JP2005075099A - フック装置 - Google Patents

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博行 吉井
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Abstract

【課題】フック装置を利用して起立状態にされた板状体を安定的に支持できるようにする。
【解決手段】ケース体2の前面201から前方に突き出すように付勢され、かつ、この付勢に抗して後退移動可能に備えられたフック体1と、ケース体2の前面201から前方に突き出すように備えられる支持体3とを有している。支持体3の側部とフック体1の側部との間に支持対象となる板状体Pの上下方向に沿った端部Paを挟み込み可能な間隔xが形成されており、しかも、フック体1における支持体3に向けられた側部と、この側部に対向する側部とにはそれぞれ、フック体1の突き出し端に向かうに連れてこのフック体1を細める向きに傾斜した傾斜面100が形成してある。
【選択図】図3

Description

この発明は、フック体を有し、このフック体によって各種の物品などを引っかけて吊り下げ状に支持する機能を持つと共に、板状体の上下方向に沿った端部を挟み込み状に支持して、この板状体の起立状態を維持する機能を併せ持ったフック装置に関する。
自動車の室内などにおいて、各種の物品などを吊り下げ状に支持するフック装置ないしハンガーとして、特許文献1および特許文献2に示される出没式のものがある。
しかるに、これらのものはフックとしての機能しか有していないものであった。
実開昭61−190730号公報 実開昭62−185141号公報
解決しようとする課題は、自動車の室内などにおいて各種の物品などを吊り下げ状に支持するために用いられるフック装置を利用して、起立状態にされた板状体を安定的に支持できるようにする点にある。
この発明の前記課題は、フック装置を、以下の(1)〜(5)の要素を有するものとすることで、達成することができる。
(1)壁部に組み込まれるケース体と、
(2)このケース体の前面から前方に突き出すように付勢され、かつ、この付勢に抗して後退移動可能にこのケース体に備えられたフック体と、
(3)ケース体の前面から前方に突き出すように備えられる支持体とを有していると共に、
(4)この支持体の側部とフック体の側部との間に支持対象となる板状体の上下方向に沿った端部を挟み込み可能な間隔が形成されており、
(5)しかも、フック体における支持体に向けられた側部と、この側部に対向する側部とにはそれぞれ、フック体の突き出し端に向かうに連れてこのフック体を細める向きに傾斜した傾斜面が形成してある。
かかる構成によれば、フック体を利用して各種の物品を吊り下げ状に壁部に支持させることができる。
また、フック体の側部と支持体の側部との間には、支持対象となる板状体の上下方向に沿った端部を挟み込み可能な間隔が形成されていることから、起立状態にある板状体のかかる端部をフック体と支持体との間で挟み込み、この板状体の起立状態を維持させることができる。
また、フック体は、かかるケース体の前面から前方に突き出すように付勢され、かつ、この付勢に抗して後退移動可能にこのケース体に備えられていると共に、フック体における支持体に向けられた側部(以下第一側部という。)と、この側部に対向する側部(以下第二側部という。)とにはそれぞれ、フック体の突き出し端に向かうに連れてこのフック体を細める向きに傾斜した傾斜面が形成してあることから、前記板状体の端部をフック体の第二側部に突き当てさせるようにこの板状体を移動させることに伴ってこの突き当たりにより前記付勢に抗してフック体を後退移動させることができる。
そして、このように後退移動されたフック体の突き出し端を板状体の端面に突き当てさせながら支持体の側部に板状体の移動前方側にある面が突き当てられる位置まで板状体を移動させることができる。支持体の側部とフック体の第一側部との間には板状体の端部を挟み込み可能な間隔が形成されていることから、支持体の側部に突き当てられる位置まで板状体が移動されるとフック体は付勢により前進移動され、このように前進移動されたフック体の第一側部と支持体の側部との間で板状体の端部が挟み込まれ、この板状体の起立状態が維持される。
