JP2005078728A - 半導体集積回路装置及びその検査方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005078728A
JP2005078728A JP2003308613A JP2003308613A JP2005078728A JP 2005078728 A JP2005078728 A JP 2005078728A JP 2003308613 A JP2003308613 A JP 2003308613A JP 2003308613 A JP2003308613 A JP 2003308613A JP 2005078728 A JP2005078728 A JP 2005078728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nonvolatile memory
amplifier
memory element
output
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003308613A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4167567B2 (ja
Inventor
Masanori Shirahama
政則 白濱
Masashi Agata
政志 縣
Toshiaki Kawasaki
利昭 川崎
Ryuji Nishihara
竜二 西原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003308613A priority Critical patent/JP4167567B2/ja
Priority to US10/928,366 priority patent/US7057956B2/en
Priority to CNB2004100741293A priority patent/CN100421176C/zh
Publication of JP2005078728A publication Critical patent/JP2005078728A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4167567B2 publication Critical patent/JP4167567B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1078Data input circuits, e.g. write amplifiers, data input buffers, data input registers, data input level conversion circuits
    • G11C7/1096Write circuits, e.g. I/O line write drivers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/06Sense amplifiers; Associated circuits, e.g. timing or triggering circuits
    • G11C7/062Differential amplifiers of non-latching type, e.g. comparators, long-tailed pairs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C7/00Arrangements for writing information into, or reading information out from, a digital store
    • G11C7/10Input/output [I/O] data interface arrangements, e.g. I/O data control circuits, I/O data buffers
    • G11C7/1078Data input circuits, e.g. write amplifiers, data input buffers, data input registers, data input level conversion circuits

