JP2006098652A - 光学装置及びカメラモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】嵌合ガタに起因するレンズ性能劣化を防止可能な光学装置を提供する。
【解決手段】第2レンズ群122と、第2レンズ群122の側方において第2レンズ群122の光軸に平行に延びる第1ガイド軸131と、第2レンズ群122を保持する第1枠体161と、第1ガイド軸131に案内される第1被ガイド部164とを有するレンズ移動枠体16と、レンズ移動枠体16を第1ガイド軸131に直交する方向に付勢する捻りばね20と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、1または複数のレンズ群を光軸方向に進退させる光学装置及びカメラモジュールに関するものである。
レンズを保持するレンズ保持枠の側方に光軸に平行に延びるガイド軸を設け、当該ガイド軸にレンズ保持枠を案内させて、レンズを光軸方向に移動させる技術が知られている。かかる技術において、レンズ保持枠を光軸方向に付勢するばねを設けるものが提案されている(例えば、引用文献1、2)。なお、引用文献1及び2においては、レンズ移動枠は、レンズ保持枠に挿通される送りねじにより光軸方向に駆動される。
特開平4−342211号公報 特開平7−151947号公報
ガイド軸とガイドの係合孔部との間には隙間、いわゆる嵌合ガタがある。嵌合ガタは、例えば、ガイド軸やガイドの製造時における加工精度のばらつきによって生じる。そして、嵌合ガタによってレンズの光軸がずれることにより、像ゆれ、視差ずれが生じる。しかし、引用文献1では、当該嵌合ガタに起因する像ゆれ等を防止する技術については開示されていない。引用文献2の技術は、嵌合ガタに起因するレンズ移動中の振動を防止することを目的としているが、光軸のずれ自体、例えば、同軸上に配置された複数のレンズ間の光軸のずれをなくすことはできない。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、嵌合ガタに起因するレンズ性能劣化を防止可能な光学装置及びカメラモジュールを提供することにある。
本発明の光学装置は、レンズ群と、前記レンズ群の光軸に並列に延びるガイド軸と、前記レンズ群を保持する保持部と、前記ガイド軸に案内される被ガイド部とを有するレンズ移動体と、前記レンズ移動体を前記ガイド軸に直交する方向に付勢する付勢手段と、を備える。
好適には、前記ガイド軸に並列に設けられ、前記光軸に平行な軸を中心に回転可能な回転体と、前記回転体の外側面に螺旋状に設けられるカム部とを有するカム装置を更に備え、前記レンズ移動体は、前記カム部に係止され、前記回転体の回転に伴って前記カム部により前記光軸方向に案内される被係止部を更に有し、前記付勢手段は、前記ガイド軸に直交する方向であって、前記被係止部が前記回転体に圧接される方向に前記レンズ移動体を付勢する。
好適には、前記ガイド部は前記ガイド軸が挿通される孔部又は凹部を有し、前記被係止部は前記カム装置に向かって突出する突部である。
好適には、前記付勢手段は、線材が螺旋状に巻かれたコイル部と、前記線材の両端部からそれぞれ延びる腕部とを有する捻りばねであり、前記捻りばねは、前記コイル部に前記ガイド軸が挿通されて前記ガイド軸に摺動可能に設けられ、前記レンズ移動体は、前記両腕部と係合し、前記両腕部から前記光軸に直交する方向の付勢力を受ける係合部を備える。
好適には、前記被ガイド部は、前記ガイド軸方向に所定間隔をおいて設けられた少なくとも2つの軸受部を有し、前記コイル部は、前記2つの軸受部の間に配置されている。
好適には、前記ガイド部は、前記ガイド軸が挿通された前記コイル部の外周の一部を囲むように前記2つの軸受部間に亘って延びる外周部を有し、前記係合部は、前記外周部の縁部である。
好適には、前記レンズ群は、前記ガイド軸方向に所定間隔をおいて複数設けられ、前記レンズ移動体及び前記付勢手段は、前記複数のレンズ群に対応してそれぞれ複数設けられ、前記複数の付勢手段は、前記ガイド軸に直交する方向であって互いに同一の方向へ、前記複数のレンズ移動体をそれぞれ付勢する。
本発明のカメラモジュールは、前記レンズ群の光軸に並列に延びるガイド軸と、前記レンズ群を保持する保持部と、前記ガイド軸に案内される被ガイド部とを有するレンズ移動体と、前記レンズ移動体を前記ガイド軸に直交する方向に付勢する付勢手段と、を備える。
なお、本発明のカメラモジュールは、上述した本発明の光学装置における各種の好ましい態様を含んでいてもよい。
本発明によれば、嵌合ガタに起因するレンズ性能劣化を防止できる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態を添付図面に関連付けて説明する。
図1は、本発明の光学装置及びカメラモジュールを適用したズームレンズユニットの正面側から見た外観斜視図であり、図2は、本発明に係るズームレンズユニットの背面側から見た一部省略外観斜視図であり、図3は、本発明に係るズームレンズユニットの正面図であり、図4は、本発明に係るズームレンズユニットの上面図である。
本ズームレンズユニット10は、図に示すように、レンズ、ガイド軸、カム装置等の主要構成部を収容する固定枠体11と、第1レンズ群121、第2レンズ群122、および第3レンズ123の3群構成を有し、固定枠体11に第1レンズ群121が固定され、固定枠体11内に第2および第3レンズ群122,123が光軸上を移動可能に配置される撮像光学系12と、撮像光学系12の第2レンズ群122および第3レンズ群123を光軸に平行な方向に案内する第1ガイド軸131および第2ガイド軸132を有するガイド部13と、撮像光学系12に対して固定枠体11内において並列に配置されたカム装置14と、CCDやCMOSセンサからなる撮像素子151が撮像光学系12の一部としての光軸を含むように配置されている。
