JP2005077314A - 比色分析方法およびそれに用いる試薬 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分析値に信頼性があって、反応系が単純化された比色分析方法の提供する。
【解決手段】 酸化還元酵素により、分析対象物を酸化させ、その際に、還元性発色剤を還元させて発色させ、その発色の程度を分析することにより前記分析対象物の定性若しくは定量分析を行う。前記発色剤は、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩であって、例えば、MTT、Nitro−TB、INT等を使用する。
この比色分析方法は、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩を使用することで、反応系が単純化し、測定値の信頼性も高い。
【選択図】 なし
【解決手段】 酸化還元酵素により、分析対象物を酸化させ、その際に、還元性発色剤を還元させて発色させ、その発色の程度を分析することにより前記分析対象物の定性若しくは定量分析を行う。前記発色剤は、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩であって、例えば、MTT、Nitro−TB、INT等を使用する。
この比色分析方法は、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩を使用することで、反応系が単純化し、測定値の信頼性も高い。
【選択図】 なし
Description
本発明は、比色分析方法およびそれに使用する試薬に関する。
臨床検査や生化学検査等の分野において、グルコース、コレステロール、尿酸、乳酸等の成分分析が行われており、その一手法として、比色分析がある。例えば、グルコースの比色分析では、まずグルコースオキシダーゼをグルコース(基質)に作用させて、グルコノラクトンおよび過酸化水素を発生させ、その過酸化水素を、ペルオキシダーゼ存在下で、トリンダー試薬等の発色剤により検出するのが一般的である(例えば、特許文献1、非特許文献1参照。)。このように、過酸化水素を介して間接的に基質濃度を測定するという手法は、グルコースに限らず、コレステロール等の他の成分分析にも適用されている。
しかし、従来の比色分析では、次のような問題があった。まず、分析対象物を直接測定するのではなく、過酸化水素を介して、間接的に測定するため、測定に時間がかかる。また、2種類の酵素反応系を同時に安定化する必要があり、条件設定が難しい。そして、酸素を必要とするため、酸素が不十分であると、反応が十分におこらないという問題もあった。
そこで、最近では、酸化還元酵素により、分析対象物からメディエータを介して、還元により発色する発色剤に電子を伝達し、その結果生じる前記発色剤の発色を測定する方法が採用されるようになった(例えば、特許文献2、特許文献3参照。)。前記発色剤としては、テトラゾリウム塩が汎用されている。
しかしながら、酵素と発色剤との間にメディエータを介した場合、酵素−メディエータ間とメディエータ−発色剤間とでは、各々の反応条件、例えば、pH等が異なるため、反応系の設計が難しいという問題があった。さらに、酵素−メディエータ間とメディエータ−発色剤間との組み合わせによっては、全く反応しないことや、凝集するという問題もあった。
特開平5−3799号公報
特許第2825754号明細書
特許第3001368号明細書
K.Tamaoku、「Anal. chim. Acta.」、1982、136、p121-127
したがって、本発明は、分析値に信頼性があり、反応系が単純化された比色分析方法の提供を目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の比色分析方法は、酸化還元酵素により、分析対象物を酸化させ、その際に、還元性発色剤を還元させることで発色させ、その発色の程度を分析することにより、前記分析対象物の定性若しくは定量分析を行う比色分析方法であって、前記発色剤が、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩である方法である。さらに、本発明の試薬は、前記比色分析方法に使用する試薬であって、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩を含む試薬である。
このように、本発明では、発色剤としてメディエータ機能を有するテトラゾリウム塩を使用するため、別途メディエータを使用する必要がなく、反応系を酵素と発色剤との間のみの一つにすることができる。この結果、本発明によれば、メディエータを使用した場合の従来の問題が解決され、しかも、得られる分析値は信頼性が高い。
本発明の比色分析方法および試薬において、前記テトラゾリウム塩としては、例えば、ニトロフェニル基、チアゾリル基およびベンゾチアゾリル基の少なくとも一つの基を有するものが好ましい。前記テトラゾリウム塩としては、例えば、3-(4,5-Dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide(MTT)、2-(4-Iodophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-phenyl-2H-tetrazolium chloride(INT)、3,3'-[3,3'-Dimethoxy-(1,1'-biphenyl)-4,4'-diyl]-bis[2-(4-nitrophenyl)-5-phenyl-2H-tetrazolium chloride](Nitro-TB)、2-(4-Iodophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-1)、2-(4-Iodophenyl)-3-(2,4-dinitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-3)、2-benzothiazolyl-3-(4-carboxy-2-methoxyphenyl)-5-[4-(2-sulfoethylcarbamoyl)phenyl]-2H-tetrazolium(WST-4)、2,2'-dibenzothiazolyl-5,5'-bis[4-di(2-sulfophenyl)carbamoylphenyl]-3,3'-(3,3'-dimethoxy-4,4'-biphenylene)ditetrazolium disodium salt(WST-5)、2-(2-Methoxy-4-nitrophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-8)、2,3-Bis(4-nitrophenyl)-5-phenyltetrazolium Chloride、2-(2-Benzothiazolyl)-3,5-dophenyltetrazolium Bromide、2-(2-Benzothiazolyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-phenyltetrazolium Bromide、2,3-Di(4-nitrophenyl)tetrazolium Perchlorate、3-(3-Nitrophenyl)-5-methyl-2-phenyltetrazolium Chloride、3-(4-Nitrophenyl)-5-methyl-2-phenyltetrazolium Chloride等がある。