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

【課題】 ヒューズ素子に代わる不揮発性メモリ素子を用い、該不揮発性メモリ素子の保持データの増幅に差動増幅器を用いる場合であっても、ヒューズ素子として切断されない状態の出力結果と、製造終了時における差動増幅器の出力結果とが一致するようにする。
【解決手段】 起動部22は、第1のメモリセル31A等と同一の構成を有し、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32を起動するか否かの起動データを保持する起動メモリセル34、該起動メモリセル34から出力される微弱なデータ信号を増幅して出力するアンプ35と、該アンプ35が増幅した起動信号をラッチして制御信号REDENを出力するラッチ回路36と、該ラッチ回路36からの制御信号REDENを各差動アンプ32に供給するドライバ回路37とを有している。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ロジック回路、又はロジック回路及びメモリ回路が1つの半導体チップに集積化された半導体集積回路装置に組み込まれ、特に冗長救済機能、機能拡張又は機能変更等の製造後に各回路の動作を決定するヒューズ素子に代わる不揮発性メモリ素子を備えた半導体集積回路装置に関する。
近年の大規模集積化回路(LSI)における回路規模の増大とそれに内蔵される機能の複雑化は目覚しく、データ処理及び信号処理が高速化すると共にLSIに搭載されるメモリの容量は種類を問わず増大している。これに伴い、半導体集積回路装置におけるメモリ冗長救済の有無、ロジック機能の機能拡張若しくは機能変更又はアナログ回路における精度調整機能等、製品としての仕上がり後のヒューズ素子による状態変更の必要性は、規模及び精度を問わず増大する傾向にある。
ところが、従来のヒューズ素子による調整機能の増大は、ヒューズ素子自体の本数の増加により半導体チップ上の面積が増大すると共に、ヒューズ素子の上層部分には金属配線を設けられない等の制約事項が多数に存在する。
そこで、このようなヒューズ素子による調整機能を用いることなく、通常のCMOSプロセスによって構成可能な不揮発性メモリセルが例えば特許文献1に示されている。この不揮発性メモリセルは、CMOSプロセスにより形成され、互いの導電型が異なり且つゲートを共有する2つのトランジスタからなり、一方のトランジスタをコントロールゲートとし、他方のトランジスタを入出力に用いる構成を採る。すなわち、2つのトランジスタの共有ゲートが、通常の電気的消去書込み可能な読出専用メモリ(EEPROM)のフローテイングゲートとして機能することにより、不揮発性メモリデバイスを実現している。
さらに、このようなCMOSからなる不揮発性メモリデバイスを差動増幅することにより、該不揮発性デバイスの信頼性の向上を図る技術は、例えば特許文献2に示されている。
特許第2667099号公報 特許第3090329号公報
しかしながら、現状の最先端プロセスは、デザインルールが0.13μm程度の微細なプロセスであり、且つトランジスタを構成する部材、例えばゲート絶縁膜の膜厚も減少するに至り、MOSトランジスタの構成をそのまま縮小して用いたのでは、リーク電流の増大による長期信頼性に問題が生じる。
その上、ヒューズ素子として機能させる不揮発性メモリ素子には、長期信頼性と共に実現しなければならない機能が存在する。
すなわち、ヒューズ素子の場合は、その構成が金属であれポリシリコンであれ、2端子間は短絡状態又は浮遊状態のいずれかの状態が一意に現われる。
これに対し、1つの不揮発性メモリ素子とその増幅器とを用いた場合又は差動増幅器を用いた場合は、CMOSからなる不揮発性メモリ素子を構成するフローテイングゲートの電荷の蓄積状態は、製造時の拡散工程によって必ずしも一意に確定するとは限らない。
さらに、差動増幅器を用いた場合は、該差動増幅器と接続されている2つの不揮発性メモリ素子の各フローティングゲートの電位はほぼ等しいため、両メモリ素子の閾値Vtが同等の値となってしまう。その結果、ヒューズ素子に代わる半導体集積回路装置であって、複数の差動増幅器を有する半導体集積回路装置からの出力信号は、一定の出力結果を示し得ないという問題がある。
具体的には、例えばこのような半導体集積回路装置を、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)又は読出専用メモリ(ROM)等の記憶装置の冗長救済に用いるような場合は、本来は一意に確定した電位により通常のメモリセルを選択して、選択されたメモリ空間を検査することになる。ところが、ヒューズ素子に代わる不揮発性メモリ素子を用いる場合には、各不揮発性メモリ素子からの出力結果がばらついてしまうため、検査自体を正常に行なうことすらできなくなる。
本発明は、前記従来の問題に鑑み、ヒューズ素子に代わる不揮発性メモリ素子を用い、該不揮発性メモリ素子の保持データの増幅に差動増幅器を用いる場合であっても、ヒューズ素子として切断されない状態の出力結果と、製造終了時における差動増幅器の出力結果とが一致するようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体集積回路装置を構成する複数の不揮発性メモリ素子及びそれぞれの保持データを増幅する複数の増幅器を、制御対象と接続される第1群と、該第1群に属する増幅器の出力電位を固定する機能を持つ第2群とに分割する構成とする。
具体的に、本発明に係る半導体集積回路装置は、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを備え、第2の増幅器は、第1の増幅器からの出力値を第2の不揮発性メモリ素子が保持するデータに基づいてハイ電位又はロー電位に固定する。
本発明の半導体集積回路装置によると、第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を第1の不揮発性メモリ素子の第1の増幅器に出力する第2の増幅器を備えており、該第2の増幅器は、第1の増幅器からの出力値を第2の不揮発性メモリ素子が保持するデータ(起動データ)に基づいてハイ電位又はロー電位に一意に固定するため、第2の不揮発性メモリ素子に例えばハイ電位を書き込まない(プログラムを行なわない)状態では、第1の不揮発性メモリ素子の第1の増幅器の出力値を第2の不揮発性メモリ素子に保持された起動データにより決定されるハイ又はロー電位に固定することができる。これにより、ヒューズ素子の代わりに本発明の半導体集積回路装置を用いた場合に、ヒューズ素子を切断しない状態と、該ヒューズ素子の切断前の検査時の状態とが等価となる。これに対し、ヒューズ素子としての切断状態、すなわち第2の不揮発性メモリ素子への書き込みが必要な場合には、第2の不揮発性メモリ素子に例えばハイ電位を書き込み、且つ第1の不揮発性メモリ素子にデータ(制御データ)を書き込むことによって、ヒューズ素子の切断状態と等価となる。
本発明の半導体集積回路装置において、第1の増幅器からの出力値は1つの制御信号によって決定されることが好ましい。このようにすると、第1の不揮発性メモリ素子の第1の増幅器に第2の不揮発デバイスが保持する起動データを制御信号として供給するだけで、第1の増幅器からの出力値をハイ電位又はロー電位に固定することができる。
