JP2005076270A - ストランド鉄筋の定着構造 - Google Patents

ストランド鉄筋の定着構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005076270A
JP2005076270A JP2003307015A JP2003307015A JP2005076270A JP 2005076270 A JP2005076270 A JP 2005076270A JP 2003307015 A JP2003307015 A JP 2003307015A JP 2003307015 A JP2003307015 A JP 2003307015A JP 2005076270 A JP2005076270 A JP 2005076270A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strand
fixing
reinforcing bar
rebar
concrete
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003307015A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Nozawa
伸一郎 野澤
Hajime Fujisawa
一 藤沢
Kazuya Matsuura
和也 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
East Japan Railway Co
Original Assignee
East Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by East Japan Railway Co filed Critical East Japan Railway Co
Priority to JP2003307015A priority Critical patent/JP2005076270A/ja
Publication of JP2005076270A publication Critical patent/JP2005076270A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B7/00Details of, or auxiliary devices incorporated in, rope- or cable-making machines; Auxiliary apparatus associated with such machines
    • D07B7/16Auxiliary apparatus
    • D07B7/18Auxiliary apparatus for spreading or untwisting ropes or cables into constituent parts for treatment or splicing purposes
    • D07B7/187Auxiliary apparatus for spreading or untwisting ropes or cables into constituent parts for treatment or splicing purposes for forming bulbs in ropes or cables
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2071Spacers
    • D07B2201/2073Spacers in circumferencial direction
    • DTEXTILES; PAPER
    • D07ROPES; CABLES OTHER THAN ELECTRIC
    • D07BROPES OR CABLES IN GENERAL
    • D07B2201/00Ropes or cables
    • D07B2201/20Rope or cable components
    • D07B2201/2071Spacers
    • D07B2201/2074Spacers in radial direction

Landscapes

  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Reinforcement Elements For Buildings (AREA)