なお、図1および図2において、撮像光学系12の光軸は、図中に設定した直交座標系のZ軸方向となるように構成されており、後で詳述するように、第2レンズ群122および第3レンズ群123がカム装置14の回転に応じて光軸方向に移動(進退)する。
固定枠体11は、たとえば図1および図2中において、前面側、背面側、および下面側が開口しており、左右両側部の下面側が基台15に対して取り付けられる。そして、ガイド部13の第1ガイド軸131および第2ガイド軸132の一端部が略180°をもって対向する位置に軸支されている。
固定枠体11の上面部11aの図中左側には、撮像光学系12の第1レンズ群121を固定するために光軸方向に連通する断面が円形をなす開口部111aが形成された第1レンズ群固定枠111が設けられる。
また、第1レンズ群固定枠111に並列に、カム装置14の回転体の回転軸の軸受部、や回転体に図示しないモータの回転駆動力を所定の減速比をもって伝達する歯車の輪列等が配置されるカム駆動部収納部112が一体的に形成されている。
図5は、図4のA−A線矢視方向における断面図であり、図6は、図4のB−B線矢視方向における断面図である。
以下に、上記図1〜図4に加え、図5および図6に関連付けて、本実施形態に係る撮像光学系12の具体的な構成例について説明する。
本実施形態に係る撮像光学系は、図5および6に示すように、物体側OBJSから順に配置された、負の屈折力を有する1枚構成よりなる第1レンズ群121、正および負の屈折力を有する3枚構成よりなり全体として正の屈折力を有する第2レンズ群122、負の屈折力を有する1枚構成の第3レンズ群123、基台側に設けられた撮像部124、および第2レンズ群122の物体側(第1レンズ群121側)に配置された絞り部125により構成されている。
この撮像光学系12において変倍を行う際には、第1レンズ群121、第2レンズ群122、および第3レンズ群123のうち、第2レンズ群122と第3レンズ群123が光軸上をカム装置14の回転に応じて移動する。
このように、本実施形態においては、撮像光学系12が、物体側OBJSから順に配置した第1レンズ群121が1枚構成、第2レンズ群122が3枚構成、第3レンズ群123が1枚構成の計5枚のレンズで構成されている。
第1レンズ群121は、たとえば第1面に物体側を凸面とした負の屈折力を持つメニスカスレンズ1211により構成される。
このように、第1レンズ群121を負の屈折力を持つメニスカスレンズ1211により構成することにより、ディストーションを抑えやすくなる。
第2レンズ群122は、唯一の正の屈折力を持つ群となるために、諸収差補正を行うため3枚構成を採用している。さらに、この第2レンズ群122ガラスレンズを使用すると、小さいがために通常のレンズより高価となる。そのため、コスト低減を達成するために、第2レンズ群122を構成する3枚のレンズをプラスチック製レンズにより構成している。
第2レンズ群122を構成する3枚のプラスチック製レンズは、たとえば、第1レンズ群121側(物体側)から、正のメニスカスレンズ1221、負のメニスカスレンズ1222、および正の両凸レンズ1223により構成される。
正のメニスカスレンズ1221は球面収差補正を良好に行っており、3枚の中央に位置するレンズを負のメニスカスレンズ1222とすることで、正レンズで発生する象面湾曲の補正過剰を抑制しつつ、コマ収差発生を抑えることで、性能バランスをとっており、これらにより変倍に伴う収差変動を抑え、高性能な変倍を可能としている。
第3レンズ群123は、1枚構成であるために、ここで諸収差の補正が必要となり、球面収差、コマ収差、非点収差、歪曲補正を行い、さらに、広角端における射出角の補正のためにも必要である。
第3レンズ群123は、たとえば像面側を凹とした負のレンズ1231により構成される。
本実施形態において、ピント調整(フォーカス調整)は第3レンズ群123で行っており、無限から至近にかけて撮像面側に移動する。
第3レンズ群が正レンズの場合は物体側に移動するために、特に望遠端での第2レンズ群と第3レンズ群間の距離を確保する必要がある。
本実施形態では、像面側に移動するため、望遠端での第2レンズ群122と第3レンズ群123との距離を狭めることができる。
これは、変倍光学系のコンパクト化を可能ならしめる要因の一つであり、また同じ大きさであれば、無理の無いパワー配置が可能となり、高性能化および偏心感度の低下を可能ならしめている。
基台15側に設けられる撮像部124は、第3レンズ群123側から、ガラス製の平行平面板(カバーガラス)152と、たとえばCCDあるいはCMOSセンサ等からなる撮像素子151が順に配置されている。
撮像光学系を介した被写体(物体)からの光が、撮像素子151の撮像面151a上に結像される。
以上の第1レンズ群121、第2レンズ群122、および第3レンズ群123を有する撮像光学系は、光学系全体が負、正、負のレンズ構成となっていることから、テレフォト作用を持たせるために全長短縮が可能である。
以上のような構成を有する本実施形態に係る撮像光学系12は、携帯電話機等に搭載可能なようにコンパクト化を実現している。
そして、上述したように撮像光学系12の第1レンズ群121は、第1レンズ固定枠111に固定され、さらに第2レンズ群122は第1レンズ移動枠体16に収容固定され、第3レンズ群123は第2レンズ移動枠体17に収容固定されている。
第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17が、第1ガイド軸131と第2ガイド軸132を光軸方向に案内されるように構成されている。
次に、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17の構成、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係について説明する。