本発明の比色分析方法および試薬において、分析対象物としては、例えば、グルコース、コレステロール、乳酸、尿酸、ピルビン酸、クレアチン、クレアチニン等が好ましく、この場合の好ましい酸化還元酵素は、前記各分析対象物に対応する脱水素酵素若しくは酸化酵素である。前記酸化還元酵素としては、例えば、グルコースデヒドロゲナーゼ、グルコースオキシダーゼ、コレステロールデヒドロゲナーゼ、コレステロールオキシダーゼ、乳酸脱水素酵素、ウリカーゼ等がある。
つぎに、本発明の試験片は、前記本発明の試薬を含む試験片である。
本発明の試験片において、テトラゾリウム塩、分析対象物および酸化還元酵素は、前述のとおりである。
本発明の試験片において、前記試薬に加え、さらに無機ゲルを含むことが好ましい。無機ゲルを添加することで、例えば、より均一で安定な発色を得ることができる。
前記無機ゲルとしては、例えば、ペントナイト、スメクタイト、バーミキュラライト、合成フッ素雲母等があげられ、その中でも、スメクタイトが好ましい。
つぎに、本発明の比色分析方法を試験片に適用した例について、発色剤としてMTTを使用し、分析対象物としてグルコースを使用した場合を例にとり説明する。なお、コレステロール等のその他の成分分析は、それに応じて酸化還元酵素を変える以外は、基本的に同様である。
まず、MTT、グルコースデヒドロゲナーゼ(GDH)、バインダー等の添加剤(任意成分)をバッファー液に溶解して試薬液とする。なお、水に溶解してもよいが、バッファー液に溶解するのが好ましい。
前記MTTの濃度は、特に制限されない。前記GDHの濃度は、例えば、500〜5000U/mlの範囲であって、好ましくは1000〜3000U/mlである。
前記バッファー液としては、例えば、リン酸バッファー、グッドバッファー等が使用できる。前記バッファー液のpHは、例えば、pH6〜8の範囲であって、好ましくはpH6.5〜7.5である。また、前記バッファー液の濃度は、例えば、10〜200mMの範囲であって、好ましくは50〜100mMである。
前記バインダーとしては、例えば、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリアクリルアミド、牛血清アルブミン(BSA)等があげられ、その中でも、HPCが好ましい。前記バインダーの濃度は、例えば、0.5〜5重量%の範囲である。
そして、前記試薬液をろ紙製若しくは樹脂製の多孔質シートに含浸させ、その後乾燥させることにより、グルコース分析用試験片が作成できる。前記樹脂の材質としては、例えば、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))、ポリイミド、ポリ塩化ビニル等があげられ、その中でも、ポリスルホンが好ましい。
また、前記多孔質シートは、口径が厚み方向またはシート面方向にしたがい変化する非対称多孔質シートでもよい。
なお、前記試薬液含浸に先立ち、無機ゲル溶液を前記多孔質シートに含浸させ、乾燥させることが好ましい。
前記無機ゲル溶液全体に対する前記無機ゲルの濃度は、例えば、1〜5重量%の範囲であって、好ましくは1〜3重量%、より好ましくは1.5〜2重量%である。
前記無機ゲル溶液には、例えば、3-[(3-Cholamidopropyl)dimethylammonio]-1-propanesulfonate(商品名CHAPS:同仁化学社製)、Octanoyl-N-methylglucamide(商品名MEGA−8:同仁化学社製)等の界面活性剤を含有させてもよい。前記無機ゲル溶液全体に対する前記界面活性剤の濃度は、例えば、0.1〜2.0重量%の範囲であって、好ましくは0.1〜1.0重量%、より好ましくは0.2〜0.5重量%である。
前記無機ゲル溶液の前記多孔質シートに対する含浸量は、多孔質シートの空隙体積基準で、例えば、1〜50mg/cm3の範囲であって、好ましくは10〜30mg/cm3、より好ましくは15〜20mg/cm3である。
この試験片に、血液等のグルコースを含む試料を点着すると、グルコースがGDHにより還元される。その結果、MTTに電子が伝達され、ホルマザンを生じる。このホルマザンの発色の程度を測定することにより、グルコースの定性若しくは定量分析が可能となる。また、分析に必要な時間は、試料点着後、例えば、30〜40秒である。この発色の程度を、目視で確認してもよいし、反射率計等を用いて測定してもよい。前記試料の添加量は、例えば、1〜10μlの範囲であって、好ましくは1〜5μl、より好ましくは2〜3μlである。反応温度は、例えば、10℃〜37℃の範囲であって、好ましくは15℃〜37℃、より好ましくは25℃〜30℃である。
つぎに、本発明の比色分析方法を液系分析に適用した例について、発色剤としてMTTを使用し、分析対象としてグルコースを試用した場合を例にとり説明する。なお、コレステロール等のその他の成分分析は、それに応じて酸化還元酵素を変える以外は、基本的に同様である。
まず、MTT、GDH、界面活性剤(任意成分)をバッファー液に溶解して試薬液とする。なお、水に溶解してもよいが、バッファー液に溶解するのが好ましい。
前記バッファー、その濃度およびそのpH、ならびに前記MTTの濃度は、前述の試験片の場合と同様である。
前記GDHの濃度は、例えば、10〜1000U/mlの範囲であって、好ましくは50〜500U/mlであって、より好ましくは100〜200U/mlである。
前記界面活性剤としては、例えば、Triton X−100(Polyoxyethylene(10)Octylphenyl Ether)、Triton X−405、3-[(3-Cholamidopropyl)dimethylammonio]-1-propanesulfonate(商品名CHAPS:同仁化学社製)、Octanoyl-N-methylglucamide(商品名MEGA−8:同仁化学社製)、スクロースモノラウレート(同仁化学社製)等がある。この中で好ましいものは、Triton X−405、スクロースモノラウレート(同仁化学社製)である。
