JP2005080142A - スクランブル解除装置 - Google Patents
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Abstract
【目的】 1枚のICカードにて同時に複数の番組のスクランブル解除を行うことができるスクランブル解除装置を提供する。
【構成】 スクランブル解除装置50は第1TS入力系統1と第2TS入力系統2を備える。各入力系統1,2は、TSの信号を一定時間遅らせるFIFOバッファ11,21とデスクランブラ12,22とECM抽出部13,23とから成る。マイクロコンピュータ3は、各ECM抽出部13,23にて抜き取られたECM−TS1,ECM−TS2を受け取る。そして、各ECMを順次にICカード4に供給し(ICカード4の空き時間を利用して交互に供給し)、ICカード4から順次にデスクランブルキー(解除鍵)を受け取り、それぞれのデスクランブラ12,22に与える。
【選択図】 図1
【構成】 スクランブル解除装置50は第1TS入力系統1と第2TS入力系統2を備える。各入力系統1,2は、TSの信号を一定時間遅らせるFIFOバッファ11,21とデスクランブラ12,22とECM抽出部13,23とから成る。マイクロコンピュータ3は、各ECM抽出部13,23にて抜き取られたECM−TS1,ECM−TS2を受け取る。そして、各ECMを順次にICカード4に供給し(ICカード4の空き時間を利用して交互に供給し)、ICカード4から順次にデスクランブルキー(解除鍵)を受け取り、それぞれのデスクランブラ12,22に与える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、ディジタル放送受信装置などに設けられるスクランブル解除装置に関する。
衛星や地上波を用いたディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置は、専用のアンテナや地上波用アンテナを通して受け取った複数の放送波のなかから任意の放送波をチューナによって選択し、この選択した放送波に含まれる複数のチャンネルのなかから任意のチャンネルをデマルチプレクス処理によって選択し、この選択したチャンネルのディジタル信号を取り出し、これをデコードすることによって映像・音声信号を出力する。そして、このようなディジタル放送において有料放送にはスクランブルがかけられており、受信装置側に設けられたICカード(ディジタルBS放送であればB−CASカード)に記録された受信契約情報に基づいてスクランブル解除鍵を生成し、この解除鍵を受信装置のデスクランブラに供給するようにしている(特許文献1参照)。このような限定受信システムはCAシステム(CAS)と呼ばれている。
特開平9−46672号公報
従来のCAシステムにおいては、1枚のICカードにて同時に複数の番組のスクランブル解除を行うことはできない。従って、1枚のICカードで複数の有料チャンネルを契約していても、1つの有料チャンネルを視聴しつつ、別の有料チャンネルをVTR等に録画するなど、複数の有料チャンネルの同時提供を行うことは不可能であった。
この発明は、上記の事情に鑑み、1枚のICカードにて同時に複数の番組のスクランブル解除を行うことができるスクランブル解除装置を提供することを目的としている。
この発明のスクランブル解除装置は、上記課題を解決するために、スクランブル処理されたトランスポートストリームからECMを分離し、このECMを情報処理部がICカードに入力し、ICカードから与えられる鍵情報を前記情報処理部がデスクランブラに入力してトランスポートストリームのデスクランブルを行わせるスクランブル解除装置において、トランスポートストリームの信号を一定時間遅らせるFIFOバッファ及びデスクランブラを有するトランスポートストリーム入力系統を複数備え、前記情報処理部は、各トランスポートストリームから分離された各ECMを一旦メモリに保存し、一つのECMについて前記ICカードから鍵情報を得た以降の当該ICカードの空き時間に他のECMをICカードに入力し、当該他のECMにおける鍵情報をICカードから得てメモリに保存して適宜デスクランブラに入力するように構成されたことを特徴とする。
上記の構成であれば、ICカードの空き時間を利用して複数のトランスポートストリームのECMを順次与えてそれぞれ鍵情報を取得できることになり、1枚のICカードで同時に複数番組のデスクランブルが可能となる。
上記構成のスクランブル解除装置において、各トランスポートストリームの符号データを復号する復号手段がそれぞれ設けられていてもよい。また、少なくとも一つの入力系統については符号データを復号する復号手段が設けられており、他の入力系統における少なくとも一つの入力系統についてはデスクランブルされたトランスポートストリームを記録する記録部が設けられる構成としてもよい。
以上説明したように、この発明であれば、複数のチャンネルを契約していれば1枚のICカードで同時に複数番組のデスクランブルが行えて、ユーザに同時に複数の番組を提供できるという効果を奏する。