図7は、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係を正面側から示す斜視図であり、図8は、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係を背面側から示す斜視図であり、図9は、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17、並びに第1ガイド軸131と第2ガイド軸132、カム装置14との配置および係合関係を上面側から示す斜視図である。
なお、本実施形態においては、第1ガイド軸131は、カム装置14の近傍で若干正面側に位置するように固定枠体11に軸支され、第2ガイド軸132は、第1および第2レンズ移動枠体16,17を挟んで、略180°をもって対向し、若干背面側に位置するように固定枠体11に軸支されている。
第1レンズ移動枠体16は、3枚のレンズからなる第2レンズ群122を収容固定する関係からプラスチック等により略一体的に形成された、第1レンズ群121側の第1枠体161と第3レンズ群123側の第2枠体162の2段構成となっている。
第1レンズ移動枠体16は、第1枠体161の背面側の側部から光軸に略直交する方向に延び、カム装置14の第1カム部1421に係止する板状をなす第1の被係止部163が形成されている。
第1レンズ移動枠体16は、第1の被係止部163の前面側に略一体的に、第1ガイド軸131に挿通されて軸受けされ、カム装置14の回転に応じて第1ガイド軸131を案内される第1被ガイド部164が形成されている。
さらに、第1レンズ移動枠体16は、第2枠体162の所定の位置、具体的には第1の被係止部163の形成位置と略180°をもって対向する位置に、第2ガイド軸132に軸の側部から挿入し、はさみ込む形で係合し、カム装置14の回転に応じて第2ガイド軸132を案内される第3被ガイド部165が形成されている。
第2レンズ移動枠体17は、1枚のレンズからなる第1レンズ群123を収容固定する関係からプラスチック等により1段構成で形成されている。
第2レンズ移動枠体17は、背面側の側部から光軸に略直交する方向に延び、カム装置14の第2カム部1422に係止する板状をなす第2の被係止部171が形成されている。
第2レンズ移動枠体17は、第2の被係止部171の前面側に一体的に、第1ガイド軸131に挿通されて軸受けされ、カム装置14の回転に応じて第1ガイド軸131を案内される第2被ガイド部172が形成されている。
さらに、第2レンズ移動枠体17は、第1の被係止部171の形成位置と略180°をもって対向する位置に、第2ガイド軸132に軸の側部から挿入し、はさみ込む形で係合し、カム装置14の回転に応じて第2ガイド軸132を案内される第4被ガイド部173が形成されている。
そして、本実施形態では、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17は、正面側の略第1の被係止部163と第2の被係止部171の形成位置と対向する位置において、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18が係架されている。
また、本実施形態においては、第1ガイド軸131を光軸方向に案内される第1レンズ移動枠体16の第1の被ガイド部164および第2レンズ移動枠体17の第2の被ガイド部172の各々は、第1ガイド軸131による支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えるように、複数の軸受部が所定間隔をおいて形成されている。
具体的には、第1レンズ移動枠体16の第1の被ガイド部164は、光軸方向に所定間隔をおいて形成された第1軸受部1641および第2軸受部1642を有する。
同様に、第2レンズ移動枠体17の第2の被ガイド部172は、光軸方向に所定間隔をおいて形成された第3軸受部1721および第4軸受部1722を有する。
そして、第1軸受部1641、第2軸受部1642、第3軸受部1721、および第4軸受部1722は、第1ガイド軸131に対して、それぞれ所定間隔をおき、かつ、第1軸受部1641、第3軸受部1721、第2軸受部1642、および第4軸受部1722の順に挿入されている。
このように、第1軸受部1641、第2軸受部1642、第3軸受部1721、および第4軸受部1722を第1ガイド軸131に対して交互に挿入することにより、小型化を図った場合であっても、第1軸受部1641と第2軸受部1642間の間隔、および第3軸受部1721と第4軸受部1722間の間隔を十分にとることができ、支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えることができるという効果を十分に発揮することが可能となっている。
さらに、本実施形態においては、上述したように、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18を係架して、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように構成することに対応して、第1の被ガイド部164の第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状、および第2の被ガイド部172の第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状が異なるように形成されている。
すなわち、図10、図11、および図12に示すような構成を有するレンズ駆動系において、第1の被ガイド部164の第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状、および第2の被ガイド部172の第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状は、たとえば図13(A)〜(D)に示すように形成される。