前記界面活性剤の濃度は、前述の試験片の場合と同様である。
前記試薬液に、血液等のグルコースを含む試料を添加すると、前述の試験片の場合と同様の反応がおこる。この発色の程度を測定することにより、グルコースの定性若しくは定量分析が可能となる。また、分析に必要な時間は、試料添加後、例えば、5〜30秒である。この変化は目視で確認してもよいし、分光光度計等の光学系測定装置を用いて測定してもよい。前記試料の添加量は、例えば、1〜100μl、好ましくは3〜10μl、より好ましくは5〜10μlである。反応温度は、例えば、10℃〜37℃の範囲であって、好ましくは15℃〜35℃、より好ましくは25℃〜30℃である。
つぎに、本発明の実施例について説明する。なお、下記において、PQQとはピロロキノリンキノンを示し、その他の試薬の詳細は以下のとおりである。
(実施例1)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記それぞれの試薬液を500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図1のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりMTTは還元され、560nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記それぞれの試薬液を500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図1のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりMTTは還元され、560nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
MTT 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
MTT 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例2)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図2のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりNitro−TBは還元され、530nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図2のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりNitro−TBは還元され、530nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
Nitro−TB 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
Nitro−TB 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例3)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図3のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりINTは還元され、490nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図3のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりINTは還元され、490nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
INT 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
INT 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例4)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図4のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりB1047は還元され、530nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図4のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりB1047は還元され、530nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
B1047 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
B1047 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例5)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図5のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりB0333は還元され、500〜600nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図5のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりB0333は還元され、500〜600nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
B0333 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
B0333 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例6)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図6のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりB0289は還元され、460nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図6のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりB0289は還元され、460nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
B0289 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
