JP2005081928A - 動力出力装置およびこれを搭載する自動車 - Google Patents

動力出力装置およびこれを搭載する自動車 Download PDF

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Abstract

【課題】 動力源から駆動軸へのトルクの伝達経路をスムースに切り替える。
【解決手段】 二つのプラネタリギヤP1,P2により4つの回転要素を持つよう構成された動力分配統合機構30の各回転要素に、エンジン22とモータMG1と駆動軸65とをそれぞれ接続する。モータMG2を、エンジン22やモータMG1や駆動軸65が接続されていない第4の回転要素にクラッチC1を介して接続すると共に駆動軸65にクラッチC2を介して接続する。クラッチC2をオンとしてモータMG2を駆動軸65に接続して動力分配統合機構30を3要素タイプとして機能させたり、クラッチC1をオンとしてモータMG2を第4の回転要素に接続して動力分配統合機構30を4要素タイプとして機能させたりできる。エンジン22とモータMG1と駆動軸65との接続関係は維持されるから、3要素タイプと4要素タイプとの切り替えをスムースにできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、動力出力装置およびこれを搭載する自動車に関し、詳しくは、駆動軸に動力を出力する動力出力装置およびこれを搭載すると共に駆動軸に車軸が機械的に連結されてなる自動車に関する。
従来、この種の動力出力装置としては、第1プラネタリギヤのサンギヤとリングギヤとにそれぞれ第1モータジェネレータとエンジンとを接続し、第2プラネタリギヤのサンギヤとキャリアとリングギヤとにそれぞれ第2モータジェネレータと第1プラネタリギヤのキャリアと第1モータジェネレータとを接続し、出力軸(駆動軸)と第2プラネタリギヤのキャリアとの連結と出力軸と第2プラネタリギアのサンギヤとの連結とをクラッチにより切り替えてエンジンや第1,第2モータジェネレータからの動力を出力軸に出力するものが提案されている(特許文献1参照)。この動力出力装置では、エンジンや第1,第2モータジェネレータから出力軸への動力の伝達経路をクラッチにより切り替えることで装置を効率よく運転できる、とされている。
特開2000−62483号公報
上述の動力出力装置では、クラッチにより連結を切り替える際に動力源から出力軸に出力される動力が一旦遮断されてしまうから、出力軸に出力されるトルクに落ち込みが生じたりショックが生じたりする場合がある。また、こうした動力出力装置を自動車などに搭載した場合、出力軸には比較的大きなトルクが要求される場合があるから、かかる場合を考慮してクラッチの容量も大きくしなければならない。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する自動車は、こうした問題を解決し、内燃機関や第1,第2の電動機から駆動軸への動力伝達経路の切り替えをスムースに行なうことを目的の一つとする。また、本発明の動力出力装置およびこれを搭載する自動車は、内燃機関や第1,第2の電動機から駆動軸への動力伝達経路を切り替える際に駆動軸に出力される動力の落ち込みを抑制することを目的の一つとする。さらに、本発明の動力出力装置およびこれを搭載する自動車は、電動機の小型化を図ることを目的の一つとする。
本発明の動力出力装置およびこれを搭載する自動車は、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
本発明の動力出力装置は、
駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
内燃機関と、
発電可能な第1の電動機と、
発電可能な第2の電動機と、
前記駆動軸に連結された第1の軸と前記内燃機関の出力軸に連結された第2の軸と前記第1の電動機の回転軸に連結された第3の軸と第4の軸の4軸以上の複数の軸を有し、該複数の軸のうちのいずれか2軸の回転数が決定されると残余の軸の回転数が決定されると共に前記複数の軸に入出力される動力の収支をもって前記駆動軸に動力を出力させ、前記第2の電動機の回転軸を前記駆動軸および前記内燃機関の出力軸のうちの一方か前記第4の軸かに切り替え可能に連結する連結手段を備える多軸式動力入出力手段と
を備えることを要旨とする。
この本発明の動力出力装置では、多軸式動力入出力手段は、駆動軸に連結された第1の軸と内燃機関の出力軸に連結された第2の軸と第1の電動機の回転軸に連結された第3の軸と第4の軸の4軸以上の複数の軸を有し、この複数の軸のうちのいずれか2軸の回転数が決定されると残余の軸の回転数が決定されると共に複数の軸に入出力される動力の収支をもって駆動軸に動力を出力させ、第2の電動機の回転軸を駆動軸および内燃機関の出力軸のうちの一方か第4の軸かに切り替え可能に連結する連結手段を備える。したがって、内燃機関と第1の電動機とにより駆動軸に動力を出力しながら第2の電動機の回転軸の連結を切り替えることができるから、動力伝達経路の切り替えを比較的スムースに行なうことができる。
