JP2005077714A - ズームレンズユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を実現できることはもとより、偏心誤差や傾き誤差が生じ難く、レンズをスムースに移動でき、安定な位置調整を実現できるズームレンズユニットを提供する。
【解決手段】回転体141が回転駆動され、第1の被係止部163および第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aおよび第2面142bを安定して案内され、回転体141は、回転軸1411が先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされている。これにより、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を高く保つことが可能で、精度の高いレンズ駆動を実現できる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、レンズ位置を調整するためのカム装置を有し、1または複数のレンズ群を光軸方向に進退させて変倍動作を行うズームレンズユニットに係り、撮像素子を用いたデジタルスチルカメラや携帯電話搭載カメラ、携帯情報端末搭載カメラといった全長の規制の厳しく、特に、携帯電話機等にも搭載可能な好適なズームレンズユニットに関するものである。
カム装置を有するズームレンズユニットとしては、たとえばカム溝を有するカム環の回転運動によって、レンズ群を光軸方向に移動させるズームレンズ鏡筒が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載されたズームレンズ鏡筒は、いわゆるダブルヘリコイロド方式のレンズ鏡筒であって、カメラボディに固定され内径にヘリコイドねじを有する固定枠と、固定枠の内径と螺合し、内径にヘリコイドねじ、またはカム溝を設け、光軸方向に移動可能な第1移動枠と、第1移動枠体の内径と螺合し、一群レンズ枠と一体化している第2移動枠と、第1移動枠から直接回転力を受け内径に片当てカムを有するカム枠と、固定枠内径の直進キー溝により回転を拘束され、第1移動枠と一体となって移動し、カム枠案内用のカム穴を有する直進枠により構成される。
特開平8−313784号公報
ところで、近年、情報の多様化に伴い、携帯電話機や携帯情報端末に撮像レンズが搭載され、また、情報伝達速度の向上により画像の情報量も急速に増大しつつある。そして、既に固定焦点レンズが搭載され、変倍レンズを搭載した携帯端末が種々提案されている。
この種の携帯装置である携帯電話機や携帯情報端末等にカメラモジュールを搭載するためには、光学(レンズ)系は極めてコンパクトで、しかも構成が可能な限り簡単で、小型ゆえに組み立て簡単なものである必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載されたズームレンズ鏡筒は、基本的に全体にレンズ群を固定枠で包含させるような構成を有し、また、ネジにより螺合関係をもってレンズ移動枠を移動させるものであることから、小型化には限界があり、また、螺合させる必要があることから、構成が複雑で、組み立ても煩雑な手間を要する。
また、小型化に伴い、CCDやCMOSセンサ等からなる撮像素子も小さくなり、焦点距離、レンズ、レンズ枠等の全てが小さくなる。その結果、レンズユニットに要求される精度も厳しいものとなる。
したがって、銀塩フィルムカメラ等で問題とならなかった光軸方向の誤差や、偏心誤差、傾き誤差が光学的性能に与える影響が大きくなる。
このような事情にもかかわらず、上記特許文献1に記載されたズームレンズ鏡筒では、カム環に変形が生じ易くなるために、偏心誤差や傾き誤差が生じ易く、また、レンズのスムースな移動を妨げる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、小型化を実現できることはもとより、偏心誤差や傾き誤差が生じ難く、レンズをスムースに移動でき、安定な位置調整を実現できるズームレンズユニットを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の観点は、固定の第1レンズ群と、光軸上を移動する少なくとも第2レンズ群が光軸上で順に配置されたズームレンズユニットであって、上記第2レンズ群の移動領域において、上記第2レンズ群を上記光軸に略平行な方向に案内する少なくとも一つのガイド軸と、上記第2レンズ群を収容し、上記光軸に略直交する方向に延びる被係止部と上記ガイド軸を案内される被ガイド部とが形成されたレンズ移動枠体と、上記第2レンズ群の移動領域に対して並列に配置され、上記レンズ移動枠体の被係止部が係止され、上記ガイド軸と略平行な軸を中心に回転可能な回転体の回転に応じて、上記レンズ移動枠体を上記ガイド軸に沿って移動させるカム装置と、を有し、上記カム装置は、上記回転体の回転軸の先端部および後端部は、それぞれ先端部軸受部および後端部軸受部ににより軸受けされており、上記先端部が、付勢手段により所定の付勢力をもって先端部軸受部に向かって付勢されて片寄せされている。
好適には、上記回転軸の先端部および後端部うち少なくとも先端部は、上記先端部軸受部に対して略点接触となるように形成されている。
