JP2005075394A - 給油タンク - Google Patents

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JP2005075394A JP2003306477A JP2003306477A JP2005075394A JP 2005075394 A JP2005075394 A JP 2005075394A JP 2003306477 A JP2003306477 A JP 2003306477A JP 2003306477 A JP2003306477 A JP 2003306477A JP 2005075394 A JP2005075394 A JP 2005075394A
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Toyokazu Shirouchi
豊和 城内
Kazuo Yamazaki
和雄 山崎
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Abstract

【課題】 簡単な構成で、給油タンクへの水の流入を防止するとともに、補給した灯油に水が混入していた場合でもこれを検知して、石油燃焼機器の損傷及び給油タンクの錆発生を未然に防ぐことが出来る石油燃焼機器の給油タンクを提供する。
【解決手段】 フィルター4の筒状の本体40下半部には、ほぼ全周に渡って網42が一体成形してあり、その網42は水を通し難い開口率を有している。これは水と灯油の表面張力の違いを利用し、灯油のみを通そうとするものである。また、本体40下部には篩い分けられた水を溜めてこれを検知する水検知部41が取り付けられている。水検知部41は、PPやアクリル等の透明の樹脂で形成されており、底部中央には塗料49を溜める円形の窪み46が設けられている。塗料49は水溶性の塗料であり、水が存在する時これに溶け込み、その水が塗料49の色を呈する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば石油温風暖房機等の石油燃焼機器における給油タンクに関するものである。
従来より、このような石油温風暖房機の開放式給油タンクにおいては、給油タンクをひっくり返すことなく燃料(灯油)を補給できるようになっている。図6は、従来の給油タンクの概略構成を示す断面図である。同図(a)は全体構成を示しており、同図(b)はA部拡大図として水検知部詳細を示している。同図において、給油タンク1は、例えば上下に長い箱状をしており、その上部斜面部には補給口13が開けられている。そして補給口13には、有底筒状のフィルター4が着脱自在に装着してある。
また、補給口13が開けられた給油タンク1の前記斜面部には、フィルター4の上端を覆うようにして開閉キャップ3が設けられている。この開閉キャップ3は、給油タンク1の斜面部上端に配置された軸3aを中心として回動自在に枢支されており、補給時には破線で示すように開状態とされる。そして、機器の使用時或いは待機時には実線で示すように閉状態とされて、給油タンク1内の気密が保たれる。
一方、給油タンク1の下面には、前後或いは左右側端部にタンク台1aが取り付けられており、それらの間には給油タンク1の下面より下方に向かって、透明の樹脂或いはガラスより成る容器状の水検知部41が突設している。ここには給油タンク1に入った液体が最初に溜まるようになっている。ここで、給油タンク1内の灯油に水が混入していた場合は、灯油よりも比重の大きい液体である水が水検知部41に溜まるので、それを目視で確認することができる。
その他、燃料タンクに円滑に燃料を供給するために、給油筒に通気通路を形成した燃料タンク構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−192964号公報
しかしながら、上述したような、従来の給油タンク1の構成では、水検知部41に溜まった水を目視で確認する際に、灯油と水とは分離しているといっても、どちらも透明に近いため、これらを見分けるのが困難であった。また、灯油に多量の水が混入していた場合は、水検知部41の容量以上に水が溜まってしまうので、水と灯油との境界線が見えなくなり、水が溜まっていることが確認できなかった。
また、水の比重が灯油より大きいことを利用して水を検知するため、水検知部41は給油タンク1の最も低いところに設ける必要があり、目視の際に不便であった。しかも、水検知部41は透明でなければならないので、材料として樹脂類若しくはガラスを用いる必要があるが、樹脂類は耐熱性に乏しく、一方ガラスは割れ易いといった欠点を有し、いずれも暖房機等に用いるには相応しくなかった。
