JP2005076795A - 3摩擦係合要素同時係合型変速装置 - Google Patents

3摩擦係合要素同時係合型変速装置 Download PDF

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Abstract

【課題】遊星歯車装置とクラッチおよびブレーキの組合せよりなり、クラッチおよびブレーキの係合または開放の組合せを切り換えることにより各種の変速段を達成するようになっている変速装置に於いて、変速特性の多様化を可能にし、また個々のクラッチおよびブレーキの担持トルク負荷を低減することによりクラッチおよびブレーキの小型化と耐久性の向上を可能にする
【解決手段】各種変速段に於いて同時に係合されるクラッチまたはブレーキの数を増やす。
【選択図】図1

Description

本発明は、変速装置に係り、特に主として車輌用自動変速機に用いられる変速装置に係る。
入力回転部材と出力回転部材の間に1ないし複数の遊星歯車装置といくつかのクラッチおよびブレーキを組み込み、これらのクラッチおよびブレーキの選択的係合の組み換えにより遊星歯車装置の変速機能を種々に異ならせ、複数の変速段を達成する変速装置を構成することが車輌用自動変速機の分野に於いて知られている。
そのうち、3つの遊星歯車装置と、摩擦係合装置としては同等であるクラッチおよびブレーキを合計で5つ有し、前進用として6つの変速段を達成する変速装置の例が下記の特許文献に示されている。
特開平4-290649 特開平6-323381 特開2000-291747 特開2002-13599 特開2002-310246
上記特許文献のいずれの例にも見られる通り、3つの遊星歯車装置と合計で5つのクラッチおよびブレーキを有し、前進用として6種類の変速段を達成する変速装置は、従来、各変速段を2つのクラッチまたはブレーキの係合により達成するようになっている。即ち、前進用として6種類の変速段を達成するため、全体としては5つのクラッチおよびブレーキが設けられているが、変速装置の実際の作動に当っては、常時その内の2つのみしか作動されていない。
本発明は、上記の如く従来のこの種の変速装置は、変速段の種類にバラエティを得る必要から多数のクラッチまたはブレーキを備えているが、実際の作動に於いては、各変速段に於いてそのうちのただ2つしか作動させていないという事情と、各変速段に於いてより多くのクラッチまたはブレーキを作動させれば、それだけ変速に当たってのクラッチまたはブレーキの係合または解放のタイミング的作動態様に於ける多様性が増し、変速段に応じた変速特性の一層の向上を図ることが可能になるとの着想に基づき、その観点から更に改良された変速装置を提供することを主たる課題としており、また、一つの変速段に於いてより多くのクラッチまたはブレーキを同時に作動させれば、これによって各クラッチまたはブレーキが担持するトルク負荷を低減させ、クラッチまたはブレーキの小型化と耐久性の向上を図ることも可能になることを更なる課題としている。
上記の課題を解決するものとして、本発明は、入力回転部材と、出力回転部材と、少なくとも1つの遊星歯車装置と、少なくとも合計で3つのクラッチまたはブレーキとを有し、前記クラッチまたはブレーキの選択的係合により複数の変速段を達成する変速装置にして、前記複数の変速段の少なくとも1つに於いて前記クラッチまたはブレーキのうちの3つが係合されることを特徴とする変速装置を提案するものであり、更に、より具体的には、入力回転部材と、出力回転部材と、2つのシングルピニオン型遊星歯車装置と、1つのダブルピニオン型遊星歯車装置と、3つのクラッチと、2つのブレーキとを有し、前記クラッチおよびブレーキの選択的係合により4つの減速段と直結段と1つの増速段とを含む複数の変速段を達成する変速装置にして、前記複数の変速段の少なくとも1つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする変速装置を提案するものである。
上記の課題より明らかな通り、3つのクラッチまたはブレーキを作動させる変速段の数が多ければ多いほど、本発明の課題はより一層効果的に達成される。従って、前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合される変速段の数は、2でれば更に好ましく、3、4、5または6のように増大すればそれだけより一層好ましく、また後進段もそうであれば尚更好ましい。
また、一つの変速段にて係合される3つのクラッチまたはブレーキのうちの少なくとも2つは伝達トルクを並列に担持するように配置されていてよい。