好適には、上記回転軸の中心部に、上記付勢手段としての片寄せ用コイルバネが一端部が上記回転軸の先端部側の内壁に当接し、上記コイルバネと上記後端部軸受部との間には、当該後端部軸受部とで略点接触する中間体が配置されている。
好適には、上記中間体の少なくとも上記後端部軸受部と接触する側が、略球面形状を有する。
好適には、上記後端部軸受部の中間体と接触する部分が、略球面形状を有する。
好適には、第3レンズ群と、上記第3レンズ群を収容し、上記光軸に略直交する方向に延びて上記カム装置に係止される第2の被係止部と上記ガイド軸を案内される第2の被ガイド部とが形成された第2レンズ移動枠体と、上記第2レンズ群の第1レンズ移動枠体と上記2レンズ移動枠体を片寄せするように、当該第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体間に係架された弾性体と、を含む。
好適には、上記カム装置は、上記回転体の外側面に沿って当該回転体の回転に応じて回転するように形成され、上記第1の被係止部が係止され、回転に応じて当該第1の被係止部を案内する第1カム部と、上記回転体の外側面に沿って当該回転体の回転に応じて回転するように形成され、上記第2の被係止部が係止され、回転に応じて当該第2の被係止部を案内する第2カム部と、を含む。
また、好適には、上記第1カム部および上記第2カム部は、上記光軸方向において互いに対向する第1面と第2面とを有する帯状体に含むように形成され、上記第1面が上記第1カム部として機能し、上記第2面が上記第2カム部として機能する。
好適には、上記第2レンズ群のレンズ移動枠体に形成された第1の被ガイド部と、上記第2レンズ移動枠体に形成された第2の被ガイド部は、上記ガイド軸に挿入される少なくとも一つの軸受部を有する。
好適には、上記第1の被ガイド部と上記第2の被ガイド部の各々は複数の軸受部を有し、上記第1の被ガイド部の軸受部と上記第2の被ガイド部の軸受部とは、挿入されるべきガイド軸に対して、それぞれ所定間隔をおき、かつ、交互に挿入されている。
好適には、同一の被ガイド部に含まれる複数の軸受部は、異なる形状を有する。
好適には、上記ガイド軸は、所定の間隔をおいて上記第2レンズ群および第3レンズ群の移動領域に配置された第1ガイド軸および第2ガイド軸を含み、上記第1および愛2のガイド部の複数の軸受部は、上記第1ガイド軸を案内され、上記第1レンズ移動枠体には、上記第2ガイド軸を案内される第3の被ガイド部が形成され、上記第2レンズ移動枠体には、上記第2ガイド軸を案内される第4の被ガイド部が形成されている。
本発明によれば、小型化を実現でき、しかも、レンズをスムースに移動でき、安定な位置調整を実現できる利点がある。
以下、本発明の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明に係るズームレンズユニットの正面側から見た外観斜視図であり、図2は、本発明に係るズームレンズユニットの背面側から見た一部省略外観斜視図であり、図3は、本発明に係るズームレンズユニットの正面図であり、図4は、本発明に係るズームレンズユニットの上面図である。
本ズームレンズユニット10は、図に示すように、レンズ、ガイド軸、カム装置等の主要構成部を収容する固定枠体11と、第1レンズ群121、第2レンズ群122、および第3レンズ123の3群構成を有し、固定枠体11に第1レンズ群121が固定され、固定枠体11内に第2および第3レンズ群122,123が光軸上を移動可能に配置される撮像光学系12と、撮像光学系12の第2レンズ群122および第3レンズ群123を光軸に平行な方向に案内する第1ガイド軸131および第2ガイド軸132を有するガイド部13と、撮像光学系12に対して固定枠体11内において並列に配置されたカム装置14と、CCDやCMOSセンサからなる撮像素子151が撮像光学系12の一部としての光軸を含むように配置されている。
なお、図1および図2において、撮像光学系12の光軸は、図中に設定した直交座標系にZ軸方向となるように構成されており、後で詳述するように、第2レンズ群122および第3レンズ群123がカム装置14の回転に応じて光軸方向に移動(進退)される。
固定枠体11は、たとえば図1および図2中において、前面側、背面側、および下面側が開口しており、左右両側部の下面側が基台15に対して取り付けられる。そして、ガイド部13の第1ガイド軸131および第2ガイド軸132の一端部が略180°をもって対向する位置に軸支されている。
固定枠体11の上面部11aの図中左側には、撮像光学系12の第1レンズ群121を固定するために光軸方向に連通する断面が円形をなす開口部111aが形成された第1レンズ群固定枠111として機能する。
また、第1レンズ群固定枠111に並列に、カム装置14の回転体の回転軸の軸受部、や回転体に図示しないモータの回転駆動力を所定の減速比をもって伝達する歯車の輪列等が配置されるカム駆動部収納部112が一体的に形成されている。
図5は、図4のA−A線矢視方向における断面図であり、図6は、図4のB−B線矢視方向における断面図である。
以下に、上記図1〜図4に加え、図5および図6に関連付けて、本実施形態に係る撮像光学系12の具体的な構成例について説明する。
本実施形態に係る撮像光学系は、図5および6に示すように、物体側OBJSから順に配置された、負の屈折力を有する1枚構成よりなる第1レンズ群121、正および負の屈折力を有する3枚構成よりなり全体として正の屈折力を有する第2レンズ群122、負の屈折力を有する1枚構成の第3レンズ群123、基台側に設けられた撮像部124、および第2レンズ群122の物体側(第1レンズ群121側)に配置された絞り部125により構成されている。
