JP2005081409A - 板材の複合加工装置及びこの装置を用いた複合加工方法 - Google Patents

板材の複合加工装置及びこの装置を用いた複合加工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 下向き成形部に対するデッドゾーンをなくし、フリーベアテーブル面とブラシテーブル面とを高速で切り換える。
【解決手段】 複合加工装置1は、パンチ加工部9と、パンチ加工部9で成形された下向き成形部DFにマーキングを行うマーキング装置と、レーザ加工部25と、レーザ加工部25の両側に並設された昇降自在な2つのカッティングプレート51がある。シュータテーブル39は2つのカッティングプレート51を含んで設けられ、複数本のロールブラシ59がカッティングプレートの外側に並設される。各ロールブラシは、回転軸の一方の半外周に備えた多数のフリーベアと、回転軸の他方の半外周に植設したブラシ部と、からなる。下向き成形部DFがシュータテーブル39の識別エリア内に進入したことがマーキング識別装置により検出されると、シュータテーブル39はブラシテーブルに切り換えられ、カッティングプレート51が下降する。
【選択図】図1

Description

この発明は、板材の複合加工装置及びこの装置を用いた複合加工方法に関する。
従来、板材の複合加工装置としての例えばパンチ・レーザ複合加工装置201においては、図19に示されているように上部タレット203と下部タレット205に装着されたパンチPとダイDとにより協働してパンチ加工を行うパンチ加工部207と、図20に示されているようにレーザ加工ヘッドが備えられている、レーザ加工を行うレーザ加工部209を持っている。このレーザ加工部209はレーザセンタL・CをY軸方向へ例えば1270mm移動自在である。さらに、加工テーブル211上でY軸方向に移動自在に設けたキャレッジベース213に、ワークWをクランプするクランプ装置215を備えたキャレッジ217がX軸方向に移動自在に設けられている。
したがって、クランプ装置215にクランプされたワークWは加工テーブル211上でX軸方向及びY軸方向へ移動位置決めされて各加工部207,209でパンチング加工及びレーザ加工が行われる。
加工テーブル211としては、パンチング加工が行われたワークWや、例えば10mmの下向き成形されたワークWを搬送する際に傷を付けないために、多数のブラシ219を植設したブラシテーブルが用いられている。さらに、ブラシテーブルと多数のフリーベアを備えたシュータテーブル221とを切り換えるように構成しているものもある。
なお、近年の下向き成形加工のニーズの隆盛にもかかわらず、大型製品のスケルトンの一括搬出のための大型ワークシュータ化は進んでいる。
図20を併せて参照するに、シュータテーブル221にはレーザセンタL・Cの両側に2つのカッティングプレート223が備えられており、2つのカッティングプレート223の外側には多数のフリーベア225が配設されている。
図21(A),(B)を参照するに、従来の他の例としては、上記とほぼ同様のシュータテーブル221が昇降シリンダ227により、例えば70mmのストロークで昇降自在に設けられており、前記シュータテーブル221の外側にはブラシテーブル229が下降したシュータテーブル221の上方位置へ水平方向に、例えば500mmのストロークでスライド自在に設けられている。したがって、レーザ加工時には、図21(A)に示されているようにシュータテーブル221がパスラインPLまで上昇してワークWを支持し、パンチ加工時には図21(B)に示されているようにシュータテーブル221が下降してからブラシテーブル229がシュータテーブル221の上方位置へ例えば矢印で示したごとく右方向から移動し、このブラシテーブル229でワークWが支持される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−33832号公報
ところで、従来の図20におけるパンチ・レーザ複合加工装置201においては、レーザ加工時のワークシュータの条件は、耐熱性の問題からシュータテーブル221が多数のフリーベア225を配設した金属製のものであり、またカッティングプレート223も金属製で、パスラインPLが一定でなければレーザ加工が安定できないものである。
そこで、ワークWがシュータテーブル221のエリアへ進入する時は、レーザの切断速度を低下させることにより、ワークWの上下のバタツキによるガウジング(不良切断加工)を防止している。しかし、ガウジングの発生の可能性が依然と存在しており、切断速度を低下させるので加工速度の低下となり、ワークWの下向き成形部231には傷が付くために製品の品質が低下し、さらに上記のデッドゾーンDZがあるので下向き成形部231の付近のレーザ加工ができないという問題点があった。
従って、2つのカッティングプレート223の間はデッドゾーンDZとして下向き成形部231が原則進入禁止とされている。
また、従来の図21(A),(B)におけるパンチ・レーザ複合加工装置201においては、予め下向き成形部231の位置が分かっているので、加工前のプログラムによって加工時におけるNC制御により、下向き成形部231の近傍が所謂デッドゾーンDZに侵入する時にブラシテーブル229の仕様に切り換えられるように制御することができる。しかし、この切り換えの応答性が芳しくないために、加工効率が低下するという問題点があった。