本発明の半導体集積回路装置において、第1の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、第1の増幅器は、複数の第1の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する第1の差動増幅器であることが好ましい。このようにすると、高信頼性を維持できる差動型の不揮発性メモリデバイスを構成できるため、複数の不揮発性メモリ素子の閾値のハイレベルとローレベルとの双方が多少劣化したとしても、差動増幅器の出力結果は変化することがない。
この場合に、第1の差動増幅器は、その出力値が決定される制御信号を受けて第1の差動増幅器の出力ノードをハイ電位に固定することにより、第1の差動増幅器を不活性状態とすることが好ましい。このように、ヒューズ素子が切断されていない状態と対応させると、記憶装置としての出力結果を固定することが可能になり、余計な論理回路を設ける必要がなくなる。
本発明の半導体集積回路装置において、第2の不揮発性メモリ素子及び第2の増幅器からなる対を複数対有し、複数の第2の増幅器からそれぞれ出力される制御信号は論理和演算されて第1の増幅器に出力されることが好ましい。このようにすると、第2の不揮発性メモリ素子が単一のセルであって且つ保持データがハイレベルであっても、制御信号は、複数の第1の不揮発性メモリ素子からの各出力信号の論理和演算の結果として得られるため、保持データ(起動データ)の信頼性を向上することができる。
本発明の半導体集積回路装置において、第2の増幅器から出力される制御信号は、読み出し信号と論理積演算されて、第1の増幅器に出力されることが好ましい。このようにすると、読み出し信号が入力され、且つ第1の不揮発性メモリ素子への書き込みが行なわれているときにだけ電流が消費されるため、消費電力を低減することができる。
本発明の半導体集積回路装置において、第2の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、第2の増幅器は、複数の第2の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する第2の差動増幅器であり、2つの第2の不揮発性メモリ素子及び1つの第2の差動増幅器からなる組を1組以上有し、第2の差動増幅器は制御信号を出力することが好ましい。このようにすると、第2の不揮発性メモリセルにおける保持データの信頼性を、制御対象用回路に用いる制御データを保持する第1の不揮発性メモリ素子のデータの信頼性と同等かそれ以上とすることができる。
この場合に、第2の差動増幅器から出力される制御信号は、読み出し信号と論理積演算されて第1の増幅器に出力されることが好ましい。このようにすると、高信頼性と共に消費電力の低減を図ることができる。
また、この場合に、第2の差動増幅器から出力される制御信号は、読み出し信号と外部入力端子に入力される外部信号とが論理積演算されて生成され、生成された信号が第1の増幅器に出力されることが好ましい。このようにすると、第1及び第2の不揮発性メモリ素子は、製造終了後の状態で一切のプログラムを行なわずとも、外部入力端子から適当な信号を入力することにより、第1の増幅器の出力値を一意に固定することが可能となる。
本発明の半導体集積回路装置が外部入力端子を有する場合に、該外部入力端子は、製造後の検査工程に用いられ、検査工程の後に、第2の差動増幅器が活性状態とされることにより第1の増幅器は活性状態とされ、且つ外部入力端子は所定の電圧レベルに固定されることが好ましい。このようにすると、本発明の半導体集積回路装置を含む半導体装置を組み立てた後に、外部入力端子をウエハプローブ検査等の製造初期段階における検査工程において使用し、その後は、外部入力端子に第2の差動増幅器が活性状態となるように信号を印加することにより、第1の不揮発性メモリ素子からの保持データを読み出すことができる。その上、この外部入力端子からの制御には何らの負荷も掛からない。
本発明の半導体集積回路装置において、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子は、ソースとドレインと基板とが互いに接続されてコントロールゲートを形成するP型トランジスタと、ゲートがP型トランジスタのゲートと接続されてフローティングゲートを形成するN型トランジスタとから構成されていることが好ましい。このように、第1及び第2の不揮発性メモリ素子にCMOSにより構成されるメモリ素子を用いているため、通常のEEPROMを用いる場合と比べて製造が容易である。
本発明に係る第1の半導体集積回路装置の検査方法は、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを備えた半導体集積回路装置の検査方法を対象とし、第2の不揮発性メモリ素子における製造後の閾値が相対的に低い場合で且つ第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが不要である場合は、第2の不揮発性メモリ素子に対するプログラムは行なわず、第2の不揮発性メモリ素子における製造後の閾値が相対的に高い場合で且つ第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが必要である場合は、第1の増幅器の出力電位を決定する第2の不揮発性メモリ素子に、第1の増幅器が活性状態となるデータをプログラムし、且つ第1の不揮発性メモリ素子には所定のデータを書き込む。
第1の半導体集積回路装置の検査方法によると、第1の不揮発性メモリ素子の出力を受ける制御対象となる回路の検査を容易に且つ確実に行なうことができ、その検査結果に基づいて第1の不揮発性メモリ素子に必要なデータを書き込むことが可能となる。
本発明に係る第2の半導体集積回路装置の検査方法は、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを有し、第2の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、第2の増幅器は、複数の第2の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する差動増幅器であり、2つの第2の不揮発性メモリ素子及び1つの差動増幅器からなる組を1組以上有し、差動増幅器が制御信号を出力し、制御信号は読み出し信号と外部入力端子に入力される外部信号とが論理積演算されて生成され、生成された信号が第1の増幅器に出力される半導体集積回路装置の検査方法を対象とし、第2の不揮発性メモリ素子における製造後の閾値が相対的に高い場合に、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子が保持するデータを消去する第1の工程と、外部入力端子から検査用信号を入力することにより、第1の増幅器からの出力信号を受ける検査対象である回路の検査を行なう第2の工程とを備えている。
第2の半導体集積回路装置の検査方法によると、第1の不揮発性メモリ素子の出力を受ける制御対象となる回路の検査を容易に且つ確実に行なうことができ、その検査結果に基づいて第1の不揮発性メモリ素子に必要なデータを書き込むことが可能となる。