さらに、この水検知部41において給油タンク1の気密を保つ構造とすることが容易ではなく、且つ、壊れると中に溜まっていた灯油が流れ出す危険性があった。本発明は、以上のような問題点に鑑み、簡単な構成で、給油タンクへの水の流入を防止するとともに、補給した灯油に水が混入していた場合でもこれを検知して、石油燃焼機器の損傷及び給油タンクの錆発生を未然に防ぐことが出来る石油燃焼機器の給油タンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、燃料を補給する補給口を備えた給油タンクにおいて、前記補給口に設けたフィルターに、水を検知する水検知部を一体に形成している。そして、前記水検知部は、前記フィルターの下方部に形成している。さらに、前記水検知部の底部に水溶性塗料を塗布している。これにより、溜まった水に塗料が溶け込み、その水が塗料の色を呈するので、灯油に水が混入していた場合はこれを一目で確認することができる。
また、前記フィルターの開口率を25〜40メッシュとすることにより、水と灯油の表面張力の違いを利用し、灯油のみを通して混入していた水を篩い分けることができる。
本発明によれば、簡単な構成で、給油タンクへの水の流入を防止するとともに、補給した灯油に水が混入していた場合でもこれを検知して、石油燃焼機器の損傷及び給油タンクの錆発生を未然に防ぐことが出来る石油燃焼機器の給油タンクを提供することができる。
具体的には、灯油に混入していた水を検知する水検知部を設け、底部に水溶性塗料を塗布することにより、溜まった水に塗料が溶け込むので、これを一目で確認することができる。また、燃料を補給する補給口に設けたフィルターの開口率を所定範囲内、具体的には25〜40メッシュとすることにより、灯油に混入していた水を篩い分けることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、前記従来技術と共通する部分には同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る給油タンクの概略構成を示す部分断面図である。同図において、開放式の給油タンク1の上部側面には、石油燃焼機器本体側に接続されるジョイント部2が設けられている。ジョイント部2は、給油タンク1側面より外側に突設する送油口21及び戻り口22、並びに弁部23により構成されている。
給油タンク1内部には、送油口21と連通する送油パイプ11が設けられており、これは給油タンク1底部付近まで延びている。また、弁部23からは大気との連通用のエルボ12が延びている。一方、給油タンク1の上部斜面部に開けられた補給口13には、補給用及び気密用の開閉キャップ3が設けられている。この補給口13に、水検知部41を下部に備えたフィルター4が着脱自在で装着してある。以上のような給油タンク1より石油燃焼機器本体側に燃料が供給される。
図2はフィルターの構造を示す図であり、同図(a)は正面分解図、同図(b)は側面断面図である。また図3は、補給口付近の様子を示す斜視図である。図2(a)に示すように、フィルター4の筒状の本体40上部外側面には、中心を挟んで対向する位置に突起部50が突設している。一方、図3に示すように、給油タンク1の補給口13周縁部には、中心を挟んで対向する位置に切欠部51が設けられている。そして、この切欠部51にフィルター4の突起部50を合わせて差し込み、時計方向に回転させることにより、フィルター4の突起部50が補給口13下側の縁立て部の突起52に当接し、フィルター4が補給口13に装着される。
図2(a)に戻って、フィルター4の筒状の本体40下半部には、ほぼ全周に渡って網42が一体成形してあり、その網42は水を通し難い開口率を有している。これは水と灯油の表面張力の違いを利用し、灯油のみを通そうとするものである。本実施例の場合、網42は25〜40メッシュの目のものを用いている。但し、開口率が小さすぎると灯油自身も通し難くなり、電動ポンプ等を用いた送油量の多い補給では、補給口13から灯油が溢れる場合が生じる。逆に、開口率が大きすぎると灯油のみならず水まで簡単に通過してしまう。そこで、本実施例では適正な開口率の網42を設けている。ちなみに、本体40上端外側面に開けられた孔53は、補給中の灯油が補給口13から溢れそうになったときに、それを給油タンク1内に逃がすための逃がし孔である。
以下の表1に、フィルターのメッシュについての試験結果を示す。ここでは各メッシュ値に対する水及び灯油の適合性を、○,△,×で表している。
Figure 2005075394
以上の試験結果の通り、フィルターのメッシュが20メッシュ以下(開口率が大きい)のときには水が通過するので、フィルターの役目をしない。また、フィルターのメッシュが45メッシュ以上(開口率が小さい)のときは、灯油が通過しにくくなる。このため、水は通過せず、灯油は通過するフィルターのメッシュとしては、25〜40メッシュが最適である。