また、シュータテーブル221の昇降動作においてワーク及び製品が、特に薄板のワークWのときにはパスラインPLより下降してしまうという問題点があった。
さらに、ブラシテーブル229がスライドするとき、ワークWがジャミングするためにワークWに傷が付いてしまうという問題点があった。
この発明は上述の課題を解決するためになされたものである。
この発明の板材の複合加工装置は、板状のワークにパンチ加工を行うパンチ加工部と、
このパンチ加工部で前記ワークへの下向き成形時に下向き成形部にマーキングを行うべく備えられたマーキング装置と、
前記ワークにレーザ加工を行うレーザ加工部と、
このレーザ加工部の両側に並設された昇降自在な2つのカッティングプレートと、
2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルであって、前記2つのカッティングプレートの外側に並設した複数本の回転軸と、各回転軸の一方の半外周に備えた多数の回転部材と、各回転軸の他方の半外周に植設したブラシ部と、からなる複数本のロールブラシを備えたシュータテーブルと、
前記下向き成形部のマーキングが前記2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルの識別エリア内に進入又は退出したことを検出するマーキング識別装置と、
このマーキング識別装置の検出信号により前記ロールブラシを回転してブラシ部と回転部材とに切り換えると共にカッティングプレートを昇降させるべく制御を行う制御装置と、
を備えたことを特徴とするものである。
この発明の板材の複合加工装置は、前記板材の複合加工装置において、前記2つのカッティングプレートがそれぞれ独立して昇降自在であると共に前記2つのカッティングプレートの両外側の識別エリアにあるロールブラシが互いに独立して回転自在である。
この発明の板材の複合加工装置は、前記板材の複合加工装置において、前記レーザ加工部の両側に並設された2つのカッティングプレートを備えたシュータテーブルであって、シュータテーブルの上面に、前記2つのカッティングプレートの外側に並設した複数の溝穴部と、各溝穴部の間に多数の回転部材とを設けると共に昇降自在に設けたシュータテーブルと、
前記各溝穴部の長手方向に沿って設けた複数本の回転軸と、各回転軸の一方の半外周に備えられて前記溝穴部を閉塞するカバー部と、各回転軸の他方の半外周に備えられて前記各溝穴部に挿通可能に植設したブラシ部と、からなる複数本のロールブラシと、
を備えたことを特徴とするものである。
この発明の板材の複合加工装置は、前記板材の複合加工装置において、前記複数本のロールブラシは、180°回転可能である。
この発明の板材の複合加工方法は、板状のワークにパンチ加工部でパンチ加工を行うときに、レーザ加工部の両側に並設した昇降自在な2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルで前記ワークを支持すべく、前記シュータテーブルにおいて前記2つのカッティングプレートの外側に並設した複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて、各回転軸の一方の半外周に備えた多数の回転部材で前記ワークを支持すると共に、前記ワークにパンチ加工部で下向き成形時にこの下向き成形部にマーキング装置によりマーキングを行い、
前記ワークにレーザ加工部でレーザ加工を行うときに、前記ワークを移動して前記下向き成形部が前記2つのカッティングプレートの外側のシュータテーブルの識別エリア内に進入したことをマーキング識別装置により検出し、
このマーキング検出時、前記複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて、各回転軸の他方の半外周に備えたブラシ部で前記ワークを支持し且つ前記カッティングプレートを下降させてレーザ加工を行い、
レーザ加工後、前記ワークを移動して下向き成形部が前記識別エリアから退出したことをマーキング識別装置により検出した時、前記カッティングプレートを上昇させ且つ前記ロールブラシの回転軸を回転せしめて前記多数の回転部材で前記ワークを支持するものである。
この発明の板材の複合加工方法は、前記板材の複合加工方法において、前記下向き成形部がカッティングプレートに対して一方側及び他方側の識別エリアへ進入及び退出したとき、それぞれの識別エリアにある複数本のロールブラシとカッティングプレートが独立して下向き成形部の進入及び退出に応じて作動する。
この発明の板材の複合加工方法は、前記板材の複合加工方法において、板状のワークにレーザ加工部で下向き成形部のレーザ加工を行うときに、前記ワークを移動して前記下向き成形部が前記2つカッティングプレートを含むシュータテーブルの識別エリア内に進入したことをマーキング識別装置により検出し、このマーキング検出時、前記複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて各回転軸の一方の半外周に備えたブラシ部を上方に位置せしめた後に、前記シュータテーブルを下降させて、シュータテーブルの各溝穴部に挿通させた前記ブラシ部でワークを支持し、レーザ加工を行い、