こうした本発明の動力出力装置において、前記多軸式動力入出力手段は、前記第1の軸と前記第2の軸と前記第3の軸の3軸を有し該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力が入出力される第1の3軸式動力入出力手段と、前記第4の軸と前記駆動軸に連結された第5の軸と前記内燃機関の出力軸に連結された第6の軸の3軸を有し該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力が入出力される第2の3軸式動力入出力手段とを備える手段であるものとすることもできる。この場合、前記第1の3軸式動力入出力手段および/または前記第2の3軸式動力入出力手段は、遊星歯車機構により構成されてなるものとすることもできる。
また、本発明の動力出力装置において、前記連結手段は、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸および前記内燃機関の出力軸のうちの一方との接続と該接続の解除とを行なう第1の接続解除手段と、前記第2の電動機の回転軸と第4の軸との接続と該接続の解除とを行なう第2の接続解除手段とを備える手段であるものとすることもできる。こうすれば、第2の電動機の回転軸に連結されている一方の軸の接続を一旦解除してから他の軸の接続を行なうことができるから、第2の電動機の回転軸の連結をよりスムースに切り替えることができる。
さらに、本発明の動力出力装置において、前記多軸式動力入出力手段は、前記第4の軸の回転停止と該回転停止の解除とを行なう回転停止解除手段を備える手段であるものとすることもできる。こうすれば、所定の変速比で内燃機関や第1,第2の電動機からの動力を駆動軸に出力することができる。
本発明の自動車は、
上述の各態様のいずれかの動力出力装置、即ち、基本的には駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、内燃機関と、発電可能な第1の電動機と、発電可能な第2の電動機と、前記駆動軸に連結された第1の軸と前記内燃機関の出力軸に連結された第2の軸と前記第1の電動機の回転軸に連結された第3の軸と第4の軸の4軸以上の複数の軸を有し、該複数の軸のうちのいずれか2軸の回転数が決定されると残余の軸の回転数が決定されると共に前記複数の軸に入出力される動力の収支をもって前記駆動軸に動力を出力させ、前記第2の電動機の回転軸を前記駆動軸および前記内燃機関の出力軸のうちの一方か前記第4の軸かに切り替え可能に連結する連結手段を備える多軸式動力入出力手段とを備える動力出力装置を搭載し、前記駆動軸に車軸が機械的に連結されてなることを要旨とする。
この本発明の自動車では、上述の各態様のいずれかの本発明の動力出力装置を搭載するから、本発明の動力出力装置が奏する効果、例えば、動力伝達経路の切り替えを比較的スムースに行なうことができるなどの効果を奏することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の第1実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。実施例のハイブリッド自動車20は、図示するように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されると共に駆動輪69a,69bにデファレンシャルギヤ68とギヤ機構66とを介して接続された4軸式の動力分配統合機構30と、この動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG1と、同じく動力分配統合機構30に接続された発電可能なモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。
エンジン22は、ガソリンまたは軽油などの炭化水素系の燃料により動力を出力する内燃機関であり、エンジン22の運転状態を検出する各種センサから信号を入力するエンジン用電子制御ユニット(以下、エンジンECUという)24により燃料噴射制御や点火制御,吸入空気量調節制御などの運転制御を受けている。エンジンECU24は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によりエンジン22を運転制御すると共に必要に応じてエンジン22の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
動力分配統合機構30は、2つのプラネタリギヤP1,P2とクラッチC1,C2とブレーキB1とにより構成されている。第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31にはモータMG1が、リングギヤ32にはギヤ機構66が、ピニオンギヤ33を連結するキャリア34にはエンジン22のクランクシャフト26が、それぞれ接続されている。第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41には第1プラネタリギヤP1のキャリア34(エンジン22のクランクシャフト26)が、リングギヤ42にはクラッチC1を介してモータMG2が、ピニオンギヤ43を連結するキャリア44には第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32(ギヤ機構66)とクラッチC2を介してモータMG2とが、それぞれ接続されている。また、第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42はブレーキB1を介してケースに接続されている。ギヤ機構66に接続された第2プラネタリギヤP2のキャリア44(第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32)は、最終的には駆動輪69a,69bに接続されているから、その回転軸を説明の都合上、「駆動軸」65と呼ぶことにする。
