JP2005076581A - ダイヤフラムポンプおよびその組立方法 - Google Patents

ダイヤフラムポンプおよびその組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 モータの駆動により摩擦による摩耗や加熱が生じないダイヤフラムポンプを提供する。また、モータ側に軸線方向の負荷が加わらないようにするための組立作業を容易にして生産性を向上させる。
【解決手段】 モータケース5上にポンプケース15を載置し、モータ2の底板6とクランク台20とを挟むようにして、上下方向から押圧し、クランク台20に出力軸10を圧入する。クランク台20がスラストベアリング16に当接するまで出力軸10を圧入することにより、軸受8とロータ11との間に出力軸10の軸線方向の遊びδが確保されたままの状態になる。モータケース5とポンプケース15との間に、遊びδよりも厚みの小さいスペーサ18を介装し、両ケース5,15をねじで固定する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ダイヤフラム部の往復動によりモータの出力軸に加わる軸線方向の荷重を、クランク台とポンプケースとの間に設けたスラストベアリングで受け止めるダイヤフラムポンプに関する。
この種のダイヤフラムポンプにおいては、モータの出力軸の回転と一体的にクランク台が回転し、クランク台の回転にともなって、駆動軸が出力軸の周りを傾斜方向を変えるようにして偏心回転する。この駆動軸の偏心回転により、ダイヤフラムのダイヤフラム部が往復動し、ポンプ室が収縮・膨張することによりポンプ作用が行われ、このポンプ作用による負荷が全てモータの出力軸の軸線方向に加わる。このため、この種のダイヤフラムポンプにおいては、ポンプ室の収縮・膨張によってポンプ作用をするダイヤフラムが設けられたポンプ部よりも、駆動源となるモータの耐久性に問題があった。この問題を解消するために、従来のダイヤフラムポンプにおいては、クランク台とポンプケースの底部との間にクランク台を回転自在に支持するスラストベアリングが介装されており、このスラストベアリングでモータの出力軸に加わる軸線方向の負荷を受け止めて、モータ側に悪影響を及ぼさないようにしていた(例えば、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2002−206629号明細書(段落「0011」、図1)
上述した従来のダイヤフラムポンプにおいては、図4(a)に示すように、クランク台20を支承するようにスラストベアリング16を設けるとともに、モータ2内において、ロータ11と軸受8との間および整流子12と軸受9との間にそれぞれ隙間を設け、出力軸10の軸線方向への負荷が、モータ2側に影響を及ぼさないように構成されている。すなわち、予めモータ2の出力軸10には、軸線方向へ所定量だけ移動可能な遊びが設けられており、出力軸10に軸着されたロータ11の上端と軸受8との間に間隔δ2の隙間を設けるとともに、出力軸10に軸着された整流子12の下端と軸受9との間に間隔δ3の隙間を設けるように、クランク台20に出力軸10を圧入している。
しかしながら、出力軸10がモータケース5によって覆われているため、組付け時に間隔δ2,δ3の隙間を目視で直接確認することができず、結局この出力軸10の圧入作業は、勘を頼りに見当を付けて行わなければならなくなり、作業は熟練を要し作業時間も余計にかかっていた。すなわち、クランク台20の軸孔20aへの圧入量L1が所定量よりも少ない場合には、同図(b)に示すように、下側の軸受9に整流子12が接触し、一方、クランク台20の軸孔20aへの圧入量L2が所定量よりも多いと、同図(c)に示すように、上側の軸受8にロータ11の上端が接触し、駆動時に摩擦が生じ摩耗や加熱等の原因になる。したがって、軸受8,9のどちらに接触しているかを、作業者は勘を頼りに圧入量の増減を試行錯誤によって繰り返し調整しなければならず、作業時間が余計にかかり生産性が低下するという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、モータの駆動により摩擦による摩耗や加熱が生じないダイヤフラムポンプを提供することにある。また、モータ側に軸線方向の負荷が加わらないようにするための組立作業を容易にして生産性を向上させることにある。
