパイプ41に、下方から当接可能としてたとえば複数の当接部63,63…が一体に設けられる。これらの当接部63,63…は、上方に向かって突出するリブ状に形成されてリヤフェンダ26の前部に突設される。
図9を併せて参照して、上部フェンダ支持部54,55には、弾性材から成る複数のグロメット64,64…がそれぞれ装着されており、上部フェンダ支持部54,55は、それらのグロメット64,64…を介してリヤフェンダ26の上部を内側方から弾性支持することになる。
図10において、シート支持部56の頂部には円筒状の支持ボス67が固着されており、支持ボス67の上端との間にリヤフェンダ26を挟んだシート後部支持板68が前記支持ボス67に螺合されるねじ部材69により支持ボス67に締結され、このシート後部支持板68の前部にピリオンシート24の後部が弾性支持される。またシート後部支持板68の後部にはリフレクタ70が取付けられる。
一方、両シートレール30,30の前部には上方に突出するブラケット71,71が一体に設けられており、それらのブラケット71…にそれぞれ締結されて上方に延びる支持脚72,72の上部に、リヤフェンダ26の前部上方に位置するシート前部支持板73が締結され、該シート前部支持板73に、ピリオンシート24の前部が弾性支持される。
支持ステー50の両側板支持部52…において鋼板で構成される部分には、弾性材から成る複数のグロメット74,74…が装着されており、側板支持部52…は、車体フレームFのシートレール30…からリヤフェンダ26の幅広部44までの範囲でリヤフェンダ26の両側板26a…を内側方から弾性支持することになる。
図11を併せて参照して、ステー50の側板支持部52…および連結部53の連設部には、軸方向全長にわたるスリット76…を周方向1箇所に有して弾性材により形成される弾性チューブ75…が装着されるとともに接着剤により接着されており、この弾性チューブ75…は、リヤフェンダ26における幅広部44の両側が内方側に倒れ込むことを防止すべく、前記幅広部44の内側面に接触する。
図12および図13を併せて参照して、支持ステー53にはリヤフェンダ27の後部に内方から対向するランプ支持板77が固着されており、このランプ支持板77の両側下部には、弾性材78…が図示しない両面テープにより接着される。しかも弾性材78…のリヤフェンダ27に対向する面にも両面テープが接着されており、弾性材78…は、ランプ支持板77にライセンスランプ46およびリヤフェンダ26を取付ける際に、ランプ支持板77が直接リヤフェンダ26に当たることを回避する機能を果たす。
一方、ライセンスランプ46のハウジング79は、そのハウジング79内に配置されるハウジング支持板80に取付けられており、ハウジング支持板80が、前記ランプ支持板77に対応する部分でリヤフェンダ26に外方から対向するように配置される。
しかもランプ支持板77およびハウジング支持板80間でリヤフェンダ26には、弾性材から成るグロメット81…が複数たとえば3箇所に装着されており、各グロメット81…の一端はワッシャ82…を介してランプ支持板77に接触し、各グロメット81…の他端はハウジング支持板80に接触する。
而してハウジング支持板80、各グロメット81…、ワッシャ82…およびランプ支持板77には、ライセンスランプ49のハウジング79側からねじ部材83…が挿通され、ねじ部材83…のランプ支持板77からの突出部にナット84…を螺合して締めつけることにより、ライセンスランプ49がリヤフェンダ26とともに支持ステー50の連結部53にグロメット81…を介して取付けられる。
すなわち車体フレームFのシートレール30,30に取付けられてリヤフェンダ26の内方に配置される支持ステー50が、複数のグロメット64,64…;74,74…,81…および弾性チューブ75…を介して、前記リヤフェンダ26を内方側から弾性支持することになる。
次にこの実施例の作用について説明すると、後輪WRを上方から覆って車体フレームFに支持されるリヤフェンダ26の内側面に沿って該リヤフェンダ26が後端部に有する幅広部44まで延出されるとともに、前記幅広部44に配設されるライセンスランプ49を支持する支持ステー50が、リヤフェンダ26の内側面に沿って内側から支持するようにして車体フレームFに取付けられているので、幅広部44に配設されるライセンスランプ49を支持するだけでなくリヤフェンダ26をも支持ステー50で支持することができる。
したがってリヤフェンダ26の形状簡素化を図りつつ該リヤフェンダ26の後端部の剛性を充分に確保し、成形コストを低減するとともにリヤフェンダ26の形状の自由度を向上せしめることができる。しかも支持ステー50はリヤフェンダ26の内側に配置されるものであり、外側からは見えないのでリヤフェンダ26の外観性も向上する。
