JP2005077898A - 発光装飾体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装飾部分が他の箇所より強く発光して際立つ発光装飾体を提供すること、及び車体の装着に適した発光装飾体を提供することを課題とする。
【解決手段】 裁断して装飾図形を形成した光透過性板2と、前記板の端縁部の少なくとも一部に設置された光源3とを有し、光源3と対向する箇所を除く前記板の裁断面の少なくとも一部が粗面として形成され、前記光源から発光された光が、光源と対向する前記板の端面5から入光することにより、前記粗面に形成した箇所が他の箇所より強く発光することを特徴とする、発光装飾体。及び車体装着用であって、前記光透過性板が透明合成樹脂板であることを特徴とする、発光装飾体。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車の装飾用プレートや看板などとして用いることができる発光装飾体に関する。
従来より、看板やディスプレー等に用いることができる装飾体として、文字や模様等の装飾を単層の光透過性板の表面に施し、板の端面から光を照射して、板自体および板の表面に施した装飾を発光させる発光装飾体が用いられている。また、特許文献1において、集光性蛍光染料を含有するアクリル樹脂層からなる表示部を有する表示板であって、アクリル樹脂層の表面又は背面にカッティングによる表示パターンが形成されてなる表示板、および当該表示板と、太陽電池パネルと、この太陽電池パネルにて得られる電力を蓄える電気二重層コンデンサと、該電気二重層コンデンサの蓄電力によって発光する発光ダイオードとを備え、前記表示板が昼間においては外光を吸収して蛍光を発すると共に、夜間においては前記発光ダイオードからの照射光を吸収して蛍光を発するように構成されてなる表示装置が開示されている。
上記表示板においては、アクリル樹脂層の表面又は背面に形成されたカッティングによる表示パターンが高輝度で発光表示され、また当該表示板を用いた上記表示装置においては、視認性及び顕示性に優れた発光表示を昼夜兼行で行うことができる。
特開2003−216078号
しかし、従来の発光装飾体は装飾部分の発光が十分ではなく、装飾部分が他の箇所よりさらに強く発光し、光透過性板に形成した装飾がより引き立つ発光装飾体が望まれていた。また、従来の発光装飾体は、空気抵抗が大きいため、あるいは空気の流れを遮りエンジンルームに熱がこもるため、車体の装着には適さないという問題があった。
本発明は、前記の点に鑑み、装飾部分が他の箇所より強く発光して際立つ発光装飾体を提供すること、また、車体の装着に適した発光装飾体を提供することを課題とする。
本発明は、以下の構成を備えることにより、上記課題を解決した。
裁断して装飾図形を形成した光透過性板と、前記板の端縁部の少なくとも一部に設置された光源とを有する発光装飾体において、光源と対向する箇所を除く前記板の裁断面の少なくとも一部が粗面として形成され、前記光源から発光された光が、光源と対向する前記板の端面から入光することにより、前記粗面に形成した箇所が他の箇所より強く発光することを特徴とする。
前記光透過性板を透明合成樹脂板とし、前記発光装飾体を車体装着用として形成することも可能である。
前記裁断により形成された装飾図形を、前記板に施された貫通孔による装飾図形として形成することも可能である。
光透過性板と、前記板の端縁部の少なくとも一部に設置された光源とを有する発光装飾体において、前記板には、該板を貫通する線による線画が施され、前記線による前記板の切断壁の少なくとも一部は、粗面として形成されており、前記光源から発光された光が、光源と対向する前記板の端面から入光することにより、前記粗面が他の箇所より強く発光し、前記板に線画による装飾図形が発光表示されることを特徴とする。
前記光透過性板の表面に保護層を設けることも可能である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
光透過性板を裁断して装飾図形を形成するとともに、光源と対向する箇所を除く前記板の裁断面の少なくとも一部を粗面として形成することにより、粗面部分の光拡散を他の箇所より大きくすることができる。これによって、光源からの光を、光源と対向する前記板の端面から入光させることにより、前記粗面に形成した箇所を他の箇所より強く発光させることができる。
前記光透過性板として透明合成樹脂板を用いることにより、発光装飾体の軽量化を図ることができるとともに、破損による危険性を小さくすることができる。また、裁断により装飾図形を形成することにより、空気抵抗が少ない発光装飾体であって、かつ発光装飾体と車体の間の空気の流れを完全に遮断しない、車体装着用に適した発光装飾体を形成することができる。