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、軸線方向に遊びが設けられた出力軸を有しポンプケースに取り付けられるモータと、このモータの出力軸に固定されたクランク台と、このクランク台の回転に連動して揺動する駆動体と、この駆動体の揺動によって往復動するダイヤフラム部を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラム部が往復動することにより収縮・膨張するポンプ室と、前記クランク台とポンプケースとの間に設けられクランク台を回転自在に支持するスラスト軸受とを備え、前記ポンプ室の収縮・膨張動作によって流体が吸入口からポンプ室内に吸入され吐出口から吐出されるダイヤフラムポンプにおいて、前記ポンプケースとモータとの間に、前記出力軸の軸線方向の前記遊びよりも小さい厚みのスペーサを介装したものである。
また、請求項2に係る発明は、軸線方向に遊びが設けられた出力軸を有しポンプケースに取り付けられるモータと、このモータの出力軸に固定されたクランク台と、このクランク台の回転に連動して揺動する駆動体と、この駆動体の揺動によって往復動するダイヤフラム部を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラム部が往復動することにより収縮・膨張するポンプ室と、前記クランク台とポンプケースとの間に設けられクランク台を回転自在に支持するスラスト軸受とを備え、前記ポンプ室の収縮・膨張動作によって流体が吸入口からポンプ室内に吸入され吐出口から吐出されるダイヤフラムポンプの組立方法において、前記出力軸の軸線方向の前記遊びを確保したままの状態で出力軸を前記クランク台に圧入し、しかる後、前記ポンプケースとモータとの間に、前記出力軸の軸線方向の前記遊びよりも小さい厚みのスペーサを介装し、この状態でポンプケースにモータを固定する組立方法にある。
本発明によれば、モータの駆動による摩擦によって摩耗や加熱を防止する。また、組立を容易かつ短時間で行うことができるため生産性が向上する。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明に係るダイヤフラムポンプの断面図、図2は同じく組立方法を説明するための要部の断面図で、同図(a)はモータの出力軸にクランク台を圧入した状態を示し、同図(b)はスペーサを介装する状態を示し、図3は同じくスペーサを示し、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)におけるIII(b)-III(b) 線断面図である。
図1で全体を符号1で示すダイヤフラムポンプは、駆動源であるモータ2と、このモータ2によって駆動することによりポンプ作用をするポンプ部3とによって構成されている。5はモータケースであって、下方が開口したキャップ状に形成されており、天井部の中央に軸受8が取り付けられた開口5aが設けられ、天井部の周部にはねじ穴5bが螺設されている。6はモータケース5の下方の開口を閉塞する底板であって、中央部に軸受9を取り付ける凹部6aが設けられ、この凹部6aの中央部には軸孔6bが設けられており、この底板6とモータケース5とでモータハウジング7が形成されている。
10は出力軸であって、軸受8,9に回転自在かつ軸線方向に移動自在に支持されており、中央部にロータ11が設けられ、下部に整流子12が設けられている。13は永久磁石であって、ロータ11に対向するように、モータケース5の内周面に固定されている。このような構造のモータ2においては、モータケース5に対して出力軸10に軸線方向の遊びが設けられている。すなわち、図2(a)に示すように、出力軸10が自重によって矢印A方向に僅かに移動し、整流子12が下方の軸受9に対接した状態で、ロータ11の上端と上方の軸受8との間に間隔δの隙間19が形成され、出力軸10は上方にこの間隔δ分だけ移動が可能になっており、これが出力軸10の軸線方向の遊びδとなる。
