JP2005078017A - 輝度調整装置、輝度調整方法および画像表示装置 - Google Patents

輝度調整装置、輝度調整方法および画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 物理的な手法だけでは補正しきれないようなきめ細かい輝度補正を可能にすると共に、画面上での画素ごとの輝度むらの改善と経年変化による輝度劣化の回避とを共に実現することができる輝度調整装置、輝度調整方法および画像表示装置を提供する。
【解決手段】 アノード電流検出部9は、表示パネル1の画素電極(カソード配線)に印加される所定の調整用輝度信号15に呼応して共通電極(アノード電極)に流れる電流を検出し、比較部7は、検出された検出電流値19と予め規定された基準電流値20とを比較し、その比較結果に応じた比較結果データ16を出力する。表示データ調整部4は、比較結果データ16に基づき、輝度補正値を補正値テーブル6Aに格納する。実際の画像表示に際しては、画像信号11に輝度補正値12を加えることにより輝度調整を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マトリクス状に配列された複数の表示画素素子を複数の行配線および列配線により駆動する、例えばフィールド・エミッション・ディスプレイ等の画像表示装置、ならびにそのような画像表示装置に適用される輝度調整装置および方法に関する。
複数の行配線(行ライン)と複数の列配線(列ライン)を交差させて配置し、各交差部に電子放出素子(表示素子)を配置した画像表示装置として、FED(Field Emission Display;電界放出型ディスプレイ)が知られている。このFEDにおいては、一般に行ラインをライン単位で順次選択しながら走査する走査手段と、列ラインに対して映像信号に基づく駆動信号をライン単位で印加する駆動手段とを備えている。
しかしながら、上記の電子放出素子を単純にマトリックス配線した画像表示装置においては、この配線抵抗に起因する電圧降下のため、各素子ごとの電位に不均一な分布が生じてしまう。具体的には、各素子に印加される実効電圧は、電圧を印加している端子に近いほど電圧が高く、端子から遠い素子ほど低くなるというように、非一様に分布する。このため、画面上での輝度むらが生じていた。これを解決する方法が、例えば特許文献1および特許文献2において提案されている。
特開2003−5693号公報 特開2001−332200号公報
また、例えば特許文献3〜特許文献5において、経年変化により劣化する輝度低下に対して画面全体または走査ラインごとに輝度補正する手法が提案されている。
特開2000−267622号公報 特開2001−324955号公報 特開2001−32495号公報
しかしながら、上記の特許文献1や特許文献2に記載の手法では、例えば、配線抵抗の影響を軽減するなどの物理な手法により、配線抵抗に起因する輝度むらに対して改善は可能であるが、そのような物理的な手法だけでは補正しきれない(すなわち、微細な輝度調整ができない)場合もあり、また、経年変化や画素ごとの輝度ばらつきを改善することはできなかった。
また、上記の特許文献3、特許文献4および特許文献5に記載の手法では、経年変化による画面全体の輝度劣化やラインごとの輝度劣化に対しては輝度補正をすることが可能ではあるが、画素単位での輝度補正を実現することができなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、物理的な手法だけでは補正しきれないようなきめ細かい輝度補正を可能にすると共に、画面上での画素ごとの輝度むらの改善と経年変化による輝度劣化の回避とを共に実現することができる輝度調整装置、輝度調整方法および画像表示装置を提供することにある。
本発明の輝度調整装置は、予め規定された調整用輝度信号を画素電極に印加する信号印加手段と、調整用輝度信号に呼応して共通電極に流れる電流を検出する検出手段と、検出手段により検出された検出電流値と、調整用輝度信号に対応して予め規定された基準電流の値とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に応じて、画像信号に対する輝度補正を行う補正手段とを備えている。
本発明の画像表示装置は、予め規定された調整用輝度信号を画素電極に印加する信号印加手段と、調整用輝度信号に呼応して共通電極に流れる電流を検出する検出手段と、検出手段により検出された検出電流値と、調整用輝度信号に対応して予め規定された基準電流の値とを比較する比較手段と、比較手段の比較結果に応じて画像信号に対する輝度補正を行う補正手段と、補正手段により輝度補正された画像信号に基づき、画像を表示する表示手段とを備えている。表示手段として電界放出型ディスプレイを適用した場合に、特に好適に表示を行うことができる。
本発明の画像表示方法は、予め規定された調整用輝度信号を画素電極に印加するステップと、調整用輝度信号に呼応して共通電極に流れる電流を検出するステップと、検出手段により検出された検出電流値とと調整用輝度信号に対応して予め規定された基準電流の値とを比較するステップと、比較手段の比較結果に応じて、画像信号に対する輝度補正を行うステップとを含んでいる。
本発明の輝度調整装置、画像表示装置および輝度調整方法では、予め規定された調整用輝度信号が画素電極に印加され、この調整用輝度信号に呼応して共通電極に流れる電流が検出される。検出された検出電流値と基準電流の値との比較が行われ、その比較結果に応じて、画像信号に対する輝度補正が行われる。