また支持ステー50は、車体フレームFのシートレール30…からリヤフェンダ26の内側面に沿って幅広部44まで延出される左右一対の側板支持部52…と、それらの側板支持部52…の後端から後ろ上がりに屈曲するとともに上面視で略U字状に形成されて両側板支持部52…の後端間を連結する連結部53とを備えており、その連結部53に前記ライセンスランプ49が支持されるので、支持ステー50によってリヤフェンダ26の幅広部44を確実に支持しつつ、ライセンスランプ49を一層強固に支持することができる。
またリヤフェンダ26は支持ステー50との間に弾性部材であるグロメット64,64…;74,74…,81…および弾性チューブ75…を介在させて該支持ステー50に支持されるものであるので、リヤフェンダ26で生じる振動を、支持ステー50およびリヤフェンダ26間に介装されるグロメット64,64…;74,74…,81…および弾性チューブ75…で吸収して低減することができる。
しかもリヤフェンダ26が合成樹脂により形成されているので、リヤフェンダ26の重量を軽減し、支持ステー50による支持を一層強固なものとすることができる。。
またリヤフェンダ26の前部には、車体フレームFに下方から当接する当接部63…が設けられ、リヤフェンダ26の重心位置Gよりも前方で該リヤフェンダ26の両側部が車体フレームFのシートレール30,30に締結される。したがってリヤフェンダ26を車体フレームFに取付ける際には、リヤフェンダ26の前部の当接部63…を車体フレームFに下方から当接させるようにして、リヤフェンダ26の両側部を1箇所ずつボルト59…でシートレール30…に仮締めつけすると、リヤフェンダ26の重心位置Gが仮締めつけ位置よりも後方であるので、リヤフェンダ26がその自重によって前部を上方にはねあげる方向に回転移動しようとしても、当接部63…が車体フレームFに当接するので回転移動が阻止されることになり、左右1箇所ずつの仮締めつけによってリヤフェンダ26の車体フレームFへの仮組みを行うことができ、リヤフェンダ26の車体フレームFへの組付け作業性の向上を図ることができる。
しかも前記当接部63…は、車体フレームFが備える左右一対のシートレール30,30間を結ぶ第4クロスパイプ41に下方から当接するようにして、リヤフェンダ26の前部に設けられるので、当接部633…の車体フレームFへの接触面積を比較的大きく設定することができ、リヤフェンダ26の回転移動を確実に阻止するようにして、仮組み状態を安定化することができる。
さらに当接部633…は、上方に向かって突出するリブ状に形成されてリヤフェンダ26の前部に複数個突設されるので、当接部63…がリヤフェンダ26の補強機能を果たし、リヤフェンダ26の剛性を高めることができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例ではリヤフェンダ26が合成樹脂製であるが、鉄板もしくはアルミニウム等の軽合金から成るものであってもよい。また上記実施例では、リヤフェンダ26が支持ステー50に弾性支持されているが、弾性部材を介さずに支持ステーに締結される構成であってもよい。
自動二輪車の側面図である。 車体フレームの側面図である。 自動二輪車の後部を拡大して示す側面図である。 リヤフェンダの拡大側面図である。 図4の5−5線に沿う横断平面図である。 図4の6−6線断面図である。 支持ステーの平面図である。 図5の8−8線拡大断面図である。 図7の9−9線に沿うリヤフェンダおよび支持ステーの断面図である。 図7の10−10線に沿うリヤフェンダおよび支持ステーの断面図である。 図5の11−11線断面図である。 図6の12−12線断面図である。 図12の13−13線断面図である。
符号の説明
26・・・リヤフェンダ
30・・・フレーム部材としてのシートレール
41・・・クロスメンバーとしての第4クロスパイプ
63・・・当接部
F・・・車体フレーム
G・・・重心位置
WR・・・後輪

Claims (3)

  1. 下方を開放した横断面略U字状に形成されるとともに後輪(WR)を上方から覆うリヤフェンダ(26)の両側部が、車体フレーム(F)に取付けられる自動二輪車のリヤフェンダ構造において、前記リヤフェンダ(26)の前部には、車体フレーム(F)に下方から当接する当接部(63)が設けられ、リヤフェンダ(26)の重心位置(G)よりも前方で該リヤフェンダ(26)の両側部が車体フレーム(F)に締結されることを特徴とする自動二輪車のリヤフェンダ構造。
  2. 前記当接部(63)は、車体フレーム(F)が備える左右一対のフレーム部材(30)間を結ぶクロスメンバー(41)に下方から当接するようにして、リヤフェンダ(26)の前部に設けられることを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のリヤフェンダ構造。
  3. 前記当接部(63)は、上方に向かって突出するリブ状に形成されてリヤフェンダ(26)の前部に複数個突設されることを特徴とする請求項1または2記載の自動二輪車のリヤフェンダ構造。
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