本発明に係る第3の半導体集積回路装置の検査方法は、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを有し、第2の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、第2の増幅器は、複数の第2の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する差動増幅器であり、2つの第2の不揮発性メモリ素子及び1つの差動増幅器からなる組を1組以上有し、差動増幅器が制御信号を出力し、制御信号は読み出し信号と外部入力端子に入力される外部信号とが論理積演算されて生成され、生成された信号が第1の増幅器に出力される半導体集積回路装置の検査方法を対象とし、差動増幅器が不活性状態となるように外部入力端子に信号を入力すると共に差動増幅器の出力値をハイ電位又はロー電位に固定することにより、第1の増幅器の出力値を差動増幅器の出力値と一致させるか又は逆の値に固定して検査を行なう工程と、第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが不要である場合は、差動増幅器が非活性状態となるように第2の不揮発性メモリ素子に対してプログラムを実施する工程と、第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが必要である場合は、差動増幅器が活性状態となるように第2の不揮発性メモリ素子に対してプログラムを実施し、且つ第1の不揮発性メモリ素子に所定のデータを書き込む工程とを備えている。
第3の半導体集積回路装置の検査方法によると、第1の不揮発性メモリ素子の出力を受ける制御対象となる回路の検査を容易に且つ確実に行なうことができる。また、外部入力端子から入力される信号によって制御可能であるため検査の設定が容易となり、検査結果に基づいて第1の不揮発性メモリ素子に必要なデータを書き込むことが可能となる。
第1〜第3の半導体集積回路装置の検査方法において、第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子は、ソースとドレインと基板とが互いに接続されてコントロールゲートを形成するP型トランジスタと、ゲートがP型トランジスタのゲートと接続されてフローティングゲートを形成するN型トランジスタとから構成されている。
本発明に係る半導体集積回路装置によると、出力値により他の回路を制御可能な第1の不揮発性メモリ素子における第1の増幅器の出力値を固定する第2の不揮発性メモリ素子に対してプログラムを行なわない状態では、第1の不揮性メモリ素子の第1の増幅器の出力値を一意に固定することができる。これにより、ヒューズ素子の代わりに本発明の半導体集積回路装置を用いた場合に、ヒューズ素子を切断しない状態と、該ヒューズ素子の切断前の検査時の状態とが等価となる。
また、本発明に係る半導体集積回路装置の検査方法によると、第1の不揮発性メモリ素子の出力を受ける制御対象となる回路の検査を容易に且つ確実に行なうことができ、その検査結果に基づいて第1の不揮発性メモリ素子に必要なデータを書き込むことが可能となる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の第1の実施形態に係るヒューズ素子に代わる初期化情報保持回路を含む半導体装置のブロック構成を示している。
図1に示すように、チップ上の半導体装置10は、いわゆるシステムLSIであって、半導体装置10の全体を統御する論理回路(コアロジック)11と、記憶容量が比較的に大きいDRAM回路12と、記憶容量が比較的に小さい第1のSRAM回路13及び第2のSRAM回路14と、アナログ回路15と、各回路11〜15に対して種々の制御信号を送出する、ヒューズ素子に代わる不揮発性メモリ素子を含む初期化情報保持回路16とを備えている。
本発明の特徴である初期化情報保持回路16は、例えばDRAM回路12、第1のSRAM回路13及び第2のSRAM回路14における冗長救済データ又は内部電源電位の電位調整用データ等が検査時に格納(プログラム)され、実際の使用時には、DRAM回路12、第1のSRAM回路13及び第2のSRAM回路14は、初期化情報保持回路16が保持する初期化データに基づいて、冗長救済アドレスの決定又は内部電源電位のレベル調整が行なわれる。
さらに、製品検査時には、内部電源電位として適当な電圧レベルをアナログ回路15による計測結果によって判定し、その判定結果を初期化情報保持回路16に書き込む。実際の使用時には、初期化情報保持回路16からの出力信号に基づいて、所定の回路における閾値又は出力レベル等の調整がアナログ回路15により行なわれる。
従って、検査終了時には、初期化情報保持回路16に、各回路11〜15の検査結果又は仕様に応じて決定された初期化情報が書き込まれる。
図2は第1の実施形態に係る初期化情報保持回路16の構成例を示している。
図2に示すように、初期化情報保持回路16は、冗長救済等を決定する従来のヒューズ素子に代わるデータ(制御データ)がプログラムされる初期化情報記憶部21と、該初期化情報記憶部21が保持するデータを使用するか否かを決定する起動部22と、初期化情報記憶部21及び起動部22に制御信号を送出する制御回路部23とから構成されている。
初期化情報記憶部21は、互いに相補な関係を持つ1ビット情報を保持する不揮発性メモリ素子からなる第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bと、該第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bから出力される微弱なデータ信号を増幅して出力する差動アンプ32と、該差動アンプ32が増幅したデータ信号をラッチして出力信号OUTを出力するラッチ回路33とを有している。
第1のメモリセル31A、第2のメモリセル31B、差動アンプ32及びラッチ回路33から構成される1つの回路群は、1つのヒューズ素子と対応しており、ここでの初期化情報記憶部21はn(但し、nは1以上の整数である。)個の回路群を含むことから、n本のヒューズ素子と置換可能である。
起動部22は、第1のメモリセル31A等と同等の構成を有し、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32を起動するか否かの起動データを保持する起動メモリセル34と、該起動メモリセル34から出力される微弱なデータ信号を増幅して出力するアンプ35と、該アンプ35が増幅した起動信号をラッチして制御信号REDENを出力するラッチ回路36と、該ラッチ回路36からの制御信号REDENを各差動アンプ32に供給するドライバ回路37とを有している。
制御回路23は、初期化情報記憶部21における各第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bに対してセル制御信号を送出し、各ラッチ回路33に対してラッチ制御信号を送出する。
ところで、半導体装置10を製造する際の製造工程によるばらつきが少なく、また各メモリセル31A、31B、34自体が有するフローティングゲートにおける拡散による仕上がり後の閾値Vtが低い場合には、起動メモリセル34の閾値Vtも相対的に低い値を示す。従って、起動メモリセル34を構成するセルトランジスタは、低閾値であることから活性化すなわち導通状態となり易く、ソースが接地電源と接続される構成を採る場合には、増幅アンプ35及びラッチ回路36の出力値も同様にロー電位の制御信号REDENを出力する。
また、拡散工程後の初期段階であれば、各差動アンプ32は、第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bの各閾値Vtに依存したばらばらの出力結果OUT(0〜N−1)を出力してしまうことになる。しかしながら、第1の実施形態においては、起動メモリセル34の閾値Vtが低い値に安定している場合には、初期状態として必ず初期化情報記憶部21の各差動アンプ32を不活性とすることにより、その出力信号OUT(0〜n−1)の値をハイレベル又はローレベルに固定する。その結果、初期化情報記憶部21は一意に決まる制御データを確実に出力することができる。