図1はこの発明の実施形態のスクランブル解除装置50を示したブロック図であり、図2はデスクランブル処理におけるタイムチャートである。
この実施形態のスクランブル解除装置50は第1トランスポートストリーム入力系統1及び第2トランスポートストリーム入力系統2を備える(以下、トランスポートストリームをTSと略記することがある)。第1TS入力系統1は、TSの信号を一定時間遅らせるFIFOバッファ11とデスクランブラ12とECM抽出部13とから成り、第2TS入力系統2は、TSの信号を一定時間遅らせるFIFOバッファ21とデスクランブラ22とECM抽出部23とから成る。各TS入力系統に二つのチューナからそれぞれTSが供給される構成や一つはチューナから他の一つは外部記録装置からIEEE1394インターフェイスを介して入力する構成などが想定される。各ECM抽出部13,23は、各トランスポートストリーム入力からECM(ECM−TS1,ECM−TS2:entitlement control message)を抜き取り(デマルチプレクスし)、マイクロコンピュータ3に供給する。また、各FIFOバッファ11,21は例えば1.0sec分のトランスポートストリームを保持するように構成される。デスクランブラ12,22には図示しないAVデコーダ(例えば、MPEGビデオデコーダ,MPEGオーディデコーダ)が接続され、映像・音声が復号再生される。また、或る系統において例えばハードディスク等に録画するのであれば、当該系統においてはAVデコーダを介さないで(復号再生処理を行わないで)パーシャルトランスポートストリームをハードディスク等にそのまま記録することもできる。
マイクロコンピュータ3は、各ECM抽出部13,23にて抜き取られたECM−TS1,ECM−TS2を受け取る。そして、各ECMを順次にICカード4(例えばB−CASカード)に供給し、ICカード4から順次にデスクランブルキー(解除鍵)を受け取り、それぞれのデスクランブラ12,22に与える。
以下、マイクロコンピュータ3の具体的動作等を図2のタイムチャートに基づいて説明していく。
時刻0sec〜2secの期間にTS1に多重されているECMはECM1−TS1であると想定する。このECMから得られる偶スクランブルキーはEVEN1−TS1であり、奇スクランブルキーはODD1−TS1である。そして、このECMによって更新されるスクランブルキーは奇スクランブルキー(ODD1−TS1)である。ODD1−TS1は時刻1.1sec〜3.1sec期間のTS1のスクランブルキーとして使用される。TS1に多重されているECMは以降2sec間隔で更新され、ECMの更新によって更新されるスクランブルキーは奇スクランブルキーか偶スクランブルキーのどちらか1つである。
TS2についても同様に、例えば時刻0.25sec〜2.25secの期間にTS2に多重されているECMはECM1−TS2である。このECMから得られる偶スクランブルキーはEVEN1−TS2であり、奇スクランブルキーはODD1−TS2である。そして、このECMによって更新されるスクランブルキーは奇スクランブルキー(ODD1−TS2)である。ODD1−TS2は時刻1.35sec〜3.35sec期間のTS2のスクランブルキーとして使用される。TS2に多重されているECMは以降2sec間隔で更新され、ECMの更新によって更新されるスクランブルキーは奇スクランブルキーか偶スクランブルキーのどちらか1つである。
なお、TSパケットには偶スクランブルキーEVEN或いは奇スクランブルキーODDのどちらを使用するかを指定する情報が存在する。
マイクロコンピュータ3は、時刻0secにECM抽出部13からECM1−TS1を受け取る。時刻0secではICカード4は何も動作していないので、ECM1−TS1をすぐにICカード4に供給し、スクランブルキーを要求する。そして、マイクロコンピュータ3は、時刻0.25secにECM抽出部23からEMC−TS2を受け取るが、ICカード4はECM1−TS1の処理中であるので(すなわち、ECM1−TS1に対するスクランブルキーをマイクロコンピュータ3は未だ受け取っていないので)、ECM1−TS2をICカード4に供給することを保留する(メモリに保持しておく)。マイクロコンピュータ3は、例えば時刻0.9secの時点でICカード4からECM1−TS1を処理した結果である、奇スクランブルキーODD−TS1と偶スクランブルキーEVEN1−TS1を得る。このキーを取得したことでマイクロコンピュータ3はICカード4で行っている処理がなくなったと判断することができ、保留していたECM1−TS2を時刻1.0secの時点でICカード4に送り、結果を時刻1.9secに得る。以降、マイクロコンピュータ3は同様にICカード4の処理の完了後すぐに未処理ECMをICカード4に送信する。
FIFOバッファ11にて1sec遅らされたTS1は時刻2.1secでODD1−TS1を必要とすることになり、FIFOバッファ21にて1sec遅らされたTS2は時刻2.35secでODD1−TS2を必要とすることになるが、この時刻までにはいずれのスクランブルキーも取得済みであるため、2つのTSを同時にデスクランブルすることができる。