具体的には、同一の第1の被ガイド部164に形成される第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状は次のように形成される。
すなわち、図11のA点にかかわる第1軸受部1641は、図13(A)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)にテーパ状の摺接部1641a,1641bが形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)に円弧状部1641cが形成されている。
これに対して、図11のC点にかかわる第2軸受部1642は、図13(B)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)にテーパ状の摺接部1642a,1642bが形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)に円弧状部1642cが形成されている。
すなわち、第1軸受部1641と第2軸受部1642は摺接部が第1ガイド軸131を挟んで反対側に位置するような形状に形成されている。
これにより、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていても、第1レンズ移動枠体16を第1ガイド軸131に対して片寄せ状態を解除し、傾かずに略軸に沿って安定に案内される。
同一の第2の被ガイド部172に形成される第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状は次のように形成される。
すなわち、図11のB点にかかわる第3軸受部1721は、図13(B)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)にテーパ状の摺接部1721a,1721bが形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)に円弧状部1721cが形成されている。
これに対して、図11のD点にかかわる第4軸受部1722は、図13(D)に示すように、略扇状に形成され、第1ガイド軸131の外側(カム装置14の配置側)にテーパ状の摺接部1722a,1722bが形成され、第1ガイド軸131の内側(撮像光学系12の配置側)に円弧状部1722cが形成されている。
すなわち、第3軸受部1721と第4軸受部1722は摺接部が第1ガイド軸131を挟んで反対側に位置するような形状に形成されている。
これにより、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていても、第2レンズ移動枠体17を第1ガイド軸131に対して片寄せ状態を解除し、傾かずに略軸に沿って安定に案内される。
さらに、本実施形態においては、第1軸受部1641及び第4軸受部1722に、第1ガイド軸131に直交する方向に各軸受部を付勢する付勢手段を設けて、各軸受部と第1ガイド軸131との嵌合ガタに起因するレンズ群間の光軸ずれを縮小している。
具体的には、第1軸受部1641及び第4軸受部1722は次のように構成される。
図14(a)は第1軸受部1641を拡大して示す正面図であり、図14(b)は、第1ガイド軸131の軸心を通り、図14(a)の紙面に沿う断面を示す図であり、図15(a)及び図15(b)はそれぞれ、図15(a)のF−F線、G−G線矢視方向における断面図である。ただし、これらの図においては、図13において述べた摺接部1641a,1641b、円弧状部1641cの形状の特徴は省略している。
第1軸受部1641は、第1ガイド軸131回りに円柱状の中空部16411と、中空部16411から外周方向に貫通して第1軸受部1641外部へ開口する矩形状の開口部16412とを有し、中空部16411には、捻りばね20が収納されている。換言すれば、第1軸受部1641は、第1ガイド軸131の軸方向の両端面に、第1ガイド軸131を軸受けする2つの軸受端面部16413を互いに所定の間隔を置いてそれぞれ有し、軸受端面部16413間に、捻りばね20の外周の一部を囲むように外周部16414を有している。
捻りばね20は、例えば金属により形成され、線材が螺旋状に巻かれたコイル部201と、当該線材の両端部それぞれから直線的に延びる腕部202とを有している。捻りばね20は、コイル部201において線材が巻き回しされたことにより形成された孔部に第1ガイド軸131が挿通されており、第1ガイド軸131に沿って摺動可能である。ただし、捻りばね20の外径は軸受端面部16413の軸受のための孔部よりも大きく設定されており、第1ガイド軸131に沿う移動は、軸受端面部16413によって規制される。また、両腕部202は、係合部としての外周部16414の両縁部16414aにそれぞれ当接できる長さに設定されている。
捻りばね20の腕部202の位置及び開口部16412の幅は、コイル部201が巻き締められた状態で腕部202が縁部16414aに当接するように設定されており、コイル部201の巻き戻しにより、縁部16414aは腕部202によって付勢される。また、開口部16412の幅は、第1ガイド軸131の直径に両腕部202の線材の直径を加算した長さよりも大きくなるように、すなわち、両腕部202の成す角が0度よりも大きくなるように設定されており、両腕部202からの付勢力により、第1軸受部1641は、第1ガイド軸131に対して開口部16412の反対側(図15の上方側)へ付勢される。