この撮像光学系12において変倍を行う際には、第1レンズ群121、第2レンズ群122、および第3レンズ群123のうち、第2レンズ群122と第3レンズ群123が光軸上をカム装置14の回転に応じて移動する。
このように、本実施形態においては、撮像光学系12が、物体側OBJSから順に配置した第1レンズ群121が1枚構成、第2レンズ群122が3枚構成、第3レンズ群123が1枚構成の計5枚のレンズで構成されている。
第1レンズ群121は、たとえば第1面に物体側を凸面とした負の屈折力を持つメニスカスレンズ1211により構成される。
このように、第1レンズ群121を負の屈折力を持つメニスカスレンズ1211により構成することにより、ディストーションを抑えやすくなる。
第2レンズ群122は、唯一の正の屈折力を持つ群となるために、諸収差補正を行うため3枚構成を採用している。さらに、この第2レンズ群122ガラスレンズを使用すると、小さいがために通常のレンズより高価となる。そのため、コスト低減を達成するために、第2レンズ群122を構成する3枚のレンズをプラスチック製レンズにより構成している。
第2レンズ群122を構成する3枚のプラスチック製レンズは、たとえば、第1レンズ群121側(物体側)から、正のメニスカスレンズ1221、負のメニスカスレンズ1222、および正の両凸レンズ1223により構成される。
正のメニスカスレンズ1221は球面収差補正を良好に行っており、3枚の中央に位置するレンズを負のメニスカスレンズ1222とすることで、正レンズで発生する象面湾曲の補正過剰を抑制しつつ、コマ収差発生を抑えることで、性能バランスをとっており、これらにより変倍に伴う収差変動を抑え、高性能な変倍を可能としている。
第3レンズ群123は、1枚構成であるために、ここで諸収差の補正が必要となり、球面収差、コマ収差、非点収差、歪曲補正を行い、さらに、広角端における射出角の補正のためにも必要である。
第3レンズ群123は、たとえば像面側を凹とした負のレンズ1231により構成される。
本実施形態において、ピント調整(フォーカス調整)は第3レンズ群123で行っており、無限から至近にかけて撮像面側に移動する。
第3レンズ群が正レンズの場合は物体側に移動するために、特に望遠端での第2レンズ群と第3レンズ群間の距離を確保する必要がある。
本実施形態では、像面側に移動するため、望遠端での第2レンズ群122と第3レンズ群123との距離を狭めることができる。
これは、変倍光学系のコンパクト化を可能ならしめる要因の一つであり、また同じ大きさであれば、無理の無いパワー配置が可能となり、高性能化および偏心感度の低下を可能ならしめている。
基台15側に設けられる撮像部124は、第3レンズ群123側から、ガラス製の平行平面板(カバーガラス)152と、たとえばCCDあるいはCMOSセンサ等からなる撮像素子151が順に配置されている。
撮像光学系を介した被写体(物体)からの光が、撮像素子151の撮像面151a上に結像される。
以上の第1レンズ群121、第2レンズ群122、および第3レンズ群123を有する撮像光学系は、光学系全体が負、正、負のレンズ構成となっていることから、テレフォト作用を持たせるために全長短縮が可能である。
以上のような構成を有する本実施形態に係る撮像光学系12は、携帯電話機等に搭載可能なようにコンパクト化を実現している。
そして、上述したように撮像光学系12の第1レンズ群121は、第1レンズ固定枠111に固定され、さらに第2レンズ群122は第1レンズ移動枠体16に収容固定され、第3レンズ群123は第2レンズ移動枠体17に収容固定されている。
第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17が、第1ガイド軸131と第2ガイド軸132を光軸方向に案内されるように構成されている。
次に、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17の構成、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係について説明する。
図7は、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係を正面側から示す斜視図であり、図8は、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係を背面側から示す斜視図であり、図9は、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係を上面側から示す斜視図である。
なお、本実施形態においては、第1ガイド軸131は、カム装置14の近傍で若干正面側に位置するように固定枠体11に軸支され、第2ガイド軸132は、第1および第2レンズ移動枠体16,17を挟んで、略180°をもって対向し、若干背面側に位置するように固定枠体11に軸支されている。
第1レンズ移動枠体16は、3枚のレンズからなる第2レンズ群122を収容固定する関係からプラスチック等により一体的に形成された、第1レンズ群121側の第1枠体161と第3レンズ群123側の第2枠体162の2段構成となっている。
