JP2005075214A - 車両内装用裏面材およびそれを用いた車両用内装積層体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリブチレンテレフタレート系樹脂層を少なくとも有する車両内装用裏面材および該裏面材で構成されてなる車両用内装積層体。
【選択図】なし
Description
なお、比重、融点はASTM D792、ASTM D4591に従い測定した値、メルトフローレイトは押出し型プラストメーターを使用し、溶融粘度はキャピラリーフローテスター(せん断速度10S-1)を使用し、測定した値で表している。
実施例1-1
次の構成を有する車両内装用裏面材;
不織布(15g/m2)/ポリブチレンテレフタレート系樹脂層(コロナ処理)(20μm)
(ただし、ポリブチレンテレフタレート系樹脂:『トレコンPBT1200S』(東レ株式会社製)(比重1.31、融点225℃、MFR8.2g/10分(250℃、荷重1000g)、溶融粘度1064Pa・s(250℃))、不織布:ポリエステルスパンボンド不織布
を次のようにして作製した。
次の構成を有する車両内装用裏面材;
不織布(15g/m2)/HDPE(20μm)/ポリブチレンテレフタレート系樹脂層(コロナ処理)(20μm)
(ただし、ポリブチレンテレフタレート系樹脂:『トレコンPBT1200S』(東レ株式会社製)(比重1.31、融点225℃、MFR8.2g/10分(250℃、荷重1000g)、溶融粘度1064Pa・s(250℃))、不織布:ポリエステルスパンボンド不織布、HDPE(高密度ポリエチレン):比重0.96、融点126℃、MFR2g/10分(190℃、荷重2160g))
を次のようにして作製した。
次の構成を有する車両内装用裏面材;
不織布(20g/m2)/ポリブチレンテレフタレート系樹脂層(コロナ処理)(20μm)
(ただし、ポリブチレンテレフタレート系樹脂:『トレコンPBT1200D』(東レ株式会社製)(比重1.27、融点205℃、MFR8.7g/10分(250℃、荷重1000g)、溶融粘度701Pa・s(250℃))、不織布:ポリエステルスパンボンド不織布
を次のようにして作製した。
次の構成を有する車両内装用裏面材:
不織布(15g/m2)/ポリブチレンテレフタレート系樹脂層(20μm)/LDPE(20μm)
(ただし、ポリブチレンテレフタレート系樹脂:『トレコンPBT1200D』(東レ株式会社製)(比重1.27、融点205℃、MFR8.7g/10分(250℃、荷重1000g)、溶融粘度701Pa・s(250℃))、不織布:ポリエステルスパンボンド不織布、LDPE:比重0.92、融点108℃、MFR8g/10分(190℃、荷重2160g)
を次のようにして作製した。
次の構成を有する車両内装用裏面材;
不織布(15g/m2)/HDPE(20μm)/PETフィルム(コロナ処理)(12μm)
(ただし、PETフィルム:2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(両面コロナ処理)(比重1.4、融点260℃)、不織布:ポリエステルスパンボンド不織布、HDPE:比重0.96、融点126℃、MFR2g/10分(190℃、荷重2160g)
を次のようにして作製した。
実施例1-1〜4-1、比較例4-1で得られた裏面材から150mm×30mmのサイズの短冊状の試験片をサンプリングし、引張試験機(オートグラフ(島津製作所製))を用いて、常温・引張速度500mm/minの条件で引張試験を実施し、10%伸び時の抗張力(N/10mm)および20%伸び時の抗張力(N/10mm)を測定した。結果を下記表1に示した。
実施例1-2、2-2、3-2、比較例1-2
発泡ウレタン基材(発泡ウレタン層をガラス繊維で補強し、ウレタン系接着剤を塗布)を不織布表皮材(ポリエステルニードルパンチ不織布200g/m2)と実施例1-1、2-1、3-1、比較例1-1で作製した車両内装用裏面材(ポリブチレンテレフタレートもしくはポリエチレンテレフタレートが基材側)で挟むように重ね、以下の条件で熱プレスを実施し、異型成型した車両内装用積層体を作製した。図1に上型と下型の断面構造の概略図を示した。成型天井の大きさは幅1400mm×長さ2000mmである。