Abstract

【課題】 表面加工を行わずに、しかも容易にかつ低コストにて十分な定着力を確保しつつストランド鉄筋の定着を行い、工事費を削減する。
【解決手段】 複数の素線11aを撚り合わせたストランド鉄筋11を、定着板12に形成された挿通孔13へ挿通し、定着板12をストランド鉄筋11の端部近傍に配設する。定着板12の配設箇所よりも端部側にてストランド鉄筋11の素線11aを外方へ膨出させて球塊部14を形成する。コンクリートを充填して定着板12が設けられ球塊部14が形成されたストランド鉄筋11の端部をコンクリート内に埋設する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、場所打ち杭を構築する際に用いられるストランド鉄筋の定着構造に関するものである。
近年、都市部の基礎杭を構築する際に、狭隘で上部空間の制限を受ける状況での杭工事が多くなっている。
そこで、路下や駅構内などの作業で空頭制限を受ける基礎杭施工において、縦方向に継ぎ手を必要としないフレキシブルなストランド鉄筋を使用して施工能率の改善、トータルコストの低減を図ることが行われている。
このストランド鉄筋は、複数の素線を撚り合わせたもので、このストランド鉄筋のコンクリートへの定着の仕方としては、ストランド鉄筋の表面に凹凸加工を施し、さらに、図10に示すように、ストランド鉄筋1の端部に拘束材2を取り付けて圧壊し、球塊部3を形成することにより、コンクリートに定着する構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、図11に示すように、球塊部3の周囲を予めモルタル4によって固めて定着体5を形成する技術も知られている(例えば、特許文献2参照)。
さらに、図12に示すように、ストランド鉄筋1の端部を複数分割された雄コーン6間に配設し、この雄コーン6を雌コーン7に押し込むことにより、楔作用によってストランド鉄筋1を定着させる技術も開示されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平11−36289号公報 特開平11−117456号公報 特開平11−217905号公報
ところで、表面を凹凸加工したストランド鉄筋1は、コストが高く、また、凹凸加工を施さない場合には、球塊部を形成しただけでは、十分な定着力を確保することができないという問題があり、定着体3を形成したり、雄コーン6及び雌コーン7による楔作用によって定着させる場合も、それぞれコストが嵩み、しかも、定着作業に多大な手間及び時間を要していた。
したがって、ストランド鉄筋に表面加工を行わずに、しかも容易にかつ低コストにて十分な定着力を確保することができる定着構造が望まれていた。
本発明は、表面加工を行わずに、しかも容易にかつ低コストにて十分な定着力を確保して、工事費を削減することが可能なストランド鉄筋の定着構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、前記ストランド鉄筋の端部近傍に定着板が配設され、該定着板の配設箇所よりも端部側に前記素線を外方へ膨出させた球塊部が形成され、これら定着板及び球塊部がコンクリート内に埋設されることを特徴としている。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着板に、孔部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、前記ストランド鉄筋の端部近傍に、前記素線を外方へ膨出させた球塊部が形成され、該球塊部の内部に定着板が配設され、該定着板が配設された前記球塊部がコンクリート内に埋設されることを特徴としている。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着板に、孔部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着板が、平面視円形状に形成され、その外周縁に、前記素線が配設される複数の凹部が、周方向に間隔をあけて形成されていることを特徴としている。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着板が、平面視多角形状に形成され、各辺部分に、前記素線が配設されることを特徴としている。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、前記ストランド鉄筋の端部近傍に配設された円筒状のスリーブと、該スリーブと前記ストランド鉄筋との間に充填された膨張材とからなる定着体を有し、該定着体がコンクリート内に埋設されることを特徴としている。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、前記ストランド鉄筋の端部近傍に、前記素線の撚りをほぐすことにより形成された隙間へ挿通されて保持された棒状の定着部材を有し、該定着部材がコンクリート内に埋設されることを特徴としている。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着部材の前記ストランド鉄筋への保持箇所よりも端部側に、前記ストランド鉄筋に巻き付けられてほぐれを規制する固定部が形成されていることを特徴としている。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着部材の前記ストランド鉄筋への保持箇所よりも端部側に、前記ストランド鉄筋に固定されてほぐれを規制するリングが取り付けられていることを特徴としている。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、前記ストランド鉄筋の端部近傍が折り曲げ加工されて定着部とされ、該定着部がコンクリート内に埋設されることを特徴としている。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造は、前記定着部の折り曲げ形状と略同一形状に屈曲された棒体からなる補強材が固定されていることを特徴としている。
本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、定着板と球塊部とによってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、定着板に孔部が形成されているので、コンクリートを充填してストランド鉄筋の端部を埋設する際に、定着板の孔部をコンクリートが通ることにより、定着板の表裏及び球塊部へ確実にコンクリートを行き渡らせることができる。