前記裁断により形成された装飾図形を、前記板に施された貫通孔による装飾図形とすることによっても、空気抵抗が小さく、かつ発光装飾体と車体の間の空気の流れを完全に遮断しない、車体装着用に適した発光装飾体を形成することができる。
光透過性板に、該板を貫通する線からなる線画を施こし、前記線による前記板の切断壁を、粗面として形成することにより、前記と同様に粗面部分の光拡散を他の箇所より大きくすることができる。また、前記と同様に光源からの光を、光源と対向する前記板の端面から入光させることにより、前記粗面を他より強く発光させることができる。これにより、前記板に線画からなる装飾図形が浮かび上がる。さらに貫通線により装飾図形を描くことによって、裁断による場合よりも細かい装飾図形の作成が可能となるため、デザインの自由度の高い発光装飾体を提供することが可能になる。
前記光透過性板の表面に保護層を設けることにより、損傷を受けにくい発光装飾体を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明するが、これにより本発明の技術的範囲が限定されるものではない。図1は本発明に係る発光装飾体の一実施例の正面図、図2は図1に示す発光装飾体のA−A’拡大断面図である。図に示すように、発光装飾体1は、光透過性板2(本実施例では、黄色に着色された蛍光アクリル板)と、前記板の下端縁部に設置された光源3とを有している。前記板2は、板の内側に貫通孔による装飾図形4(アルファベット文字)が形成されるように裁断されている。光源3と対向する端面5を除く前記板の裁断面(光源と対向する端面を除く前記板の外周面および貫通孔の周壁)はすべて粗面として形成されている。光源3は、図に示すように収納部6に収納されている。本実施例では、収納部6は四角柱状の中空体として構成されている。
本実施例では、二枚のステンレス板7・8で光透過性板2を挟み、ステンレス板7・8と光透過性板2を貫通する孔9を四箇所に設け、正面からボルト10を通し背面からナット11で締め付けて、光透過性板2とステンレス板7・8を固定している。図2のA−A’拡大断面図に示すように、光透過性板2の正面側に位置するステンレス板7は、光透過性板2に対して平行な部分と、該板に対して垂直方向にコの字形に突出するように形成された部分からなり、かつコの字部分の下辺は上辺より長くなるように形成されている。光透過性板2の背面に位置するステンレス板8は、その上方部と下方部が光透過性板2と平行に、中間部が、該板2に対し垂直になるように形成されているため、該上方部が上記コの字形部分の開口部を塞いで四角柱状の収納部6を形成するとともに、中間部がコの字型の下辺の一部と重なる。二枚のステンレス板7・8が重なった部分に、貫通孔12が数箇所設けられ、上記と同様にボルト10とナット11で固定されている。本実施例の発光装飾体は、自動車の車体装着用として形成されている。
本実施例の発光装飾体は、ナンバープレートの固定ボルトで固定することにより、自動車のグリルの前面に取り付けることができる。さらに車幅灯の電源から電気を引くことにより、発光装飾体の光源に電気を供給することができる。前記板2は、板の内側に貫通孔による装飾図形4が形成されるように裁断されているため、車のエンジンルームの前方に装着した際に、車体と光透過性板2の間の空気の流通が完全に遮られず、エンジンルームからの熱の放散を阻害しない。そのため、エンジンルームに熱がこもるのを防ぐことができる。さらに、貫通孔により装飾図形を形成することにより、前記板2の面積を小さくできるため、空気抵抗が小さく、車体の装着により適した発光装飾体とすることが可能である。
前記光透過性板2は、光源3と対向する端面5が磨き仕上げされ、鏡面となっている。これにより、光源から該端面に照射された光は、拡散することなく光透過性板を通過する。光源と対向する箇所を除く前記板の裁断面はすべて粗面として形成されているため、光源と対向する裁断面から入光した光が抜け出るときに光拡散をおこし、粗面部が強く発光する。これにより、端面5を除く前記板の外周と貫通孔による装飾図形4が引き立つ。本実施例では、光透過性板として黄色の蛍光アクリル板を用いている。従って、粗面部分が黄色に強く輝く。本実施例において、発光装飾体は、法令の道路運送車両の保安基準に基づき、灯火の色、光度、点滅が定められている。