第1軸受部1641が上記のように付勢される結果、第1軸受部1641は、図15(b)に示すように、軸受端面部16413に対して片寄せされる。従って、嵌合ガタによる像ゆれ等のレンズ性能劣化が防止される。しかも、付勢手段としてコイル状の捻りばね20を利用することにより、捻りばね20に第1ガイド軸131を挿通させる簡便な構成で、光軸に直交する方向にレンズ移動枠体16を付勢できる。さらに、軸受端面部16413間に配置することにより、簡素な構成で捻りばね20をレンズ移動枠体16と共に第1ガイド軸131に沿って移動させることができる。
なお、捻りばね20の取り付けは、例えば、軸受端面部16413の一方を他方から着脱可能に構成し、軸受端面部16414の一方、捻りばね20、軸受端面部16413の他方の順に第1ガイド軸13を挿通する等すればよい。
図14及び図15では、第1軸受部1641について説明したが、第4軸受部1722についても同様である。なお、捻りばね20の付勢方向が第1軸受部1641と第4軸受部1722とで同一になるように、第1軸受部1641及び第4軸受部1722の開口部は同一方向に開口するように設定されている。これにより、第2レンズ群122、第3レンズ群123の間の光軸ずれが縮小される。
次に、本実施形態におけるカム装置14について説明する。
図16および図17は、本実施形態に係るカム装置が固定枠体に軸されている状態を示す一部切欠斜視図であり、図18は、本実施形態に係るカム装置の全体の断面構造を一部切欠いて示す斜視図であり、図19は、本実施形態に係るカム装置の軸心部の断面図である。
カム装置14は、図8等に示すように、第1ガイド軸131および第2ガイド軸132と略平行な回転軸1411を中心に回転可能な回転体141と、回転体141の外側面に沿って、回転体141の回転に応じて回転するように形成され、第1レンズ移動枠体16の第1の被係止部163が係止され、回転に応じてこの第1の被係止部163を案内する第1カム部1421と、回転体141の外側面に沿って回転体141の回転に応じて回転するように形成され、第2レンズ移動枠体17の第2の被係止部171が係止され、回転に応じて第2の被係止部171を案内する第2カム部1422と、を含む帯状体142が形成されている。
帯状体142は、光軸方向において互いに対向する第1面142aと第2面142bとを有し、第1面142aが第1カム部1421として機能し、第2面142bが第2カム部1422として機能する。
すなわち、帯状体142は、図8に示すように、後端部側から先端部に向かってスロープをなし、螺旋状をなすように形成されており、先端部側が第1面142a、後端部側が第2面142bを構成している。
帯状体142の幅は、第1レンズ移動体16に形成された第1の被係止部163と第2レンズ移動枠体17に形成された第2の被係止部171との光軸方向の間隔と略等しくなるように設定されている。
このような構成を有し、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていることから、第1レンズ移動体16に形成された第1の被係止部163と第2レンズ移動枠体17に形成された第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aと第2面142bとを挟み込むようにして、第1面142aと第2面142b、すなわち第1カム部1421および第2カム部1422に対して安定に係止状態を保持できるような構成となっている。
したがって、第1レンズ移動体16に形成された第1の被係止部163と第2レンズ移動枠体17に形成された第2の被係止部171を、帯状体142の第1面142aと第2面142bに対してネジ等により固定する必要もなくなり、組み立て自体も簡単となっている。
スロープを形成する帯状体142の第1面142aと第2面142bは、第1面142aと第2面142b(第1カム部または第2カム部)が案内する第1の被係止部163および第2の被係止部171が形成された第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17においてそれぞれ収容する第2レンズ群122および第3レンズ群123の機能に応じたステップをもって形成されている。
さらに、本カム装置14は、図16および図17に示すように、先端部には、図示しないモータの回転力を受けて回転する歯車1412が設けられている。
この歯車1412は、たとえば図20に示すように、図示しないモータの回転駆動力を所定の減速比をもって伝達する歯車の輪列19と噛合されている。
そして、カム装置14においては、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を出すために、図18〜図19に示すように、回転体141の回転軸1411の先端部1411aおよび後端部1411bは、それぞれ先端部軸受部143および後端部軸受部144により軸受けされており、かつ、先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされている。
本実施形態においては、回転軸1411の先端部1411aおよび後端部1411bは、先端部軸受部143および後端部軸受部144に対して略点接触となるように形成されている。
具体的には、回転軸1411の中心部において、付勢手段としての片寄せ用コイルバネ145の一端部が回転軸1411の先端部1411a側の内壁に当接し、コイルバネ145と後端部軸受部144との間には、後端部軸受部144とで略点接触する中間体146が配置されている。
中間体146は、少なくとも後端部軸受部144と接触する側が、略球面形状を有し、点接触を実現するように構成される。本実施形態では、中間体146として球体を用いている。
このように構成を有するカム装置14は、図示しないモータにより回転体141が回転駆動され、第1の被係止部163および第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aおよび第2面142bを安定して案内される。