1 第1TS入力系統
11 FIFOバッファ
12 デスクランブラ
13 ECM抽出部
2 第2TS入力系統
21 FIFOバッファ
22 デスクランブラ
23 ECM抽出部
3 マイクロコンピュータ
4 ICカード
50 スクランブル解除装置
11 FIFOバッファ
12 デスクランブラ
13 ECM抽出部
2 第2TS入力系統
21 FIFOバッファ
22 デスクランブラ
23 ECM抽出部
3 マイクロコンピュータ
4 ICカード
50 スクランブル解除装置
Claims (3)
- スクランブル処理されたトランスポートストリームからECMを分離し、このECMを情報処理部がICカードに入力し、ICカードから与えられる鍵情報を前記情報処理部がデスクランブラに入力してトランスポートストリームのデスクランブルを行わせるスクランブル解除装置において、
トランスポートストリームの信号を一定時間遅らせるFIFOバッファ及びデスクランブラを有するトランスポートストリーム入力系統を複数備え、前記情報処理部は、各トランスポートストリームから分離された各ECMを一旦メモリに保存し、一つのECMについて前記ICカードから鍵情報を得た以降の当該ICカードの空き時間に他のECMをICカードに入力し、当該他のECMにおける鍵情報をICカードから得てメモリに保存して適宜デスクランブラに入力するように構成されたことを特徴とするスクランブル解除装置。 - 請求項1に記載のスクランブル解除装置において、各トランスポートストリームの符号データを復号する復号手段がそれぞれ設けられていることを特徴とするスクランブル解除装置。
- 請求項1に記載のスクランブル解除装置において、少なくとも一つの入力系統については符号データを復号する復号手段が設けられており、他の入力系統における少なくとも一つの入力系統についてはデスクランブルされたトランスポートストリームを記録する記録部が設けられる構成としたことを特徴とするスクランブル解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003310840A JP2005080142A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | スクランブル解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003310840A JP2005080142A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | スクランブル解除装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005080142A true JP2005080142A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34412562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003310840A Pending JP2005080142A (ja) | 2003-09-03 | 2003-09-03 | スクランブル解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007104074A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Sharp Corp | ストリームコンテンツ受信システム |
JP2008301078A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Toshiba Corp | 電子機器 |
JP2009088658A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-23 | Toshiba Corp | 情報処理装置 |
JP2009152676A (ja) * | 2007-12-18 | 2009-07-09 | Toshiba Corp | 情報処理装置及び情報処理方法 |
JP2009267722A (ja) * | 2008-04-24 | 2009-11-12 | Sony Corp | コンテンツ受信装置およびコンテンツ受信方法 |
CN101964897A (zh) * | 2010-10-11 | 2011-02-02 | 深圳市九洲电器有限公司 | 一种电视节目的解密控制方法、装置、智能卡及机顶盒 |
-
2003
- 2003-09-03 JP JP2003310840A patent/JP2005080142A/ja active Pending
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