より具体的な一つの実施の形態の於いては、上記の課題を達成するための本発明による変速装置は、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の1つを第1の遊星歯車装置とし、前記ダブルピニオン型遊星歯車装置を第2の遊星歯車装置とし、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の他の1つを第3の遊星歯車装置とし、前記3つのクラッチ第1、第2および第3のクラッチとし、前記2つのブレーキを第1および第2のブレーキとしたとき、前記第1の遊星歯車装置のリングギヤは前記第2の遊星歯車装置のリングギヤと連結され、前記第2の遊星歯車装置のキャリアは前記第3の遊星歯車装置のサンギヤと連結され、前記入力回転部材は前記第1の遊星歯車装置のサンギヤに連結され、前記出力回転部材は前記第3の遊星歯車装置のリングギヤに連結され、前記第1の遊星歯車装置のキャリアは前記第1のクラッチにより前記第3の遊星歯車装置のキャリアと選択的に連結され、前記第1および第2の遊星歯車装置のリングギヤは前記第2のクラッチにより前記第3の遊星歯車装置のキャリアと選択的に連結され、前記第1の遊星歯車装置のキャリアは前記第3のクラッチにより前記第2の遊星歯車装置のサンギヤと選択的に連結され、前記第2の遊星歯車装置のキャリアおよび前記第3の遊星歯車装置のサンギヤは前記第1のブレーキにより選択的に制動され、前記第2の遊星歯車装置のサンギヤは前記第2のブレーキにより選択的に制動されるようになっていてよい。
この場合、前記第1、第2および第3の遊星歯車装置はこの順に同心に配列されており、前記第1の遊星歯車装置の側を軸線方向の上流側とし前記第3の遊星歯車装置の側を軸線方向の下流側とするとき、前記第2のクラッチは前記第1の遊星歯車装置の上流側に位置し、前記第1のクラッチは前記第2のクラッチの上流側に位置し、前記第3のクラッチは前記第1の遊星歯車装置と前記第2の遊星悪魔装置の間に位置し、前記第1のブレーキは前記第3の遊星歯車装置の下流側に位置し、前記第2のブレーキは前記第1のブレーキの下流側に位置して配置されていてよい。
更に、この場合、好ましい変速比分布を得るものとして、前記第1の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.38であり、前記第2の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.43であり、前記第3の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.32であってよい。
或いはまた、他の一つのより具体的な実施の形態の於いては、本発明による変速装置は、前記ダブルピニオン型遊星歯車装置を第1の遊星歯車装置とし、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の1つを第2の遊星歯車装置とし、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の他の1つを第3の遊星歯車装置とし、前記3つのクラッチ第1、第2および第3のクラッチとし、前記2つのブレーキを第1および第2のブレーキとしたとき、前記第1の遊星歯車装置のサンギヤは前記第2の遊星歯車装置のサンギヤと連結され、前記第2の遊星歯車装置のキャリアは前記第3の遊星歯車装置のキャリアと連結され、前記入力回転部材は前記第1の遊星歯車装置のキャリアに連結され、前記出力回転部材は前記第3の遊星歯車装置のリングギヤに連結され、前記第1の遊星歯車装置のリングギヤは前記第1のクラッチにより前記第3の遊星歯車装置のサンギヤと選択的に連結され、前記第1の遊星歯車装置のリングギヤは前記第2のクラッチにより前記第2の遊星歯車装置のリングギヤと選択的に連結され、前記第1の遊星歯車装置のキャリアは前記第3のクラッチにより前記第2の遊星歯車装置のリングギヤと選択的に連結され、前記第3の遊星歯車装置のサンギヤは前記第1のブレーキにより選択的に制動され、前記第1の遊星歯車装置のサンギヤおよび前記第2の遊星歯車装置のサンギヤは前記第2のブレーキにより選択的に制動されるようになっていてよい。
この場合、前記第1、第2および第3の遊星歯車装置はこの順に同心に配列されており、前記第1の遊星歯車装置の側を軸線方向の上流側とし前記第3の遊星歯車装置の側を軸線方向の下流側とするとき、前記第1のクラッチは前記第2の遊星歯車装置と前記第3の遊星歯車装置の間に位置し、前記第2および第3のクラッチは前記第1の遊星歯車装置と前記第2の遊星歯車装置の間に位置し、前記第1のブレーキは前記第2の遊星歯車装置と前記第3の遊星歯車装置の間に位置し、前記第2のブレーキは前記第3の遊星歯車装置の下流側に位置して配置されていてよい。