本発明では、画素ごとに共通電極に流れる電流を検出し、画素ごとに検出電流値と基準電流とを比較し、画素ごとに画像信号に対する輝度補正を行うようにしてもよい。また、調整用輝度信号に呼応して共通電極に流れる電流を時間的に平均化することにより、検出電流値を得ることができる。調整用輝度信号が複数の階調の各々に対応した信号であるようにし、階調ごとに共通電極に流れる電流を検出し、階調ごとに検出電流値と基準電流とを比較し、階調ごとに画像信号に対する輝度補正を行うのが好ましい。1フレームが複数の水平ラインからなる場合には、1水平ライン当たり1画素分の輝度補正値を得ることにより、1フレームの期間中に複数の画素についての輝度補正値を得ることも可能である。
なお、本発明において、「画像信号」とは、各画素を表示するために供給される、少なくとも輝度レベルを含む信号である。「画素電極」とは、各画素に対応して配置される電極であり、1つの電極によって1画素を表現する場合のほか、複数の電極によって1画素を表現する場合もある。「共通電極」とは、複数の画素電極について共通な対向電極である。1画面内のすべての画素電極についてただ一つの共通電極を設ける場合のほか、1画面分の画素電極をいくつかの画素電極グループ(例えば、1水平ライン分の画素に対応する複数の画素電極からなるグループ)に分け、各画素電極グループごとに一つの共通電極を配置する場合も含む。「調整用輝度信号」とは、輝度調整を行うために用意された一種のテスト信号である。「検出手段」は、ただ一つの場合もあるし、複数の場合もある。例えば共通電極が複数配置される場合には、各共通電極ごとに検出手段を配置し、全体として複数の検出手段を設けるようにしてもよい。「基準電流」とは、調整用輝度信号に対応して予め規定された、いわば電流の期待値(または理想値)である。「輝度補正」とは、画素の輝度を所望のレベルに調整することをいう。ここで、「所望のレベル」は、通常は、適性状態あるいは本来あるべき状態を指すが、これには限られず、故意に適正な状態からはずれるように調整する場合も含む意である。「時間的に平均化」とは、ある画素に着目したときに共通電極から得られる電流の値を、時間軸方向に沿って平均化することをいう。調整用輝度信号を例えばフレーム単位(またはフィールド単位)で供給するように構成した場合には、各フレーム(またはフィールド)内の注目画素について得られる平均電流の値を、さらに複数のフレーム(またはフィールド)にわたって平均化するという方法も考えられる。「階調ごとに」とは、調整用輝度信号によって表される画素の階調(すなわち、輝度レベル)の一つ一つについて、という意味である。「ゲート電極」とは、通常、カソード電極とアノード電極との間に配置される電極であり、印加されるゲート電圧によってカソード電極からアノード電極への電子流を制御するという機能を有する。
本発明の輝度調整装置および方法または画像表示装置によれば、配線抵抗による電圧降下に基づく輝度変動のみならず、経時変化に基づく輝度変動をも補正可能である。特に、画素ごとに共通電極に流れる電流を検出し、画素ごとに検出電流値と基準電流とを比較するようにすれば、画素ごとに画像信号に対する輝度補正を行うことも可能である。
また、階調ごとに共通電極に流れる電流を検出し、階調ごとに検出電流値と基準電流とを比較するようにすれば、階調ごとに画像信号に対する輝度補正を行うことができ、デジタル−アナログ変換時等に発生する微分直線性や積分直線性の改善も可能である。
また、1水平ライン当たり1画素分の輝度補正値を得ることにより、1フレームの期間中に複数の画素についての輝度補正値を得るようにすれば、1画面分の輝度補正値の取得に要する時間を短縮できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の概略構成を表すものである。なお、本実施の形態に係る輝度調整装置および輝度調整方法は、この画像表示装置によって具現化されるので、以下、併せて説明する。
この画像表示装置は、マトリクス状に配列された複数の表示画素を複数の行配線および列配線により駆動するように構成された表示パネル1と、表示パネル1をマトリクス駆動するドライバ部2と、ドライバ部2に表示データを供給する表示データ出力部3と、表示データの輝度レベルを画素(ドット)単位で調整する表示データ調整部4と、輝度調整用の信号15(以下、調整用輝度信号15という。)を生成して表示データ調整部4に供給する調整用データ生成部5とを備えている。この画像表示装置はまた、補正値テーブル6A(図3参照)を保有するRAM(Random Access Memory)6と、表示データ調整部4に接続された比較部7と、比較部7に接続され、基準電流値Ir を保有するROM(Read Only Memory)8と、表示パネル1および比較部7に接続されたアノード電流検出部9とを備えている。RAM6の補正値テーブル6Aは、後述するように(図3)、表示データの輝度調整量を示す輝度補正値を各画素ごとに記憶するものである。基準電流値Ir は、表示データを所定の輝度レベル(以下、基準輝度レベルLrという。)に設定したときに表示パネル1の共通電極であるアノード電極(図2参照)に流れる電流(アノード電流)の期待値または基準値(以下、単に基準電流値という。)である。
ここで、主として調整用データ生成部5およびドライバ部2が本発明における「信号印加手段」の一具体例に対応し、アノード電流検出部9が本発明における「検出手段」の一具体例に対応する。また、比較部7が本発明における「比較手段」の一具体例に対応し、主として表示データ調整部4およびRAM6が「補正手段」の一具体例に対応する。また、RAM6が本発明における「記憶手段」の一具体例に対応し、表示データ調整部4が本発明における「決定手段」および「調整手段」の一具体例に対応する。