図3は第1の実施形態に係る第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31B並びに差動アンプ32の具体的な構成例を示している。
図3に示すように、第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bは、それぞれ、ソースとドレインと基板とが互いに接続されてコントロールゲートを形成するPchトランジスタと、ゲートがPchトランジスタのゲートと接続されてフローティングゲートを形成する第1のNchトランジスタと、ソースが第1のNchトランジスタのドレインと接続され、ゲートがPchトランジスタのドレインと接続された、入出力用の第2のNchトランジスタとから構成された不揮発性メモリ素子41と、ゲートが内部読み出し信号REDを受け、ソースに電源電位が印加され、ドレインが第2のNchトランジスタのドレインと接続された、不揮発性メモリ素子41からの読み出し電位を確定するPch負荷トランジスタ42とを有している。
不揮発性メモリ素子41におけるPchトランジスタのソースには、コントロールゲート制御信号CGDが印加され、第1のNchトランジスタのソースには接地電位VPが印加される。
差動アンプ32は、共有ソースに電源電位が印加される第1のPchトランジスタ及び第2のPchトランジスタと、ドレインが第1のPchトランジスタのドレイン及びゲートと接続され、ゲートに第1のメモリセル31Aからの出力信号(データ信号)を受ける第3のNchトランジスタと、ドレインが第2のPchトランジスタのドレインと接続され、ゲートに第2のメモリセル31Bからの出力信号(データ信号)を受ける第4のNchトランジスタと、ドレインが第3のNchトランジスタ及び第4のNchトランジスタの共有ソースと接続され、ソースが接地され、起動部22からのアンプ起動信号AENDをゲートに受けて差動アンプ32自体を活性化又は不活性化する第5のNchトランジスタ43とを有している。
また、ソースに電源電位を受け、ドレインに差動アンプ32からの出力を受け、ゲートにアンプ起動信号AENDを受けることにより、差動アンプ32からの出力信号DOUTの電位をハイレベルに固定する第3のPchトランジスタ44が設けられている。
なお、第1の実施形態においては、アンプ起動信号AENDによって、差動アンプ32からの出力信号DOUTの電位をハイレベルに固定したが、これとは逆に、出力信号DOUTの電位をロー電位に固定する構成としてもよい。
また、第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bの各出力端子には、書き込み回路45が接続されている。例えば、第2のメモリセル31Bにおける不揮発性メモリ素子41のフローティングゲートに電子を注入して、第1のNchトランジスタの閾値を高くする一方、第1のメモリセル31Aの不揮発性メモリ素子41のフローティングゲートには電子を注入しないようにすれば、第1のメモリセル31Aと第2のメモリセル31Bとには、相補なデータを書き込むことが可能となる。
以下、第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31B並びに差動アンプ32の動作の概略を説明する。
例えば、内部読み出し信号REDがローレベルとなり、且つコントロールゲート制御信号CGDがハイレベルに遷移すると、第1のメモリセル31A及び第2のメモリセル31Bを構成する各不揮発性メモリ素子41におけるフローテイングゲートの蓄積電荷量に対応した出力電位が、差動アンプ32を構成する第3のNchトランジスタ及び第4のNchトランジスタの各ゲートに供給される。
このとき、起動部22における起動メモリセル34を構成する、第1のメモリセル31Aの不揮発性メモリ素子41と同一構成の不揮発性メモリ素子に起動データがプログラムされていない(書き込まれていない)状態では、起動メモリセル34における第1のNchトランジスタの閾値が相対的に低いため、出力信号は接地電位が出力されて、必ずローレベルとなる。従って、起動部22からのアンプ起動信号AENDはローレベルとなり、一意に固定された出力信号OUT(0〜n−1)を半導体装置10の各回路11〜15に供給することができる。
これに対し、検査結果により、初期化情報記憶部21における各不揮発性メモリ素子41に制御データを書き込む場合には、あらかじめ、初期化情報記憶部21における各差動アンプ32を活性状態とするハイレベルのアンプ起動信号AENDが出力されるように、起動部22に含まれる不揮発性メモリ素子にプログラム、すなわちフローティングゲートに電子を注入する。その後、初期化情報記憶部21を構成する各不揮発性メモリ素子41には所定の制御データを書き込むようにする。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図4は本発明の第2の実施形態に係るヒューズ素子に代わる初期化情報保持回路の構成例を示している。図4において、図2に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図4に示すように、第2の実施形態に係る初期化情報保持回路16を構成する起動部22は、起動メモリセル34、アンプ35及びラッチ回路36からなる1組の回路を4組設け、これら4組の回路からの各出力信号REDEN(0〜3)を、制御回路23に設けたアンプ制御回路231により論理和演算を施す。これにより、起動メモリセル34に対して所望の起動データを書き込む(プログラムする)場合に、書き込まれた起動データは差動増幅を行なうのと同様のデータ保持信頼性を得ることができる。
図5に4組の起動メモリセル34及びアンプ35とアンプ制御回路231との構成例を示す。図5に示すように、起動メモリセル34の構成は、第1及び第2のメモリセル31A、31Bと同等の構成であり、アンプ35はCMOSインバータからなる。
アンプ制御回路231は、2組のアンプ35からの出力信号であるREDEN[0]及びREDEN[1]を受ける第1の2入力NOR回路と、残りの2組のアンプ35からの出力信号であるREDEN[2]及びREDEN[3]を受ける第2の2入力NOR回路と、これらの出力信号の論理積演算を行なって内部起動信号DETENを出力する2入力NAND回路と、該内部起動信号DETENを増幅してアンプ起動信号AENDを生成し、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32に供給するドライバ回路とを有している。
このように、第2の実施形態によると、初期化情報保持回路16を構成する起動部22が保持する起動データの信頼性を向上することができる。従って、起動時には、アンプ起動信号AENDによって、初期化情報記憶部21における各差動アンプ32の出力値を確実に固定することができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図6は本発明の第3の実施形態に係るヒューズ素子に代わる初期化情報保持回路の構成例を示している。図6において、図4に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図6に示すように、第3の実施形態に係る制御回路23は、該制御回路23に含まれるアンプ制御回路231に、外部入力端子を介して外部読み出し信号REが供給される構成を採る。
第1及び第2の実施形態に係る初期化情報記憶部21には、アンプ起動信号AENDがラッチされた状態で供給されるため、読み出し状態でない期間においても、各差動アンプ32が活性状態となってしまう。