第1レンズ移動枠体16は、第1枠体161の背面側の側部から光軸に略直交する方向に延び、カム装置14の第1カム部1421に係止する板状をなす第1の被係止部163が形成されている。
第1レンズ移動枠体16は、第1の被係止部163の前面側に一体的に、第1ガイド軸131に挿通されて軸受けされ、カム装置14の回転に応じて第1ガイド軸131を案内される第1被ガイド部164が形成されている。
さらに、第1レンズ移動枠体16は、第2枠体162の所定の位置、具体的には第1の被係止部163の形成位置と略180°をもって対向する位置に、第2ガイド軸132に軸の側部から挿入し、はさみ込む形で係合し、カム装置14の回転に応じて第2ガイド軸132を案内される第3被ガイド部165が形成されている。
第2レンズ移動枠体17は、1枚のレンズからなる第1レンズ群123を収容固定する関係からプラスチック等により1段構成で形成されている。
第2レンズ移動枠体17は、背面側の側部から光軸に略直交する方向に延び、カム装置14の第2カム部1422に係止する板状をなす第2の被係止部171が形成されている。
第2レンズ移動枠体17は、第2の被係止部171の前面側に一体的に、第1ガイド軸131に挿通されて軸受けされ、カム装置14の回転に応じて第1ガイド軸131を案内される第1被ガイド部171が形成されている。
さらに、第2レンズ移動枠体17は、第1の被係止部172の形成位置と略180°をもって対向する位置に、第2ガイド軸132に軸の側部から挿入し、はさみ込む形で係合し、カム装置14の回転に応じて第2ガイド軸132を案内される第4被ガイド部173が形成されている。
そして、本実施形態では、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17は、正面側の略第1の被係止部163と第2の被係止部171の形成位置と対向する位置において、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18が係架されている。
また、本実施形態においては、第1ガイド軸131を光軸方向に案内される第1レンズ移動枠体16の第1の被ガイド部164および第2レンズ移動枠体17の第2の被ガイド部172の各々は、第1ガイド軸131による支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えるように、複数の軸受部が所定間隔をおいて形成されている。
具体的には、第1レンズ移動枠体16の第1の被ガイド部164は、光軸方向に所定間隔をおいて形成された第1軸受部1641および第2軸受部1642を有する。
同様に、第2レンズ移動枠体17の第2の被ガイド部172は、光軸方向に所定間隔をおいて形成された第3軸受部1721および第3軸受部1722を有する。
そして、第1軸受部1641、第2軸受部1642、第3軸受部1721、および第4軸受部1722は、第1ガイド軸131に対して、それぞれ所定間隔をおき、かつ、第1軸受部1641、第3軸受部1721、第2軸受部1642、および第4軸受部1722の順に挿入されている。
このように、第1軸受部1641、第2軸受部1642、第3軸受部1721、および第4軸受部1722を第1ガイド軸131に対して交互に挿入することにより、小型化を図った場合であっても、第1軸受部1641と第2軸受部1642間の間隔、および第3軸受部1721と第4軸受部1722間を間隔を十分にとることができ、支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えることができるという効果を十分に発揮することが可能となっている。
さらに、本実施形態においては、上述したように、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18を係架して、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように構成することに対応して、第1の被ガイド部164の第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状、および第2の被ガイド部172の第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状が異なるように形成されている。
すなわち、図10、図11、および図12に示すような構成を有するレンズ駆動系において、第1の被ガイド部164の第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状、および第2の被ガイド部172の第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状は、たとえば図13(A)〜(D)に示すように形成される。
具体的には、同一の第1の被ガイド部164に形成される第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状は次のように形成される。
すなわち、図11のA点にかかわる第1軸受部1641は、図13(A)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)にテーパ状の摺接部1641a,1641bが形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)に円弧状部1641cが形成されている。