15は上方が開口した有底円筒状に形成されたポンプケースであって、底部の中央部に穴15aが設けられており、この穴15aの上端縁に凹部15bが設けられているとともに、穴15aの周りに挿通孔15cが設けられ、かつ外周部の一部に後述するスペーサ18の規制片18aが嵌合する上下方向に延在する溝15dが凹設されている。16は凹部15bに取り付けられたスラストベアリングであって、ポンプケース15の底部と後述するクランク台20との間に設けられており、クランク台20を回転自在に支持している。
次に、図1ないし図3を用いて、このように構成のモータ2をポンプケース15に取り付ける際に、モータ2のロータ11および整流子12と軸受8,9との間に所定量の隙間を設けるための組立方法を説明する。
図3に符号18で示すものは、本発明の特徴であるスペーサであって、厚さγの板材によって略円板状に形成されており、円周の一部に直角に折曲形成された規制片18aが折り曲げ形成されており、中央部にU字状の溝18bが設けられている。このスペーサ18の厚さγは、出力軸10の軸線方向の遊びδよりも小さいものが使用されている。
図2(a)に示すように、モータケース5上にポンプケース15を載置し、モータ2の底板6とクランク台20とを挟むようにして、上下方向から底板6とクランク台20とを押圧し、クランク台20がスラストベアリング16の上端に当接するまで、出力軸10をクランク台20の軸孔20aに圧入する。この状態では、整流子12の下端が下方の軸受9に対接したままの状態で、出力軸10は上方に移動していないから、ロータ11の上端と上方の軸受8との間に間隔δの隙間19が設けられたままの状態になっている。すなわち、出力軸10の軸線方向の遊びδを確保したままの状態で、出力軸10をクランク台20の軸孔20aに圧入する。
次いで、ポンプケース15を、同図(b)に示すように、矢印B方向へ僅かに移動させ、ポンプケース15とモータケース5との間に隙間を形成し、この隙間にスペーサ18を挿入し、スペーサ18の規制片18aをポンプケース15の溝15dに嵌合させる。ポンプケース15をスペーサ18上に載置すると、スペーサ18の厚みγが出力軸10の軸線方向の遊びδよりも小さく形成されているため、図1に示すように、ロータ11の上端と軸受8との間には、間隔(δ−γ)=δ1の隙間21が形成される。また、整流子12と軸受9との間には、スペーサ18の厚さγと同じ間隔の隙間22が形成される。
このままの状態、すなわちモータケース5とポンプケース15との間にスペーサ18を介装したままの状態で、ポンプケース15の底部に形成した挿通孔15cとスペーサ18の溝18bとにねじ23を挿通させ、モータケース5のねじ穴5aに螺合させることにより、モータ2をポンプケース15に取り付ける。このとき、スペーサ18の規制片18aが、ポンプケース15の溝15dに嵌合しているため、スペーサ18が位置ずれを起こすことがない。この状態で、ロータ11の上端と軸受8との間には、間隔δ1の隙間21が形成され、整流子12と軸受9との間には、スペーサ65の厚さγと同じ間隔の隙間22が形成される。
このように、出力軸10をクランク台20の軸孔20aに圧入する作業は、クランク台20がスラストベアリング16に当接することにより所定の圧入量が自ずと決まるから、出力軸10の圧入量を調整する必要がない。また、スペーサ18をポンプケース15とモータケース5との間に介装することにより、モータ2のロータ11と軸受8との間および整流子12と軸受9との間に、自動的に隙間21,22を形成することができる。したがって、隙間21,22を形成するのに、従来のように作業者の勘を頼りに見当を付けて行う必要がなくなるから、組立が容易かつ短時間で行えるため生産性が向上する。
このようにして、出力軸10に固定されたクランク台20には、出力軸10の軸線から偏心した位置に、駆動軸24が出力軸10と傾斜した状態で固着されている。25は駆動体であって、中央部に駆動軸24が回転自在に挿入された軸孔25aが凹設され、上端には、平面視において円周方向に等角度おいて中心から放射状に延設された3つの駆動子26が一体に形成されている。これら3つの駆動子26は中心から先端に向かっていずれも同じ角度だけ下方に傾斜しており、各駆動子26の先端側には、後述するダイヤフラム32の各ダイヤフラム部33を取り付けるための取付孔26aが設けられている。
同図に符号28で示すダイヤフラムホルダーは、略キャップ状に形成され、天井部29には、3つのダイヤフラム部保持孔30が円周方向に等角度おいて設けられており、このダイヤフラムホルダー28は、上記したポンプケース15上に載置されている。
