JP2005080913A - 演出照明付き気泡浴槽およびその制御方法 - Google Patents

演出照明付き気泡浴槽およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】照射された光が水中を立ち昇る気泡に照射されて揺らいだ状態に輝くのを眺めることができると共に、照射された光が気泡を透過し、この透過光が壁面や天井面に揺らいで映し出されるのを眺めることができ、精神的なリラクゼーション効果の高い演出照明付き気泡浴槽を提供する。
【解決手段】浴槽底面に環状の気泡噴出ノズルが上方を向けて装着され、このノズルの中央部には、透明容器入りの発光ダイオード(LED)が上方に向けて発光するよう組み込まれていることを特徴とする演出照明付き気泡浴槽。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高輝度の発光ダイオード(一般にLEDと略称されているので、本明細書では、発光ダイオードをLEDと略称して使用する。)と気泡浴槽を組み合わせて、照明による演出性の高い浴室空間を得ることができる演出照明付き気泡浴槽およびその制御方法に関する。
近年、高輝度のLEDが市販され、蛍光灯や白熱灯に比べて、小型であり、低温、低電圧で使用でき、小エネルギーで半永久的に使用できる利点を有するため、固体表示素子や画像表示用として様々な分野で使用されている。
また、浴槽においては、入浴姿勢状態で直視しにくい浴槽の水没箇所にLEDによる発光部を設けることにより、LEDの光が直接目に入ることなく、良好に浴槽内の水中を演出照明できる浴槽演出照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1には、
(1) 発光部を浴槽の内壁面に設けると、対向する壁面に効率よく照射されて、通常の入浴姿勢では入浴者の視界内にLEDの点光源が見えず、眩しさを感じることなくLEDによって照射された壁や泡のみを視認できて、快適な入浴状態を得ることができる。
(2) 底面や肘掛け用の段部などに上向きに設けると、水面に効率良く光を照射させて演出効果を高めることができ、さらに浴槽内の水面の揺らぎが天井面に映し出されることで、より快適な演出効果が得られる。
(3) 発光部を浴槽の背もたれ側壁面の通常入浴姿勢状態で身体に遮られにくい箇所に設けたことにより、特に背もたれ側に気泡噴流がある場合に、回り込む水流が効果的に照明されて、良好に演出効果を高めることができる。
等々のLEDによる照明の入浴者への演出効果が提案されている。
また、高級感があり、肉体的疲労回復と精神的リラクゼーション効果とを同時に得ることができる照明付き噴流ノズル型浴槽として、頭部に複数個の流体(例えば、エア)噴射兼照明光照射用ノズルを有し、内部が中空状に形成されたキャップと、先端開口部が前記キャップの中空状内部に接続され、後端開口部が駆動制御される流体供給源(例えば、ブロアー)に接続された流体供給部材(例えば、送風管)と、先端部端面が前記キャップの中空状内部に指向され、後端部端面が駆動制御される照明用光源に指向された光導部材(例えば、複数本の光ファイバーを結束して成っているもの)と、前記流体供給部材(送風管)及び前記光導部材(光ファイバー群)を浴槽容器の底壁に固定、支持する固定部材とからなるユニットを、前記浴槽容器の底壁に透設した複数個のノズルに装着して成ることを特徴とするものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
この特許文献2には、「浴槽容器11に湯水を貯留し、浴室内に配置されているスイッチ60をオンすると、制御装置50を介して光源装置30のハロゲンランプ33が発光すると共に、モータ31が駆動してカラーフィルター円板32が回転し、各色フィルターを通った光が順に(例えば赤、青、緑、黄色の順に)変化しながらファイバーケーブル80の末端部80aの端面に照射される。この光は光ファイバー群21を介してその先端部21aに導かれ、キャップ23の中空部23cからノズル23a、23bを通って浴槽容器11内の湯水に照射される。このように湯水に光が照射されると、湯水の色が次々と変化し、各色毎に明るく輝くので、入浴者は恰も幻想的な世界で入浴しているような感覚を覚え、極めてリラックスした気分で入浴することができる。よって、本浴槽10によれば、精神的リラクゼーション効果を高めることができる。」(段落0026)と記載されているように、湯水の色の変化による精神的リラクゼーション効果が得られるものである。