更に、この場合、好ましい変速比分布を得るものとして、前記第1の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.57であり、前記第2の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.52であり、前記第3の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.34であってよい。
入力回転部材と、出力回転部材と、少なくとも1つの遊星歯車装置と、少なくとも合計で3つのクラッチまたはブレーキとを有し、前記クラッチまたはブレーキの選択的係合により複数の変速段を達成する変速装置、或は、より具体的には、入力回転部材と、出力回転部材と、2つのシングルピニオン型遊星歯車装置と、1つのダブルピニオン型遊星歯車装置と、3つのクラッチと、2つのブレーキとを有し、前記クラッチおよびブレーキの選択的係合により4つの減速段と直結段と1つの増速段とを含む複数の変速段を達成する変速装置に於いて、前記複数の変速段の少なくとも1つに於いて、少なくとも合計で3つのクラッチまたはブレーキ或いは3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されるようになっていれば、クラッチまたはブレーキの係合による伝達トルクの立ち上がり経過を、各クラッチまたはブレーキの係合制御により、少なくとも3つの段階に分けて制御することができ、伝達トルクの増大や低減をより好ましい態様となるようより繊細に制御することができる。尚、これにはクラッチおよびブレーキの係合/開放制御の繊細化を要するが、これは現今の多様なコンピュータ制御技術が利用できる。
そしてそのような合計で3つのクラッチまたはブレーキの係合による変速段の数が2、3、4、……と増大すればするほど、また後進段もそうであれば尚更、変速装置の変速性能は全体としてより大きく向上する。
また、そのようにして得られる変速段に於いて、係合される3つのクラッチまたはブレーキのうちの少なくとも2つが伝達トルクを並列に担持するようになっていれば、並列にトルクを担持する各クラッチまたはブレーキが担持するトルク負荷を低減させ、クラッチまたはブレーキの小型化を図ることができ、またトルク負荷が下がることにより、耐久性が向上する。
添付の図1は、本発明による変速装置を車輌用変速装置に適用した場合の実施の形態の一つを示すものであり、図に於いてAはその機械的構造の概略図であり、Bはそこに含まれるクラッチおよびブレーキの各変速段に於ける係合状態とそれによって達成される変速比を示す表であり、Cは各変速段の達成状態を示す共線図である。
図示の如く、この変速装置は、入力回転部材INと出力回転部材OUTの間に組み込まれたシングルピニオン型の第1の遊星歯車装置PG1と、ダブルピニオン型の第2の遊星歯車装置PG2と、シングルピニオン型の第3の遊星歯車装置PG3と、第1、第2、第3のクラッチC1、C2、C3と、第1、第2のブレーキB1、B2とを含んでいる。第1の遊星歯車装置PG1のリングギヤR1は第2の遊星歯車装置PG2のリングギヤR2と連結されている。第2の遊星歯車装置PG2のキャリアCr2は第3の遊星歯車装置PG3のサンギヤS3と連結されている。入力回転部材INは第1の遊星歯車装置PG1のサンギヤS1に連結されている。出力回転部材OUTは第3の遊星歯車装置PG3のリングギヤR3に連結されている。
第1の遊星歯車装置PG1のキャリアCr1は第1のクラッチC1により第3の遊星歯車装置PG3のキャリアCr3と選択的に連結されるようになっている。第1の遊星歯車装置PG1のリングギヤR1および第2の遊星歯車装置PG2のリングギヤR2は第2のクラッチC2により第3の遊星歯車装置PG3のキャリアCr3と選択的に連結されるようになっている。第1の遊星歯車装置PG1のキャリアCr1は第3のクラッチC3により第2の遊星歯車装置PG2のサンギヤS2と選択的に連結されるようになっている。第2の遊星歯車装置PG2のキャリアCr2および第3の遊星歯車装置PG3のサンギヤS3は第1のブレーキB1により選択的に制動されるようになっている。第2の遊星歯車装置PG2のサンギヤS2は第2のブレーキB2により選択的に制動されるようになっている。
図1のCに示す共線図に於いて、縦座標は回転速度であり、1は入力回転速度であり、0は固定状態を示す。以下に説明される通り、点1、2、3、4、5、6およびRの縦座標上に於ける値が、第1速段、第2速段、第3速段、第4速段、第5速段、第6速段、後進段に於ける入力回転速度1に対する出力回転速度の相対的回転速度を示す。PG1に於けるサンギヤの歯数とリングギヤの歯数の比ρ1が0.38であり、PG2に於けるサンギヤの歯数とリングギヤの歯数の比ρ2が0.43であり、PG3に於けるサンギヤの歯数とリングギヤの歯数の比ρ3が0.32であるとすると、各速度段に於ける変速比(減速比)はBの表に示す如く、それぞれ4.673、2.751、1.890、1.321、1.000、0.758、3.477である。