表示パネル1は、例えば、後述するような構造(図2)の電界放出型表示素子(FED)を用いて構成されている。本実施の形態では、n×m個(n,mは正の整数)の画素が表示パネル1に表示できるようになっているものとする。ここで、nは行方向(水平ライン方向)の総画素数を示し、mは列方向(垂直方向)の総画素数を示す。表示データ出力部3は、入力されたディジタルの表示データ(画像信号11Aまたは調整用輝度信号15A)をアナログの表示データ(画像信号11Bまたは調整用輝度信号15B)に変換してドライバ部2に供給する等の機能を有するものである。
表示データ調整部4は、いくつかの重要な機能を備えている。第1の機能は、入力されたディジタルRGB形式の画像信号11に対して、RAM6の補正値テーブル6Aから読み出した輝度補正値12を加算することにより輝度補正を行い、この加算結果を表示データ13として表示データ出力部3に供給する機能である。第2の機能は、RAM6の補正値テーブル6Aの輝度補正値を決定し、更新する機能である。この機能は、調整用データ生成部5で生成された調整用輝度信号15に基づく表示に対応して比較部7から得られた比較結果データ16と、その調整用輝度信号15に対応してRAM6の補正値テーブル6Aから読み出された輝度補正値12とに基づいて、新たな輝度補正値を決定し、この新たな輝度補正値を更新輝度補正値17として補正値テーブル6Aに書き戻すという補正値更新処理を行う機能である。その詳細は後述する(図7)。なお、表示データ調整部4は、輝度補正のほかに、色補正や輪郭補正等の各種の画像処理をも行うことができるようになっていてもよい。また、表示データ調整部4は、入力された調整用輝度信号15に基づいて表示パネル1の画面に表示が行われているときに、画面上のどの画素が点灯しているか、何画素点灯しているか、どのような輝度レベルで点灯しているか等について認識するようになっている。
アノード電流検出部9は、調整用輝度信号15Bに対応して表示パネル1のアノード電極を流れるアノード電流18を検出し、その検出したアノード電流の値(以下、検出電流値という。)19を比較部7に供給するものである。ここにいう調整用輝度信号15Bは、後述する図4および図5に示したように、表示パネル1におけるn×m個の画素のうちのいずれか1つだけが点灯することとなるような表示データである。アノード電流検出部9は、時間範囲Tにおけるアノード電流18の平均電流値を検出し、これを検出電流値19として出力する。時間範囲Tは、通常、1フレーム、1フィールドまたは1水平ラインに相当する時間である。アノード電流18の平均電流値は、例えばローパスフィルタ等の積分手段を用いて1フレーム内でのアノード電流値を積分することで求めることができる。
なお、時間範囲Tは、複数のフレーム、複数のフィールドまたは複数の水平ラインに相当する時間としてもよい。この場合には、複数のフレーム(フィールドまたは水平ライン)にわたって累積的に検出した検出電流値を、そのフレーム数(またはフィールド数またはライン数)で割ることによって、1フレーム、1フィールドまたは1水平ライン当たりの検出電流値(平均電流値)を得ることができる。
比較部7は、ある表示データ14に対してアノード電流検出部9によって検出された検出電流値19と、ROM8から読み出した基準電流値格納部8Aから読み出した基準電流値20とを比較し、その比較結果(大小関係)を示す比較結果データ16を表示データ調整部4に供給するようになっている。
図2は表示パネル1の断面構造の一例を表すものである。この表示パネル1は、互いに対向するように配置されたカソード基板50とアノード基板51とを備えている。カソード基板50とアノード基板51との間の空間59は封止壁60によって外界から遮断されると共に、高真空状態に保たれている。アノード基板51はガラス等の透明基板により構成されている。
カソード基板50の上には、例えば行方向に沿って互いに平行に一定間隔をもって延びる複数のカソード配線52がパターン形成されている。カソード配線52の上方は絶縁層53により覆われ、さらにその上には、カソード配線52に対向する位置に一定間隔で複数の円錐状のエミッタ54が配置されている。各エミッタ54の位置が各画素の位置に対応する。エミッタ54とエミッタ54との間は絶縁層55によって隔絶されている。絶縁層55の上には、例えば列方向に沿って互いに平行に一定間隔をもって帯状に延びる複数のゲート電極56がパターン形成されている。各ゲート電極56には、列方向に沿って一定間隔で開口56Aが複数形成されている。各開口56Aの位置は、各エミッタ54の位置に対応している。
アノード基板51の、カソード基板側に対向する面には、ほぼ矩形平面状のアノード電極57が形成されている。このアノード電極57は、例えばITO(Indium Tin Oxide)等の導電性透明電極よりなり、すべてのエミッタ54に対して共通に唯一設けられている。アノード電極57のカソード基板側の面には、蛍光体層58が形成されている。なお、図2では蛍光体層58を単一に描いているが、実際には、RGBの各色に対応する3種類の蛍光体層が3つのエミッタ54のそれぞれに対向させて配置され、これにより、カラー表示が可能になっている。