こうして構成された動力分配統合機構30は、クラッチC1とクラッチC2とを共にオフとすることによりモータMG2を切り離すことができる。また、動力分配統合機構30は、クラッチC1をオフとすると共にクラッチC2をオンとしブレーキB1をオフとすることにより、第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32と第2プラネタリギヤP2のキャリア44とに接続された駆動軸65およびモータMG2の回転軸と、第1プラネタリギヤP1キャリア34と第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41とに接続されたエンジン22のクランクシャフト26と、第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31に接続されたモータMG1の回転軸と、の3軸を回転要素とするいわゆる3要素タイプの動力分配統合機構として機能させることができる。さらに、動力分配統合機構30は、クラッチC1をオンとすると共にクラッチC2をオフとしブレーキB1をオフとすることにより、第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32と第2プラネタリギヤP2のキャリア44とに接続された駆動軸65と、第1プラネタリギヤP1のキャリア34と第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41とに接続されたエンジン22のクランクシャフト26と、第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31に接続されたモータMG1の回転軸と、第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42に接続されたモータMG2の回転軸と、の4軸を回転要素とするいわゆる4要素タイプの動力分配統合機構として機能させることができる。こうしたクラッチC1,C2やブレーキB1のオンオフにより3要素タイプの動力分配統合機構として機能する際の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係と4要素タイプの動力分配統合機構として機能する際の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係とを示す共線図を図2に示す。図中、左端のR2軸は、第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42の回転数を示し、動力分配統合機構30が4要素タイプとして機能するとき(クラッチC1がオンであると共にクラッチC2がオフでありブレーキB1がオフであるとき)にはモータMG2の回転数Nm2にもなる。また、R1,C2軸は、駆動軸65の回転数Ndである第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32の回転数を示すと共に第2プラネタリギヤP2のキャリア44の回転数を示し、動力分配統合機構30が3要素タイプとして機能するとき(クラッチC1がオフであると共にクラッチC2がオンでありブレーキB1がオフであるとき)にはモータMG2の回転数Nm2にもなる。C1,S2軸は、エンジン22のクランクシャフト26の回転数Neである第1プラネタリギヤP1のキャリア34の回転数を示すと共に第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41の回転数を示す。右端のS1軸は、モータMG1の回転数Nm1である第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31の回転数を示す。この共線図は、各回転要素に作用するトルクを共線を梁に見立てたときにこの梁に作用する力と同一視することができるものである。したがって、各回転要素に作用するトルク或いは作用させるべきトルクを、同様の力が作用している梁の釣り合いを解くことにより計算することができる。なお、図中、ρ1は第1プラネタリギヤP1のギヤ比(サンギヤ31の歯数/リングギヤ32の歯数)であり、ρ2は第2プラネタリギヤP2のギヤ比(サンギヤ41の歯数/リングギヤ42の歯数)である。こうした図2の共線図により解るように、モータMG2の回転軸の連結位置を切り替えることにより駆動軸65とエンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸との接続関係はそのままに動力分配統合機構30を3要素タイプとして機能させたり4要素タイプとして機能させたりすることができる。即ち、エンジン22やモータMG1を用いて駆動軸65にトルクを出力させている状態のまま3要素タイプと4要素タイプとを切り替えることができるのである。この結果、3要素タイプと4要素タイプの切り替えを比較的スムースに行なうことができる。また、動力分配統合機構30は、ブレーキB1をオンとすることにより、エンジン22やモータMG1から出力される動力を所定変速比で変速して駆動軸65に伝達させることができる。