第1速段では、図1のBの表に示す如く、クラッチC1およびC3とブレーキB2が係合される。リングギヤR1とリングギヤR2とは一体となって回転するよう連結されており、クラッチC3の係合によりキャリアCr1とサンギヤS2とが連結されたことにより、PG1の共線S1−Cr1−R1とPG2の共線S2−R2−Cr2はR1・R2とCr1・S2の2点にて連結され、複合共線S1−Cr1・S2−R1・R2−Cr2が形成される。サンギヤS1が入力回転速度1にて駆動され、キャリアCr1とサンギヤS2とがブレーキB2により回転速度0に制動されるので、複合共線S1−Cr1・S2−R1・R2−Cr2は、共線図でみると、図2に示す通り、S1にて回転速度1であり、Cr1・S2にて回転速度0である。一方、PG3に於いては、ブレーキB2とクラッチC3およびC1の係合によりキャリアCr3の回転が制動された状態にてサンギヤS3がキャリアCr2により駆動されるので、その共線S3−Cr3−R3は図示の如くなり、出力回転部材OUTと連結されたリングギヤR3は点1の回転速度にて回転する。
第2速段では、クラッチC1とブレーキB1およびB2が係合される。ブレーキB1とB2の係合により、PG2はそのサンギヤS2およびキャリアCr2がいずれも固定されてロック状態となり、これによってPG1に於いては、リングギヤR1が固定された状態で、サンギヤS1が駆動される。従って、PG1の共線は、図3に示す如く、S1にて速度1、R1にて速度0の直線となる。一方、PG3に於いては、サンギヤS3がブレーキB1により固定された状態で、キャリアCr3がクラッチC1の係合によりキャリアCr1に連結される。従って、リングギヤR3は点2の回転速度にて回転する。
第3速段に於いては、クラッチC1およびC3とブレーキB1が係合される。リングギヤR1とリングギヤR2とは一体に回転し、クラッチC3の係合によりキャリアCr1とサンギヤR2とが連結されるので、PG1の共線S1−Cr1−R1とPG2の共線S2−R2−Cr2とはR1・R2とCr1・R2にて互いに連結され、複合共線は、図4に示す如く、S1−Cr1・S2−R1・R2−Cr2となり、キャリアCr2がブレーキB1により固定されて回転速度0となり、サンギヤS1が回転速度1にて駆動される。PG3に於いては、サンギヤS3がブレーキB1にて固定され、キャリアCr3がクラッチC1によりキャリアCr1と連結されているので、PG3の共線はS3をCr2に合わせ、Cr3をCr1に合わせた状態で複合共線S1−Cr1・S2−R1・R2−Cr2の上に乗り、リングギヤR3は点3の回転速度にて回転する。
第4速段においは、クラッチC1およびC2とブレーキB2が係合される。クラッチC1とC2の係合によりPG1はロック状態となり、入力回転部材によるサンギヤS1の駆動はそのままPG2のリングギヤR2の駆動となる。PG2のサンギヤS2はブレーキB2により固定されているので、PG2の共線は、図5に示す如く、S2にて回転速度0、R2にて回転速度1となる。PG3に於いては、サンギヤS3がCr2と一体に回転され、キャリアCr3がクラッチC1を経てR2とともに入力回転数にて駆動されるので、リングギヤR3は点4の速度にて回転する。
第5速段に於いては、クラッチC1、C2、C3が係合される。これら3つのクラッチが係合されると、PG1、PG2、PG3はいずれもロック状態となり、全体が一体となって回転する。従って、リングギヤR3に連結された出力回転部材は入力回転部材と同一の速度である点5の回転速度にて回転する。
第6速段に於いては、クラッチC1およびC2とブレーキB1が係合される。クラッチC1とC2の係合によりPG1はロック状態となり、入力回転部材によるサンギヤS1の駆動はそのままリングギヤR1の駆動となる。PG3に於いては、ブレーキB1によりサンギヤS3が固定された状態で、キャリアCr3がクラッチC1およびC2を経てリングギヤR1より入力回転速度1にて駆動される。従って、これを共線図で見れば、図6に示す通り、リングギヤR3は点6の速度で回転する。
後進段に於いては、クラッチC2およびC3とブレーキB2が係合される。リングギヤR1とリングギヤR2とは互いに連結されており、クラッチC3の係合によりキャリアCr1とサンギヤS2とが互いに連結されるので、PG1の共線S1−Cr1−R1とPG2の共線Cr2−R2−S2の共線はR1・R2点とCr1・S2にて互いに連結されてS1−Cr1・S2−R2・R1−Cr2となり、S1にて入力回転速度1にて駆動され、Cr1・S2にて固定される。共線図で見ると、図7に示されている通りとなる。PG3に於いては、サンギヤS3がキャリアCr2と一体に連結され、キャリアCr3がクラッチC2によりリングギヤR1およびR2と連結されるので、リングギヤR3は点Rの回転速度にて回転する。これは負の回転速度であり、逆転である。