レーザ加工後、前記ワークを移動して前記下向き成形部が前記識別エリアから退出したことをマーキング識別装置により検出したとき、前記2つのカッティングプレートを含む複数の溝穴部を備えたシュータテーブルを上昇させて、前記シュータテーブルの各溝穴部間の上面に配設した多数の回転部材でワークを支持すると共に、前記各溝穴部の長手方向に沿って設けた複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて各回転軸の他方の半外周に備えたカバー部で前記各溝穴部を閉塞することを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明によれば、下向き成形部がマーキング識別装置により検出されるので、例えば1/100秒程度の応答性が可能となり、さらにロールブラシを180°回転するだけで回転部材のテーブル面とブラシテーブル面とに高速で切り換えることができるので、切り換えの応答性が向上することになる。さらに、下向き成形部が識別エリア内に進入したときにブラシテーブル面に切り換えられ且つカッティングプレートが下降するので、従来のような下向き成形部のデッドゾーンがなくなると共に、ガウジングがなくなり製品の品質が向上する。
また、通常のレーザ加工時は、シュータテーブルを上昇させて、ロールブラシを180°回転させるだけで溝穴部が閉塞されて回転部材のテーブル面となり、下向き成形加工部近辺のレーザ加工時は、ロールブラシを180°回転させるだけでブラシ部が上方に位置し、シュータテーブルをブラシの長さ分だけ僅かに下降させてブラシテーブル面に切り換えることができるので、切り換えの応答性が向上することになり、加工効率が向上する。ワークのジャミングやバタツキがなくなり製品の品質が向上する。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1乃至は図3を参照するに、この実施の形態に係るパンチ・レーザ複合加工装置1は、下部フレーム3と、下部フレーム3上に作業領域を設けるべく適宜に離隔すると共に左右の支柱部5を介して一体的に設けられた上部フレーム7などにより枠体構成されている。
前記作業領域の一側図1において左側にはワークWにパンチング加工を行うパンチ加工部9が設けられている。パンチ加工部9は、上部フレーム7に回動自在に装着した円板状の上部タレット11およびこの上部タレット11に対して適宜に離隔されると共に下部フレーム3に対し回動自在に装着した円板状の下部タレット13などにより構成されている。上部タレット11の同心円上には円周方向に適宜に離隔して配置されたパンチPが着脱自在に装着されている。下部タレット13には前記多数のパンチPに対応する多数のダイDが着脱自在に装着されている。なお、上部、下部タレット11,13の回転軸心は径違いの上下タレットのため、互いに偏心位置にある。
上部、下部タレット11,13は図示省略のタレット駆動機構によって同方向に回動されると共に所定位置であるパンチ加工位置において割り出されて停止される。上部タレット11に装着されたパンチPは加工位置にて上部フレーム7に備えたラム作動部15を介して上下動するストライカ17によって打圧されるものである。なお、パンチPの加工位置は図1においてパンチセンタP・Cで表されている。
また、図4を参照するに、上記のパンチ加工部9には、パンチPの潤滑や冷却及び打抜き加工後のカス上り防止等のために作動流体供給装置(図示省略)が備えられており、上記のストライカ17にはオイルミスト供給孔19が備えられている。また、パンチP側には上記オイルミスト供給孔19と接続自在かつ先端側ヘオイルミストを導くマーキング剤導入孔21を備えた構成のパンチPが装着されている。
この実施の形態では、上記の作動流体供給装置をマーキング装置23として利用されるものである。すなわち、上下動自在なストライカ17によってパンチPを打圧するときに、作動流体供給装置により例えば赤色マークインクが供給されるように構成し、赤色マークインクがストライカ17のオイルミスト供給孔19からパンチPの導入孔21へ噴出供給される。したがって、パンチ加工部9で下向き成形されると同時に、成形された下向き成形部DFに赤色マーカのマーキングが行われる。
また、パンチ・レーザ複合加工装置1には上部フレーム7に図1において上部、下部タレット11,13のパンチセンタP・Cに対してX軸方向で図1において下側にこの実施の形態では500mmオフセットされた位置にレーザ加工部を構成するレーザ加工ヘッド25が設けられており、このレーザ加工ヘッド25の先端の図2に示されているノズル27からレーザビームがワークWに向けて照射されるように構成されている。なお、レーザ加工ヘッド25は上部フレーム7の側部にY軸方向に移動自在であり、レーザビームのレーザセンタL・CがY軸方向へ例えば1270mm移動自在に構成されている。