そこで、第3の実施形態においては、図7に示すように、外部読み出し信号REと、図5に示すNAND回路からの内部起動信号DETENとの論理積演算を施した信号をアンプ起動信号AENDとして初期化情報記憶部21に出力する。
ここでは、外部読み出し信号REはハイアクティブの信号としている。従って、初期化情報記憶部21を構成する各差動アンプ32を活性状態とするには、内部起動信号DETENがハイレベルとなるように起動メモリセル34を書き込み状態(電子注入状態)とし、外部読み出し信号REがハイレベルとなった場合にのみ、アンプ起動信号AENDがハイレベルに遷移するようになる。これにより、読み出し状態の期間に限り、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32が起動されることになる。
また、外部読み出し信号REがローレベルか、又は内部起動信号DETENがローレベルの期間には、ローレベルに固定されたアンプ起動信号AENDが出力されるため、各差動アンプ32が非活性状態となるので、読み出し期間以外に不要な電流を消費することがなくなる。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図8は本発明の第4の実施形態に係るヒューズ素子に代わる初期化情報保持回路の構成例を示している。図8において、図4及び図6に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
図8に示すように、第4の実施形態に係る起動部22は、複数の起動メモリセル34からの起動データの論理和を用いる構成に代えて、第1の起動メモリセル34Aと、第2の起動メモリセル34Bと、各起動メモリセル34A、34Bからの互いに相補な関係を持つ起動データを差動増幅する差動アンプ38とを含む構成としている。これにより、初期化情報記憶部21を構成する各差動アンプ32の出力値を固定する起動データの保持力が安定して、半導体装置10の長期信頼性が大幅に向上する。なお、差動アンプ38の構成は、差動アンプ32と同等とする。
さらに、第4の実施形態においては、制御回路23に含まれるアンプ制御回路231に、外部読み出し信号REと、内部起動信号DETENに代わる外部起動信号EXDETENとが入力され、これらの信号に論理積演算が施されて、起動部22の差動アンプ38に起動部アンプ起動信号AEND1として出力される。
図9に第4の実施形態に係るアンプ制御回路231における外部読み出し信号REと外部起動信号EXDETENとの論理積演算を行なう構成例を示す。図9に示すように、外部読み出し信号REと外部起動信号EXDETENとが共にハイレベルになったときに初めて、起動部アンプ起動信号AEND1がハイレベルに遷移する。従って、起動部22の差動アンプ38は、アンプ制御回路231からのハイレベルの起動部アンプ起動信号AEND1を受けて初めて、初期化情報記憶部21を構成する各差動アンプ32をそれぞれ活性状態とすることができる。
このような構成を採ると、製造プロセスにおける初期拡散工程の終了時で、半導体装置10を構成する各回路11〜15を検査する際には、外部起動信号EXDETENをローレベルとすることにより、各差動アンプ32からの出力信号OUT(0〜n−1)をハイレベルに固定して検査することができる。このとき、起動部22の差動アンプ38及び初期化情報記憶部21の各差動アンプ32は共に不活性状態となる。
従って、初期化情報記憶部21が保持するデータが不要な場合は、起動部22の差動アンプ38からの制御信号REDENがローレベルとなるように外部起動信号EXDETENをローレベルにプログラムするだけで、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32からの出力信号OUT(0〜n−1)をハイレベルに固定することが可能となる。
これとは逆に、初期化情報記憶部21が保持するデータが必要な場合は、差動アンプ38からの制御信号REDENがハイレベルとなるように起動部22の各メモリセル34A、34Bを互いに相補な関係となるようにプログラムし、且つハイレベルの外部読み出し信号RE及び外部起動信号EXDETENを入力することにより、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32から各不揮発性メモリ素子に所望のデータを書き込む。その後、初期化情報記憶部21の各差動アンプ32を活性状態とすることにより書き込まれたデータを読み出すことができるようになる。
なお、外部起動信号EXDETENはチップ組み立て時に外部端子からの入力とする必要はなく、例えばハイレベルを維持する配線として設けることにより、組み立て工程後は、必ず制御データを読み出すことも可能となる。
また、チップ内部において外部起動信号EXDETENをプルアップ(pull up)することにより開放状態にしておいても同様の効果を得られる。
以上説明したように、第1〜第4の実施形態によると、高信頼性を維持できる差動増幅型の不揮発性メモリ素子を有する初期化情報保持回路16をヒューズ素子に代えて用いた場合に、不揮発性メモリ素子からの初期出力電位のばらつきを防止することができるため、初期化データが必要な場合と必要でない場合とで初期化情報保持回路16からの出力信号OUTの出力値を任意に固定することができる。
本発明は、冗長救済機能、機能拡張又は機能変更等の製造後に回路ごとの動作を決定するヒューズ素子と代替可能な不揮発性メモリ素子を備えた半導体集積回路装置等として有用である。
本発明の第1〜第4の実施形態に係るヒューズ素子に代わる初期化情報保持回路を含む半導体装置を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る初期化情報保持回路を示すブロック図である。 本発明の第1〜第4の実施形態に係る第1のメモリセル、第2のメモリセル及び差動アンプを示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係る初期化情報保持回路を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る起動部とアンプ制御回路とを示す回路図である。 本発明の第3の実施形態に係る初期化情報保持回路を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係るアンプ制御回路の要部を示す回路図である。 本発明の第4の実施形態に係る初期化情報保持回路を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係るアンプ制御回路の要部を示す回路図である。
符号の説明
10 半導体装置
11 論理回路(コアロジック)
12 DRAM回路
13 第1のSRAM回路
14 第2のSRAM回路
15 アナログ回路
16 初期化情報保持回路
21 初期化情報記憶部
22 起動部
23 制御回路
231 アンプ制御回路
31A 第1のメモリセル
31B 第2のメモリセル
32 差動アンプ
33 ラッチ回路
34 起動メモリセル
34A 第1の起動メモリセル
34B 第2の起動メモリセル
35 アンプ
36 ラッチ回路
37 ドライバ回路
38 差動アンプ
41 不揮発性メモリ素子
42 Pch負荷トランジスタ
43 第5のNchトランジスタ
44 第3のPchトランジスタ
AEND アンプ起動信号
AEND1 起動部アンプ起動信号
RE 外部読み出し信号
RED 内部読み出し信号
CGD コントロールゲート制御信号
REDEN 制御信号
DETEN 内部起動信号
EXDETEN 内部起動信号
VP 接地電位
OUT 出力信号