本実施例の光透過性板においては、ジョイント部分18を設けて、文字の線で囲われた部分21を残して光透過性板2を裁断し、これによってAの内側のライン17を表している。図3に示すように別のパーツをはめ込むことによって、内側のライン17を表すことも可能である。図3中のAは正面図、BはA−A’断面図である。図3では、アルファベットのOを例として表している。Oの外側のライン16に沿って、断面が斜面になるように本体13(光透過性板)を裁断し、ここに別パーツ14を嵌め込む。別パーツ14は光透過性板からなり、その外周の断面が、2つの斜面b・b’から構成され逆V字形となっている。そして別パーツの中央部にはOの内側のライン17を表すための貫通孔15が設けられている。斜面b’、及びb’と接する本体13の斜面部分a’は鏡面に、斜面b、別パーツ14と接していない本体の斜面部分a、及び孔15の切断面cは粗面(波線で表す)となっている。これにより、端面から入光した光は、本体13と別パーツ14が接しているa’・b’では光拡散を起こさず、Oの外側のライン16を表すa・b、及び内側のライン17を表すcでは光拡散を起こして、文字のラインを発光させる。これによって、Oの文字を表すことができる。この方法を用いれば、ジョイント部分18を設けずに内側のラインを表すことができるため、より完全に文字の形を表すことができる。また、a,bのいずれか一方のみを粗面としてもよい。その他、図4に示すように別パーツと粗面を形成しても、文字の内側及び外側のラインを表すことができる。図4において、14が別パーツ、波線で表した部分が粗面である。粗面dにより外側のライン16が、粗面cにより内側のライン17が表される。この他にも、外側のラインに沿って裁断した光透過性板と内側のラインに沿って裁断した光透過性板を積層することによって、またはカッティングシートをはることによっても、内側のラインを表すことができる。
図1に示す実施例のように、光源と対向する箇所を除く裁断面の全てを粗面に形成してもよいが、一部のみを粗面とし、他を鏡面としても良い。部分的に鏡面とすれば、その部分が光散乱を防ぎ、光を通すため、該光透過性板をアート照明として用いることもできる。
また、図1に示す実施例においては、外形を四角形状に、その内側に貫通孔による装飾図形(図1の実施例では、アルファベット文字)が形成されるように、光透過性板を裁断したが、図5に示すように、光透過性板の外形そのものが装飾図形を表すよう裁断することも可能である。図5に示す光透過性板2においては、裁断面のうち、支持体19の外周面を鏡面に、アルファベット文字20の外周面を粗面として形成している。そのため、支持体の下端部から光源による光を照射すれば、光は支持体19を通過し、アルファベット文字20の外周面が強く発光して、アルファベット文字20が際立つ。
装飾図形には絵の他にも、文字やロゴなど図形全般が含まれる。また、外形自体が装飾図形を形成するように光透過性板を裁断してもよく、あるいは内側に貫通孔による装飾図形が形成されるように光透過性板を裁断してもよく、さらにこれらを組み合わせて装飾図形を形成してもよい。例えば図1においては、裁断による装飾図形として、四角形状の外形と貫通孔によるアルファベット文字を形成したが、図5のように光透過性板自体の外形を文字などの形に裁断することも可能である。図3、4に示すように、別パーツを嵌め込んで、装飾図形を構成してもよい。また、強調したい箇所の裁断面を、光透過性板の板面に対して垂直な面ではなく、傾斜面となるように形成すれば、粗面の面積を広くできるため、発光面が広くなり、より立体的に発光ラインを強調することができる。具体的には、図6に示す切断角度θが、基準線(光透過性板2に対して垂直の線)に対し、−45度〜+45度となることが好ましいが、見る角度や強調の度合いなどを考慮し、適宜決定することが可能である。
また、光透過性板に、該板を貫通する線による線画を施こし、かつ、前記線による前記板の切断壁を、粗面として形成して本発明に係る発光装飾体を形成することも可能である。前記板の前記切断壁は、粗面として形成されているため、光拡散が大きい。そのため、光源からの光を、前記板の端面から入光させれば、前記粗面が強く発光する。これにより、光透過性板に、光源を設置して、板の端面から光を入光させれば、該板に装飾図形が発光表示される。前記と同様に、粗面の面積が広くなれば、発光面が広くなり、発光ラインが太く見える。そのため、貫通線による前記板の切断壁が、光透過性板の板面に対して垂直ではなく、傾斜壁となるように形成することにより、強調したい線を太く形成することができる。前記と同様、切断角度θが、−45度〜+45度となることが好ましいが、見る角度や強調の度合いなどを考慮し、適宜決定することができる。
なお、貫通線により装飾図形を描くことにより、裁断による場合よりも細かい装飾図形を表すことも可能である。そのため、デザインの自由度の高い発光装飾体を提供することが可能になる。線画による装飾図形には、前記と同様に、絵の他にも、文字やロゴなど図形全般が含まれる。