この場合の共線図の一例を図3に示す。図示するように、ブレーキB1をオンとすることにより、第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42をケースに固定することができ、エンジン22やモータMG1からの動力を所定の減速比で減速して駆動軸65に出力させることができる。さらに、動力分配統合機構30は、クラッチC1,C2を共にオンとしブレーキB1をオフとすることにより、駆動軸65の回転数Ndとエンジン22の回転数NeとモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2とを同一の回転数、即ち、一体回転させることもできる。なお、こうしたクラッチC1,C2やブレーキB1のオンオフ制御はハイブリッド用電子制御ユニット70により行なわれている。
モータMG1およびモータMG2は、いずれも発電機として駆動することができると共に電動機として駆動できる周知の同期発電電動機として構成されており、インバータ51,52を介してバッテリ60と電力のやりとりを行なう。インバータ51,52とバッテリ60とを接続する電力ライン64は、各インバータ51,52が共用する正極母線および負極母線として構成されており、モータMG1,MG2のいずれかで発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。したがって、バッテリ60は、モータMG1,MG2のいずれかから生じた電力や不足する電力により充放電されることになる。なお、モータMG1,MG2により電力収支のバランスをとるものとすれば、バッテリ60は充放電されない。モータMG1,MG2は、いずれもモータ用電子制御ユニット(以下、モータECUという)50により駆動制御されている。モータECU50には、モータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号、例えばモータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサ53,54からの信号や図示しない電流センサにより検出されるモータMG1,MG2に印加される相電流などが入力されており、モータECU50からは、インバータ51,52へのスイッチング制御信号が出力されている。モータECU50は、ハイブリッド用電子制御ユニット70と通信しており、ハイブリッド用電子制御ユニット70からの制御信号によってモータMG1,MG2を駆動制御すると共に必要に応じてモータMG1,MG2の運転状態に関するデータをハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。
バッテリ60は、バッテリ用電子制御ユニット(以下、バッテリECUという)62によって管理されている。バッテリECU62には、バッテリ60を管理するのに必要な信号、例えば,バッテリ60の端子間に設置された図示しない電圧センサからの端子間電圧,バッテリ60の出力端子に接続された電力ライン64に取り付けられた図示しない電流センサからの充放電電流,バッテリ60に取り付けられた図示しない温度センサからの電池温度などが入力されており、必要に応じてバッテリ60の状態に関するデータを通信によりハイブリッド用電子制御ユニット70に出力する。なお、バッテリECU62では、バッテリ60を管理するために電流センサにより検出された充放電電流の積算値に基づく残容量(SOC)やこの残容量(SOC)と電池温度とに基づく入出力制限Win,Woutなども演算または設定している。
ハイブリッド用電子制御ユニット70は、CPU72を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU72の他に処理プログラムを記憶するROM74と、データを一時的に記憶するRAM76と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートとを備える。ハイブリッド用電子制御ユニット70には、イグニッションスイッチ80からのイグニッション信号,シフトレバー81の操作位置を検出するシフトポジションセンサ82からのシフトポジションSP,アクセルペダル83の踏み込み量を検出するアクセルペダルポジションセンサ84からのアクセル開度Acc,ブレーキペダル85の踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサ86からのブレーキペダルポジションBP,車速センサ88からの車速Vなどが入力ポートを介して入力されている。ハイブリッド用電子制御ユニット70は、前述したように、エンジンECU24やモータECU50,バッテリECU62と通信ポートを介して接続されており、エンジンECU24やモータECU50,バッテリECU62と各種制御信号やデータのやりとりを行なっている。