本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、球塊部と、この球塊部内に保持された定着板とによってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、定着板に孔部が形成されているので、コンクリートを充填してストランド鉄筋の端部を埋設する際に、定着板の孔部をコンクリートが通ることにより、定着板の表裏及び球塊部へ確実にコンクリートを行き渡らせることができる。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、平面視円形状に形成された定着板の外周縁に、素線が配設される複数の凹部が周方向に間隔をあけて形成されているので、これら凹部に球塊部の素線を配設することにより、定着板を確実に球塊部内に保持させることができる。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、平面視多角形状に形成された定着板の各辺部分に、素線を配設することにより、定着板を確実に球塊部内に保持させることができる。
本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、円筒状のスリーブと、スリーブとストランド鉄筋との間に充填された膨張材とからなる定着体によってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、素線の撚りをほぐすことにより形成された隙間へ挿通されて保持された棒状の定着部材によってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
しかも、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、定着部材のストランド鉄筋への保持箇所よりも端部側に、ストランド鉄筋に巻き付けられてほぐれを規制する固定部が形成されているので、ストランド鉄筋のほぐれの進展を防止して、定着部材のストランド鉄筋への良好な保持状態を維持することができる。
また、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、定着部材のストランド鉄筋への保持箇所よりも端部側に、ストランド鉄筋に取り付けられてほぐれを規制するリングを設けたので、ストランド鉄筋のほぐれの進展を防止して、定着部材のストランド鉄筋への良好な保持状態を維持することができる。
本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、ストランド鉄筋の端部近傍を折り曲げ加工した定着部によってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
さらに、本発明のストランド鉄筋の定着構造によれば、定着部の折り曲げ形状と略同一形状に屈曲された棒体からなる補強材を定着部に固定したので、定着部の十分な強度を確保して、コンクリートへの定着力をさらに高めることができる。
以下、本発明にかかるストランド鉄筋の定着構造を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示す定着部分の斜視図である。
図に示すように、このストランド鉄筋11は、その端部近傍に、定着板12を備えており、この定着板12は、その中心に挿通孔13を有する笠状に形成されている。
そして、この定着板12は、その挿通孔13にストランド鉄筋11の端部を挿通させることにより、このストランド鉄筋11の端部近傍に装着されている。
また、ストランド鉄筋11は、定着板12の装着箇所よりも端部側に、圧壊することにより、各素線11aが外方に膨出した球塊部14が形成されている。
このように定着板12が装着され、球塊部14が形成されたストランド鉄筋11は、基礎杭施工にて、削孔内に建て込まれ、その後、削孔の底部に水中コンクリートを充填することにより、コンクリート内に埋設される。
そして、上記のような定着板12を備え、しかも、球塊部14が形成されたストランド鉄筋11の定着構造によれば、定着板12と球塊部14とによってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋11の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
図2に示すものは、定着板12に複数の孔部12aを形成したものである。そして、このように定着板12に複数の孔部12aを形成することにより、コンクリートの充填時におけるコンクリートの充填性を向上させることができる。
つまり、このストランド鉄筋11の定着構造によれば、定着板12に孔部12aが形成されているので、コンクリートを充填してストランド鉄筋11の端部を埋設する際に、定着板12の孔部12aへコンクリートが通ることにより、定着板12の表裏及び球塊部14へ確実にコンクリートを行き渡らせることができる。
なお、上記の例では、定着板12として、笠状に形成されたものを用いたが、この定着板12としては、笠状に限らず、平板状であっても良い。
また、定着板12の表裏に、この定着板12を介して、例えば、ゴム製のパッキンをストランド鉄筋11に装着して、定着板12のストランド鉄筋11へのずれ止め及び固定を行うのが好ましい。
(第2の実施の形態)
図3は、第2の実施の形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示す定着部分の斜視図である。
図に示すように、このストランド鉄筋11は、その端部が、圧壊することにより、各素線11aが外方に膨出した球塊部21とされている。
また、この球塊部21には、その内部に、中心に孔部22aを有する定着板22が設けられ、この定着板22の周囲にストランド鉄筋11の各素線11aが周方向へ間隔をあけて配設されている。
定着板22は、図4に示すように、その周囲に、複数の凹部22bが周方向へ間隔をあけて形成されており、これら凹部22bに、各素線11aが配設されて保持されている。
そして、上記のように、球塊部21が形成され、さらに、この球塊部21内に定着板22が保持されたストランド鉄筋11の定着構造によれば、球塊部21と、この球塊部21内に保持された定着板22とによってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋11の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
また、定着板22に孔部22aが形成されているので、コンクリートを充填してストランド鉄筋11の端部を埋設する際に、定着板22の孔部22aをコンクリートが通ることにより、定着板22の表裏及び球塊部21へ確実にコンクリートを行き渡らせることができる。
さらに、平面視円形状に形成された定着板22の外周縁に、素線11aが配設される複数の凹部22bが周方向に間隔をあけて形成されているので、これら凹部22bに球塊部21の素線11aを配設することにより、定着板22を確実に球塊部21内に保持させることができる。
図5は、他の形状の定着板を用いた例を示すもので、図に示すように、この定着板23は、平面視多角形に形成され、その中心に孔部23aが形成されている。この定着板23を用いる場合は、この定着板23の各辺23bにストランド鉄筋11の素線11aを配設して保持する。
そして、この定着板23を備えたストランド鉄筋11の定着構造の場合も、球塊部21と、この球塊部21内に保持された定着板23とによってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋11の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