これに対して、図11のC点にかかわる第2軸受部1642は、図13(B)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)にテーパ状の摺接部1642a,1642bが形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)に円弧状部1642cが形成されている。
すなわち、第1軸受部1641と第2軸受部1642は摺接部が第1ガイド軸131を挟んで反対側に位置するような形状に形成されている。
これにより、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていても、第1レンズ移動枠体16を第1ガイド軸131に対して片寄せ状態を解除し、傾かずに略軸に沿って安定に案内される。
同一の第1の被係止部172に形成される第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状は次のように形成される。
すなわち、図11のB点にかかわる第3軸受部1721は、図13(B)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)にテーパ状の摺接部1721a,1721bが形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)に円弧状部1721cが形成されている。
これに対して、図11のD点にかかわる第4軸受部1722は、図13(D)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)にテーパ状の摺接部1722a,1722bが形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)に円弧状部1722cが形成されている。
すなわち、第3軸受部1721と第4軸受部1722は摺接部が第1ガイド軸131を挟んで反対側に位置するような形状に形成されている。
これにより、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていても、第2レンズ移動枠体17を第1ガイド軸131に対して片寄せ状態を解除し、傾かずに略軸に沿って安定に案内される。
次に、本実施形態におけるカム装置14について説明する。
図14および図15は、本実施形態に係るカム装置が固定枠体に軸されている状態を示す一部切欠斜視図であり、図16は、本実施形態に係るカム装置の全体の断面構造を一部切欠いて示す斜視図であり、図17は、本実施形態に係るカム装置の軸心部の断面図である。
カム装置14は、図8等に示すように、第1ガイド軸131および第2ガイド軸132と略平行な回転軸1411を中心に回転可能な回転体141と、回転体141の外側面に沿って、回転体141の回転に応じて回転するように形成され、第1レンズ移動枠体16の第1の被係止部163が係止され、回転に応じてこの第1の被係止部163を案内する第1カム部1421と、回転体141の外側面に沿って回転体141の回転に応じて回転するように形成され、第2レンズ移動枠体17の第2の被係止部171が係止され、回転に応じて第2の被係止部171を案内する第2カム部1422と、を含む帯状体142が形成されている。
帯状体142は、光軸方向において互いに対向する第1面142aと第2面142bとを有し、第1面142aが第1カム部1421として機能し、第2面142bが第2カム部として機能する。
すなわち、帯状体142は、図8に示すように、後端部側から先端部に向かってスロープをなし、螺旋状をなすように形成されており、先端部側が第1面142a、後端部側が第2面142bを構成している。
帯状体142の幅は、第1レンズ移動体16に形成された第1の被係止部163と第2レンズ移動枠体17に形成された第2の被係止部171との光軸方向の間隔と略等しくなるように設定されている。
このような構成を有し、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていることから、第1レンズ移動体16に形成された第1の被係止部163と第2レンズ移動枠体17に形成された第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aと第2面142bとを挟み込むようにして、第1面142aと第2面142b、すなわち第1カム部1421および第2カム部1422に対して安定に係止状態を保持できるような構成となっている。
したがって、第1レンズ移動体16に形成された第1の被係止部163と第2レンズ移動枠体17に形成された第2の被係止部171を、帯状体142の第1面142aと第2面142bに対してネジ等により固定する必要もなくなり、組み立て自体も簡単となってい。
スロープを形成する帯状体142の第1面142aと第2面142bは、第1面142aと第2面142b(第1カム部または第2カム部)が案内する第1の被係止部163および第2の被係止部171が形成された第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17においてそれぞれ収容する第2レンズ群122および第3レンズ群123の機能に応じたステップをもって形成されている。