この場合、回転体141は、回転軸1411の先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされていることから、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を高く保つことが可能で、精度の高いレンズ駆動を実現している。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像光学系が3群構成の変倍レンズとなっており、第1レンズ群121を1枚構成、第2レンズ群122を3枚構成、第3レンズ群123を1枚構成として、さらに、第2レンズ群122を3枚全てプラスチック化していることから、光学系の全長を短くでき、このことにより径最大レンズとなる第1レンズ群121におけるレンズの径も小型化でき、またコスト低減を図ることができる。
収差補正において、各レンズ群のパワー配置を最適化することでコンパクト化を達成しており、さらに第2レンズ群122と第3レンズ群123に非球面を適宜配置することで、さらにコンパクト化を実現できる。これらの条件を最適化することにより、コンパクトな変倍レンズにも関わらず高性能で、さらに歪曲を小さくすることができる利点がある。
また、本実施形態においては、ピント調整は第3レンズ群123で行っており、無限から至近にかけて撮像面側に移動するため、望遠端での第2レンズ群122と第3レンズ群123との距離を狭めることができる。これにより、変倍光学系のコンパクト化が可能となり、また同じ大きさであれば、無理の無いパワー配置が可能となり、高性能化および偏心感度低下を実現できる。
また、プラスチック製の第2レンズ群122の3枚は、正のメニスカスレンズ、負のメニスカスレンズ、正の両凸レンズ構成となっていることから、正のメニスカスレンズで球面収差補正を良好に行え、負のメニスカスレンズにおいて、正レンズで発生する像面湾曲の補正過剰を抑制でき、これと並行してコマ収差発生を押えることができる。これにより、性能バランスをとることが可能となり、変倍に伴う収差変動を抑え、高性能な変倍が可能となる利点がある。
また、各レンズ群の焦点距離(fl,f2、f3)と合成パワーの強くなる広角端の焦点距離fwとの関係において、各レンズ群のパワーバランスをとることにより、高性能でコンパクトな変倍レンズを実現することが可能となる。
撮像素子151への入射角度規制に対する射出瞳位置の条件を所望の条件に規定することにより、広画角、コンパクトでありながら、射出瞳の規制緩和を行うことが可能となる。
このように小型化(コンパクト化)を実現できる撮像光学系12を搭載するズームレンズユニット10においては、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17は、正面側の略第1の被係止部163と第2の被係止部171の形成位置と対向する位置において、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18が係架されており、また、第1ガイド軸131を光軸方向に案内される第1レンズ移動枠体16の第1の被ガイド部164および第2レンズ移動枠体17の第2の被ガイド部172の各々には、複数の軸受部が所定間隔をおいて形成されていることから、第1ガイド軸131による支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えるように、第1ガイド軸131に対して、それぞれ所定間隔をおき、かつ、第1軸受部1641、第3軸受部1721、第2軸受部1642、および第4軸受部1722の順に挿入していることから、第1軸受部1641と第2軸受部1642間の間隔、および第3軸受部1721と第4軸受部1722間の間隔を十分にとることができ、支持点を複数にして安定に案内され、また、傾き偏心等の発生を極力抑えることができるという効果を十分に発揮することが可能である。
さらに、本実施形態においては、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17間に弾性体としてのコイルバネ18を係架して、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17を安定に片寄せするように構成することに対応して、第1の被ガイド部164の第1軸受部1641と第2軸受部1642の形状、および第2の被ガイド部172の第3軸受部1721と第4軸受部1722の形状が異なるように形成されている。
これにより、第1レンズ移動枠体16と第2レンズ移動枠体17とがコイルバネ18により片寄せされていても、第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17を第1ガイド軸131に対して片寄せ状態を解除し、傾かずに略軸に沿って安定に案内されることが可能である。
このように構成を有するカム装置14は、図示しないモータにより回転体141が回転駆動され、第1の被係止部163および第2の被係止部171が帯状体142の第1面142aおよび第2面142bを安定して案内され、回転体141は、回転軸1411が先端部1411aが、付勢手段としてのコイルバネ145により所定の付勢力をもって先端部軸受部143に向かって付勢されて片寄せされていることから、駆動対象である第1レンズ移動枠体16および第2レンズ移動枠体17の位置精度を高く保つことが可能で、精度の高いレンズ駆動を実現できる利点がある。
このように、本実施形態によれば、小型化を実現できることはもとより、偏心誤差や傾き誤差が生じ難く、レンズをスムースに移動でき、安定な位置調整を実現できるズームレンズユニットを提供することができる。
(第2の実施形態)
図21は、本発明の光学装置及びカメラモジュールを適用したファインダ装置を示す斜視図、図22は、図21のH−H線矢視方向における断面図である。