また、定着板23に孔部23aが形成されているので、コンクリートを充填してストランド鉄筋11の端部を埋設する際に、定着板23の孔部23aをコンクリートが通ることにより、定着板23の表裏及び球塊部21へ確実にコンクリートを行き渡らせることができる。
さらに、平面視多角形状に形成された定着板23の各辺23b部分に、素線11aを配設することにより、定着板23を確実に球塊部21内に保持させることができる。
(第3の実施の形態)
図6は、第3の実施の形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示す定着部分の斜視図である。
図に示すように、ストランド鉄筋11の端部近傍には、定着体31が設けられている。
この定着体31は、円筒状に形成された鋼管からなるスリーブ32と、このスリーブ32内に充填された膨張材33とから構成されたものである。
つまり、スリーブ32内にストランド鉄筋11を挿通させた状態にてスリーブ32内に、例えば、硬化時に膨張する膨張性モルタルなどの膨張材33を充填して硬化させることにより、ストランド鉄筋11の端部近傍に、膨張材33とスリーブ32とからなる定着体31が一体的に設けられている。
そして、このように、端部近傍に定着体31が設けられたストランド鉄筋11の定着構造によれば、円筒状のスリーブ32と、スリーブ32とストランド鉄筋11との間に充填された膨張材33とからなる定着体31によってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋11の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
(第4の実施の形態)
図7は、第4の実施の形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示す定着部分の斜視図である。
図に示すように、ストランド鉄筋11の端部近傍には、棒状の定着部材41が設けられている。
この定着部材41は、鉄筋あるいは鋼棒を折り曲げ加工することにより形成されたものである。
この定着部材41には、ストランド鉄筋11の端部近傍において、素線11aの撚りをほぐして形成した隙間11bに挿通される差し込み部41aを有している。また、この定着部材41には、ストランド鉄筋11の端部側へ延在しさらに、ストランド鉄筋11に巻き付けるように屈曲された固定部41bを有している。
そして、上記のように、定着部材41が取り付けられたストランド鉄筋11によれば、素線11aの撚りをほぐすことにより形成された隙間11bへ挿通されて保持された棒状の定着部材41によってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋11の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
しかも、定着部材41のストランド鉄筋11への保持箇所よりも端部側に、ストランド鉄筋11に巻き付けられてほぐれを規制する固定部41bが形成されているので、ストランド鉄筋11のほぐれの進展を防止して、定着部材41のストランド鉄筋11への良好な保持状態を維持することができる。
なお、上記の例では、定着部材41に、ストランド鉄筋11に巻き付けるように屈曲させた固定部41bを形成したが、ストランド鉄筋11をほぐして形成した隙間11bよりも端部側を固定するリングをストランド鉄筋11の端部に取り付け、ストランド鉄筋11のほぐれの進展による定着部材41の抜けだしを防止しても良い。
そして、このように、定着部材41のストランド鉄筋11への保持箇所よりも端部側に、ストランド鉄筋11に取り付けられてほぐれを規制するリングを設けることにより、ストランド鉄筋11のほぐれの進展を防止して、定着部材41のストランド鉄筋11への良好な保持状態を維持することができる。
(第5の実施の形態)
図8は、第5の実施の形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示す定着部分の側面図である。
図に示すように、このストランド鉄筋11は、その端部が側方へ向けて屈曲されてL字状にされた定着部51とされている。
そして、このストランド鉄筋11によれば、ストランド鉄筋11の端部近傍を折り曲げ加工した定着部51によってコンクリートへの十分な定着力を確保することができ、ストランド鉄筋11の表面へ凹凸加工を施すことなく、容易にかつ低コストにてコンクリートへ確実に定着させることができ、工事費の削減を図ることができる。
また、図9に示すものは、L字状に屈曲させた定着部51に、鉄筋あるいは鋼棒をL字状に屈曲した補強材52を添わせて固定したものである。
そして、このように、補強材52を固定したストランド鉄筋11によれば、定着部51の十分な強度を確保して、コンクリートへの定着力をさらに高めることができる。
なお、上記第5の実施の形態では、L字状に屈曲して定着部51としたが、この定着部51の形状としてはL字状に限らず、U字状に湾曲させたフック形状としても良い。
本発明の第1の実施形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における斜視図である。 第1の実施形態にかかる他のストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における斜視図である。 本発明の第2の実施形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における斜視図である。 第2の実施形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における断面図である。 第2の実施形態にかかる他のストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における断面図である。 本発明の第3の実施形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における斜視図である。 本発明の第4の実施形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における斜視図である。 本発明の第5の実施形態にかかるストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における側面図である。 第5の実施形態にかかる他のストランド鉄筋の定着構造を示すストランド鉄筋の定着部分における側面図である。 従来のストランド鉄筋の定着構造を説明する定着部分の斜視図である。 従来のストランド鉄筋の定着構造を説明する定着部分の斜視図である。 従来のストランド鉄筋の定着構造を説明する定着部分の断面図である。
符号の説明
11 ストランド鉄筋 11a 素線 11b 隙間
12、22、23 定着板 12a 孔部 14、21 球塊部
22a、23a 孔部 22b 凹部 23b 辺
31 定着体 32 スリーブ 33 膨張材
41 定着部材 41b 固定部 51 定着部
52 補強材