Claims (15)

  1. 第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、
    前記第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、
    前記第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を前記第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを備え、
    前記第2の増幅器は、前記第1の増幅器からの出力値を前記第2の不揮発性メモリ素子が保持するデータに基づいてハイ電位又はロー電位に固定することを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 前記第1の増幅器からの出力値は、1つの制御信号によって決定されることを特徴とする請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記第1の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、
    前記第1の増幅器は、前記複数の第1の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する第1の差動増幅器であることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記第1の差動増幅器は、その出力値が決定される制御信号を受けて前記第1の差動増幅器の出力ノードをハイ電位に固定することにより、前記第1の差動増幅器を不活性状態とすることを特徴とする請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記第2の不揮発性メモリ素子及び前記第2の増幅器からなる対を複数対有し、
    前記複数の第2の増幅器からそれぞれ出力される制御信号は論理和演算されて前記第1の増幅器に出力されることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記第2の増幅器から出力される制御信号は、読み出し信号と論理積演算されて、前記第1の増幅器に出力されることを特徴とする請求項1、2又は5に記載の半導体集積回路装置。
  7. 前記第2の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、
    前記第2の増幅器は、前記複数の第2の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する第2の差動増幅器であり、
    2つの前記第2の不揮発性メモリ素子及び1つの前記第2の差動増幅器からなる組を1組以上有し、
    前記第2の差動増幅器は前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  8. 前記第2の差動増幅器から出力される制御信号は、読み出し信号と論理積演算されて前記第1の増幅器に出力されることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  9. 前記第2の差動増幅器から出力される制御信号は、読み出し信号と外部入力端子に入力される外部信号とが論理積演算されて生成され、生成された信号が前記第1の増幅器に出力されることを特徴とする請求項7に記載の半導体集積回路装置。
  10. 前記外部入力端子は、製造後の検査工程に用いられ、
    前記検査工程の後に、前記第2の差動増幅器が活性状態とされることにより、前記第1の増幅器は活性状態にされ、且つ前記外部入力端子は所定の電圧レベルに固定されることを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置。
  11. 前記第1の不揮発性メモリ素子及び前記第2の不揮発性メモリ素子は、
    ソースとドレインと基板とが互いに接続されてコントロールゲートを形成するP型トランジスタと、ゲートが前記P型トランジスタのゲートと接続されてフローティングゲートを形成するN型トランジスタとから構成されていることを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
  12. 第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、前記第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、前記第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を前記第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを備えた半導体集積回路装置の検査方法であって、
    前記第2の不揮発性メモリ素子における製造後の閾値が相対的に低い場合で且つ前記第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが不要である場合は、前記第2の不揮発性メモリ素子に対するプログラムは行なわず、
    前記第2の不揮発性メモリ素子における製造後の閾値が相対的に高い場合で且つ前記第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが必要である場合は、前記第1の増幅器の出力電位を決定する前記第2の不揮発性メモリ素子に、前記第1の増幅器が活性状態となるデータをプログラムし、且つ前記第1の不揮発性メモリ素子には所定のデータを書き込むことを特徴とする半導体集積回路装置の検査方法。
  13. 第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、前記第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、前記第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を前記第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを有し、前記第2の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、前記第2の増幅器は、前記複数の第2の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する差動増幅器であり、2つの前記第2の不揮発性メモリ素子及び1つの前記差動増幅器からなる組を1組以上有し、前記差動増幅器が前記制御信号を出力し、前記制御信号は読み出し信号と外部入力端子に入力される外部信号とが論理積演算されて生成され、生成された信号が前記第1の増幅器に出力される半導体集積回路装置の検査方法であって、
    前記第2の不揮発性メモリ素子における製造後の閾値が相対的に高い場合に、前記第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子が保持するデータを消去する第1の工程と、
    前記外部入力端子から検査用信号を入力することにより、前記第1の増幅器からの出力信号を受ける検査対象である回路の検査を行なう第2の工程とを備えていることを特徴とする半導体集積回路装置の検査方法。
  14. 第1の不揮発性メモリ素子及び第2の不揮発性メモリ素子と、前記第1の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅して外部に出力する第1の増幅器と、前記第2の不揮発性メモリ素子からの出力信号を増幅した制御信号を前記第1の増幅器に出力する第2の増幅器とを有し、前記第2の不揮発性メモリ素子は複数設けられており、前記第2の増幅器は、前記複数の第2の不揮発性メモリ素子のうちの2つの素子からの出力信号を少なくとも2つのゲートに受ける複数のトランジスタを有する差動増幅器であり、2つの前記第2の不揮発性メモリ素子及び1つの前記差動増幅器からなる組を1組以上有し、前記差動増幅器が前記制御信号を出力し、前記制御信号は読み出し信号と外部入力端子に入力される外部信号とが論理積演算されて生成され、生成された信号が前記第1の増幅器に出力される半導体集積回路装置の検査方法であって、
    前記差動増幅器が不活性状態となるように前記外部入力端子に信号を入力すると共に前記差動増幅器の出力値をハイ電位又はロー電位に固定することにより、前記第1の増幅器の出力値を前記差動増幅器の出力値と一致させるか又は逆の値に固定して検査を行なう工程と、
    前記第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが不要である場合は、前記差動増幅器が非活性状態となるように前記第2の不揮発性メモリ素子に対してプログラムを実施する工程と、
    前記第2の不揮発性メモリ素子の保持データを決定するプログラムが必要である場合は、前記差動増幅器が活性状態となるように前記第2の不揮発性メモリ素子に対してプログラムを実施し、且つ前記第1の不揮発性メモリ素子に所定のデータを書き込む工程とを備えていることを特徴とする半導体集積回路装置の検査方法。
  15. 前記第1の不揮発性メモリ素子及び前記第2の不揮発性メモリ素子は、
    ソースとドレインと基板とが互いに接続されてコントロールゲートを形成するP型トランジスタと、ゲートが前記P型トランジスタのゲートと接続されてフローティングゲートを形成するN型トランジスタとから構成されていることを特徴とする請求項12〜14のうちのいずれか1項に記載の半導体集積回路装置の検査方法。
JP2003308613A 2003-09-01 2003-09-01 半導体集積回路装置及びその検査方法 Expired - Fee Related JP4167567B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003308613A JP4167567B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 半導体集積回路装置及びその検査方法
US10/928,366 US7057956B2 (en) 2003-09-01 2004-08-30 Semiconductor integrated circuit device and method for testing the same
CNB2004100741293A CN100421176C (zh) 2003-09-01 2004-08-31 半导体集成电路装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003308613A JP4167567B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 半導体集積回路装置及びその検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005078728A true JP2005078728A (ja) 2005-03-24
JP4167567B2 JP4167567B2 (ja) 2008-10-15