より詳しくは、パンチ・レーザ複合加工装置1にはレーザビームを発振するレーザ発振器(図示省略)が内蔵され、このレーザ発振器で発振されたレーザビームは強度調整装置(図示省略)を経て図2において第1ベンドミラー29にて変向されてレーザ加工ヘッド25内の第2ベンドミラー31へ送られる。前記レーザビームは第2ベンドミラー31にて垂直下方向へ変向されてレーザ加工ヘッド25の内部に設けられた集光レンズ(図示省略)で集光される。この集光されたレーザビームの照射光軸心に対して移動位置決めされたワークW上に、レーザビームの焦点を結ばせて、所望の形状に切断するなどのレーザ加工が行なわれる。
なお、レーザ加工ヘッド25は垂直方向のZ軸方向へ昇降自在に設けられており、レーザ加工部の位置は図1においてレーザセンタL・Cで表されていて、Y軸方向すなわち図1において左右方向へ移動自在となっている。
図1を参照するに、下部フレーム3上における他側すなわち図1において右側には、ワークWを載置するセンターテーブル33(固定テーブル)が設けられており、このセンターテーブル33の側面方向(図1において上下方向)にはセンターテーブル33と共にワークWを載置支持するフロント側及びリア側サイドテーブル35,37(可動テーブル)がY軸方向すなわち図1において左右方向に移動自在に装着されている。
また、センターテーブル33の一部にはこの実施の形態の主要部を構成するシュータテーブル39が設けられている。例えば、シュータテーブル39はヒンジを介して斜め下方へ傾斜する方向に開閉可能であり、図示せざるシリンダ等のフロント側シュータ駆動装置により開閉制御自在である。
したがって、パンチ・レーザ複合加工装置1のワークWの加工領域を示す加工テーブルの全体としては上記のシュータテーブル39を含むセンターテーブル33とフロント側及びリア側サイドテーブル35,37と、から構成される。
また、フロント側及びリア側サイドテーブル35,37はそれぞれの一端を移動方向と直交する方向に延伸したキャレッジベース41を介して一体的に連結されており、このキャレッジベース41には、キャレッジベース41の長手方向(X軸方向)に摺動自在なキャレッジ43が装着されている。このキャレッジ43にはワークWの端部を把持自在の複数のクランプ装置45がキャレッジ43の移動方向に移動・固定自在に装着されている。
キャレッジベース41の長手方向にはキャレッジ43を装着したボールネジ(図示省略)が設けられており、このボールネジには伝達部材を介してX軸用駆動モータ47が連結されている。
上記構成により、X軸用駆動モータ47を駆動させると、ボールネジを介してキャレッジ43がX軸方向すなわち図1において上下方向に移動されることになる。なお、キャレッジベース41の一端はY軸用駆動モータ49と連結されており、Y軸用駆動モータ49を駆動せしめることによってキャレッジベース41はY軸方向すなわち図1において左右方向に移動されることになる。したがって、クランプ装置45に把持されたワークWはX軸、Y軸方向へ移動され、パンチセンタP・C又はレーザセンタL・Cの所望の加工位置に移動位置決めされることとなる。
次に、第1の実施の形態のシュータテーブル39について図面を参照して説明する。
図1、図5(A)〜(C)、図6及び図7(A),(B)を併せて参照するに、上記のレーザ加工ヘッド25におけるレーザセンタL・Cの両側には2つのカッティングプレート51が並設されており、それぞれのカッティングプレート51は互いに独立してフロント側及びリア側のCP(カッティングプレート)昇降シリンダ53F,53Rにより昇降自在に設けられている。なお、フロント側及びリア側のCP昇降シリンダ53F,53Rは図10に示されているように制御装置55に接続されている。
シュータテーブル39は上記の2つのカッティングプレート51を含んで設けられており、シュータテーブル39のテーブルフレーム57には複数本のロールブラシ59が2つのカッティングプレート51にほぼ平行にして並列に設けられている。すなわち、複数本のロールブラシ59の一端側図6において右側には、並設した複数本の回転軸61がテーブルフレーム57に回転自在に軸承されており、各回転軸61の一方の半外周には図7(A),(B)に示されているように多数の回転部材としての例えばフリーベア63がハウジング65で回転自在に備えられている。また、各回転軸61の他方の半外周にはブラシ部67としての多数のブラシが前記ハウジング65のフリーベア63と反対側に植設して構成されている。
この実施の形態では、図6に示されているように2つのカッティングプレート51よりフロント側のテーブルフレーム57には6本のロールブラシ59が設けられており、リア側のテーブルフレーム57には1本のロールブラシ59が設けられている。なお、図5ではフロント側のテーブルフレーム57には、分かり易く説明するために、2本のロールブラシ59を図示している。
上記の複数のロールブラシ59を回転するブラシ回転機構としては、フロント側の6本のロールブラシ59で説明すると、図6及び図8(B)に示されているように各ロールブラシ59の回転軸61の一端側にタイミングプーリ69が設けられており、6つのタイミングプーリ69に噛合するタイミングベルト71が無端環状に卷回されている。さらに、6本のロールブラシ59のうちの1本のロールブラシ59の回転軸61の端部にピニオン73が設けられており、このピニオン73に噛合するラック75がフロント側のブラシ回転用シリンダ77Fにより図8(B)において左右方向に往復移動自在に設けられている。なお、リア側の1本のロールブラシ59は、ほぼ同様であり、この場合は1本であるので直接的にラック75とピニオン73の機構でリア側のブラシ回転用シリンダ77Rにより回転駆動されるように構成されている。なお、フロント側及びリア側のブラシ回転用シリンダ77F,77Rは制御装置55に接続されている。
