JP2005076754A - 車両用空気ばね - Google Patents
車両用空気ばね Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005076754A JP2005076754A JP2003308097A JP2003308097A JP2005076754A JP 2005076754 A JP2005076754 A JP 2005076754A JP 2003308097 A JP2003308097 A JP 2003308097A JP 2003308097 A JP2003308097 A JP 2003308097A JP 2005076754 A JP2005076754 A JP 2005076754A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air spring
- pistons
- diaphragm
- piston
- expansion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
【課題】ピストンの製造が容易で、コストを増加せずに、大きなストローク(伸縮量)の車両用空気ばねを得ること。
【解決手段】この空気ばねは、短い円筒型ピストン21、22を、対称的に荷重側連結部材23と支持側連結部材24の各々に設け、両ピストン間をダイヤフラム25で接続した。2個のピストンが各々その長さの約2倍の空気ばねの伸縮量を吸収するから、伸縮量が同じなら、ピストン長さを1/2に減少し、ピストンは絞り成形で容易に一体加工でき、製造コストが大幅に低減。成形深さが約1/2となるので、成形性の劣る高張力鋼板等も使用でき、空気ばねの耐久性が向上し軽量となる。ダイヤフラムを挾んで上下の円筒型ピストンは、横剛性の確保が確実で、車両の安定性を増す。
【選択図】図1
【解決手段】この空気ばねは、短い円筒型ピストン21、22を、対称的に荷重側連結部材23と支持側連結部材24の各々に設け、両ピストン間をダイヤフラム25で接続した。2個のピストンが各々その長さの約2倍の空気ばねの伸縮量を吸収するから、伸縮量が同じなら、ピストン長さを1/2に減少し、ピストンは絞り成形で容易に一体加工でき、製造コストが大幅に低減。成形深さが約1/2となるので、成形性の劣る高張力鋼板等も使用でき、空気ばねの耐久性が向上し軽量となる。ダイヤフラムを挾んで上下の円筒型ピストンは、横剛性の確保が確実で、車両の安定性を増す。
【選択図】図1
Description
本発明は車両用空気ばね、殊に円筒型ピストンをもつ車両用空気ばねの改良に関するものである。
車両用空気ばねにはいくつかの種類があるが、この中にいわゆるダイヤフラム式(型)と称するものがある。
これは例えば図2に示すように、一端を荷重側連結部材1下面の円輪部1a外周に嵌合したダイヤフラム2の他端を、取り付け部3aをもつ支持側連結部材3と結合した、円筒型ピストン4の上端小径部4aに嵌合せしめたものである。
上記構成により、図2の空気ばねでは、横剛性をピストン4により取りつつダイヤフラム2内の空気により荷重を支持するが、このときピストン4は、最低該空気ばねの伸縮量のほぼ半分の長さを必要とする。
前記ピストン4が長い(深い)時は深絞り等の板金作業が難しくなり、製造コストを増大せしめる。特許文献1に示すものは、主ダイヤフラムの内側に副ダイヤフラムを配置したもので、内筒、外筒とも短く加工は容易であるが、これは通常時は主ダイヤフラムで荷重を受け、主ダイヤフラムのパンク時に副ダイヤフラムで荷重をうけようとするもので、空気ばねのストロークを主、副のダイヤフラムで分担するものではない。
特開平08−028618号公報
本発明が解決しようとする問題点は、ピストンの製造が容易で、製造コストを大きく増加させることなしに、大きなストローク(伸縮量)を備えた空気ばねを得ることにある。
本発明は、所定の長さを持つ円筒型ピストンを、対称的に荷重側連結部材と支持側連結部材の各々に設け、前記ピストン間をダイヤフラムにより接続したことを特徴とする車両用空気ばねである。
本発明の空気ばねは、前記2個のピストンがそれぞれその長さのほぼ2倍の空気ばねの伸縮量を吸収するので、伸縮量が同じ空気ばねの場合には、必要なピストン長さをほぼ1/2に減少でき、ピストンを板金絞り成形で一体加工することが容易となり、空気ばねの製造コストの大幅な低減が可能となる。
前記ピストンを板金絞り成形可能な空気ばねにおいては、前記ピストンの成形深さがほぼ1/2となることにより、成形性の劣る高張力鋼板又は高強度アルミ板等の使用が可能となり、空気ばねの耐久性向上及び軽量化が可能となる。
前記ピストンは2個使用され、それぞれがそのピストン長さの2倍の空気ばね伸縮量を吸収できるから、従来と同じ長さのピストンを使用したときは、従来の2倍のばね伸縮量を確保できる。
ダイヤフラムを挾んで上下に円筒型ピストンを備えるので、該ピストンによる横剛性の確保が確実になされ、車両の安定性に寄与する。
図1により説明すると、本発明車両用空気ばねは、所定の長さを持つ円筒型ピストン21、22を、対称的に荷重側連結部材23と支持側連結部材24の各々に設け、前記ピストン間をダイヤフラム25により接続したものである。
図1は本発明実施例に係る装置の概略断面図であって、円筒型ピストン21、22はこの場合同型同寸法に形成され、その密封された頭部には小径部21a、22aが、又開放された端部には滑らかな円弧部をもつフランジ21b、22bが各々形成されている。
そして、前記ピストン21のフランジ21bは荷重側連結部材26の下面に、また前記ピストン22におけるフランジ22b付近の内側には、支持側連結部材27が嵌合して、それぞれ溶接固着されている。なお、24aは支持側連結部材24に設けた取り付け部である。
前記ダイヤフラム25は、その両端を前記ピストン21、22の小径部21a、22aに固く嵌装され、該ダイヤフラム25内には所定空気圧の圧縮空気が充填されている。
図1に示す本発明の車両用空気ばねは、荷重側連結部材23を例えばフレームまたはボディ(いずれも図示せず)に接続し、また支持側連結部材24は取り付け部24aを介して例えば車軸ケース(図示せず)に接続する。
本発明空気ばねを上記のように車両に使用するときは、両ピストン21、22が安定した横剛性を保ち、ダイヤフラム25内の空気圧が車体を安定的に支える。
本発明空気ばねにおける2個のピストンは、前記実施例ではまったく同じ長さのものとしたが、一方を長く(伸縮量大)、また他方を短い(伸縮量小)ものとすることも考えられる。このようにピストン長さの大小を適宜組み合わせることによって、装着する車両に応じた種々の伸縮量を得ることができる。
1、23 荷重側連結部材
2、25 ダイヤフラム
3、24 支持側連結部材