B0289 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例7)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図7のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりWST−3は還元され、400〜500nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図7のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりWST−3は還元され、400〜500nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
WST−3 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
WST−3 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例8)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図8のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりWST−4は還元され450〜650nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図8のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりWST−4は還元され450〜650nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
WST−4 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
WST−4 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例9)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図9のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりWST−8は還元され、460nm付近に発色が確認された。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。前記試薬液をそれぞれ500μlずつ、光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に入れ、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定し、これをブランク(酸化型)とした。このセル中に30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌し、添加1分後に、色調変化後の吸収スペクトルを測定した。この結果を図9のグラフに示す。図示したように、酵素反応によりWST−8は還元され、460nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A)
WST−8 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
WST−8 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(実施例10)
下記組成の反応試薬液を調製し、多孔質膜(商品名ザビーナ:ユニチカ社製、布製)に含浸させて、乾燥させた。乾燥後、この多孔質膜を約7×5mm角に成形し、両面テープにて支持体(透明PET)に貼り付け、試験片とした。この試験片を反射率測定器(アークレイ社製造アミチェックメーター改造品)にセットし、下記方法で調製した種々の濃度のグルコース標準血清(0mg/dl、200mg/dl、400mg/dl、600mg/dl)を3μl点着した。点着後40秒間、室温下で、前記反射率測定器により波長660nmでの反射率を測定し、K/Sを求めた。K/Sとは、光の吸収・散乱による光の減衰比率であり、下記数式により表される。下記数式において、Kは光の吸収係数を、Sは光の散乱係数を、Rλは分光計で測定した可視光の反射率を示す。
K/S=(1−Rλ)2/2Rλ
得られたK/Sの時間変化を図12のグラフに示す。
下記組成の反応試薬液を調製し、多孔質膜(商品名ザビーナ:ユニチカ社製、布製)に含浸させて、乾燥させた。乾燥後、この多孔質膜を約7×5mm角に成形し、両面テープにて支持体(透明PET)に貼り付け、試験片とした。この試験片を反射率測定器(アークレイ社製造アミチェックメーター改造品)にセットし、下記方法で調製した種々の濃度のグルコース標準血清(0mg/dl、200mg/dl、400mg/dl、600mg/dl)を3μl点着した。点着後40秒間、室温下で、前記反射率測定器により波長660nmでの反射率を測定し、K/Sを求めた。K/Sとは、光の吸収・散乱による光の減衰比率であり、下記数式により表される。下記数式において、Kは光の吸収係数を、Sは光の散乱係数を、Rλは分光計で測定した可視光の反射率を示す。
K/S=(1−Rλ)2/2Rλ
得られたK/Sの時間変化を図12のグラフに示す。
(反応試薬液組成)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 1000U/ml
B1047 30mM
MEGA−8 1重量%
アクリルアミド(ポリマー)(ナカライテスク社製) 0.5重量%
BSA(Sigma社製) 1重量%
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 1000U/ml
B1047 30mM
MEGA−8 1重量%
アクリルアミド(ポリマー)(ナカライテスク社製) 0.5重量%
BSA(Sigma社製) 1重量%
(グルコース標準血清の調製方法)
全血を37℃でインキュベートして、血中のグルコース濃度を0mg/dlとした。それを遠心分離(3000rpm×10分間)して、その上清(血漿)を得た。グルコース濃度が200、400、600mg/dlになるように、得られた血漿にグルコース(ナカライテスク社製)を添加した。
全血を37℃でインキュベートして、血中のグルコース濃度を0mg/dlとした。それを遠心分離(3000rpm×10分間)して、その上清(血漿)を得た。グルコース濃度が200、400、600mg/dlになるように、得られた血漿にグルコース(ナカライテスク社製)を添加した。