アノード電極57は、カソード配線52およびゲート電極56に対して正電位に保たれている。各カソード配線52および各ゲート電極56は、それぞれ、ドライバ部2の各ドライブポート(図示せず)に接続されている。各ゲート電極56には、ドライバ部2からの走査電圧が順次印加され、カソード配線52には、カソード配線52の走査に同期してドライバ部2から輝度信号電圧(表示信号)が印加されるようになっている。これにより、走査位置におけるゲート電極56と輝度信号電圧印加中のカソード配線52との交差する位置にあるエミッタ54から電界放出電子61が放出され、ゲート電極の開口56Aを通過してアノード電極57に向かう。電界放出電子61は蛍光体層58に入射して可視光62を発生させたのち、アノード電極57に達し、アノード電流を生じさせる。蛍光体層58で生じた可視光62は、アノード電極57を通過して1つの画素を表示する。これらの画素の集合体によって画像が形成される。カラー表示の場合には、RGB用の各エミッタ54からの電子がそれぞれRGB用の各蛍光体層58に入射して、RGBの各々に対応する可視光を発し、これらの3色の可視光の組み合わせによって、1つのカラー画素が表示されるようになっている。
なお、本実施の形態では、上記のように、1つのエミッタ54によって1色の画素を表現するものとしたが、これには限られず、複数のエミッタ54によって1色の画素を表現するように構成することも可能である。この場合には、表示輝度レベルを高めることができる。
図3は、RAM6に格納された補正値テーブル6Aの一具体例を表すものである。この補正値テーブル6Aには、表示パネル1のn×m個の画素のそれぞれに対応して、輝度補正値Δ(i,j) が設定されている。但し、i=1〜n,j=1〜mである。これらの輝度補正値Δ(i,j) は、当初は所定のディフォルト値(例えば、すべて“0”)に設定されているが、工場出荷前の段階や出荷後におけるユーザによる使用開始時等において、後述するような補正値更新処理によって最適値に書き替えられるようになっている。
図4は、調整用データ生成部5から出力されて補正値テーブル6Aの輝度補正値12を得るために用いられる調整用輝度信号15のタイミングを表すものである。この図で、(A)は水平同期信号を表し、(B)は垂直同期信号を表し、(C)は調整用輝度信号15を表し、(D)は表示イネーブル信号を表す。水平同期信号はn×m構成の画面(フレーム)における水平ラインの位置を規定し、垂直同期信号は1枚の画面の範囲を規定するものである。表示イネーブル信号は、1水平ラインのうち、実際に表示が行われる画素の範囲(水平表示期間H)を規定するための信号である。水平表示期間Hがm個分連なった期間が垂直表示期間Vである。
図4に示した例は、図5のように、第β番目(1≦β≦m)の水平ライン上の第α番目(1≦α≦n)の画素(ドット)だけを光らせるために生成された調整用輝度信号15を示している。この場合、1フレーム分の調整用輝度信号15は、垂直表示期間Vのうち第β番目の水平ラインの水平表示期間Hにおける第α番目のドットのみを基準輝度レベルLrの信号によって駆動することとなるような画像信号である。すなわち、1フレーム分の調整用輝度信号15によって発光するのは、画面上の1ドットのみである。具体的には、調整用データ生成部5は、垂直同期信号に同期して、βを1からmまで順次変化させるごとにαを1からnまで順次変化させるようにして調整用輝度信号15を生成し、出力する。結局、n×mフレーム分の調整用輝度信号15Bを表示パネル1に供給することによって、画面上の画素が左上から右下に向かって順次発光していくことになる。
次に、以上のような構成の画像表示装置の動作を説明する。
まず、図6を参照して、補正値テーブル6Aの輝度補正値12の取得(生成または更新)処理について説明する。この処理は、上記したように、例えば画像表示装置の工場出荷時、ユーザによる使用開始時、および画像表示装置の電源投入時に行われるが、さらに、使用中において定期的または不定期的に行われるようにしてもよい。あるいは、それらのうちのいずれか1または2以上の時期において行われるようにしてもよい。この補正値取得処理は、自動的に行われるようにしてもよいし、ユーザからの指示に応じて行われるようにしてもよい。なお、ここでは、説明を簡略化するために、表示パネル1が例えば“0”〜“255”までの28 (=256)段階の階調表示が可能なものであるとし、調整用輝度信号15の基準輝度レベルLrを例えば中間輝度レベルの“127”に設定するものとする。この場合、RAM6の補正値テーブル6Aには、輝度レベル“127”に対する輝度補正値が格納されているものとする。
図示しない制御信号によって輝度補正指示が行われると、調整用データ生成部5は、図4に示したような調整用輝度信号15を生成して、表示データ調整部4に供給する。通常は、i=1,j=1から開始する。なお、調整用輝度信号15は、実際には、RGBのそれぞれについての信号である。表示データ調整部4は、調整用輝度信号15が画面上のどの画素を発光させるためのものであるかを判定し(図6:ステップS101)、その判定された画素位置に対応する輝度補正値Δ(i,j)をRAM6の補正値テーブル6Aから読み出し(ステップS102)、これを調整用輝度信号15の輝度レベル(基準輝度レベルLr)に加算し、調整用輝度信号15Aとして出力する(ステップS103)。仮に輝度補正値Δ(i,j)の初期値が“0”であったとすると、表示データ調整部4は、基準輝度レベルLrの調整用輝度信号15Aを出力することになる。
表示データ出力部3は、表示データ調整部4から入力された調整用輝度信号15Aをアナログの調整用輝度信号15Bに変換して、ドライバ部2に供給する。ドライバ部2は、調整用輝度信号15Bに基づき、図示しないクロック信号に同期して、表示パネル1の画素(i,j)を駆動する。具体的には、画素(i,j)が属するカソード配線52(図2)に調整用輝度信号15が印加されると共に、画素(i,j)が属するゲート電極56にゲート電圧が印加される。なお、本実施の形態では、このゲート電圧は予め定められた一定値に設定されるものとする。これにより、その調整用輝度信号15が印加されたカソード配線52とゲート電圧が印加されたゲート電極56との交差位置にあるエミッタ54からアノード電極57へと電界放出電子61が放出される。この電界放出電子61は、蛍光体層58に入射して発光させると共に、さらにアノード電極57に入射して、アノード電流を生じさせる。このアノード電流は、画素(i,j)のみの発光によって生じた電流である。