こうして構成された実施例のハイブリッド自動車20は、運転者によるアクセルペダル83の踏み込み量に対応するアクセル開度Accと車速Vとに基づいて駆動軸65に出力すべき駆動要求トルクTd*を計算し、この駆動要求トルクTd*に対応する要求動力が効率よく駆動軸65に出力されるように、3要素タイプと4要素タイプの一方を選択してクラッチC1,C2やブレーキB1が駆動制御されると共にエンジン22とモータMG1とモータMG2とが運転制御される。エンジン22とモータMG1とモータMG2の運転制御としては、要求動力に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にエンジン22から出力される動力のすべてが動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによってトルク変換されて駆動軸65に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御するトルク変換運転モードや要求動力とバッテリ60の充放電に必要な電力との和に見合う動力がエンジン22から出力されるようにエンジン22を運転制御すると共にバッテリ60の充放電を伴ってエンジン22から出力される動力の全部またはその一部が動力分配統合機構30とモータMG1とモータMG2とによるトルク変換を伴って要求動力が駆動軸65に出力されるようモータMG1およびモータMG2を駆動制御する充放電運転モード、エンジン22の運転を停止してモータMG1やモータMG2から要求動力に見合う動力を駆動軸65に出力するよう運転制御するモータ運転モードなどがある。なお、トルク変換運転モードと充放電運転モードはバッテリ60の充放電を行なうか否かの差があるだけで実質的な制御における差違はない。
以上説明した第1実施例のハイブリッド自動車20によれば、クラッチC1をオフとすると共にクラッチC2をオンとしブレーキB1をオフとすることにより動力分配統合機構30を3要素タイプの動力分配統合機構として機能させてエンジン22からの動力をトルク変換して駆動軸65に出力することができ、クラッチC1をオンとすると共にクラッチC2をオフとしブレーキB1をオフとすることにより動力分配統合機構30を4要素タイプの動力分配統合機構として機能させてエンジン22からの動力をトルク変換して駆動軸65に出力することができる。3要素タイプと4要素タイプとの切り替えは、駆動軸65とエンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸との接続関係はそのままにモータMG2の回転軸の接続関係を切り替えることにより行なうから、こうした切り替えをスムースに行なうことができると共に切り替えの際に駆動軸165に出力されるトルクの落ち込みを抑制できる。また、動力分配統合機構30を4要素タイプの動力分配統合機構として機能させることができるから、いわゆる3要素タイプの動力分配統合機構として機能させるとモータMG1やモータMG2の負荷が大きくなる場合でも4要素タイプの動力分配統合機構として機能させることによりモータMG1やモータMG2の負荷を小さくすることができる。したがって、モータMG1やモータMG2として定格値の小さなものを用いることができる。この結果、車両のエネルギ効率を向上させることができると共に小型化を図ることができる。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31にモータMG1を接続し、第1プラネタリギヤP1のキャリア34と第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41とにエンジン22のクランクシャフト26を接続し、第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32と第2プラネタリギヤP2のキャリア44に駆動軸65を接続し、第2プラネタリギヤP2のリングギヤ42にクラッチC1を介してモータMG2を接続すると共に第2プラネタリギヤP2のキャリア44(第1プラネタリギヤP1のリングギヤ32)にクラッチC2を介してモータMG2を接続したが、接続関係はこれに限定されるものではなく、例えば、第1プラネタリギヤP1のサンギヤ31の接続関係とリングギヤ32の接続関係とを入れ替えるものとしたり、第2プラネタリギヤP2のサンギヤ41の接続関係とリングギヤ42の接続関係とを入れ替えるものとしたり、駆動軸65の接続位置とエンジン22のクランクシャフト26の接続位置とを入れ替えるものとしたり、クラッチC2を介したモータMG2の回転軸と駆動軸65との接続をクラッチC2を介したモータMG2の回転軸とエンジン22のクランクシャフト26との接続に替えるものとするなど、種々の接続としてもよい。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、駆動軸65とエンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸(モータMG2の回転軸)とを一体回転させることができるブレーキB1を備えるものとしたが、こうしたブレーキB1を備えないものとしてもよい。
第1実施例のハイブリッド自動車20では、動力分配統合機構を、二つのプラネタリギヤP1,P2を用いて4つの軸を有するものとして構成したが、動力分配統合機構が有する軸のうちの2軸の回転数が決定されると残余の軸の回転数が決定されると共に各回転要素に入出力されるトルクの収支をもって駆動軸65にトルクを出力できれば、動力分配統合機構が有する軸の数は4つに限られず、5つ以上の軸を有するものとして構成するものとしてもよい。