(比較例1)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に、下記組成A1の試薬液および精製水をそれぞれ250μlずつ、ついで下記組成Bの試薬を500μl入れ、さらに、30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌した。添加1分後に、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定した。この結果を図11のグラフに、「メディエータなし」として示す。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に、下記組成A1の試薬液および精製水をそれぞれ250μlずつ、ついで下記組成Bの試薬を500μl入れ、さらに、30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌した。添加1分後に、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定した。この結果を図11のグラフに、「メディエータなし」として示す。
つぎに、別の光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に、下記組成A1の試薬液を250μl、さらにメディエータとして下記組成A2の試薬液を250μl加え、ついで下記組成Bの試薬液を500μl加えた後、30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌した。添加1分後に、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定した。この結果を図11のグラフに、「メディエータあり」として示す。
図示したように、メディエータなしでは、発色は見られなかったが、メディエータありでは、酵素反応によりTBが還元され、535nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A1)
TB 4mM
(反応試薬液組成A2)
[Ru(NH3)6]Cl3(Aldrich社製) 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
TB 4mM
(反応試薬液組成A2)
[Ru(NH3)6]Cl3(Aldrich社製) 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
(比較例2)
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に、下記組成A1の試薬液および精製水をそれぞれ250μlずつ、ついで下記組成Bの試薬液を500μl入れ、さらに、30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌した。添加1分後に、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定した。この結果を図12のグラフに、「メディエータなし」として示す。
下記組成の反応試薬液をそれぞれ調製した。光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に、下記組成A1の試薬液および精製水をそれぞれ250μlずつ、ついで下記組成Bの試薬液を500μl入れ、さらに、30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌した。添加1分後に、分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定した。この結果を図12のグラフに、「メディエータなし」として示す。
つぎに、別の光路長10mmのマイクロセル(材質・ポリメタクリレート)に、下記組成A1の試薬液を250μl、さらにメディエータとして下記組成A2の試薬液を250μl加え、ついで下記組成Bの試薬液を500μl加えた後、30mMグルコース水溶液を10μl添加して、室温下で撹拌した。添加1分後に分光光度計(日本分光社製V−550型)にて波長400nm〜900nmの吸収スペクトルを測定した。この結果を図12のグラフに、「メディエータあり」として示す。
図示したように、メディエータなしでは発色は見られなかったが、メディエータありでは、酵素反応によりT0174が還元され、515nm付近に発色が確認された。
(反応試薬液組成A1)
T0174 4mM
(反応試薬液組成A2)
[Ru(NH3)6]Cl3(Aldrich社製) 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
T0174 4mM
(反応試薬液組成A2)
[Ru(NH3)6]Cl3(Aldrich社製) 2mM
(反応試薬液組成B)
PIPES(pH7.0) 50mM
PQQ−GDH 50U/ml
Triton X−100 0.5重量%
以上のように、本発明の比色分析方法は、分析値に信頼性があって、反応系が単純化されていることから、例えば、生化学、臨床分析等のあらゆる分野において、グルコース、コレステロール等の分析に有用である。
Claims (9)
- 酸化還元酵素により、分析対象物を酸化させ、その際に、還元性発色剤を還元させて発色させ、その発色の程度を分析することにより前記分析対象物の定性若しくは定量分析を行う比色分析方法であって、前記発色剤が、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩である方法。
- 前記テトラゾリウム塩が、ニトロフェニル基、チアゾリル基およびベンゾチアゾリル基からなる群から選択される少なくとも一つの基を有する請求項1記載の方法。