また、「スイッチ60のオンにより、制御装置50を介してブロワー40が駆動し、同時にバルブ70が開放されてエアが送風管22に送り込まれる。この送風管22に送り込まれたエアは、図3に点線及び矢印Fで示すように、フット26の空洞部26aからボディ24の胴体部24Bのエア誘導路24d、ボディ24の頭部24Hのエアノズル24a、24bを通ってキャップ23の中空部23cに導かれ、さらにキャップ23の頭部のノズル23a、23bを通って浴槽容器11内の湯水に噴射される。このようにエアが浴槽容器11の底壁13より噴射されると、液面に向かって気泡が立ち上がり、やがてこの気泡は液面で消滅する。このような気泡の発生、消滅によりマイナスイオンが発生し、このイオンが入浴者に作用して身体の活性化が図られるという効果がある。また、気泡の発生に伴い、浴槽内に液流が生じ、この流勢により身体にはジェットバスとは異なる穏やかな刺激が与えられる。これにより、入浴者は温熱効果と相俟ってマッサージ効果を受けるために血液の循環が良化され、肉体的な疲労が回復される。」(段落0027)と記載されているように、エアが噴射されることによるマイナスイオンの発生と浴槽内の液流の生成による刺激で肉体的疲労回復効果を図るものである。
特開2001−309865号公報(段落0003〜0013、図1〜4) 特開2003−10274号公報(段落0008〜0035、図1〜6)
特許文献1に記載の浴槽演出照明装置においては、通常の入浴姿勢状態で入浴者が直視しにくい浴槽の水没箇所に、LEDによる発光部が設けられているので、入浴者の視界内にLEDの点光源が見えず、眩しさを感じることなく、LED照明による快適な入浴状態が得られると記載されているが、LEDによって照射された壁や泡や水面の揺らぎが視認されたり、水面の揺らぎが天井面に映し出されるだけであるため、照明としての明るさがなく、浴室内の照明を暗くしないとLED光の照射による照明演出効果は得られないという問題点があった。
また、発光部を浴槽の背もたれ側壁面に設け、特に背もたれ側に気泡噴流がある場合に、回り込む水流が効果的に照明されて、良好に演出効果を高めることができることが記載されているが、背もたれ側に設けられる気泡噴流は、多量の空気を含むジェット水流であり、LEDが照射されてもLED光が気泡噴流に当たって散乱して、勢いのある気泡噴流が明るく照らし出されるので、ゆったりとした精神的なリラクゼーション効果は得られない。
また、特許文献2に記載の照明付き噴流ノズル型浴槽の実施の形態によれば、キャップ23に設けられているノズル23a、23bは数mm程度の直径をもっており、しかもノズルの数が1個のキャップ当たり10個あり、このキャップが浴槽の底壁に8個設けられている。
このような大きなノズル孔から噴出する気泡は気泡径が大きく、しかも浴槽内一面にこの気泡が噴出するので浴槽内の湯水は気泡が充満した状態となり、この気泡が水面で次々に破泡するので、水面は波立つこととなる。
従って、この状態の湯水内に光を照射しても、湯水が光の色に変化するだけである。特許文献2においては、光の色が変化するようにカラーフィルター円板を回転して、湯水の色が変化して明るく輝くようにしている。
しかしながら、光の色を変化させるには、カラーフィルター円板を回転させたり、光ファイバーを通して照射しなければならず、装置的に大がかりとなりコストアップとなる。また、水面が波立つため湯水内が見難く、照射される光の揺らいだ状態が浴室の壁面や天井面に映し出されることもなくなる。また、光ファイバーで光を導くため、光の減衰が大きく、それだけ強い光源を必要とする等々の問題点が存在する。
本発明の課題は、照射された光が水中を立ち昇る気泡に照射されて揺らいだ状態に輝くのを眺めることができると共に、照射された光が気泡を透過し、この透過光が壁面や天井面に揺らいで映し出されるのを眺めることにより、精神的なリラクゼーション効果が高く、LEDの照射による明るさも比較的大きな浴室空間を提供することである。
請求項1記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、浴槽底面に環状の気泡噴出ノズルが上方を向けて装着され、このノズルの中央部には、透明容器入りの発光ダイオード(LED)が上方に向けて発光するよう組み込まれていることを特徴とする。