図4は、第2実施例としての動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。第2実施例のハイブリッド自動車120は、図示するように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャフト26にダンパ28を介して接続されると共に駆動輪69a,69bにデファレンシャルギヤ68とギヤ機構66とを介して接続された4軸式の動力分配統合機構130と、この動力分配統合機構130に接続された発電可能なモータMG1と、同じく動力分配統合機構130に接続された発電可能なモータMG2と、動力出力装置全体をコントロールするハイブリッド用電子制御ユニット70とを備える。第2実施例のハイブリッド自動車120では、動力分配統合機構130の構成が異なる点を除いて第1実施例のハイブリッド自動車20と同一の構成をしている。したがって、第2実施例のハイブリッド自動車120の構成のうち第1実施例のハイブリッド自動車20と同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
動力分配統合機構130は、二つのプラネタリギヤP3,P4とクラッチC3,C4とブレーキB2とにより構成されている。第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131にはモータMG1の回転軸が、リングギヤ132にはエンジン22のクランクシャフト26が、ダブルピニオン式のピニオンギヤ133を連結するキャリア134にはギヤ機構66が、それぞれ接続されている。また、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141にはクラッチC3を介してモータMG2が、リングギヤ142には第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132(エンジン22のクランクシャフト26)が、ピニオンギヤ143を連結するキャリア144には第3プラネタリギヤP3のキャリア134(ギヤ機構66)とクラッチC4を介してモータMG2の回転軸が、それぞれ接続されている。また、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141はブレーキB2を介してケースに接続されている。ギヤ機構66に接続された第4プラネタリギヤP4のキャリア144(第3プラネタリギヤP3のキャリア134)は、最終的には駆動輪69a,69bに接続されているから、その回転軸を説明の都合上、「駆動軸」165と呼ぶことにする。
こうして構成された動力分配統合機構130は、クラッチC3とクラッチC4とを共にオフとすることによりモータMG2を切り離すことができる。また、動力分配統合機構130は、クラッチC3をオフとすると共にクラッチC4をオンとしブレーキB2をオフとすることにより、第3プラネタリギヤP3のキャリア134と第4プラネタリギヤP4のキャリア144とに接続された駆動軸165およびモータMG2の回転軸と、第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132と第4プラネタリギヤP4のリングギヤ142とに接続されたエンジン22のクランクシャフト26と、第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131に接続されたモータMG1の回転軸と、の3軸を回転要素とするいわゆる3要素タイプの動力分配統合機構として機能させることができる。さらに、動力分配統合機構130は、クラッチC3をオンとすると共にクラッチC4をオフとしブレーキB2をオフとすることにより、第3プラネタリギヤP3のキャリア134と第4プラネタリギヤP4のキャリア144とに接続された駆動軸165と、第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132と第4プラネタリギヤP4のリングギヤ142とに接続されたエンジン22のクランクシャフト26と、第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131に接続されたモータMG1の回転軸と、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141に接続されたモータMG2の回転軸と、の4軸を回転要素とするいわゆる4要素タイプの動力分配統合機構として機能させることができる。こうしたクラッチC3,C4やブレーキB2のオンオフにより3要素タイプの動力分配統合機構として機能する際の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係と4要素タイプの動力分配統合機構として機能する際の回転要素における回転数とトルクとの力学的な関係とを示す共線図を図5に示す。図中、左端のS4軸は、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141の回転数を示し、動力分配統合機構130が4要素タイプとして機能するとき(クラッチC3がオンであると共にクラッチC4がオフでありブレーキB2がオフであるとき)にはモータMG2の回転数Nm2にもなる。また、C3,C4軸は、駆動軸165の回転数Ndである第3プラネタリギヤP3のキャリア134の回転数を示すと共に第4プラネタリギヤP4のキャリア144の回転数を示し、動力分配統合機構130が3要素タイプとして機能するとき(クラッチC3がオフであると共にクラッチC4がオンでありブレーキB2がオフであるとき)にはモータMG2の回転数にもなる。