また、このようにフック体の第一側部と支持体の側部との間で板状体の端部を挟み込ませて板状体の起立状態を維持させた状態は、板状体に前記移動前の位置に戻す向きの移動力を付与させることにより、ワンタッチで解除させることができる。すなわち、板状体にこのような移動力が作用されるように板状体を操作すると、この板状体の両面のうち、フック体の第一側部に向けられた面がこの第一側部に押しつけられ、フック体は付勢に抗して再び後退移動され、このフック体の後退移動によってこのフック体と支持体との間から板状体の端部を抜け出させることができる。再び後退移動されたフック体は、このフック体と支持体との間から板状体の端部が抜け出されると再び付勢により前進移動され、各種の物品を吊り下げ状に支持可能とする状態に戻る。
また、この発明の前記課題は、前記フック装置におけるケース体の前面が開放されていると共に、
このケース体の開放された前面を塞ぐ閉塞位置からこのケース体内に納まった収納位置までの間での回動を可能にした状態でこのケース体に組み付けられたベース体を有しており、
このベース体にフック体と支持体とが備えられて、閉塞位置にあるベース体によって、
フック体が、ケース体の前面から前方に突き出すように位置づけられ、
かつ、支持体が、ケース体の前面から前方に突き出すように位置づけられるようにしておくことにより、より良く達成することができる。
このようにした場合、ベース体を収納位置に位置づけておくことにより、壁部に組み込まれたフック装置を邪魔にならないようにしておくことができる。
また、このようにした場合には、ベース体を収納位置に位置づけた状態において、ケース体の開放された前面を支持体が塞ぐように構成させておくことができる。
このようにした場合、ベース体を収納位置に位置づけておくことにより、壁部に組み込まれたフック装置を邪魔にならないようにしておくことができると共に、この収納位置においてケース体の開放された前面を支持体によって見栄え良く塞ぐことができる。
また、このようにした場合には、収納位置にあるベース体を閉塞位置に向けて回動させる向きに付勢させる付勢手段を有していると共に、
ケース体に、ベース体が収納位置にある状態において、ケース体の開放された前面を塞ぐ支持体の被掛合部に解除可能に掛合される掛合部が備えられている構成とすることができる。
収納位置にあるベース体は閉塞位置に向けて回動する向きに前記付勢手段により付勢されているが、前記掛合部が支持体の被掛合部に掛合されていることから、このベース体の収納状態は安定的に維持される。
この掛合部と被掛合部の掛合を解くと、前記付勢手段の付勢によりベース体は閉塞位置まで移動され、このように移動されてケース体の開放された前面を塞ぐと共に、ケース体の前面に前方に向けて突き出すように支持体とフック体とが位置づけられる。
このようにベース体が閉塞位置にある状態から、支持体がケース体の開放された前面を塞ぐ位置まで、つまり、ベース体を収納位置まで回動させ、再びこの支持体の被掛合部に掛合部を掛合させることにより、再び、ベース体のこの収納位置にある状態を安定的に維持させることができる。
支持体が、ケース体に対し、前後方向に移動可能に備えられており、後退移動操作によってケース体内に収納されるようにしてあるようにもすることができる。
このようにした場合、支持体を後退位置に置いた状態においては、フック体のみがフック装置が備え付けられる壁部から突き出されるようにしておくことができる。また、支持体を前進位置まで移動させた後、フック体に板状体の端部を突き当てさせて乗り越えさせることにより、かかるフック体と支持体との間でこの板状体の端部を挟み込むことができる。このように挟み込まれた板状体に再びフック体を乗り越えさせる向きの力を作用させると、フック体は前記付勢に抗する向きに後退移動され、板状体の端部を再びフック体と支持体との間から抜け出させることができる。
また、支持体が、ケース体の前面を覆った折り畳み位置からこのケース体の前面から突き出す起立位置までの間での回動を可能にした状態でこのケース体に組み付けられていると共に、
この支持体に、折り畳み位置においてフック体が入り込む貫通穴が形成してあるようにもすることができる。