図1に示す実施例のように、着色された光透過性板を用いる他、光源と対向する端面(入光面)に色付きフィルムを張ることによっても、または照射する光の色によっても、光透過性板を様々な色に発光させることができる。
本発明に係る発光装飾体を車体装着用として用いる場合には、空気抵抗および/または、光透過性板と車体との間の空気の流通量、を考慮して装飾図形を形成することが好ましい。具体的には、間隙を有する装飾図形が形成されるように光透過性板を裁断することが好ましく、前記板の内側に貫通孔による装飾図形が形成されるように光透過性板を裁断することがより好ましい。
本発明に係る車体には、普通自動車の車体のみならず、大型自動車、大型特殊自動車、大型自動二輪車、普通自動二輪車、小型特殊自動車、原動機付自転車等の車体も含まれる。取付位置としては、フロント、リヤ、サイド、ルーフ、各ボディ面等が挙げられるが、これに限られない。また、本発明に係る発光装飾体の車体への取り付けは、公知の方法で行うことができる。例えばボディ面には、マグネット、吸盤、クッション性のある両面テープなどで取り付けることができ、ナンバープレートの背面であれば、ボルト等を用いて取り付けることができる。
また、本発明に係る発光装飾体は、車体の外表面に装着して用いるほか、タクシー等で用いられる車内の表示灯として用いることもできる。車内で用いる場合には、運転手から見て邪魔にならない角度、裁断角を設定する。この場合には、料金表示メーター外部出力、スモールランプ等の配線から電源を取り、発光装飾体の光源へ電気を供給することができ、リレー回路、インバータ回路等を通じて、光の照射をコントロールすることができる。
また、光透過性板の損傷を防ぐために、光透過性板の表面に、透明の保護層を設けても良い。保護層としては、例えばガラスや耐擦傷性アクリル等からなるものを用いることができ、例えば光透過性板の両面に組み付けすること等によって光透過性板上に形成することができる。ガラス、耐擦傷性アクリル等、光の拡散を防止できる性質を持つものを用いれば、光透過性板の保護とともに、外部からの光で光透過性板が発光することを防ぐことができ、光透過性板の透明感がより増す。車体装着用の発光装飾体の場合には、上述した間隙部分を塞がないように保護層を設ける。
光透過性板の端縁部の一部にのみ光源を設置した場合には、光源を設置した端面と反対側の端面に反射材を設置してもよい。この場合には、入光した光が反対側の端面から抜け出ずに反射材により、反射する。そのため、その反射光によっても粗面で光拡散が起こり、粗面がより強く発光する。反射材としては、例えば、鏡面に形成したステン板やアルミ板等を用いることができる。
本発明の光透過性板は、光を透過する透明な板材であればよく、例えばガラス、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などからなる透明板を挙げることができる。透明合成樹脂板を用いれば、発光装飾体の軽量化を図ることができるとともに、破損による危険性を小さくすることができるため、車体装着用に特に好ましい。ここでいう透明には、無色透明の他、有色透明が含まれる。また、光源から入光した光が粗面に達し、光拡散を生じるものであればよいため、このようなものであれば、半透明の板材であってもよい。有色透明の光透過性板としては、例えば集光性蛍光染料を含有するアクリル板などを挙げることができる。また、裁断して装飾図形を形成した光透過性板は、中に空洞部を有し、その空洞部に水あるいは油を封入させてなるものであってもよい。
本発明における光源としては蛍光灯、発光ダイオード等の低温の照明器具を用いることができる。また、高温の照明でも、熱の影響がない距離に設置して用いることができる。光源と光透過性板との距離が広い場合には、照射角度の狭い照明を用いることが好ましい。光源は複数であっても良い。多色発光ダイオードを用いれば、光透過性板の発光色を適宜変更することができるため、より多様な表現が可能になる。すなわち、発光装飾体を構成する光透過性板が無色であっても、多色発光ダイオードを用いて、多彩な色に輝く装飾体を提供することができる。光源は公知の方法で光透過性板の端縁部に設置することができる。光源は、前記板の端縁部の任意の場所に設置することができ、また複数設置しても良い。例えば発光装飾体が、長方形状の光透過性板を有する場合、光源はどの辺に設けられても良く、また全ての辺に設けられても良い。本発明の発光装飾体を車体装着用として用いる場合は、光源は前記板の一端にのみ設けることが好ましい。