さらに、本カム装置14は、図14および図15に示すように、先端部には、図示しないモータの回転力を受けて回転する歯車1412が設けられている。
この歯車1412は、たとえば図18に示すように、図示しないモータの回転駆動力を所定の減速比をもって伝達する歯車の輪列19と噛合されている。
そして、カム装置14においては、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を出すために、図16〜図17に示すように、回転体141の回転軸1411の先端部1411aおよび後端部1411bは、それぞれ先端部軸受部143および後端部軸受部144により軸受けされており、かつ、先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされている。
本実施形態においては、回転軸1411の先端部1411aおよび後端部1411bは、先端部軸受部143および後端部軸受部144に対して略点接触となるように形成されている。
具体的には、回転軸1411の中心部において、付勢手段としての片寄せ用コイルバネ145が一端部が回転軸1411の先端部1411a側の内壁に当接し、コイルバネ145と後端部軸受部144との間には、後端部軸受部144とで略点接触する中間体146が配置されている。
中間体146は、少なくとも後端部軸受部144と接触する側が、略球面形状を有し、点接触を実現するように構成される。本実施形態では、中間体146として球体を用いている。
このように構成を有するカム装置14は、図示しないモータにより回転体141が回転駆動され、第1の被係止部163および第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aおよび第2面142bを安定して案内される。
この場合、回転体141は、回転軸1411が先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされていることから、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を高く保つことが可能で、精度の高いレンズ駆動を実現している。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像光学系が3群構成の変倍レンズとなっており、第1レンズ群121を1枚構成、第2レンズ群122を3枚構成、第3レンズ群123を1枚構成として、さらに、第2レンズ群122を3枚全てプラスチック化していることから、光学系の全長を短くでき、このことにより径最大レンズとなる第1レンズ群110におけるレンズの径も小型化でき、またコスト低減を図ることができる。
収差補正において、各レンズ群のパワー配置を最適化することでコンパクト化を達成しており、さらに第2レンズ群122と第3レンズ群123に非球面を適宜配置することで、さらにコンパクト化を実現できる。これらの条件を最適化することにより、コンパクトな変倍レンズにも関わらず高性能で、さらに歪曲を小さくすることができる利点がある。
また、本実施形態においては、ピント調整は第3レンズ群123で行っており、無限から至近にかけて撮像面側に移動するため、望遠端での第2レンズ群122と第3レンズ群123との距離を狭めることができる。これにより、変倍光学系のコンパクト化が可能となり、また同じ大きさであれば、無理の無いパワー配置が可能となり、高性能化および偏心感度低下を実現できる。
また、プラスチック製の第2レンズ群122の3枚は、正のメニスカスレンズ、負のメニスカスレンズ、正の両凸レンズ構成となっていることから、正のメニスカスレンズで球面収差補正を良好に行え、負のメニスカスレンズにおいて、正レンズで発生する像面湾曲の補正過剰を抑制でき、これと並行してコマ収差発生を押えることができる。これにより、性能バランスをとることが可能となり、変倍に伴う収差変動を抑え、高性能な変倍が可能となる利点がある。
また、各レンズ群の焦点距離(fl,f2、f3)と合成パワーの強くなる広角端の焦点距離fwとの関係において、各レンズ群のパワーバランスをとることにより、高性能でコンパクトな変倍レンズを実現することが可能となる。
撮像素子151への入射角度規制に対する射出瞳位置の条件を所望の条件に規定することにより、広画角、コンパクトでありながら、射出瞳の規制緩和を行うことが可能となる。
このように小型化(コンパクト化)を実現できる撮像光学系12を搭載するズームレンズユニット10においては、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17は、正面側の略第1の被係止部163と第2の被係止部171の形成位置と対向する位置において、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18が係架されており、また、第1ガイド軸131を光軸方向に案内される第1レンズ移動枠体16の第1の被ガイド部164および第2レンズ移動枠体17の第2の被ガイド部172の各々には、複数の軸受部が所定間隔をおいて形成されていることから、第1ガイド軸131による支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えるように、第1ガイド軸131に対して、それぞれ所定間隔をおき、かつ、第1軸受部1641、第3軸受部1721、第2軸受部1642、および第4軸受部1722の順に挿入していることから、第1軸受部1641と第2軸受部1642間の間隔、および第3軸受部1721と第4軸受部1722間を間隔を十分にとることができ、支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えることができるという効果を十分に発揮することが可能である。