Family

ID=34214170

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003308613A Expired - Fee Related JP4167567B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 半導体集積回路装置及びその検査方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7057956B2 (ja)
JP (1) JP4167567B2 (ja)
CN (1) CN100421176C (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087453A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 情報記憶回路

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5179536A (en) * 1989-01-31 1993-01-12 Fujitsu Limited Semiconductor memory device having means for replacing defective memory cells
US5168464A (en) 1989-11-29 1992-12-01 Ncr Corporation Nonvolatile differential memory device and method
JP2667099B2 (ja) 1993-05-19 1997-10-22 株式会社東芝 不揮発性半導体記憶装置
US6324103B2 (en) * 1998-11-11 2001-11-27 Hitachi, Ltd. Semiconductor integrated circuit device, memory module, storage device and the method for repairing semiconductor integrated circuit device
US6208549B1 (en) * 2000-02-24 2001-03-27 Xilinx, Inc. One-time programmable poly-fuse circuit for implementing non-volatile functions in a standard sub 0.35 micron CMOS
IT1318892B1 (it) * 2000-09-15 2003-09-19 St Microelectronics Srl Circuito di lettura per memorie non volatili a semiconduttore.
US6590825B2 (en) * 2001-11-01 2003-07-08 Silicon Storage Technology, Inc. Non-volatile flash fuse element
US6885600B2 (en) * 2002-09-10 2005-04-26 Silicon Storage Technology, Inc. Differential sense amplifier for multilevel non-volatile memory

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009087453A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sanyo Electric Co Ltd 情報記憶回路

Also Published As

Publication number Publication date
US20050047236A1 (en) 2005-03-03
JP4167567B2 (ja) 2008-10-15
CN1591678A (zh) 2005-03-09
CN100421176C (zh) 2008-09-24
US7057956B2 (en) 2006-06-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6781893B2 (en) Semiconductor integrated circuit device, memory module, storage device and the method for repairing semiconductor integrate circuit device
JP4191355B2 (ja) 半導体集積回路装置
CN100495575C (zh) 电源启动时读取非易失性存储器的熔丝元件的方法及电路
US5311470A (en) Data latch circuit having non-volatile memory cell
US7408801B2 (en) Nonvolatile semiconductor memory device
US7342836B2 (en) One time programmable latch and method
US6337825B2 (en) Semiconductor memory device
JP2002116237A (ja) 半導体集積回路
US5327384A (en) Flash memory
US4494219A (en) Nonvolatile read only memory device
JP2008198304A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
JP2013037757A (ja) 不発揮性sram及びその操作方法
KR960003965B1 (ko) 변화할 수 있는 전원전압하에 데이타를 정확하게 판독할 수 있는 반도체 메모리장치
US20040252558A1 (en) Semiconductor memory device including MOS transistor having a floating gate and a control gate
KR20040076358A (ko) 휘발성 반도체 메모리의 제조공정에서 제조된 불휘발성메모리 셀 트랜지스터를 퓨즈소자로서 갖는 반도체 집적회로장치
JP4167567B2 (ja) 半導体集積回路装置及びその検査方法
JP5214328B2 (ja) 半導体集積回路
US5397946A (en) High-voltage sensor for integrated circuits
US20060193166A1 (en) Semiconductor device and method of operating a semiconductor device
US6707725B2 (en) Reference voltage generation circuit for semiconductor memory device, memory reading circuit including same, and electronic information device including the same
JPH04289593A (ja) 不揮発性半導体記憶装置
EP0427260B1 (en) Non-volatile memory devices
JPH07183385A (ja) 半導体集積回路
JPH1153890A (ja) フラッシュメモリ
JP3719902B2 (ja) メモリ回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080708

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4167567

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110808

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120808

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130808

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees