JP2000330490A - 多色標識 - Google Patents

多色標識

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JP2000330490A
JP2000330490A JP11142722A JP14272299A JP2000330490A JP 2000330490 A JP2000330490 A JP 2000330490A JP 11142722 A JP11142722 A JP 11142722A JP 14272299 A JP14272299 A JP 14272299A JP 2000330490 A JP2000330490 A JP 2000330490A
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JP11142722A
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Atsushi Ikui
敦 生井
Eiji Nishimoto
英二 西本
Hiroto Komiyama
弘人 小宮山
Yutaka Sato
豊 佐藤
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NAKAJIMA ALL PREC KK
Furukawa Electric Co Ltd
Nakajima All Precision Co Ltd
Furukawa Altec Co Ltd
Original Assignee
NAKAJIMA ALL PREC KK
Furukawa Electric Co Ltd
Nakajima All Precision Co Ltd
Furukawa Altec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の色の表示の他の色とのコントラストが
より小きく見えるようにして、より視認性に富む多色標
識を提供すること。 【解決手段】 透明な正面板40を有するケース4内
に、導光板10の周囲に当該導光板10を照らす照明具
11を有する複数の表示具1,2・・・を、それらの導
光板10が前記正面板40とほぼ平行して順に重なる状
態に設け、正面側の表示具1の導光板10の一部には、
文字,記号又は図形等の表示物12を表すための所定形
状の色彩13を表示し、他の表示具2の導光板10の背
面には、正面側の表示具1の導光板10の他の一部を通
じて前方に表れ、かつ正面側の表示具1の色彩12とは
異なる色彩20を表示することにより、一方の導光板の
色彩が他方の導光板の色彩に対しより強く浮き上がって
見えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二色以上の色によ
って特定事項を表示する多色標識に関するものであり、
さらに具体的には、周囲に照明具を有する導光板を使用
したエッジライト構造の多色標識に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のエッジライト構造の多色標識
(道路標識)は、例えば特開平8−41831号公報や
特開平8−41832号公報に記載されているように、
周囲に照明具を有するエッジライト構造の導光板の背面
側へ平行に重なるように反射板を設置するとともに、導
光板の正面側へ平行に重なるように表示板を設置したも
のが使用されている。表示板は、例えば白色メタクリル
板の正面に文字や図形等の表示物を切り抜いた着色メタ
クリル板を接着したもである。あるいは、着色メタクリ
ル板に文字や図形等の表示物を切り抜き、この切り抜き
部分にその切り抜き形状に裁断した白色メタクリル板を
埋め込んたものも使用される。前述の表示板,エッジラ
イト構造の導光板及び反射板は、透明な正面板を有する
ケース内へ前記表示板が正面板と平行に重なる状態で収
容される。
【0003】以上のように構成された多色標識は、照明
具を点灯させて導光板を照らすと、その光は導光板に入
り、一部は導光板の反射面(背面側)で反射して放射面
(正面)から正面側に放射され、他の一部は反射板で反
射されて導光板を経て正面側に放射される。このよう
に、導光板の放射面から放射される照明具の光により、
文字や図形等の表示物が白色で正面側に表れ、正面側に
おけるその周囲に着色メタクリル板の色がその背景とし
て表れる。文字等の表示物を着色メタクリル板の色で表
し、背景を白色で表すこともある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の多色標
識は、一枚の導光板によって異なる色彩の背景と文字等
の表示物とを表示するので、表示物と背景との光のコン
トラストが小さく、表示物の視認性が劣る欠点があっ
た。本発明の目的は、より視認性に富む多色標識を提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多色標識
は、前述の課題を解決するため以下のように構成したも
のである。すなわち、請求項1に記載の多色標識は、透
明な正面板40を有するケース4内に、導光板10の周
囲に当該導光板10を照らす照明具11を有する複数の
表示具1,2・・・を、それらの導光板10が前記正面
板40とほぼ平行して順に重なる状態に設け、正面側の
表示具1の導光板10の一部には、文字,記号又は図形
等の表示物12を表すための所定形状の色彩13を表示
し、他の表示具2の導光板10の背面には、正面側の表
示具1の導光板10の他の一部を通じて前方に表れ、か
つ正面側の表示具1の色彩13とは異なる色彩20を表
示したことを特徴としている。
【0006】請求項2に記載の多色標識は、請求項1に
記載の多色標識において、他の表示具2が複数である場
合に、それらの表示具2における各導光板10の色彩2
0が互いに異なる色であることを特徴としている。
【0007】請求項3に記載の多色標識は、請求項1又
は2に記載の多色標識において、各表示具1,2・・・
の照明具11が多数の発光ダイオードであることを特徴
としている。
【0008】請求項4に記載の多色標識は、請求項1〜
3のいずれかの多色標識において、各表示具1,2・・
・の照明具11の照射表面が、当該表示部1,2・・・
の導光板10に表示された色彩13,20と同じ色であ
ることを特徴としている。
【0009】請求項5に記載の多色標識は、請求項1〜
4の多色標識において、正面側の表示具1の導光板10
における色彩13は、当該導光板10の背面に表示され
ていることを特徴としている。
【0010】請求項6に記載の多色標識は、請求項5に
記載の多色標識において、正面側の表示具1の導光板1
0に表示された色彩13が、前記表示物12の部分に表
示されていることを特徴とする、請求項5に記載の多色
標識。
【0011】請求項7に記載の多色標識は、請求項1〜
5のいずれかの多色標識において、正面側の表示具1の
表示物12は無色であり、当該表示具1の導光板10に
表示された色彩13は、前記表示物12を囲む領域に表
示されていることを特徴としている。
【0012】請求項8に記載の多色標識は、請求項1〜
7のいずれかの多色標識において、正面側の導光板10
の色彩13が、着色された反射シート又は反射性塗料に
よって表示されていることを特徴としている。
【0013】請求項9に記載の多色標識は、請求項8の
多色標識において、背面側の表示具2における導光板1
0の色彩20が、無数のドット状に表示されていること
を特徴としている。
【0014】請求項10に記載の多色標識は、請求項9
の多色標識において、ケース4の背面板41の内面が、
背面側の表示具2における導光板10の色彩20と同色
の反射面であることを特徴とする、請求項請求項9に記
載の多色標識。
【0015】請求項11に記載の多色標識は、請求項1
〜10のいずれかの多色標識において、各表示具1,2
・・・の照明具11の両側に、当該照明具11の光を当
該表示具1,2・・・の導光板10の中央方向へガイド
するガイド板14が設けられていることを特徴としてい
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら本発明に
係る多色標識の好適な実施形態を説明する。 第1実施形態 図1は本発明に係る多色標識の第1実施形態を示す図
で、ケースの正面板を外した状態の正面図、図2は図1
の多色標識の中央部を縦断した状態の部分拡大断面図、
図3は図1の多色標識における背面側の導光板の背面
図、図4は図1の多色標識の背面図である。
【0017】4はケースであり、このケース4は正面か
ら見てほぼ正三角形に形成された不透明材質の縁枠42
と、縁枠42の前面に取付けられた透明な正面板40
と、縁枠42の背面側に取付けられた背面板41とから
構成されている。この実施形態において、縁枠42は各
三つの直線部の縁枠42aとコーナ部の縁枠42bとか
ら構成されている。直線部の縁枠42aはアルミニウム
合金製、コーナ部の縁枠42bは合成樹脂(ABS又は
AES)製、正面板40は合成樹脂(ポリカーボネート
又はアクリル)製、背面板41はアルミニウム合金製で
ある。ケース4の背面板41の背面には、図2及び図4
で示されているように、アルミニウム又はその合金製の
押出し材からなる二本の取付金具43が水平に平行する
ように、溶接又はビス止めにより固定されている。この
取付金具43は、標識を図示しない支柱へ取り付けるた
めの金具であって、この実施形態では、図示しないボル
トの頭部が抜け止め状に挿入されるような蟻溝43aが
その長さ方向に沿って形成されている。
【0018】ケース4内には、図2で示すように導光板
10の周囲に当該導光板10を照らす照明具11をそれ
ぞれ備えた複数の表示具1,2が収容されている。各導
光板10は、照明具11から照射される光を導いて正面
側(図2の左側)に放射し得るように透明な合成樹脂か
らなり、この実施形態では透明なアクリル樹脂が使用さ
れている。各表示具1,2の照明具11には、例えば棒
状の蛍光灯を使用することができるが、この実施形態で
は、消費電力が小さくかつ長寿命で故障が発生し難い発
光ダイオード(LED)が使用され、LEDを各導光板
10周囲に当該導光板10の中央方向へ向けて一定の狭
いピッチで多数配置している。各LEDには、標識が取
付けられている図示しない支柱の上端部に取り付けられ
た図示しない太陽電池より、図4に示す電源コード5を
通じて通電されるようになっている。
【0019】ケース4の正面板40と各表示具1,2の
導光板10は、それぞれ小さな間隙を介して互いに平行
に重なるように配置されている。この実施形態では、背
面板41の周縁寄り位置に外側から内側に突入するよう
に、所定の間隔で取付用のボルト44を取外し可能に貫
通させ、各ボルト44をそれぞれに形成された孔又は切
欠部に通す要領で、スペーサを兼ねたワッシャ44a,
44b、ガイド板14’、背面側の表示具2の導光板1
0、ガイド板14、正面側の表示具1の導光板10、ガ
イド板14、及び正面板40を背面板41の内側へ順に
重ね、正面板40の側の周縁寄り位置に突出したボルト
44の軸端部へワッシャ45aを介してナット45を締
め付けることにより、各導光板10,10を背面板41
に取り付けている。
【0020】背面板41側寄りのガイド板14’の外周
端部には、アングル状に曲げられて照明具11の取付ベ
ース14aが形成されている。各導光板10に対応する
ように多数のLEDが配列状に取り付けられた支持基板
15を、各LEDがガイド板14,14’相互の間に位
置する状態で、前記取付ベース14aにボルト16とナ
ット17で固定することにより、LEDからなる照明具
11をそれぞれの導光板10へ対応するように取り付け
ている。ガイド板14,14’は、LEDからなる照明
具11の光を拡散させずに対応する導光板10の中央方
向へ導くようにガイドするとともに、それぞれの部分で
スペーサを兼ねている。
【0021】以上のように、ケース4の正面板40,背
面板41及び各表示具1,2からなるキットを組み立て
た後、背面板41の周縁寄り部分を、縁枠42の背面側
に形成された内向きフランジ42cへ図示しないシール
材を介してネジ46で締め付けて標識を組み立ててい
る。前述のように、背面板41の周縁部を縁枠42の背
面側の内向きフランジ42cへネジ止めすると、縁枠4
2の正面側の内向きフランジ42dへシール材47を介
して正面板40が押し付けられるようになっている。
【0022】表面側の表示具1の導光板10には、背面
の一部に文字や記号及び図形等の表示物12を表すため
の色彩13(白)が所定形状に表示されている。この実
施形態では、図1の細縦線部分で示してあるように、表
示物12は中央部の「止まれ」の文字と、その周囲の縁
枠42の内側に沿って平行する逆三角形の縁取りの部分
とからなり、これらの表示物12と対応するように裁断
した白色の反射シート(再帰性反射シート)を、正面側
に向けて導光板10の背面に貼り付けることにより色彩
13を表示している。色彩13は、特定の色の反射シー
トを貼ることに代えて、反射性の塗料によって表示する
ことができる。
【0023】背面側の表示具2の導光板10には、裏面
に赤色の半透明塗料を所定の間隔で密にドット印刷する
ことにより色彩20が表示されている。この色彩20
は、正面側に位置する表示具10の色彩13以外の部分
を通じて前方に表れる。色彩20を表示するには、反射
性の塗料や特定の色の反射シート(再帰性)を使用する
ことができる。色彩13,20を表示するのに再帰性反
射シートを用いた場合は、照明の電源がきれた場合にお
いても視認性を有する。色彩20をドット状に表示した
のは、照明具11の光をより多く導光板10の中央部ま
で到達させて明るくするためであり、導光板10の裏面
全面に塗料を定着させると照明具11の光が導光板10
の中央部まで届き難い。ケース4の背面板41の内面
は、色彩20と同じ赤色の反射面41aとなっている。
この実施形態では、背面板41の内側に赤色の反射シー
ト(再帰性)を正面側に向けて貼ることにより、前記反
射面41aを形成している。
【0024】正面側の表示具1の照明具11を形成する
各LEDの照射表面は、当該表示具1の導光板10に表
示された色彩13と同色であり、背面側の表示具2の照
明具11を形成する各LEDの照射表面は、当該表示具
2の導光板10に表示された色彩21と同色である。
【0025】第1実施形態の多色標識によれば、夜間に
照明具11を点灯して使用する際、各表示具1,2の照
明具11の光は、当該表示具1,2の導光板10を通じ
てそれらの正面側に放射され、赤色の背景中に前記「止