このようにした場合、支持体を折り畳み位置に置いた状態においては、この支持体の貫通穴を通じて突き出されるフック体のみがフック装置が備え付けられる壁部から突き出されるようにしておくことができる。また、支持体を起立位置まで回動させた後、フック体に板状体の端部を突き当てさせて乗り越えさせることにより、かかるフック体と支持体との間でこの板状体の端部を挟み込むことができる。このように挟み込まれた板状体に再びフック体を乗り越えさせる向きの力を作用させると、フック体は前記付勢に抗する向きに後退移動され、板状体の端部を再びフック体と支持体との間から抜け出させることができる。
この発明にかかるフック装置によれば、自動車の室内などにおいて各種の物品などを吊り下げ状に支持することができると共に、起立状態にされた板状体を安定的に支持することができる。
以下、図1ないし図13に基づいて、この発明を実施するための最良の形態について説明する。
なお、ここで図1ないし図7は、この発明の具体的な実施例の一つ(第一実施例)を示しており、また、図8および図9は他の実施例の一つ(第二実施例)を、図10および図11は、さらに他の実施例の一つ(第三実施例)を、図12および図13は、さらに他の実施例の一つ(第四実施例)を、それぞれ示している。
この実施の形態にかかるフック装置Fは、フック体1を有し、このフック体1によって各種の物品などを引っかけて吊り下げ状に支持する機能を持つと共に、板状体の上下方向に沿った端部を挟み込み状に支持して、この板状体の起立状態を維持する機能を併せ持ったものである。
かかるフック装置Fは、典型的には、自動車などの乗り物の室内の壁部Hなどに取り付けられて、こうした乗り物の室内においてそのフック体1をもって衣服や袋物、コードやネットなどの各種の物品を引っかけ状に支持するように用いられると共に、こうした乗り物の室内において必要に応じて起立状態をとるように可動される各種の板状体Pにおけるこの起立状態を維持させるように用いられる。
こうした板状体Pとしては、自動車に用いられる場合を例にとれば、ワゴンタイプの自動車のリヤトランクを伏倒状態において塞ぐリヤトランクボードなどが予定される。かかるリヤトランクボードを起立させることによりリヤトランクは開放されることとなるが、このように起立されたリヤトランクボードの上下方向に沿った端部Paを自動車の室内の壁部Hに取り付けさせたフック装置Fによって支持することにより、このリヤトランクの開放状態を安定的に維持することができることとなる。
かかるフック装置Fは、
(1)ケース体2と、
(2)フック体1と、
(3)支持体3と、
を備えている。
ケース体2は、前面201と背板部202と天板部203と底板部204と側板部205を有しており、前面201を前にして壁部Hに形成された取り付け穴Haに入れ込まれ組み込まれるように構成されている。
フック体1は、かかるケース体2の前面201から前方に突き出すように付勢され、かつ、この付勢に抗して後退移動可能にこのケース体2に備えられている。
支持体3は、ケース体2の前面201から前方に突き出すように備えられている。
そして、かかる支持体3の側部とフック体1の側部との間に支持対象となる板状体Pの上下方向に沿った端部Paを挟み込み可能な間隔xが形成されており、
しかも、フック体1における支持体3に向けられた側部と、この側部に対向する側部とにはそれぞれ、フック体1の突き出し端に向かうに連れてこのフック体1を細める向きに傾斜した傾斜面100が形成してある。
これにより、かかるフック装置Fにあっては、フック体1を利用して各種の物品を吊り下げ状に壁部Hに支持させることができる。
また、フック体1の側部と支持体3の側部との間には、支持対象となる板状体Pの上下方向に沿った端部Paを挟み込み可能な間隔xが形成されていることから、起立状態にある板状体Pのかかる端部Paをフック体1と支持体3との間で挟み込み、この板状体Pの起立状態を維持させることができる。