以上の通り、図1に示す実施の形態の於いては、第1速段〜第6速段および後進段の全ての変速段に於いて、合計3つのクラッチまたはブレーキが係合される。また、変速装置内を通るトルクの伝達経路に沿って見て、第1速段に於いてはクラッチC1とC3が互いに並列に作動しており、第2速段に於いてはブレーキB1とB2が互いに並列に作動しており、第3速段に於いてはクラッチC1とC3が互いに並列に作動しており、第4速段に於いてはクラッチC1とC2が互いに並列に作動しており、第5速段に於いてはクラッチC1〜C3の3つが並列に作動しており、第6速段に於いてはクラッチC1とC2が互いに並列に作動しており、後進段に於いてはクラッチC2とC3が互いに並列に作動している。
図8は、本発明による変速装置を車輌用変速装置に適用した場合の他の一つの実施の形態を示すものであり、図8に於いてAはその機械的構造の概略図であり、Bはそこに含まれるクラッチおよびブレーキの各変速段に於ける係合状態とそれによって達成される変速比を示す表であり、Cは各変速段の達成状態を示す共線図である。
図8に示す如く、この変速装置は、入力回転部材INと出力回転部材OUTの間に組み込まれたダブルピニオン型の第1の遊星歯車装置PG1と、シングルピニオン型の第2の遊星歯車装置PG2と、シングルピニオン型の第3の遊星歯車装置PG3と、第1、第2、第3のクラッチC1、C2、C3と、第1、第2のブレーキB1、B2とを含んでいる。第1の遊星歯車装置PG1のサンギヤS1は第2の遊星歯車装置PG2のサンギヤS2と連結されている。第2の遊星歯車装置PG2のキャリアCr2は第3の遊星歯車装置PG3のキャリアCr3と連結されている。入力回転部材INは第1の遊星歯車装置PG1のキャリアCr1に連結されている。出力回転部材OUTは第3の遊星歯車装置PG3のリングギヤR3に連結されている。
第1の遊星歯車装置PG1のリングギヤR1は第1のクラッチC1により第3の遊星歯車装置PG3のサンギヤS3と選択的に連結されるようになっている。第1の遊星歯車装置PG1のリングギヤR1は第2のクラッチC2により第2の遊星歯車装置PG2リングギヤR2と選択的に連結されるようになっている。第1の遊星歯車装置PG1のキャリアCr1は第3のクラッチC3により第2の遊星歯車装置PG2のリングギヤR2と選択的に連結されるようになっている。第3の遊星歯車装置PG3のサンギヤS3は第1のブレーキB1により選択的に制動されるようになっている。第1の遊星歯車装置PG1のサンギヤS1および第2の遊星歯車装置PG2のサンギヤS2は第2のブレーキB2により選択的に制動されるようになっている。
図8のCに示す共線図に於いて、縦座標は回転速度であり、1は入力回転速度であり、0は固定状態を示す。以下に説明される通り、点1、2、3、4、5、6およびRの縦座標上に於ける値が、第1速段、第2速段、第3速段、第4速段、第5速段、第6速段、後進段に於ける入力回転速度1に対する出力回転速度の相対的回転速度を示す。PG1に於けるサンギヤの歯数とリングギヤの歯数の比ρ1が0.57であり、PG2に於けるサンギヤの歯数とリングギヤの歯数の比ρ2が0.52であり、PG3に於けるサンギヤの歯数とリングギヤの歯数の比ρ3が0.34であるとすると、各速度段に於ける変速比(減速比)はBの表に示す如く、それぞれ4.276、2.627、1.876、1.361、1.000、0.746、2.870である。
第1速段では、図8のBの表に示す如く、クラッチC1およびC2とブレーキB2が係合される。サンギヤS1とサンギヤS2とは一体となって回転するよう互いに連結されており、またクラッチC2の係合によりリングギヤR1とリングギヤR2とが連結される。従って、PG1の共線Cr1−R1−S1とPG2の共線R2−Cr2−S2は、S1とS2にて互いに連結され、R1とR2にて連結され、複合共線はCr1−R1・R2−Cr2−S1・S2となり、図9に示す通り、この複合共線は、Cr1にて入力回転速度1にて駆動され、S1・S2にてブレーキB2により回転速度0に制動される。一方、PG3に於いては、キャリアCr3がキャリアCr2と連結されている上に、クラッチC1の係合によりサンギヤS3がリングギヤR1とリングギヤR2との連結体に連結されるので、その共線S3−Cr3−R3は、S3にてR1とR2に一致し、Cr3がCr2に一致した状態で複合共線Cr1−R1・R2−Cr2−S1・S2の上に重なる。従って、リングギヤR3は点1の回転速度にて回転する。