アノード電流検出部9は、アノード電極57を流れるアノード電流の時間範囲Tにおける平均電流を検出し、その平均電流値Id を検出電流値19として比較部7に供給する。この場合のアノード電流の検出は、上記したように、1フレーム、1フィールドまたは1水平ラインに相当する時間範囲Tにわたって行う。
比較部7は、アノード電流の検出電流値Id をアノード電流検出部9から取得する(ステップS104)。比較部7はまた、表示データ調整部4からの制御信号21に基づき、現在どの画素が発光しているのかを認識し、その画素に対応する基準電流値20の値Ir をROM8の基準電流値格納部8Aから取得する(ステップS105)。そして、比較部7は、アノード電流検出部9からの検出電流値Id と基準電流値格納部8Aからの基準電流値Ir とを比較し、その結果(大小関係)を比較結果データ16として表示データ調整部4に供給する(ステップS106)。
表示データ調整部4は、比較部7からの比較結果データ16に基づき、輝度補正値Δ(i,j)の値を微調整する。具体的には、検出電流値Id が基準電流値Ir よりも小さいときは(ステップS107;Y)、輝度補正値Δ(i,j)を1ステップだけインクリメントしてから(ステップS108)、ステップS103に戻る。一方、検出電流値Id が基準電流値Ir よりも大きいときは(ステップS109;Y)、輝度補正値Δ(i,j)を1ステップだけデクリメントしてから(ステップS110)、ステップS103に戻る。そして、ステップS103〜108の処理を繰り返し行い、検出電流値Id が基準電流値Ir に等しくなった時点で(ステップS109;N)、適正値と判断し、そのときの輝度補正値Δ(i,j)を、更新補正値17として、RAM6の補正値テーブル6Aに格納する(ステップS111)。
このようにして、画素(i,j)に対する輝度補正値Δ(i,j)が得られて補正値テーブル6Aに上書きされる。このような処理をn×m回繰り返すことにより、1画面のすべての画素についての輝度補正値Δ(i,j)が取得され、補正値テーブル6Aが更新される。
次に、図7を参照して、通常の画像表示の際の動作を説明する。外部から画像信号11が入力されると、表示データ調整部4は、画像信号11の各画素の位置(i,j)を判定し(ステップS201)、その画素に対応する輝度補正値Δ(i,j)をRAM6の補正値テーブル6Aから取得する(ステップS202)。そして、表示データ調整部4は、取得した輝度補正値Δ(i,j)を画像信号11の輝度レベルに加算し、調整済の画像信号11Aとして出力する(ステップS203)。
表示データ出力部3は、表示データ調整部4から入力された画像信号11Aをアナログの画像信号11Bに変換して、ドライバ部2に供給する。ドライバ部2は、画像信号11Bに基づき、図示しないクロック信号に同期して、表示パネル1の各画素を駆動する。
これにより、表示パネル1上に画像信号11に対応した映像が表示される。このとき、表示パネル1に供給される画像信号11Bは、すべての画素について、補正値テーブル6Aの輝度補正値Δ(i,j)を加味したものになっているため、各画素についてのアノード電流18の値はそれぞれ適切なものになっている。したがって、たとえ表示パネル1が、配線抵抗等に起因する輝度むらの要因を有していたとしても、それらの輝度むらが適正に補正されて除去される結果、高品位の映像が表示されることとなる。また、たとえ経時的に表示パネル1の輝度特性が劣化した場合であっても、上記のような輝度補正値の更新処理(図6)を行うことにより、常に最適な輝度補正値Δ(i,j)を得ることができるので、これが画像信号11に反映される結果、高品位の映像が表示されることとなる。
このように、本実施の形態の画像表示装置によれば、表示パネル1の画素電極(カソード配線52)に印加される所定の調整用輝度信号に呼応して共通電極(アノード電極)に流れる電流を検出し、検出された検出電流値と予め規定された基準電流の値とを比較し、その比較結果に応じて画像信号に対する輝度補正を行うようにしたので、物理的な手法だけでは実現が困難であるきめ細かい輝度補正が可能になると共に、画面上での画素ごとの輝度むらの改善と経年変化による輝度劣化の回避とを共に実現することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
上記第1の実施の形態では、1フレーム期間中に1つの画素のみを発光させ、そのときのアノード電流を検出するようにしたが、1フレーム期間中に複数の水平ラインについての画素を発光させるようにしてもよい。具体的には、垂直方向の1列分の画素を水平ラインの走査に同期して時分割的に発光させるようにする。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