また、フック体1は、かかるケース体2の前面201から前方に突き出すように付勢され、かつ、この付勢に抗して後退移動可能にこのケース体2に備えられていると共に、フック体1における支持体3に向けられた側部(以下第一側部101という。)と、この側部に対向する側部(以下第二側部102という。)とにはそれぞれ、フック体1の突き出し端に向かうに連れてこのフック体1を細める向きに傾斜した傾斜面100が形成してあることから、前記板状体Pの端部Paをフック体1の第二側部102に突き当てさせるようにこの板状体Pを移動させることに伴ってこの突き当たりにより前記付勢に抗してフック体1を後退移動させることができる。具体的には、かかる板状体Pの移動によって、板状体Pの端部Paにおける板状体Pの厚さ方向にある端面Pbとの間に隅部を形成させる板状体Pの両面Pc、Pdのうち、板状体Pの移動前方側にある面Pcがフック体1の第二側部102に押し当てられ、この押し当たりによってフック体1は後退移動される。そして、このように後退移動されたフック体1の突き出し端を板状体Pの端面Pbに突き当てさせながら支持体3の側部に板状体Pの移動前方側にある面Pcが突き当てられる位置まで板状体Pを移動させることができる。支持体3の側部とフック体1の第一側部101との間には板状体Pの端部Paを挟み込み可能な間隔xが形成されていることから、支持体3の側部に突き当てられる位置まで板状体Pが移動されるとフック体1は付勢により前進移動され、このように前進移動されたフック体1の第一側部101と支持体3の側部との間で板状体Pの端部Paが挟み込まれ、この板状体Pの起立状態が維持される。
また、このようにフック体1の第一側部101と支持体3の側部との間で板状体Pの端部Paを挟み込ませて板状体Pの起立状態を維持させた状態は、板状体Pに前記移動前の位置に戻す向きの移動力を付与させることにより、ワンタッチで解除させることができる。すなわち、板状体Pにこのような移動力が作用されるように板状体Pを操作すると、この板状体Pの両面Pc、Pdのうち、フック体1の第一側部101に向けられた面Pdがこの第一側部101に押しつけられ、フック体1は付勢に抗して再び後退移動され、このフック体1の後退移動によってこのフック体1と支持体3との間から板状体Pの端部Paを抜け出させることができる。再び後退移動されたフック体1は、このフック体1と支持体3との間から板状体Pの端部Paが抜け出されると再び付勢により前進移動され、各種の物品を吊り下げ状に支持可能とする状態に戻る。
(第一実施例)
図1ないし図7は、かかるフック装置Fの具体的な実施形態の一つを示している。
この図1ないし図7に示される例にあっては、
ケース体2の前面201が開放されていると共に、
このケース体2の開放された前面201を塞ぐ閉塞位置からこのケース体2内に納まった収納位置までの間での回動を可能にした状態でこのケース体2に組み付けられたベース体4を有しており、
このベース体4にフック体1と支持体3とが備えられて、閉塞位置にあるベース体4によって、
フック体1が、ケース体2の前面201から前方に突き出すように位置づけられ、
かつ、支持体3が、ケース体2の前面201から前方に突き出すように位置づけられるようにしてある。
これにより、この図1ないし図7に示される例にあっては、ベース体4を収納位置に位置づけておくことにより、(図1)壁部Hに組み込まれたフック装置Fを邪魔にならないようにしておくことができる。
具体的には、図示の例にあっては、ケース体2は、前面201に横向きに細長い開口部206を備えた扁平の箱状をなすように構成されている。ケース体2は開口部206を巡るフランジ207を有し、壁部Hの取り付け穴Haの穴縁にこのフランジ207の背面を突き当てさせる位置までこの取り付け穴Haに入れ込まれて設置されるようになっている。
ベース体4は、閉塞位置において、このケース体2の開口部206を塞ぐ大きさを備えた細長い盤状をなすように構成されている。そして、かかるベース体4は、その一端部Paにおいて、鉛直方向にほぼ軸線を沿わせた軸体208をもって、ケース体2の開口部206の一端側に回動可能に組み付けられており、このベース体4によってケース体2の開口部206を塞いだ閉塞位置(図2の位置)から、このベース体4の背面400をケース体2の両側板部205、205の一方の内面に沿わせる収納位置までの間で、この軸体208を中心に回動できるようになっている。
図示の例ではまた、このように構成されるベース体4の前面401であって、軸体208による回動組み付け位置側に、支持体3が設けられている。図示の例では、かかる支持体3は、ベース体4の前面401に一端を一体に連接させて、この前面201にほぼ直交する向きに突き出す板状をなすように構成されている。図示の例では、前記軸体208による回動組み付け位置から支持体3の突き出し端までの寸法が、ケース体2の開口部206の長さ寸法とほぼ等しく、かつ、この支持体3もかかる開口部206を塞ぐ大きさを持つように構成されている。