第2速段では、クラッチC2とブレーキB1およびB2が係合される。サンギヤS1とS2は互いに連結されており、クラッチC2の係合によりリングギヤR1とR2とが係合されることにより、PG1の共線Cr1−R1−S1とPG2の共線R2−CR2−S2とは,S1・S2とR1・R2にて互いに連結され、複合共線は、図10に示す如く、Cr1−R1・R2−Cr2−S1・S2となり、サンギヤCr1が回転速度1にて駆動され、S1・S2にて固定される。PG3に於いては、サンギヤS3がブレーキB1により固定された状態で、キャリアCr3がキャリアCr2により駆動される。従って、リングギヤR3は点2の回転速度にて回転する。
第3速段に於いては、クラッチC1とブレーキB1およびB2が係合される。サンギヤS1とS2とは一体に回転し、クラッチC3の係合によりキャリアCr1とリングギヤR2とが連結されるので、PG1の共線Cr1−R1−S1とPG2の共線R2−Cr2−S2とはCr1・R2とS1・S2にて互いに連結され、複合共線は、図11に示す如く、Cr1・R2−Cr2−R1−S1・S2となり、Cr1・R2が回転速度1にて駆動され、R1がクラッチC1とブレーキB1の直列係合により固定される。PG3に於いては、サンギヤS3がブレーキB1にて固定され、キャリアCr3がキャリアCr2と連結されているので、PG3の共線はS3がR1と共にブレーキB1にて固定された状態で、Cr3がCr2の速度にて駆動され、リングギヤR3は点3の回転速度にて回転する。
第4速段においは、クラッチC1およびC3とブレーキB2が係合される。サンギヤS1とS2とは一体に回転し、クラッチC3の係合によりCr1とR2とが連結されるので、PG1の共線Cr1−R1−S1とPG2の共線R2−Cr2−S2とはS1・S2とCr1・R2にて互いに連結され、複合共線は、図12に示す如く、Cr1・R2−Cr2−R1−S1・S2となり、キャリアCr1・R2が回転速度1にて駆動され、S1・S2がブレーキB2により固定されて回転速度0となる。PG3に於いては、サンギヤS3がクラッチC1によりリングギヤR1と連結され、キャリアCr3がPG2のキャリアCr2により駆動されるので、リングギヤR3は点4の速度にて回転する。
第5速段に於いては、クラッチC1、C2、C3が係合される。これら3つのクラッチが係合されると、PG1、PG2、PG3はいずれもロック状態となり、全体が一体となって回転する。従って、リングギヤR3に連結された出力回転部材は入力回転部材と同一の速度である点5の回転速度にて回転する。
第6速段に於いては、クラッチC2およびC3とブレーキB1が係合される。クラッチC2とC3の係合によりPG1およびPG2はロック状態となり、入力回転部材によるキャリアCr1の駆動はそのままリングギヤR1の駆動となる。PG3に於いては、ブレーキB1によりサンギヤS3が固定された状態で、キャリアCr3がロック状態となったよりPG1およびPG2により入力回転速度1にて駆動される。従って、これを共線図で見れば、図13に示す通り、リングギヤR3は点6の速度で回転する。
後進段に於いては、クラッチC1およびC2とブレーキB1が係合される。サンギヤR1とR2とは互いに連結されており、クラッチC2の係合によりキャリアCr1とリングギヤS2とが互いに連結されるので、PG1の共線Cr1−R1−S1とPG2の共線R2−Cr2−S2の共線はR1・R2とS1・S2にて互いに連結されてCr1−R1・R2−Cr2−S1・S2となり、Cr1にて入力回転速度1にて駆動され、R1・R2にてクラッチC1とブレーキB1の直列係合にて固定される。共線図で見ると、図14に示されている通りとなる。PG3に於いては、サンギヤS3がブレーキB一により固定された状態で、キャリアCr3がキャリアCr2により駆動されるので、リングギヤR3は点Rの回転速度にて回転する。これは負の回転速度であり、逆転である。
以上の通り、図8に示す実施の形態の於いても、第1速段〜第6速段および後進段の全ての変速段に於いて、合計3つのクラッチまたはブレーキが係合される。また、変速装置内を通るトルクの伝達経路に沿って見て、第1速段に於いてはクラッチC1とC2が互いに並列に作動しており、第2速段に於いてはクラッチC2とブレーキB1とが互いに並列に作動しており、第3速段に於いてはクラッチC1とブレーキB1が互いに並列に作動しており、第4速段に於いてはクラッチC1とC3が互いに並列に作動しており、第5速段に於いてはクラッチC1〜C3の3つが並列に作動しており、第6速段に於いてはクラッチC2とC3が互いに並列に作動しており、後進段に於いてはクラッチC1とC2が互いに並列に作動している。