まれ」の文字と逆三角形の輪郭図形とが正面に白色で表
れる。
【0026】第1実施形態の多色標識は、表示物12を
かたどった色彩13と、他の色彩20とが各別の導光板
10に表示され、それらが各別の照明具11によって照
らし出され、色彩20の中に表示物12の色彩が浮き出
たように見えるので、従来の多色標識よりも視認性がよ
り高まる。第2に、照明具11が発光ダイオードである
ので、消費電力が小さくかつ長寿命で故障が少ない。第
3に、各表示具1,2の導光板10,10に表示された
色彩13,20と、それらの導光板10を照らす照明具
11の照射表面の色が同じであるため、各色彩13,2
0がより鮮明に視認でき、さらに視認性が高まる。第4
に、正面側の導光板10の色彩13が、当該導光板10
の背面に表示されていて、当該導光板10の周囲に設置
されている照明具11の光が色彩13の面から反射する
ので、視認性が一層高まる。第5に、正面側の導光板1
0の色彩13が表示物12の部分に表示されているの
で、他の導光板10の色彩20が当該表示物12の背景
の色として表れる。第6に、正面側の導光板10の色彩
13が反射シートであるので、当該導光板10に付属す
る照明具の光が色彩13の面から正面側に反射し、色彩
13の部分の視認性がさらに一層高まる。第6に、背面
側の表示具2における導光板10の色彩20は、無数の
ドット状に表示されているので、当該表示具2の照明具
11の光が導光板10の中央部まで届き、導光板10を
よりよく照らすことができる。第7に、ケース4の背面
板41の内面は、背面側の表示具2における導光板10
の色彩20と同色の反射面であるので、背面側の導光板
10の色彩20がより強く浮き立って見え、視認性がさ
らに一層高まる。第8に、各表示具1,2の照明具11
の両側には、当該正面具11の光を当該表示具1,2の
導光板10の中央方向へガイドするガイド板14が設け
られているので、それぞれの照明具11の光が対応する
導光板10以外の部分に拡散しにくく、導光板10をよ
りよく照らすことができる。
【0027】第2実施形態 図5はこの発明に係る多色標識の第2実施形態を示す図
で、ケースの正面板を除いた状態の斜視図、図6は図5
の多色標識のケースの縁枠を除いた状態の部分拡大断面
図である。
【0028】この実施形態では、図6のように、透明な
正面板40と平行して各導光板10が小さい間隙を介し
て順に重なるように3セットの表示具1,2,3が設置
されている。背面板41、各ガイド板14,14’、各
導光板10、表面板40及び各照明具11の組み立て及
び取り付け要領等、並びに以下説明する事項以外の構成
は第1実施形態の多色標識とほぼ同様である。
【0029】正面側の表示具1の導光板10の背面に
は、青色の反射シートを図5で示す表示物12に対応す
る形状に裁断して定着させることにより、色彩13が表
示されている。表示物12は、図5で示す細横線部の図
形と「横断禁止」の文字部分である。次の表示具2の導
光板10の背面には、図5の表示物12を囲む周囲の無
地部分である色彩20が、白色の反射シートを裁断して
定着させることにより表示されている。白色の反射シー
トは、表示物12と重なる部分を含むように裁断され
る。最も背面側の表示具3の導光板10の背面には、赤
色の塗料を一定のピッチで密にドット印刷することによ
り他の色彩20が表示されている。背面板41の内面
は、赤色の反射シートを貼り付けることにより赤色の反
射面41aとされている。
【0030】第2実施形態の多色標識では、各表示具
1,2,3の照明具11を点灯すると、表示具1の導光
板10の青色の色彩13の部分が図5のように表示物1
2として正面側に表れ、図5の表示物12を囲む周囲の
無地のに二番目の導光板10の白の色彩20が表れ、最
も背面側の導光板10の色彩20は、図5の標識の細斜
線で示す図形部分に表れる。この実施形態の多色標識で
は、一つの標識で3色表示するので3セットの表示具
1,2,3を使用したが、4色以上を表示する多色標識
の場合には4セット以上の表示具を重ねて使用すること
ができる。この実施形態の標識の他の作用,効果は、第
1実施形態の多色標識とほぼ同様なのでそれらの説明は
省略する。
【0031】その他の実施形態 第1実施形態の多色標識の変形形態として、例えば図1
の細縦線部である「止まれ」の文字部分と、その外周の
逆三角形輪郭部分からなる表示物12の部分を切り抜い
た白色(又は、図2の色彩20とは異なる色)の反射シ
ートを、図2の表示具1の導光板10の背面に貼って色
彩13を表示し、背面側の表示具2の導光板10の背面
に第1実施形態と同様な色彩20を表示することができ
る。このような形態では第1実施形態の場合とは逆に、
図2の各照明具11を点灯することにより、表示物12
である図1の細縦線部は赤色で表れ、その他の部分は白
色で表れる。
【0032】前述のように、正面側の導光板10の裏面