すなわち、本実施の形態では、図8および図9に示したように、1つのフレーム内において、各水平ラインごとに1つの画素(図示の例ではα番目の画素)を発光させる。そして、各水平ラインの期間ごとに、アノード電流検出部9によって検出電流値Id (アノード電流)を求める。この場合、平均電流を検出する期間(時間範囲T)は、1水平表示期間Hである。そして、検出電流値Id と基準電流値Ir との比較を行うごとに、図6のステップS106〜S109と同様の処理を行うことにより、垂直方向1列分の(m個の)画素に対する輝度補正値を1フレーム期間中に求めることができる。そして、この1フレーム分の処理を、i=1からi=nまで順次変化させてnフレーム分繰り返し行うことにより、1画面分の画素に対する輝度補正値Δ(i,j)が求められる。したがって、上記第1の実施の形態の場合と比べて、1画面分の画素に対する輝度補正値Δ(i,j)の取得に要する時間が1/mとなり、処理時間を大幅に短縮させることが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
上記第1および第2の実施の形態では、固定の基準輝度レベルLrを持つ調整用輝度信号15に対するものとして輝度補正値Δ(i,j)を求めるようにした。これに対して、本実施の形態は、調整用輝度信号15の輝度レベルを変化させながら、すべての階調に対して輝度調整を行うようにしたものである。それ以外の構成は、上記第1の実施の形態の場合と同様である。
本実施の形態では、上記第1の実施の形態(図1)におけるROM8の基準電流値格納部8Aに、図10(A)に示したような基準電流値テーブル8Bを格納しておく。この基準電流値テーブル8Bには、調整用データ生成部5から出力される調整用輝度信号15(図1)の各輝度レベルpに対応して、基準電流値Ir(p)が予め設定されている。この基準電流値Ir(p)は、上記したように、1フレーム(画面)中でただ一つの画素を各輝度レベルpで光らせた場合における、表示パネル1のアノード電極57を流れるアノード電流の期待値(理想値)であり、工場出荷前の段階で予め設定されている。例えば、表示パネル1が8ビットの表示機能を有するものであるとすると、調整用輝度信号15は、28 (=256)段階の階調を表現するものであり、したがって、調整用輝度信号15の輝度レベルpは「0」〜「255」のいずれかの値をとる。通常は、輝度レベルpが大きいほど、基準電流値Ir(p)にも大きな値が設定される。
図10(B)は、調整用輝度信号15の各輝度レベルpに応じて1フレーム(画面)中でただ一つの画素を光らせたときにアノード電流検出部9によって検出されたアノード電流の値(検出電流値19の大きさId(p )) を表すものである。この図に示したように、1つの画素について、「0」〜「255」の各階調ごとに検出電流値Id(p)が検出されるようになっている。
図11は、上記第1の実施の形態における補正値テーブル6Aに代えてRAM6に格納される補正値テーブル6Bの一具体例を表すものである。この補正値テーブル6Bは、(A)に示したような2次元構造のメインテーブルMにおける要素(i,j)のそれぞれについて(B)に示したような構造のサブテーブルT(i,j)を有する、いわば3次元構造のテーブルである。このサブテーブルT(i,j)は、調整用輝度信号15の各輝度レベルp(=「0」〜「255」)のそれぞれについて、輝度補正値Δpを対応付けたものである。
本実施の形態の画像表示装置では、輝度補正値Δpは、調整用輝度信号15の各輝度レベルに応じて得られる。すなわち、まず、調整用データ生成部5は、輝度レベルpが「1」であるような調整用輝度信号15を生成して、上記第1または第2の実施の形態の場合と同様の方法により、基準電流値テーブル8B(図10)を参照しながら、輝度レベルpが「1」の場合の輝度補正値Δ1を得る。この処理を1画面内のすべての画素について行う。次に、調整用データ生成部5は、輝度レベルpが「2」であるような調整用輝度信号15を生成して、上記と同様の方法により、輝度レベルpが「2」の場合の輝度補正値Δ2を得る。この処理を1画面内のすべての画素について行う。このような処理を各輝度レベルp(=1〜255)まで順次行うことにより、図11に示したような階調ごとの(調整用輝度信号15の輝度レベルごとの)補正値テーブル6Bを得ることができる。
本実施の形態では、通常の画像表示動作は次のように行われる。外部から画像信号11が入力されると、表示データ調整部4は、画像信号11の各画素の位置(i,j)と輝度レベルpとを判定し、その画素(i,j)の輝度レベルに対応する輝度補正値ΔpをRAM6の補正値テーブル6B(図11)から取得する。そして、表示データ調整部4は、取得した輝度補正値Δpを画像信号11の輝度レベルpに加算し、調整済の画像信号11Aとして出力する。これ以降の動作は、上記第1および第2の実施の形態の場合と同様であり、表示パネル1上に画像信号11に対応した映像が表示される。
このとき、表示パネル1に供給される画像信号11Bは、すべての画素について、階調ごとに規定された補正値テーブル6Bの輝度補正値Δpを加味したものになっているため、各画素についてのアノード電流18の値は、上記第1および第2の場合よりもさらに適切なものになっている。したがって、輝度むらや経時的輝度劣化等をより一層抑制することができ、その結果、より高品位の映像を表示することができる。
特に、画像信号の階調ごとに輝度補正を行うことができる結果、例えば表示データ出力部3においてデジタル信号からアナログ信号に変換する時に発生する積分直線性や微分直線性の悪化を補正することが可能となる。ここで、積分直線性とは、例えば図12に破線Dで示したように、D/A変換等の際に入力輝度信号(階調)と出力輝度(アノード電流)との関係がリニア(線形)にならず、直線性が損なわれて実線Sで示したような非線形を呈することをいう。また、微分直線性とは次のことを意味する。すなわち、例えばD/A変換の場合を例にとると、変換対象のディジタル値がLSBが1ビット増加したとき、本来、アナログ出力はその1LSB分だけ増加するはずであるが、実際には誤差が発生することが多い。その出力すべきアナログ値と実際に変換により得られたアナログ値との誤差を微分直線性という。逆に、A/D変換の場合の微分直線性誤差は、A/D変換結果を1ビット増加させるために変化させるべきアナログ信号の誤差を示す。