R3,R4軸は、エンジン22の回転数Neである第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132の回転数を示すと共に第4プラネタリギヤP4のリングギヤ142の回転数を示す。右端のS3軸は、モータMG1の回転数である第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131の回転数を示す。この共線図は、各回転要素に作用するトルクを共線を梁に見立てたときにこの梁に作用する力と同一視することができるものである。したがって、各回転要素に作用するトルク或いは作用させるべきトルクを、同様の力が作用している梁の釣り合いを解くことにより計算することができる。なお、図中、ρ3は第3プラネタリギヤP3のギヤ比(サンギヤ131の歯数/リングギヤ132の歯数)であり、ρ4は第4プラネタリギヤP4のギヤ比(サンギヤ141の歯数/リングギヤ142の歯数)である。こうした図5の共線図により解るように、モータMG2の回転軸の位置を切り替えることにより駆動軸65とエンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸との接続関係はそのままに動力分配統合機構30を3要素タイプとして機能させたり4要素タイプとして機能させたりすることができる。即ち、エンジン22やモータMG1を用いて駆動軸65にトルクを出力させている状態のまま3要素タイプと4要素タイプとを切り替えることができるのである。この結果、3要素タイプと4要素タイプとの切り替えを比較的スムースに行なうことができる。また、動力分配統合機構130は、ブレーキB2をオンとすることにより、エンジン22やモータMG1から出力される動力を所定変速比で変速して駆動軸165に伝達させることができる。この場合の共線図の一例を図6に示す。図示するように、ブレーキB2をオンとすることにより、第4プラネタリギヤP4のキャリア144をケースに固定することができ、エンジン22やモータMG1からの動力を所定の減速比で減速して駆動軸165に出力させることができる。さらに、動力分配統合機構130は、クラッチC3,C4を共にオンとしブレーキB2をオフとすることにより、駆動軸165の回転数Ndとエンジン22の回転数NeとモータMG1,MG2の回転数Nm1,Nm2とを同一の回転数、即ち、一体回転させることもできる。なお、こうしたクラッチC3,C4やブレーキB2のオンオフ制御はハイブリッド用電子制御ユニット70により行なわれている。
以上説明した第2実施例のハイブリッド自動車120によれば、クラッチC3をオフとすると共にクラッチC4をオンとしブレーキB2をオフとすることにより動力分配統合機構130を3要素タイプの動力分配統合機構として機能させてエンジン22からの動力をトルク変換して駆動軸165に出力することができ、クラッチC3をオンとすると共にクラッチC4をオフとしブレーキB2をオフとすることにより動力分配統合機構130を4要素タイプの動力分配統合機構として機能させてエンジン22からの動力をトルク変換して駆動軸165に出力することができる。3要素タイプと4要素タイプとの切り替えは、駆動軸165とエンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸との接続関係はそのままにモータMG2の回転軸の接続関係を切り替えることにより行なうから、こうした切り替えをスムースに行なうことができると共に切り替えの際に駆動軸165に出力されるトルクの落ち込みを抑制できる。また、動力分配統合機構130を4要素タイプの動力分配統合機構として機能させることができるから、いわゆる3要素タイプの動力分配統合機構として機能させるとモータMG1やモータMG2の負荷が大きくなる場合でも4要素タイプの動力分配統合機構として機能させることによりモータMG1やモータMG2の負荷を小さくすることができる。したがって、モータMG1やモータMG2として定格値の小さなものを用いることができる。この結果、車両のエネルギ効率を向上させることができると共に小型化を図ることができる。
第2実施例のハイブリッド自動車120では、第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131にモータMG1を接続し、第3プラネタリギヤP3のリングギヤ132と第4プラネタリギヤP4のリングギヤ142とにエンジン22のクランクシャフト26を接続し、第3プラネタリギヤP3のキャリア134と第4プラネタリギヤP4のキャリア144に駆動軸165を接続し、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141にクラッチC3を介してモータMG2を接続すると共に第4プラネタリギヤP4のキャリア144(第3プラネタリギヤP3のキャリア134)にクラッチC4を介してモータMG2を接続したが、接続関係はこれに限定されるものではなく、例えば、第3プラネタリギヤP3のサンギヤ131の接続関係とキャリア134の接続関係とを入れ替えるものとしたり、第4プラネタリギヤP4のサンギヤ141の接続関係とリングギヤ142の接続関係とを入れ替えるものとしたり、駆動軸165の接続位置とエンジン22のクランクシャフト26の接続位置とを入れ替えるものとしたり、クラッチC2を介したモータMG2の回転軸と駆動軸65との接続をクラッチC2を介したモータMG2の回転軸とエンジン22のクランクシャフト26との接続に替えるものとするなど、種々の接続としてもよい。