以上に於いては本発明を二つの実施の形態について詳細に説明したが、これらの実施の形態について本発明の範囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
本発明による変速装置を車輌用変速装置に適用した場合の実施の形態の一つを示し、図Aはその機械的構造の概略図、図Bはそこに含まれるクラッチおよびブレーキの各変速段に於ける係合状態とそれによって達成される変速比を示す表、図Cは各変速段の達成状態を示す共線図。 図1に示す変速装置に於いて第1速段の達成状態を示す共線図。 図1に示す変速装置に於いて第2速段の達成状態を示す共線図。 図1に示す変速装置に於いて第3速段の達成状態を示す共線図。 図1に示す変速装置に於いて第4速段の達成状態を示す共線図。 図1に示す変速装置に於いて第6速段の達成状態を示す共線図。 図1に示す変速装置に於いて後進段の達成状態を示す共線図。 本発明による変速装置を車輌用変速装置に適用した場合の実施の形態の他の一つを示し、図Aはその機械的構造の概略図、図Bはそこに含まれるクラッチおよびブレーキの各変速段に於ける係合状態とそれによって達成される変速比を示す表、図Cは各変速段の達成状態を示す共線図。 図8に示す変速装置に於いて第1速段の達成状態を示す共線図。 図8に示す変速装置に於いて第2速段の達成状態を示す共線図。 図8に示す変速装置に於いて第3速段の達成状態を示す共線図。 図8に示す変速装置に於いて第4速段の達成状態を示す共線図。 図8に示す変速装置に於いて第6速段の達成状態を示す共線図。 図8に示す変速装置に於いて後進段の達成状態を示す共線図。
符号の説明
IN…入力回転部材、OUT…出力回転部材、PG1,PG2,PG3…遊星歯車装置、S1,S2,S3…サンギヤ、R1,R2,R3…リングギヤ、Cr1,Cr2,Cr3…キャリア、C1,C,2,C3…クラッチ、B1,B2…ブレーキ

Claims (15)

  1. 入力回転部材と、出力回転部材と、少なくとも1つの遊星歯車装置と、少なくとも合計で3つのクラッチまたはブレーキとを有し、前記クラッチまたはブレーキの選択的係合により複数の変速段を達成する変速装置にして、前記複数の変速段の少なくとも1つに於いて前記クラッチまたはブレーキのうちの3つが係合されることを特徴とする変速装置。
  2. 入力回転部材と、出力回転部材と、2つのシングルピニオン型遊星歯車装置と、1つのダブルピニオン型遊星歯車装置と、3つのクラッチと、2つのブレーキとを有し、前記クラッチおよびブレーキの選択的係合により4つの減速段と直結段と1つの増速段とを含む複数の変速段を達成する変速装置にして、前記複数の変速段の少なくとも1つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項1に記載の変速装置。
  3. 前記複数の変速段の少なくとも2つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
  4. 前記複数の変速段の少なくとも3つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
  5. 前記複数の変速段の少なくとも4つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
  6. 前記複数の変速段の少なくとも5つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
  7. 前記複数の変速段の少なくとも6つに於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項2に記載の変速装置。
  8. 前記複数の変速段は更に後進段を含み、該後進段に於いて前記3つのクラッチと2つのブレーキのうちの選択された3つが係合されることを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の変速装置。
  9. 前記クラッチまたはブレーキのうちの係合される3つのうちの少なくとも2つが伝達トルクを並列に担持することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の変速装置。