したがって、図8(A)では6本のロールブラシ59はフリーベア63が上方に位置しており、フリーベアテーブル状態となっている。これはラック75が図8(B)において左方向に移動することにより、1本のロールブラシ59のピニオン73が時計回り方向に180°回転し、これに伴って他のロールブラシ59の回転軸61がタイミングベルト71に噛合するタイミングプーリ69を介して時計回り方向に180°回転した状態である。
図9(A)では複数のロールブラシ59はブラシ部67が上方に位置しており、ブラシテーブル状態となっている。これはラック75が図9(B)において右方向に移動することにより、1本のロールブラシ59のピニオン73が反時計回り方向に180°回転し、これに伴って他のロールブラシ59の回転軸61がタイミングベルト71に噛合するタイミングプーリ69を介して反時計回り方向に180°回転した状態である。
以上のように、ラック75とピニオン73の簡単な構造で、フリーベアテーブルとブラシテーブルとに短時間に高速で切り換えることが可能となり、切り換えの応答性が高いものである。
なお、前述した実施の形態ではタイミングプーリ69及びタイミングベルト71を設けているが、全ロールブラシ59の回転軸61にピニオン73を設け、全ピニオン73をラック75に噛合して同時に回転駆動するように構成しても、あるいは他の回転駆動機構であっても構わない。
再び図5(A)を参照するに、レーザ加工ヘッド25には下向き成形部DFのマーキングが前記2つのカッティングプレート51を含むシュータテーブル39の識別エリアFA又はRA内に進入したことを検出するフロント側及びリア側のマーキング識別装置79F,79Rが設けられている。図5(A)において左側のフロント側のマーキング識別装置79Fがフロント側の識別エリアFAの下向き成形部DFのマーキングを検出し、右側のリア側のマーキング識別装置79Rがリア側の識別エリアRAの下向き成形部DFのマーキングを検出するものである。なお、図5(A)では識別エリアFAと識別エリアRAに大・小があるが(識別エリアRAの方が領域が狭い)、これは便宜上のもので、これに拘わるものでない。むしろ、領域は同等が妥当である。
図10を参照するに、制御装置55は、中央処理装置としてのCPU81に、キーボードなどの入力装置83とCRTやLCDなどからなる表示装置85が接続されている。
また、上記のCPU81には、入力装置83から入力されたワークWの大きさや形状、パンチング加工並びにレーザ加工の指示を含む加工プログラムなどのデータを記憶するメモリ87が接続されている。
また、上記のCPU81には、フロント側及び/又はリア側のマーキング識別装置79F,79Rによりマーキングを検出した検出信号により、該当するフロント側及び/又はリア側のロールブラシ59を回転してブラシテーブルに切り換える指令を与えると共にフロント側及び/又はリア側のカッティングプレート51を下降すべく指令を与えるワークシュータ指令部89が接続されている。なお、このワークシュータ指令部89は、フロント側及び/又はリア側のマーキング識別装置79F,79Rによりマーキングを検出しないときに上記と逆の動作を行うよう指令を与えるものでもある。つまり、パンチング加工時はブラシテーブルモード、レーザ加工時はフリーベアテーブルモードである。
上記構成により、図5(A)〜(C)及び図11を参照するに、板状のワークWにパンチ加工部9でパンチ加工を行うときは、シュータテーブル39の複数本のロールブラシ59の回転軸61を回転せしめて、フリーベア63を上方に位置させてフリーベアテーブルの状態にし、多数のフリーベア63でワークWを支持する。図5(A)の状態である。
前記ワークWにパンチ加工部9で下向き成形時には、マーキング装置23により下向き成形部DFにマーキングが行われる。このマーキング自体は下向き成形部DFの全体に及ぶ必要はなく、下向き成形部DFの上面にマーキングされていれば識別可能である(ステップS1〜S2)。
前記ワークWにレーザ加工ヘッド25でレーザ加工を行うときは、ワークWを移動し、このワークWの下向き成形部DFがカッティングプレート51に対してフロント側の識別エリアFA内に進入すると、フロント側のマーキング識別装置79Fにより検出される。
この検出信号によりワークシュータ指令部89から指令が与えられ、フロント側の識別エリアFAにある6本のロールブラシ59の回転軸61を180°回転せしめてブラシ部67が上方に位置してブラシテーブルの状態となり、ブラシ部67でワークWが支持される。さらに、フロント側のカッティングプレート51がこの実施の形態では例えば12mm下降する。図5(B)の状態である。したがって、下向き成形部DFはフロント側のカッティングプレート51を通過可能であるので、下向き成形部DF付近のレーザ加工が滞りなく、効率よく行われる(ステップS3〜S7)。