本ファインダ装置30は、第1レンズ群321、第2レンズ群322、および第3レンズ323の3群構成を有し、不図示の固定枠体に第1レンズ群321が固定され、固定枠体に対して第2および第3レンズ群322,323が光軸上を移動可能に配置されるファインダ光学系32と、ファインダ光学系32の第2レンズ群322および第3レンズ群323を光軸に平行な方向に案内する第1ガイド軸331を有するガイド部33と、ファインダ光学系32に対して並列に配置されたカム装置34とを備えている。なお、ガイド部33は、光学系32を挟んで第1ガイド軸331と対向する位置に設けられる不図示の第2ガイド軸も含む。
ファインダ光学系32において変倍を行う際には、第1レンズ群321、第2レンズ群322、および第3レンズ群323のうち、第2レンズ群322と第3レンズ群323が光軸上をカム装置34の回転に応じて移動する。なお、カム装置34の構成は、第1の実施形態のカム装置14と同様である。
ファインダ光学系32の各レンズ群321、322、323は、それぞれ一枚のレンズにより構成されている。第2レンズ群322は第1レンズ移動枠体36に収容固定され、第3レンズ群323は第2レンズ移動枠体37に収容固定されている。移動枠体36、27は、カム装置34の第1カム部3421、第2カム部3422に係止される被係止部361、371をそれぞれ有し、また、第1ガイド軸331に案内されるガイド部362、372をそれぞれ有している。これら被係止部、ガイド部等により、カム装置34の回転体341の回転に伴って、レンズ移動枠体36、37が光軸方向に進退することは、第1の実施形態と同様である。
ガイド部362は、第1ガイド軸331回りに円柱状の中空部3621と、中空部3621から外周方向に貫通してガイド部362外部へ開口する矩形状の開口部3622とを有し、中空部3622には、捻りばね40が収納されている。換言すれば、ガイド部362は、第1ガイド軸131を軸受けする第1軸受部3623、第2軸受部3624を互いに所定の間隔を置くように有し、第1軸受部3623及び第2軸受部3624の間に、捻りばね40の外周の一部を囲むように外周部3625を有している。
捻りばね40の構成、捻りばね40と外周部3625との係合方法は、第1の実施形態の捻りばね20、外周部16414と同様である。
ただし、第2の実施形態では、図22において矢印y1で示すように、捻りばね40の付勢方向は被係止部361が回転体341に圧接される方向に設定されている。
具体的には、光軸方向に見て、第1レンズ移動枠体36は、第2レンズ群322の周囲を保持する保持部364から外周側に向かって略直線的に延びる支持部363を有する。支持部363には、支持部363に直交するように支持部363から延び、回転体341の回転軸に向かう被係止部361と、第2レンズ群322の周囲から被係止部361が突出する位置までの間に設けられたガイド部362とが形成される。捻りばね40の腕部42が係合する開口部3622は、回転体341の回転軸と、第2レンズ群322の光軸とを結ぶ線に略直交する方向であって、当該結ぶ線の反対側の方向(矢印y1の反対方向)に開口している。つまり、開口部3622が回転体341の反対側に開口していることにより、被係止部361は回転体341に圧接される。なお、当該構成は、捻りばね40の付勢方向を、係止部361が回転体341に圧接される方向とするための一例であり、被係止部361、ガイド部362及び開口部3622の形状や位置関係は適宜に設定可能である。
なお、第1レンズ移動枠体36は、保持部364、第1軸受部3623、支持部363のうち保持部364から第1軸受部3623までの間の部分を含む第1の部材と、外周部3625、第2軸受部3624、支持部363のうち第2軸受部から端部までの間の部分、被係止部361を含む第2の部材とを備える。なお、第1軸受部3623を含む部材及び第2軸受部3624を含む部材のうち、いずれの部材が保持部364、外周部3625、被係止部361を含むかは、適宜に変更可能である。
第1レンズ移動枠体36について説明したが、第2レンズ移動枠体37も同様である。また、第1の実施形態同様に、第1レンズ移動枠体36及び第2レンズ移動枠体37に対する捻ればね40の付勢方向は、同一方向に設定される。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施してよい。
付勢手段は、レンズ移動体を光軸に直交する方向に付勢可能であればよく、コイル状の捻りばねに限定されない。例えば、図23(a)に示すように、第1ガイド軸131とレンズ移動枠体51との間に、引張りばね52を設けて、レンズ移動枠体51を光軸に直交する方向に付勢してもよい。さらに、この場合、回転体141、第1ガイド軸131、レンズ移動枠体51を同軸上に配置して、被係止部511を回転体141に圧接するように、引張りばね52によりレンズ移動枠体51を付勢してもよい。また、上述の実施形態において、捻りばねに代えて、図23(b)に示すように板ばね55を配置してもよい。
コイル状の捻りばねの腕部と係合する係合部は、開口部の縁部に限られない。レンズ移動体に対して固定されたものであればよい。例えば、図24(a)に示すように、第1軸部3623と第2軸受部3624とを連結する柱状部57を設け、当該柱状部に捻りコイルばね40の腕部402を係合させてもよい。
コイル状の捻りばねの付勢力は、巻き戻しによる付勢力だけでなく、図24(b)に示すように、捻りばね40が巻き戻された状態で捻りばね40を係合部58に係合させ、巻き締めによる付勢力を利用してもよい。