この点、本実施の形態の画像表示装置では、上記したように、入力される画像信号(調整用輝度信号15)の各輝度レベルpごとに最適な輝度補正値Δpを求め、これを用いて、画素ごとに、かつ輝度レベルごとに輝度補正を行うようにしているので、実線Sの特性が破線Dの特性へと変換され、この結果、入出力間の非線形性(積分直線性)に起因して生ずる画質劣化を補正することができる。また、輝度レベルごとに輝度補正が行われる結果、上記した微分直線性による変換誤差に起因する画質劣化をも補正することができる。したがって、極めて高品位な映像を提供することが可能になる。
以上、いくつかの実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の変形が可能である。例えば、上記各実施の形態では、表示データ(画像信号11)自体に手を加えて表示パネル1の輝度調整を行うようにしたが、本願発明はこれに限定されず、さらにゲート電圧の調整を組み合わせて輝度調整を行うようにしてもよい。この場合には、例えば図13に示したように、ドライバ部2に接続されるゲート電圧調整部10を設け、これに比較部7からの比較結果データ16を供給するようにすればよい。ゲート電圧調整部10は、比較結果データ16に応じて、表示パネル1のゲート電圧を調整する。これにより、電界放出電子61の量を制御することができ、結果として、アノード電極57を流れるアノード電流を制御することができる。ゲート電圧の調整値は、ゲート電圧調整部10から表示データ調整部4に送られ、輝度補正値と共に、補正値テーブル6Aに記憶される。実際の画像表示の際には、ゲート電圧調整値は、補正値テーブル6Aから輝度補正値と共に読み出されてゲート電圧調整部10に送られ、これを基に表示パネル1のゲート電圧調整が行われる。このように、ゲート電圧調整を併用するようにした場合には、表示データの補正による輝度調整だけでは補正しきれないような微妙な輝度調整も可能になり、より高品位の画像表示が実現される。
また、図2に示した表示パネル1では、1つの画素電極(エミッタ54)が1画素に対応するものとして説明したが、複数の電極によって1画素を表現するように構成した場合にも適用可能である。さらには、複数画素ごとに電流検出、比較および輝度補正を行うようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、1画面内のすべての画素電極についてただ一つの共通電極を設ける場合について説明したが、1画面分の画素電極をいくつかの画素電極グループ(例えば、1水平ライン分の画素に対応する画素電極)に分け、各画素電極グループごとに一つの共通電極を配置するようにすることも可能である。
アノード電流検出部9は、ただ一つの場合もあるし、複数の場合もある。例えばラインごとにアノード電極が配置される場合には、各アノード電極共通電極ごとに検出手段を配置し、全体として複数のアノード電流検出部を設けるようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、表示パネルとしてFEDを用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されず、他の表示デバイス、例えば有機EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイパネルやプラズマディスプレイ(PDP)にも適用可能である。但し、FEDの場合には、有機ELやPDPの場合とは異なり、水平ラインごとの発光表示(すなわち、ある水平ラインの発光と他の水平ラインの発光とが時間的に重ならないようにできること)が可能であると共に、画素単位の駆動に応じたアノード電流検出が可能であるので、平均電流(検出電流値)を検出するための時間範囲Tを1水平ライン期間とすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る画像表示装置の構成を表すブロック図である。 図1の画像表示装置における表示パネルの構造を表す断面図である。 図1の画像表示装置における補正値テーブルの一例を示す図である 図1の画像表示装置における調整用輝度信号を示すタイミング図である。 図4の調整用輝度信号によって駆動される表示パネルの表示状態の一例を示す図である。 図1の画像表示装置の動作を説明するための流れ図である。 図1の画像表示装置の動作を説明するための他の流れ図である。 本発明の第2の実施の形態に係る画像表示装置における調整用輝度信号を示すタイミング図である。 図8の調整用輝度信号によって駆動される表示パネルの表示状態の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置における基準電流値テーブルの一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置における補正値テーブルの一例を示す図である 本発明の第3の実施の形態に係る画像表示装置の作用を説明するための図である。 本発明の一変形例に係る画像表示装置の構成を表すブロック図である。
符号の説明