- 前記テトラゾリウム塩が、3-(4,5-Dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide(MTT)、2-(4-Iodophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-phenyl-2H-tetrazolium chloride(INT)、3,3'-[3,3'-Dimethoxy-(1,1'-biphenyl)-4,4'-diyl]-bis[2-(4-nitrophenyl)-5-phenyl-2H-tetrazolium chloride](Nitro-TB)、2-(4-Iodophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-1)、2-(4-Iodophenyl)-3-(2,4-dinitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-3)、2-benzothiazolyl-3-(4-carboxy-2-methoxyphenyl)-5-[4-(2-sulfoethylcarbamoyl)phenyl]-2H-tetrazolium(WST-4)、2,2'-dibenzothiazolyl-5,5'-bis[4-di(2-sulfophenyl)carbamoylphenyl]-3,3'-(3,3'-dimethoxy-4,4'-biphenylene)ditetrazolium disodium salt(WST-5)、2-(2-Methoxy-4-nitrophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-8)、2,3-Bis(4-nitrophenyl)-5-phenyltetrazolium Chloride、2-(2-Benzothiazolyl)-3,5-dophenyltetrazolium Bromide、2-(2-Benzothiazolyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-phenyltetrazolium Bromide、2,3-Di(4-nitrophenyl)tetrazolium Perchlorate、3-(3-Nitrophenyl)-5-methyl-2-phenyltetrazolium Chloride、3-(4-Nitrophenyl)-5-methyl-2-phenyltetrazolium Chlorideからなる群から選択される少なくとも一つである請求項1または2記載の方法。
- 前記分析対象物が、グルコース、コレステロール、尿酸、乳酸からなる群から選択される少なくとも一つの物質であり、前記酸化還元酵素が、前記各分析対象物に対応する酸化還元酵素である請求項1から3のいずれかに記載の方法。
- 請求項1に記載の比色分析方法に使用する試薬であって、メディエータ機能を有するテトラゾリウム塩を含む試薬。
- 前記テトラゾリウム塩が、ニトロフェニル基、チアゾリル基およびベンゾチアゾリル基からなる群から選択される少なくとも一つの基を有する請求項5記載の試薬。
- 前記テトラゾリウム塩が、3-(4,5-Dimethyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H-tetrazolium bromide(MTT)、2-(4-Iodophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-phenyl-2H-tetrazolium chloride(INT)、3,3'-[3,3'-Dimethoxy-(1,1'-biphenyl)-4,4'-diyl]-bis[2-(4-nitrophenyl)-5-phenyl-2H-tetrazolium chloride](Nitro-TB)、2-(4-Iodophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-1)、2-(4-Iodophenyl)-3-(2,4-dinitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-3)、2-benzothiazolyl-3-(4-carboxy-2-methoxyphenyl)-5-[4-(2-sulfoethylcarbamoyl)phenyl]-2H-tetrazolium(WST-4)、2,2'-dibenzothiazolyl-5,5'-bis[4-di(2-sulfophenyl)carbamoylphenyl]-3,3'-(3,3'-dimethoxy-4,4'-biphenylene)ditetrazolium disodium salt(WST-5)、2-(2-Methoxy-4-nitrophenyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-(2,4-disulfophenyl)-2H-tetrazolium, monosodium salt(WST-8)、2,3-Bis(4-nitrophenyl)-5-phenyltetrazolium Chloride、2-(2-Benzothiazolyl)-3,5-dophenyltetrazolium Bromide、2-(2-Benzothiazolyl)-3-(4-nitrophenyl)-5-phenyltetrazolium Bromide、2,3-Di(4-nitrophenyl)tetrazolium Perchlorate、3-(3-Nitrophenyl)-5-methyl-2-phenyltetrazolium Chloride、3-(4-Nitrophenyl)-5-methyl-2-phenyltetrazolium Chlorideからなる群から選択される少なくとも一つである請求項5または6記載の試薬。
- 請求項5から7のいずれかに記載の試薬を含む試験片。
- さらに、無機ゲルを含む請求項8記載の試験片。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003309950A JP2005077314A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | 比色分析方法およびそれに用いる試薬 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008129001A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Health & Life Co Ltd | 非酵素式尿酸試薬を用いたバイオセンサ、バイオセンサ試験片およびその製造方法 |
-
2003
- 2003-09-02 JP JP2003309950A patent/JP2005077314A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
JP2008129001A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Health & Life Co Ltd | 非酵素式尿酸試薬を用いたバイオセンサ、バイオセンサ試験片およびその製造方法 |
JP4516559B2 (ja) * | 2006-11-24 | 2010-08-04 | 合世生醫科技股▲分▼有限公司 | 非酵素式尿酸試薬を用いたバイオセンサ、バイオセンサ試験片およびその製造方法 |
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