また、図示の例にあっては、かかるベース体4における軸体208による回動組み付け側と反対の端部Pa側に、閉塞位置にあるこのベース体4の前面401から前方に常時突き出す向きに付勢された状態でフック体1が組み込まれている。
図示の例にあっては、ベース体4に、このベース体4の前面401において開放されてこのベース体4の背面400側に向けて窪み込んだフック体1の収納凹部402が形成されていると共に、突き出し端をフック端103としたフック体1のこのフック端103と反対の側をこの収納凹部402に常時納めるようにしてこの収納凹部402にフック体1が組み込まれている。
図示の例では、フック体1のフック端103と反対の端部にバネ一端を常時圧接させ、かつ、収納凹部402の内奥部にバネ他端を常時圧接させた圧縮コイルバネ403がこの収納凹部402に組み込まれており、このバネ403によってフック体1が常時前記のように付勢されるようになっている。
図示の例ではまた、フック体1のフック端103と反対の端部に、収納凹部402の入り口部に形成された規制突部404に突き当たる抜け止め突部104が形成されており、この規制突部404に抜け止め突部104が突き当てられる位置より先には前記バネ403の付勢によりフック体1は突き出されないようになっている。また、かかるフック体1は、かかるバネ403の付勢に抗してそのフック端103を収納凹部402の入り口部とほぼ同じレベルに位置づける位置まで後退移動できるようになっている。
図示の例では、かかるフック体1は、その突き出し端に向かうに連れて両側部の側部面をそれぞれ他方の側部の側部面に近づける向きに湾曲させるように形成されており、平面視の状態において、前記収納凹部402から突き出される箇所の外郭形状を山形状としている。そして、図示の例にあっては、このように構成されるフック体1の突き出し端であって、その上方に向けられた側に、上方に向けて突き出される突部105が形成されており、この突部105によってフック体1の突き出し端がフック端103として機能するようになっている。
また、図示の例にあっては、かかるベース体4を収納位置に位置づけた状態において、ケース体2の開放された前面201、つまり、前記開口部206が支持体3によって塞がれるようになっている。
図示の例にあっては、ベース体4の前面401と支持体3の突き出し方向がほぼ直交するようになっており、閉塞位置にあるベース体4を収納位置まで回動させると支持体3が閉塞位置にあったベース体4と同じ位置に移動され、ケース体2の開口部206をこのように移動された支持体3によって閉塞できるようになっている。
これにより、この図1ないし図7に示される例にあっては、ベース体4を収納位置に位置づけておくことにより、壁部Hに組み込まれたフック装置Fを邪魔にならないようにしておくことができると共に、この収納位置においてケース体2の開放された前面201を支持体3によって見栄え良く塞ぐことができる。
また、図示の例にあっては、収納位置にあるベース体4を閉塞位置に向けて回動させる向きに付勢させる付勢手段209を有していると共に、
ケース体2に、ベース体4が収納位置にある状態において、ケース体2の開放された前面201を塞ぐ支持体3の被掛合部300に解除可能に掛合される掛合部211が備えられている。
具体的には、図示の例にあっては、前記軸体208に巻回部を巻き付けるようにして備えられたねじりコイルバネ210のバネ一端がケース体2に止着されると共に、このバネ210のバネ他端がベース体4に止着されており、このバネ210によって収納位置にあるベース体4が前記のように付勢されるようになっている。すなわち、図示の例にあっては、かかるバネ210によって前記付勢手段209を構成させている。
また、図示の例にあっては、ケース体2におけるベース体4の回動組み付け側と反対の側に、弾性腕212によって支持された掛合体213が設けられており、ケース体2の開口部206の内方にこの掛合体213の一部が側方から入り込むようになっている。そして、この掛合体213の一部が、ベース体4が収納位置にある状態において、ケース体2の開放部を塞ぐ支持体3におけるベース体4との連接側と反対の端部に前方から引っかかるようになっている。すなわち、図示の例にあっては、かかる掛合体213の一部が前記掛合部211となり、この掛合部211に引っかけられる支持体3の端部が被掛合部300として機能するようになっている。