Claims (12)

  1. 複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、
    前記ストランド鉄筋の端部近傍に定着板が配設され、該定着板の配設箇所よりも端部側に前記素線を外方へ膨出させた球塊部が形成され、これら定着板及び球塊部がコンクリート内に埋設されることを特徴とするストランド鉄筋の定着構造。
  2. 前記定着板には、孔部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のストランド鉄筋の定着構造。
  3. 複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、
    前記ストランド鉄筋の端部近傍に、前記素線を外方へ膨出させた球塊部が形成され、該球塊部の内部に定着板が配設され、該定着板が配設された前記球塊部がコンクリート内に埋設されることを特徴とするストランド鉄筋の定着構造。
  4. 前記定着板には、孔部が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のストランド鉄筋の定着構造。
  5. 前記定着板は、平面視円形状に形成され、その外周縁に、前記素線が配設される複数の凹部が、周方向に間隔をあけて形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のストランド鉄筋の定着構造。
  6. 前記定着板は、平面視多角形状に形成され、各辺部分に、前記素線が配設されることを特徴とする請求項3または請求項4に記載のストランド鉄筋の定着構造。
  7. 複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、
    前記ストランド鉄筋の端部近傍に配設された円筒状のスリーブと、該スリーブと前記ストランド鉄筋との間に充填された膨張材とからなる定着体を有し、該定着体がコンクリート内に埋設されることを特徴とするストランド鉄筋の定着構造。
  8. 複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、
    前記ストランド鉄筋の端部近傍に、前記素線の撚りをほぐすことにより形成された隙間へ挿通されて保持された棒状の定着部材を有し、該定着部材がコンクリート内に埋設されることを特徴とするストランド鉄筋の定着構造。
  9. 前記定着部材には、前記ストランド鉄筋への保持箇所よりも端部側に、前記ストランド鉄筋に巻き付けられてほぐれを規制する固定部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載のストランド鉄筋の定着構造。
  10. 前記定着部材の前記ストランド鉄筋への保持箇所よりも端部側に、前記ストランド鉄筋に固定されてほぐれを規制するリングが取り付けられていることを特徴とする請求項8に記載のストランド鉄筋の定着構造。
  11. 複数の素線を撚り合わせたストランド鉄筋のコンクリートへの定着構造であって、
    前記ストランド鉄筋の端部近傍が折り曲げ加工されて定着部とされ、該定着部がコンクリート内に埋設されることを特徴とするストランド鉄筋の定着構造。
  12. 前記定着部には、その折り曲げ形状と略同一形状に屈曲された棒体からなる補強材が固定されていることを特徴とする請求項11に記載のストランド鉄筋の定着構造。
JP2003307015A 2003-08-29 2003-08-29 ストランド鉄筋の定着構造 Pending JP2005076270A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003307015A JP2005076270A (ja) 2003-08-29 2003-08-29 ストランド鉄筋の定着構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003307015A JP2005076270A (ja) 2003-08-29 2003-08-29 ストランド鉄筋の定着構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005076270A true JP2005076270A (ja) 2005-03-24

Family

ID=34409938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003307015A Pending JP2005076270A (ja) 2003-08-29 2003-08-29 ストランド鉄筋の定着構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005076270A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017115485A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社ピーエス三菱 道路橋防護柵及びその設置工法
CN114945726A (zh) * 2019-12-18 2022-08-26 光纤网控股有限公司 连接元件、用于制造连接元件的方法和相关安装套件

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017115485A (ja) * 2015-12-25 2017-06-29 株式会社ピーエス三菱 道路橋防護柵及びその設置工法
CN114945726A (zh) * 2019-12-18 2022-08-26 光纤网控股有限公司 连接元件、用于制造连接元件的方法和相关安装套件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2613181C (en) Connecting device
JP6995539B2 (ja) PCa版の継手構造及びその構築方法
JP7304248B2 (ja) 杭頭接続構造及び杭頭接続構造の施工方法
JP2008144471A (ja) 杭頭部の接合構造およびその施工方法
JP4389237B1 (ja) アンカー工法用受圧装置及びアンカー工法
KR20110106642A (ko) 제거식 유턴 앵커용 내하체
JP5553702B2 (ja) ループ状継手付きプレキャスト床版の連結方法及び連結構造
JP2005076270A (ja) ストランド鉄筋の定着構造
JP5166837B2 (ja) 壁構造物の補強方法および補強構造
US8882395B2 (en) Tension dispersion-type complex anchor body with a removable tension member, and method for constructing same
JP6866980B2 (ja) 接合用キャップおよび杭頭接合構造
JP4195686B2 (ja) せん断補強構造
KR101349259B1 (ko) 더블타입 하이브리드 내하체 및 이를 이용한 하중분산형 제거식 앵커 결합 구조
JP5551943B2 (ja) 地盤改良体を用いた基礎構造
JP2006057290A5 (ja)
JP2005082995A (ja) 杭頭部接合構造
KR100942524B1 (ko) 서로 다른 직경을 갖는 지반공사용 기초파일의 확두형 연결구조
JP3850765B2 (ja) 鋼管杭埋設工法および鋼管杭体
KR100375500B1 (ko) 인터락킹 나선철근을 이용한 전단벽 보강공법
JP3668490B1 (ja) せん断力補強構造
JP3468503B2 (ja) 拘束体を有するグラウンドアンカー
KR20110007020U (ko) 조립식 보강토 옹벽
JP6017840B2 (ja) 転石固定構造および転石固定工法
JP4599322B2 (ja) 法面保護構造
KR100501613B1 (ko) 옹벽구조 및 옹벽의 시공방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081125

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090519

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090717

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090929