下向き成形部DFがフロント側の識別エリアFAから退出してリア側の識別エリアRAへ進入するとき、ワークシュータ指令部89から指令が与えられ、フロント側の識別エリアFAにある6本のロールブラシ59の回転軸61を180°回転せしめてフリーベア63が上方に位置してフリーベアテーブルの状態となり、多数のフリーベア63でワークWが支持される。フロント側のカッティングプレート51が上昇して原位置に戻り、一方ではリア側のカッティングプレート51が例えば12mm下降する。図5(C)の状態である。したがって、下向き成形部DFはリア側のカッティングプレート51を通過可能であるので、下向き成形部DF付近のレーザ加工が滞りなく、効率よく行われる(ステップS8〜S11)。
レーザ加工終了後、下向き成形部DFがリア側の識別エリアRAから退出すると、リア側のカッティングプレート51が上昇して原位置に戻り、リア側のロールブラシ59がフリーベアテーブルの状態となる(ステップS12〜S13)。
シュータテーブル39が開放して製品が搬出される(ステップS14〜S15)。以上の動作は、制御装置55により自動的に行われる。
以上のことから、下向き成形部DFがマーキング識別装置79F,79Rにより検出されるので、例えば1/100秒程度の応答性が可能となる。さらに、ロールブラシ59を180°回転するだけで高速でフリーベアテーブル面とブラシテーブル面とに切り換えることができるので、切り換えの応答性が向上する。さらに、下向き成形部DFが識別エリアFA又はRA内に進入したときに、ブラシテーブル面に切り換えられ且つカッティングプレート51が下降するので、従来のような下向き成形部DFのデッドゾーンがなくなる。しかも、ガウジングがなくなり製品の品質が向上する。
次に、第2の実施の形態のシュータテーブル91について図面を参照して説明する。なお、前述した第1の実施の形態のシュータテーブル39と同様の部材は同一の符号を付して説明する。
図12乃至は図15を併せて参照するに、上記のレーザ加工ヘッド25におけるレーザセンタL・Cの両側には2つのカッティングプレート51が並設されており、シュータテーブル91は前記2つのカッティングプレート51を備えたものである。シュータテーブル91の上面には、複数の溝穴部93が上記の2つのカッティングプレート51の外側にほぼ平行に並設されており、各溝穴部93の間の上面には回転部材としての例えば多数のフリーベア63が設けられている。この実施の形態では、フロント側に4つの溝穴部93が設けられており、リア側に2つの溝穴部93が設けられている。
また、シュータテーブル91は図15に示されているようにシュータベース95に取り付けられたテーブル昇降シリンダ97により昇降自在に設けられている。なお、テーブル昇降シリンダ97は図示していないが前述した制御装置55に接続されて制御される。
また、シュータテーブル91には、シュータベース95に軸承された複数本のロールブラシ99が備えられている。この実施の形態では、フロント側の4本のロールブラシ99とリア側の2本のロールブラシ99が上記の各溝穴部93に沿って設けられている。すなわち、6本のロールブラシ99は、6本の回転軸61が各溝穴部93に沿ってシュータベース95に支持部材101を介して回転自在に軸承されており、各回転軸61にはブラシ基部103がほぼ全長に亘って設けられ、このブラシ基部103には回転軸61の一方の半外周側に図13に示されているように前記溝穴部93を閉塞するカバー部105が備えられている。また、各回転軸61のブラシ基部103の他方の半外周側にはブラシ部107としての多数のブラシが前記カバー部105と反対側に前記各溝穴部93に挿通可能に植設して構成されている。
図16及び図17を参照するに、上記の複数のロールブラシ99を回転するブラシ回転機構としては、各ロールブラシ99の回転軸61の一端側にピニオン73が設けられており、このピニオン73に噛合するラック75がガイド付きのブラシ回転用シリンダ77により図16において左右方向に往復移動自在に設けられている。なお、ブラシ回転用シリンダ77は図示していないが前述した制御装置55に接続されて制御される。
したがって、図13では複数のロールブラシ99はブラシ部107が上方に位置しており、ブラシテーブル状態となっている。これはラック75が、例えば図17において左方向に移動することにより、各ロールブラシ99のピニオン73が時計回り方向に180°回転し、これに伴って各ロールブラシ99の回転軸61が時計回り方向に180°回転した状態である。
図14では複数のロールブラシ99はカバー部105が上方に位置して、シュータテーブル91の各溝穴部93を閉塞しており、フリーベアテーブル状態となっている。これはラック75が、例えば図17において右方向に移動することにより、各ロールブラシ99のピニオン73が反時計回り方向に180°回転し、これに伴って各ロールブラシ99の回転軸61が反時計回り方向に180°回転した状態である。
以上のように、ラック75とピニオン73の簡単な構造で、フリーベアテーブルとブラシテーブルとに短時間に高速で切り換えることが可能となり、切り換えの応答性が高いものである。
上記構成による動作を図18(A)〜(D)を参照して説明する。この図ではフロント側の部分だけを図示しているが、リア側も同様の動作である。