さらに、本実施形態においては、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18を係架して、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように構成することに対応して、第1の被ガイド部164の第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状、および第2の被ガイド部172の第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状が異なるように形成されている。
これにより、第1レンズ移動枠16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていても、第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17を第1ガイド軸131に対して片寄せ状態を解除し、傾かずに略軸に沿って安定に案内されることが可能である。
このように構成を有するカム装置14は、図示しないモータにより回転体141が回転駆動され、第1の被係止部163および第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aおよび第2面142bを安定して案内され、回転体141は、回転軸1411が先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされていることから、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を高く保つことが可能で、精度の高いレンズ駆動を実現できる利点がある。
このように、本実施形態によれば、小型化を実現できることはもとより、偏心誤差や傾き誤差が生じ難く、レンズをスムースに移動でき、安定な位置調整を実現できるズームレンズユニットを提供することができる。
本発明に係るズームレンズユニットの正面側から見た外観斜視図である。 本発明に係るズームレンズユニットの背面側から見た一部省略外観斜視図である。 本発明に係るズームレンズユニットの正面図である。 本発明に係るズームレンズユニットの上面図である。 図4のA−A線矢視方向における断面図である。 図4のB−B線矢視方向における断面図である。 本実施形態に係る第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体、並びに第1ガイド軸と第2ガイド軸、カム装置との配置および係合関係を正面側から示す斜視図である。 本実施形態に係る第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体、並びに第1ガイド軸と第2ガイド軸、カム装置との配置および係合関係を背面側から示す斜視図である。 本実施形態に係る第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体、並びに第1ガイド軸と第2ガイド軸、カム装置との配置および係合関係を上面側から示す斜視図である。 本実施形態に係るレンズ駆動系を示す上面図であって、第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 本実施形態に係るレンズ駆動系を示す側面図であって、第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 本実施形態に係るレンズ駆動系を示す斜視図であって、第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 本実施形態に係る第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 本実施形態に係るカム装置が固定枠体に軸されている状態を上面側から示す一部切欠斜視図である。 本実施形態に係るカム装置が固定枠体に軸されている状態を下面側から示す一部切欠斜視図である。 本実施形態に係るカム装置の全体の断面構造を一部切欠いて示す斜視図である。 本実施形態に係るカム装置の軸心部の断面図である。 本実施形態に係るカム装置の軸心部および駆動部の断面図である。
符号の説明
10…ズームレンズユニット、11…固定枠体、12…撮像光学系、121…第1レンズ群、122…第2レンズ群、123…第3レンズ、13…ガイド部、131…第1ガイド軸、132…第2ガイド軸、14…カム装置、141…回転体、1411…回転軸、1411a先端部、1411b…後端部、142…帯状体、142a…第1面、142b…第2面、1421…第1カム部、1422…第2カム部、143…先端部軸受部、144…後端部軸受部、145…コイルバネ、146…中間体、15…基台、151…撮像素子151、16…第1レンズ移動枠体、161…第1枠体、162…第2枠体、163…第1の被係止部、164…第1被ガイド部、1641…第1軸受部、1642…第2軸受部、165…第3被ガイド部、17…第2レンズ移動枠体、171…第2の被係止部、172…第1の被係止部、1721…第3軸受部、1722…第4軸受部、173…第4被ガイド部、18…コイルバネ。