また、請求項2記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、請求項1記載の演出照明付き気泡浴槽において、前記発光ダイオード(LED)がノズル1個当たり30カンデラ以上の輝度であるものである。
また、請求項3記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、請求項1または請求項2記載の演出照明付き気泡浴槽において、前記気泡噴出ノズルの噴出口に孔径が15〜100μmである多孔質板が装着されているものである。
また、請求項4記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、請求項1〜3のいずれかに記載の演出照明付き気泡浴槽において、通常の入浴姿勢において、気泡が鉛直上方に向けて浮上する位置の浴槽底面に、複数個の発光ダイオード(LED)が組み込まれた環状の気泡噴出ノズルが装着されているものである。
また、請求項5記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽の制御方法は、請求項1〜4記載の演出照明付き気泡浴槽の制御方法であって、発光ダイオード(LED)が組み込まれた環状の気泡噴出ノズルの電源を入れてから1〜数秒間は気泡噴出量が大に設定されると共に、浴室照明の白熱灯の照度が徐々に減光された後、発光ダイオード(LED)に通電発光されるように制御されることを特徴とする。
また、請求項6記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽の制御方法は、請求項5記載の演出照明付き気泡浴槽の制御方法において、発光ダイオード(LED)の通電発光後、気泡噴出ノズルの気泡噴出量を減少させ、小気泡が揺らいで上昇する状態に制御されるものである。
請求項1記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、浴槽底面に環状の気泡噴出ノズルが上方を向けて装着されているので、ノズルから出る気泡は浴槽上方へ向けて環状に立ち昇る。ノズルの中央部には、透明容器入りの発光ダイオード(LED)が上方に向けて発光するよう組み込まれているので、ノズルから環状に立ち昇る気泡の中央部に上方に向けてLEDが照射されることになり、LED光は立ち昇る気泡に遮られて眩しさが減少する。また、LED光が環状に立ち昇る気泡の下面を照らしだし、揺らぎながら立ち昇る照らし出された気泡を眺めることができ、気泡で屈折反射した光は水の色を変えて幻想的な雰囲気となる。また、気泡を透過した透過光は、気泡の立ち昇る揺らぎと気泡が水面で破泡することによる水面の揺らぎとにより、壁面や天井面に揺らいで映し出される。
従って、入浴者は、眩しさを感じることなく、照らし出された気泡が揺らいで立ち昇る様子や水の着色および透過光が壁面や天井面に揺らいで映し出される様子を眺めることができ、入浴による身体的なリラクゼーション効果に加味して精神的なリラクゼーション効果が得られ、心身共に癒すことができる。
また、請求項2記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、発光ダイオード(LED)がノズル1個当たり30カンデラ以上の輝度の高輝度であるため、シャープな光の揺らぎが出現することになり、一層照明効果が向上する。
また、請求項3記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、気泡噴出ノズルの噴出口に孔径が15〜100μmである多孔質板が装着されているので、小径の多数の気泡が立ち昇ることになり、眩しさがより減少すると共に、破泡による水面の波立ちが小さく、水中の気泡の揺らぎや壁面や天井面への光の揺らぎの映り込みがより鮮明となる。
また、請求項4記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽は、通常の入浴姿勢において、気泡が鉛直上方に向けて浮上する位置の浴槽底面に、複数個の発光ダイオード(LED)が組み込まれた環状の気泡噴出ノズルが装着されているので、気泡の揺らぎと壁面や天井面への映し込みが強調され、一層照明による精神的なリラクゼーション効果が顕著になる。