ワークWにパンチ加工部9でパンチ加工を行うとき、または下向き成形部をレーザ加工するときは、図18(A)に示されているように複数本のロールブラシ99の回転軸61を180°回転せしめて各回転軸61のブラシ部107を上方に位置せしめた後に、シュータテーブル91を下降させて、シュータテーブル91の各溝穴部93に挿通させたブラシ部107の先端のパスラインPLでワークWを支持するブラシテーブル状態である。所謂、ブラシテーブルモードである。
ワークWにレーザ加工ヘッド25で通常のレーザ加工を行うときは、図18(B)に示されているようにシュータテーブル91がほぼブラシ部107の長さ分だけ上昇し、シュータテーブル91の各溝穴部93の間の上面に配設した多数のフリーベア63がパスラインPLに位置し、この多数のフリーベア63でワークWを支持する状態となる。さらに、図18(C)に示されているように各ロールブラシ99の回転軸61が180°回転する。実際には各ロールブラシ99は同時に同方向に回転するが、図18(C)では回転の状態を分かり易く説明するために図18(C)において最右側の状態からその左隣りの状態のように反時計回り方向に回転し、さらに左隣りの状態のように回転軸61のカバー部105でシュータテーブル91の各溝穴部93が閉塞される。すなわち、図18(D)に示されているようにフリーベアテーブル状態となる。所謂、フリーベアテーブルモードである。以上の動作は、制御装置55により自動的に行われる。このカバー部が上面に出ることにより通常レーザ加工中のスパッタ、ドロスによるブラシの損傷を防止する。
以上のことから、シュータテーブル91はブラシの長さ分だけ僅かに昇降させるだけであり、且つロールブラシ99を180°回転するだけで、通常レーザ加工時はカバー部105で溝穴部93を閉塞してフリーベアテーブル面に切り換えたり、パンチ加工時または下向き成形部レーザ加工時はブラシ部107が上方に位置してブラシテーブル面に切り換えることが高速で行えるので、切り換えの応答性が向上することになり、加工効率が向上する。その結果、ワークWのジャミングやバタツキがなくなり製品の品質が向上する。
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。
この発明の実施の形態のパンチ・レーザ複合加工機の平面図である。 図1の正面図である。 図2の右側面図である。 この発明の実施の形態のマーキング装置の概略説明図である。 (A)〜(C)は、第1の実施の形態のシュータテーブルの動作状態を示す概略説明図である。 第1の実施の形態のシュータテーブルの概略的な平面図である。 (A)は、第1の実施の形態のロールブラシの部分的な側面図で、(B)は、(A)の矢視VII−VII線の断面図である。 (A)は、フリーベアテーブル状態を示すもので、図6の矢視VIII−VIII線の断面図で、(B)は、(A)におけるブラシ回転機構の状態説明図である。 (A)は、ブラシテーブル状態を示すもので、図6の矢視VIII−VIII線の断面図で、(B)は、(A)におけるブラシ回転機構の状態説明図である。 この第1の発明の実施の形態の制御装置のブロック図である。 この第1の発明の実施の形態のフローチャート図である。 第2の実施の形態のシュータテーブルの部分的な概略平面図である。 第2の実施の形態のシュータテーブルのブラシテーブル状態を示すもので、図12の矢視XIII−XIII線の断面図である。 第2の実施の形態のシュータテーブルのフリーベアテーブル状態を示すもので、図12の矢視XIII−XIII線の断面図である。 図12の矢視XV−XV線の断面図である。 図12の矢視XVIの側面図である。 図12の矢視XVII−XVII線の断面図である。 (A)〜(D)は、第2の実施の形態のシュータテーブルの動作状態を示す概略説明図である。 従来のパンチ・レーザ複合加工機の平面図である。 従来のシュータテーブルの動作状態を示す概略説明図である。 (A),(B)は、別の従来のシュータテーブルの動作状態を示す概略説明図である。
符号の説明
1 パンチ・レーザ複合加工装置(複合加工装置)
9 パンチ加工部
17 ストライカ
19 オイルミスト供給孔
21 マーキング剤導入孔
23 マーキング装置
25 レーザ加工ヘッド(レーザ加工部)
33 センターテーブル
39 シュータテーブル
45 クランプ装置
51 カッティングプレート
53 CP(カッティングプレート)昇降シリンダ
55 制御装置
59 ロールブラシ
61 回転軸
63 フリーベア
67 ブラシ部
73 ピニオン
75 ラック
77F,77R ブラシ回転用シリンダ
79F,79R マーキング識別装置
89 ワークシュータ指令部
91 シュータテーブル
93 溝穴部
97 テーブル昇降シリンダ
99 ロールブラシ
105 カバー部
107 ブラシ部

Claims (7)

  1. 板状のワークにパンチ加工を行うパンチ加工部と、
    このパンチ加工部で前記ワークへの下向き成形時、下向き成形部にマーキングを行うべく備えられたマーキング装置と、
    前記ワークにレーザ加工を行うレーザ加工部と、
    このレーザ加工部の両側に並設された昇降自在な2つのカッティングプレートと、