Claims (12)

  1. 固定の第1レンズ群と、光軸上を移動する少なくとも第2レンズ群が光軸上で順に配置されたズームレンズユニットであって、
    上記第2レンズ群の移動領域において、上記第2レンズ群を上記光軸に略平行な方向に案内する少なくとも一つのガイド軸と、
    上記第2レンズ群を収容し、上記光軸に略直交する方向に延びる被係止部と上記ガイド軸を案内される被ガイド部とが形成されたレンズ移動枠体と、
    上記第2レンズ群の移動領域に対して並列に配置され、上記レンズ移動枠体の被係止部が係止され、上記ガイド軸と略平行な軸を中心に回転可能な回転体の回転に応じて、上記レンズ移動枠体を上記ガイド軸に沿って移動させるカム装置と、
    を有し、
    上記カム装置は、
    上記回転体の回転軸の先端部および後端部は、それぞれ先端部軸受部および後端部軸受部ににより軸受けされており、上記先端部が、付勢手段により所定の付勢力をもって先端部軸受部に向かって付勢されて片寄せされている
    ことを特徴とするズームレンズユニット。
  2. 上記回転軸の先端部および後端部うち少なくとも先端部は、上記先端部軸受部に対して略点接触となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズユニット。
  3. 上記回転軸の中心部に、上記付勢手段としての片寄せ用コイルバネが一端部が上記回転軸の先端部側の内壁に当接し、上記コイルバネと上記後端部軸受部との間には、当該後端部軸受部とで略点接触する中間体が配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載のズームレンズユニット。
  4. 上記中間体の少なくとも上記後端部軸受部と接触する側が、略球面形状を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のズームレンズユニット。
  5. 上記後端部軸受部の中間体と接触する部分が、略球面形状を有する
    ことを特徴とする請求項3に記載のズームレンズユニット。
  6. 第3レンズ群と、
    上記第3レンズ群を収容し、上記光軸に略直交する方向に延びて上記カム装置に係止される第2の被係止部と上記ガイド軸を案内される第2の被ガイド部とが形成された第2レンズ移動枠体と、
    上記第2レンズ群の第1レンズ移動枠体と上記2レンズ移動枠体を片寄せするように、当該第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体間に係架された弾性体と、を含む
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一に記載のズームレンズユニット。
  7. 上記カム装置は、
    上記回転体の外側面に沿って当該回転体の回転に応じて回転するように形成され、上記第1の被係止部が係止され、回転に応じて当該第1の被係止部を案内する第1カム部と、
    上記回転体の外側面に沿って当該回転体の回転に応じて回転するように形成され、上記第2の被係止部が係止され、回転に応じて当該第2の被係止部を案内する第2カム部と、を含む
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載のズームレンズユニット。
  8. 上記第1カム部および上記第2カム部は、上記光軸方向において互いに対向する第1面と第2面とを有する帯状体に含むように形成され、上記第1面が上記第1カム部として機能し、上記第2面が上記第2カム部として機能する
    ことを特徴とする請求項7に記載のズームレンズユニット。
  9. 上記第2レンズ群のレンズ移動枠体に形成された第1の被ガイド部と、上記第2レンズ移動枠体に形成された第2の被ガイド部は、上記ガイド軸に挿入される少なくとも一つの軸受部を有する
    ことを特徴とする請求項6から8のいずれかに一に記載のズームレンズユニット。
  10. 上記第1の被ガイド部と上記第2の被ガイド部の各々は複数の軸受部を有し、上記第1の被ガイド部の軸受部と上記第2の被ガイド部の軸受部とは、挿入されるべきガイド軸に対して、それぞれ所定間隔をおき、かつ、交互に挿入されている
    ことを特徴とする請求項9記載のズームレンズユニット。
  11. 同一の被ガイド部に含まれる複数の軸受部は、異なる形状を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載のズームレンズユニット。
  12. 上記ガイド軸は、所定の間隔をおいて上記第2レンズ群および第3レンズ群の移動領域に配置された第1ガイド軸および第2ガイド軸を含み、
    上記第1および愛2のガイド部の複数の軸受部は、上記第1ガイド軸を案内され、
    上記第1レンズ移動枠体には、上記第2ガイド軸を案内される第3の被ガイド部が形成され、
    上記第2レンズ移動枠体には、上記第2ガイド軸を案内される第4の被ガイド部が形成されている
    ことを特徴とする請求項10または11に記載のズームレンズユニット。
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