また、請求項5記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽の制御方法は、発光ダイオードが組み込まれた環状の気泡噴出ノズルの電源を入れてから1〜数秒間は気泡噴出量が大に設定されると共に、浴室照明の白熱灯の照度が徐々に減光された後、発光ダイオード(LED)に通電発光されるように制御されるので、気泡噴出ノズルの小孔へ浸入した浴槽水を排除して均等な気泡噴出を実現できると共に、浴室の明るさを最適な明るさに保ちながら、LEDによる眩しさをなくした状態でLEDによる照明を開始することができる。
また、請求項6記載の本発明の演出照明付き気泡浴槽の制御方法は、発光ダイオード(LED)の通電発光後、気泡噴出ノズルの気泡噴出量を減少させ、小気泡が揺らいで上昇する状態に制御されるので、LEDによる眩しさを解消しながら、最適な光の揺らぎを実現でき、精神的なリラクゼーション効果が得られるものである。
図1は本発明の演出照明付き気泡浴槽に使用する発光ダイオード(LED)組み込み気泡噴出ノズルの一例を、浴槽底面に取付けた状態で示す縦断面図、図2は図1の平面図である。
図1、2で、1は気泡噴出ノズル、2は透明容器21に収納された発光ダイオード(LED)であり、環状筒状の気泡噴出ノズル1の中央部に透明容器21が水密状態で組み込まれて、LED2が組み込まれた環状の気泡噴出ノズル1が構成されている。 気泡噴出ノズル1は、環状の内筒体11と外筒体12により環状の空気通路13が形成され、空気通路13の上部に環状の多孔質板14がカバー15により取外し自在に取り付けられ、外筒体12の下端部には圧縮空気供給用チューブ3を接続するためのチューブ継手31が設けられている。
気泡噴出ノズル1はチューブ継手31の設けられている側の外筒体12の高さが長く、反対側の高さが短くなる傾斜が設けられている。このように外筒体12に傾斜を設けることで、後述のナット17を気泡噴出ノズル1に被せて外筒体12の雄ねじ12aに螺合することが可能となり、浴槽底面4の厚さの変化にも対応でき、気泡噴出ノズル1の全体の高さを抑えることができる。
また、圧縮空気供給用チューブ3からの圧縮空気の供給が停止すると、空気通路13には浴槽水が浸入することがあるが、外筒体12を傾斜して空気通路13を傾斜することで、圧縮空気の供給時には、浸入水を残すことなく排出できる。
また、気泡噴出ノズル1の外筒体12上端外周には鍔16が設けられ、外筒体12の外周には雄ねじ12aが形成され、この雄ねじ12aには取付けナット17が螺合されている。気泡噴出ノズル1は浴槽の内方側から、浴槽底面4に設けられた孔41に挿入され、鍔16を浴槽底面4にUパッキング42を介して当てがわれ、下方側から取付けナット17が雄ねじ12aに螺合され、Uパッキング42にスリップパッキング43を介してねじ込むことにより取付けられる。
気泡噴出ノズル1に対する透明容器21の組み込みは、水漏れの無いようにOリング22と環状平パッキング23で二重にシールされて螺合結合されている。
Oリング22は気泡噴出ノズル1の内筒体11内面と透明容器21の外面上部との間をシールするように設けられている。図示の例では、Oリング溝は透明容器21側に設けられているが、内筒体11側に設けられていてもよい。また、環状平パッキング23は、気泡噴出ノズル1の内筒体11の下端面と透明容器21の拡径部24上面との間に設けられている。
そして、気泡噴出ノズル1の内筒体11内面には雌ねじ11aが刻設され、透明容器21の外周面には雄ねじ21aが刻設されていて、透明容器21を浴槽の下方側から気泡噴出ノズル1内に挿入し、螺合結合される。
また、透明容器21へのLED2の収納は、透明容器21にLED2を収納する拡径部24が形成され、この拡径部24に収納されるようになっている。図示の例では、拡径部24の内周面に雌ねじ24aが刻設され、雌ねじ24aには透明容器21の蓋25が、蓋25の外周面に刻設された雄ねじ25aの螺合によりパッキング25bを介して装着されるようになっており、LED2はこの蓋25の内面に固定され、拡径部24に蓋25を螺合することにより蓋25が装着されると共に、LED2も透明容器21の内部に固定して収納される。
蓋25の内部にはLED取付けブラケット26が設けられており、このブラケット26にLED2がタッピングねじで取付け固定されている。また、蓋25にはLED2への通電用の配線を水密状態で挿通するための配線ブッシュ27が設けられている。