において、表示物12の部分を除く他の部分に色彩13
を表示することは、第2実施形態の多色標識についても
実施することができる。例えば第2実施形態において、
表面側の導光板10の背面に、図5の表示物12の部分
を切り抜いた無地部分に相当する形状の白色の反射シー
トを貼って色彩13を表示し、中央の導光板10の背面
には、図5の細斜線部の形状に裁断した赤色の反射シー
トを貼ることにより色彩20を表示し、背面側の導光板
10の背面には青色の塗料をドット印刷することによっ
て色彩20を表示し、背面板41の内側面を青色の反射
面41aとすることができる。このような形態では、各
照明具11を点灯させることにより、図5の表示部12
は青色で表れ、同図の細斜線部分は赤色で表れ、無地部
分は白色で表れる。
【0033】第1実施形態の多色標識の変形形態とし
て、以下のような標識を構成しても実施することができ
る。例えば白色の反射シートを、図7の文字である表示
物12の縁取り部分(細縦線部)と、縁枠42と平行な
外周部の逆三角形輪郭(細縦線部)をなす表示物12と
を除いた形状に裁断し、この反射シートを表面側の導光
板10の背面に貼って色彩13を表示し、他の構成は第
1実施形態の多色標識と同様とする。このような形態の
標識は、各照明具11を点灯することにより、図7の表
示物12の中の文字は中を白にした赤色の縁取り状に表
れ、外周の逆三角形輪郭部である表示物12は赤色で表
れる。
【0034】表面側の表示具1の導光板10における色
彩13は、導光板10の正面側に表示されていてもよ
い。また、当該導光板10に表示される色彩13は二色
であっても実施することができる。いずれの場合でも、
表示具1の導光板10の色彩13と、他の表示具2の色
彩20とはそれぞれ異なっていることが必要である。
【0035】
【発明の効果】請求項1,2及び請求項6,7に記載の
発明に係る多色標識は、表示物12をかたどった色彩1
3と、この色彩13は異なる色の色彩20とが各別の導
光板10に表示され、それらが各別の照明具11によっ
て照らし出され、色彩20の中に表示物12の色彩がよ
り強く浮き出たように見えるので、従来の多色標識と比
べて視認性がよい。
【0036】請求項3の発明に係る多色標識は、照明具
11が発光ダイオードであるので、消費電力が小さくか
つ長寿命で故障が少ない。
【0037】請求項4の発明に係る多色標識は、各表示
具1,2の導光板10,10に表示された色彩13,2
0と、それらの導光板10を照らす照明具11の照射表
面の色が同じであるため、各色彩13,20がより鮮明
に視認でき、さらに視認性が高まる。
【0038】請求項5の発明に係る多色標識は、正面側
の導光板10の色彩13が、当該導光板10の背面に表
示されていて、当該導光板10の周囲に設置されている
照明具11の光が色彩13の面から反射するので、視認
性が一層高まる。
【0039】請求項8の発明に係る多色標識は、正面側
の導光板10の色彩13が反射性を有するので、当該導
光板10に付属する照明具11の光が色彩13の面から
正面側に反射し、色彩13の部分の視認性がさらに一層
高まる。
【0040】請求項9の発明に係る多色標識は、背面側
の表示具2における導光板10の色彩20が、無数のド
ット状に表示されているので、当該表示具2の照明具1
1の光が導光板10の中央部まで届き、導光板10をよ
りよく照らすことができる。
【0041】請求項10の発明に係る多色標識は、ケー
ス4の背面板41の内面が、背面側の表示具2における
導光板10の色彩20と同色の反射面であるので、背面
側の導光板10の色彩20がより強く浮き立って見え、
視認性がさらに一層高まる。
【0042】請求項11の発明に係る多色標識は、各表
示具1,2の照明具11の両側には、当該照明具11の
光を当該表示具1,2の導光板10の中央方向へガイド
するガイド板14が設けられているので、それぞれの照
明具11の光が対応する導光板10以外の部分に拡散し
にくく、導光板10をよりよく照らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多色標識の第1実施形態を示す図
で、ケースの正面板を外した状態の正面図である。
【図2】図1の多色標識の中央部を縦断した状態の部分
拡大断面図である。
【図3】図1の多色標識における背面側の導光板の背面
図である。
【図4】図1の多色標識の背面図である。
【図5】本発明に係る多色標識の第2実施形態を示す図
で、ケースの正面板を除いた状態の斜視図である。
【図6】図5の多色標識のケースの縁枠を除いた状態の
部分拡大断面図である。
【図7】本発明に係る多色標識のさらに他の実施形態を
示す図で、ケースの正面板を除いた状態の部分正面図で
ある。
【符号の説明】