第2実施例のハイブリッド自動車120では、駆動軸165とエンジン22のクランクシャフト26とモータMG1の回転軸(モータMG2の回転軸)とを一体回転させることができるブレーキB2を備えるものとしたが、こうしたブレーキB2を備えないものとしてもよい。
第2実施例のハイブリッド自動車120では、動力分配統合機構を、二つのプラネタリギヤP3,P4を用いて4つの軸を有するものとして構成したが、動力分配統合機構が有する軸のうちの2軸の回転数が決定されると残余の軸の回転数が決定されると共に各回転要素に入出力されるトルクの収支をもって駆動軸165にトルクを出力できれば、動力分配統合機構が有する軸の数は4つに限られず、5つ以上の軸を有するものとして構成するものとしてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、自動車産業に利用可能である。
本発明の一実施例である動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車20の構成の概略を示す構成図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図である。 動力分配統合機構30の回転要素を力学的に説明するための共線図である。 第2実施例である動力出力装置を搭載するハイブリッド自動車120の構成の概略を示す構成図である。 動力分配統合機構130の回転要素を力学的に説明するための共線図である。 動力分配統合機構130の回転要素を力学的に説明するための共線図である。
符号の説明
20,120 ハイブリッド自動車、22 エンジン、24 エンジン用電子制御ユニット(エンジンECU)、26 クランクシャフト、28 ダンパ、30 動力分配統合機構、31,41,131,141 サンギヤ、32,42,132,142 リングギヤ、33,43,133,143 ピニオンギヤ、34,44,134,144 キャリア、50 モータ用電子制御ユニット(モータECU)、51,52 インバータ、53,54 回転位置検出センサ、60 バッテリ、62 バッテリ用電子制御ユニット(バッテリECU)、64 電力ライン、66 ギヤ機構、68 デファレンシャルギヤ、69a,69b 駆動輪、70 ハイブリッド用電子制御ユニット、72 CPU、74 ROM、76 RAM、80 イグニッションスイッチ、81 シフトレバー、82 シフトポジションセンサ、83 アクセルペダル、84 アクセルペダルポジションセンサ、85 ブレーキペダル、86 ブレーキペダルポジションセンサ、88 車速センサ、P1〜P6 プラネタリギヤ、MG1,MG2 モータ、C1,C2,C3,C4 クラッチ、B1,B2 ブレーキ。

Claims (6)

  1. 駆動軸に動力を出力する動力出力装置であって、
    内燃機関と、
    発電可能な第1の電動機と、
    発電可能な第2の電動機と、
    前記駆動軸に連結された第1の軸と前記内燃機関の出力軸に連結された第2の軸と前記第1の電動機の回転軸に連結された第3の軸と第4の軸の4軸以上の複数の軸を有し、該複数の軸のうちのいずれか2軸の回転数が決定されると残余の軸の回転数が決定されると共に前記複数の軸に入出力される動力の収支をもって前記駆動軸に動力を出力させ、前記第2の電動機の回転軸を前記駆動軸および前記内燃機関の出力軸のうちの一方か前記第4の軸かに切り替え可能に連結する連結手段を備える多軸式動力入出力手段と
    を備える動力出力装置。
  2. 前記多軸式動力入出力手段は、前記第1の軸と前記第2の軸と前記第3の軸の3軸を有し該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力が入出力される第1の3軸式動力入出力手段と、前記第4の軸と前記駆動軸に連結された第5の軸と前記内燃機関の出力軸に連結された第6の軸の3軸を有し該3軸のうちのいずれか2軸に入出力される動力に基づいて残余の1軸に動力が入出力される第2の3軸式動力入出力手段とを備える手段である請求項1記載の動力出力装置。
  3. 前記第1の3軸式動力入出力手段および/または前記第2の3軸式動力入出力手段は、遊星歯車機構により構成されてなる請求項2記載の動力出力装置。
  4. 前記連結手段は、前記第2の電動機の回転軸と前記駆動軸および前記内燃機関の出力軸のうちの一方との接続と該接続の解除とを行なう第1の接続解除手段と、前記第2の電動機の回転軸と第4の軸との接続と該接続の解除とを行なう第2の接続解除手段とを備える手段である請求項1ないし3いずれか記載の動力出力装置。
  5. 前記多軸式動力入出力手段は、前記第4の軸の回転停止と該回転停止の解除とを行なう回転停止解除手段を備える手段である請求項1ないし4いずれか記載の動力出力装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか記載の動力出力装置を搭載し、前記駆動軸に車軸が機械的に連結されてなる自動車。
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