1…表示パネル、2…ドライバ部、3…表示データ出力部、4…表示データ調整部、5…調整用データ生成部、6A,6B…補正値テーブル、7…比較部、8A…基準電流値格納部、8B…基準電流値テーブル、10…ゲート電圧調整部、11…画像信号、12…輝度補正値、15…調整用輝度信号、16…比較結果データ、17…更新補正値、18…アノード電流、19…検出電流値、20…基準電流値、Δ(i,j)…輝度補正値、Ir ,Ir(p)…基準電流値、Id …検出電流値、Lr…基準輝度レベル。

Claims (11)

  1. 画像信号が印加される画素電極と複数の画素電極に対向して配置された共通電極との間に生ずる電界に応じて画素ごとに発光するように構成された画像表示装置に適用される輝度調整装置であって、
    予め規定された調整用輝度信号を前記画素電極に印加する信号印加手段と、
    前記調整用輝度信号に呼応して前記共通電極に流れる電流、を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された検出電流値と、前記調整用輝度信号に対応して予め規定された基準電流値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記画像信号に対する輝度補正を行う補正手段と
    を備えたことを特徴とする輝度調整装置。
  2. 前記検出手段は、画素ごとに前記共通電極に流れる電流を検出し、
    前記比較手段は、画素ごとに前記検出電流値と前記基準電流値とを比較し
    前記補正手段は、画素ごとに前記画像信号に対する輝度補正を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の輝度調整装置。
  3. 前記検出手段は、前記調整用輝度信号に呼応して前記共通電極に流れる電流を時間的に平均化することにより、前記検出電流値を得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の輝度調整装置。
  4. 前記調整用輝度信号は複数の階調の各々に対応した信号であり、
    前記検出手段は、階調ごとに前記共通電極に流れる電流を検出し、
    前記比較手段は、階調ごとに前記検出電流値と前記基準電流値とを比較し
    前記補正手段は、階調ごとに前記画像信号に対する輝度補正を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の輝度調整装置。
  5. 前記補正手段は、
    前記比較手段の比較結果に応じて輝度補正値を決定する決定手段と、
    決定された輝度補正値を記憶する記憶手段と
    前記記憶手段に記憶された輝度補正値に基づき、前記画像信号に対する輝度調整を行う調整手段と
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の輝度調整装置。
  6. 前記調整用輝度信号はフレームごとに供給され、
    前記補正手段は、1フレームの期間中に、複数の画素の各々についての輝度補正値を得る
    ことを特徴とする請求項5に記載の輝度調整装置。
  7. 1フレームが複数の水平ラインからなり、
    前記補正手段は、1水平ライン当たり1画素分の輝度補正値を得ることにより、1フレームの期間中に複数の画素の各々についての輝度補正値を得る
    ことを特徴とする請求項6に記載の輝度調整装置。
  8. 前記画像表示装置は、
    前記画素電極がカソード電極であり、前記共通電極が単一のアノード電極であり、かつ、前記共通電極を流れるアノード電流を制御するゲート電極を有するように構成された電界放出型表示装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の輝度調整装置。
  9. 前記補正手段は、前記画像信号に対する輝度補正を行うほか、前記ゲート電極に印加するゲート電圧の制御をも行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の輝度調整装置。
  10. 画像信号が印加される画素電極と複数の画素電極に対向して配置された共通電極との間に生ずる電界に応じて画素ごとに発光するように構成された画像表示装置であって、
    予め規定された調整用輝度信号を前記画素電極に印加する信号印加手段と、
    前記調整用輝度信号に呼応して前記共通電極に流れる電流、を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された検出電流値と、前記調整用輝度信号に対応して予め規定された基準電流の値とを比較する比較手段と、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記画像信号に対する輝度補正を行う補正手段と、 前記補正手段により輝度補正された画像信号に基づき、画像を表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  11. 画像信号が印加される画素電極と複数の画素電極に対向して配置された共通電極との間に生ずる電界に応じて画素ごとに発光するように構成された画像表示装置に適用される輝度調整方法であって、
    予め規定された調整用輝度信号を前記画素電極に印加するステップと、
    前記調整用輝度信号に呼応して前記共通電極に流れる電流、を検出するステップと、
    前記検出手段により検出された検出電流値と、前記調整用輝度信号に対応して予め規定された基準電流の値とを比較するステップと、
    前記比較手段の比較結果に応じて、前記画像信号に対する輝度補正を行うステップと
    を含むことを特徴とする輝度調整方法。
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