また、図2(b)に示すように、本体40下端の内側面四方より、リブ43が内側に突設しつつ縦方向に延びている。ここで、図4は市販の給油ポンプにより給油タンクに灯油を補給する様子を示す断面図である。同図に示すように、市販の給油ポンプ6によりポリタンク7から給油タンク1へと灯油が補給されるが、具体的には、ポリタンク7内の灯油が給油ポンプ6の送油パイプ62で吸い上げられ、送油ホース61を通りフィルター4を経て給油タンク1へと補給される。このとき、送油ホース61先端の外径よりも、対向する前記リブ43同士の間隔の方が小さくなるように構成されているので、送油ホース61がフィルター4に挿入された際に、先端が必ずリブ43に当接し保持される。
図5は、フィルターの構造を示す斜視図であり、同図(a)は全体図、同図(b)は分解図である。同図及び図2に示すように、フィルター4の本体40下端周縁部には、外径方向にリング状のリブ44が突設している。また本体40下端の内側は開口している。一方、容器状の水検知部41には、上端内周縁部にリング状の溝45が設けられている。そして、これらリブ44と溝45とが嵌合固着することにより、本体40下部に水検知部41が取り付けられ、フィルター4が構成される。
水検知部41は、PPやアクリル等の透明の樹脂で形成されている。また、底部中央には塗料49を溜める円形の窪み46が設けられている。この窪み46は壷状をしており、開口部47が底部48より小径となっている。これは、窪み46内の底部48に塗料49を塗布したとき、乾燥後に塗料の脱落を防ぐための形状である。塗料49は水溶性の塗料であり、灯油等の油類には溶けず、水が存在する時これに溶け込み、その水が塗料49の色を呈する。
以上のような構成において、給油タンク1に灯油を補給すると、灯油のみがフィルター4の網42を通過して給油タンク1内に溜まり、灯油に混入していた水は網42を通過せずに水検知部41に溜まることになる。そして、水検知部41に溜まった水に、窪み46内に塗りつけられていた塗料49が溶け込み、その水が塗料49の色を呈するので、灯油に水が混入していた場合はこれを一目で確認することができる。
本発明は、石油温風暖房機等に限定されるものではなく、コンロやエンジン等のように給油タンク或いは燃料タンク等を備えた、あらゆる石油燃焼機器に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る給油タンクの概略構成を示す部分断面図。 フィルターの構造を示す図。 補給口付近の様子を示す斜視図。 市販の給油ポンプにより給油タンクに灯油を補給する様子を示す断面図。 フィルターの構造を示す斜視図。 従来の給油タンクの概略構成を示す断面図。
符号の説明
1 給油タンク
2 ジョイント部
3 開閉キャップ
4 フィルター
6 給油ポンプ
7 ポリタンク
11 送油パイプ
12 エルボ
13 補給口
21 送油口
22 戻り口
23 弁部
40 本体
41 水検知部
42 網
43 リブ
44 リブ
45 溝
46 窪み
47 開口部
48 底部
49 塗料
50 突起部
51 切欠部
52 突起
53 孔
61 送油ホース
62 送油パイプ

Claims (4)

  1. 燃料を貯める給油タンクであって、該給油タンクに燃料を補給する補給口を備えた給油タンクにおいて、
    前記補給口に設けたフィルターに、水を検知する水検知部を一体に形成したことを特徴とする給油タンク。
  2. 前記水検知部は、前記フィルターの下方部に形成したことを特徴とする請求項1に記載の給油タンク。
  3. 前記水検知部の底部に水溶性塗料を塗布したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の給油タンク。
  4. 前記フィルターの開口率は25〜40メッシュとしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給油タンク。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010507418A (ja) * 2006-10-23 2010-03-11 アクイス ヴァッサー−ルフト−ジステーメ ゲーエムベーハー, リンダウ,ツヴァイクニーダーラッスング レブシュタイン タンク
JP2016133236A (ja) * 2015-01-16 2016-07-25 株式会社大森 油中における水の有無判定装置
JP2019182450A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 株式会社麻場 液体移し替え用容器

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