同図に符号32で示すダイヤフラムは、ゴム等の柔軟性を有する材料によって、平面視において円周方向に等角度おいて設けられ上方が開口した3つのダイヤフラム部33と、これら3つのダイヤフラム部33の上端部を連設する略円板状に形成されたフランジ34とによって一体に形成されている。各ダイヤフラム部33の下面には、断面が略円錐台状のピストン35が一体に形成されており、このピストン35の下部には、係止用の凸部36が一体に形成され、フランジ34の中央部には円筒状に形成された第2の弁体37が一体に立設されている。
このダイヤフラム32は、各ダイヤフラム部33の凸部36を弾性変形させながら、駆動体25の各駆動子26のダイヤフラム部取付孔26aに挿入することにより、ダイヤフラム部取付孔26aに取り付けられる。また、ダイヤフラムホルダー28のダイヤフラム部保持孔30に各ダイヤフラム部33が挿入されて、ダイヤフラムホルダー28の天井部29上に載置されている。
同図に符号40で示すバルブホルダーは、略円板状に形成されており、このバルブホルダー40の中央部には、大径の筒体41が一体に立設され、この筒体41に囲まれた部位に円筒状の弁室42が形成されている。この筒体41の内周面には、弁室42に臨む第2の弁体37が密着し、この筒体41の内周面には、後述する各ポンプ室52と連通する溝状に形成された3つの排気通路43が円周方向に等角度おいて凹設されている。
第2の弁体37は、弁室42と排気通路43との間を閉塞するように筒体41の内周面に密着する。したがって、これら第2の弁体37と筒体41の内周面とが、後述する吐出口46から排気通路43を通ってポンプ室52に流体が流れるのを規制する逆止め弁を構成する。
大径の筒体41の上側には、弁室44と連通する中空部を有する小径の筒体45が一体に立設されており、この筒体45の上端開口は吐出口46を形成している。また、大径の筒体41の周りには、3つの第1の弁体取付孔47が円周方向に等角度おいて穿孔されており、これら第1の弁体取付孔47の周りには多数の吸気通路48が穿孔されている。
同図に符号50で示す第1の弁体は、ゴム等の柔軟性を有する材料によって傘形に形成されており、第1の弁体取付孔47に取り付けられることにより、吸気通路48とポンプ室52との間を閉塞するようにバルブホルダー40の下面に密着する。したがって、この第1の弁体50とバルブホルダー40の下面とが、ポンプ室52から吸気通路48へ流体が流れるのを規制する逆止め弁を構成する。
バルブホルダー40は、上記したダイヤフラム32をダイヤフラムホルダー28とともに挟持するように、ダイヤフラムホルダー28上に載置されており、ダイヤフラム32の各ダイヤフラム部33とともに3つのポンプ室52を形成している。また、このバルブホルダー40の3つの排気通路43と3組の吸気通路48のそれぞれは、各ポンプ室52に対応するように位置付けられている。上記したポンプケース15、ダイヤフラムホルダー28およびバルブホルダー40が、図示を省略した棒状(線状)ばねまたは板ばねあるいは通しねじによって一体化されている。
同図に符号55で示す蓋体は、天井部56と筒部57とによって略キャップ状に形成されており、天井部56の中央部には、上記した筒体45が嵌合する嵌合孔58が設けられ、周縁の一部には、筒体59が一体に立設され、この筒体59の開口が吸入口60を形成している。このように構成された蓋体55の嵌合孔58を、バルブホルダー40の筒体45に嵌合させ、筒部57の下端とバルブホルダー40の上端とを溶着によって接合することにより、この蓋体55とバルブホルダー40とで密閉された空間が筒体41によって仕切られ、吸入口60と吸気通路48との間に吸気空間61が形成される。
このように構成されたダイヤフラムポンプ1においては、モータ2が駆動し出力軸10が回転すると、クランク台20も一体的に回転し、このクランク台20に出力軸10の軸線から偏心した位置に傾斜した状態で固着された駆動軸24が、出力軸10の周りを傾斜方向を変えるようにして偏心回転する。したがって、この駆動軸24に回動自在に支持された駆動体25の各駆動子26が順次上下に揺動し、ダイヤフラム32の各ダイヤフラム部33も順次昇降するので、各ポンプ室52は順次拡縮しポンプ作用を行う。このポンプ作用によって、出力軸10に軸線方向の負荷が加わるが、この負荷はスラストベアリング16に受け止められ、かつモータ2のロータ11と軸受8との間および整流子12と軸受9との間に、隙間21,22が設けられているため、モータ2側に軸線方向の負荷が加わるようなことがないから、モータ2の耐久性を向上させることができる。