本発明で使用されるLED2は、高輝度のものが使用され、1個の輝度が30カンデラ以上のものが好ましい。色調は赤、青、緑等種々のものが使用できる。透明容器21の内面に透明カラー膜を張ってカラー光とすることもできる。
透明容器21に収納されるLED2は、1灯で30カンデラ以上の輝度を有するものであっても、輝度の低いLEDを多灯組み合わせて30カンデラ以上の輝度としたものであってもよい。
また、気泡噴出ノズル1には、チューブ継手31に接続された圧縮空気供給用チューブ3から圧縮空気が供給され、空気通路13を通って上端の多孔質板14から浴槽水中に気泡となって噴出される。
多孔質板14としては、樹脂ビーズの焼結体や多孔質セラミックで、15〜100μmの孔径を有し、空気圧の調整により4〜5リットル/分程度の空気量を全面略均一に噴出できるものが好ましく使用される。空気量が多くなると、気泡がLED光を散乱させてしまって、LED光の浴室天井や壁面への映り込みや気泡が揺らいで立ち上る様子を見ることができなくなる。
また、多孔質板14はカバー15により押しつけて取り付けられている。気泡噴出ノズル1の外筒体12の内側面に雌ねじ12bが刻設され、この雌ねじ12bにカバー15の外周面に刻設された雄ねじ15aが螺合されて取り付けられている。カバー15を取り外すことで多孔質板14を取り出すことができ、多孔質板14の清掃や交換ができる。
また、多孔質板14は均一な厚さであってもよいが、厚さが均一であると、多孔質板14を通ってカバー15に衝突する気泡同志が結合して直径の大きな気泡が生じ易くなる。そこで、多孔質板14の幅の中間部の空気通路13側に環状の凹部14aを設けてこの部分を通過する空気圧を小さくすると、浴槽水内へ噴出する多孔質板14の全面から均一な気泡を発生させることができる。14bはパッキングである。
そして、このようなLED組み込み気泡噴出ノズル1は、浴槽底面に上方に向けて気泡を噴出するよう装着される。ノズル1の装着位置としては、入浴者の通常の入浴姿勢において、気泡が鉛直上方に向けて浮上する位置、即ち、入浴者が通常の入浴姿勢で入浴していても、ノズル1から噴出する気泡が入浴者の身体に邪魔されることなく立ち上る位置に装着されるのが好ましい。また、ノズル1は複数個、例えば、浴槽の足を置く側の両側や両足の間等に3〜6個装着されるのが好ましい。
このような演出照明付き気泡浴槽では、浴室外の洗面室等に照明スイッチが設けられ、浴室照明灯(蛍光灯と白熱灯)、気泡浴槽のLED、気泡発生用のエアーポンプ等の制御ボックスを経てそれぞれの機器に配線され、浴室壁面に取付けられたリモコンを操作して、室内で照明灯のオン、オフや調整、LEDのオン、オフや調整、エアーポンプのオン、オフや圧力調整(気泡量の調整)等ができるように制御されている。制御ボックスは浴室ユニットの天井裏等の空きスペースにセットされ、浴室内の照明灯やリモコン操作盤に配線されると共に、浴室床下を通して気泡噴出ノズル1のLED2に配線され、また、エアーポンプから圧縮空気がチューブ3により気泡噴出ノズル1に配管されている。
次に、上記のように配設された演出照明付き気泡浴槽の制御方法について説明する。 図3は、本発明の演出照明付き気泡浴槽の動作を開始するため、リモコンの浴室照明スイッチオンの状態から気泡浴槽スイッチをオンした後の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。
気泡浴槽スイッチをオンした後、室内照明の蛍光灯は直ちにオフとなり、白熱灯はオンした後2秒間で明るさが30%となるよう調光される。また、気泡噴出ノズル1からは、気泡浴槽スイッチオンと同時に気泡が大空気量のレベル(噴出空気量35リットル/分)で噴出し、気泡噴出ノズル1の空気通路13に浸入している浴槽水を気泡といっしょに多孔質板14を通して噴出排除する。この大空気量噴出を5秒間行ってから適正空気量のレベル(噴出空気量13リットル/分)に減少させる。この大空気量噴出により適正空気量レベルに減少した時、各気泡噴出ノズル1の多孔質板14からは均一な微細な気泡が立ち上るものとなる。
気泡噴出ノズル1のLED2は、気泡浴槽スイッチをオンした後、2秒後にオンとなる。LED2が蛍光灯が消え、白熱灯が30%に調光されてから点灯することで、点灯時の変化を強く感じることができ、高い演出性が得られる。またその3秒後に適正気泡量に調整されるので、気泡にLED光が照射して気泡が着色されて揺らぎながら立ち上り、視覚的にリラックスできることになる。