    2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルであって、前記2つのカッティングプレートの外側に並設した複数本の回転軸と、各回転軸の一方の半外周に備えた多数の回転部材と、各回転軸の他方の半外周に植設したブラシ部と、からなる複数本のロールブラシを備えたシュータテーブルと、
    前記下向き成形部のマーキングが前記2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルの識別エリア内に進入又は退出したことを検出するマーキング識別装置と、
    このマーキング識別装置の検出信号により前記ロールブラシを回転してブラシ部と回転部材とに切り換えると共にカッティングプレートを昇降させるべく制御を行う制御装置と、
    を備えたことを特徴とする板材の複合加工装置。
  2. 前記2つのカッティングプレートがそれぞれ独立して昇降自在であると共に前記2つのカッティングプレートの両外側の識別エリアにあるロールブラシが互いに独立して回転自在であることを特徴とする請求項1記載の板材の複合加工装置。
  3. 前記レーザ加工部の両側に並設された2つのカッティングプレートを備えたシュータテーブルであって、シュータテーブルの上面に、前記2つのカッティングプレートの外側に並設した複数の溝穴部と、各溝穴部の間に多数の回転部材とを設けると共に昇降自在に設けたシュータテーブルと、
    前記各溝穴部の長手方向に沿って設けた複数本の回転軸と、各回転軸の一方の半外周に備えられて前記溝穴部を閉塞するカバー部と、各回転軸の他方の半外周に備えられて前記各溝穴部に挿通可能に植設したブラシ部と、からなる複数本のロールブラシと、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の板材の複合加工装置。
  4. 前記複数本のロールブラシは、180°回転可能であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の板材の複合加工装置。
  5. 板状のワークにパンチ加工部でパンチ加工を行うときに、レーザ加工部の両側に並設した昇降自在な2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルで前記ワークを支持すべく、前記シュータテーブルにおいて前記2つのカッティングプレートの外側に並設した複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて、各回転軸の一方の半外周に備えた多数の回転部材で前記ワークを支持すると共に、前記ワークにパンチ加工部で下向き成形時にこの下向き成形部にマーキング装置によりマーキングを行い、
    前記ワークにレーザ加工部でレーザ加工を行うときに、前記ワークを移動して前記下向き成形部が前記2つのカッティングプレートを含むシュータテーブルの識別エリア内に進入したことをマーキング識別装置により検出し、
    このマーキング検出時、前記複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて、各回転軸の他方の半外周に備えたブラシ部で前記ワークを支持し且つ前記カッティングプレートを下降させてレーザ加工を行い、
    レーザ加工後、前記ワークを移動して下向き成形部が前記識別エリアから退出したことをマーキング識別装置により検出した時、前記カッティングプレートを上昇させ且つ前記ロールブラシの回転軸を回転せしめて前記多数の回転部材で前記ワークを支持することを特徴とする板材の複合加工方法。
  6. 前記下向き成形部がカッティングプレートに対して一方側及び他方側の識別エリアへ進入及び退出したとき、それぞれの識別エリアにある複数本のロールブラシとカッティングプレートが独立して下向き成形部の進入及び退出に応じて作動することを特徴とする請求項5記載の板材の複合加工方法。
  7. 板状のワークにレーザ加工部で下向き成形部のレーザ加工を行うときに、前記ワークを移動して前記下向き成形部が前記2つカッティングプレートを含むシュータテーブルの識別エリア内に進入したことをマーキング識別装置により検出し、このマーキング検出時、前記複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて各回転軸の一方の半外周に備えたブラシ部を上方に位置せしめた後に、前記シュータテーブルを下降させて、シュータテーブルの各溝穴部に挿通させた前記ブラシ部でワークを支持し、レーザ加工を行い、
    レーザ加工後、前記ワークを移動して前記下向き成形部が前記識別エリアから退出したことをマーキング識別装置により検出したとき、前記2つのカッティングプレートを含む複数の溝穴部を備えたシュータテーブルを上昇させて、前記シュータテーブルの各溝穴部間の上面に配設した多数の回転部材でワークを支持すると共に、前記各溝穴部の長手方向に沿って設けた複数本のロールブラシの回転軸を回転せしめて各回転軸の他方の半外周に備えたカバー部で前記各溝穴部を閉塞することを特徴とする請求項5記載の板材の複合加工方法。

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