なお、本実施の形態においては、駆動体25を揺動させるのに、クランク台20に傾斜して取り付けた駆動軸24を介して行ったが、この駆動軸24の代わりに、クランク台20の上端部に回転軸が傾斜した首振り部を設け、この首振り部を駆動体25に回転自在となるように結合させて駆動体25を揺動させるようにしてもよい。また、駆動体25を駆動軸24に回転自在に支持したが、駆動体25と駆動軸24を一体化し、駆動軸24をクランク台20に回転自在に軸支するようにしてもよい。また、スペーサ18を略円板状に形成したが、この形状に限定されるものではなく、種々の設計変更が可能であり、要は、スペーサの厚みを出力軸10の軸線方向の遊びδよりも小さく形成すればよい。
本発明に係るダイヤフラムポンプの断面図である。 本発明に係るダイヤフラムポンプの組立方法を説明するための要部の断面図で、同図(a)はモータの出力軸にクランク台を圧入した状態を示し、同図(b)はスペーサを介装する状態を示す。 本発明に係るダイヤフラムポンプにおけるスペーサを示し、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)におけるIII(b)-III(b) 線断面図である。 従来のダイヤフラムポンプの要部の断面図で、同図(a)は正常な組み立てられた状態を示し、同図(b)および(c)は正常に組み立てられなかった状態を示す。
符号の説明
1…ダイヤフラムポンプ、2…モータ、3…ポンプ部、5…モータケース、8,9…軸受、10…出力軸、11…ロータ、12…整流子、15…ポンプケース、16…スラストベアリング、18…スペーサ、19…隙間、20…クランク台、20a…軸孔、21,22…隙間、23…ねじ、24…駆動軸、25…駆動体、32…ダイヤフラム、33…ダイヤフラム部、37…第2の弁体、43…吐出通路、48…吸引通路、50…第1の弁体、52…ポンプ室。

Claims (2)

  1. 軸線方向に遊びが設けられた出力軸を有しポンプケースに取り付けられるモータと、このモータの出力軸に固定されたクランク台と、このクランク台の回転に連動して揺動する駆動体と、この駆動体の揺動によって往復動するダイヤフラム部を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラム部が往復動することにより収縮・膨張するポンプ室と、前記クランク台とポンプケースとの間に設けられクランク台を回転自在に支持するスラスト軸受とを備え、前記ポンプ室の収縮・膨張動作によって流体が吸入口からポンプ室内に吸入され吐出口から吐出されるダイヤフラムポンプにおいて、前記ポンプケースとモータとの間に、前記出力軸の軸線方向の前記遊びよりも小さい厚みのスペーサを介装したことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  2. 軸線方向に遊びが設けられた出力軸を有しポンプケースに取り付けられるモータと、このモータの出力軸に固定されたクランク台と、このクランク台の回転に連動して揺動する駆動体と、この駆動体の揺動によって往復動するダイヤフラム部を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラム部が往復動することにより収縮・膨張するポンプ室と、前記クランク台とポンプケースとの間に設けられクランク台を回転自在に支持するスラスト軸受とを備え、前記ポンプ室の収縮・膨張動作によって流体が吸入口からポンプ室内に吸入され吐出口から吐出されるダイヤフラムポンプの組立方法において、前記出力軸の軸線方向の前記遊びを確保したままの状態で出力軸を前記クランク台に圧入し、しかる後、前記ポンプケースとモータとの間に、前記出力軸の軸線方向の前記遊びよりも小さい厚みのスペーサを介装し、この状態でポンプケースにモータを固定したことを特徴とするダイヤフラムポンプの組立方法。
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