尚、図3のタイムチャートでは、気泡浴槽スイッチをオンした後、15分経過すると、浴室照明モードに自動的に切り換えられる。
この自動切り換え時または気泡浴槽モード中に、リモコンの浴室照明スイッチをオンした時のタイムチャートを図4に示す。
切り換えと同時に白熱灯は明るさが2秒間で100%となるよう調光され、2秒後に蛍光灯が点灯する。また、気泡噴出ノズル1からの気泡の噴出が止まり、LED2もオフとなる。このように、白熱灯の照度を上げてから、LED2をオフにすることで浴室内の照明が維持され、入浴者に不安を与えることがなくなる。また、LED2の眩しさを防ぐため気泡噴出ノズル1からの気泡の噴出はLED2のオフの後に止めるのが好ましい。
また、リモコン操作盤には、気泡浴槽モード運転中か浴室照明モード運転中かを示すLED(表示灯)が配置されると共に、気泡浴槽運転または浴室照明運転を行うための押ボタンスイッチが配置されている。
尚、浴槽底面4には、多孔質板14を有する気泡噴出ノズル1が装着されているので、浴槽を洗浄するときに、洗剤がノズル内に流れ込むのを防ぐと共に、洗浄終了時に残水がノズル内に残らないようにするため、浴槽の洗浄時には気泡噴出ノズル1から大空気量レベル(噴出空気量35リットル/分)の空気を噴出するようにされている。
このため、リモコンには、掃除用のスイッチとLEDが設けられており、スイッチを押すと、大空気量の空気を気泡噴出ノズルから吹き出し、スイッチを押すと同時にLEDが点滅し、掃除終了する15分後に自動的に停止するように設定されている。
上記実施の形態においては、気泡噴出ノズル1に透明容器21入りのLED2を組み込む構造を説明したが、気泡噴出ノズル1と透明容器21とが一体となった気泡噴出ノズル本体にLEDを組み込む構造としてもよい。
また、透明容器21の上面(浴槽の床面に露出される面)の強度を増すために、強化ガラスや透明な樹脂板で構成してもよい。
本発明の演出照明付き気泡浴槽に使用する発光ダイオード(LED)組み込み気泡噴出ノズルの一例を、浴槽底面に取付けた状態で示す縦断面図である。 図1の平面図である。 本発明の演出照明付き気泡浴槽の動作を開始するため、リモコンの浴室照明スイッチオンの状態から気泡浴槽スイッチをオンした後の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。 図3の気泡浴槽スイッチをオンの状態から、浴室照明スイッチオンの状態に変更した時の各機器の動作状態を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 気泡噴出ノズル
11 内筒体
12 外筒体
13 空気通路
14 多孔質板
14a 環状の凹部
15 カバー
16 鍔
17 取付けナット
2 LED
21 透明容器
24 拡径部
25 蓋
3 圧縮空気供給用チューブ
4 浴槽底面
41 孔

Claims (6)

  1. 浴槽底面に環状の気泡噴出ノズルが上方を向けて装着され、このノズルの中央部には、透明容器入りの発光ダイオードが上方に向けて発光するよう組み込まれていることを特徴とする演出照明付き気泡浴槽。
  2. 前記発光ダイオードがノズル1個当たり30カンデラ以上の輝度である請求項1記載の演出照明付き気泡浴槽。
  3. 前記気泡噴出ノズルの噴出口に孔径が15〜100μmである多孔質板が装着されている請求項1または請求項2記載の演出照明付き気泡浴槽。
  4. 通常の入浴姿勢において、気泡が鉛直上方に向けて浮上する位置の浴槽底面に、複数個の発光ダイオードが組み込まれた環状の気泡噴出ノズルが装着されている請求項1〜3のいずれか記載の演出照明付き気泡浴槽。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の演出照明付き気泡浴槽の制御方法であって、発光ダイオードが組み込まれた環状の気泡噴出ノズルの電源を入れてから1〜数秒間は気泡噴出量が大に設定されると共に、浴室照明の白熱灯の照度が徐々に減光された後、発光ダイオードに通電発光されるように制御されることを特徴とする演出照明付き気泡浴槽の制御方法。
  6. 発光ダイオードの通電発光後、気泡噴出ノズルの気泡噴出量を減少させ、小気泡が揺らいで上昇する状態に制御される請求項5記載の演出照明付き気泡浴槽の制御方法。
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