本発明に係るズームレンズユニットの正面側から見た外観斜視図である。 本発明に係るズームレンズユニットの背面側から見た一部省略外観斜視図である。 本発明に係るズームレンズユニットの正面図である。 本発明に係るズームレンズユニットの上面図である。 図4のA−A線矢視方向における断面図である。 図4のB−B線矢視方向における断面図である。 第1の実施形態に係る第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体、並びに第1ガイド軸と第2ガイド軸、カム装置との配置および係合関係を正面側から示す斜視図である。 第1の実施形態に係る第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体、並びに第1ガイド軸と第2ガイド軸、カム装置との配置および係合関係を背面側から示す斜視図である。 第1の実施形態に係る第1レンズ移動枠体と第2レンズ移動枠体、並びに第1ガイド軸と第2ガイド軸、カム装置との配置および係合関係を上面側から示す斜視図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動系を示す上面図であって、第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動系を示す側面図であって、第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 第1の実施形態に係るレンズ駆動系を示す斜視図であって、第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 第1の実施形態に係る第1の被係止部の第1軸受部と第2軸受部の形状、および第2の被係止部の第3軸受部と第4軸受部の形状を説明するための図である。 第1の実施形態に係る第1軸受部の形状を説明するための図である。 第1の実施形態に係る第1軸受部の形状を説明するための図である。 第1の実施形態に係るカム装置が固定枠体に軸されている状態を上面側から示す一部切欠斜視図である。 第1の実施形態に係るカム装置が固定枠体に軸されている状態を下面側から示す一部切欠斜視図である。 第1の実施形態に係るカム装置の全体の断面構造を一部切欠いて示す斜視図である。 第1の実施形態に係るカム装置の軸心部の断面図である。 第1の実施形態に係るカム装置の軸心部および駆動部の断面図である。 第2の実施形態に係るファインダ装置の斜視図。 図21のH−H線矢視方向における断面図である。 本発明に係る光学装置又はカメラモジュールの変形例を示す図。 本発明に係る光学装置又はカメラモジュールの変形例を示す図。
符号の説明
122…レンズ群、131…ガイド軸、161…保持部、164…被ガイド部、16…レンズ移動体、20…付勢手段、10…光学装置。

Claims (8)

  1. レンズ群と、
    前記レンズ群の光軸に並列に延びるガイド軸と、
    前記レンズ群を保持する保持部と、前記ガイド軸に案内される被ガイド部とを有するレンズ移動体と、
    前記レンズ移動体を前記ガイド軸に直交する方向に付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とする光学装置。
  2. 前記ガイド軸に並列に設けられ、前記光軸に平行な軸を中心に回転可能な回転体と、前記回転体の外側面に螺旋状に設けられるカム部とを有するカム装置を更に備え、
    前記レンズ移動体は、前記カム部に係止され、前記回転体の回転に伴って前記カム部により前記光軸方向に案内される被係止部を更に有し、
    前記付勢手段は、前記ガイド軸に直交する方向であって、前記被係止部が前記回転体に圧接される方向に前記レンズ移動体を付勢する
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記ガイド部は前記ガイド軸が挿通される孔部又は凹部を有し、前記被係止部は前記カム装置に向かって突出する突部であることを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記付勢手段は、線材が螺旋状に巻かれたコイル部と、前記線材の両端部からそれぞれ延びる腕部とを有する捻りばねであり、
    前記捻りばねは、前記コイル部に前記ガイド軸が挿通されて前記ガイド軸に摺動可能に設けられ、
    前記レンズ移動体は、前記両腕部と係合し、前記両腕部から前記光軸に直交する方向の付勢力を受ける係合部を備える
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載の光学装置。
  5. 前記被ガイド部は、前記ガイド軸方向に所定間隔をおいて設けられた少なくとも2つの軸受部を有し、
    前記コイル部は、前記2つの軸受部の間に配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の光学装置。
  6. 前記ガイド部は、前記ガイド軸が挿通された前記コイル部の外周の一部を囲むように前記2つの軸受部間に亘って延びる外周部を有し、
    前記係合部は、前記外周部の縁部である
    ことを特徴とする請求項5に記載の光学装置。
  7. 前記レンズ群は、前記ガイド軸方向に所定間隔をおいて複数設けられ、
    前記レンズ移動体及び前記付勢手段は、前記複数のレンズ群に対応してそれぞれ複数設けられ、
    前記複数の付勢手段は、前記ガイド軸に直交する方向であって互いに同一の方向へ、前記複数のレンズ移動体をそれぞれ付勢する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一に記載の光学装置。
  8. レンズ群と、
    前記レンズ群の光軸に並列に延びるガイド軸と、
    前記レンズ群を保持する保持部と、前記ガイド軸に案内される被ガイド部とを有するレンズ移動体と、
    前記レンズ移動体を前記ガイド軸に直交する方向に付勢する付勢手段と、
    を備えることを特徴とするカメラモジュール。

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