1,2,3 表示具 10 導光板 11 照明具 12 表示物 13,20 色彩14,14’ ガイド板 14a 取付ベース 15 支持基板 16 ボルト 17 ナット 4 ケース 40 正面板 41 背面板 41a 反射面 42 縁枠 42a 直線部の縁枠 42b コーナ部の縁枠 42c,42d 内向きフランジ 43 取付金具 43a あり溝 44 ボルト 44a,44b ワッシャを兼ねたスペーサ 45 ナット 45a ワッシャ 46 ネジ 47 シール材 5 電源コード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 生井 敦 東京都千代田区内神田2丁目16番8号 古 河アルテック株式会社内 (72)発明者 西本 英二 東京都千代田区内神田2丁目16番8号 古 河アルテック株式会社内 (72)発明者 小宮山 弘人 長野県埴科郡坂城町上五明1480番地 中島 オールプリシジョン株式会社内 (72)発明者 佐藤 豊 長野県埴科郡坂城町上五明1480番地 中島 オールプリシジョン株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA11 BA01 CA03 CA05 DA05 EA02 EA03 EB04 EB05 EB15 EB22 EB37 GA03 5C096 AA01 BA02 BC12 CA14 CA35 CB07 CC06 CC21 CD03 CD24 CD53 FA03

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な正面板40を有するケース4内
    に、導光板10の周囲に当該導光板10を照らす照明具
    11を有する複数の表示具1,2・・・を、それらの導
    光板10が前記正面板40とほぼ平行して順に重なる状
    態に設け、 正面側の表示具1の導光板10の一部には、文字,記号
    又は図形等の表示物12を表すための所定形状の色彩1
    3を表示し、 他の表示具2の導光板10の背面には、正面側の表示具
    1の導光板10の他の一部を通じて前方に表れ、かつ正
    面側の表示具1の色彩13とは異なる色彩20を表示し
    たことを特徴とする、多色標識。
  2. 【請求項2】 他の表示具2が複数である場合に、それ
    らの表示具2における各導光板10の色彩20は互いに
    異なる色であることを特徴とする、請求項1に記載の多
    色標識。
  3. 【請求項3】 各表示具1,2・・・の照明具11は多
    数の発光ダイオードであることを特徴とする、請求項1
    又は2に記載の多色標識。
  4. 【請求項4】 各表示具1,2・・・の照明具11の照
    射表面は、当該表示部1,2・・・の導光板10に表示
    された色彩13,20と同じ色であることを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の多色標識。
  5. 【請求項5】 正面側の表示具1の導光板10における
    色彩13は、当該導光板10の背面に表示されているこ
    とを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の多色
    標識。
  6. 【請求項6】 正面側の表示具1の導光板10に表示さ
    れた色彩13は、前記表示物12の部分に表示されてい
    ることを特徴とする、請求項5に記載の多色標識。
  7. 【請求項7】 正面側の表示具1の表示物12は無色で
    あり、当該表示具1の導光板10に表示された色彩13
    は、前記表示物12を囲む領域に表示されていることを
    特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の多色標
    識。
  8. 【請求項8】 正面側の導光板10の色彩13は、着色
    された反射シート又は反射性塗料によって表示されてい
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の
    多色標識。
  9. 【請求項9】 背面側の表示具2における導光板10の
    色彩20は、無数のドット状に表示されていることを特
    徴とする、請求項8に記載の多色標識。
  10. 【請求項10】 ケース4の背面板41の内面は、背面
    側の表示具2における導光板10の色彩20と同色の反
    射面であることを特徴とする、請求項9に記載の多色標
    識。
  11. 【請求項11】 各表示具1,2・・・の照明具11の
    両側には、当該照明具11の光を当該表示具1,2・・
    ・の導光板10の中央方向へガイドするガイド板14,
    14’が設けられていることを特徴とする、請求項1〜
    10のいずれかに記載の多色標識。
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