収納位置にあるベース体4は閉塞位置に向けて回動する向きに前記付勢手段209により付勢されているが、前記掛合部211が支持体3の被掛合部300に掛合されていることから、このベース体4の収納状態は安定的に維持される。
この掛合部211と被掛合部300の掛合を解くと、図示の例にあっては、掛合体213の一部がケース体2の開口部206に入り込まない位置まで弾性腕212を弾性変形させながらこの掛合体213を移動操作すると、前記付勢手段209の付勢によりベース体4は閉塞位置まで移動され、このように移動されてケース体2の開放された前面201を塞ぐと共に、ケース体2の前面201に前方に向けて突き出すように支持体3とフック体1とが位置づけられる。
このようにベース体4が閉塞位置にある状態から、支持体3がケース体2の開放された前面201を塞ぐ位置まで、つまり、ベース体4を収納位置まで回動させ、再びこの支持体3の被掛合部300に掛合部211を掛合させることにより、再び、ベース体4のこの収納位置にある状態を安定的に維持させることができる。図示の例にあっては、このように回動される過程で支持体3の端部が開口部206の内方に入り込んでいる掛合体213の一部に突き当てられると共に、この突き当たりによって弾性腕212が一旦弾性変形して掛合体213の一部を支持体3の端部が前方から乗り越えることが許容され、この乗り越え後の弾性腕212の弾発によって支持体3の端部に掛合体213の一部が再び前方から引っかかるようになっている。
(第二実施例)
図8および図9は、かかるフック装置Fの具体的な実施形態の他の一つを示している。
この図8および図9に示される例にあっては、細長いケース体2の前面201のうち、その一方端側に、フック体1の突き出し開口214が形成されており、フック体1は、この突き出し開口214からフック端103側を前方に突き出した状態で組み付けられている。フック体1は、常時、この突き出し状態を維持するように付勢されており、また、この付勢に抗した押し込み方向への力を受けることにより、ケース体2内に後退移動するようになっている。
ケース体2の前面201のうち、フック体1の突き出し開口214の隣には、支持体3の収納凹部215が形成されている。この例にあっては、かかる支持体3は方形の板状をなすように構成されている。また、かかる支持体3は、かかる収納凹部215におけるケース体2の前面201の他方端部に近い箇所において縦向きに軸線を配させた軸体216によってケース体2に回動可能に組み付けられており、収納凹部215を塞いだ折り畳み位置から、ケース体2の前面201から前方に突き出した起立位置までの間での回動をできるようになっている。
また、かかる例にあっては、図示しない付勢手段によって、折り畳み位置にある支持体3は常時起立位置に向けて回動する向きに付勢されているが、折り畳み位置にある支持体3の回動組み付け側と反対の縁部に前方から掛合体217が掛合状態の解除操作可能に掛合するようになっており、これにより支持体3の折り畳み位置にある状態が維持されるようになっている。
掛合体217のかかる掛合を解く操作をして前記付勢手段の付勢によって支持体3を起立位置まで回動させた後、フック体1に板状体Pの端部Paを突き当てさせて乗り越えさせることにより、かかるフック体1と支持体3との間でこの板状体Pの端部Paを挟み込むことができる。このように挟み込まれた板状体Pに再びフック体1を乗り越えさせる向きの力を作用させると、フック体1は前記付勢に抗する向きに後退移動され、板状体Pの端部Paを再びフック体1と支持体3との間から抜け出させることができる。
この図8および図9に示されるその余の構成は図1ないし図7に示される例と実質的に同一であることから、この実質的に同一の構成部分については、図8および図9に図1ないし図7において用いた符号と同一の符号を付して、その説明を省略する。
(第三実施例)
図10および図11は、かかるフック装置Fの具体的な実施形態のさらに他の一つを示している。
この図10および図11に示される例にあっては、細長いケース体2の前面201のうち、その一方端側に、フック体1の突き出し開口218が形成されており、フック体1は、この突き出し開口218からフック端103側を前方に突き出した状態で組み付けられている。フック体1は、常時、この突き出し状態を維持するように付勢されており、また、この付勢に抗した押し込み方向への力を受けることにより、ケース体2内に後退移動するようになっている。