不織布表皮材、車両内装用裏面材と発泡ウレタン基材はウレタン系接着剤で接着されている。
不織布(ポリエステルニードルパンチ不織布200g/m2)に単層オレフィン系ホットメルトフィルム(20μm)を熱ラミネートし、表皮材を作製した。ガラス繊維複合ポリプロピレン樹脂シート基材を熱風ヒーターで200℃に加熱し、熱風ヒーターから基材を取り出した。取り出したガラス繊維複合ポリプロピレン樹脂シート基材に実施例3-1で作製した車両内装用裏面材(LDPE面が基材側)と表皮材(ホットメルトフィルム面が基材側)で挟むように重ね、60℃、0.05kg/cm2の圧力で、30秒間プレスし、異型成型した車両内装用積層体を作製した。
得られた車両内装用積層体の成形性、通気止め性、接着強度を以下のようにして評価した。測定結果を表2に示す。
「○」:車両内装用積層体の裏面材の浮き・破れなし
「×」:車両内装用積層体の裏面材の浮きもしくは破れあり。
車両内装用裏面材の不織布を剥がし、ポリブチレンテレフタレート系樹脂層面もしくは、PETフィルム面に市販のピンホール検出液(日本工材(株)製ミクロチェック)をスプレーし、1分間放置後液をふき取り、ピンホールの有無を調べた。
Claims (10)
- ポリブチレンテレフタレート系樹脂層を少なくとも有する車両内装用裏面材。
- ポリブチレンテレフタレート系樹脂層および不織布層を少なくとも有する車両内装用裏面材。
- 前記ポリブチレンテレフタレート系樹脂層の厚みが10〜50μmであることを特徴とする、請求項1または2に記載の車両内装用裏面材。
- 前記ポリブチレンテレフタレート系樹脂層と前記不織布層とが、押出ラミネート法または熱ラミネート法により積層されてなる、請求項1〜3いずれかに記載の車両内装用裏面材。
- 前記不織布層が、目付け10〜50g/m2であることを特徴とする、請求項2〜4いずれかに記載の車両内装用裏面材。
- 表皮材、基材および裏面材をこの順に積層してなる車両用内装積層体において、裏面材が請求項1〜5いずれかに記載の車両内装用裏面材を使用してなる、車両用内装積層体。
- 前記基材が、通気性基材であることを特徴とする、請求項6記載の車両用内装積層体。
- 前記基材が、ガラス繊維複合ポリプロピレン樹脂シート材、ガラス繊維複合ポリエチレンシート材または発泡ウレタン系シート材であることを特徴とする、請求項7記載の車両用内装積層体。
- 前記基材がガラス繊維積層発泡ウレタンシート材であることを特徴とする、請求項8記載の車両用内装積層体。
- 前記車両用内装積層体が、車両天井部用の内装積層体であることを特徴とする、請求項6〜9いずれかに記載の車両用内装積層体。
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JP2003310002A JP2005075214A (ja) | 2003-09-02 | 2003-09-02 | 車両内装用裏面材およびそれを用いた車両用内装積層体 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007105890A (ja) * | 2005-10-11 | 2007-04-26 | Mitsubishi Engineering Plastics Corp | 不織布ラミネート用ポリエステル樹脂及びポリエステルラミネート不織布 |
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WO2017164339A1 (ja) * | 2016-03-23 | 2017-09-28 | 積水化学工業株式会社 | 積層発泡シート、及びそれを用いた成形体 |
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2003
- 2003-09-02 JP JP2003310002A patent/JP2005075214A/ja active Pending
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