3a、24a 取り付け部
4、21、22 円筒型ピストン
21b、22b フランジ。
2、25 ダイヤフラム
3、24 支持側連結部材
3a、24a 取り付け部
4、21、22 円筒型ピストン
21b、22b フランジ。
Claims (3)
- 所定の長さを持つ円筒型ピストンを、対称的に荷重側連結部材と支持側連結部材の各々に設け、前記ピストン間をダイヤフラムにより接続したことを特徴とする車両用空気ばね。
- 前記両ピストンの長さを異ならしめたことを特徴とする請求項1記載の車両用空気ばね。
- 前記ピストンに、前記ダイヤフラムを受けるフランジを形成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用空気ばね。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003308097A JP2005076754A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両用空気ばね |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003308097A JP2005076754A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両用空気ばね |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005076754A true JP2005076754A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34410662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003308097A Pending JP2005076754A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両用空気ばね |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005076754A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007042542A1 (de) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Carl Freudenberg Kg | Luftfeder |
CN102330778A (zh) * | 2011-07-24 | 2012-01-25 | 杨洁 | 一种内置容器调静刚度和隔膜孔调动刚度的空气弹簧 |
KR20210081586A (ko) * | 2019-12-24 | 2021-07-02 | (주) 영진 | 에어 서스펜션용 탑포트 |
-
2003
- 2003-08-29 JP JP2003308097A patent/JP2005076754A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007042542A1 (de) * | 2007-09-07 | 2009-03-26 | Carl Freudenberg Kg | Luftfeder |
DE102007042542B4 (de) * | 2007-09-07 | 2013-11-28 | Carl Freudenberg Kg | Luftfeder |
CN102330778A (zh) * | 2011-07-24 | 2012-01-25 | 杨洁 | 一种内置容器调静刚度和隔膜孔调动刚度的空气弹簧 |
KR20210081586A (ko) * | 2019-12-24 | 2021-07-02 | (주) 영진 | 에어 서스펜션용 탑포트 |
KR102343430B1 (ko) | 2019-12-24 | 2021-12-28 | (주)영진 | 에어 서스펜션용 탑포트 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2009024878A (ja) | 空気ばね用押嵌め式緩衝器 | |
EP3460285A1 (en) | Air suspension device | |
CN105276070A (zh) | 液压悬置及其装配方法 | |
JP2010071325A (ja) | 空気ばね | |
JP2005076754A (ja) | 車両用空気ばね | |
US20150300445A1 (en) | Vibration damping device | |
EP3124823A1 (en) | Shock absorber | |
RU2007102582A (ru) | Кузов автомобиля | |
JP4955613B2 (ja) | フロントフォーク | |
JP2008223825A (ja) | 緩衝器 | |
US20120061890A1 (en) | Hydraulic body mount | |
JP2003522664A (ja) | 液圧式走行車ブレーキ装置用の振動ダンパ | |
JP4912267B2 (ja) | 空気ばね | |
JP2005188648A (ja) | 油圧緩衝器のナックルブラケット構造 | |
JP4883279B2 (ja) | シリンダ装置 | |
KR101983956B1 (ko) | 공기 스프링 장치 | |
CN110682737A (zh) | 车辆用轮毂 | |
JP2006144940A (ja) | 空気ばね | |
US20240151289A1 (en) | Multi-tube vibration damper having adjustable damping force for a vehicle | |
JP7033413B2 (ja) | 防振装置の製造方法 | |
JP2005114112A (ja) | ブラケット連結構造 | |
KR20190007844A (ko) | 선 압축 부시형 롤로드 | |
JP5085519B2 (ja) | インサートメタル | |
CN107218331B (zh) | 一种玻璃升降器拉线的阻尼张紧结构 | |
JP2005265090A (ja) | 油圧緩衝器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20081216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20090203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090623 |