光源への電気の供給は公知の方法で行うことができる。例えば発光装飾体が車体装着用である場合、光源への電気の供給は、車体設備の電源を利用して行ってもよく、または、電池内蔵式とすることにより行ってもよい。また、本発明の発光装飾体に含まれる、裁断して装飾図形を形成した光透過性板、あるいは該板を貫通する線による線画が施された光透過性板は、太陽光によってもその粗面が強く輝くため、野外で用いる場合には、光源を設けずに用いてもよい。また、前記光透過性板の端縁部に直接光源を設けなくても、高温で照射角度の狭い照明を、熱の影響がない距離に置き、鏡面仕上げした前記板の端面に光を照射することによって、粗面を強く発光させることも可能である。
光源を収納する収納部を設ける場合、収納部の材質は、光の反射性に優れている、透光性のないものが好ましく、例えばステンレス材、メッキ処理した樹脂材等を挙げることができるが、これに限られない。
光源としては、常時同じ照度で光を照射するものの他、点滅・スロープ点滅するものなどを用いることもでき、またこれらを組み合わせて用いても良い。また、光源から部分的に照射し、文字や絵を走らせることもできる。
発光装飾体の形状は、様々な形に形成されることができる。また、発光装飾体を構成する光透過性板は複数であっても良い。例えば、複数の光透過性板を組み合わせて立方体や三角錐等の形状とし、これを含む発光装飾体とすることも可能である。また、様々な形に形成した光透過性板を用いることもできる。車体装着用の発光装飾体の場合、取り付け場所がバンパーやナンバープレートの背面であれば、平板状の形状が取り付けやすいため好適である。一方、ルーフ等の、風をより強く受ける箇所に取り付ける場合には、その形状自体が空気抵抗の小さいものであることがより好ましい。例えば、発光装飾体に含まれる光透過性板を半円柱状に形成し、円弧がフロント側となるようにして車体に装着するなど、光透過性板の板面が曲面となるように形成することがより好ましい。
色には、有彩色のほかに白色も含まれる。例えば無色透明の板に白色光を照射し、粗面を白色に発光させても良い。
本発明の発光装飾体は、車のルーフ看板、タクシーの行灯等の車外表示灯や、車体の装飾プレート等、車体装着用に用いることができるほか、看板、ディスプレー、表札、オブジェ、ショーケース、照明器具、玩具、写真立て、非常口灯など、様々な目的で使用することができる。
本発明に係る発光装飾体の一実施例の正面図である。 図1に示す発光装飾体のA−A’拡大断面図である。 本体と別パーツの正面図(A)及びA−A’断面図(B)である。 本体と別パーツの他の構成態様を示す断面図である。 裁断により装飾図形を形成した光透過性板の一実施例を示す図である。 切断角度を説明する図である。
符号の説明
1 発光装飾体
2 光透過性板
3 光源
4 貫通孔による装飾図形
5 光源と対向する光透過性板の端面
6 収納部
7 ステンレス板(光透過性板の正面側)
8 ステンレス板(光透過性板の背面側)
9 貫通孔(ステンレス板と光透過性板を貫通する孔)
10 ボルト
11 ナット
12 貫通孔(ステンレス板を貫通する孔)
13 本体
14 別パーツ
15 別パーツの貫通孔
16 外側のライン
17 内側のライン
18 ジョイント部分
19 支持体
20 アルファベット文字
21 文字線で囲われた部分

Claims (5)

  1. 裁断して装飾図形を形成した光透過性板と、前記板の端縁部の少なくとも一部に設置された光源とを有し、光源と対向する箇所を除く前記板の裁断面の少なくとも一部が粗面として形成され、前記光源から発光された光が、光源と対向する前記板の端面から入光することにより、前記粗面に形成した箇所が他の箇所より強く発光することを特徴とする、発光装飾体。
  2. 前記発光装飾体が車体装着用であって、前記光透過性板が透明合成樹脂板であることを特徴とする、請求項1に記載の発光装飾体。
  3. 前記裁断により形成された装飾図形が、前記板に施された貫通孔による装飾図形であることを特徴とする、請求項2に記載の発光装飾体。
  4. 光透過性板と、前記板の端縁部の少なくとも一部に設置された光源とを有し、前記板には、該板を貫通する線による線画が施され、前記線による前記板の切断壁の少なくとも一部は、粗面として形成されており、
    前記光源から発光された光が、光源と対向する前記板の端面から入光することにより、前記粗面が他の箇所より強く発光し、前記板に線画による装飾図形が発光表示されることを特徴とする発光装飾体。
  5. 前記光透過性板の表面に保護層を設けることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の発光装飾体。
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