  10. 前記シングルピニオン型遊星歯車装置の1つを第1の遊星歯車装置とし、前記ダブルピニオン型遊星歯車装置を第2の遊星歯車装置とし、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の他の1つを第3の遊星歯車装置とし、前記3つのクラッチ第1、第2および第3のクラッチとし、前記2つのブレーキを第1および第2のブレーキとしたとき、前記第1の遊星歯車装置のリングギヤは前記第2の遊星歯車装置のリングギヤと連結され、前記第2の遊星歯車装置のキャリアは前記第3の遊星歯車装置のサンギヤと連結され、前記入力回転部材は前記第1の遊星歯車装置のサンギヤに連結され、前記出力回転部材は前記第3の遊星歯車装置のリングギヤに連結され、前記第1の遊星歯車装置のキャリアは前記第1のクラッチにより前記第3の遊星歯車装置のキャリアと選択的に連結され、前記第1および第2の遊星歯車装置のリングギヤは前記第2のクラッチにより前記第3の遊星歯車装置のキャリアと選択的に連結され、前記第1の遊星歯車装置のキャリアは前記第3のクラッチにより前記第2の遊星歯車装置のサンギヤと選択的に連結され、前記第2の遊星歯車装置のキャリアおよび前記第3の遊星歯車装置のサンギヤは前記第1のブレーキにより選択的に制動され、前記第2の遊星歯車装置のサンギヤは前記第2のブレーキにより選択的に制動されるようになっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかによる変速装置。
  11. 前記ダブルピニオン型遊星歯車装置を第1の遊星歯車装置とし、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の1つを第2の遊星歯車装置とし、前記シングルピニオン型遊星歯車装置の他の1つを第3の遊星歯車装置とし、前記3つのクラッチ第1、第2および第3のクラッチとし、前記2つのブレーキを第1および第2のブレーキとしたとき、前記第1の遊星歯車装置のサンギヤは前記第2の遊星歯車装置のサンギヤと連結され、前記第2の遊星歯車装置のキャリアは前記第3の遊星歯車装置のキャリアと連結され、前記入力回転部材は前記第1の遊星歯車装置のキャリアに連結され、前記出力回転部材は前記第3の遊星歯車装置のリングギヤに連結され、前記第1の遊星歯車装置のリングギヤは前記第1のクラッチにより前記第3の遊星歯車装置のサンギヤと選択的に連結され、前記第1の遊星歯車装置のリングギヤは前記第2のクラッチにより前記第2の遊星歯車装置のリングギヤと選択的に連結され、前記第1の遊星歯車装置のキャリアは前記第3のクラッチにより前記第2の遊星歯車装置のリングギヤと選択的に連結され、前記第3の遊星歯車装置のサンギヤは前記第1のブレーキにより選択的に制動され、前記第1の遊星歯車装置のサンギヤおよび前記第2の遊星歯車装置のサンギヤは前記第2のブレーキにより選択的に制動されるようになっていることを特徴とする請求項1〜9のいずれかによる変速装置。
  12. 前記第1、第2および第3の遊星歯車装置はこの順に同心に配列されており、前記第1の遊星歯車装置の側を軸線方向の上流側とし前記第3の遊星歯車装置の側を軸線方向の下流側とするとき、前記第2のクラッチは前記第1の遊星歯車装置の上流側に位置し、前記第1のクラッチは前記第2のクラッチの上流側に位置し、前記第3のクラッチは前記第1の遊星歯車装置と前記第2の遊星悪魔装置の間に位置し、前記第1のブレーキは前記第3の遊星歯車装置の下流側に位置し、前記第2のブレーキは前記第1のブレーキの下流側に位置して配置されていることを特徴とする請求項10に記載の変速装置。
  13. 前記第1、第2および第3の遊星歯車装置はこの順に同心に配列されており、前記第1の遊星歯車装置の側を軸線方向の上流側とし前記第3の遊星歯車装置の側を軸線方向の下流側とするとき、前記第1のクラッチは前記第2の遊星歯車装置と前記第3の遊星歯車装置の間に位置し、前記第2および第3のクラッチは前記第1の遊星歯車装置と前記第2の遊星歯車装置の間に位置し、前記第1のブレーキは前記第2の遊星歯車装置と前記第3の遊星歯車装置の間に位置し、前記第2のブレーキは前記第3の遊星歯車装置の下流側に位置して配置されていることを特徴とする請求項11に記載の変速装置。
  14. 前記第1の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.38であり、前記第2の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.43であり、前記第3の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.32であることを特徴とする請求項10または12に記載の変速装置。
  15. 前記第1の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.57であり、前記第2の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.52であり、前記第3の遊星歯車装置のサンギヤとリングギヤの比は0.34であることを特徴とする請求項11または13に記載の変速装置。
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