また、この図10および図11に示される例にあっては、支持体3が、ケース体2の前面201を覆った折り畳み位置からこのケース体2の前面201から突き出す起立位置までの間での回動を可能にした状態でこのケース体2に組み付けられている。すなわち、かかる例にあっては、細長いケース体2の前面201をほぼ覆う大きさを備えた支持体3が、かかるケース体2の前面201の他方端部に近い箇所において縦向きに軸線を配させた軸体219によってケース体2に回動可能に組み付けられており、ケース体2の前面201を覆った折り畳み位置から、ケース体2の前面201から前方に突き出した起立位置までの間での回動をできるようになっている。
また、かかる支持体3には、折り畳み位置においてフック体1が入り込む貫通穴301が形成してある。
これにより、かかる例にあっては、支持体3を折り畳み位置に置いた状態においては、この支持体3の貫通穴301を通じて突き出されるフック体1のみがフック装置Fが備え付けられる壁部Hから突き出されるようにしておくことができる。また、支持体3を起立位置まで回動させた後、フック体1に板状体Pの端部Paを突き当てさせて乗り越えさせることにより、かかるフック体1と支持体3との間でこの板状体Pの端部Paを挟み込むことができる。このように挟み込まれた板状体Pに再びフック体1を乗り越えさせる向きの力を作用させると、フック体1は前記付勢に抗する向きに後退移動され、板状体Pの端部Paを再びフック体1と支持体3との間から抜け出させることができる。
また、かかる例にあっては、図示しない付勢手段によって、折り畳み位置にある支持体3は常時起立位置に向けて回動する向きに付勢されているが、折り畳み位置にある支持体3の回動組み付け側と反対の縁部に前方から掛合体220が掛合状態の解除操作可能に掛合するようになっており、これにより支持体3の折り畳み位置にある状態が維持されるようになっている。
この図10および図11に示されるその余の構成は図1ないし図7に示される例と実質的に同一であることから、この実質的に同一の構成部分については、図10および図11に図1ないし図7において用いた符号と同一の符号を付して、その説明を省略する。
(第四実施例)
図12および図13は、かかるフック装置Fの具体的な実施形態のさらに他の一つを示している。
この図12および図13に示される例にあっては、細長いケース体2の前面201のうち、その一方端側に、フック体1の突き出し開口221が形成されており、フック体1は、この突き出し開口221からフック端103側を前方に突き出した状態で組み付けられている。フック体1は、常時、この突き出し状態を維持するように付勢されており、また、この付勢に抗した押し込み方向への力を受けることにより、ケース体2内に後退移動するようになっている。
また、この図12および図13に示される例にあっては、支持体3が、ケース体2に対し、前後方向に移動可能に備えられており、後退移動操作によってケース体2内に収納されるようにしてある。かかる例にあっては、細長いケース体2の前面201の他方端部に近い箇所に、板状をなす支持体3の繰り出し開口222が形成されていると共に、この繰り出し開口222を通じて支持体3がケース体2の前面201から前方に突き出され、かつ、後退移動操作によってケース体2内に収納されるようになっている。かかる例にあっては、例えば、プッシュ−プッシュ式のラッチ装置をケース体2内に内蔵し、後退移動位置において繰り出し開口222に臨んだ支持体3の端部を押し込むことによりこのプッシュ−プッシュ式のラッチ装置を構成するバネの作用により支持体3が前進移動し、この移動によって突き出しきられた支持体3を再度押し込み操作することにより、かかるバネの付勢に抗して再び支持体3がケース体2内に収納されるようにしておく。
かかる例にあっては、支持体3を後退位置に置いた状態においては、フック体1のみがフック装置Fが備え付けられる壁部Hから突き出されるようにしておくことができる。また、支持体3を前進位置まで移動させた後、フック体1に板状体Pの端部Paを突き当てさせて乗り越えさせることにより、かかるフック体1と支持体3との間でこの板状体Pの端部Paを挟み込むことができる。このように挟み込まれた板状体Pに再びフック体1を乗り越えさせる向きの力を作用させると、フック体1は前記付勢に抗する向きに後退移動され、板状体Pの端部Paを再びフック体1と支持体3との間から抜け出させることができる。
この図12および図13に示されるその余の構成は図1ないし図7に示される例と実質的に同一であることから、この実質的に同一の構成部分については、図12および図13に図1ないし図7において用いた符号と同一の符号を付して、その説明を省略する。
第一実施例にかかるフック装置Fの斜視構成図(ベース体4収納状態) 同斜視構成図(ベース体4によりケース体2の開放された前面201を閉塞させた状態) 同平面構成図 同要部側断面構成図 同要部平断面構成図 同正面構成図 同側面構成図 第二実施例にかかるフック装置Fの斜視構成図(支持体3折り畳み状態) 同斜視構成図(支持体3起立状態) 第三実施例にかかるフック装置Fの斜視構成図(支持体3折り畳み状態) 同斜視構成図(支持体3起立状態) 第四実施例にかかるフック装置Fの斜視構成図(支持体3後退状態) 同斜視構成図(支持体3前進状態)
符号の説明
F フック装置
H 壁部
P 板状体
Pa 端部
x 間隔
1 フック体
100 傾斜面
2 ケース体
3 支持体

Claims (6)

  1. 壁部に組み込まれるケース体と、
    このケース体の前面から前方に突き出すように付勢され、かつ、この付勢に抗して後退移動可能にこのケース体に備えられたフック体と、
    ケース体の前面から前方に突き出すように備えられる支持体とを有していると共に、
    この支持体の側部とフック体の側部との間に支持対象となる板状体の上下方向に沿った端部を挟み込み可能な間隔が形成されており、
    しかも、フック体における支持体に向けられた側部と、この側部に対向する側部とにはそれぞれ、フック体の突き出し端に向かうに連れてこのフック体を細める向きに傾斜した傾斜面が形成してあることを特徴とするフック装置。
  2. ケース体の前面が開放されていると共に、
    このケース体の開放された前面を塞ぐ閉塞位置からこのケース体内に納まった収納位置までの間での回動を可能にした状態でこのケース体に組み付けられたベース体を有しており、
    このベース体にフック体と支持体とが備えられて、閉塞位置にあるベース体によって、
    フック体が、ケース体の前面から前方に突き出すように位置づけられ、
    かつ、支持体が、ケース体の前面から前方に突き出すように位置づけられるようにしてあることを特徴とする請求項1記載のフック装置。
  3. ベース体を収納位置に位置づけた状態において、ケース体の開放された前面を支持体が塞ぐように構成されていることを特徴とする請求項2記載のフック装置。
  4. 収納位置にあるベース体を閉塞位置に向けて回動させる向きに付勢させる付勢手段を有していると共に、
    ケース体に、ベース体が収納位置にある状態において、ケース体の開放された前面を塞ぐ支持体の被掛合部に解除可能に掛合される掛合部が備えられていることを特徴とする請求項3記載のフック装置。
  5. 支持体が、ケース体に対し、前後方向に移動可能に備えられており、後退移動操作によってケース体内に収納されるようにしてあることを特徴とする請求項1記載のフック装置。
  6. 支持体が、ケース体の前面を覆った折り畳み位置からこのケース体の前面から突き出す起立位置までの間での回動を可能にした状態でこのケース体に組み付けられていると共に、
    この支持体に、折り畳み位置においてフック体が入り込む貫通穴が形成してあることを特徴とする請求項1記載のフック装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1710091A1 (en) 2005-03-16 2006-10-11 Konica Minolta Photo Imaging, Inc. Ink-jet recording sheet and production method of the same
CN113978373A (zh) * 2021-08-31 2022-01-28 北京长安汽车工程技术研究有限责任公司 一种隐藏式挂钩

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